JP3211697B2 - 無段変速機の目標変速比生成装置 - Google Patents

無段変速機の目標変速比生成装置

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JP3211697B2
JP3211697B2 JP02665697A JP2665697A JP3211697B2 JP 3211697 B2 JP3211697 B2 JP 3211697B2 JP 02665697 A JP02665697 A JP 02665697A JP 2665697 A JP2665697 A JP 2665697A JP 3211697 B2 JP3211697 B2 JP 3211697B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • F16H61/66259Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling using electrical or electronical sensing or control means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無段変速機を走
行条件の変化に伴い新たな変速比へ変速を行う場合にお
いて、当該変速比に目標とする応答で一致させるよう制
御する無段変速機の目標変速比生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの出力をトルクコンバータある
いはフルードカップリング等の流体式伝動装置と、その
出力を無段階に変速する無段変速機を介して車両等の駆
動軸に伝動させるようにした自動変速機が知られてい
る。
【0003】この種の自動変速機に一般的に適用される
無段変速機は、変速比可変機構としてVベルトとの接触
プーリ幅が油圧に基づいて可変制御される駆動側と従動
側の一対の可変プーリを備えており、各プーリのプーリ
幅を油圧により相反的に制御することにより変速比を変
化させるようにしている。その変速比は、例えば、車
速、エンジン回転速度、負荷等の運転条件に応じて予め
定めた所定のパターンにしたがって変化するように、前
記運転条件を検出しながら各プーリへの変速制御弁の開
度を加減することにより制御される。
【0004】ところで、このような無段変速機の変速比
を変化させる場合、新たな変速比に目標(設計者が望
む)とする応答で一致させるよう制御する目標変速比生
成装置が考えられている。
【0005】これは、運転者が希望する走行形態に応じ
て選択するレンジ毎に変速比マップを設定して、その変
速比マップを基に走行条件によって到達変速比を求め
る。そして、その到達変速比と実変速比との偏差に応じ
て、変速比の変化速度の割合を変更して変速比指令値を
出力して、変速制御弁を制御する(特願平6ー3199
13号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置にあっては、目標変速比(設計者が望む変速応
答に合う変速比)に実変速比が遅れなく追従することを
前提に設計されているものの、必ずしも要求通りの変速
応答は得られない。
【0007】即ち、変速比可変機構(変速比サーボ装
置)には遅れがあるが、従来装置では変速比サーボ装置
の動特性を考慮しにくいため、到達変速比が変化してい
る過渡的な状態では、実変速比と目標変速比が一致せ
ず、実エンジン回転が目標エンジン回転を行き過ぎるオ
ーバーシュートを生じてしまい、その結果燃費の悪化を
招くといった問題が起こっている。
【0008】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、要求の変速応答を確保できる無段変速
機の目標変速比生成装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図11に
示すように走行条件に応じて無段階に到達変速比を設定
すると共に、該到達変速比に向け変速比可変機構を介し
て実変速比を制御するようにした無段変速機において、
前記到達変速比と目標変速比との間における偏差を演算
する変速比偏差演算手段と、該変速比の偏差に応じ目標
変速比および指令変速比を演算するための動特性の定数
