JP3211952B2 - 同期化回路 - Google Patents

同期化回路

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JP3211952B2
JP3211952B2 JP14737498A JP14737498A JP3211952B2 JP 3211952 B2 JP3211952 B2 JP 3211952B2 JP 14737498 A JP14737498 A JP 14737498A JP 14737498 A JP14737498 A JP 14737498A JP 3211952 B2 JP3211952 B2 JP 3211952B2
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
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    • H03K3/012Modifications of generator to improve response time or to decrease power consumption
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    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
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    • H03K3/0372Bistable circuits of the master-slave type
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    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0375Bistable circuits provided with means for increasing reliability; for protection; for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied; for storing the actual state when the supply voltage fails

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期化回路に関
し、更に詳しくは、内部クロックに同期させつつ非同期
外部入力をコンピュータシステム等に取り込むための同
期化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、特開昭57-154932号公報等に
記載される従来の同期化回路に備えたD-フリップフロ
ップを示す回路図である。D-フリップフロップ11
は、マスタラッチ12とスレーブラッチ13とを前段及
び後段に夫々有し、コンピュータシステム内部のクロッ
ク信号CLKの立上がりでデータをトリガするマスタス
レーブ型フリップフロップである。
【0003】マスタラッチ12は、2入力NANDゲー
ト17の一方の入力端子に2入力ORゲート16の出力
が接続されたゲート部14と、2入力NANDゲート1
9の一方の入力端子に2入力ORゲート18の出力が接
続されたゲート部15とを備える。2入力NANDゲー
ト19の出力が2入力NANDゲート17の他方の入力
端子に接続され、2入力NANDゲート17の出力が2
入力NANDゲート19の他方の入力端子に接続され
る。2入力ORゲート16、18双方における一方の入
力端子には、クロック信号CLKが夫々入力される。2
入力ORゲート18の他方の入力端子には非反転データ
信号Dが入力され、2入力ORゲート16の他方の入力
端子には、インバータ26を介して反転データ信号Db
が入力される。
【0004】スレーブラッチ13は、2入力NORゲー
ト23の一方の入力端子に2入力ANDゲート22の出
力が接続されたゲート部20と、2入力NORゲート2
5の一方の入力端子に2入力ANDゲート24の出力が
接続されたゲート部21とを備える。2入力NORゲー
ト25の出力が2入力NORゲート23の他方の入力端
子に接続され、2入力NORゲート23の出力が2入力
NORゲート25の他方の入力端子に接続される。2入
力ANDゲート22、24双方における一方の入力端子
には、クロック信号CLKが夫々入力される。2入力A
NDゲート22の他方の入力端子には、ゲート部14の
出力Qmが入力され、2入力ANDゲート24の他方の
入力端子には、ゲート部15の出力Qmbが入力され
る。
【0005】図13及び図14は、D-フリップフロッ
プ11で発生するメタステーブル(以下、準安定状態と
も呼ぶ)を説明するためのタイミングチャートである。
図13及び図14では、上部側から順に、クロックパル
スCLK、非反転データ信号D、反転データ信号Db、
ゲート部14の出力Qm、ゲート部15の出力Qmb、
ゲート部21の出力Q、及びゲート部20の出力Qbを
夫々示す。
【0006】D-フリップフロップ11では、クロック
信号CLKがLOW(ロー)のとき、マスタラッチ12の
ゲート部15は非反転データ信号Dを取り込み、非反転
データ信号Dの反転信号が出力Qmbに現れ、マスタラ
ッチ12のゲート部14は反転データDbを取り込み、
反転データDbの反転信号が出力Qmに現れる。クロッ
ク信号CLKがHIGH(ハイ)のとき、出力Qm及び出力
Qmbはクロック信号CLKの立上がり時の信号をラッ
チする。一方、クロック信号CLKがHIGHのとき、スレ
ーブラッチ13のゲート21は出力Qmbを取り込み、
出力Qmbの反転信号が出力Qに現れ、スレーブラッチ
13のゲート20は出力Qmを取り込み、出力Qmの反
転信号が出力Qbに現れる。クロック信号CLKがLOW
のとき、出力Q及び出力Qbはクロック信号CLKの立
下がり時の信号をラッチする。このようなD-フリップ
フロップ11では、クロック信号CLKの立上がり時の
非反転データ信号Dの情報が出力Qに現れ、反転データ
Dbの情報が出力Qbに現れる。
【0007】データDが図13に示すタイミングで送ら
れるときには、例えば、立上がりエッジaで非反転デー
タ信号Dを良好にラッチすることができる。この場合に
は、ゲート部14及びゲート部15の各出力Qm、Qm
bが夫々良好に生成される。これにより、ゲート部20
及びゲート部20の各出力Qb、Qも夫々良好に生成さ
れて出力される。
【0008】また、図15は、従来の同期化回路に備え
た負エッジトリガD-フリップフロップを示す回路図で
ある。このD-フリップフロップ11’は、マスタラッ
チ12’及びスレーブラッチ13’を有し、クロック信
号CLKの立下がりでデータをトリガする。
【0009】マスタラッチ12’は、2入力NORゲー
ト23の一方の入力端子に2入力ANDゲート22の出
力が接続されたゲート部20と、2入力NORゲート2
5の一方の入力端子に2入力ANDゲート24の出力が
接続されたゲート部21とを備える。2入力NORゲー
ト25の出力が2入力NORゲート23の他方の入力端
子に接続され、2入力NORゲート23の出力が2入力
NORゲート25の他方の入力端子に接続される。2入
力ANDゲート22、24双方における一方の入力端子
には、クロック信号CLKが夫々入力される。2入力A
