JP3211988U - 支柱に対する張り線の固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】農業や林業において、支柱に鋼線、紐、ロープ、テープ等の張り線を固定するために用いられる固定具であって、簡単に外れたりすることがなく確実に取付けることができる固定具を提供する。【解決手段】固定具1は、支柱2の軸心方向に間隙を存して順次設けられ、かつ支柱2の張り線3がない側の支柱外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部4、5、6と、第一、第二支柱係合部4、5の間に設けられ、支柱2の張り線3がある側に突出して支柱2との間に形成される隙間Yを張り線3が貫通する一対の張り線貫通部7とを備えて構成して、固定具1を、支柱2の張り線3がない側で嵌合支持するようにする。【選択図】図1

Description

本考案は、農業や林業において、支柱に鋼線、紐、ロープ、テープ等の張り線を支柱に固定するために用いられる支柱に対する張り線の固定具の技術分野に関するものである。
一般に、樹木等の育成栽培において、例えばY字棚を設置するような場合等に、支柱に鋼線、紐、ロープ、テープ等の張り線を固定する作業が必要となることがある。この場合、従来では、支柱と張り線を紐等で結束していた。しかしながら、この結束作業は、手間と時間がかかって作業効率に劣るうえ、結束が緩んだり外れたりすることもあった。そこで、支柱に張り線を固定するための固定具として、固定具本体の略中央部に係止用凹部が設けられ、該本体の両端部に前記係止用凹部と突出方向が逆向きの折り曲げ係止部が設けられた固定具(結束具)が提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。この固定具は、支柱に、本体の係止用凹部を支点として押し付け、本体の両端の折り曲げ係止部に張り線を作用点として係止させることにより、張り線の張力を利用して該張り線が支柱に固定されるように構成されている。
特開平9−98672号公報
前記特許文献1の固定具を用いることにより、張り線を支柱にワンタッチで簡単に取付けることができ、また、固定具の取外しも簡単に行うことができる。しかしながら特許文献1の固定具は、張り線に係止する係止部が張り線に引っ掛けられただけであるため、何らかの外力により張り線の張力が緩むと、係止部が不用意に張り線から外れてしまって、張り線と支柱との固定が簡単に解除されてしまうという問題があり、ここに本考案の解決すべき課題がある。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、支柱に張り線を固定するための固定具であって、該固定具は、支柱の軸心方向に間隙を存して順次設けられ、かつ支柱の張り線がない側の支柱外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部と、第一、第二支柱係合部のあいだに設けられ、支柱の張り線がある側に突出して支柱とのあいだに形成される隙間を張り線が貫通する一対の張り線貫通部とを備えて構成されていることを特徴とする支柱に対する張り線の固定具である。
請求項2の考案は、第一支柱係合部は、周回り方向両端部から続く一対の第一脚部を介して張り線貫通部に至り、一方の張り線係合部は、第二脚部を介して第二支柱係合部の基端部に至り、該第二支柱係合部の先端部は、支柱越えをするべく遊端になっており、他方の張り線貫通部は、第三、第四脚部を介して第三支柱係合部の基端部に至り、該第三支柱係合部の先端部は支柱越えをするべく遊端になっていることを特徴とする請求項1記載の支柱に対する張り線の固定具である。
請求項1の考案とすることにより、固定具は、張り線固定状態において、第一、第二、第三の支柱係合部が張り線がない側の支柱外周面を外嵌係合し、張り線は、該側に突出する他方側において張り線貫通部に貫通した状態になる結果、張り線の支柱への固定が確実になって不用意に外れたりすることがない。
請求項2の考案とすることにより、固定具が、一本の硬質線形材料を曲げ加工することにより形成できることになって構造の簡略化、加工性の容易化が図れることになる。
(A)(B)は固定具を用いて張り線を支柱に固定している状態を示す斜視図、側面図である。 (A)(B)(C)(D)は固定具の正面図、背面図、側面図、斜視図である。 (A)(B)(C)(D)は固定具を用いて張り線を支柱に固定するための手順を示す説明図である。 Y字棚の概略斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は支柱2に張り線3を固定するための固定具であって、該固定具1は、本実施の形態では、Y字棚を設置する場合に、地面から傾斜状に立設される円筒パイプ状の支柱2に、水平方向に張られた被覆鋼線からなる張り線3を固定するために用いられる。尚、本実施の形態では、固定具1により固定される張り線3として被覆鋼線を例示したが、これに限定されることなく、ロープ、テープ、ワイヤー等の種々の張り線3を支柱2に固定する場合に用いることができる。また、本考案は、Y字棚に限定されるものでなく、垂直棚等の各種の棚において、支柱に対して直角状に交差する張り線を固定する場合の固定具として用いることができる。
