JP5646525B2 - 磁気コア及びこれを備えた磁気平衡式電流センサ - Google Patents

磁気コア及びこれを備えた磁気平衡式電流センサ Download PDF

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Description

本発明は、複数の分割コアが組み合わされてなる磁気コア及び当該磁気コアを備えた磁気平衡式電流センサに関する。
従来、磁気平衡式電流センサに使用される磁気コアとして、軟磁性材料を曲げ加工して形成した複数の分割コアを組み合わせたものが紹介されている。このような分割コアは、例えば、互いに間隔をおいて対向する第1主幹及び第2主幹と、これらの第1主幹及び第2主幹と略垂直に配置されて両者を接続する第3主幹とを有し、組み合わされて磁気コアを構成した際に実質的に閉じられた回路を形成するようになっている。第2主幹は、二股に分岐しており、2つの分割コアを組み合わせた際に、分岐した部分の端部が互いに対向するように形成されており、且つ分岐部分によって形成された空間に磁界検出器が収容されるようになっている。そして、前記磁気コアには、組み合わされた分割コアの第2主幹同士の間に、磁界検出器に磁界を印加するためのエアギャップが形成されている。また、組み合わされた分割コアは、磁気平衡式電流センサの構成部品である二次巻線用ボビンやケース等に対し面接触または点接触することによって互いに固定されている。(例えば、特許文献1〜4参照)。
独国特許出願公開第102005028572号公報 米国特許第6388549号公報 欧州特許第0510376号公報 特表2011−510318号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載されている磁気コアは、磁気平衡式電流センサの構成部品である二次巻線用ボビンやケース等に対し面接触または点接触することによって分割コアが互いに固定されているため、分割コア同士の組み合わせ強度を十分に得ることができない。したがって、磁気平衡式電流センサを構成する磁気コア以外の構成部品が温度等の影響で形状変化した際にその影響を受け易く、分割コアの組み合わせ形状が変化する虞がある。このため、前記エアギャップの形状が変化し、磁気コアの磁束線に影響を与え、磁気平衡式電流センサの測定精度に支障を来す可能性がある。また、分割コアの組み合わせ形状が振動等により変化する虞もあり、磁気平衡式電流センサを移動体等に搭載した際に測定精度が安定しない可能性もある。
また、特許文献4に記載されている磁気コアは、シートメタルを打抜いて得られた1つのパターンを折り曲げることで製造されるが、前述した第2主幹が、内壁部と、外壁部と、当該内壁部及び外壁部を結合する1つ以上の側壁部とにより構成されているため、形状が複雑であると共に磁気コアを形成するために必要なシートメタルの量が大きくなるため、所定量のシートメタルから打抜かれる磁気コアの量(枚数)が少なくなり、材料コストが増加する。また、打抜かれるシートメタルの量が大きくなることで、打抜いた後に残るメタルシートの量も増加するため、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、分割コアを組み合わせて磁気コアを形成した際に、分割コア同士の組み合わせ強度を十分に得ることができ且つ低コストで製造することが可能な磁気コア、及び優れた測定精度を有し且つ低コストで製造することが可能な磁気平衡式電流センサを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、 軟磁性材であるシートメタルから打抜かれた複数の部材から夫々構成される第1の分割コアと第2の分割コアとを組み合わせてなる磁気コアであって、前記第1の分割コアと第2の分割コアの夫々は、第1主幹と、当該第1主幹と間隔をおいて対向配置された第2主幹と、前記第1主幹及び当該第2主幹と略垂直に配置され、両者を接続する第3主幹と、を有し、前記第1の分割コアと第2の分割コアとを組み合わせた際に、前記第1の分割コアの第1主幹は前記第2の分割コアの主幹の少なくとも一部と重なり合って、当該第1分割コアの第1の主幹の端部は前記第2の分割コアの第1の主幹と、前記第2の分割コアの第1主幹の端部は前記第1の分割コアの第1の主幹と、係合するよう構成されており、前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとの夫々の前記第2主幹は、平面部と、当該平面部から二股に分岐した、第1分岐部と第2分岐部と、を備え、前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、前記第1の分割コアの前記第1分岐部及び第2分岐部と、前記第2の分割コアの前記第1分岐部及び第2分岐部とが各々対向し、 前記第1の分割コアの前記第1分岐部の自由端には、当該第1分岐部の幅方向の一方の縁から幅方向略中央部までの領域に前記第1主幹から離れる方向に1段の第1段部が形成され、さらに、当該第1段部から連続して前記第2の分割コア側に向けて延出する第1の延出部が形成されており、前記第2の分割コアの前記分岐部の自由端には、当該分岐部の幅方向の前記一方の縁とは他方の縁から幅方向略中央部までの領域に前記第1主幹から離れる方向に1段の第2段部が形成され、さらに、当該第2段部から連続して前記第1の分割コア側に向けて延出する第2の延出部が形成されており、前記第1の分割コアと前記第2の分割コアを組み合わせた際に、前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとの夫々の前記第2主幹では、前記第1の分割コアの前記第1分岐部の第1の延出部が前記第2の分割コアの前記第1分岐部と重なり合って嵌合し、前記第2の分割コアの前記第1の分岐部の前記第2の延出部が前記第1の分割コアの前記第1分岐部と重なり合って嵌合し、前記第1の分割コアと前記第2の分割コアは、その幅方向に、前記第1の延出部と第2の延出部の少なくとも一部によってロックし合うように構成されている磁気コアを提供するものである。
この構成を備えた磁気コアは、分割コア同士を組み合わせた際に、一方の分割コアの第1主幹及び第2主幹の少なくとも一方の端部が、他方の分割コアの対応する端部と係合するよう構成されているため、分割コア同士の組み合わせ強度を十分に得ることができる。また、前記分割コアは、シートメタルから打抜かれた複数の部材から構成されるため、当該部材の1つ1つのパターンを小さくすることができると共に、前記パターン形状を単純化することができる。このため、所定量のシートメタルからより多くの磁気コアを打抜くことができ、且つ打抜いた後に残るメタルシートの量も削減することができる。
