JP3211854B2 - パンチプレスのテーブル - Google Patents

パンチプレスのテーブル

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JP3211854B2
JP3211854B2 JP03667194A JP3667194A JP3211854B2 JP 3211854 B2 JP3211854 B2 JP 3211854B2 JP 03667194 A JP03667194 A JP 03667194A JP 3667194 A JP3667194 A JP 3667194A JP 3211854 B2 JP3211854 B2 JP 3211854B2
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resin sheet
punch press
press table
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博一 坂本
泰史 堀場
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパンチプレス等の板材加
工機におけるテーブル上面の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスによりワーク(板
材)を加工する場合、テーブル上にワークを載置してワ
ークホルダーにてワークを把持し、このワークホルダー
に把持されたワークをテーブル上を前後左右に搬送し
て、所定の位置で停止させて孔開け加工が行われるので
ある。このワークをテーブル上で搬送するときに、ワー
クの下面が傷付いたり、ワークの搬送に大きな力が必要
とならないように、テーブル上には多数のフリーボール
ベアリングが配設されていた。また、傷付きを防止した
り、騒音を防止するためにテーブル上にブラシを配置し
た構成も公知となっている。例えば、実開平5−443
19号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したテー
ブル上に配設されたフリーボールベアリングは、主に金
属によって構成されているために、ワークをテーブル上
に載置したときの音やテーブル上を移動させた時に金属
と金属が当たり又は擦れるので騒音が大きく、その移動
時に摩擦等により傷付くこともあった。また、フリーボ
ールベアリングはコスト等を考慮するとテーブル上面に
敷きつめることはできないので、ボールの間隔が大き
く、ワーク支持点が少ないことでワークが撓み、ボール
との接触音を増大させ、傷付きも多く、加工精度にも悪
影響を与えていたのである。また、ブラシをテーブル上
に貼設した場合にはコスト増加を招き、塵埃が溜まり易
く金属片等が付着して傷付きを増長させることもあっ
た。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説
明する。即ち、パンチプレスのテーブル上面に低摩擦係
数の樹脂シートを張り付け、該樹脂シートとテーブル上
面との間にスポンジ材を介在させ、該樹脂シートの表面
に凹凸を形成したものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。上記手段を用いることに
よって、パンチプレスのワークホルダーに把持されたワ
ークはテーブル上を搬送されてラム下方で孔開け加工が
行われ、この搬送時にワーク下面は低摩擦係数の樹脂シ
ート上を滑り、小さな抵抗で搬送され、しかも樹脂シー
ト表面の凹凸によって密着することなく搬送され、前記
ワークホルダーのロアジョーはスポンジ材の変形で吸収
されて、ワークを浮き上がらせることはない。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1は本発明の樹脂シートをテーブルに貼設したパンチプ
レスの平面図、図2はテーブルの一部断面図、図3はワ
ークホルダー部分の断面図、図4は樹脂シート表面に凹
凸を設けた実施例の断面図である。
【0007】図1において板材加工機としてパンチプレ
スPの構成から説明すると、下部フレーム1の前部上に
センターテーブル2を配置し、該センターテーブル2の
両側にサイドテーブル3L・3Rを配置して、該サイド
テーブル3L・3Rは下部フレーム1上に前後方向に設
けたレール7・7上を前後に摺動可能に配置されてい
る。該サイドテーブル3L・3R前部には支持体4が横
設されて両サイドテーブル3L・3Rが同時に摺動でき
るようにし、該支持体4の後面にはレールを配置して、
クロススライド5が支持体4の一側に設けた駆動モータ
ーMによってレール上を左右に摺動可能に配置してい
る。そして、該クロススライド5の後部には板材等のワ
ークを挟持するワークホルダー6・6が配設されて、こ
のワークホルダー6・6によって挟持されたワークはク
ロススライド5の摺動によって左右任意位置へ搬送可能
であり、サイドテーブル3L・3Rの前後動によって前
後任意位置へ搬送可能としているのである。
【0008】前記センターテーブル2の後部には下タレ
ットを配置して外周に沿ってダイ(下型)を多数装着
し、その上方に上タレット9が配設されて下タレットの
ダイと合うパンチ(上型)がそれぞれ対向して装着さ
