JP3211641U - コイル部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】実装面積を低減することが可能な構造のコイル部品を提供する。【解決手段】コイル部品は、第1コア10及び第2コア20と、第1コア10と第2コア20との間に介装されている板状の第3コア30と、第1コイル40と、第2コイル50と、を備え、第1コア10及び第2コア20は、底板13、中芯及び側壁15を有し、第1コイル40には第1コア10の中芯が、第2コイル50には第2コア20の中芯が、それぞれ挿通され、第1コア10の底板13の側面には2つ以上の第1溝部16が形成され、第3コア30の側面には2つ以上の第2溝部33が形成され、第1コイル40の両端部が第1溝部16を通して下方に引き出されており、第2コイル50の両端部が第2溝部33を通して下方に引き出されている。【選択図】図2
Description
本考案は、コイル部品に関する。
特許文献1のコイル部品(同文献の磁性素子)は、2つのEPコアと、これらEPコアに挟まれた1つの平板状のコアとを備えており、2つのEPコアと平板状のコアとが横方向に並んで配置されている。
しかしながら、特許文献1に記載のコイル部品は、実装面積が大きいため、実装面積が限られた基板への実装には不向きである。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、実装面積を低減することが可能な構造のコイル部品を提供するものである。
本考案によれば、底板と、前記底板の中央部から立設されている中芯と、前記底板の縁部から立設されている側壁と、をそれぞれ有する第1コア及び第2コアと、
前記第1コアと前記第2コアとの間に介装されている板状の第3コアと、
前記第1コアの前記中芯が挿通されている第1コイルと、
前記第2コアの前記中芯が挿通されている第2コイルと、
を備え、
前記第1コアは、当該第1コアの前記中芯の先端が上向きとなって配置されており、
前記第3コアは、前記第1コアの上側に配置されており、
前記第2コアは、前記第3コアの上側において、当該第2コアの前記中芯の先端が下向きとなって配置されており、
前記第1コアの前記中芯と前記第2コアの前記中芯とが互いに同軸に配置されており、
前記第1コアの前記底板の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第1溝部が形成されており、
前記第3コアの側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第2溝部が形成されており、
前記第1コイルの両端部が、それぞれ前記第1溝部を通して下方に引き出されており、
前記第2コイルの両端部が、それぞれ前記第2溝部を通して下方に引き出されているコイル部品が提供される。
前記第1コアと前記第2コアとの間に介装されている板状の第3コアと、
前記第1コアの前記中芯が挿通されている第1コイルと、
前記第2コアの前記中芯が挿通されている第2コイルと、
を備え、
前記第1コアは、当該第1コアの前記中芯の先端が上向きとなって配置されており、
前記第3コアは、前記第1コアの上側に配置されており、
前記第2コアは、前記第3コアの上側において、当該第2コアの前記中芯の先端が下向きとなって配置されており、
前記第1コアの前記中芯と前記第2コアの前記中芯とが互いに同軸に配置されており、
前記第1コアの前記底板の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第1溝部が形成されており、
前記第3コアの側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第2溝部が形成されており、
前記第1コイルの両端部が、それぞれ前記第1溝部を通して下方に引き出されており、
前記第2コイルの両端部が、それぞれ前記第2溝部を通して下方に引き出されているコイル部品が提供される。
本考案によれば、コイル部品の実装面積を低減することができる。
以下、本考案の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。本実施形態の説明においては、図4から図6における上側を上方といい、同図における下側を下方という。また、コイル部品100を正面視したときの手前側(図5における手前側、図6における左側)を前方といい、コイル部品100を正面視したときの奥側(図5における奥側、図6における右側)を後方といい、コイル部品100を正面視したときの左側(図5における左側、図6における奥側)を左方といい、コイル部品100を正面視したときの右側(図5における右側、図6における手前側)を右方という。
図2、図5及び図6等に示すように、本実施形態に係るコイル部品100は、第1コア10及び第2コア20と、第1コア10と第2コア20との間に介装されている板状の第3コア30と、第1コイル40と、第2コイル50と、を備えている。
第1コア10及び第2コア20の各々は、底板13と、底板13の中央部から立設されている中芯14と、底板13の縁部から立設されている側壁15と、をそれぞれ有している。
第1コイル40には、第1コア10の中芯14が挿通されている。
第2コイル50には、第2コア20の中芯14が挿通されている。
図5及び図6等に示すように、第1コア10は、当該第1コア10の中芯14の先端が上向きとなって配置されている。第3コア30は、第1コア10の上側に配置されている。第2コア20は、第3コア30の上側において、当該第2コア20の中芯14の先端が下向きとなって配置されている。また、第1コア10の中芯14と第2コア20の中芯14とが互いに同軸に配置されている。
