JP2562747Y2 - 板材加工機の材料送り装置 - Google Patents

板材加工機の材料送り装置

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JP2562747Y2
JP2562747Y2 JP9208291U JP9208291U JP2562747Y2 JP 2562747 Y2 JP2562747 Y2 JP 2562747Y2 JP 9208291 U JP9208291 U JP 9208291U JP 9208291 U JP9208291 U JP 9208291U JP 2562747 Y2 JP2562747 Y2 JP 2562747Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板材加工機の材料送り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機における板材の搬送
は、板材加工機のテーブルに備えたワーククランプによ
って板材を把持し、このワーククランプを設けたキャレ
ッジを移動させることによって行なわれていた。このた
め、前記板材はキャレッジの移動に伴ないテーブル面上
を摺動されるため、通常板材加工機のテーブル上面には
多数のフリーベアが組み込まれていた。このフリーベア
は鋼球のトップ面を滑動自在に保持する膨出部が設けて
あって、この膨出部の上端より鋼球のトップ面を突出し
たものである。この鋼球のトップ面上に板材を載置し摺
動するように、板材の移動による摩擦を軽減させるよう
になっている。
【0003】また、搬送される板材に傷を付けないため
に、前記フリーベアの代りに人口芝をテーブル上面に貼
着したり、ナイロン製のブラシをテーブル前面に貼着し
たりしたものも試みられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記フ
リーベアを用いたものは、通常鋼球を用いているため、
アルミニウム等の軟質板材に対しては摺り傷が付いた
り、打痕が付いてしまうという問題点があった。また、
騒音についても板材とフリーベアの共振音や材料のバタ
ツキによる音が大きくなるという欠点があった。
【0005】人口芝やブラシを貼着したものについて
は、騒音の点は解消できるが摺り傷については十分とは
云えず、板材加工後の端面とが穴の周辺に発生するバリ
のためにブラシに引掛り、ブラシの寿命を著しく損なう
という欠点があった。
【0006】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、軟質板材であっても傷を
付けることなく、上方または下方に成形加工の返り部を
もった板材でも、円滑にテーブル上をスライドできる板
材加工機の材料送り装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の板材加工機の材料送り装置は、板材加工機
におけるサイドテーブル上面に、材料の送り方向と平行
に複数列からなるブラシ列を設け、センターテーブル上
面とタレットディスク内上面に、材料の送り方向と材料
の送り方向に直交した方向に前記複数列からなるブラシ
列を設けたことを特徴とするものである。また、前記複
数列からなるブラシ列の断面形状が山形、丸山形もしく
は平形に形成されていたり、ブラシ列を形成する各ブラ
シの先端が球状に形成されていたり、さらには、固体潤
滑剤でコーティングされていることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】上記構成よりなる板材加工機の材料送り装置に
よれば、センターテーブルとタレットディスク内に材料
の送り方向と材料の送り方向に直交した方向に複数列か
らなるブラシ列を設けて、板材の重さを支えると共に、
キャレッジとキャレッジベースによる板材のX軸および
Y軸方向への移動が容易となる。また、このセンターテ
ーブルの左右に設けたサイドテーブルには、板材の送り
方向と平行に複数列のブラシ列を備えたので、板材の移
動は容易になると共に騒音は完全に防止できる。
【0009】加えて、前記ブラシ列の断面は山形、丸山
形もしくは平形を用意しておき、用途に応じての取換え
ができ、各ブラシの先端を球状に形成したことにより板
材の成形加工後の搬送も容易であり、固体潤滑剤のコー
ティングによって板材との摺動抵抗を減少させ、ブラシ
の寿命を保たせることも可能である。
【0010】
【実施例】以下、考案の一実施例を図1ないし図6を参
照して説明する。
【0011】図6は板材加工機の一例としてのタレット