を決定する目標変速比動特性決定部と、該動特性定数を
用いてフィルタを構成して、前記到達変速比をフィルタ
の入力として、目標変速比および指令変速比を算出する
目標変速比生成部とを具備すると共に、その指令変速比
を変速比可変機構を駆動制御する変速比サーボ装置の入
力とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、目標
変速比生成部のフィルタは、少なくとも1つが変速比サ
ーボ装置の伝達特性の逆系から構成される。
【0011】第3の発明は、第1の発明において、目標
変速比生成部のフィルタは、変速比サーボ装置の伝達特
性の逆系と、目標とする変速比の動特性のフィルタから
構成される。
【0012】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、目標変速比生成部のフィルタは、1次/1次で構
成される。
【0013】第5の発明は、第3の発明において、目標
変速比生成部のフィルタは、下式で表される。
【0014】 フィルタGc(s)=(TTs+1)/(T0s+1) ただし、TT:変速比サーボ装置の動特性の定数 T0:目標変速比動特性決定部からの動特性の定数 s:微分演算子
【0015】
【発明の効果】第1の発明によれば、到達変速比と目標
変速比との偏差に応じ目標変速比および指令変速比を演
算するための動特性の定数を決定すると共に、その動特
性定数を用いてフィルタを構成、つまり目標とする変速
比の動特性を基に、変速比サーボ装置に入力する指令変
速比を設定するので、目標とする変速応答にて、実変速
比を目標変速比に一致させることができ、したがって実
エンジン回転が目標エンジン回転を行き過ぎるオーバー
シュートを生じることなく、変速比制御を適切に行うこ
とができ、燃費、運転性を向上できる。
【0016】第2、第3の発明によれば、変速比サーボ
装置の伝達特性つまり変速比可変機構の遅れに対して
も、変速比制御を適切に行うことができ、燃費、運転性
を向上できる。
【0017】第4、第5の発明によれば、フィルタの構
成が容易であり、また目標とする変速比の動特性定数を
基に、運転性や燃費などの性能のチューニングが容易に
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1に本発明が適用可能な無段変速機の縦
断面構造を示す。これを説明すると、エンジン出力軸1
0には流体式伝動装置としてのトルクコンバータ12が
連結されている。流体式伝動装置としては、トルクコン
バータ12に変えてフルードカップリングあるいは電磁
クラッチ等が用いられる場合もある。
【0020】トルクコンバータ12はロックアップクラ
ッチ11を備えており、コンバータ室12cおよびロッ
クアップ油室12dの油圧を相反的に制御することによ
り、入力側のポンプインペラ12aと出力側のタービン
ランナ12bとを機械的に連結しまたは切り離し可能と
している。
【0021】トルクコンバータ12の出力側は回転軸1
3と連結され、回転軸13は前後進切換機構15と連結
されている。前後進切換機構15は、遊星歯車機構1
9、前進用クラッチ40、後退用ブレーキ50等から構
成されている。遊星歯車機構19の出力側は回転軸13
の外側に同軸的に嵌装されたプライマリ軸としての駆動
軸14に連結されている。駆動軸14には無段変速機1
7の駆動側プーリ16が設けられている。
【0022】無段変速機17は、上記駆動側プーリ16
と、従動側プーリ26と、駆動側プーリ16の回転力を
従動側プーリ26に伝達するVベルト24等からなって
いる。
【0023】駆動側プーリ16は、駆動軸14と一体に
回転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置
されてV字状プーリ溝を形成すると共に駆動側プーリシ
リンダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方
向に移動可能である可動円錐板22からなっている。駆
動側プーリシリンダ室20は、この場合室20aおよび
室20bの2室からなっており、後述する従動側プーリ
シリンダ室32よりも大きな受圧面積を有している。
【0024】従動側プーリ26は、セカンダリ軸として
の従動軸28上に設けられている。従動側プーリ26