図3及び図4に示すように、第1コア10の底板13の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第1溝部16が形成されている。また、第3コア30の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第2溝部33が形成されている。そして、第1コイル40の両端部(端子部43)が、それぞれ第1溝部16を通して下方に引き出されており、第2コイル50の両端部(端子部53)が、それぞれ第2溝部33を通して下方に引き出されている。
ここで、本実施形態の場合、第1コイル40の両端部(端子部43)の各々において、上下方向にて第1溝部16の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部43の断面の一部分)が第1溝部16内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部43の断面の全体)が第1溝部16内に配置されていてもよい。
同様に、本実施形態の場合、第2コイル50の両端部(端子部53)の各々において、上下方向にて第2溝部33の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部53の断面の一部分)が第2溝部33内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部53の断面の全体)が第2溝部33内に配置されていてもよい。
第1コア10及び第2コア20の各々は、底板13と、底板13の中央部から立設されている中芯14と、底板13の縁部から立設されている側壁15と、をそれぞれ有している。
第1コイル40には、第1コア10の中芯14が挿通されている。
第2コイル50には、第2コア20の中芯14が挿通されている。
図5及び図6等に示すように、第1コア10は、当該第1コア10の中芯14の先端が上向きとなって配置されている。第3コア30は、第1コア10の上側に配置されている。第2コア20は、第3コア30の上側において、当該第2コア20の中芯14の先端が下向きとなって配置されている。また、第1コア10の中芯14と第2コア20の中芯14とが互いに同軸に配置されている。
図3及び図4に示すように、第1コア10の底板13の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第1溝部16が形成されている。また、第3コア30の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第2溝部33が形成されている。そして、第1コイル40の両端部(端子部43)が、それぞれ第1溝部16を通して下方に引き出されており、第2コイル50の両端部(端子部53)が、それぞれ第2溝部33を通して下方に引き出されている。
ここで、本実施形態の場合、第1コイル40の両端部(端子部43)の各々において、上下方向にて第1溝部16の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部43の断面の一部分)が第1溝部16内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部43の断面の全体)が第1溝部16内に配置されていてもよい。
同様に、本実施形態の場合、第2コイル50の両端部(端子部53)の各々において、上下方向にて第2溝部33の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部53の断面の一部分)が第2溝部33内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部53の断面の全体)が第2溝部33内に配置されていてもよい。
このような構成のコイル部品100によれば、第2コア20、第3コア30及び第1コア10が上からこの順で配置され、第1コア10の中芯14は第1コイル40に挿通され、第2コア20の中芯14は第2コイル50に挿通されている。つまり、第1コイル40の上側に第2コイル50が配置されている。このため、コイル部品100は、2つのコイル(第1コイル40及び第2コイル50)を備えることによって大きな出力を確保できるにもかかわらず、コイル部品100の平面寸法を抑制でき、コイル部品100の実装面積を低減することができる。
しかも、第1コア10の底板13の側面には第1溝部16が形成されており、第3コア30の側面には第2溝部33が形成されており、第1コイル40の両端部(端子部43)が、それぞれ第1溝部16を通して下方に引き出されており、第2コイル50の両端部(端子部53)が、それぞれ第2溝部33を通して下方に引き出されている。つまり、第1コア10の両端部が、第1コア10の底板13の側面に形成された第1溝部16にそれぞれ入り込んでいることによって、コイル部品100の実装面積が更に低減されているとともに、第2コア20の両端部が、第3コア30の側面に形成された第2溝部33にそれぞれ入り込んでいることによって、コイル部品100の平面寸法を更に抑制することができ、コイル部品100の実装面積が更に低減されている。
このように、本実施形態に係るコイル部品100によれば、コイル部品100の平面寸法を抑制でき、コイル部品100の実装面積を低減することができる。
しかも、第1コア10の底板13の側面には第1溝部16が形成されており、第3コア30の側面には第2溝部33が形成されており、第1コイル40の両端部(端子部43)が、それぞれ第1溝部16を通して下方に引き出されており、第2コイル50の両端部(端子部53)が、それぞれ第2溝部33を通して下方に引き出されている。つまり、第1コア10の両端部が、第1コア10の底板13の側面に形成された第1溝部16にそれぞれ入り込んでいることによって、コイル部品100の実装面積が更に低減されているとともに、第2コア20の両端部が、第3コア30の側面に形成された第2溝部33にそれぞれ入り込んでいることによって、コイル部品100の平面寸法を更に抑制することができ、コイル部品100の実装面積が更に低減されている。
