JP3192445U - 植栽用パイプフック - Google Patents

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Abstract

【課題】ぐらつきを防止して、横張り用ロープの横張り状態の安定性を高め、横張り用ロープの施工を容易かつ迅速に行う、植栽用パイプラックを提供する。【解決手段】横張り用ロープの支持部30とパイプ支柱50に対する装着部20とを備える。装着部20が、真っ直ぐな線状受け部21と線状押さえ部23と線状折曲げ部25とを有する。線状受け部21の軸線を基準位置とする線状押さえ部23からの線状折曲げ部25の開き角度θが直角よりも大きい角度になっている。線状受け部21と線状押さえ部23とによる筒壁51の挟み付け箇所で、それらの線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶようになっている。【選択図】図9

Description

本考案は、植栽用パイプフック、詳しくは、蔓性植物や果実などを吊り下げる吊下げ紐を垂れ下げるのに用いる横張り用ロープを支える植栽用パイプフックに関する。
周知のように、メロンなどの果実やトマトといった蔓性植物は、果実などを地表から離して栽培することが要求されるため、蔓や茎、果実などを吊下げ紐で吊した状態で栽培することがある。その際、吊下げ紐は、横方向に張ったロープ(横張り用ロープ)の適所に、結束やその他の方法で結合されて垂れ下げられる。また、横張り用ロープの両端部や中間部は、植栽地に立てられたパイプ支柱によって支えられる。
先行例には、吊下げ部から垂れ下げた吊り紐を利用して果実を吊り下げることが示されている(特許文献1参照)。他の先行例には、ビニールハウス内の左右の支柱間に耐力ロープを張り、この耐力ロープから垂れ下げた茎葉吊紐を用いて、メロンの蔓を支持させることが示されている(特許文献2参照)。さらに他の先行例には、吊り紐誘引による植栽方法に関して、畝の長手方向に張った針金線から誘引用吊り紐を吊すことが示されている。
一方、従来より、植栽方法として、支柱の外側に嵌着されたホルダーに、横張り用ロープの適所を支えるフックを具備させておき、そのフックに係止させることにより施工した横張り用ロープから吊下げ紐を垂れ下げて蔓性植物の果実などを吊り下げる、という方法が知られていた。
特開2002−238363号公報 特開平7−327514号公報 特開2002−345345号公報
しかしながら、従来より行われていた植栽方法に採用されているフックは、支柱の外側に嵌着されているホルダーに固定されていたので、ホルダーがずれ落ちたりしたときにフックの高さが低くなり、そのことが原因となって、フックに支持されている横張り用ロープが弛んだり、横張り用ロープの張り位置が下がったりして、果実などの吊下げ高さが変わることがあるという問題があった。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、横張り用ロープが弛んだりその張り位置が下がったりすることがなく、しかも、パイプ支柱にぐらつかない状態で装着することのできる植栽用パイプフックを提供することを目的とする。
また、本考案は、横張り用ロープを支えるための支持部のパイプ支柱からの出幅をできるだけ拡げられるようにすることによって、横張り用ロープの施工を容易に行うことができるようになる植栽用パイプフックを提供することを目的とする。
本考案に係る植栽用パイプフックは、横張り用ロープを支えるための支持部と起立姿勢のパイプ支柱に対する装着部とを備えている。この植栽用パイプフックは、1本の金属線材を折り曲げることにより製作されている。そして、上記装着部が、上記パイプ支柱の頂部でそのパイプ支柱の内側に挿入されてその筒壁の内周面に当接される真っ直ぐな線状受け部と、この線状受け部の先端部からその線状受け部に沿う折返し方向に延出されていて、上記筒壁の外周面に当接することにより上記線状受け部と共働して上記筒壁を挟み付ける線状押さえ部と、上記線状受け部の基端部を折り曲げることにより形成されていて、上記筒壁の内周面に対する上記線状受け部の当接箇所からその筒壁の周方向に隔てた箇所でその筒壁の内周面に当接することにより上記装着部のぐらつきを抑制する線状折曲げ部と、を有していると共に、上記線状押さえ部を折り曲げることにより上記支持部が形成されている。
このように構成された植栽用パイプフックによると、パイプ支柱の頂部に装着された装着部の線状受け部の先端部と線状押さえ部との連設箇所が、パイプ支柱の筒壁の頂部に引掛かることによってパイプフックのずれ落ちが防止される。そのため、施工後に横張り用ロープが弛んだりその張り位置が下がったりすることがなくなる。また、線状押さえ部と線状折曲げ部とが上記筒壁の内周面の周方向の2箇所に当接するために、パイプ支柱の頂部に装着されたパイプフックがぐらつきにくくなって、支持部に支えられたロープの横張り状態の安定性が向上する。