本発明に係る磁気コアのより好適な実施態様としては、前記第2主幹が、二股に分岐した第1分岐部と第2分岐部とを備え、前記分割コアを組み合わせた際に、一方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部と、他方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部とが各々対向するように形成され、前記一方の分割コアの第1分岐部に第1段部を有し、前記分割コア同士を組み合わせた際に、前記他方の分割コアの第1分岐部の先端面が前記第1段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第1段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第1分岐部の先端部と重なり合うように構成することができる。このように構成することで、分割コア同士の組み合わせ強度をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る磁気コアの他の実施態様としては、前記第2主幹が、二股に分岐した第1分岐部と第2分岐部とを備え、前記分割コアを組み合わせた際に、一方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部と、他方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部とが各々対向するように形成され、前記一方の分割コアの第2分岐部に第2段部を有し、前記分割コア同士を組み合わせた際に、前記他方の分割コアの第2分岐部の先端面が前記第2段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第2段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第2分岐部の先端部と重なり合うように構成することができる。このように構成することで、分割コア同士の組み合わせ強度をさらに向上させることができる。
そしてまた、本発明に係る磁気コアの他の実施態様としては、前記第2主幹が、二股に分岐した第1分岐部と第2分岐部とを備え、前記分割コアを組み合わせた際に、一方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部と、他方の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部とが各々当接するように形成され、前記各々の当接部分にエアギャップが形成されるように構成することができる。
また、本発明に係る磁気コアは、分割コアを組み合わせた際に、一方の分割コアの第1主幹が他方の分割コアの第1主幹の少なくとも一部と重なり合うように構成することもできる。
さらにまた、本発明に係る磁気コアは、前記一方の分割コアの第1主幹に第3段部を有し、前記分割コア同士を組み合わせた際に、前記他方の分割コアの第1主幹の先端面が前記一方の分割コアの第3段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第3段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第1主幹の少なくとも一部と重なり合うように構成することもできる。
そしてまた、本発明に係る磁気コアは、前記一方の分割コアの第1段部は、前記第1分岐部の幅方向一端から幅方向略中央部までの領域に形成されてなり、前記一方の分割コアの第1分岐部と、前記他方の分割コアの第1分岐部とが点対称であり、前記分割コア同士を組み合わせた際に、他方の分割コアの第1分岐部の先端面が前記一方の分割コアの第1段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第1段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第1分岐部の先端部と重なり合い、一方の分割コアの第1分岐部の先端面が前記他方の分割コアの第1段部の段差を形成する壁部に当接し、前記他方の分割コアの第1段部よりも先端部が、前記一方の分割コアの第1分岐部の先端部と重なり合うように構成することもできる。
また、本発明に係る磁気コアは、前記一方の分割コアの第2段部が、前記第2分岐部の幅方向一端から幅方向略中央部までの領域に形成されてなり、前記一方の分割コアの第2分岐部と、前記他方の分割コアの第2分岐部とが点対称であり、前記分割コア同士を組み合わせた際に、他方の分割コアの第2分岐部の先端面が前記一方の分割コアの第2段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第2段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第2分岐部の先端部と重なり合い、一方の分割コアの第2分岐部の先端面が前記他方の分割コアの第2段部の段差を形成する壁部に当接し、前記他方の分割コアの第2段部よりも先端部が、前記一方の分割コアの第2分岐部の先端部と重なり合うように構成することもできる。
そしてまた、本発明に係る磁気コアは、前記一方の分割コアの第3段部が、前記第1主幹の幅方向一端から幅方向略中央部までの領域に形成されてなり、前記一方の分割コアの第1主幹と、前記他方の分割コアの第1主幹とが点対称であり、前記分割コア同士を組み合わせた際に、他方の分割コアの第1主幹の先端面が前記一方の分割コアの第3段部の段差を形成する壁部に当接し、前記一方の分割コアの第3段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの第1主幹の一部と重なり合い、一方の分割コアの第1主幹の先端面が前記他方の分割コアの第3段部の段差を形成する壁部に当接し、前記他方の分割コアの第3段部よりも先端部が、前記一方の分割コアの第1主幹の一部と重なり合うように構成することもできる。
また、本発明に係る磁気コアは、前記分割コア同士を組み合わせた際に、一方の分割コアの第2主幹と、他方の分割コアの第2主幹との接触部分にエアギャップが形成されるように構成することもできる。
さらにまた、本発明に係る磁気コアは、前記分割コア同士を組み合わせた際に、前記一方の分割コアの第3段部の段差を形成する壁部と、前記他方の分割コアの第1主幹の先端面との当接部分にエアギャップが形成されるように構成することもできる。
そしてまた、本発明に係る磁気コアは、前記シートメタルから打抜かれた複数の部材同士が、溶接または固定部材によって取付けられてもよい。
また、本発明は、上述した本発明に係る磁気コアと、前記磁気コアに印加される磁界を検出する磁界検出器と、一次導体と、当該一次導体内を流れる被測定電流により生じる磁界と逆向きの磁界を生成する二次巻線とを有する補償回路と、を備えてなる磁気平衡式電流センサを提供するものである。
この構成を備えた磁気平衡式電流センサは、分割コア同士の組み合わせ強度に優れた磁気コアを備えているため、測定精度を向上させることができる。また、前記磁気コアが低コストであるため、磁気平衡式電流センサの価格を削減することができる。
また、本発明に係る磁気平衡式電流センサのより好適な実施態様として、前記磁界検出器を、前記磁気コアの第1分岐部と第2分岐部とにより形成される空間に配設することができる。
そしてまた、他の実施態様としては、前記一次導体が、前記磁気コアの第1主幹と第2主幹との間に形成される空間を貫通するように構成することもできる。
また、他の実施態様としては、前記二次巻線を、前記磁気コアの第1主幹及び第2主幹の少なくとも一方を包囲するボビンまたはケースに巻いた構成とすることもできる。
さらにまた、本発明に係る磁気平衡式電流センサは、前記第2主幹の幅が、前記磁界検出器の幅以上となるように構成してもよい。このように構成することで、外部磁界が磁界検出器に及ぼす影響を低減することができ、より高精度な検出を行うことができる。