このように、本実施形態に係るコイル部品100によれば、コイル部品100の平面寸法を抑制でき、コイル部品100の実装面積を低減することができる。
第1コア10の底板13は平板状に形成されている。
第1コア10の中芯14は、第1コア10の底板13の中央部から上方に起立している。第1コア10の中芯14は円柱状に形成されており、中芯14の軸心方向は、底板13の板面に対して直交している。
第1コア10は一対の側壁15を備えている。第1コア10の一対の側壁15の各々は、第1コア10の左縁部と右縁部からそれぞれ上方に起立している。第1コア10の中芯14の軸心方向に視たとき、各側壁15の形状は円弧状であり、一対の側壁15が同一の円周上に位置している。
底板13からの側壁15の突出高さは、底板13からの中芯14の突出高さよりも大きい(図5参照)。
また、第1コア10は、左右対称且つ前後対称に形成されている。
第1コア10の中芯14は、第1コア10の底板13の中央部から上方に起立している。第1コア10の中芯14は円柱状に形成されており、中芯14の軸心方向は、底板13の板面に対して直交している。
第1コア10は一対の側壁15を備えている。第1コア10の一対の側壁15の各々は、第1コア10の左縁部と右縁部からそれぞれ上方に起立している。第1コア10の中芯14の軸心方向に視たとき、各側壁15の形状は円弧状であり、一対の側壁15が同一の円周上に位置している。
底板13からの側壁15の突出高さは、底板13からの中芯14の突出高さよりも大きい(図5参照)。
また、第1コア10は、左右対称且つ前後対称に形成されている。
第2コア20は、第1コア10と同じ形状に形成されている。すなわち、第2コア20は第1コア10の底板13、中芯14及び一対の側壁15と同様の、底板13、中芯14及び一対の側壁15を備えている。
このように、第1コア10と第2コア20とが互いに同一形状に形成されている。このため、コイル部品100は製造容易性に優れたものとなっている。
第2コア20は、第1コア10とは上下反転して配置されている。第1コア10と第2コア20とは、中芯14の先端どうしが第3コア30を間に挟んで対向するように配置されている。
第3コア30は平板状に形成されている。第3コア30は、第1コア10及び第2コア20の底板13と同様の平面形状に形成されている。
第3コア30は、左右対称、前後対称且つ上下対称に形成されている。
第3コア30の板面は、第1コア10及び第2コア20の中芯14の軸心に対して直交している。
第3コア30は、左右対称、前後対称且つ上下対称に形成されている。
第3コア30の板面は、第1コア10及び第2コア20の中芯14の軸心に対して直交している。
第1コア10の底板13の前面側と後面側の各々に2つずつの第1溝部16が形成されており、第3コア30の前面側と後面側の各々に2つずつの第2溝部33が形成されている。
このため、第1コア10の前面側と後面側の第1溝部16のうち選択された2つの第1溝部16をそれぞれ通して第1コイル40の両端部(端子部43)を下方に引き出すことができるとともに、第3コア30の前面側と後面側の第2溝部33のうち選択された2つの第2溝部33をそれぞれ通して第2コイル50の両端部(端子部53)を下方に引き出すことができる。
このため、第1コア10の前面側と後面側の第1溝部16のうち選択された2つの第1溝部16をそれぞれ通して第1コイル40の両端部(端子部43)を下方に引き出すことができるとともに、第3コア30の前面側と後面側の第2溝部33のうち選択された2つの第2溝部33をそれぞれ通して第2コイル50の両端部(端子部53)を下方に引き出すことができる。
本実施形態の場合、図2に示すように、第2コイル50の両端部(端子部53)は、第3コア30の前面側の2つの第2溝部33を通して下方に引き出されている。更に、第2コイル50の両端部(端子部53)は、第1コア10の前面側の2つの第1溝部16を通して下方に引き出されている。
本実施形態の場合、第2コイル50の両端部(端子部53)の各々において、上下方向にて前側の第1溝部16の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部53の断面の一部分)が、前側の第1溝部16内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部43の断面の全体)が前側の第1溝部16内に配置されていてもよい。
また、第1コイル40の両端部(端子部43)は、第1コア10の後面側の2つの第1溝部16を通して下方に引き出されている。
本実施形態の場合、第2コイル50の両端部(端子部53)の各々において、上下方向にて前側の第1溝部16の上端と下端との間に位置する部分の一部分(端子部53の断面の一部分)が、前側の第1溝部16内に配置されているが、本考案は、この例に限らず、当該部分の全体(端子部43の断面の全体)が前側の第1溝部16内に配置されていてもよい。
また、第1コイル40の両端部(端子部43)は、第1コア10の後面側の2つの第1溝部16を通して下方に引き出されている。
第1コア10の前面側の2つの第1溝部16は、底板13の側面における前面側の部分であって一対の側壁15どうしの間の部分の左端部と右端部とにそれぞれ配置されている。
第1コア10の後面側の2つの第1溝部16は、底板13の側面における後面側の部分であって一対の側壁15どうしの間の部分の左端部と右端部とにそれぞれ配置されている。