NDゲート22の他方の入力端子には、インバータ26
を介して反転データ信号Dbが入力され、2入力AND
ゲート24の他方の入力端子にはデータ信号Dが入力さ
れる。
【0010】スレーブラッチ13’は、2入力NAND
ゲート17の一方の入力端子に2入力ORゲート16の
出力が接続されたゲート部14と、2入力NANDゲー
ト19の一方の入力端子に2入力ORゲート18の出力
が接続されたゲート部15とを備える。2入力NAND
ゲート19の出力が2入力NANDゲート17の他方の
入力端子に接続され、2入力NANDゲート17の出力
が2入力NANDゲート19の他方の入力端子に接続さ
れる。2入力ORゲート16、18双方における一方の
入力端子にはクロック信号CLKが夫々入力される。2
入力ORゲート18の他方の入力端子にはゲート部21
の出力Qmbが入力され、2入力ORゲート16の他方
の入力端子にはゲート部20の出力Qmが入力される。
【0011】D-フリップフロップ11’では、クロッ
ク信号CLKがHIGHのとき、マスタラッチ12’のゲー
ト部21は非反転データ信号Dを取り込み、非反転デー
タ信号Dの反転信号が出力Qmbに現れ、マスタラッチ
12’のゲート部20は反転データDbを取り込み、反
転データDbの反転信号が出力Qmに現れる。クロック
信号CLKがLOWのとき、出力Qm及び出力Qmbはク
ロック信号CLKの立下がり時の信号をラッチする。一
方、クロック信号CLKがLOWのとき、スレーブラッチ
13’のゲート15は出力Qmbを取り込み、出力Qm
bの反転信号が出力Qに現れ、スレーブラッチ13’の
ゲート14は出力Qmを取り込み、出力Qmの反転信号
が出力Qbに現れる。クロック信号CLKがHIGHのと
き、出力Q及び出力Qbはクロック信号CLKの立上が
り時の信号をラッチする。このようなD-フリップフロ
ップ11’では、クロック信号CLKの立下がり時の非
反転データ信号Dの情報が出力Qに現れ、反転データD
bの情報が出力Qbに現れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のD-フリッ
プフロップ11では、データDが図14に示すタイミン
グで送られるときには、次のような問題が生じる。例え
ば、電圧変化が途中の信号(立下がりc、立上がりd)
をクロック信号CLKの立上がりエッジbでラッチする
際には、マスタラッチ12の内部がHIGHでもLOWでもな
い準安定状態に至り、この準安定状態を抜け出すのに比
較的長い時間を要する。その間、ゲート部14の出力Q
mは矢印eで示すように、また、ゲート部15の出力Q
mbは矢印fで示すように、出力状態が不安定になる。
これにより、後段のスレーブラッチ13に論理値が十分
に伝達されず、ゲート部20の出力Qbが矢印hで示す
ように、また、ゲート部21の出力Qが矢印gで示すよ
うに不安定な状態になる。
【0013】また、上記従来のD-フリップフロップ1
1’においても同様の問題を生じる。例えば、電圧変化
が途中の信号をクロック信号CLKの立下がりエッジで
ラッチする際には、マスタラッチ12’の内部が準安定
状態に至り、この準安定状態を抜け出すのに比較的長い
時間を要する。その間、ゲート部20の出力Qmもゲー
ト部21の出力Qmbも出力状態が不安定になる。これ
により、後段のスレーブラッチ13’に論理値が十分に
伝達されず、ゲート部14の出力Qbもゲート部15の
出力Qも不安定な状態になる。
【0014】近年のコンピュータシステムでは、信号伝
送の高速化に伴ってクロック信号の周期が一層短縮され
る傾向にある。準安定状態が発生した場合に、出力信号
レベルが数十n秒の期間にわたって不安定になり、電力
消費が増大する。準安定状態の発生確率自体は比較的低
いが、準安定状態が安定するまでの時間を考慮したタイ
ミング設計を行わなければならないなど、論理集積回路
の高速化が制限されることになる。
【0015】本発明は、上記に鑑み、非同期入力信号と
内部クロック信号とのラッチタイミングで発生する準安
定状態に留る時間を短縮して出力を安定させ、しかもで
きる限り簡素な構成で実現できる同期化回路を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同期化回路は、非反転データ信号及び反転
データ信号が夫々入力される第1の入力ライン及び第2
の入力ラインを有し、クロック信号に基づいて前記非反
転データ信号又は反転データ信号をラッチする第1のラ
ッチを備えた同期化回路において、前記第1及び第2の
入力ラインの少なくとも一方と、該一方における電圧変
化の方向と同じ方向に電圧が変化する出力ラインとの間
に第1のキャパシタを備えることを特徴とする。
【0017】本発明における「電圧変化の方向が同じ」
とは、一方における電圧がHIGHからLOW(又はLOWからHI
GH)に変化するときに他方における電圧もHIGHからLOW
(又はLOWからHIGH)に変化することを意味する。
【0018】本発明の同期化回路では、キャパシタを介
した静電エネルギーにより、第1及び/又は第2の入力
ラインにおける電圧変化の影響を同じ方向の電圧変化と
して出力側に及ぼすことによって、準安定状態から速や
かに抜け出すことができる。この同期化回路では、特定
のラインにキャパシタを介在した極めて簡素な構成を有
しながらも、非同期タイミングエラーを抑制でき、クロ
ックレートの一層の高速化が実現できる。このため、準
安定状態での過度の電力消費を抑えることができる。
【0019】ここで、前記第1のラッチが、第1のOR
ゲート及び第1のNANDゲートから成る第1ゲート部
と、第2のORゲート及び第2のNANDゲートから成
る第2ゲート部とを備え、クロック信号及び非反転デー
タ信号が前記第1のORゲートに夫々入力され、該第1
のORゲートの出力及び前記第2のNANDゲートから
の出力が前記第1のNANDゲートに夫々入力され、ク
ロック信号及び反転データ信号が前記第2のORゲート
に夫々入力され、該第2のORゲートの出力と前記第1
のNANDゲートからの出力が前記第2のNANDゲー
トに夫々入力されることが好ましい。
【0020】また、前記第1のキャパシタを、前記第1
のORゲートにおける非反転データ信号の入力端子と、
前記第1のNANDゲートにおける前記第2のNAND
ゲートからの出力の入力端子との間に挿入する構成が好
ましい。或いは、これに代えて、前記第1のキャパシタ
を、前記第2のORゲートにおける反転データ信号の入
力端子と、前記第2のNANDゲートにおける前記第1
のNANDゲートからの出力の入力端子との間に挿入す
ることも好ましい態様である。これらの場合、第1及び
/又は第2の入力ラインにおける電圧変化の影響を同じ
方向の電圧変化として出力側に効率良く及ぼすことがで
きる。
【0021】また、好ましくは、前記第1のラッチから
非反転出力及び反転出力が夫々入力される第3の入力ラ
イン及び第4の入力ラインを有し、クロック信号に基づ
いて前記反転出力又は非反転出力をラッチする第2のラ
ッチを更に備え、前記第3及び第4の入力ラインの少な
くとも一方と、該一方における電圧変化の方向と同じ方
向に電圧が変化する第2のラッチの出力ラインとの間に
第2のキャパシタを備える構成とする。
【0022】この場合、第2のラッチにおいても第1の
ラッチと同様の効果を得ることができるので、準安定状
態から一層速やかに抜け出る構成が得られる。
【0023】更に好ましくは、前記第2のラッチが、第