前記固定具1は、弾性を有する一本の硬質線形材料を曲げ加工することで形成されており、支柱2の軸心X方向にそれぞれ間隙を存して順次設けられ、かつ張り線3がない側の支柱2の外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部4、5、6と、第一、第二支柱係合部4、5のあいだに設けられ、逆V字形に折曲した折曲部7aが支柱2の張り線3がある側に突出して支柱2の外周面と折曲部7aとのあいだの隙間Yに張り線3が貫通される一対の張り線貫通部7とを備えて構成されている。
前記第一支柱係合部4は支柱2が内嵌係合するべく円弧状になっているが、該第一支柱係合部4の支柱周回り方向両端部位からは、支柱2の軸心Xに対して傾斜する状態で支柱長方向に長くなって該支柱2を内嵌挟持する一対の平行状の第一脚部8が延設される。そして該第一脚部8は張り線貫通部7の一端部に至るが、該張り線貫通部7の他端部からは、支柱2の軸心Xに対して前記第一脚部8とは逆向きに傾斜する状態で支柱長方向に長くなって該支柱2を内嵌挟持する一対の平行状の第二、第三脚部9、10が延設されるようになっている。
前記第二脚部9は、支柱2の周回り方向に円弧状に湾曲されていて支柱2が内嵌係合される前記第二支柱係合部5に至るが、該第二支柱係合部5の先端5aは遊端となっている。
一方、第三脚部10は、第二脚部9とは反対側位置で支柱2の軸心Xと平行状になる状態で曲して第四脚部11に至るが、該第四脚部11は、前記第二支柱係合部5とは反対側部位から支柱2の周回り方向に円弧状に湾曲されていて支柱2を内嵌係合する前記第三支柱係合部6に至るようになっているが、第三支柱係合部6の先端6aは遊端になっている。そして第二支柱係合部5の先端5aと第三、第四脚部10、11のあいだの折曲部10aとは間隙Zを存して対向するようになっている。
次に、固定具1を用いて支柱2に張り線3を固定する手順について説明する。
まず、第一支柱係合部4、第二支柱係合部5が張り線3とは反対側に位置し、第三支柱係合部6が張り線3側に位置する状態で第二、第三支柱係合部5、6同士の隙間Jに支柱2を嵌入する(図3(A)参照)。次いで、第一支柱係合部5を、第三脚部10を強制的に押し広げるようにして拡開させることで支柱2を乗り越えさせ、これにより支柱2は、第一支柱係合部4、左右の第二脚部9に囲まれた状態となり、第二、第三係合部5、6、並びに張り線貫通部7は、支柱2に対し、第一支柱係止部4がある側とは反対側に位置する状態になり、この状態で張り線3を張り線貫通部7に通す(図3(B)参照)。
次いで、第二脚部9を拡開させることで第二支柱係合部5の支柱2乗り越えをさせ、これにより第二支柱係合部5は第一支柱係合部4がある側に移動する(図3(C)参照)。しかる後、第四脚部11を拡開させることで第三支柱係合部6の支柱2乗り越えをさせ、これにより該第三支柱係合部6は、支柱2の第一支柱係合部4がある側に移動し、以上で支柱2に対する張り線3の固定作業が終了する(図3(D)参照)。
尚、第二支柱係合部5、第三支柱係合部6の支柱2の乗り越え手順は逆であってもよい。
叙述の如く構成された本実施の形態において、固定具1は、一対の平行状の第一脚部8と該第一脚部8同士を連結するU字形状の第一支柱係合部4と、一方の張り線貫通部7を経て第二脚部9の先端部から折曲形成される第二支柱係合部5と、他方の張り線貫通部7から第三脚部10を経て第四脚部11の先端から折曲形成される第三支柱係合部6が支柱2の径方向一側に配され、張り線貫通部7が支柱2の径方向他側に配された状態で支柱2に取り付けられるから、張り線3は、支柱2に確実に固定されることになって、不用意に外れてしまうことがなく、しかも固定具1自体についても、不用意に外れてしまうことがない。
しかも先端が遊端となる第二、第三支柱係合部5、6は、円弧状になっていて支柱2の周回り方向に巻き付く状態となるので、これら先端が支柱2から突出してしまうもののように、衣服に引っ掛かったり作業者の皮膚に接触してけがをするようなことも回避される。