パンチプレス1で、下部フレーム3の前後(図において
は左右)に支柱5および7を一体的に立設し、この支柱
5および7上には上部フレーム9を設けて門型形状のフ
レームを形成している。
【0012】前記上部フレーム9には円盤状の上部タレ
ット11が回転軸13を介して回転自在に設けてあり、
下部フレーム3には上部タレット11に対向した下部タ
レット15が回転軸17を介して回転自在に設けてあ
る。前記上部タレット11には種々の寸法形状をなした
多数の上部金型19が設けてあり、下部タレット15に
は上部金型19に対応する下部金型21が取付けてあ
る。前記上部フレーム9の中央付近には上部金型19と
下部金型21との間に置かれた板材Wにパンチング加工
を行なう上下動自在なラム23が設けてある。
【0013】パンチング加工が施される板材Wの位置決
め装置25は、下部フレーム3に取付けたガイドレール
29を介して前後方向(図の左右方向)へ移動自在に設
けられたキャレッジベース27と、このキャレッジベー
ス27に設けられた図の表裏方向に移動自在に設けられ
たキャレッジ33とによって行なわれ、前記板材Wはキ
ャレッジ33に設けられたワーククランプ31によって
把持される。このワーククランプ31によって把持され
た板材Wは、キャレッジベース27に沿ってX軸方向
(図の表裏方向)に移動され、X軸方向への位置決めが
なされる。そしてキャレッジベース27によってY軸方
向(図の左右方向)へ移動され、Y軸方向への位置決め
がなされる。
【0014】この位置決め装置25の下側で下部フレー
ム3の上面には、板材Wを移動自在に支承する固定され
たセンターテーブル35が設けてあり、このセンターテ
ーブル35の左右両側にはキャレッジベース27に固定
された可動テーブルとなるサイドテーブル37がそれぞ
れ配置してある。したがってサイドテーブル37はキャ
レッジベース27のY軸方向への移動に伴って、センタ
ーテーブル35の両側をY軸方向に移動される構成にな
っている。
【0015】上記のように構成されたサイドテーブル3
7の上面には、図1に示すように板材(材料)Wの送り
方向(X軸方向)に平行な複数列からなるブラシ39が
それぞれ設けてある。センターテーブル35の上面には
板材Wの送り方向にブラシ列41を、板材Wの送り方向
と直交した方向(Y軸方向)にブラシ列43からなる縦
横等間隔の枠状ブラシ列が配設され、下部タレット15
の上面中央部にも同様の枠状ブラシ列41,43が配設
されている。なお、図中サイドテーブル37の突出部に
は原点位置合せ用の出没自在な位置決めストッパ45が
設けてあり、図の左方向より搬入された板材Wは位置決
めのストッパー45によって原点位置合せが行なわれ、
ワーククランプ31によって把持されタレット位置へ位
置決めされ、パンチング加工後は図の右側のサイドテー
ブル37上をワーククランプ31に把持されて右側のサ
イドテーブル37より外方へ搬出される。
【0016】前記ブラシ列39,41および43は図2
に示すように、断面凹字状のブラシ本体47の溝部49
内に、例えばナイロン製のブラシ毛51をモールドした
ものである。そして、このブラシ列39,41および4
3は2つのアングルからなる止金具53に挟持されてサ
イドテーブル37やセンターテーブル35に取付けられ
る。このサイドテーブル37やセンターテーブル35の
ブラシ列39,41,43の取付位置には、長穴55が
穿設してあって、ネジ57を介して調整自在に取付けら
れる。このネジ57をゆるめて一方の止金具53をずら
すだけでブラシ列39,41,43の着脱は容易であ
る。
【0017】このブラシ列39,41,43のブラシ毛
51はその先端が図3(A) ,(B) ,(C) に示すように、
平形に揃えられたもの、山形に揃えられたもの、丸山形
に揃えられたものとがあり、これらの形状は用途に応じ
て使い分けられるように形成してある。平形のものは重
い板材に適し、山形のものは軽い板材に適し、丸山形の
ものは中間の一般用として区別される。
【0018】これらのブラシ列39,41,43を形成
するブラシ毛51の先端は、何れも図4に示すように毛
先59は球状に形成されており、且つその表面にはテフ
ロン系の固体潤滑剤61がコーティングされている。こ
のコーティングによりブラシ毛51と板材Wとの摺動抵
抗は減少し、ブラシ毛51の摩耗を防止させることがで
きる。
【0019】上述したブラシ列39,41,43は既に
述べたように、サイドテーブル37やセンターテーブル
35、および下部タレット15内に脱着可能に取付けら
れるが、各部位への取付後のブラシ毛51の毛先59
は、図5に示すように同一平面をなし、その毛先59上
