JP3211374B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JP3211374B2 JP15282892A JP15282892A JP3211374B2 JP 3211374 B2 JP3211374 B2 JP 3211374B2 JP 15282892 A JP15282892 A JP 15282892A JP 15282892 A JP15282892 A JP 15282892A JP 3211374 B2 JP3211374 B2 JP 3211374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及び半導体
装置の製造方法に関する。特に、シリサイド技術を用い
た半導体装置及びその製造方法に関し、また、シリコン
基板等の半導体基体と、この上に形成する配線層との間
にバリアメタル層を介在させる構造の半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体装置の各種素子の信頼性
向上のために、配線層と下地半導体基体(Si基板等)
との反応防止もしくは配線膜の密着性向上、断線不良防
止、及びストレスマイグレーション防止のために、配線
層と半導体基体との間にバリア層を形成することが行わ
れている。バリア層は通常金属(合金の場合もある)、
または金属化合物から成り、バリアメタル層と称されて
いる。本明細書においては、バリアメタル層の語をもっ
て、上記の如き何らかのバリア作用を示すものを総称す
ることにする。かかるバリアメタル層形成用の材料とし
ては、TiNもしくはTiW等、あるいはTiやTiO
N、窒化タングステンその他の金属ないしは金属化合物
が使用されている(従来のこの種の技術については、I
EDM90(1990 IEEE)47〜50頁所収のE.O.Travis他「A
SCALABLE SUBMICRON CONTACT TECHNOLOGY USING CONFOR
MAL LPCVD TiN 」の記載参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】最近の半導体装置の
集積化の要請により、各種素子は微細化して来ており、
これに伴い、例えばULSIにおいてコンタクトホール
も微細化している。そのために、これらの構造に適用す
るバリアメタルは、例えば前掲の公知文献に示されるよ
うな従来のスパッタ法により図3に示すようにコンタク
トホール8内に堆積して形成すると、充分なカバレージ
が得られない。即ち、コンタクトホール8の微細化によ
りカバレージが低下する結果、図3のように層間膜6に
形成したコンタクトホール8に不均一なバリアメタル70
の膜形成がなされ、コンタクトホール8の開口部分で開
口をふさいで、Al等の配線材料を埋め込むためのホー
ル径Rを小さくしてしまい、かつ、コンタクトホール8
の底部のバリアメタル層70′が薄くなる。従って上層に
形成する配線材料(例えばAl等)も図3に破線で示す
ように「す」(ボイドと称される中空)をつくり易く、
よって接続の信頼性が低下し、かつ、配線材料の下地S
i中への突き抜け問題が生じる。そのために接合リーク
が上昇することにより、半導体装置であるトランジスタ
等の信頼性が低下するおそれがある。
【0004】上記問題に対する対策として、コンタクト
ホールにテーパーを形成させカバレージを稼ぐ方法があ
る。例えば図4(A)に示すように層間膜6の材料とし
て比較的低融点のAsSG等を用い、ここにコンタクト
ホール8を形成し、900℃程度のアニールを加えてホ
ール8のリフローを行うことによりテーパーT1を形成
する方法がある。しかし、この方法を用いると、コンタ
クトホール8の形状が図4(B)に示すように逆テーパ
ー形状になる問題がある(逆テーパーをT2で示す)。
このために充分なカバレージが得られず、結局この手法
も抜本的な解決策とならない。
【0005】一方、上記したとおり、デバイスのプロセ
スルールの縮小化が進められた結果、その縮小化に伴う
ショートチャネル効果などの悪影響を防止するため、半
導体装置においては、低抵抗で浅い接合の不純物拡散領
域を形成することが重要視されている。
【0006】まず、低抵抗化のための技術としては、ソ
ース/ドレイン領域の表面に、選択的にシリサイドを形
成するサリサイド(SALICIDE;Self Aligned Silicide)
技術があり、そのサリサイド形成技術の一例としては、
基板表面にAr+ のスパッタエッチングを行った後、金
属膜を接着し、2段階のRTA(短時間熱処理)法によ
ってシリサイド層を自己整合的に形成する技術も知られ
ている(例えば「J.Elecrochem. Soc.」 Vol 137, No.