また、本発明に係る磁気平衡式電流センサは、一方の分割コアの第2主幹と他方の分割コアの第2主幹との接触部分に形成されるエアギャップの長さと、前記分割コアの第2段部よりも先端部と前記他方の分割コアとの重なり部分の長さと、を調整することで、前記磁気コアに印加される磁界強度を調整することもできる。
そしてまた、本発明に係る磁気平衡式電流センサは、少なくとも前記磁気コアと、磁界検出器と、補償回路とを収容するハウジングを有し、当該ハウジングは、前記磁気コアの第1主幹と第2主幹との間に形成される空間に、複数本の一次導体を互いに非接触状態で貫通可能なサイズを有する貫通穴を画定することもできる。このように構成することで、前記利点に加え、一次導体が円筒状のケーブル以外の形状、例えば、幅の広い板状を有していたり、サイズが変更されたとしても、ある程度の対応が可能あり、汎用性を向上させることができる。
本発明によれば、分割コアを組み合わせて磁気コアを形成した際に、分割コア同士の組み合わせ強度を十分に得ることができ且つ低コストで製造することが可能な磁気コア、及び優れた測定精度を有し且つ低コストで製造することが可能な磁気平衡式電流センサを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る磁気コアの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る分割コアを組み合わせて図1に示す磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図2に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態1の変形例に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図4に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態2に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図6に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態3に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図8に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態3の変形例に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図10に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態4に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図である。 図12に示す磁気コアの正面図である。 本発明の実施形態4の変形例に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す正面図である。 本発明の実施形態5に係る磁気平衡式電流センサの斜視図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの背面図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの平面図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの側面図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの分解斜視図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサのケース本体を示す斜視図である。 図20に示すケース本体の背面図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの一部の分解斜視図である。 図22に示す部品を組み立てた状態を示す斜視図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの蓋体の背面図である。 図15に示す磁気平衡式電流センサの一次導体の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る磁気平衡式電流センサの斜視図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサを図26とは異なった方向から見た斜視図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサの正面図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサの背面図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサの平面図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサの側面図である。 図26に示す磁気平衡式電流センサの一次導体を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る磁気平衡式電流センサの一次導体を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態に係る磁気コア及びこの磁気コアを備えた磁気平衡式電流センサについて図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る磁気コアの分解斜視図、図2は、本発明の実施形態1に係る分割コアを組み合わせて図1に示す磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図3は、図2に示す磁気コアの正面図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。
実施形態1に係る磁気コア1は、2つの分割コア1A及び1Bを組み合わせることで構成されている。なお、分割コア1A及び1Bは、同じ形状を有しているため、ここでは分割コア1Aについて説明し、分割コア1Bについては、符号「A」を「B」に読み代えることで、詳細な説明は省略する。
図1〜図3に示すように、分割コア1Aは、軟磁性材であるシートメタルから打抜かれた部材10A及び11Aを備えている。部材10Aは、略L字状に折り曲げ加工されており、後に詳述する第1主幹12Aと、第1主幹12Aの一端から連続して形成され且つ第1主幹12Aとは略垂直方向に延びる第3主幹13Aとを構成する。部材11Aは、略コ字状に折り曲げ加工されており、後に詳述する第2主幹14Aを構成する。そして、部材10Aと部材11Aは、第3主幹13Aの自由端と、第2主幹14Aの略中央部に位置する平面部141Aとが溶接またはカシメ接合によって固定されている。
第1主幹12Aには、延出方向の略中央部分であって、第1主幹12Aの幅方向(延出方向と垂直な方向)の一方の縁から幅方向略中央部までの領域に段部121Aが形成されており、この段部121Aには、ここから連続して延出する延出部122Aが形成されている。この段部121Aは、第2主幹14Aから離れる方向に1段後退した状態で形成されている。また、第1主幹12Aの延出方向の略中央部分であって、幅方向の他方の縁から幅方向略中央部までは、段部121Aに隣接する端面123Aとなっている。この端面123Aは、第1主幹12Aの延出方向に対し垂直な面となっている。さらにまた、第1主幹12Aの段部121Aと端面123Aとの境界部分には、凹部124Aが形成されている。なお、延出部122Aは、分割コア1Aと分割コア1Bとを組み合わせた際に、分割コア1Bの第3主幹13Bの近傍まで延出している。