本考案では、上記線状受け部の軸線を基準位置とする上記線状押さえ部からの上記線状折曲げ部の開き角度が直角である、という構成を採用したり、上記線状受け部の軸線を基準位置とする上記線状押さえ部からの上記線状折曲げ部の開き角度が、直角よりも大きい角度である、という構成を採用したりすることが可能である。特に後者の構成を採用すると、横張り用ロープの支持部が、前者の構成を採用した場合に比べてパイプ支柱の半径方向外側に位置するようになって、パイプ支柱の外側への支持部の出幅を拡げやすくなる。その結果、支持部に横張り用ロープの施工を容易に行えるようになる。
本考案では、上記線状受け部に対する上記線状折曲げ部の折曲げ方向が、上記線状受け部に対する折返し方向である、という構成を採用することが望ましい。この構成を採用しておくと、線状折曲げ部を有する線状受け部と線状押さえ部でなる装着部にパイプ支柱の筒壁を割り込ませてその装着部をパイプ支柱に差し込むときの作業性が改善される。
本考案では、上記線状受け部と上記線状押さえ部とによる上記筒壁の挟み付け箇所で、それらの線状受け部と線状押さえ部とが上記パイプ支柱の半径方向に並ぶように、上記線状折曲げ部の長さ及び上記開き角度が定められていると共に、上記支持部が上記線状押さえ部の端部から線状受け部と線状押さえ部との並び方向に突き出ていることが望ましい。この構成によると、パイプ支柱の外側への支持部の出幅が最大になる結果、横張り用ロープの施工をさらに容易に行えるようになってその作業性が改善される。
以上のように、本考案に係る植栽用パイプフックを用いて横張り用ロープを施工すると、施工後に横張り用ロープが弛んだり張り位置が下がったりすることがなく、しかも、当該植栽用パイプフックがぐらつかない状態でパイプ支柱に装着されるので、横張り用ロープの横張り状態の安定性が向上し、蔓性植物や果実などを効率よく栽培することに寄与させることができるようになる。
特に、線状受け部と線状押さえ部とによるパイプ支柱の筒壁の挟み付け箇所で、それらがパイプ支柱の半径方向に並ぶように、線状折曲げ部の長さ及び上記開き角度が定められていると共に、支持部が線状押さえ部の端部からパイプ支柱の半径方向に突き出ている、という構成を採用しておくと、横張り用ロープの施工時、すなわち、支持部に横張り用ロープを引掛けるときに、パイプ支柱がじゃまになって横張り用ロープを支持部に支えさせにくくなるという事態が起こらなくなり、それだけ施工を容易かつ迅速に行うことができるようになる。
本考案の実施形態に係る植栽用パイプフックの側面図である。 図1のII矢視図である。 図1のIII矢視図である。 本考案の実施形態に係るパイプフックの装着箇所の要部を示した一部破断側面図である。 図4のV矢視図である。 本考案の他の実施形態に係る植栽用パイプフックの側面図である。 図6のVII矢視図である。 図6のVIII矢視図である。 本考案の他の実施形態に係るパイプフックの装着箇所の要部を示した一部破断側面図である。 図9のX矢視図である。
図1は本考案の実施形態に係る植栽用パイプフック10の側面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1のIII矢視図である。
このパイプフック10は、1本の金属線材を折り曲げることによって製作されていて、後述するパイプ支柱50の頂部に対する装着部20と、後述する横張り用ロープ60を支えるための支持部30と、を備えている。
装着部20は、真っ直ぐな線状受け部21と、この線状受け部21の先端部22からその線状受け部21に沿う折返し方向に延出されている線状押さえ部23と、線状受け部21の基端部24を折り曲げることにより形成された線状折曲げ部25とを有している。線状受け部21と線状押さえ部23との連設箇所26では線材が湾曲状に折り曲げられている。また、線状押さえ部23は、線状受け部21に対する遠近方向で滑らかな波形に折り曲げられていて、その先端側の端部27が、線状受け部21の基端部24の近くの箇所に弾接している。図2のように、図例の線状折曲げ部25は、線状受け部21に対して斜め折返し方向に向くレ字形に形成されている。また、図3のように、線状折曲げ部25は、線状受け部21と線状押さえ部23との並び方向W(図1のW方向)に対して直角方向に突き出ている。言い換えると、図3に示したように、線状受け部21の軸線を基準位置Pとする線状押さえ部23からの線状折曲げ部25の開き角度θが直角になっている。