れ、作業時には下タレットと上タレット9を同時に回動
して所望のダイとパンチを選択して、上タレット9前部
上に配置したラム11を昇降することによってパンチも
昇降して打ち抜き、ワークの孔開け加工ができるように
している。
【0009】そして、前記センターテーブル2及びサイ
ドテーブル3L・3R(以下テーブル2・3)上面に本
発明の要部である樹脂シート10・10・・・が張り付
けられて、ワークホルダー6・6に挟持したワークWを
テーブル2・3上で傷付けずに容易に搬送できるように
している。
【0010】つまり、樹脂シート10は摩擦係数が小さ
く、耐衝撃度が大きい合成樹脂、例えば、フッ素樹脂や
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレン等からな
り、本実施例では高密度ポリエチレンが使用され、図2
に示すように、該樹脂シート10はスポンジ材12を介
してテーブル2・3上に貼設され、該樹脂シート10の
厚さaは本実施例では0.1〜0.5mmで、スポンジ
材12の厚さbは5〜10mmとしている。このスポン
ジ材12を介在させることによって、図3に示すよう
に、ワークWをワークホルダー6で把持して搬送する時
に、ロアジョー6bはワークW下面より沈み、ロアジョ
ー6b上面がワークWの高さと一致して、アッパージョ
ー6aとの把持によってワークWを基準高さに維持する
ことができ、ワークWを浮き上がらせることもないので
ある。
【0011】そして、樹脂シート10は一定広さのシー
トを縦横に並べて、樹脂シート10と樹脂シート10の
間は少し間隔をあけて溝Aを形成し、ワークWを樹脂シ
ート10上面に載置した時に接着しないようにしてい
る。これは樹脂シートの面積が大きいとワークが密着し
て搬送に支障を来すので、溝Aによって空気層を作り密
着を防止している。但し、樹脂シートの代わりに樹脂テ
ープを用いて、この樹脂テープをテーブル上面に所定間
隔をおいて筋状に張り付けることも可能であり、また、
樹脂シート又は樹脂テープに多数の孔を開けて張り付け
ることも可能であり、また、図4に示すように、樹脂シ
ート又は樹脂テープの表面に凹凸10aを設けてテーブ
ル上に張り付けることも可能であり、このようにして密
着することを防止できる。また、原点位置を設定する部
分やラム下方位置近傍の加工部分において、溝や孔や凹
凸の密度を高く、その位置から離れるに従って密度を低
くするように、または樹脂シートの面積を離れるに従っ
て大きく構成して、小さなワークから大きなワークまで
密着しないように構成することもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、従来テーブル上面に配設したフリーボール
ベアリングに比べてワーク移動時の騒音やワーク裏面の
傷付きが防止でき、樹脂シートを一定間隔あけて張り付
けることで密着を防止できる。また、金属製のフリーボ
ールベアリングから樹脂シートとすることによって、重
量を軽減でき、テーブルの重量も軽減して、テーブルの
移動の応答性を向上することができたのである。
【0013】また、請求項2の如く樹脂シートとテーブ
ル上面との間にスポンジ材を介在させたので、ワークホ
ルダーのロアジョーはテーブル上のいずれの位置におい
てもスポンジ材の変形でワーク面より沈み、ワークが持
ち上げられることがなく、ワークを正確に加工すること
ができ、しかも,ワークを載置したときのクッションと
もなり、騒音を更に低下させ、損傷も防止できる。又、
加工レベルの安定により加工精度も向上する。
【0014】請求項3の如く、樹脂シート表面に凹凸を
設けることで、小さなワークを載置したときでも樹脂シ
ート表面にワークが密着することを防止でき、移動抵抗
を更に減少して摩擦係数を更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂シートをテーブルに貼設したパン
チプレスの平面図である。
【図2】テーブルの一部断面図である。
【図3】ワークホルダー部分の断面図である。
【図4】樹脂シート表面に凹凸を設けた実施例の断面図
である。
【符号の説明】
P パンチプレス 2 センターテーブル 3 サイドテーブル 10 樹脂シート 12 スポンジ材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスのテーブル上面に低摩擦係
    数の樹脂シートを張り付けたことを特徴とするパンチプ
    レスのテーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂シートとテーブル上
    面との間にスポンジ材を介在させたことを特徴とするパ
    ンチプレスのテーブル。
  3. 【請求項3】 上記樹脂シートの表面に凹凸を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパンチプ
    レスのテーブル。
JP03667194A 1994-03-08 1994-03-08 パンチプレスのテーブル Expired - Fee Related JP3211854B2 (ja)

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