この様に本考案の実施の形態においては、支柱2に直角方向に交差する張り線3を固定具1を用いて固定するものにおいて、該固定具1が、支柱2の軸心X方向に間隙を存して順次設けられ、かつ支柱2の張り線3がない側の支柱2の外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部4、5、6と、第一、第二支柱係合部4、5のあいだに設けられ、支柱2の張り線3がある側に逆V字形に折曲する状態で突出して支柱2とのあいだに形成される隙間Yに張り線3が貫通する一対の張り線貫通部7とを備えて構成されているため、固定具1は、張り線貫通部7に張り線3が貫通支持される側(張り線3側)とは逆側の支柱2の外周面に第一、第二、第三支柱嵌合部4、5、6が外嵌係合することになって、固定具1による張り線3の固定支持が確実になり、不用意に固定具1が外れてしまうようなことがない。
しかも第一支柱係合部4は、周回り方向両端部から続く一対の第一脚部8を介して張り線貫通部7の一端側に至り、そのうちの一方の張り線係合部7の他端側は、第二脚部9を介して第二支柱係合部5の基端部に至り、該第二支柱係合部5の先端部5aは、支柱2を越えることができるよう遊端になっており、また他方の張り線貫通部の先端側は、第三、第四脚部10、11を介して第三支柱係合部6の基端部に至り、そして該第三支柱係合部6の先端部6aは支柱2を越えることができるよう遊端になっているため、固定具1は、一本の硬質線形材料を曲げ加工することで簡単に形成できることになってコストダウンを図ることができる。
そのうえ、第二、第三の支柱嵌合部5、6の先端部5a、6aは互いに逆側が遊端となっているため、第二、第三の支柱嵌合部5、6の支柱2の往復の超えさせるための作業が容易になって、支柱2に対する張り線3の固定作業が容易になる。
本考案は、農業や林業において、支柱に鋼線、紐、ロープ、テープ等の張り線を支柱に固定するために用いられる支柱に対する張り線の固定具として利用することができる。
1 固定具
2 支柱
3 張り線
4 第一支柱係合部
5 第二支柱係合部
5a 先端
6 第三支柱係合部
6a 先端
7 張り線貫通部
7a 折曲部
8 第一脚部
9 第二脚部
10 第三脚部
11 第四脚部
X 軸心
Y 隙間
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、支柱に張り線を固定するための固定具であって、該固定具は、支柱の軸心方向に間隙を存して順次設けられ、かつ支柱の張り線がない側の支柱外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部と、第一、第二支柱係合部のあいだに設けられ、支柱の張り線がある側に突出して支柱とのあいだに形成される隙間を張り線が貫通する一対の張り線貫通部とを備えて構成されていることを特徴とする支柱に対する張り線の固定具である。
請求項2の考案は、第一支柱係合部は、周回り方向両端部から続く一対の第一脚部を介して張り線貫通部に至り、一方の張り線貫通部は、第二脚部を介して第二支柱係合部の基端部に至り、該第二支柱係合部の先端部は、支柱越えをするべく遊端になっており、他方の張り線貫通部は、第三、第四脚部を介して第三支柱係合部の基端部に至り、該第三支柱係合部の先端部は支柱越えをするべく遊端になっていることを特徴とする請求項1記載の支柱に対する張り線の固定具である。
しかも第一支柱係合部4は、周回り方向両端部から続く一対の第一脚部8を介して張り線貫通部7の一端側に至り、そのうちの一方の張り線貫通部7の他端側は、第二脚部9を介して第二支柱係合部5の基端部に至り、該第二支柱係合部5の先端部5aは、支柱2を越えることができるよう遊端になっており、また他方の張り線貫通部の先端側は、第三、第四脚部10、11を介して第三支柱係合部6の基端部に至り、そして該第三支柱係合部6の先端部6aは支柱2を越えることができるよう遊端になっているため、固定具1は、一本の硬質線形材料を曲げ加工することで簡単に形成できることになってコストダウンを図ることができる。

Claims (2)

  1. 支柱に張り線を固定するための固定具であって、
    該固定具は、支柱の軸心方向に間隙を存して順次設けられ、かつ支柱の張り線がない側の支柱外周面に外嵌係合する第一、第二、第三の支柱係合部と、第一、第二支柱係合部のあいだに設けられ、支柱の張り線がある側に突出して支柱とのあいだに形成される隙間を張り線が貫通する一対の張り線貫通部とを備えて構成されていることを特徴とする支柱に対する張り線の固定具。
  2. 第一支柱係合部は、周回り方向両端部から続く一対の第一脚部を介して張り線貫通部に至り、一方の張り線係合部は、第二脚部を介して第二支柱係合部の基端部に至り、該第二支柱係合部の先端部は、支柱越えをするべく遊端になっており、他方の張り線貫通部は、第三、第四脚部を介して第三支柱係合部の基端部に至り、該第三支柱係合部の先端部は支柱越えをするべく遊端になっていることを特徴とする請求項1記載の支柱に対する張り線の固定具。
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