1のANDゲート及び第1のNORゲートから成る第3
ゲート部と、第2のANDゲート及び第2のNORゲー
トから成る第4ゲート部とを備え、クロック信号及び前
記反転出力が前記第1のANDゲートに夫々入力され、
該第1のANDゲートの出力及び前記第2のNORゲー
トからの出力が前記第1のNORゲートに夫々入力さ
れ、クロック信号及び前記非反転出力が前記第2のAN
Dゲートに夫々入力され、該第2のANDゲートの出力
と前記第1のNORゲートからの出力が前記第2のNO
Rゲートに夫々入力される構成を備える。
【0024】また、前記第2のキャパシタを、前記第1
のANDゲートにおける前記反転出力の入力端子と、前
記第1のNORゲートにおける前記第2のNORゲート
からの出力の入力端子との間に挿入する構成とする。或
いは、これに代えて、前記第2のキャパシタを、前記第
2のANDゲートにおける前記非反転出力の入力端子
と、前記第2のNORゲートにおける前記第1のNOR
ゲートからの出力の入力端子との間に挿入することも好
ましい態様である。これらの場合、第3及び/又は第4
の入力ラインにおける電圧変化の影響を同じ方向の電圧
変化として出力側に効率良く及ぼすことができる。
【0025】前記第2のキャパシタに、第2のキャパシ
タ用遅延素子を経由して前記非反転出力及び/又は反転
出力を入力する構成とすることができる。この場合、第
2のキャパシタに夫々入力される非反転出力及び/又は
反転出力を所定時間だけ遅延させ、電圧変化が非反転出
力及び/又は反転出力に比して遅れる出力側の電圧変化
に一致させることができる。
【0026】また、前記第2のキャパシタ用遅延素子
を、縦続接続された偶数段のインバータから構成するこ
とができる。この場合、奇数段とする場合に比して、何
ら配線を変更することなく遅延素子を配設することがで
きる。
【0027】好ましくは、前記第1のラッチが、第1の
ANDゲート及び第1のNORゲートから成る第1ゲー
ト部と、第2のANDゲート及び第2のNORゲートか
ら成る第2ゲート部とを備え、クロック信号及び非反転
データ信号が前記第1のANDゲートに夫々入力され、
該第1のANDゲートの出力及び前記第2のNORゲー
トからの出力が前記第1のNORゲートに夫々入力さ
れ、クロック信号及び反転データ信号が前記第2のAN
Dゲートに夫々入力され、該第2のANDゲートの出力
と前記第1のNORゲートからの出力が前記第2のNO
Rゲートに夫々入力される。
【0028】更に好ましくは、前記第1のキャパシタ
が、前記第1のANDゲートにおける非反転データ信号
の入力端子と、前記第1のNORゲートにおける前記第
2のNORゲートからの出力の入力端子との間に挿入さ
れる。或いは、これに代えて、前記第1のキャパシタ
が、前記第2のANDゲートにおける反転データ信号の
入力端子と、前記第2のNORゲートにおける前記第1
のNORゲートからの出力の入力端子との間に挿入され
ることも好ましい態様である。これらの場合、第1及び
/又は第2の入力ラインにおける電圧変化の影響を同じ
方向の電圧変化として出力側に効率良く及ぼすことがで
きる。
【0029】また、前記第2のラッチが、第1のORゲ
ート及び第1のNANDゲートから成る第3ゲート部
と、第2のORゲート及び第2のNANDゲートから成
る第4ゲート部とを備え、クロック信号及び前記反転出
力が前記第1のORゲートに夫々入力され、該第1のO
Rゲートの出力及び前記第2のNANDゲートからの出
力が前記第1のNANDゲートに夫々入力され、クロッ
ク信号及び前記非反転出力が前記第2のORゲートに夫
々入力され、該第2のORゲートの出力と前記第1のN
ANDゲートからの出力が前記第2のNANDゲートに
夫々入力されることが好ましい。
【0030】好適には、前記第2のキャパシタが、前記
第1のORゲートにおける前記反転出力の入力端子と、
前記第1のNANDゲートにおける前記第2のNAND
ゲートからの出力の入力端子との間に挿入される。或い
は、これに代えて、前記第2のキャパシタが、前記第2
のORゲートにおける前記非反転出力の入力端子と、前
記第2のNANDゲートにおける前記第1のNANDゲ
ートからの出力の入力端子との間に挿入されることも好
ましい態様である。これらの場合、第3及び/又は第4
の入力ラインにおける電圧変化の影響を同じ方向の電圧
変化として出力側に効率良く及ぼすことができる。
【0031】前記第2のキャパシタには、第2のキャパ
シタ用遅延素子を経由して前記非反転出力及び/又は反
転出力が入力されることが好ましい。これにより、第2
のキャパシタに夫々入力される非反転出力及び/又は反
転出力を所定時間だけ遅延させ、電圧変化が非反転出力
及び/又は反転出力に比して遅れる出力側の電圧変化に
一致させることができる。
【0032】また、前記第2のキャパシタ用遅延素子
が、縦続接続された偶数段のインバータから構成される
ことが好ましい。これにより、奇数段とする場合に比し
て、何ら配線を変更することなく遅延素子を配設するこ
とができる。
【0033】更に好ましくは、前記第1のキャパシタ
に、第1のキャパシタ用遅延素子を経由して非反転デー
タ信号及び/又は反転データ信号を入力する構成とす
る。この場合、第1のキャパシタに夫々入力される非反
転データ信号及び/又は反転データ信号を所定時間だけ
遅延させ、電圧変化が非反転データ信号及び/又は反転
データ信号に比して遅れる出力側の電圧変化に一致させ
ることができる。これにより、非同期入力信号とクロッ
ク信号とのラッチタイミングで発生する準安定状態に留
まる時間の短縮効果をより高めることができる。
【0034】前記第1のキャパシタ用遅延素子を、縦続
接続された偶数段のインバータから構成することができ
る。この場合、奇数段とする場合に比して、何ら配線を
変更することなく遅延素子を配設することができる。
【0035】本発明の同期化回路は、データ信号が入力
される第1の入力ラインを備え、クロック信号に基づい
て前記データ信号をラッチする第1のラッチを備えた同
期化回路において、前記第1のラッチが、入力されるデ
ータ信号の変化に伴って駆動して該データ信号を通過さ
せる第1トランスミッションゲートと、該第1トランス
ミッションゲートを通過した前記データ信号を反転させ
る第1インバータと、該第1インバータで反転された反
転データ信号を前記第1インバータの入力側に帰還させ
る第2インバータと、前記第2インバータの出力端の接
続ノードと前記第1の入力ラインとの間に配設された第
1のキャパシタとを備えることを特徴とする。
【0036】本発明の同期化回路では、第1のキャパシ
タを介した静電エネルギーによって、第1トランスミッ
ションゲートへの入力前のデータ信号における電圧変化
の影響を同じ方向の電圧変化として第1トランスミッシ
ョンゲートの出力に及ぼすことができるので、準安定状
態から速やかに抜け出すことができる。
【0037】好ましくは、前記第1のラッチからの出力
が入力される第2の入力ラインを備え、クロック信号に
基づいて前記第1のラッチからの出力をラッチする第2
のラッチを更に備え、前記第2のラッチが、前記第1の
ラッチの出力の変化に伴って駆動して該出力を通過させ
る第2トランスミッションゲートと、該第2トランスミ
ッションゲートを通過した前記出力を反転させる第3イ
ンバータと、該第3インバータを通過した反転出力を前
記第3インバータの入力側に帰還させる第4インバータ
と、該第4インバータの出力端の接続ノードと前記第2