に載置された板材Wの表面は、下部タレット15に設け
られた下部金型21の上面との間に僅かな間隙Gをもっ
て配されるようになっており、前記キャレッジベース2
7のワーククランプ31の移動によっても、下部金型2
1との接触は防止されるように構成してある。
【0020】以上説明した構成により、図1における左
側のサイドテーブル37に搬入された板材Wは、送り方
向に沿って平行に配設されたブラシ列39上を右方向に
運ばれ、少しもどして位置決めストッパー45に板材W
の端面を合わせて原点位置に合せられる。次に、キャレ
ッジ33が移動してきて板材Wはワーククランプ31に
て把持し、キャレッジベース27によりY軸方向の位置
決めがなされ、キャレッジ33によってX軸方向の位置
決めが行なわれて、板材Wの所定位置は上下のタレット
11,15間に挿入されパンチング加工が施される。加
工終了後の板材Wは右側のサイドテーブル37に搬送さ
れて機外に搬出される。
【0021】このパンチ加工時はワーククランプ33に
把持された板材Wは、サイドテーブル37とセンターテ
ーブル35とタレットディスク15とのブラシ列39,
41,43に支承され、騒音を発することなく自由に移
動される。パンチング加工後板材Wに生じた下方向への
かえり等があっても、ブラシ毛51の毛先59は球状に
形成され、且つ固体潤滑剤のコーティングによる作用で
円滑に移動される。
【0022】また、ブラシ列39,41,43は止金具
53による挾み止めであるから、板材Wの性質に応じて
取換えることも可能であり、磨耗したブラシ列39の交
換も簡単に行なうことができる。
【0023】なお、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様でも実施し得るものである。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
実用新案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であ
るから、軟質板材であっても材料面に傷を付けることな
く、上方または下方に成形加工の返り部をもったもので
あっても、円滑にテーブル上をスライドさせることがで
き、騒音のない板材加工を行なうことが可能となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で、板材加工機の材料送り装
置の平面図である。
【図2】図1の材料送り装置に用いられるブラシ列の斜
視図である。
【図3】図2のブラシ列の種々な先端形状を示す断面図
である。
【図4】図2のブラシ列に用いられる毛先の形状および
コーティングを示す断面図である。
【図5】図2のブラシ列を装着したタレットパンチレス
の主要断面図である。
【図6】図1の板材加工機の一例としたタレットパンチ
プレスの外観側面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 35 センターテーブル 37 サイドテーブル 39,41,43 ブラシ列

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機におけるサイドテーブル上面
    に材料の送り方向と平行に複数列からなるブラシ列を設
    け、センターテーブル上面とタレットディスク内上面に
    材料の送り方向と材料の送り方向に直交した方向に前記
    複数列からなるブラシ列を設けたことを特徴とする板材
    加工機の材料送り装置。
  2. 【請求項2】 前記複数列からなるブラシ列の断面形状
    が山形、丸山形もしくは平形に形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の板材加工機の材料送り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ列を形成する各ブラシにおけ
    る先端が球状に形成されたものであることを特徴とする
    請求項1及び2記載の板材加工機の材料送り装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ例を形成する各ブラシが固体
    潤滑剤でコーティングされていることを特徴とする請求
    項1乃至3記載の板材加工機の材料送り装置。
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JPH0544319U (ja) 1993-06-15

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