6, June 1990,第1914頁〜第1917頁, The Elecrochemica
l Society inc. 発行参照)。
【0007】また、接合の形成方法として一般的な方法
はイオン注入による方法であり、通常のプロセスでは、
ソース/ドレイン領域の形成のために、不純物をシリコ
ン基板中にイオン注入するが、そのイオン注入の際のダ
メージによる結晶欠陥が発生しやすい。接合が深い場合
では結晶欠陥による接合リークの増大は生じないが、接
合が浅い場合では結晶欠陥による接合リークが増大す
る。
【0008】そこで、直接基板へのイオン注入を行わず
に、ソース/ドレイン領域上にポリシリコン層やシリサ
イド層を予め形成し、このポリシリコン層やシリサイド
層中に不純物をイオン注入し、その後拡散アニールによ
り不純物領域を形成する方法があり、例えば「月刊 Sem
iconductor World」, 1984年5月号、第49頁〜第53頁
(プレスジャーナル社発行)にその記載例がある。この
ようなポリシリコン層やシリサイド層からシリコン基板
への固相拡散によれば、シリコンの結晶欠陥の発生を抑
えることができ、接合リークの増大は抑えられる。
【0009】ところで、低抵抗化を図るためにシリサイ
ドを用いた場合では、900℃以上の耐熱性を有する必
要がある。これはシリサイドからの不純物の拡散を行う
ためには、一般に900℃以上の高温アニールが必要だ
からである。また、シリサイドを用いない場合でも、ト
ランジスタの形成後のコンタクトイオン注入後の活性化
アニールなどを行うときそのプロセスで900℃以上の
高温アニールを施す必要がある。
【0010】しかし、一般的な熱処理により合金化した
TiSi2 の如きシリサイドは、900℃程度の高温プ
ロセスで凝集し、そのシート抵抗が増大する。例えば、
そのシート抵抗に関する実験では、10Ω/□が300
Ω/□までシート抵抗が増大した例がある。
【0011】更にまた、前記したように微細化・集積化
に伴い、次のような問題も解決しなければならない。
【0012】即ち、狭くて深い(つまりアスペクト比の
高い)コンタクトホール、スルーホール(本明細書中、
これら被埋め込み孔を総称して接続孔と呼ぶ)の配線材
料による接続が重要になっているが、例えば、従来のス
パッタ法によるAl系材料例えばAl合金の成膜では、
Alスパッタ粒子が孔の側壁の影になって内部に多く入
射しないシャドウイング効果のため、孔内でAlカバレ
ージが悪くなり、孔低部近くの弱いところで断線不良が
発生しやすくなっている。そのため、この接続孔内部を
配線材で埋め込むプロセス技術が必要不可欠になって来
ている。この手段の中で、より量産レベルでの実用化に
近い技術として、基板を数100°の高温で加熱してA
l系材料を溶融状態ないし溶融状態に類似の状態にしな
がらAl合金等をスパッタ成膜する高温スパッタ法が検
討されている。
【0013】ところでこのような高温スパッタAl合金
による接続孔埋め込みの際、孔側壁にTi等Alと反応
しやすい物質を付着させることによって良好な埋め込み
特性が得られるが、微細接続孔内にTiをカバレージ良
く埋め込むことは困難である。Tiの場合、融点が16
80℃と高いため、高温スパッタによるカバレージの改
善は望めない。
【0014】以上のように高温Alスパッタ技術は、そ
れだけでは微細接続孔の埋め込みに限界がある。その他
の手法として、CVDにより高融点金属、例えばWを埋
め込む技術が注目されている。この手法によれば、CV
Dで接続孔内にW等を成長させるので接続孔の大きさに
左右されず安定に埋めこむことが可能である。
【0015】しかしながら直接Si基板上にWを成長さ
せるとその後のプロセスの熱処理で、Wと下地基板、特
に例えばSiが反応することにより、トランジスタの接
合リークが増大する問題がある。その対策として、Ti
NをWの下地に形成させる方法があるが、スパッタによ
るTiNは微細接続孔内には入らないという問題を有
し、CVDによるTiN形成は、量産レベルでは技術的
に確立されてなく、安定して形成できないという問題を
有する。
【0016】更に他の手法として、予めソース/ドレイ
ン領域上にサリサイドとしてTiSi2 を形成させるこ
とによりTiSi2 をバリヤとして下地SiとWとの反
応を防止させる手段が考えられる。この手段は、W/T
iSi2 /Siコンタクト構造において600〜700
℃程度の耐熱性を有し、効果的である。しかし、800
℃以上ではWについてはTiSi2 を通してSiが拡散
し、WSi2 化し、耐熱性が破れる。これにより一般的
には700℃以下のプロセス限定でしか使用できないと