の入力ラインとの間に配設された第2のキャパシタとを
備える。
【0038】これにより、第2のラッチ側においても、
第1のラッチ側と同様の効果を得ることができるので、
同期化回路の準安定状態からの離脱が一層速やかにな
る。
【0039】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例における
同期化回路に備えたD-フリップフロップを示す回路図
である。このD-フリップフロップ21は、マスタラッ
チ22とスレーブラッチ23とを前段及び後段に夫々有
するマスタスレーブ型フリップフロップとして構成され
る。
【0040】マスタラッチ22は、2入力NANDゲー
ト27の入力端子27aに2入力ORゲート26の出力
が接続されたゲート部24と、2入力NANDゲート2
9の入力端子29aに2入力ORゲート28の出力が接
続されたゲート部25とを備える。2入力NANDゲー
ト29の出力ライン29cが2入力NANDゲート27
の入力端子27bに接続され、2入力NANDゲート2
7の出力ライン27cが2入力NANDゲート29の入
力端子29bに接続される。2入力ORゲート26、2
8双方の入力端子26a、28aには、クロック信号C
LKが夫々入力される。2入力ORゲート28の入力端
子28bには非反転データ信号Dが入力され、2入力O
Rゲート26の入力端子26bには、インバータ36を
介して非反転データ信号Dの反転値データ信号Dbが入
力される。
【0041】2入力ORゲート28の入力端子28b及
び2入力NANDゲート27の出力ライン27cには、
キャパシタ38の端子38a、38bが夫々接続されて
おり、これにより、電圧変化の方向が相互に同じライン
(28b)と(27c)とが容量結合される。2入力O
Rゲート26の入力端子26b及び2入力NANDゲー
ト29の出力ライン29cには、キャパシタ37の端子
37a、37bが夫々接続されており、これにより、電
圧変化の方向が相互に同じライン(26b)と(29
c)とが容量結合される。
【0042】スレーブラッチ23は、2入力NORゲー
ト33の一方の入力端子に2入力ANDゲート32の出
力が接続されたゲート部30と、2入力NORゲート3
5の一方の入力端子に2入力ANDゲート34の出力が
接続されたゲート部31とを備える。2入力NORゲー
ト35の出力が2入力NORゲート33の他方の入力端
子に接続され、2入力NORゲート33の出力が2入力
NORゲート35の他方の入力端子に接続される。2入
力ANDゲート32、34双方における一方の入力端子
には、クロック信号CLKが夫々入力される。2入力A
NDゲート32の他方の入力端子には、ゲート部24の
出力Qmが入力され、2入力ANDゲート34の他方の
入力端子には、出力Qmの反転出力Qmbがゲート部2
5の出力として入力される。
【0043】図2は、D-フリップフロップ21で発生
する準安定状態からの離脱を説明するためのタイミング
チャートである。図2では、上部側から順に、クロック
パルスCLK、非反転データ信号D、反転データ信号D
b、ゲート部24の出力Qm、ゲート部25の出力Qm
b、ゲート部31の出力Q、及びゲート部30の出力Q
bを夫々示す。
【0044】クロック信号CLKがLOWのとき、マスタ
ラッチ22のゲート部25は非反転データ信号Dを取り
込み、非反転データ信号Dの反転信号が出力Qmbに現
れ、マスタラッチ22のゲート部24は反転データDb
を取り込み、反転データDbの反転した信号が出力Qm
に現れる。クロック信号CLKがHIGHのとき、出力Qm
及び出力Qmbはクロック信号CLKの立上がり時の信
号をラッチする。一方、クロック信号CLKがHIGHのと
き、スレーブラッチ23のゲート31は出力Qmbを取
り込み、出力Qmbの反転した信号が出力Qに現れ、ス
レーブラッチ23のゲート30は出力Qmを取り込み、
出力Qmの反転した信号が出力Qbに現れる。クロック
信号CLKがLOWのとき、出力Q及び出力Qbはクロッ
ク信号CLKの立下がり時の信号をラッチする。
【0045】例えば、変化途中の信号(立下がりj、立
上がりk)をクロック信号CLKの立上がりエッジiで
ラッチする場合に、マスタラッチ22の内部がHIGHでも
LOWでもない準安定状態で留まったとする。しかし、キ
ャパシタ38による静電エネルギーを介した非反転デー
タ信号DのLOW方向への電圧変化jで、出力QmのLOW方
向への電圧変化lが押し下げられるので、ゲート部24
は準安定状態から速やかに抜け出す。これにより、出力
Qはnで示すように安定して出力される。また、キャパ
シタ37による静電エネルギーを介したデータ反転信号
DbのHIGH方向への電圧変化kで、出力QmbのHIGH方
向への電圧変化mが押し上げられるので、ゲート部25
は準安定状態から速やかに抜け出す。これにより、出力
Qbはoで示すように安定して出力される。
【0046】上述のように、電圧変化の方向が同じ部分
でキャパシタ37、38を介した静電エネルギーによ
り、前段の電圧変化による良好な影響を後段の電圧変化
に及ぼすことができる。これは、双方のノードがキャパ
シタで結合される場合に、キャパシタの一方の端子側で
電圧が変化するとき他方の端子側で同じ電荷を維持しよ
うとする電荷保存の法則によるもので、その効果によ
り、D-フリップフロップ21が準安定状態から速やか
に抜け出すことができる。このように、本D-フリップ
フロップ21では、特定のラインにキャパシタ37、3
8を介在した極めて簡素な構成を有しながらも、非同期
タイミングエラーを減少でき、クロックレートの一層の
高速化を実現でき、準安定状態での電力消費の増大を抑
えることができる。
【0047】ここで、第1実施形態例における準安定状
態から抜け出る際の電圧変化を説明する。図3は従来の
D-フリップフロップ11による電圧の時間変化を、図
4は本実施形態例におけるD-フリップフロップ21の
電圧の時間変化を夫々示すグラフである。図3及び図4
では、基線がVdd/2で1.5Vに、HIGHの論理しきい値
電圧が0.7Vddに、LOWの論理しきい値電圧が0.3Vd
dに夫々設定されている。
【0048】図3に示すように、従来のD-フリップフ
ロップ11では、非反転データ信号Dの変化途中の信号
をクロックエッジでラッチするとき、マスタラッチ12
の出力がHIGH、LOWのいずれでもない準安定状態で留ま
ろうとする。この際に、ゲート部14の出力Qmは、準
安定状態から抜け出して0.7Vddを超えてHIGHの論理
値をとるのに比較的長い時間を要する。また、ゲート部
15の出力Qmbは、準安定状態から抜け出して0.3
Vddより低くなってLOWの論理値をとるのに比較的長い時
間を要する。
【0049】これに対し、本D-フリップフロップ21
では、図4に示すように、非反転データ信号Dの変化途
中の信号をクロックエッジでラッチするとき、マスタラ
ッチ22の内部が準安定状態で留まろうとする。この際
に、ゲート部24の出力Qmは準安定状態に留まろうと
するが、非反転データ信号DのLOW方向への電圧変化に
伴うキャパシタ38による静電エネルギーで出力Qmが
押し下げられるので、準安定状態から速やかに抜け出
す。また、準安定状態で留まろうとする出力Qmbが、
反転データ信号DbのHIGH方向への電圧変化に伴うキャ
パシタ37による静電エネルギーで押し上げられるの
で、出力Qmbは準安定状態から速やかに抜け出す。