は、従動軸28と一体に回転する固定円錐板30と、固
定円錐板30に対向配置されてV字状プーリ溝を形成す
ると共に従動側プーリシリンダ室32に作用する油圧に
よって従動軸28の軸方向に移動可能である可動円錐板
34からなっている。
【0025】従動軸28には駆動ギヤ46が固着されて
おり、この駆動ギヤ46はアイドラ軸52上のアイドラ
ギヤ48とかみ合っている。アイドラ軸52に設けられ
たピニオンギヤ54はファイナルギヤ44とかみ合って
いる。ファイナルギヤ44は差動装置56を介して図示
しない車輪に至るプロペラシャフトまたはドライブシャ
フトを駆動する。
【0026】上記のような無段変速機17にエンジン出
力軸10から入力された回転力は、トルクコンバータ1
2および回転軸13を介して前後進切換機構15に伝達
され、前進用クラッチ40が締結されると共に後退用ブ
レーキ50が解放されている場合には一体回転状態とな
っている遊星歯車機構19を介して回転軸13の回転力
が同じ回転方向のまま駆動軸14に伝達され、一方前進
用クラッチ40が解放されると共に後退用ブレーキ50
が締結されている場合には遊星歯車機構19の作用によ
り回転軸13の回転力は回転方向が逆になった状態で駆
動軸14に伝達される。
【0027】駆動軸14の回転力は駆動側プーリ16、
Vベルト24、従動側プーリ26、従動軸28、駆動ギ
ヤ46、アイドラギヤ48、アイドラ軸52、ピニオン
ギヤ54およびファイナルギヤ44を介して差動装置5
6に伝達される。前進用クラッチ40および後退用ブレ
ーキ50の両方が解放されている場合には動力伝達機構
は中立状態となる。
【0028】上記のような動力伝達の際に、駆動側プー
リ16の可動円錐板22および従動側プーリ26の可動
円錐板34を軸方向に移動させてVベルト24との接触
位置半径を変えることにより、駆動側プーリ16と従動
側プーリ26との間の回転比つまり変速比(減速比)を
変えることができる。例えば、駆動側プーリ16のV字
状プーリ溝の幅を拡大すると共に従動側プーリ26のV
字状プーリ溝の幅を縮小すれば、駆動側プーリ16側の
Vベルト24の接触位置半径は小さくなり、従動側プー
リ26側のVベルト24の接触位置半径は大きくなるの
で、大きな変速比が得られることになる。可動円錐板2
2および34を逆方向に移動させれば上記とは逆に変速
比は小さくなる。
【0029】このような駆動プーリ16と従動側プーリ
26のV字状プーリ溝の幅を変化させる制御は、次に述
べる制御系統を介しての駆動側プーリシリンダ室20
(20a,20b)または従動側プーリシリンダ室32
への油圧制御により行われる。
【0030】図2に本発明の制御演算部の機能を含めて
上記した無段変速機の基本的な変速比制御を行う機能を
有する制御系統の略図を示す。なお、図2において図1
と対応する機構部分には同一の符号を付して示してあ
る。
【0031】以下、この制御系統について説明すると、
図において101はマイクロコンピュータ等からなる電
子制御部、102は各種油圧制御弁等からなる油圧制御
部を示しており、この制御系統では上記無段変速機の制
御手段は主としてこれら電子制御部101および油圧制
御部102によって構成されている。
【0032】電子制御部101は、制御演算処理を行う
中央演算部101A、中央演算部101Aにエンジンお
よび車両からの各種の運転状態信号を処理可能な形式に
基づいて油圧制御等のための各種信号を出力する出力部
101Cからなる。
【0033】入力部101Bには、エンジン100の燃
料噴射量や点火時期を電子制御するためのコントロール
モジュール103によって利用される水温信号S1、ス
ロットル開度信号S2、エンジン回転信号S3、ABS
(アンチロックブレーキシステム)制御装置104から
のABS作動信号S4、車両の制動装置作動時に発せら
れる制動信号S5、セレクタレバー105の操作位置を
示す信号としてシフトポジションスイッチ(インヒビタ
スイッチ)から発せられるシフトポジション信号S6、
駆動側プーリ16の回転速度信号S7(タービン回転速
度信号)、従動側プーリ26の回転速度信号S8(車速
信号)等が入力し、これらの信号を必要に応じて中央演
算部101Aに供給する。
【0034】中央演算部101Aは、変速制御部10
6、ライン圧制御部107、ロックアップ制御部108