いう問題を有する。
【0017】図12に示すのは、W/TiSi2 /Si構
造を800℃熱処理後のRBSによる測定図である。こ
の測定グラフIより、よりWはSiの拡散が生じWシリ
サイド化していることがわかる。WのピークIbのほ
か、WSi2 を示す部分Iaが見られるからである。
【0018】
【発明の目的】本発明は上記従来技術の問題点を解決し
て、バリアメタル層を有する半導体装置であって、バリ
ア性が充分であり、また配線材料による配線層の形成が
カバレージ良く達成でき、もって信頼性の高い、再現性
に優れる半導体装置を、しかも簡便な工程で得ることが
可能な半導体装置の製造方法を提供せんとするものであ
る。
【0019】また、低抵抗を維持したままで浅い接合を
確実に形成できる半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0020】また、W等の高融点金属と半導体基体例え
ばSiとの反応を防止しつつ、耐熱性が良好な接続を可
能とする半導体装置及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0021】更にまた、Al系材料を用いて、接合リー
クを低減でき、良好な接続を得ることができる半導体装
置及びその製造方法を提供することを目的とする。本出
願の発明のその他の目的は、以下の記載から明らかとな
ろう。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】本出願に係る発
明においては、下記構成をとることによって、上述した
目的を達成する。
【0023】本出願に係る半導体装置の製造方法は、下
記構成をとる。
【0024】請求項1に係る発明は、次のとおりであ
る。
【0025】本出願の請求項1の発明は、半導体基体に
拡散領域を形成し、拡散領域上にシリコン化合物膜を形
成し、このシリコン化合物膜上に金属膜を形成して、金
属のシリサイド膜を形成し、更に層間膜を形成して、こ
の層間膜上にバリアメタル材料膜を形成し、次いでバリ
アメタル材料膜を等方性エッチングによりパターニング
してバリアメタル層を得、その後層間膜を異方性エッチ
ングによりパターニングしてコンタクトホールを形成
し、これによりコンタクトホールの開口よりバリアメタ
ル層の開口が大きい構造を得、このコンタクトホールに
配線材料を埋め込み配線を形成する工程を備える半導体
装置の製造方法であって、この構成により上記目的を達
成するものである。
【0026】請求項2に係る発明は、次のとおりであ
る。
【0027】本出願の請求項2の発明は、半導体装置が
MOSトランジスタである請求項1に記載の半導体装置
の製造方法であって、この構成により上記目的を達成す
るものである。
【0028】請求項3に係る発明は、次のとおりであ
る。
【0029】本出願の請求項3の発明は、半導体装置が
バイポーラトランジスタである請求項1に記載の半導体
装置の製造方法であって、この構成により上記目的を達
成するものである。
【0030】請求項4に係る発明は、次のとおりであ
る。
【0031】本出願の請求項4の発明は、低濃度不純物
拡散領域が形成された半導体基体上に膜厚が7nm未満
の薄膜の半導体化合物膜を形成し、前記薄膜の半導体化
合物膜を介して半導体基体上に金属膜を形成し、その後
第1の熱処理と前記第1の熱処理よりも高温の第2の熱
処理により熱処理することで耐熱性シリサイドを形成
し、前記耐熱性シリサイド中に不純物をイオン注入し、
次いで固相拡散により接合領域を形成する半導体装置の
製造方法であって、この構成により上記目的を達成する
ものである。
【0032】本出願に係る半導体装置は、下記構成をと
る。
【0033】請求項5に係る発明は、次のとおりであ
る。
【0034】本出願の請求項5の発明は、半導体基体上
にシリコン化合物膜を形成し、該シリコン化合物膜上に
金属膜を形成し、その後第1の熱処理と前記第1の熱処
理よりも高温の第2の熱処理により熱処理することで金
属シリサイド膜を形成し、該金属シリサイド膜中に不純
物をイオン注入し、次いで固相拡散により不純物拡散領
域を形成し、該不純物拡散領域上の層間膜に開口部を形
成し、該開口部の底部の金属シリサイド膜を除去し、該
開口部の側壁にサイドウォールを形成し、該開口部に電
極配線を形成した半導体装置であって、この構成により
上記目的を達成するものである。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】本発明において、シリコン化合物として
は、この上に金属膜を形成して金属シリサイド膜を形成