各第1溝部16の平面形状は、半円状である。
第1コア10の後面側の2つの第1溝部16は、底板13の側面における後面側の部分であって一対の側壁15どうしの間の部分の左端部と右端部とにそれぞれ配置されている。
各第1溝部16の平面形状は、半円状である。
第3コア30の前面側の2つの第2溝部33は、第1コア10及び第2コア20の前面側の2つずつの第1溝部16と上下に重なる位置にそれぞれ配置されている。
同様に、第3コア30の後面側の2つの第2溝部33は、第1コア10及び第2コア20の後面側の2つずつの第1溝部16と上下に重なる位置にそれぞれ配置されている。
同様に、第3コア30の後面側の2つの第2溝部33は、第1コア10及び第2コア20の後面側の2つずつの第1溝部16と上下に重なる位置にそれぞれ配置されている。
図5に示すように、第3コア30の下面には、第1コア10と嵌合する第1段差部(第3コア30の下面側の段差部32)が形成されている。
また、第3コア30の上面には、第2コア20と嵌合する第2段差部(第3コア30の上面側の段差部32)が形成されている。
このため、第1コア10と第3コア30との相互の位置ずれを抑制することができるとともに、第2コア20と第3コア30との相互に位置ずれを抑制することができる。
また、第3コア30の上面には、第2コア20と嵌合する第2段差部(第3コア30の上面側の段差部32)が形成されている。
このため、第1コア10と第3コア30との相互の位置ずれを抑制することができるとともに、第2コア20と第3コア30との相互に位置ずれを抑制することができる。
図3に示すように、第3コア30の上面には、左右一対の段差部32が形成されている。これら一対の段差部32は、同一の円周上に位置している。これら段差部32は、第2コア20の左右一対の側壁15の内周縁15aに対してそれぞれ係合している(図5参照)。
第3コア30は上下対称に形成されており、第3コア30の下面にも、左右一対の段差部32が形成されている。これら段差部32は、第1コア10の左右一対の側壁15の内周縁15aに対してそれぞれ係合している(図5参照)。
第3コア30は上下対称に形成されており、第3コア30の下面にも、左右一対の段差部32が形成されている。これら段差部32は、第1コア10の左右一対の側壁15の内周縁15aに対してそれぞれ係合している(図5参照)。
第1コア10、第2コア20及び第3コア30は、それぞれ磁性材料により構成されている。
第1コア10と第3コア30とは、相互に接着固定されていなくてもよいし、相互に接着固定されていてもよい。
同様に、第2コア20と第3コア30とは、相互に接着固定されていなくてもよいし、相互に接着固定されていてもよい。
第1コア10と第3コア30とは、相互に接着固定されていなくてもよいし、相互に接着固定されていてもよい。
同様に、第2コア20と第3コア30とは、相互に接着固定されていなくてもよいし、相互に接着固定されていてもよい。
図3及び図4に示すように、第1コイル40は、1本の線材41により構成されている。
第1コイル40は、線材41を巻回することにより構成された巻回部42と、巻回部42から引き出されている一対の端子部43と、を備えている。
巻回部42の軸方向は上下方向となっている。
一対の端子部43の各々は、巻回部42の下端部の後部から後方に引き出されている。
一対の端子部43の各々は、下方に向けて折り曲げられている。各端子部43における折り曲げ部よりも下方の部分は、互いに平行に、上下に延在している。
巻回部42には第1コア10の中芯14が挿通されている(図5、図6参照)。
一対の端子部43の各々における折り曲げ部よりも巻回部42側の部分が、第1コア10の底板13の上面に対してそれぞれ接着固定されている。
第1コイル40は、線材41を巻回することにより構成された巻回部42と、巻回部42から引き出されている一対の端子部43と、を備えている。
巻回部42の軸方向は上下方向となっている。
一対の端子部43の各々は、巻回部42の下端部の後部から後方に引き出されている。
一対の端子部43の各々は、下方に向けて折り曲げられている。各端子部43における折り曲げ部よりも下方の部分は、互いに平行に、上下に延在している。
巻回部42には第1コア10の中芯14が挿通されている(図5、図6参照)。
一対の端子部43の各々における折り曲げ部よりも巻回部42側の部分が、第1コア10の底板13の上面に対してそれぞれ接着固定されている。
図3及び図4に示すように、第2コイル50は、1本の線材51により構成されている。
第2コイル50は、線材51を巻回することにより構成された巻回部52と、巻回部52から引き出されている一対の端子部53と、を備えている。
巻回部52の軸方向は上下方向となっており、巻回部52は巻回部42と同軸に配置されている。
一対の端子部53の各々は、巻回部52の下端部の前部から前方に引き出されている。つまり、各端子部43の引き出し方向と、各端子部53の引き出し方向とが互いに逆方向となっている。
一対の端子部53の各々は、下方に向けて折り曲げられている。各端子部53における折り曲げ部よりも下方の部分は、互いに平行に、上下に延在している。
巻回部52には第2コア20の中芯14が挿通されている(図5、図6参照)。
一対の端子部53の各々における折り曲げ部よりも巻回部52側の部分が、第3コア30の上面に対してそれぞれ接着固定されている。
第2コイル50は、線材51を巻回することにより構成された巻回部52と、巻回部52から引き出されている一対の端子部53と、を備えている。
巻回部52の軸方向は上下方向となっており、巻回部52は巻回部42と同軸に配置されている。
一対の端子部53の各々は、巻回部52の下端部の前部から前方に引き出されている。つまり、各端子部43の引き出し方向と、各端子部53の引き出し方向とが互いに逆方向となっている。