【0050】図3及び図4における各T1、T2は夫々、
クロック信号CLKが0.5Vddに至った時点から、出
力Qm及びQmbが夫々0.3Vdd及び0.7Vddに到達
するまでに要する時間を示す。本実施形態例におけるキ
ャパシタ37、38の各静電容量は、20[fF]程度
である。これらキャパシタ37、38の静電容量を適切
に設計することによって、時間T2を適宜変更すること
ができる。
【0051】次に、本発明を負エッジトリガD-フリッ
プフロップに適用した第2実施形態例について説明す
る。図5は、本実施形態例における負エッジトリガD-
フリップフロップの構成を示す回路図である。このD-
フリップフロップ21Bは、マスタラッチ22’及びス
レーブラッチ23’を有し、クロック信号CLKの立下
がりでデータをトリガする。
【0052】マスタラッチ22’は、2入力NORゲー
ト33の一方の入力端子33aに2入力ANDゲート3
2の出力が接続されたゲート部30と、2入力NORゲ
ート35の一方の入力端子35aに2入力ANDゲート
34の出力が接続されたゲート部31とを備える。2入
力NORゲート35の出力ライン35cが2入力NOR
ゲート33の他方の入力端子33bに接続され、2入力
NORゲート33の出力ライン33cが2入力NORゲ
ート35の他方の入力端子35bに接続される。2入力
ANDゲート32、34双方における一方の入力端子3
2a、34aには、クロック信号CLKが夫々入力され
る。2入力ANDゲート32の他方の入力端子32bに
はインバータ36を介して反転データ信号Dbが入力さ
れ、2入力ANDゲート34の他方の入力端子34bに
はデータ信号Dが入力される。
【0053】2入力ANDゲート34の入力端子34b
及び2入力NORゲート33の出力ライン33cには、
キャパシタ38の端子38a、38bが夫々接続されて
おり、これにより、電圧変化の方向が相互に同じライン
(34b)と(33c)とが容量結合される。2入力A
NDゲート32の入力端子32b及び2入力NORゲー
ト35の出力ライン35cには、キャパシタ37の端子
37a、37bが夫々接続されており、これにより、電
圧変化の方向が相互に同じライン(32b)と(35
c)とが容量結合される。
【0054】スレーブラッチ23’は、2入力NAND
ゲート27の一方の入力端子27aに2入力ORゲート
26の出力が接続されたゲート部24と、2入力NAN
Dゲート29の一方の入力端子29aに2入力ORゲー
ト28の出力が接続されたゲート部25とを備える。2
入力NANDゲート29の出力が2入力NANDゲート
27の他方の入力端子27bに接続され、2入力NAN
Dゲート27の出力が2入力NANDゲート29の他方
の入力端子29bに接続される。2入力ORゲート2
6、28双方における一方の入力端子26a、28aに
はクロック信号CLKが夫々入力される。2入力ORゲ
ート28の他方の入力端子28bにはゲート部31の出
力Qmbが入力され、2入力ORゲート26の他方の入
力端子26bにはゲート部30の出力Qmが入力され
る。
【0055】上記D-フリップフロップ21Bでは、ク
ロック信号CLKがHIGHのとき、マスタラッチ22’の
ゲート部31は非反転データ信号Dを取り込み、非反転
データ信号Dの反転信号が出力Qmbに現れ、マスタラ
ッチ22’のゲート部30は反転データDbを取り込
み、反転データDbの反転信号が出力Qmに現れる。ク
ロック信号CLKがLOWのとき、出力Qm及び出力Qm
bはクロック信号CLKの立下がり時の信号をラッチす
る。一方、クロック信号CLKがLOWのとき、スレーブ
ラッチ23’のゲート25は出力Qmbを取り込み、出
力Qmbの反転信号が出力Qに現れ、スレーブラッチ2
3’のゲート24は出力Qmを取り込み、出力Qmの反
転信号が出力Qbに現れる。クロック信号CLKがHIGH
のとき、出力Q及び出力Qbはクロック信号CLKの立
上がり時の信号をラッチする。このようなD-フリップ
フロップ21Bでは、クロック信号CLKの立下がり時
の非反転データ信号Dの情報が出力Qに現れ、反転デー
タDbの情報が出力Qbに現れる。
【0056】上記構成のD-フリップフロップ21Bを
備えた同期化回路においても、キャパシタ37、38を
介した静電エネルギーにより、入力ライン(32b)に
おける電圧変化の影響を同じ方向の電圧変化として出力
ライン35c側に、また、入力ライン(34b)におけ
る電圧変化の影響を同じ方向の電圧変化として出力ライ
ン33c側に及ぼすことができる。これにより、準安定
状態から速やかに抜け出すことができる等、第1実施形
態例と同様の効果を得ることができる。
【0057】次に、本発明の第3実施形態例におけるD
-フリップフロップについて説明する。図6は、本実施
形態例におけるD-フリップフロップの構成を示す回路
図である。このD-フリップフロップ21Cの基本構成
は、第1実施形態例におけるD-フリップフロップ21
Aと同様であるので、ここでは、本実施形態例の特徴的
な部分を中心に説明する。
【0058】本実施形態例におけるD-フリップフロッ
プ21Cは、同期信号の出力の安定化を一層高めるた
め、後段のスレーブラッチ23にもキャパシタを備えて
いる。2入力ANDゲート34の入力端子34b及び2
入力NORゲート33の出力ライン33cには、キャパ
シタ44の端子44a、44bが夫々接続されており、
これにより、電圧変化の方向が相互に同じライン(34
b)と(33c)とが容量結合される。2入力ANDゲ
ート32の入力端子32b及び2入力NORゲート35
の出力ライン35cには、キャパシタ43の端子43
a、43bが夫々接続されており、これにより、電圧変
化の方向が相互に同じライン(32b)と(35c)と
が容量結合される。
【0059】本D-フリップフロップ21Cは、マスタ
ラッチ22ではキャパシタ37、38によって、非同期
入力信号とクロック信号CLKとのラッチタイミングで
発生する準安定状態に留まる時間が短縮されながらも、
スレーブラッチ23においても同様の効果が得られる。
すなわち、電圧変化の方向が同じ出力Qに出力Qmの影
響を及ぼし、また、電圧変化の方向が同じ出力Qbに出
力Qmbの影響を及ぼすので、スレーブラッチ23側に
おいてもマスタラッチ22側と同様の効果を得ることが
でき、D-フリップフロップ21Cが準安定状態から一
層速やかに抜け出ることができる。
【0060】本実施形態例と同様に、図5の第2実施形
態例においてのスレーブラッチ23’側にもキャパシタ
を備え、同期信号の出力の一層の安定化を図る構成とす
ることができる。この場合、キャパシタは、ORゲート
28における反転出力Qmbの入力端子28bと、NA
NDゲート29におけるNANDゲート27からの出力
の入力端子29bとの間に挿入される。また、別のキャ
パシタが、ORゲート26における非反転出力Qmの入
力端子26bと、NANDゲート27におけるNAND
ゲート29からの出力の入力端子27bとの間に挿入さ
れる。
【0061】次に、本発明の第4実施形態例におけるフ
リップフロップについて説明する。図7は、本実施形態
例におけるフリップフロップの構成を示す回路図であ
る。本実施形態例では、トランスミッションゲート型の
フリップフロップ41Aにキャパシタが配設されてい
る。このフリップフロップ41Aは、マスタラッチ42
及びスレーブラッチ43を有している。マスタラッチ4
2は、インバータ63、65を経由して入力される非反