し得るものなら任意であり、例えばSiO2 等のシリコ
ン酸化物膜や、Si3 4 等の窒化シリコン膜などを用
いることができる。シリコン化合物膜の膜厚を3〜30
nmとすると、熱処理等によるシリサイド化が容易なの
で、好ましい。金属膜としては、シリサイド化してバリ
アメタルとなり得るものなら任意であり、Ti、W、C
o、Niやこれらの合金(ないし金属間化合物)、ある
いはこれらの酸化物、窒化物、酸化窒化物等を用いるこ
とができる。
【0039】シリコン化合物膜上に金属膜を形成して金
属シリサイド膜を得る技術は、本出願人において提案を
なしたものであり、得られた金属シリサイド膜構造は、
SITOX構造と称している。これについては、本出願
人の特開平2−260630号公報や、また、IEDM
90(1990 IEEE)249 〜252 頁のHirofumi Sumi 他、
「New Silicidation Technology by SITOX(Silicidatio
n Through Oxide) and Its Impact on Sub-half Micron
MOS Devices」に詳しい記載がある。
【0040】本出願の発明によれば、かかるSITOX
構造の更なる改良が達成できる。
【0041】例えば、本出願の請求項5の発明において
は、半導体装置の製造にあたり、半導体基体上に耐熱性
シリサイドを形成し、該耐熱性シリサイド中に不純物を
イオン注入し、次いで固相拡散により接合領域を形成す
るものであり、ここで、耐熱性シリサイドとは、900
℃程度の高温でも凝集しない性質のシリサイドであり、
その一例としては、半導体基体上に薄膜の半導体化合物
膜を介して形成された金属膜を低温熱処理後に高温熱処
理することで形成される層とすることができるが、この
発明では、次のような作用がもたらされる。
【0042】即ち、単に浅い接合を形成するためにシリ
サイドを用いて固相拡散する場合には、十分な耐熱性が
得られずに、低抵抗化ができなくなる。ところが上記し
たようなシリサイド構造の形成技術においては、耐熱性
シリサイドを用いるため、固相拡散時にもシート抵抗が
増大することがなく、低抵抗で浅い接合の半導体装置を
製造できる。
【0043】耐熱性シリサイドの一例として挙げられる
薄膜の半導体化合物を介在させて低温と高温の2段階ア
ニールにより形成されるシリサイドは、本出願人が先に
提案した特開平3−38823号公報中に開示されるも
のがあるが、そのシリサイドは特に十分な耐熱性を有し
ていることが見出され、本発明に適用することで確実に
低抵抗で浅い接合の半導体装置が形成される。
【0044】次に、本出願の請求項1の発明の構成につ
いて、後記詳述する本発明の一実施例を示す図1の例示
を用いて略述すると、次のとおりである。
【0045】本発明に係る半導体装置の製造方法は、シ
リコン基板等の半導体基体1に拡散領域21,22を形成し
て図1(a)に例示のようにし、形成した拡散領域21,
22上にSiO2 等のシリコン化合物膜3を形成し、この
シリコン化合物膜3上にTi等の高融点金属材料等によ
って金属膜4を形成して図1(b)に例示のような構造
を得、例えば熱処理等の処理を行うこと等により金属の
シリサイド膜5(例えばチタンシリサイド膜)を形成し
(図1(c)の例示参照)、更に層間膜6を形成して、
この層間膜6上にTiNやTiW等によりバリアメタル
材料膜71を形成し図1(d)に例示のような構造とし、
次いでバリアメタル材料膜71をパターニングしてバリア
メタル層7を得(図1(e)の例示参照)、その後層間
膜6をパターニングしてコンタクトホール8を形成し、
このコンタクトホール8にAl等の配線材料9を埋め込
み配線を形成して、図1(f)に例示のような構造を得
る工程を備えるものである。
【0046】本この発明によれば、コンタクトホールを
開口してからバリアメタル層を形成するのでなく、予め
バリアメタル層を、上述したSITOX構造により形成
しておくので、開口底部にバリアメタルが不充分にしか
形成されないというような問題も生じず、また、開口が
狭くなって配線材料が充分に埋め込まれないという問題
もなくて、バリア性の向上、配線膜のカバレージ向上を
実現でき、かつ従来の信頼性のあるプロセスをそのまま
使うことが可能で、信頼性は低下せずプロセスも簡便に
でき、よって信頼性、再現性に優れる半導体装置を得る
ことができる。
【0047】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。但し
当然のことながら、本発明は以下に述べる実施例により
限定されるものではない。