一対の端子部53の各々は、下方に向けて折り曲げられている。各端子部53における折り曲げ部よりも下方の部分は、互いに平行に、上下に延在している。
巻回部52には第2コア20の中芯14が挿通されている(図5、図6参照)。
一対の端子部53の各々における折り曲げ部よりも巻回部52側の部分が、第3コア30の上面に対してそれぞれ接着固定されている。
このように、第1コイル40が第1コア10に対して接着固定されており、第2コイル50が第3コア30に対して接着固定されている。これにより、第1コア10に対する第1コイル40のがたつきを抑制することができるとともに、第3コア30に対する第2コイル50のがたつきを抑制することができる。
なお、端子部53の長さが端子部43の長さよりも長く、端子部53の下端の高さ位置と、端子部43の下端の高さ位置とが同じ位置となっている。
コイル部品100は、非磁性材料により構成された板状のベース部材60を更に備えている。図2等に示すように、ベース部材60上に第1コア10が載置されている。
より詳細には、ベース部材60は樹脂等の絶縁材料により構成されている。
より詳細には、ベース部材60は樹脂等の絶縁材料により構成されている。
図3に示すように、ベース部材60は、平板状の板状本体部61と、板状本体部61の上面の前端部に設けられている前側高段部62と、前側高段部62から更に上方に起立している起立壁63と、板状本体部61の上面の後端部に設けられている後側高段部64と、を備えている。
ベース部材60において前側高段部62が設けられている部分と後側高段部64が設けられている部分では、それ以外の部分よりもベース部材60が薄肉に形成されている。
ベース部材60における薄肉の部分に、第1コア10の底板13が載置されている。
なお、第1コア10とベース部材60とは、相互に接着固定されていてもよいし、相互に接着固定されていなくてもよい。
起立壁63は、壁面が前後方向を向いており、前側高段部62の後端部に沿って左右に長尺に延在している。
ベース部材60において前側高段部62が設けられている部分と後側高段部64が設けられている部分では、それ以外の部分よりもベース部材60が薄肉に形成されている。
ベース部材60における薄肉の部分に、第1コア10の底板13が載置されている。
なお、第1コア10とベース部材60とは、相互に接着固定されていてもよいし、相互に接着固定されていなくてもよい。
起立壁63は、壁面が前後方向を向いており、前側高段部62の後端部に沿って左右に長尺に延在している。
ベース部材60は、第1コイル40の両端部(端子部43)を上下に貫通させる一対の第1貫通孔65と、第2コイル50の両端部(端子部53)を上下に貫通させる一対の第2貫通孔66と、を備えている。
よって、第1コイル40の両端部(端子部43)、並びに、第2コイル50の両端部(端子部53)を、ベース部材60を貫通させて下方に引き出すことができる。しかも、第1コイル40の両端部(端子部43)、並びに、第2コイル50の両端部(端子部53)を、第1貫通孔65及び第2貫通孔66によってそれぞれ安定的に保持させることができる。
なお、第1貫通孔65の内径は、線材41の外径よりも若干大きい程度に設定されており、第2貫通孔66の内径は、線材51の外径よりも若干大きい程度に設定されている。
よって、第1コイル40の両端部(端子部43)、並びに、第2コイル50の両端部(端子部53)を、ベース部材60を貫通させて下方に引き出すことができる。しかも、第1コイル40の両端部(端子部43)、並びに、第2コイル50の両端部(端子部53)を、第1貫通孔65及び第2貫通孔66によってそれぞれ安定的に保持させることができる。
なお、第1貫通孔65の内径は、線材41の外径よりも若干大きい程度に設定されており、第2貫通孔66の内径は、線材51の外径よりも若干大きい程度に設定されている。
第1貫通孔65は、後側高段部64の前端部における左端部と右端部とにそれぞれ配置されており、ベース部材60を上下に貫通している。
第2貫通孔66は、起立壁63の左端部と右端部とにそれぞれ配置されており、ベース部材60を上下に貫通している。
このため、第2貫通孔66の上下寸法が、第1貫通孔65の上下寸法よりも大きくなっている(図7参照)。これによって、端子部43と比べてより長い端子部53を、第2貫通孔66によって安定的に保持できるようになっている。
なお、図7に示す右側断面図は、左側の第2貫通孔66の中心線と左側の第1貫通孔65の中心線とを含む切断面で切断した断面図である。
第2貫通孔66は、起立壁63の左端部と右端部とにそれぞれ配置されており、ベース部材60を上下に貫通している。
このため、第2貫通孔66の上下寸法が、第1貫通孔65の上下寸法よりも大きくなっている(図7参照)。これによって、端子部43と比べてより長い端子部53を、第2貫通孔66によって安定的に保持できるようになっている。
なお、図7に示す右側断面図は、左側の第2貫通孔66の中心線と左側の第1貫通孔65の中心線とを含む切断面で切断した断面図である。
第1コイル40の各端子部43は、各第1貫通孔65を貫通して、ベース部材60よりも下方に突出している。
第2コイル50の各端子部53は、各第2貫通孔66を貫通して、ベース部材60よりも下方に突出している。
第1コイル40においてベース部材60よりも上側の部分の線材41は、絶縁性コーティングを有している。一方、第1コイル40においてベース部材60よりも下側の部分の線材41は、絶縁性コーティングを有しておらず、半田コーティングが施されている。
同様に、第2コイル50においてベース部材60よりも上側の部分の線材51は、絶縁性コーティングを有している。一方、第2コイル50においてベース部材60よりも下側の部分の線材51は、絶縁性コーティングを有しておらず、半田コーティングが施されている。
