JP2013255842A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記課題は、立体ギャザー60の自由部分68の前後方向中央を含むおむつの前後方向範囲において、立体ギャザー60の自由部分68における基端側部分と、平面ギャザー80における基端側部分であって且つ吸収体56の全幅に相当する幅方向範囲よりも側方に位置する部分とが接合されることにより、ギャザー接合部90が形成され、このギャザー接合部90から平面ギャザー80の弾性伸縮部材81が側方に離間しており、平面ギャザー80の収縮力が立体ギャザー60を起立させるように作用するとともに、立体ギャザー60の収縮力が平面ギャザー80を脚周り表面に押し付けるように作用する構造とされている、使い捨ておむつにより解決される。
【選択図】図9
Description
<請求項1記載の発明>
前後方向中央より前側及び後側にそれぞれ延在する腹側部分及び背側部分を有し、
腹側部分から背側部分にかけて延在する吸収体を有し、
おむつ内面における幅方向両側部に、身体側に突出する立体ギャザーがそれぞれ前後方向に沿って延在しており、
この立体ギャザーは、おむつ内面に固定された付根部分と、この付根部分から突出する突出部分と、この突出部分のうち前後方向両端部の少なくとも一方に設けられたおむつ内面に対する着脱部分と、前記突出部分のうち前後の着脱部分間に位置する非固定の自由部分と、この自由部分の少なくとも先端部に、前後方向に伸張した状態で固定された弾性伸縮部材とを有するものであり、
吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部を有しており、
各サイドフラップ部は、おむつの前後方向中央を含む前後方向中間範囲に、立体ギャザーにおける付根部分と突出部分との境界よりも側方に延在する脚周り部分を有しており、
各脚周り部分における前記境界から側方に離間した位置に、弾性伸縮部材が前後方向に伸張した状態で固定されることにより、各脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている、
使い捨ておむつにおいて;
前記立体ギャザーの自由部分の前後方向中央を含むおむつの前後方向範囲において、前記立体ギャザーの自由部分における基端側部分と、前記平面ギャザーにおける基端側部分であって且つ前記吸収体の全幅に相当する幅方向範囲よりも側方に位置する部分とが接合されることにより、ギャザー接合部が形成されており、
前記平面ギャザーの弾性伸縮部材は、前記ギャザー接合部から側方に離間しており、
前記平面ギャザーの収縮力が前記立体ギャザーを起立させるように作用するとともに、前記立体ギャザーの収縮力が前記平面ギャザーを脚周り表面に押し付けるように作用する構造とされている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
本発明の特徴は、立体ギャザーと、サイドフラップ部に形成される平面ギャザーとを基端側部分において接合したところにある。これにより、平面ギャザーの収縮力が立体ギャザーを起立させるように作用し、反対に立体ギャザーの収縮力が平面ギャザーを脚周り表面に押し付けるように作用するため、装着に際して立体ギャザーが自動的に且つ適切に立ち上がるとともに、立体ギャザー及び平面ギャザーが互いに支え合うため、両者のフィット性が相乗的に向上し、漏れ防止性能に優れるものとなる。また、汎用構造の立体ギャザーと平面ギャザーとを基端側部分において接合するだけで製造できる簡素な構造であるため、立体ギャザーの数を増加させる従来例のように製造が困難となることもなく、資材の追加も最小限度で済む。
前記平面ギャザーの幅は、前記立体ギャザーの突出部分の幅の80〜120%であり、前記ギャザー接合部は、幅が前記立体ギャザーの突出部分の幅の50〜90%であり、前後方向長さがおむつ全長の10〜50%である、請求項1記載の使い捨ておむつ。
ギャザー接合部の寸法は適宜定めることができるが、通常の場合、この程度の寸法とするのが好ましい。
前記平面ギャザーの弾性伸縮部材は、幅方向に間隔を空けて複数本並設されるとともに、幅方向外側のものほど伸長率が高い状態で固定されている、請求項2記載の使い捨ておむつ。
このような構造とすることによって、平面ギャザーが外側に向かって反り易くなり、脚周りへのフィット性がより一層良好となる。
前記ギャザー接合部における前記立体ギャザーの基端側部分と前記平面ギャザーの基端側部分との間に、基端部弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸長した状態で挟持されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
ギャザー接合部は、立体ギャザー及び平面ギャザーの双方に共通する支持基盤となる部分である。よって、このようなギャザー接合部に基端部弾性伸縮部材を設け、コシ(剛性)を強くし、しかも単に強くするだけでなく弾力性を伴いつつ強くすることにより、立体ギャザー及び平面ギャザーが強く且つ弾力的に起立するようになる。