からなり、それぞれ上記各種信号中から必要な所定の信
号を用いて制御信号を演算し、出力部101Cを構成す
るステップモータ駆動回路109、ライン圧ソレノイド
駆動回路110、ロックアップソレノイド駆動回路11
1を駆動することにより、無段変速機17の変速比、ラ
イン圧、ロックアップクラッチ11を制御する。
【0035】詳細には、変速制御部106は、スロット
ル開度に代表されるエンジン負荷や回転速度、車速等に
応じて、予め定められたパターン(走行シフトポジショ
ン毎のパターン)にしたがって変速が行われるようにス
テップモータ駆動回路109に制御信号を出力する。こ
の制御信号に基づき、ステップモータ駆動回路109は
油圧制御部102の変速制御弁112に連結したステッ
プモータ113を駆動する。
【0036】即ち、ステップモータ113はステップモ
ータ駆動回路109からの信号に対応した変速比となる
ように変速制御弁112を駆動し、駆動側プーリシリン
ダ室20と従動側プーリシリンダ室32(図1参照)に
供給するライン圧を相反的に増減させる。変速制御弁1
12にはリンク114を介して駆動側プーリ16の変位
つまり変速比がフィードバックされ、ステップモータ1
13の位置に応じた目標とする変速比となったところで
各プーリシリンダ室20,32への油圧分配が一定化し
て目標変速比に安定するようになっている。
【0037】一方、このようにして無段変速機17の変
速比が制御されているとき、各プーリ16,26に供給
されるライン圧が過小であると、プーリ16,26とV
ベルト24との間の摩擦力が不足してスリップが起こ
り、その反対にライン圧が過大であると、摩擦力が無用
に大きくなり、いずれの場合も車両の燃費や動力性能に
悪影響が及ぶ。そこで、運転状態に応じて過不足のない
適切な動力伝達が行えるように、ライン圧制御部107
がライン圧ソレノイド駆動回路110を介してライン圧
を制御するようになっている。
【0038】即ち、ライン圧ソレノイド駆動回路110
は、油圧制御部102のライン圧ソレノイド115の位
置を駆動回路110からのデューティ制御信号に応じて
制御し、これに応じてライン圧ソレノイド115は、図
示しない油圧ポンプからの油圧力をモディファイア(圧
力制御弁)116およびレギュレータ(定圧弁)117
を介して目標とする適切なライン圧に調整して変速制御
弁112ないし各プーリ16,26に供給させる。
【0039】以上は本発明を適用可能な無段変速機の一
例を示したものであり、本発明ではこのような無段変速
機において、目標とする変速比の動特性および変速比可
変機構のステップモータ113を駆動制御する変速比サ
ーボ部の動特性を基に、目標の変速応答を確保するよう
に、指令変速比(変速比指令値)を設定するものであ
る。
【0040】図3、図4は、このような制御を行うため
の変速制御部106の構成例を機能ブロック図として示
したものである。図において、400は車速センサ30
1からの車速信号(図2の従動側プーリ26の回転速度
信号S8)、エンジン回転速度センサ302からのエン
ジン回転信号(図2のS3)、シフトポジションスイッ
チ304からのシフトポジション信号(図2のS6)、
スロットル開度センサ306からのスロットル開度信号
(図2のS2)等に基づいて、目標変速比および指令変
速比を演算する目標変速比生成装置、500はその指令
変速比と車速信号に基づいて、ステップモータ制御信号
を出力する変速比サーボ装置、600は実変速比とスロ
ットル開度とに基づいて、ライン圧ソレノイド115の
駆動デューティ比を算出して出力する駆動デューティ比
演算部である。
【0041】この目標変速比生成装置400は、車速セ
ンサ301の車速信号V、スロットル開度センサ306
のスロットル開度信号TVOから走行条件に適した変速機
目標入力回転数NTを演算する目標入力回転数演算部4
10と、車速信号Vに定数kS(図2の従動側プーリ2
6の回転速度信号S8を用いた場合は1)を乗算して変
速機出力回転数NOを算出する出力回転数演算部420
と、目標入力回転数NTを出力回転数NOで除算すること
で到達変速比iPOを演算する到達変速比演算部430
と、到達変速比iPOと目標変速比iPTとの間における偏
差eiPを演算する変速比偏差演算部450と、その偏差
iPより実変速比iPRを到達変速比iPOに一致させると