第2コイル50の各端子部53は、各第2貫通孔66を貫通して、ベース部材60よりも下方に突出している。
第1コイル40においてベース部材60よりも上側の部分の線材41は、絶縁性コーティングを有している。一方、第1コイル40においてベース部材60よりも下側の部分の線材41は、絶縁性コーティングを有しておらず、半田コーティングが施されている。
同様に、第2コイル50においてベース部材60よりも上側の部分の線材51は、絶縁性コーティングを有している。一方、第2コイル50においてベース部材60よりも下側の部分の線材51は、絶縁性コーティングを有しておらず、半田コーティングが施されている。
ここで、図3に示すように、後側高段部64において各第1貫通孔65の前部を画定する壁部は、前方に向けて半筒状に膨出している。そして、当該壁部が、第1コア10の後側の第1溝部16の各々に対して嵌合している。
同様に、前側高段部62及びその上の起立壁63において各第2貫通孔66の後部を画定する壁部は、後方に向けて半筒状に膨出している。そして、当該壁部が、第1コア10の前側の第1溝部16の各々に対して嵌合している。
同様に、前側高段部62及びその上の起立壁63において各第2貫通孔66の後部を画定する壁部は、後方に向けて半筒状に膨出している。そして、当該壁部が、第1コア10の前側の第1溝部16の各々に対して嵌合している。
図3、図5、図6及び図8に示すように、ベース部材60の中央部には、当該ベース部材60を上下に貫通するベース部材貫通孔69が形成されている。そして、図8に示すように、ベース部材貫通孔69を介して第1コア10の下面(第1コア10の底板13の下面)が露出している。
コイル部品100の製造に際し、ベース部材貫通孔69を介して、第1コア10と第1コイル40との間などの耐電圧を計測することができるようになっている。
コイル部品100の製造に際し、ベース部材貫通孔69を介して、第1コア10と第1コイル40との間などの耐電圧を計測することができるようになっている。
コイル部品100は、更に、カバー部材70を備えている。カバー部材70は、第1コア10、第2コア20、第3コア30、第1コイル40及び第2コイル50を覆うものである。
カバー部材70の下端部がベース部材60に対して係止されている。
これにより、カバー部材70とベース部材60との間に、第1コア10、第2コア20、第3コア30、第1コイル40及び第2コイル50が保持され、コイル部品100の全体が良好な一体性を有している。また、各コア(第1コア10、第2コア20、第3コア30)どうしが接着固定されていなかったり、第1コア10とベース部材60とが相互に接着固定されていなかったりしても、カバー部材70とベース部材60との間に保持されている各部品(第1コア10、第2コア20、第3コア30、第1コイル40及び第2コイル50)の脱落を抑制することができる。
カバー部材70の下端部がベース部材60に対して係止されている。
これにより、カバー部材70とベース部材60との間に、第1コア10、第2コア20、第3コア30、第1コイル40及び第2コイル50が保持され、コイル部品100の全体が良好な一体性を有している。また、各コア(第1コア10、第2コア20、第3コア30)どうしが接着固定されていなかったり、第1コア10とベース部材60とが相互に接着固定されていなかったりしても、カバー部材70とベース部材60との間に保持されている各部品(第1コア10、第2コア20、第3コア30、第1コイル40及び第2コイル50)の脱落を抑制することができる。
カバー部材70は、筒状の側周壁部71と、側周壁部71の上端を閉塞している天面部72と、を備えている。つまり、カバー部材70は、上端が閉塞した筒状に形成されている。
そして、カバー部材70における上端側の部分の前部と後部との各々には、当該カバー部材70の内外を貫通しているスリット73が、当該カバー部材70の側面から上面に亘って(側周壁部71から天面部72に亘って)形成されている。
より詳細には、カバー部材70の前部と後部に2つずつのスリット73が形成されている。
これらスリット73によって、コイル部品100の内部で発生した熱を良好に放熱することができる。
そして、カバー部材70における上端側の部分の前部と後部との各々には、当該カバー部材70の内外を貫通しているスリット73が、当該カバー部材70の側面から上面に亘って(側周壁部71から天面部72に亘って)形成されている。
より詳細には、カバー部材70の前部と後部に2つずつのスリット73が形成されている。
これらスリット73によって、コイル部品100の内部で発生した熱を良好に放熱することができる。
天面部72は平板状に形成されており、ベース部材60の板状本体部61と平行に対向している。天面部72の板面と板状本体部61の板面は、第1コア10及び第2コア20の各々の中芯14の軸心に対して直交している。
側周壁部71の前側及び後側の壁部は、それぞれ平板状に形成されている。側周壁部71の前側及び後側の壁部の板面はそれぞれ前後方向を向いている。
側周壁部71の左側及び右側の壁部は、それぞれ平面視円弧状に形成されている。
側周壁部71の前側、後側、左側及び右側の各壁部は、天面部72に対して直交しており、天面部72から垂下している。
側周壁部71の前側及び後側の壁部は、それぞれ平板状に形成されている。側周壁部71の前側及び後側の壁部の板面はそれぞれ前後方向を向いている。
側周壁部71の左側及び右側の壁部は、それぞれ平面視円弧状に形成されている。
側周壁部71の前側、後側、左側及び右側の各壁部は、天面部72に対して直交しており、天面部72から垂下している。
カバー部材70とベース部材60との係止構造は、カバー部材70の前端部及び後端部の各々の下端に形成された係止爪部74と、ベース部材60の前端部と後端部の各々に形成された被係止部67と、により構成されている。