転データ信号Dを、クロック信号CLKのLOW/HIGH及
びクロック信号CLKの反転信号CLKbのHIGH/LOW
に従って非反転データ信号Dを通過/不通過させるトラ
ンスミッションゲート55を備える。マスタラッチ42
は更に、トランスミッションゲート55を通過した非反
転データ信号Dを反転させるインバータ56と、インバ
ータ56で反転された反転データ信号Dbをインバータ
56の入力側に帰還させるインバータ57とを備える。
トランスミッションゲート55では、PMOSトランジスタ
にクロック信号CLKが、NMOSトランジスタにクロック
信号CLKの反転信号CLKbが夫々入力される。トラ
ンスミッションゲート55とインバータ65の間の入力
ラインと、トランスミッションゲート55の出力側にお
けるインバータ57の出力端の接続ノードとに、キャパ
シタ59の一方及び他方の端子が夫々接続されている。
【0062】スレーブラッチ43は、マスタラッチ42
から送られる出力を、クロック信号CLKのHIGH/LOW
及びクロック信号CLKの反転信号CLKbのLOW/HIG
Hに従って出力を通過/不通過させるトランスミッショ
ンゲート60を備える。スレーブラッチ43は更に、ト
ランスミッションゲート60を通過した出力を反転させ
るインバータ61と、インバータ61を通過した反転デ
ータQをインバータ61の入力側に帰還させるインバー
タ62とを備える。トランスミッションゲート60で
は、クロック信号CLKの反転信号CLKbがPMOSトラ
ンジスタに、クロック信号CLKがNMOSトランジスタに
夫々入力される。
【0063】上記構成のフリップフロップ41Aによっ
ても、第1〜第3実施形態例におけるD-フリップフロ
ップ21A〜21Cと同様の原理により、マスタラッチ
42におけるキャパシタ59が、非同期入力信号とクロ
ック信号CLKとのラッチタイミングで発生する準安定
状態に留まる時間を短縮して出力を安定化することがで
きる。
【0064】また、本実施形態例では、スレーブラッチ
43側においても、トランスミッションゲート60の入
力ラインとインバータ62の出力端の接続ノードとの間
に、マスタラッチ42側と同様にキャパシタを配設する
ことによって、準安定状態からの離脱を一層速やかに行
う構成とすることができる。
【0065】次に、本発明を負エッジトリガトランスミ
ッションゲート型D-フリップフロップに適用した第5
実施形態例について説明する。図8は本実施形態例のフ
リップフロップの構成を示す回路図である。このフリッ
プフロップ41Bは、マスタラッチ42’及びスレーブ
ラッチ43’を有している。マスタラッチ42’は、イ
ンバータ63、65を経由して入力される非反転データ
信号Dを、クロック信号CLKのHIGH/LOW及びクロッ
ク信号CLKの反転信号CLKbのLOW/HIGHに従って
非反転データ信号Dを通過/不通過させるトランスミッ
ションゲート55’を備える。マスタラッチ42’は更
に、トランスミッションゲート55’を通過した非反転
データ信号Dを反転させるインバータ56と、インバー
タ56で反転された反転データ信号Dbをインバータ5
6の入力側に帰還させるインバータ57とを備える。ト
ランスミッションゲート55’では、PMOSトランジスタ
にクロック信号CLKの反転信号CLKbが、NMOSトラ
ンジスタにクロック信号CLKが夫々入力される。トラ
ンスミッションゲート55’とインバータ65の間の入
力ラインと、トランスミッションゲート55’の出力側
におけるインバータ57の出力端の接続ノードとに、キ
ャパシタ59の一方及び他方の端子が夫々接続されてい
る。
【0066】スレーブラッチ43’は、マスタラッチ4
2’から送られる出力を、クロック信号CLKのLOW/H
IGH及びクロック信号CLKの反転信号CLKbのHIGH
/LOWに従って出力を通過/不通過させるトランスミッ
ションゲート60’を備える。スレーブラッチ43’は
更に、トランスミッションゲート60’を通過した出力
を反転させるインバータ61と、インバータ61を通過
した反転データQをインバータ61の入力側に帰還させ
るインバータ62とを備える。トランスミッションゲー
ト60’では、クロック信号CLKがPMOSトランジスタ
に、クロック信号CLKの反転信号CLKbがNMOSトラ
ンジスタに夫々入力される。
【0067】上記構成のフリップフロップ41Bによっ
ても、第4実施形態例におけるD-フリップフロップ4
1Bと同様の原理により、マスタラッチ42’における
キャパシタ59が、非同期入力信号とクロック信号CL
Kとのラッチタイミングで発生する準安定状態に留まる
時間を短縮して出力を安定化することができる。また、
本実施形態例では、スレーブラッチ43’側において
も、トランスミッションゲート60’の入力ラインとイ
ンバータ62の出力端の接続ノードとの間に、マスタラ
ッチ42’側と同様にキャパシタを配設することができ
る。
【0068】次に、本発明の第6実施形態例におけるD
-フリップフロップについて説明する。図9は、本実施
形態例におけるD-フリップフロップの構成を示す回路
図である。D-フリップフロップ21Dにおける基本構
成は第3実施形態例におけるD-フリップフロップ21
Cと同様であるので、本実施形態例では、異なる構成部
分を中心に説明する。
【0069】マスタラッチ22では、2入力ORゲート
26の入力端子26bと、キャパシタ37の端子37a
との間に遅延素子45が挿入され、2入力ORゲート2
8の入力端子28bと、キャパシタ38の端子38aと
の間に遅延素子46が挿入される。スレーブラッチ23
では、2入力ANDゲート32の入力端子32bと、キ
ャパシタ43の端子43aとの間に遅延素子47が挿入
され、2入力ANDゲート34の入力端子34bと、キ
ャパシタ44の端子44aとの間に遅延素子48が挿入
される。
【0070】図10は、遅延素子45〜48の一構成例
を示す図である。遅延素子45〜48は夫々、縦続接続
された偶数段(本例では4個)のインバータ50を備え
る。この場合に、遅延素子45及び46により、キャパ
シタ37、38に夫々入力される反転データ信号Db、
非反転データ信号Dを所定時間だけ夫々遅延させ、電圧
変化が反転データ信号Db、非反転データ信号Dよりや
や遅れる出力Qmb、出力Qの電圧変化に一致させるこ
とができる。また、遅延素子47及び48により、キャ
パシタ43、44に夫々入力される出力Qm、出力Qm
bを所定時間だけ夫々遅延させ、電圧変化が出力Qm、
出力Qmbよりやや遅れる出力Q、出力Qbの電圧変化
に一致させることができる。これらにより、非同期入力
信号とクロック信号CLKとのラッチタイミングで発生
する準安定状態に留まる時間の短縮効果をより高めるこ
とができる。
【0071】図11は、遅延素子45〜48の他の構成
例を示す図である。遅延素子45〜48は夫々、縦続接
続された奇数段(本例では3個)のインバータ50を備
える。このように、遅延素子45〜48が奇数段のイン
バータ50から成る場合には、キャパシタ37の端子3
7bを2入力NANDゲート27の出力ライン27c側
に、キャパシタ38の端子38bを2入力NANDゲー
ト29の出力ライン29c側に夫々配線替えして、電圧
変化の方向を揃える。また、キャパシタ43の端子43
bを2入力NORゲート33の出力ライン33c側に、
キャパシタ44の端子44bを2入力NORゲート35
の出力ライン35c側に夫々配線替えして、電圧変化の
方向を揃える。