【0048】実施例1 本実施例では、図1(f)に示すような構造のMOSト
ランジスタの製造に本発明を適用した。第1図(a)〜
(f)を参照する。
【0049】本実施例においては、半導体基体1として
シリコン基板を用い、これにフィールド酸化領域11であ
るLOCOSを形成後、ゲート領域12及び拡散領域21,
22(ソース21,ドレイン22)を形成し、MOSトランジ
スタを作る。13はゲート絶縁膜(ここではSiO2 膜)
である。これにより図1(a)の構造を得る。
【0050】次に、全面に5nm程度の熱酸化膜を形成
させ、この酸化膜(SiO2 膜)をシリコン化合物膜3
とし、更に、金属膜4としてTiを全面に300Å堆積
する。これにより図1(b)の構造を得る。
【0051】次いで、2ステップアニール法により、拡
散領域21,22上にのみ、金属のシリサイド膜3(ここで
はSITOX−TiSi2 )を形成する。ここで2ステ
ップアニール法とは、次の第1,第2のアニール(低温
熱処理、及び高温熱処理)による熱処理で、SITOX
構造を得るものである。 第1のアニール:650℃、30秒、アンモニア−過酸
化水素水によるエッチング 第2のアニール:900℃、30秒 これによりソース/ドレイン領域である拡散領域21,22
上を金属シリサイド膜3(SITOX−TiSi2 )で
カバーした図1(c)の構造を得る。なおSITOX−
TiSi2 は、前掲のH.Sumiらの文献に報告されている
ように、Alに対してバリア性を有する膜である。
【0052】その後、層間膜6を例えばTEOS(テト
ラエトキシオキシシラン)を用いたCVD酸化膜61(S
iO2 膜)等で平坦化膜として、及びBPSG(ホウ素
リン含有不純物ガラス)等の膜62で形成する。この層間
膜の形成はその他のDADBS、TMCTS、DES等
の含シリコン有機ガスを用いたり、AsSG、BSGや
PSG等の不純物含有ガラスを用いるなど、どのような
手段でもよく、任意である。続いて、バリアメタル材料
であるここではTiN(チタンナイトライド)をスパッ
タにより形成する。これによりバリアメタル材料膜71を
有する図1(d)の構造を得る。ここで本例のようにT
iNを用いると、これはバリア性が良好で好ましく、か
つ、ストレスマイグレーション防止性能が良い。例え
ば、上層に形成されるパッシベーション膜等によりスト
レスが生じても、TiNがAlのストレスを緩和する。
なお、TiNでなくTiW等の導電性良好なものを用い
ると、仮りに配線のAl等が断線しても、接続不良が防
がれる。
【0053】次いで、コンタクトホール8形成のための
フォトレジストパターン81を、通常のフォトリソグラフ
ィー技術を用いたパターニングにより形成する。そし
て、過酸化水素水により等方性エッチングして、バリア
メタル材料膜71であるTiNをエッチングすることによ
り、図(e)のようなバリアメタル層7を備えた構造を
形成させる。等方性エッチングは、CF4 等によるプラ
ズマエッチングである等方性ドライエッチング手段を用
いてもよい。このときのCF4 によるエッチング条件
は、例えば、CF4 /Ar/O2 =45/50/5sc
cm、106.4Pa、300Wの条件を採用できる。
【0054】続けてCHF3 等のガスにより下地酸化膜
である層間膜6の異方エッチングを行い、コンタクトホ
ール8を形成する。条件は、例えば、C4 8 =50s
ccm、RFパワー:1200W、2Paとすることが
できる。
【0055】次いで、高温Alスパッタにより、コンタ
クトホール8の埋め込みを行う。これにより、図1
(f)の構造を得る。このときのAl形成条件は、次の
2ステップの高温Al埋め込み条件を採用できる。 第1ステップ:22.5kW、Ar100sccm、
0.47Pa、1.2μm/min 第2ステップ:10.5kW、500℃、Ar100s
ccm、0.47Pa、0.6μm/min
【0056】本実施例によれば、従来から常用されてい
る信頼性の良好な工程により、従来技術の問題点を解決
した半導体装置(MOSトランジスタ)を再現性良く得
ることができる。
【0057】実施例2 本実施例は、バイポーラトランジスタの製造に、上述し
た実施例1と同様の技術を適用した。図2を参照する。
【0058】本実施例では、シリコン等の半導体基体1
のnウェル23上のP拡散領域24上に、前記例と同様な手
法で、SITOX構造の金属シリサイド膜5を形成し、
この上にコンタクトホール8を形成して、配線材料9を
埋め込むようにした。このようにバイポーラトランジス
タ構造の製造についても、本発明を効果的に用いること
ができる。
【0059】実施例3 本実施例は、拡散領域上に5nm以下程度の薄膜のシリ