図3及び図4に示すように、前側の係止爪部74は、側周壁部71の前側の壁部の横幅方向中央部から下方に突出している。この係止爪部74は、側周壁部71の前側の壁部と同一平面上に位置する平板状の係止片74aと、係止片74aの下端部に形成されている先端爪部74bと、を備えて構成されている。側周壁部71の前側の壁部の下端部において、係止片74aの左右両側に隣接する部分には上向きに切り欠かれた形状の切欠形状部75が形成されている。これにより、係止片74aがより大きなストロークでしなることができ、係止爪部74を被係止部67に対してより容易に係止させることができるようになっている。
後側の係止爪部74も前側の係止爪部74と同様に形成されている。すなわち、後側の係止爪部74は、側周壁部71の後側の壁部の横幅方向中央部から下方に突出しており、該係止爪部74は、側周壁部71の後側の壁部と同一平面上に位置する平板状の係止片74aと、係止片74aの下端部に形成されている先端爪部74bと、を備えている。側周壁部71の後側の壁部の下端部において、係止片74aの左右両側に隣接する部分には上向きに切り欠かれた形状の切欠形状部75が形成されている。
後側の係止爪部74も前側の係止爪部74と同様に形成されている。すなわち、後側の係止爪部74は、側周壁部71の後側の壁部の横幅方向中央部から下方に突出しており、該係止爪部74は、側周壁部71の後側の壁部と同一平面上に位置する平板状の係止片74aと、係止片74aの下端部に形成されている先端爪部74bと、を備えている。側周壁部71の後側の壁部の下端部において、係止片74aの左右両側に隣接する部分には上向きに切り欠かれた形状の切欠形状部75が形成されている。
図3に示すように、前側の被係止部67は、ベース部材60における前側高段部62の形成箇所を上下に貫通している差込孔67aと、当該差込孔67aの前側に隣接していて左右に延在している梁状の係止梁部67bと、を備えて構成されている。なお、起立壁63の前面には、差込孔67aの上方に連なるガイド溝が形成されている。
後側の被係止部67は、ベース部材60における後側高段部64の形成箇所を上下に貫通している差込孔67aと、当該差込孔67aの後側に隣接していて左右に延在している梁状の係止梁部67bと、を備えて構成されている。
後側の被係止部67は、ベース部材60における後側高段部64の形成箇所を上下に貫通している差込孔67aと、当該差込孔67aの後側に隣接していて左右に延在している梁状の係止梁部67bと、を備えて構成されている。
カバー部材70の前後の係止爪部74を、ベース部材60の前後の被係止部67の差込孔67aに対して上方から差し込むことによって、各係止爪部74の先端爪部74bが各被係止部67の係止梁部67bに対して係合し、カバー部材70とベース部材60とが相互に連結されている。
また、ベース部材60の板状本体部61の左端部には、左方に突出している側方突起部68が形成されており、板状本体部61の右端部には、右方に突出している側方突起部68が形成されている。
一方、カバー部材70の側周壁部71の左側及び右側の壁部の各々の下端部には、上向きに切り欠かれた形状の切欠形状部76が形成されている。
そして、図1及び図5に示すように、カバー部材70とベース部材60とが相互に連結された状態で、各切欠形状部76と各側方突起部68とが嵌合している。
一方、カバー部材70の側周壁部71の左側及び右側の壁部の各々の下端部には、上向きに切り欠かれた形状の切欠形状部76が形成されている。
そして、図1及び図5に示すように、カバー部材70とベース部材60とが相互に連結された状態で、各切欠形状部76と各側方突起部68とが嵌合している。
カバー部材70は、前後対称且つ左右対称に形成されている。
ベース部材60は、左右対称に形成されている。また、ベース部材60は、起立壁63を除けば、前後対称に形成されている。
ベース部材60は、左右対称に形成されている。また、ベース部材60は、起立壁63を除けば、前後対称に形成されている。
コイル部品100は、以上のように構成されている。
コイル部品100の用途は特に限定されないが、コイル部品100は、例えば、デジタルアンプの出力(スピーカ)の前段に挿入されるローパスフィルタに用いることができる。
なお、本考案において、コイル部品100は、上記の構成に限らず、カバー部材70を有していなくてもよい。
コイル部品100の用途は特に限定されないが、コイル部品100は、例えば、デジタルアンプの出力(スピーカ)の前段に挿入されるローパスフィルタに用いることができる。
なお、本考案において、コイル部品100は、上記の構成に限らず、カバー部材70を有していなくてもよい。
以上のような実施形態によれば、コイル部品100の平面寸法を抑制でき、コイル部品100の実装面積を低減することができる。
以上、図面を参照して実施形態を説明したが、これらは本考案の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 第1コア
13 底板
14 中芯
15 側壁
15a 内周縁
16 第1溝部
20 第2コア
30 第3コア
32 段差部
33 第2溝部
40 第1コイル
41 線材
42 巻回部
43 端子部
50 第2コイル
51 線材
52 巻回部
53 端子部
60 ベース部材
61 板状本体部
62 前側高段部
63 起立壁
64 後側高段部
65 第1貫通孔
66 第2貫通孔
67 被係止部
67a 差込孔
67b 係止梁部
68 側方突起部
69 ベース部材貫通孔
70 カバー部材
71 側周壁部
72 天面部
73 スリット
74 係止爪部
74a 係止片
74b 先端爪部
75 切欠形状部
76 切欠形状部