支持部30は線状押さえ部23を折り曲げることにより形成されている。具体的には、支持部30が、線状押さえ部23の先端側の端部27から延び出た湾曲形状に形成されていて、線状押さえ部23から外向き、言い換えると、線状受け部21と線状押さえ部23との並び方向Wに突き出てロープ通し孔32を形成している。また、図例の支持部30は、その上部に開き口31が備わっている。支持部30の形状は図例に限定されない。たとえば、支持部30を閉じた円形に形成することも可能である。
図1〜図3を参照して説明した植栽用パイプフック10の使用方法を説明する。図4はパイプフック10の装着箇所の要部を示した一部破断側面図、図5は図4のV矢視図である。
パイプフック10が取り付けられるパイプ支柱50は、たとえば植栽用ハウス内の畝に沿って適所に立てられていて、パイプフック10はそれらのパイプ支柱50の頂部に装着される。装着作業は、線状受け部21と線状押さえ部23との間に、それらの弾性に抗してパイプ支柱50の筒壁51を分け入らせるように、筒壁51にパイプフック10を差し込むことによって行われる。この装着作業を行うと、図4及び図5のように、線状受け部21がパイプ支柱50の頂部でその内側に挿入されてその筒壁51の内周面に当接すると共に、線状押さえ部23が筒壁51の外周面に当接し、それらの線状受け部21と線状押さえ部23とが共働して筒壁51を弾圧状態で挟み付ける。これにより、パイプフック10がパイプ支柱50の頂部に装着される。また、線状受け部21に備わっている線状折曲げ部25は、線状受け部21と共にパイプ支柱50の内側に挿入されて、その先端28が
パイプ支柱50の内周面に弾圧状態で当接する。
ここで、線状折曲げ部25が線状受け部21に対して斜め折返し方向に向くレ字形に形成されていることにより、線状受け部21がパイプ支柱50の内側に挿入されるときに、その線状折曲げ部25がパイプ支柱50の内周面に突き当たって挿入しにくくなる、という事態は起こり得ない。この点が、線状折曲げ部25を上記の形状に形成することの利点である。
また、パイプフック10の装着状態では、線状受け部21がパイプ支柱50の内周面の周方向1箇所に弾圧状態で当接し、その外側で線状押さえ部23がパイプ支柱50の外周面に弾圧状態で当接していることに加えて、パイプ支柱50の内周面の別の周方向1箇所に線状折曲げ部25の先端28が弾圧状態で当接している。このため、線状押さえ部23が、図5に示したパイプ支柱50の内周面に対する線状受け部21の当接箇所aを支点として左右方向にぐらつくという事態の起こることが抑制されることになり、その結果、線状押さえ部23の端部27から延び出ている支持部30もぐらつくことがなくなり、その突き出し方向がパイプ支柱50に対して外向きになるように固定される。
図4及び図5に示したように、パイプ支柱50の頂部に装着されたパイプフック10の支持部30に、横張り用ロープ60の適所を支えさせることによって横張り用ロープ60が施工される。この施工は、湾曲形状の支持部30のロープ通し孔32に横張り用ロープ60を差し通すことによって行っても、支持部30の開き口31を利用して横張り用ロープ60の適所を支持部30のロープ通し孔32に嵌め込むことによって行ってもよい。こうして施工された横張り用ロープ60には、その複数箇所に吊下げ紐(不図示))が垂れ下げられ、果実などは、その吊下げ紐を利用して吊り下げ状態で栽培される。
横張り用ロープ60の施工後や果実栽培期間中には、横張り用ロープ60を介して果実や横張り用ロープ60などの重みによる比較的大きな下向き加重がパイプフック10に加わる。しかし、パイプフック10の上部には線状受け部21と線状押さえ部23との連設箇所26が存在し、その連設箇所26がパイプ支柱50の筒壁51の上端部52に対向しているので、パイプフック10がずれ落ちるという事態は、上記連設箇所26が筒壁51の上端部52に係合することによって未然に防止される。そのため、施工後に横張り用ロープ60が弛んだりその張り位置が下がったりするという事態は生じる余地がなくなる。
ところで、図3を参照して説明したように、この実施形態のパイプフック10では、線状受け部21の軸線を基準位置Pとする線状押さえ部23からの線状折曲げ部25の開き角度θが直角になっている。このことにより次に説明する状況が生じる。なお、以下の説明では、横張り用ロープ60が、線状押さえ部23からの支持部30の突き出し方向に対して直角方向に張設されるものとして(以下では、この調節形態を「直角張設」という)、パイプ支柱50における横張り用ロープ60に最も近くなる箇所を「パイプ支柱50の最大張出部D」ということにする。