きの目標とする変速比の動特性の定数TOを決定する目
標変速比動特性決定部460と、到達変速比iPOと目標
とする変速比の動特性の定数TOとを基に、変速比サー
ボ装置500の動特性(伝達特性)の逆系のフィルタを
備えて、目標変速比iPTおよび指令変速比iPCを演算す
る目標変速比生成部440とからなる。
【0042】この目標変速比生成装置400における制
御内容を図5に示した流れ図に基づいて説明すると、こ
の制御では、所定の制御周期毎に変速制御を行うために
待ち時間を設定し、その経過を待って車速V、スロット
ル開度TVOを読み込む(ステップ101,102)。
【0043】次に、到達変速比iPOを求めるために、車
速V、スロットル開度TVOから、予め図6のように設定
した変速機目標入力回転数マップを基に、変速機目標入
力回転数NT(目標エンジン回転でも良い)を算出する
(ステップ103)。
【0044】車速Vに定数kSを乗算して変速機出力回
転数NOを算出する(ステップ104)。
【0045】この目標入力回転数NTを出力回転数NO
除算して、到達変速比iPOを算出する(ステップ10
5)。
【0046】次に、その到達変速比iPOと後述する目標
変速比iPTとの間における変速比偏差eiPを算出する
(ステップ106)。
【0047】この偏差eiPより、目標とする変速比の動
特性つまり実変速比iPRを到達変速比iPOに一致させる
ときの目標とする変速比の動特性の定数(時定数)TO
を決定する(ステップ107)。
【0048】この目標とする変速比の動特性定数T
Oは、図7のように予め定めた特性マップの値を用い
る。この場合、ダウン側変速はアップ側変速よりも動作
を遅くしてあり、この動特性定数TOの設定を基に、運
転性や燃費などの性能をチューニングすることが可能で
ある。
【0049】そして、この到達変速比iPOと目標とする
変速比の動特性定数TOと変速比サーボ装置500の動
特性の逆系より、目標変速比iPTおよび指令変速比iPC
を算出する(ステップ108)。
【0050】この場合、目標変速比iPTは、次式(1)
より 目標変速比iPTC=到達変速比iPO×{1/(TOs+1)} …(1) 求まり、変速比サーボ装置500の動特性の定数(時定
数)TTとすると、 実変速比iPR=指令変速比iPC×{1/(TTs+1)} …(2) であり、その動特性の逆系、到達変速比iPO、目標とす
る変速比の動特性定数TOから、次式(3)より、指令
変速比iPCが、 指令変速比iPC=到達変速比iPO×{(TTs+1)/(TOs+1)} …(3) 求まる。
【0051】ただし、s:微分演算子 この目標変速比iPT、指令変速比iPCの演算フィルタ
(目標変速比生成部440)のブロック構成を図8に示
す。
【0052】このようにして求めた指令変速比iPCは、
目標とする変速比の動特性および変速比サーボ装置50
0の動特性を反映しており、その指令変速比iPCを変速
比サーボ装置500に出力する(ステップ109)。
【0053】ステップモータ113の角位置と無段変速
機の変速比とは正比例関係にないことから、変速比サー
ボ装置500はステップモータ113の角位置つまり制
御信号を、その比例関係が成立するように指令変速比i
PCに対応した値に変換して出力する。
【0054】図9、図10は、本発明の効果を確認する
ために、走行中アクセルペダルを踏み込んだ際のキック
ダウン変速の場合について実験した結果を示したもので
ある。図9に示す従来例では、実変速比iPRが目標変速
比iPTをオーバーシュートしているのに対して、図10
の本発明によると、実変速比iPRと目標変速比iPTとが
一致していることが確認できる。このため、従来、問題
となっていた実エンジン回転が目標エンジン回転を行き
過ぎるオーバーシュートを確実に回避できる。
【0055】このように、目標とする変速比の動特性お
よび変速比サーボ装置500の動特性を基に、指令変速
比iPCを設定するので、目標とする変速応答にて、実変
速比iPRを目標変速比iPTに一致させることができ、し
たがって変速比制御を適切に行うことができ、燃費、運
転性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の無段変速機の縦断面図
である。
【図2】制御系統の概略構成図である。