前記ギャザー接合部における前記立体ギャザーの基端側部分と前記平面ギャザーの基端側部分との間に、補助吸収体が挟持されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
このような補助吸収体を設けることにより、排泄物が立体ギャザーを乗り越えたとしても、平面ギャザーで堰き止められるとともに、補助吸収体で吸収保持されるため好ましい。
以下の説明において、「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分両側部と背側部分量側部を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に胴回り方向と直交する方向、換言すればウエスト側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
より詳細には、吸収性本体部10ならびに背側および腹側の各サイドフラップ部SF,SFの外面全体が外装シート12により形成されている。特に、吸収性本体部10においては、外装シート12の内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収要素50、中間シート40、およびトップシート30がこの順に積層されている。トップシート30および液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向および幅方向において若干大きい寸法を有しており、トップシート30における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。また液不透過性シート11は透湿性のポリエチレンフィルム等からなり、トップシート30よりも若干幅広に形成されている。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
図1及び図2に示されるように、ファスニングテープ130は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材からなるファスニング基材130Cの基部がおむつに取り付けられており、おむつから突出する先端側部分に腹側に対する係止部として、メカニカルファスナーのフック材130Aが設けられている。フック材130Aはファスニング基材130Cに接着剤により剥離不能に接合されている。
腹側Fにおけるファスニングテープ130の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット印刷を有するターゲット印刷シート74を設けるのが好ましい。ターゲット印刷シート74は、係止部がフック材130Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。ここで、ターゲット印刷は、シート基材に対して施すのが好ましい。
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部FEであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部BEである。
図示形態では、両ファスニングテープ130間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ130の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ130の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の範囲内とするのがよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側エンドフラップ部BEと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性伸縮部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性伸縮部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する立体ギャザー60,60が設けられている。
立体ギャザー60における付根部分65と突出部分66との境界から幅方向外側に延在する部分のうち、おむつの前後方向中央Cを含む前後方向中間の範囲は、脚周りに当接される脚周り部分80となる。この脚周り部分80では、ギャザーシート62と外装シート12とが対向する部分のシート間に、前後方向に沿って糸ゴム等からなる弾性伸縮部材81がそれぞれ設けられており、この弾性伸縮部材81の収縮により脚周り部分80が平面ギャザーとなる。
特徴的には、立体ギャザー60の自由部分68の前後方向中央を含むおむつの前後方向範囲において、立体ギャザー60の自由部分68における基端側部分と、平面ギャザー80における基端側部分とが接合されることにより、ギャザー接合部90が形成されている。ギャザー接合部90の寸法は適宜定めることができるが、幅90xは立体ギャザー60の突出部分66の幅66wの50〜90%程度とするのが好ましく、前後方向長さ90yはおむつ全長Lの10〜50%程度とするのが好ましい。ギャザー接合部90は接着剤や素材の溶着により形成することができる。