100 コイル部品
13 底板
14 中芯
15 側壁
15a 内周縁
16 第1溝部
20 第2コア
30 第3コア
32 段差部
33 第2溝部
40 第1コイル
41 線材
42 巻回部
43 端子部
50 第2コイル
51 線材
52 巻回部
53 端子部
60 ベース部材
61 板状本体部
62 前側高段部
63 起立壁
64 後側高段部
65 第1貫通孔
66 第2貫通孔
67 被係止部
67a 差込孔
67b 係止梁部
68 側方突起部
69 ベース部材貫通孔
70 カバー部材
71 側周壁部
72 天面部
73 スリット
74 係止爪部
74a 係止片
74b 先端爪部
75 切欠形状部
76 切欠形状部
100 コイル部品
Claims (11)
- 底板と、前記底板の中央部から立設されている中芯と、前記底板の縁部から立設されている側壁と、をそれぞれ有する第1コア及び第2コアと、
前記第1コアと前記第2コアとの間に介装されている板状の第3コアと、
前記第1コアの前記中芯が挿通されている第1コイルと、
前記第2コアの前記中芯が挿通されている第2コイルと、
を備え、
前記第1コアは、当該第1コアの前記中芯の先端が上向きとなって配置されており、
前記第3コアは、前記第1コアの上側に配置されており、
前記第2コアは、前記第3コアの上側において、当該第2コアの前記中芯の先端が下向きとなって配置されており、
前記第1コアの前記中芯と前記第2コアの前記中芯とが互いに同軸に配置されており、
前記第1コアの前記底板の側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第1溝部が形成されており、
前記第3コアの側面には、それぞれ上下に延在する2つ以上の第2溝部が形成されており、
前記第1コイルの両端部が、それぞれ前記第1溝部を通して下方に引き出されており、
前記第2コイルの両端部が、それぞれ前記第2溝部を通して下方に引き出されているコイル部品。 - 前記第1コアの前記底板の前面側と後面側の各々に2つずつの前記第1溝部が形成されており、
前記第3コアの前面側と後面側の各々に2つずつの前記第2溝部が形成されている請求項1に記載のコイル部品。 - 前記第1コアと前記第2コアとが互いに同一形状に形成されている請求項1又は2に記載のコイル部品。
- 前記第1コイルが前記第1コアに対して接着固定されており、
前記第2コイルが前記第3コアに対して接着固定されている請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記第3コアの下面には、前記第1コアと嵌合する第1段差部が形成されており、
前記第3コアの上面には、前記第2コアと嵌合する第2段差部が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 非磁性材料により構成された板状のベース部材を更に備え、
前記ベース部材上に前記第1コアが載置されている請求項1から5のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記ベース部材は、前記第1コイルの両端部を上下に貫通させる一対の第1貫通孔と、前記第2コイルの両端部を上下に貫通させる一対の第2貫通孔と、を備えている請求項6に記載のコイル部品。
- 前記第2貫通孔の上下寸法が、前記第1貫通孔の上下寸法よりも大きい請求項7に記載のコイル部品。
- 前記ベース部材の中央部に、当該ベース部材を上下に貫通するベース部材貫通孔が形成されており、
前記ベース部材貫通孔を介して前記第1コアの下面が露出している請求項6から8のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記第1コア、前記第2コア、前記第3コア、前記第1コイル及び前記第2コイルを覆うカバー部材を備え、
前記カバー部材の下端部が前記ベース部材に対して係止されている請求項6から9のいずれか一項に記載のコイル部品。 - 前記カバー部材は、上端が閉塞した筒状に形成されており、
前記カバー部材における上端側の部分の前部と後部との各々には、当該カバー部材の内外を貫通しているスリットが、当該カバー部材の側面から上面に亘って形成されている請求項10に記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
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JP2017002144U JP3211641U (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | コイル部品 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017002144U JP3211641U (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | コイル部品 |
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JP (1) | JP3211641U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022034595A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
-
2017
- 2017-05-15 JP JP2017002144U patent/JP3211641U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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