【図3】変速制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】目標変速比生成装置のブロック図である。
【図5】目標変速比生成装置の制御内容を示す流れ図で
ある。
【図6】目標入力回転数マップを表す特性図である。
【図7】目標動特性定数マップを表す特性図である。
【図8】目標変速比生成部のブロック図である。
【図9】従来例の問題点を説明するための変速特性線図
である。
【図10】本発明の効果を示す変速特性線図である。
【図11】本発明の構成図である。
【符号の説明】
10 エンジン出力軸 12 トルクコンバータ 13 回転軸 14 駆動軸 16 駆動側プーリ 24 Vベルト 26 従動側プーリ 28 従動軸 101 電子制御部 101A 中央演算部 101B 入力部 101C 出力部 102 油圧制御部 105 セレクタレバー 106 変速制御部 107 ライン圧制御部 108 ロックアップ制御部 109 ステップモータ駆動回路 110 ライン圧ソレノイド駆動回路 111 ロックアップソレノイド駆動回路 112 変速制御弁 113 ステップモータ 115 ライン圧ソレノイド 301 車速センサ 302 エンジン回転速度センサ 304 シフトポジションスイッチ 306 スロットル開度センサ 400 目標変速比生成装置 410 目標入力回転数演算部 420 出力回転数演算部 430 到達変速比演算部 440 目標変速比生成部 450 変速比偏差演算部 460 目標変速比動特性決定部 500 変速比サーボ装置 600 駆動デューティ比演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−296708(JP,A) 特開 平8−338515(JP,A) 特開 平9−112672(JP,A) 特開 平9−144823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/00 - 61/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行条件に応じて無段階に到達変速比を
    設定すると共に、該到達変速比に向け変速比可変機構を
    介して実変速比を制御するようにした無段変速機におい
    て、 前記到達変速比と目標変速比との間における偏差を演算
    する変速比偏差演算手段と、 該変速比の偏差に応じ目標変速比および指令変速比を演
    算するための動特性の定数を決定する目標変速比動特性
    決定部と、 該動特性定数を用いてフィルタを構成して、前記到達変
    速比をフィルタの入力として、目標変速比および指令変
    速比を算出する目標変速比生成部とを具備すると共に、 その指令変速比を変速比可変機構を駆動制御する変速比
    サーボ装置の入力とすることを特徴とする無段変速機の
    目標変速比生成装置。
  2. 【請求項2】 前記目標変速比生成部のフィルタは、少
    なくとも1つが変速比サーボ装置の伝達特性の逆系から
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無段
    変速機の目標変速比生成装置。
  3. 【請求項3】 前記目標変速比生成部のフィルタは、変
    速比サーボ装置の伝達特性の逆系と、目標とする変速比
    の動特性のフィルタから構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の無段変速機の目標変速比生成装置。
  4. 【請求項4】 前記目標変速比生成部のフィルタは、1
    次/1次で構成されていることを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載の無段変速機の目標変速比生成装置。
  5. 【請求項5】 前記目標変速比生成部のフィルタは、下
    式で表されることを特徴とする請求項3に記載の無段変
    速機の目標変速比生成装置。 フィルタGc(s)=(TTs+1)/(T0s+1) ただし、TT:変速比サーボ装置の動特性の定数 T0:目標変速比動特性決定部からの動特性の定数 s:微分演算子
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