コン酸化膜を形成し、そのシリコン酸化膜上にシリサイ
ド化するためのTi膜を形成し、2段階アニール、イオ
ン注入及び固相拡散を経て、MOSトランジスタを有す
る半導体装置を製造する方法である。以下、本実施例を
その工程に従って図5(a)〜(f)、図6を参照しな
がら説明する。
【0060】まず、シリコン基板31の表面に選択酸化法
により厚いフィールド酸化膜32を形成する。次に、薄膜
のゲート酸化膜33をフィールド酸化膜32に囲まれた領域
の基板表面に形成し、さらにそのゲート酸化膜33上にポ
リシリコン層34を形成する。次いで、そのポリシリコン
層34はリソグラフィ技術により所要のゲート電極のパタ
ーンにパターニングされる。
【0061】次に、パターニングされたポリシリコン層
34とフィールド酸化膜32をマスクとして、セルファライ
ンで低濃度のイオン注入を行い、低濃度不純物拡散領域
35,35を基板表面に形成する。この低濃度不純物拡散領
域35,35はMOSトランジスタのドレイン近傍の電界集
中を緩和し、このMOSトランジスタはいわゆるLDD
構造に形成される。
【0062】次に、全面にCVDシリコン酸化膜を形成
し、そのCVDシリコン酸化膜をエッチバックして、図
5(a)に示すように、ゲート電極となるポリシリコン
層34の側部にCVDシリコン酸化膜の残部からなるサイ
ドウォール36,36を形成する。
【0063】サイドウォール36,36の形成後、露出して
いるシリコン基板31の表面に、図5(b)に示すよう
に、5nmの膜厚のシリコン酸化膜37,37を形成する。
このシリコン酸化膜37,37の形成条件は、例えば850
℃、ドライO2 雰囲気の炉に15分間入れば良い。この
シリコン酸化膜37,37は極めて薄い膜であるため、シリ
サイド化の場合には、基板のシリコンがシリコン酸化膜
37,37を介して供給される。例えば、シリコン酸化膜3
7,37の膜厚が7nm以上となった場合では、その膜厚
が厚いためにシリコンが基板から供給されなくなり、シ
ート抵抗は逆に増大する。
【0064】シリコン酸化膜37,37を形成した後、その
シリコン酸化膜37,37上を含む全面にTi膜38を形成す
る。これにより図5(c)の構造とする。このTi膜38
の膜厚は、例えば30nmであり、堆積のための条件
は、一例として、RFバイアスー50W、DC1kWの
スパッタパワーで、Arを40sccm、圧力を0.4
Pa、堆積温度を200℃、堆積速度を60nm/mi
nの各条件とする。
【0065】このようなTi膜を形成した後、第1のア
ニール処理を行う。アニール処理は例えばAr雰囲気中
のRTA(ラピッド・サーマル・アニール)により行わ
れ、650℃、30秒間の低温の第1のアニール処理が
なされる。この低温の第1のアニール処理により、チタ
ンのシリサイド化が行われ、シリコンが供給された領域
でTiSiとTi3 Si3 からなるチタンシリサイド膜
が形成される。また、そのチタンシリサイド膜上のTi
膜38は、酸化されてTiOx(酸化チタン)膜にされ
る。
【0066】第1のアニール処理の後、第2のアニール
処理の前にアンモニア過水等を用いて、チタンシリサイ
ド膜上のTi膜やTiOx膜を除去する。アンモニア過
水の一例としては、NH4 OH:H2 2 :H2 O=
1:2:2としたものを用いる。このエッチングは、例
えば10分程度浸けることで行われる。このアンモニア
過水を用いたエッチングにより未反応のTi膜及び酸化
したTiOx膜が除去される。この除去時に、例えばサ
イドウォール36やフィールド酸化膜32の表面のTi膜38
は除去され、ソース/ドレイン領域の表面及びゲート電
極となるポリシリコン層34の上面にのみシリサイドがセ
ルファラインで形成されたサリサイド構造となる。
【0067】次に、高温の第2のアニール処理を行う。
このアニール処理の条件は、例えば窒素雰囲気で900
℃、30秒間のRTA法の条件とする。この第2のアニ
ール処理によって、TiSiとTi3 Si3 からなるチ
タンシリサイド膜が、低抵抗で安定したTiSi2 膜か
らなるチタンシリサイド膜39に変化する。このTiSi
2 膜からなるチタンシリサイド膜39は、図5(d)に示
すように、ゲート電極の上面及びソース/ドレイン領域
となるシリコン基板31の表面に形成され、これら各部の
低抵抗化を図る。また、このように薄い酸化膜の形成後
に2段階アニールを行って形成されたチタンシリサイド
膜39は、高温でも凝集が発生しない耐熱性であるため、
続いて高温の工程を経ても低抵抗を維持できる。
【0068】低温及び高温の2段階のアニール処理の