この実施形態のように、横張り用ロープ60が直角張設されている状況下において、線状折曲げ部25の開き角度θ(図3参照)が直角になっていると、図5に示したように、線状受け部21と線状押さえ部23とによるパイプ支柱50の筒壁51の挟み付け箇所A(以下「挟み付け箇所A」という)と筒壁51に対する線状折曲げ部25の先端28の当接箇所B(以下「当接箇所B」という)とが、パイプ支柱50の最大張出部Dを通るパイプ支柱50の半径方向線Rを挟む両側に位置することになる。このため、線状押さえ部23の端部27からの支持部30の出幅Z(図1、図5参照)の割に、パイプ支柱50の外周面上の最大張出部Dからの支持部30の出幅Z1が少なくなり、支持部30によって形成されている横張り用ロープ通し孔32に横張り用ロープ60を通しにくくなったり、パイプ支柱50の最大出幅部Dから離れている支持部30の位置が不自然に感じられるようになったりすることがあるということが知見された。
この状況を改善するためには、パイプ支柱50の頂部にパイプフック10を装着したときに、支持部30がパイプ支柱50の最大張出部Dにできるだけ近い箇所に位置するようになる対策を講じることが有益である。そこで、本考案者はさらに改善を重ねた結果、線状受け部21の軸線を基準位置Pとする線状押さえ部23からの線状折曲げ部25の開き角度θを直角よりも大きい角度にしておくと、パイプ支柱50の頂部にパイプフック10を装着したときに、支持部30をパイプ支柱50の最大張出部Dに近付けることができるようになる、ということを見出した。併せて、上記挟み付け箇所Aで、線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶように、線状折曲げ部25の長さ及び開き角度θを定めることができるということを見出した。
次に、上記挟み付け箇所Aで、線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶように、線状折曲げ部25の長さ及び開き角度θを定めた他の実施形態を説明する。図6は本考案の他の実施形態に係る植栽用パイプフック10の側面図、図7は図6のVII矢視図、図8は図6のVIII矢視図である。
このパイプフック10において、図1〜図3のものと異なるのは、線状折曲げ部25の構成のみである。したがって、説明の重複を回避するために、図1〜図3のパイプフック10を構成している他の要素と同一又は相応する要素に同一符号を付してそれらの構成の詳細な説明を省略する。
この実施形態において、図8のように、線状折曲げ部25は、線状受け部21の軸線を基準位置Pとする線状押さえ部23からの線状折曲げ部25の開き角度θが直角よりも大きい角度になっている。そして、この線状折曲げ部25の長さや上記開き角度θは、上記挟み付け箇所Aで、線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶように定められている。この点だけが、図1〜図3のものと異なっている。
図9は他の実施形態に係るパイプフック10の装着箇所の要部を示した一部破断側面図、図10は図9のX矢視図である。図7〜図8に示したパイプフック10において、パイプ支柱50の頂部への装着手順は、図1〜図3のものと同様である。
すなわち、装着作業は、線状受け部21と線状押さえ部23との間に、それらの弾性に抗してパイプ支柱50の筒壁51を分け入らせるように、筒壁51にパイプフック10を差し込むことによって行われる。この装着作業を行うと、図9及び図10のように、線状受け部21がパイプ支柱50の頂部でその内側に挿入されてその筒壁51の内周面に当接すると共に、線状押さえ部23が筒壁51の外周面に当接し、それらの線状受け部21と線状押さえ部23とが共働して筒壁51を弾圧状態で挟み付ける。これにより、パイプフック10がパイプ支柱50の頂部に装着される。また、線状受け部21に備わっている線状折曲げ部25は、線状受け部21と共にパイプ支柱50の内側に挿入されて、その先端28がパイプ支柱50の内周面に弾圧状態で当接する。この装着作業では、線状折曲げ部25が線状受け部21に対して斜め折返し方向に向くレ字形に形成されていることにより、線状受け部21がパイプ支柱50の内側に挿入されるときに、その線状折曲げ部25がパイプ支柱50の内周面に突き当たって挿入しにくくなる、という事態は起こり得ない。
また、パイプフック10の装着状態では、線状受け部21の略全長部分がパイプ支柱50の内周面の周方向1箇所に弾圧状態で当接し、その外側で線状押さえ部23がパイプ支柱50の外周面に弾圧状態で当接していることに加えて、パイプ支柱50の内周面の別の周方向1箇所に線状折曲げ部25の先端28が弾圧状態で当接している。このため、線状押さえ部23が、図5に示したパイプ支柱50の内周面に対する線状受け部21の当接箇所aを支点として左右方向にぐらつくという事態の起こることが抑制されることになり、その結果、線状押さえ部23の端部27から延び出ている支持部30もぐらつくことがなくなり、その突き出し方向がパイプ支柱50に対して外向きになるように固定される。