(イ) 図示例のように、平面ギャザー80の弾性伸縮部材81を、幅方向に間隔を空けて複数本並設する場合、幅方向外側のものほど伸長率が高い状態で固定すると、図9(b)に示すように、平面ギャザー80が外側に向かって反り易くなり、脚周りへのフィット性がより一層良好となる。
(ロ) ギャザー接合部90における立体ギャザー60の基端側部分と平面ギャザー80の基端側部分との間には、接着剤等の接合手段以外に何も介在させなくても良いが、図3に示すように、基端部弾性伸縮部材91を前後方向に沿って伸長した状態で挟持させるのも一つの好ましい形態である。ギャザー接合部90は、立体ギャザー60及び平面ギャザー80の双方に共通する支持基盤となる部分であり、この部分に基端部弾性伸縮部材91を設け、コシ(剛性)を強くし、しかも単に強くするだけでなく弾力性を伴いつつ強くすることにより、立体ギャザー60及び平面ギャザー80が強く且つ弾力的に起立するようになる。
基端部弾性伸縮部材91としては、糸ゴム状、帯状等の細長状のもの、特に太さが470〜940dtex程度のものを150〜200%程度の伸張率で前後方向に沿って設けるのが好適であり、特に太さ及び伸長率の少なくとも一方は、平面ギャザー80の弾性伸縮部材81及び立体ギャザー60の弾性伸縮部材63よりも太く又は高くするのが好ましいが、より細く又は低くすることもできる。
(ハ) また、図8に示すように、ギャザー接合部90における立体ギャザー60の基端側部分と平面ギャザー80の基端側部分との間に補助吸収体95を挟持させ、この補助吸収体95によって、立体ギャザー60を乗り越えた排泄物を吸収保持できるように構成するのは好ましい。この補助吸収体95の構造は特に限定されないが、パルプ等の繊維集合体、高吸収性ポリマー粒子等を、紙や不織布等からなる透液性袋材内に充填したもの等を好適に用いることができる。
Claims (5)
- 前後方向中央より前側及び後側にそれぞれ延在する腹側部分及び背側部分を有し、
腹側部分から背側部分にかけて延在する吸収体を有し、
おむつ内面における幅方向両側部に、身体側に突出する立体ギャザーがそれぞれ前後方向に沿って延在しており、
この立体ギャザーは、おむつ内面に固定された付根部分と、この付根部分から突出する突出部分と、この突出部分のうち前後方向両端部の少なくとも一方に設けられたおむつ内面に対する着脱部分と、前記突出部分のうち前後の着脱部分間に位置する非固定の自由部分と、この自由部分の少なくとも先端部に、前後方向に伸張した状態で固定された弾性伸縮部材とを有するものであり、
吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部を有しており、
各サイドフラップ部は、おむつの前後方向中央を含む前後方向中間範囲に、立体ギャザーにおける付根部分と突出部分との境界よりも側方に延在する脚周り部分を有しており、
各脚周り部分における前記境界から側方に離間した位置に、弾性伸縮部材が前後方向に伸張した状態で固定されることにより、各脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている、
使い捨ておむつにおいて;
前記立体ギャザーの自由部分の前後方向中央を含むおむつの前後方向範囲において、前記立体ギャザーの自由部分における基端側部分と、前記平面ギャザーにおける基端側部分であって且つ前記吸収体の全幅に相当する幅方向範囲よりも側方に位置する部分とが接合されることにより、ギャザー接合部が形成されており、
前記平面ギャザーの弾性伸縮部材は、前記ギャザー接合部から側方に離間しており、
前記平面ギャザーの収縮力が前記立体ギャザーを起立させるように作用するとともに、前記立体ギャザーの収縮力が前記平面ギャザーを脚周り表面に押し付けるように作用する構造とされている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記平面ギャザーの幅は、前記立体ギャザーの突出部分の幅の80〜120%であり、前記ギャザー接合部は、幅が前記立体ギャザーの突出部分の幅の50〜90%であり、前後方向長さがおむつ全長の10〜50%である、請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記平面ギャザーの弾性伸縮部材は、幅方向に間隔を空けて複数本並設されるとともに、幅方向外側のものほど伸長率が高い状態で固定されている、請求項2記載の使い捨ておむつ。
- 前記ギャザー接合部における前記立体ギャザーの基端側部分と前記平面ギャザーの基端側部分との間に、基端部弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸長した状態で挟持されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記ギャザー接合部における前記立体ギャザーの基端側部分と前記平面ギャザーの基端側部分との間に、補助吸収体が挟持されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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