第2主幹14Aは、平面部141Aの両端から連続的に各々立設する第1分岐部15Aと第2分岐部16Aとを有している。即ち、第1分岐部15Aと第2分岐部16Aは、互いに平行であり、平面部141Aから二股に分岐した構成を有している。
第1分岐部15Aの自由端には、第1分岐部15Aの幅方向(延出方向と垂直な方向)の一方の縁から幅方向略中央部までの領域に段部151Aが形成されており、この段部151Aには、ここから連続して延出する延出部152Aが形成されている。この段部151Aは、第1主幹12Aから離れる方向に1段で形成されている。また、第1分岐部15Aの自由端であって、幅方向の他方の縁から幅方向略中央部までは、段部151Aに隣接する端面153Aとなっている。この端面153Aは、第1分岐部15Aの延出方向に対し垂直な面となっている。さらにまた、第1主幹12Aの段部151Aと端面153Aとの境界部分には、凹部154Aが形成されている。
第2分岐部16Aは、段部161Aが第1主幹12Aに近づく方向に形成されている以外は、第1分岐部15Aと同様の構成であり、延出部152Aと同様の延出部162A、端面153Aと同様の端面163A、凹部154Aと同様の凹部164Aを有している。
分割コア1A及び分割コア1Bは、第1主幹12Aの端面123Aが第1主幹12Bの段部121Bの段差を形成する壁部125Bと当接し、第1主幹12Bの端面123Bが、第1主幹12Aの段部121Aの段差を形成する壁部125Aと当接し、第1分岐部15Aの端面153Aが第1分岐部15Bの段部151Bの段差を形成する壁部155Bと当接し、第1分岐部15Bの端面153Bが第1分岐部15Aの段部151Aの段差を形成する壁部155Aと当接し、第2分岐部16Aの端面163Aが第2分岐部16Bの段部161Bの段差を形成する壁部165Bと当接し、第2分岐部16Bの端面163Bが第2分岐部16Aの段部161Aの段差を形成する壁部165Aと当接するように組み合わされ、図2及び図3に示す磁気コア1を構成する。これらの当接により、凹部124Aと凹部124Bとによりエアギャップ126が形成され、凹部154Aと凹部154Bとによりエアギャップ156が形成され、凹部164Aと凹部164Bとによりエアギャップ166が形成される。また、組み合わされた第1主幹12A及び12Bと、組み合わされた第2主幹14A及び14Bとの間には空間17(図3参照)が形成され、組み合わされた第1分岐部15A及び15Bと、組み合わされた第2分岐部16A及び16Bとの間には空間18(図3参照)が形成される。
また、この磁気コア1は、第1主幹12A及び12Bでは、延出部122Aが第1主幹12Bと重なり合って嵌合し、延出部122Bが第1主幹12Aと重なり合って嵌合し、第1主幹12A及び12Bの幅方向では、延出部122Aの一部と延出部122Bの一部とが互いにロックし合う。また、第2主幹14A及び14Bも同様に、延出部152Aが第1分岐部15Bと重なり合って嵌合し、延出部152Bが第1分岐部15Aと重なり合って嵌合し、幅方向では、延出部152Aの一部と延出部152Bの一部とがロックし合い、且つ、延出部162Aが第2分岐部16Bと重なり合って嵌合し、延出部162Bが第2分岐部16Aと重なり合って嵌合し、幅方向では、延出部162Aの一部と延出部162Bの一部とが互いにロックし合うため、分割コア1Aと分割コア1Bとの組み合わせ強度を十分に向上することができる。
なお、分割コア1A(1B)は、互いに独立した部材10A(10B)と部材11A(11B)とを溶接またはカシメ接合によって固定した構成を備えているため、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材10A(10B)と部材11A(11B)のサイズを小さくすることができるため、1枚の部材からなる分割コアを打ち抜くためには小さい面積のシートメタルであっても、部材10A(10B)と部材11A(11B)のいずれかは打ち抜くことができる等、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することができる。また、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材10A(10B)と部材11A(11B)の形状を簡略化することもできる。さらにまた、部材10Aと部材10Bの形状、及び部材11Aと部材11Bの形状を各々を同一形状としたため、分割コアを形成する際に使用する抜き型や曲げ成形型を分割コア毎に用意する必要がないため、さらに低コスト化を達成することができる。
また、上述した実施形態1の変形例として、例えば、第2分岐部の形状を図4及び図5に示すようにしてもよい。なお、図4は、本発明の実施形態2に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図5は、図4に示す磁気コアの正面図である。
図4及び図5に示す分割コア1Aの第2分岐部26Aは、第2分岐部16Aと同様に平面部141Aの一端に連続的に立設されている。この第2分岐部26Aは、延出方向の長さが第1分岐部15A側が短く、第1主幹12Aが長くなるように、その自由端の端面261Aがテーパ面となっている。
この変形例に係る分割コア1Aと分割コア1Bとが、上述した実施形態1と同様に組み合わされると、第2分岐部26Aの端面261Aと、第2分岐部26Bの端面261Bとが当接し、エアギャップ266が形成される。
なお、この変形例に係る磁気コア1においても、前記と同様に、分割コア1Aと分割コア1Bとの組み合わせ強度を十分に向上することができると共に、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することができる。また、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材10A(10B)と部材11A(11B)の形状を簡略化することもできる。
このように、嵌合によって重なる部分の長さや、形成されるエアギャップの長さ(大きさ)を調整することで、磁気コア1に印加される磁界強度を調整することもできる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る磁気コアについて図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態2に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図7は、図6に示す磁気コアの正面図である。
図6及び図7に示すように、実施形態2に係る磁気コア2は、2つの分割コア2A及び2Bを組み合わせることで構成されている。
分割コア2Aは、軟磁性材であるシートメタルから打抜かれた部材20A及び21Aを備えている。部材20Aは、略L字状に折り曲げ加工されており、第1主幹22Aと、第1主幹22Aの一端から連続して形成され且つ第1主幹22Aとは略垂直方向に延びる第3主幹13Aとを構成する。部材21Aは、略コ字状に折り曲げ加工されており、第2主幹24Aを構成する。そして、部材20Aと部材21Aは、第3主幹13Aの自由端と、第2主幹24Aの略中央部に位置する平面部241Aとが溶接またはカシメ接合によって固定されている。