【0072】なお、本実施形態例では、上記構成に限ら
ず、遅延素子をマスタラッチ22及びスレーブラッチ2
3のいずれか一方のみに配設した構成とすることもでき
る。
【0073】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、フリップフロップを含む本発明の同
期化回路は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるも
のではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び
変更を施した同期化回路も、本発明の範囲に含まれる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期化回
路によると、非同期入力信号と内部クロック信号とのラ
ッチタイミングで発生する準安定状態に留まる時間を短
縮して出力を安定させ、同期化エラーを防ぐことができ
る。更に、このような同期化回路を簡素な構成から実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例における同期化回路に
備えたD-フリップフロップを示す回路図である。
【図2】図1のD-フリップフロップで発生する準安定
状態からの離脱を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図3】従来のD-フリップフロップによる電圧の時間
変化を示すグラフである。
【図4】第1実施形態例におけるD-フリップフロップ
の電圧の時間変化を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施形態例における負エッジトリ
ガD-フリップフロップの構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第3実施形態例におけるD-フリップ
フロップの構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第4実施形態例におけるD-フリップ
フロップの構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第5実施形態例におけるD-フリップ
フロップの構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第6実施形態例におけるD-フリップ
フロップの構成を示す回路図である。
【図10】遅延素子の一構成例を示す図である。
【図11】遅延素子の他の構成例を示す図である。
【図12】従来の同期化回路に備えたD-フリップフロ
ップを示す回路図である。
【図13】図12のD-フリップフロップで発生する準
安定状態を説明するためのタイミングチャートである。
【図14】図12のD-フリップフロップで発生する準
安定状態を説明するためのタイミングチャートである。
【図15】従来の同期化回路に備えた負エッジトリガD
-フリップフロップの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
21A〜21D D-フリップフロップ 22、22’ マスタラッチ 23、23’ スレーブラッチ 24、25 ゲート部 26、28 2入力ORゲート 26a、26b、27a、27b、28a、28b 入
力端子 27、29 2入力NANDゲート 27c、29c、33c、35c 出力ライン 29a、29b、32b、34b 入力端子 30、31 ゲート部 32、34 2入力ANDゲート 33、35 2入力NORゲート 36、50 インバータ 37、38、43、44 キャパシタ 37a、37b、38a、38b 端子 41A、41B トランスミッションゲート型のフリッ
プフロップ 43a、43b、44a、44b 端子 45、46、47、48 遅延素子 CLK クロック信号 CLKb クロック信号の反転信号 D データ信号 Db 反転値データ信号 Qmb 反転出力

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非反転データ信号及び反転データ信号が
    夫々入力される第1の入力ライン及び第2の入力ライン
    を有し、クロック信号に基づいて前記非反転データ信号
    又は反転データ信号をラッチする第1のラッチを備えた
    同期化回路において、 前記第1及び第2の入力ラインの少なくとも一方と、該
    一方における電圧変化の方向と同じ方向に電圧が変化す
    る出力ラインとの間に第1のキャパシタを備えることを
    特徴とする同期化回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のラッチが、第1のORゲート
    及び第1のNANDゲートから成る第1ゲート部と、第
    2のORゲート及び第2のNANDゲートから成る第2
    ゲート部とを備え、 クロック信号及び非反転データ信号が前記第1のORゲ
    ートに夫々入力され、該第1のORゲートの出力及び前
    記第2のNANDゲートからの出力が前記第1のNAN
    Dゲートに夫々入力され、 クロック信号及び反転データ信号が前記第2のORゲー
    トに夫々入力され、該第2のORゲートの出力と前記第
    1のNANDゲートからの出力が前記第2のNANDゲ
    ートに夫々入力されることを特徴とする請求項1に記載
    の同期化回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のキャパシタが、前記第1のO
    Rゲートにおける非反転データ信号の入力端子と、前記
    第1のNANDゲートにおける前記第2のNANDゲー
    トからの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴
    とする請求項2に記載の同期化回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のキャパシタが、前記第2のO
    Rゲートにおける反転データ信号の入力端子と、前記第
    2のNANDゲートにおける前記第1のNANDゲート
    からの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴と
    する請求項2に記載の同期化回路。
  5. 【請求項5】 前記第1のラッチから非反転出力及び反
    転出力が夫々入力される第3の入力ライン及び第4の入
    力ラインを有し、クロック信号に基づいて前記反転出力
    又は非反転出力をラッチする第2のラッチを更に備え、 前記第3及び第4の入力ラインの少なくとも一方と、該
    一方における電圧変化の方向と同じ方向に電圧が変化す
    る第2のラッチの出力ラインとの間に第2のキャパシタ
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の内の何れか
    1項に記載の同期化回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のラッチが、第1のANDゲー
    ト及び第1のNORゲートから成る第3ゲート部と、第
    2のANDゲート及び第2のNORゲートから成る第4
    ゲート部とを備え、 クロック信号及び前記反転出力が前記第1のANDゲー