後、図5(e)に符号I2 で模式的に示すように、イオ
ン注入により不純物を前記チタンシリサイド膜39中に打
ち込む。この時、サイドウォール36やフィールド酸化膜
32もマスクの一部として機能する。ここで打ち込まれる
不純物は、ソース/ドレイン領域の高濃度不純物拡散領
域を形成するためのものである。イオン注入による不純
物を打ち込みを直接基板に対して行わないために、基板
へのダメージが抑えられ、結晶欠陥による接合リークを
緩和できる。イオン注入は、例えばAs(砒素)をドー
パントとして、50keV、3×1015個/cm2 の条
件で行われる。
【0069】ここで、図6は、SIMS(Secondly Ion
Micro analysis)によるAsをイオン注入した時の不純
物のプロファイルを示しており、横軸はnm単位で示す
基板深さであり、縦軸はTiについて任意単位の濃度分
布、Asについて個/cm3単位で示す不純物濃度であ
る。この図6にも示されるように、イオン注入されるA
s(砒素)のドーパントのピークは、シリサイドによっ
てTiがリッチな50nmの深さ内にある。一般に、イ
オン注入に伴うダメージの領域は、表面からプロジェク
トレンジの75%程度に位置していることが知られてお
り(例えば、超LSIプロセスデータハンドブック、P
248、サイエンスフォーラム社発行参照)、Asのド
ーパントの一部はシリコン基板31のある程度に深いとこ
ろまで拡散してはいるが、ダメージの発生する領域はチ
タンシリサイド膜39の内部に限定され、基板へのダメー
ジが深いところには至らないことが判る。
【0070】シリサイド膜ではなく従来のように直接に
シリコン基板にイオンを打ち込んだ場合には、基板のダ
メージとその後のプロセスにおける高温アニールの相乗
した影響により、サイドウォールの側部にシリコンの転
移(結晶欠陥の一種)が生じていたが、本実施例のよう
に、チタンシリサイド膜39内にイオン注入することで、
シリコン基板へのダメージが発生せず、最終的に高温プ
ロセスを経ても結晶欠陥が発生しない。
【0071】そのイオン注入に次いで、図5(f)に示
すように、全面にCVDシリコン酸化膜からなる層間絶
縁膜30を堆積させる。この層間絶縁膜30の堆積条件は、
例えば、SiH4 :O2 :N2 =250:250:10
0sccm,420℃,13.3Pa、0.5μmの条
件とされる。そして、層間絶縁膜30の形成後、例えばN
2 雰囲気中で、1100℃の温度、10秒間の条件で短
時間アニールを行う。この短時間アニールによって、不
純物の打ち込まれた領域の活性化及びシリサイドの活性
化がなされ、十分に浅い接合のソース・ドレイン領域30
s,30dが形成されることになる。このアニール時には
1100℃の温度が加えられるが、チタンシリサイド膜
39は前述のように高温でも凝集が発生しない耐熱性であ
るため、低抵抗なシート抵抗を維持できる。
【0072】以下、所要の電極形成等を経て、MOSト
ランジスタを有する半導体装置を完成する。
【0073】本実施例により形成されるMOSトランジ
スタでは、図8に示すように、曲線Aで示す本実施例の
MOSトランジスタの接合リークが従来のもの(図中曲
線B)に比べて約1桁も減少することになる。また、同
時に低抵抗なシート抵抗も得られ、本実施例により得ら
れるシート抵抗の一例としては、8Ω/□程度の低抵抗
値となる。
【0074】実施例4 本実施例は薄いシリコン化合物膜上にシリサイドを形成
して、2段階のアニールにより低抵抗で浅い接合を得る
プロセスをバイポーラトランジスタのプロセスに適用し
た例である。本実施例を図7(a)〜(m)を参照しな
がら説明する。
【0074】まず、n型のシリコン基板にp型のウェル
領域を形成し、そのp型のウェル領域内に、n+ 型の埋
め込み層41上に、n型のエピタキシャル層42を形成す
る。n型のエピタキシャル層42を形成した後、選択酸化
によりフィールド酸化膜(LOCOS膜)43を形成し、
図7(a)に示すように、そのフィールド酸化膜43の表
面を削って平坦化すると共に、エピタキシャル層42に対
しフィールド酸化膜43の下部で埋め込み層41を介して連
絡する領域にコレクタ取り出し領域44を形成する。
【0075】次に、基板表面に5nmのシリコン酸化膜
45を形成する。この薄膜のシリコン酸化膜45の形成は、
例えば短時間の熱酸化によって形成される。シリコン酸
化膜45の形成後、図7(b)に示すように、全面にTi
膜46を形成する。このTi膜46は、実施例3と同様なス
パッタリングにより形成でき、約30nmの膜厚とす
る。
【0076】薄膜のシリコン酸化膜45上にTi膜46を積