第1主幹22Aは、分割コア2Aと分割コア2Bとを組み合わせた際に、分割コア2Bの第3主幹13Bの近傍まで延出しており、第1主幹22Bの第2主幹24B側(図7でいう上部)に配設される。
第2主幹24Aは、平面部241Aの両端から連続的に各々立設する第1分岐部25Aと第2分岐部27Aとを有している。即ち、第1分岐部25Aと第2分岐部27Aは、互いに平行であり、平面部241Aから二股に分岐した構成を有している。第1分岐部25Aは、延出方向の長さが第2分岐部27A側が短く、これと反対側が長くなるように、その自由端の端面251Aがテーパ面となっている。また、第2分岐部27Aは、延出方向の長さが第1分岐部25A側が短く、これと反対側が長くなるように、その自由端の端面271Aがテーパ面となっている。そして、分割コア2Aと分割コア2Bとを組み合わせた際に、第1分岐部25Aの端面251Aと、第1分岐部25Bの端面251Bとが当接し、エアギャップ256が形成され、第2分岐部27Aの端面271Aと、第2分岐部27Bの端面271Bとが当接し、エアギャップ276が形成される。
分割コア2Bは、分割コア2Aと比較すると、第3主幹13Bに対する第2主幹24Bの固定位置が、第1主幹22Bの厚み分だけ第3主幹13Bの自由端側となっている。このようにすることで、分割コア2Aと分割コア2Bとを組み合わせた際に、第1主幹22Aが第1主幹22Bの図7でいう上部に配設されていても、第1分岐部25Aと第1分岐部25Bとが当接するように両者の位置が揃い、第2分岐部27Aと第2分岐部27Bとが当接するように両者の位置が揃う構成となる。
なお、分割コア2Bは、第3主幹13Bに対する第2主幹24Bの固定位置以外は、分割コア2Aと同じ形状であるため、実施形態2では、分割コア2Bについては、分割コア2Aに係る部材の符号「A」を「B」に読み代えることで、詳細な説明は省略する。
分割コア2Aと分割コア2Bとが組み合わされて形成された磁気コア2は、組み合わされた第1主幹22A及び22Bと、組み合わされた第2主幹24A及び24Bとの間には空間17(図7参照)が形成され、組み合わされた第1分岐部25A及び25Bと、組み合わされた第2分岐部27A及び27Bとの間には空間18(図7参照)が形成される。
この磁気コア2は、第1主幹22Aと第1主幹22Bとが重なり合い、第1分岐部25Aの端面251Aと第1分岐部25Bの端面251Bとが当接し、第2分岐部27Aの端面271Aと第2分岐部27Bの端面271Bとが当接しているため、分割コア2Aと分割コア2Bとの組み合わせ強度を向上することができる。
なお、分割コア2A(2B)は、互いに独立した部材20A(20B)と部材21A(21B)とを溶接またはカシメ接合によって固定した構成を備えているため、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材20A(20B)と部材21A(21B)のサイズを小さくすることができるため、1枚の部材からなる分割コアを打ち抜くためには小さい面積のシートメタルであっても、部材20A(20B)と部材21A(21B)のいずれかは打ち抜くことができる等、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することができる。また、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材20A(20B)と部材21A(21B)の形状を簡略化することもできる。さらにまた、部材20Aと部材20Bの形状、部材21Aと部材21Bの形状を各々同一形状としたため、分割コアを形成する際に使用する抜き型や曲げ成形型を分割コア毎に用意する必要がないため、さらに低コスト化を達成することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る磁気コアについて図面を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態4に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図9は、図8に示す磁気コアの正面図である。なお、実施形態3では、実施形態2と同様の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8及び図9に示すように、実施形態3に係る磁気コア3の、実施形態2に係る磁気コア2と異なる点は、第2主幹34A及び34Bの構成である。
第2主幹34Aは、平面部341Aの両端から連続的に各々立設する第1分岐部35Aと第2分岐部36Aとを有している。即ち、第1分岐部35Aと第2分岐部36Aは、互いに平行であり、平面部341Aから二股に分岐した構成を有している。第1分岐部35Aの端面353Aは、第1分岐部35Aの延出方向に対し垂直な面となっている。第2分岐部36Aには、第1分岐部35Aの端面353Aと対向する位置に段部361Aが形成されており、この段部361Aには、ここから連続して延出する延出部362Aが形成されている。この段部361Aは、第1主幹22Aに近づく方向に1段後退した状態で形成されている。
第2主幹34Bは、第1分岐部35Aと第2分岐部36Aの位置を反対にした構成を備えている。即ち、第2主幹34Bの第2分岐部36Bは、第1分岐部35Aと同一形状を有し、第1分岐部35Bは、第2分岐部36Bの端面363Bと対向する位置に段部351Bが形成されており、この段部351Bには、ここから連続して延出する延出部352Bが形成されている。この段部351Bは、第2分岐部36Bから離れる方向に1段で形成されている。
分割コア3A及び分割コア3Bは、組み合わされた際に、第1分岐部35Aの端面353Aが、第1分岐部35Bの段部351Bの段差を形成する壁部355Bと当接し、第2分岐部36Bの端面363Bが、第2分岐部36Aの段部361Aの段差を形成する壁部365Aと当接し、これらの当接により、端面353Aと壁部355Bとの間にエアギャップ356が形成され、端面363Bと壁部365Aとの間にエアギャップ366が形成される。また、組み合わされた第1主幹22A及び22Bと、組み合わされた第2主幹34A及び34Bとの間には空間17(図9参照)が形成され、組み合わされた第1分岐部35A及び35Bと、組み合わされた第2分岐部36A及び36Bとの間には空間18(図9参照)が形成される。
この磁気コア3は、第1主幹22Aと第1主幹22Bとが重なり合い、延出部352Bが第1分岐部35Aと重なり合って嵌合し、延出部362Aが第2分岐部36Bと重なり合って嵌合するため、分割コア3Aと分割コア3Bとの組み合わせ強度を向上することができる。
なお、分割コア3A(3B)は、互いに独立した部材20A(20B)と部材31A(31B)とを溶接またはカシメ接合によって固定した構成を備えているため、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材20A(20B)と部材31A(31B)のサイズを小さくすることができるため、1枚の部材からなる分割コアを打ち抜くためには小さい面積のシートメタルであっても、部材20A(20B)と部材31A(31B)のいずれかは打ち抜くことができる等、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することができる。また、1枚の部材から分割コアを形成する場合に比べ、部材20A(20B)と部材31A(31B)の形状を簡略化することもできる。さらにまた、部材20Aと部材20Bの形状、部材31Aと部材31Bの形状を各々同一形状としたため、分割コアを形成する際に使用する抜き型や曲げ成形型を分割コア毎に用意する必要がないため、さらに低コスト化を達成することができる。