    トに夫々入力され、該第1のANDゲートの出力及び前
    記第2のNORゲートからの出力が前記第1のNORゲ
    ートに夫々入力され、 クロック信号及び前記非反転出力が前記第2のANDゲ
    ートに夫々入力され、該第2のANDゲートの出力と前
    記第1のNORゲートからの出力が前記第2のNORゲ
    ートに夫々入力されることを特徴とする請求項5に記載
    の同期化回路。
  7. 【請求項7】 前記第2のキャパシタが、前記第1のA
    NDゲートにおける前記反転出力の入力端子と、前記第
    1のNORゲートにおける前記第2のNORゲートから
    の出力の入力端子との間に挿入されることを特徴とする
    請求項6に記載の同期化回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のキャパシタが、前記第2のA
    NDゲートにおける前記非反転出力の入力端子と、前記
    第2のNORゲートにおける前記第1のNORゲートか
    らの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴とす
    る請求項6に記載の同期化回路。
  9. 【請求項9】 前記第2のキャパシタには、第2のキャ
    パシタ用遅延素子を経由して前記非反転出力及び/又は
    反転出力が入力されることを特徴とする請求項5乃至8
    の内の何れか1項に記載の同期化回路。
  10. 【請求項10】 前記第2のキャパシタ用遅延素子は、
    縦続接続された偶数段のインバータから成ることを特徴
    とする請求項9に記載の同期化回路。
  11. 【請求項11】 前記第1のラッチが、第1のANDゲ
    ート及び第1のNORゲートから成る第1ゲート部と、
    第2のANDゲート及び第2のNORゲートから成る第
    2ゲート部とを備え、 クロック信号及び非反転データ信号が前記第1のAND
    ゲートに夫々入力され、該第1のANDゲートの出力及
    び前記第2のNORゲートからの出力が前記第1のNO
    Rゲートに夫々入力され、 クロック信号及び反転データ信号が前記第2のANDゲ
    ートに夫々入力され、該第2のANDゲートの出力と前
    記第1のNORゲートからの出力が前記第2のNORゲ
    ートに夫々入力されることを特徴とする請求項1に記載
    の同期化回路。
  12. 【請求項12】 前記第1のキャパシタが、前記第1の
    ANDゲートにおける非反転データ信号の入力端子と、
    前記第1のNORゲートにおける前記第2のNORゲー
    トからの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴
    とする請求項11に記載の同期化回路。
  13. 【請求項13】 前記第1のキャパシタが、前記第2の
    ANDゲートにおける反転データ信号の入力端子と、前
    記第2のNORゲートにおける前記第1のNORゲート
    からの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴と
    する請求項11に記載の同期化回路。
  14. 【請求項14】 前記第2のラッチが、第1のORゲー
    ト及び第1のNANDゲートから成る第3ゲート部と、
    第2のORゲート及び第2のNANDゲートから成る第
    4ゲート部とを備え、 クロック信号及び前記反転出力が前記第1のORゲート
    に夫々入力され、該第1のORゲートの出力及び前記第
    2のNANDゲートからの出力が前記第1のNANDゲ
    ートに夫々入力され、 クロック信号及び前記非反転出力が前記第2のORゲー
    トに夫々入力され、該第2のORゲートの出力と前記第
    1のNANDゲートからの出力が前記第2のNANDゲ
    ートに夫々入力されることを特徴とする請求項5に記載
    の同期化回路。
  15. 【請求項15】 前記第2のキャパシタが、前記第1の
    ORゲートにおける前記反転出力の入力端子と、前記第
    1のNANDゲートにおける前記第2のNANDゲート
    からの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴と
    する請求項14に記載の同期化回路。
  16. 【請求項16】 前記第2のキャパシタが、前記第2の
    ORゲートにおける前記非反転出力の入力端子と、前記
    第2のNANDゲートにおける前記第1のNANDゲー
    トからの出力の入力端子との間に挿入されることを特徴
    とする請求項14に記載の同期化回路。
  17. 【請求項17】 前記第2のキャパシタには、第2のキ
    ャパシタ用遅延素子を経由して前記非反転出力及び/又
    は反転出力が入力されることを特徴とする請求項14乃
    至16の内の何れか1項に記載の同期化回路。
  18. 【請求項18】 前記第2のキャパシタ用遅延素子は、
    縦続接続された偶数段のインバータから成ることを特徴
    とする請求項17に記載の同期化回路。
  19. 【請求項19】 前記第1のキャパシタには、第1のキ
    ャパシタ用遅延素子を経由して非反転データ信号及び/
    又は反転データ信号が入力されることを特徴とする請求
    項1乃至18の内の何れか1項に記載の同期化回路。
  20. 【請求項20】 前記第1のキャパシタ用遅延素子は、
    縦続接続された偶数段のインバータから成ることを特徴
    とする請求項19に記載の同期化回路。
  21. 【請求項21】 データ信号が入力される第1の入力ラ
    インを備え、クロック信号に基づいて前記データ信号を
    ラッチする第1のラッチを備えた同期化回路において、 前記第1のラッチが、入力されるデータ信号の変化に伴
    って駆動して該データ信号を通過させる第1トランスミ
    ッションゲートと、該第1トランスミッションゲートを
    通過した前記データ信号を反転させる第1インバータ
    と、該第1インバータで反転された反転データ信号を前
    記第1インバータの入力側に帰還させる第2インバータ
    と、前記第2インバータの出力端の接続ノードと前記第
    1の入力ラインとの間に配設された第1のキャパシタと
    を備えることを特徴とする同期化回路。
  22. 【請求項22】 前記第1のラッチからの出力が入力さ
    れる第2の入力ラインを備え、クロック信号に基づいて
    前記第1のラッチからの出力をラッチする第2のラッチ
    を更に備え、 前記第2のラッチが、前記第1のラッチの出力の変化に
    伴って駆動して該出力を通過させる第2トランスミッシ
    ョンゲートと、該第2トランスミッションゲートを通過
    した前記出力を反転させる第3インバータと、該第3イ
    ンバータを通過した反転出力を前記第3インバータの入
    力側に帰還させる第4インバータと、該第4インバータ
    の出力端の接続ノードと前記第2の入力ラインとの間に
    配設された第2のキャパシタとを備えることを特徴とす
    る請求項21に記載の同期化回路。
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