図9及び図10に示したように、パイプ支柱50の頂部に装着されたパイプフック10の支持部30に、横張り用ロープ60の適所を支えさせることによって横張り用ロープ60が施工される。施工された横張り用ロープ60には、その複数箇所に吊下げ紐(不図示))が垂れ下げられ、果実などは、その吊下げ紐を利用して吊り下げ状態で栽培される。
この実施形態においても、パイプフック10がずれ落ちるという事態は、線状受け部21と線状押さえ部23との連設箇所26が筒壁51の上端部52に係合することによって未然に防止される。そのため、施工後に横張り用ロープ60が弛んだりその張り位置が下がったりするという事態は生じる余地がなくなる。
この実施形態では、上記したように、かつ、図10に示したように、挟み付け箇所Aで、線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶように、線状折曲げ部25の長さ及び開き角度θ(図8参照)を定めてある。そのため、上記挟み付け箇所Aでは、当然に、図示のように線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並び、線状押さえ部23からの支持部30の突き出し方向が、パイプ支柱50の半径方向に一致する。したがって、パイプ支柱50の最大張出部Dから支持部30が半径方向外側に向けて突き出るようになる結果、支持部30によって形成されている横張り用ロープ通し孔32に横張り用ロープ60を通しやすくなり、併せて、支持部30の位置が不自然に感じられることはない。
ちなみに、内周直径が15mmのパイプ支柱50の頂部に装着されるパイプフック10において、挟み付け箇所Aで線状受け部21と線状押さえ部23とがパイプ支柱50の半径方向に並ぶようにするためには、折曲げ部25の長さを15〜20mm、開き角度θを100〜120度にしておくとよい。
10 パイプフック
20 装着部
21 線状受け部
22 線状受け部の先端部
23 線状押さえ部
24 線状受け部の基端部
25 線状折曲げ部
30 支持部
50 パイプ支柱
51 パイプ支柱の筒壁
60 横張り用ロープ
A 線状受け部と線状押さえ部とによる筒壁の挟み付け箇所
P 基準位置
θ 開き角度

Claims (5)

  1. 横張り用ロープを支えるための支持部と起立姿勢のパイプ支柱に対する装着部とを備える植栽用パイプフックであって、
    1本の金属線材を折り曲げることにより製作されていて、
    上記装着部が、上記パイプ支柱の頂部でそのパイプ支柱の内側に挿入されてその筒壁の内周面に当接される真っ直ぐな線状受け部と、この線状受け部の先端部からその線状受け部に沿う折返し方向に延出されていて、上記筒壁の外周面に当接することにより上記線状受け部と共働して上記筒壁を挟み付ける線状押さえ部と、上記線状受け部の基端部を折り曲げることにより形成されていて、上記筒壁の内周面に対する上記線状受け部の当接箇所からその筒壁の周方向に隔てた箇所でその筒壁の内周面に当接することにより当該装着部のぐらつきを抑制する線状折曲げ部と、を有していると共に、
    上記線状押さえ部を折り曲げることにより上記支持部が形成されていることを特徴とする植栽用パイプフック。
  2. 上記線状受け部の軸線を基準位置とする上記線状押さえ部からの上記線状折曲げ部の開き角度が直角である請求項1に記載した植栽用パイプフック。
  3. 上記線状受け部の軸線を基準位置とする上記線状押さえ部からの上記線状折曲げ部の開き角度が、直角よりも大きい角度である請求項1に記載した植栽用パイプフック。
  4. 上記線状受け部に対する上記線状折曲げ部の折曲げ方向が、上記線状受け部に対する折返し方向である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した植栽用パイプフック。
  5. 上記線状受け部と上記線状押さえ部とによる上記筒壁の挟み付け箇所で、それらの線状受け部と線状押さえ部とが上記パイプ支柱の半径方向に並ぶように、上記線状折曲げ部の長さ及び上記開き角度が定められていると共に、上記支持部が上記線状押さえ部の端部から線状受け部と線状押さえ部との並び方向に突き出ている請求項3又は請求項4に記載した植栽用パイプフック。
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