また、上述した実施形態3の変形例として、例えば、第1主幹の形状を図10及び図11に示すようにしてもよい。なお、図10は、本発明の実施形態3に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図11は、図10に示す磁気コアの正面図である。
図10及び図11に示す第1主幹32Aは、第1分岐部35Aと同様の形状を有しており、第1主幹32Aの端面323Aは、第1主幹32Aの延出方向に対し垂直な面となっている。第1主幹32Bは、第1主幹32Aの端面323Aと対向する位置に段部321Bが形成されており、この段部321Bには、ここから連続して延出する延出部322Bが形成されている。この段部321Bは、第2主幹34Bから離れる方向に1段で形成されている。この変形例に係る分割コア3Aと分割コア3Bとが組み合わされると、第2主幹34Aと第2主幹34Bとの嵌合は上述通りであり、第1主幹32Aの端面323Aが第1主幹32Bの段部321Bの段差を形成する壁部325Bと当接し、端面323Aと壁部325Bとの間にエアギャップ326が形成される。
この変形例に係る磁気コア3は、第2主幹34Aと第2主幹34Bとの嵌合に加え、第1主幹32Aと第1主幹32Bも嵌合するため、分割コア3Aと分割コア3Bとの組み合わせ強度をさらに向上することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係る磁気コアについて図面を参照して説明する。図12は、本発明の実施形態4に係る分割コアを組み合わせて磁気コアを構成した状態を示す斜視図、図13は、図12に示す磁気コアの正面図である。なお、実施形態4では、実施形態1と同様の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
実施形態4に係る磁気コア4は、2つの分割コア4A及び4Bを組み合わせることで構成されている。なお、分割コア4A及び4Bは、同じ形状を有しているため、ここでは分割コア4Aについて説明し、分割コア4Bについては、符号「A」を「B」に読み代えることで、詳細な説明は省略する。
図12及び図13に示すように、分割コア4Aは、軟磁性材であるシートメタルから打抜かれた部材40A及び41Aを備えている。部材40Aは、略L字状に折り曲げ加工されており、第1主幹42Aと第3主幹13Aとを構成する。部材41Aは、略コ字状に折り曲げ加工されており、第2主幹44Aを構成する。そして、部材40Aと部材41Aは、第3主幹13Aの自由端と、第2主幹44Aの平面部141Aとが溶接によって固定されている。
第1主幹42Aは、延出部422Aの長さが実施形態1に係る分割コア1Aの延出部122Aよりも短く、凹部124Aが形成されていない点以外は、延出部122Aと同様の構成を備えている。
第2主幹44Aは、平面部141Aの両端から連続的に各々立設する第1分岐部45Aと第2分岐部46Aとを有している。即ち、第1分岐部45Aと第2分岐部46Aは、互いに平行であり、平面部141Aから二股に分岐した構成を有している。
第1分岐部45Aは、実施形態1に係る第1分岐部15Aと比較して、第1分岐部45Aの延出方向に延び且つ幅方向中央部を通る線を挟んだ反対側に段部451A及び延出部452Aが形成されていること、凹部154Aが形成されていないこと以外は、第1分岐部15Aと同様の構成を備えている。
第2分岐部46Aは、実施形態1に係る第6分岐部16Aと比較して、第3分岐部46Aの延出方向に延び且つ幅方向中央部を通る線を挟んだ反対側に段部461A及び延出部462Aが形成されていること、凹部164Aが形成されていないこと以外は、第2分岐部16Aと同様の構成を備えている。
また、第2主幹44Aは、平面部141Aの一端から連側的に延出し、略U字状に折り曲げ加工がなされたリブ47Aを有している。このリブ47Aの自由端は、第3主幹13Aの幅方向の一方の端部に溶接される。このようにリブ47Aの自由端を第3主幹13A溶接することで、部材40A及び41Aをさらに強固に固定することができる。
分割コア4A及び分割コア4Bは、組み合わされた際は、第1主幹42A及び42B、第2主幹44A及び44Bが実施形態1に係る分割コア1A及び1Bと同様に組み合わされ、第1主幹42Aと第1主幹42Bとの当接部にはエアギャップ426が形成され、第1分岐部45Aと第1分岐部45Bとの当接部にはエアギャップ456が形成され、第2分岐部46Aと第2分岐部46Bとの当接部にはエアギャップ466が形成される。
この磁気コア4は、磁気コア1と同様に、延出部422Aが第1主幹42Bと重なり合って嵌合し、延出部422Bが第1主幹42Aと重なり合って嵌合し、幅方向では、延出部422Aの一部と延出部422Bの一部とが互いにロックし合い、第2主幹44A及び44Bも同様であるため、分割コア4Aと分割コア4Bとの組み合わせ強度を十分に向上することができる。また、所定量のシートメタルから磁気コアを効率よく製造することができると共に、分割コアを形成する際に使用する抜き型や曲げ成形型を分割コア毎に用意する必要がないため、さらに低コスト化を達成することができる。
なお、リブ47Aは、第3主幹13Aに形成し、このリブ47Aの自由端を平面部141Aに溶接してもよい。
また、図14に示すように、第3主幹13Aの自由端を略垂直に折り曲げて、第1分岐部45Aに溶接してもよい。
また、第1主幹42Aの幅、第2主幹44Aの幅を、第3主幹13Aの幅よりも狭くする、あるいは広くしてもよい。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5に係る磁気平衡式電流センサについて図面を参照して説明する。
図15〜図20は順に、実施形態5に係る磁気平衡式電流センサの斜視図、背面図、平面図、側面図、分解斜視図、図20及び図21は順に、磁気平衡式電流センサのケース本体を示す斜視図、背面図、図22は、磁気平衡式電流センサの一部の分解斜視図、図23は、図22に示す部品を組み立てた状態を示す斜視図、図24は、磁気平衡式電流センサの蓋体の背面図である。
なお、実施形態5では、実施形態1に係る磁気コアを備えた磁気平衡式電流センサについて説明するが、これに限らず、本発明に係る磁気平衡式電流センサに搭載される磁気コアは、本発明に係る磁気コアのいずれであってもよい。
実施形態5に係る磁気平衡式電流センサ50は、図15〜図24に示すように、磁気回路を構成する磁気コア1と、複数の一次導体55と、補償回路を構成するコイル部60及び70と、磁界検出器80と、接続回路基板90と、これらを収容するケース本体100と、ケース本体100に装着される蓋体110とを備えている。
一次導体55は略U字状を有し、後に詳述するケース本体100及び蓋体110の各々の底面101及び111から突出する接続端子56を有している。この一次導体55は、後に詳述するコイル部60とコイル部70との間に形成される空間を貫通して挿入された後、曲げられてU字形状を形成し、一方の接続端子56がケース本体100の固定用溝105内に着脱可能にスナップ式で嵌められ、他方の接続端子56が蓋体110の固定用溝105内に着脱可能にスナップ式で嵌められる。この一次導体55は、磁気平衡式電流センサ50の所望の動作範囲に応じて、任意の数で設けることができる。
コイル部60は、コイル支持体61と、コイル支持体61に装着されるコイル62を備えており、コイル支持体61は中空となっており、この中空部63(図22参照)には、分割コア1Aの第1主幹12Aが中空部63の一方から、分割コア1Bの第1主幹12Bが中空部63の他方から各々挿入される。即ち、コイル62が第1主幹12A及び12Bを囲む構成となる。また、コイル支持体61はコイル接続端子64を有し、このコイル接続端子64は、後に詳述する接続回路基板90に接続される。
コイル部70は、コイル支持体71と、コイル支持体71に装着されるコイル72を備えており、コイル支持体71は中空となっており、この中空部73(図22参照)には、分割コア1Aの第2主幹14Aが中空部73の一方から、分割コア1Bの第2主幹14Bが中空部73の他方から各々挿入される。即ち、コイル72が第2主幹14A及び14Bを囲む構成となる。また、コイル支持体71はコイル接続端子74を有し、このコイル接続端子74は、後に詳述する接続回路基板90に接続される。
磁界検出器80は、フラックスゲートコア81を備えるフラックスゲートセンサであり、フラックスゲートコア81は、支持体82の窪み内に装着されている。なお、支持体82の一部とフラックスゲートコア81の周囲には、図示しないフラックスゲートコイルが巻かれている。磁界検出器80の端子は、フラックスゲートコイルの巻線のそれぞれの端部に接続するための対をなす接続ポート84と、後に詳述する接続回路基板90に接続するための回路基板用端子端部86とを備えている。この磁界検出器80は、コイル部70に組み付けられる磁気コア1の空間18(図3参照)に挿入される。
接続回路基板90は、互いに組み付けられたコイル部60及び70の一端側に配設されている。この接続回路基板90は、外部回路に接続するための端子91を有している。また、接続回路基板90には、コイル接続端子64、コイル接続端子74が接続されている。
ケース本体100は、その内部に、磁気コア1が組み付けられ且つ互いに組み付けられたコイル部60及び70と、コイル部60及び70の一端側に配設された接続回路基板90と、複数本の一次導体55を収容可能な略直方体形状を有している。このケース本体100には、組み付けられたコイル部60及び70が収容された際に、コイル部60とコイル部70との間に形成される空間と対応する位置に、複数本の一次導体55が挿入される一次導体収容部102が形成されている。一次導体収容部102には、特に図19に示すように、1つの長穴103が貫通形成されており、この長穴103内に複数の一次導体55が貫通される。
また、ケース本体100の外面であって、一次導体収容部102の位置口部分には、特に図20及び図21に示すように、個々の一次導体55を互いに間隔をおいて所定位置に保持するための保持用溝104(実施例5では、4カ所)が形成されている。さらにまた、ケース本体100の外面であって、底面101近傍には、長穴103内を貫通して外部に延出した個々の一次導体55の端部を、スナップ式で着脱可能に固定する固定用溝105(実施例5では、4カ所)が形成されている。これらの固定用溝105に固定された一次導体55の端部(接続端子56)は、ケース本体100の底面101よりも延出する(図15、図16、図18参照)ようになっている。
さらにまた、ケース本体100の両側面及び天井面には、後に詳述する蓋体110を固定するための固定部106が各々形成されている。
蓋体110は、ケース本体100に被せられた際に、ケース本体100の長穴103と対向する位置に、長穴103と同様の開口を有し且つ長穴103と連通する長穴113が形成されており、この長穴113には、長穴103を貫通した一次導体55が貫通するようになっている。また、蓋体110の外面であって、底面101近傍には、長穴113内を貫通して外部に延出した個々の一次導体55の端部を、スナップ式で着脱可能に固定する固定用溝115(実施例5では、4カ所)が形成されている。これらの固定用溝115に固定された一次導体55の端部(接続端子56)は、蓋体110の底面111よりも延出する(図15、図16、図18参照)ようになっている。
さらにまた、蓋体110の両側面及び天井面には、ケース本体100に形成された固定部106と係合し、蓋体110をケース本体100に固定するための固定部116が各々形成されている。
磁気平衡式電流センサ50に組み込まれている磁気コア1は、実施形態1で述べたように、分割コア1Aと分割コア1Bとの組み合わせ強度が優れているため、測定精度を向上させることができる。また、磁気コア1が低コストであるため、磁気平衡式電流センサ50の価格を削減することができる。
なお、実施形態5に係る磁気平衡式電流センサ50は、一次導体55が貫通する穴が、1つの長穴103から形成されているため、例えば、図25に示すような1枚の板材からなる一次導体155も貫通させることができ、異なったサイズの一次導体にも適用することができる。したがって、汎用性を向上させることができる。この場合、一次導体155の両端部を櫛状にして、所望本数の接続端子156を形成することで、これらの接続端子156を固定用溝105及び115に各々着脱可能に固定することができる。
また、本発明に係る磁気平衡式電流センサの形状は、実施形態5で説明した形状に限るものではなく、例えば、図26〜図32等に示すように、本発明の要旨を逸脱しない限り、様々な形状を有することができる。
例えば、図26〜図32に示す磁気平衡式電流センサ60に収容される略U字状の一時導体66は、略U字を形成するための屈曲部67と接続端子56との間にさらに屈曲部68が形成されている。この屈曲部68は、平面視で、屈曲部67に対する接続端子56の位置が図27でいう右側(図28でいう左側)にずれた位置となるように曲げられている。このため、一時導体66を収容するケース本体100の固定用溝105及び蓋体110の固定用溝115は、屈曲部67に対する位置がずれた接続端子56を固定可能な位置に各々形成されている。また、ケース本体100の長穴103が形成されている面、及び蓋体110の長穴113が形成されている面は、前記のように屈曲した一時導体66と干渉しないように、一時導体66の屈曲部68の屈曲方向側が平面(面一)となっている。また、この構成の場合、図33に示すような1枚の板材からなり、屈曲部67に対する接続端子56の位置が前記と同様にずれた一次導体166も使用することができる。
1〜4…磁気コア、1A〜4A、1B〜4B…分割コア、12A、12B、22A、22B、32A、32B、42A、42B…第1主幹、13A、13B…第3主幹、14A、14B、24A、24B、34A、34B、44A、44B…第2主幹、15A、15B、25A、25B、35A、35B、45A、45B…第1分岐部、16A、16B、26A、26B、27A、27B、36A、36B、46A、46B…第2分岐部、50…磁気平衡式電流センサ、55…一次導体、60、70…コイル部、80…磁界検出器、100…ケース本体、102…一次導体収容部、105、110…蓋体、115…固定用溝

Claims (14)

  1. 軟磁性材であるシートメタルから打抜かれた複数の部材から夫々構成される第1の分割コアと第2の分割コアとを組み合わせてなる磁気コアであって、

    前記第1の分割コアと第2の分割コアの夫々は、
    第1主幹と、
    当該第1主幹と間隔をおいて対向配置された第2主幹と、
    前記第1主幹及び当該第2主幹と略垂直に配置され、両者を接続する第3主幹と、
    を有し、

    前記第1の分割コアと第2の分割コアとを組み合わせた際に、前記第1の分割コアの第1主幹は前記第2の分割コアの第1主幹の少なくとも一部と重なり合って、当該第1の分割コアの第1主幹の端部は前記第2の分割コアの第1主幹と、前記第2の分割コアの第1主幹の端部は前記第1の分割コアの第1主幹と、係合するよう構成されており、

    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとの夫々の前記第2主幹は、
    平面部と、
    当該平面部から二股に分岐した、第1分岐部と第2分岐部と、
    を備え、

    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、前記第1の分割コアの前記第1分岐部及び第2分岐部と、前記第2の分割コアの前記第1分岐部及び第2分岐部とが各々対向し、

    前記第1の分割コアの前記第1分岐部の自由端には、当該第1分岐部の幅方向の一方の縁から幅方向略中央部までの領域に前記第1主幹から離れる方向に1段の第1段部が形成され、さらに、当該第1段部から連続して前記第2の分割コア側に向けて延出する第1の延出部が形成されており、

    前記第2の分割コアの前記第1分岐部の自由端には、当該第1分岐部の幅方向の前記一方の縁とは他方の縁から幅方向略中央部までの領域に前記第1主幹から離れる方向に1段の第2段部が形成され、さらに、当該第2段部から連続して前記第1の分割コア側に向けて延出する第2の延出部が形成されており、

    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアを組み合わせた際に、
    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとの夫々の前記第2主幹では、前記第1の分割コアの前記第1分岐部の第1の延出部が前記第2の分割コアの前記第1分岐部と重なり合って嵌合し、
    前記第2の分割コアの前記第1の分岐部の前記第2の延出部が前記第1の分割コアの前記第1分岐部と重なり合って嵌合し、
    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアは、その幅方向に、前記第1の延出部と第2の延出部の少なくとも一部によってロックし合うように構成されている磁気コア。
  2. 前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、当該第1の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部と、前記第2の分割コアの第1分岐部及び第2分岐部とが各々当接するように形成され、
    前記各々の当接部分にエアギャップが形成されてなる、
    請求項1記載の磁気コア。
  3. 前記第1の分割コアと前記第2の分割コアの一方の分割コアの第1主幹に第3段部を有するようにし、
    当該第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、
    他方の分割コアの第1主幹の先端面が前記一方の分割コアの前記第3段部の段差を形成する壁部に当接し、
    当該一方の分割コアの前記第3段部よりも先端部が、前記他方の分割コアの前記第1主幹の少なくとも一部と重なり合う、
    請求項1記載の磁気コア。
  4. 前記第1の分割コアの第1分岐部と、前記第2の分割コアの第1分岐部とが点対称であり、
    前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、
    当該第2の分割コアの前記第1分岐部の先端面が前記第1の分割コアの第1段部の段差を形成する壁部に当接し、
    当該第1の分割コアの第1段部よりも先端の前記第1の延出部が、前記第2の分割コアの第1分岐部の先端部と重なり合い、
    前記第1の分割コアの第1分岐部の先端面が前記第2の分割コアの第2段部の段差を形成する壁部に当接し、
    当該第2の分割コアの第2段部よりも先端の前記第2の延出部が、前記第1の分割コアの第1分岐部の先端部と重なり合う、
    請求項1又は3に記載の磁気コア。
  5. 前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、一方の分割コアの第2主幹と、他方の分割コアの第2主幹との接触部分にエアギャップが形成されてなる請求項1、請求項3、又は4のいずれか一項に記載の磁気コア。
  6. 前記第1の分割コアと前記第2の分割コアとを組み合わせた際に、前記一方の分割コアの第3段部の段差を形成する壁部と、前記他方の分割コアの第1主幹の先端面との当接部分にエアギャップが形成されてなる請求項3ないしのいずれか一項に記載の磁気コア。
  7. 前記シートメタルから打抜かれた複数の部材同士は、溶接または固定部材によって取付けられてなる請求項1ないしのいずれか一項に記載の磁気コア。
  8. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の磁気コアと、
    前記磁気コアに印加される磁界を検出する磁界検出器と、
    一次導体と、
    当該一次導体内を流れる被測定電流により生じる磁界と逆向きの磁界を生成する二次巻線とを有する補償回路と、
    を備えてなる磁気平衡式電流センサ。
  9. 前記磁界検出器は、前記磁気コアの第1分岐部と第2分岐部とにより形成される空間に配設される請求項記載の磁気平衡式電流センサ。
  10. 前記一次導体は、前記磁気コアの第1主幹と第2主幹との間に形成される空間を貫通する請求項または記載の磁気平衡式電流センサ。
  11. 前記二次巻線は、前記磁気コアの第1主幹及び第2主幹の少なくとも一方を包囲するボビンまたはケースに巻かれてなる請求項ないし10のいずれか一項に記載の磁気平衡式電流センサ。
  12. 前記第2主幹の幅が、前記磁界検出器の幅以上である請求項ないし11のいずれか一項に記載の磁気平衡式電流センサ。
  13. 前記磁気コアは、請求項記載の磁気コアであり、
    前記第1の分割コアの第2主幹と第2の分割コアの第2主幹との接触部分に形成されるエアギャップの長さと、
    前記第1の分割コアの前記第1段部よりも先端の前記第1の延出部と前記第2の分割コアとの重なり部分の長さと、
    を調整することで、前記磁気コアに印加される磁界強度を調整する、請求項ないし12のいずれか一項に記載の磁気平衡式電流センサ。
  14. 少なくとも、前記磁気コアと、前記磁界検出器と、前記補償回路と、を収容するハウジングを有し、
    当該ハウジングは、前記磁気コアの前記第1主幹と前記第2主幹との間に形成される空間に、前記一次導体の複数本を互いに非接触状態で貫通可能なサイズを有する貫通穴を画定する、請求項ないし13のいずれか一項に記載の磁気平衡式電流センサ。
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