層した後、図7(c)に示すように、2段階のアニール
によってチタンシリサイド膜47を形成する。この合金化
処理について説明すると、まずAr雰囲気で650℃、
30秒間の条件でRTA法による低温アニール処理を施
す。このアニールで薄い酸化膜を介してシリコンとTi
が合金化され、TiSiとTi3 Si3 からなるシリサ
イドが形成される。この第1のアニール処理後、10分
間程度、アンモニア過水等に浸けて未反応のTi及びT
iOxを除去する。すなわち、フィールド酸化膜43上の
Ti膜46等は除去される。続いて、30秒間、窒素雰囲
気中で900℃の高温のアニール処理を行う。この高温
のアニール処理では、TiSi2 からなるチタンシリサ
イド膜が形成され、露出されたシリコン基板の表面は耐
熱性のチタンシリサイド膜47で覆われることになる。
【0077】次に、全面にレジスト膜を塗布し、選択的
な露光とその現像工程を経て、基板上にレジストマスク
48を形成する。このレジストマスク48は、ベース・エミ
ッタ領域に開口部48aを有するパターンとされる。次
に、そのレジストマスク48をマスクに用いて、図7
(d)に示すように、ベース領域を形成するための不純
物のイオン注入を行う。特に、このイオン注入では、直
接シリコン基板にダメージを与えるようなエネルギーで
イオン注入が行われることはなく、基板表面のチタンシ
リサイド膜47中に不純物が打ち込まれる。ここで、イオ
ン注入の注入条件の一例を挙げれば、ドーパントをBF
2 , 20keV,1×1015個/cm2 の条件でイオン
を注入すれば良い。
【0078】チタンシリサイド膜47に対してイオン注入
を行った後、図7(e)に示すように、全面に層間絶縁
膜49が形成される。この層間絶縁膜49は、CVDシリコ
ン酸化膜からなり、形成条件はSiH4 :O2 :N2
250:250:100sccm,420℃,13.3
Paとされる。このCVDにより約5000Å程度の膜
厚を有する層間絶縁膜49が形成される。
【0079】層間絶縁膜49を形成した後、窒素雰囲気中
で1100℃、10秒間の短時間アニールを行う。この
アニールにより、シリコン基板及びチタンシリサイド膜
47の活性化がなされると共に、該チタンシリサイド膜47
からの不純物拡散によってp型の不純物拡散領域からな
るベース領域40が該チタンシリサイド膜47の直下に形成
される。このアニール時には、1100℃の高温処理が
なされるが、本実施例では、薄い酸化膜45を介し2段階
アニールで耐熱性のシリサイド膜が形成されているた
め、従来の如きシリサイドの凝集現象が発生せず、チタ
ンシリサイド膜47は低抵抗を維持したものとなる。
【0080】次に、エミッタ領域を形成すべき領域の層
間絶縁膜49を除去する。その選択的な除去工程は、まず
レジスト層を全面に塗布し、選択的な露光及び現像によ
ってエミッタ領域に対応した領域が開口したレジストマ
スクを形成した後、そのレジストマスクを用い、ドライ
エッチングにより層間絶縁膜49をマスクパターンに合わ
せて除去することで行われる。これにより図7(f)の
構造とする。形成した開口部を51で示す。ドライエッチ
ングの条件としては、例えばC4 8 ガス,50scc
m,RFパワー1200W,2Paの条件で良い。
【0081】層間絶縁膜49を開口した後、その開口部51
の底部に臨むチタンシリサイド膜47をフッ酸によって除
去し、図7(g)に示すように、基板表面を露出させ
る。そのフッ酸の水溶液は、例えばH2 O:HF=10
0:5とされ、3分間程浸けることで基板表面が現れ
る。
【0082】エミッタ領域とすべき基板表面を露出させ
たところで、図7(h)に示すように、全面にCVDシ
リコン酸化膜52を全面に約0.3μm程度の膜厚で形成
する。このCVDシリコン酸化膜52は、例えばSi
4 :O2 :N2 =250:250:100sccm,
420℃,13.3Paの条件で形成される。
【0083】図7(i)に示すように、その形成したC
VDシリコン酸化膜52を全面エッチバックして、開口部
51の側壁にCVDシリコン酸化膜52a,52aを残存させ
る。エッチバックの条件は、例えばC4 8 ガスを50
sccm,RFパワー1200W,2Paである。この
エッチバックによって、そのCVDシリコン酸化膜52は
いわゆるサイドウォールとされ、微小なエミッタ領域の
形成に寄与すると共に、ベースとエミッタの間のセルフ
ァラインな分離が実現される。
【0084】サイドウォールとして機能するCVDシリ
コン酸化膜52aの間で基板表面が臨んだところで、図7
(j)に示すように、全面にn型の不純物を高濃度に含
有するドープトポリシリコン層(DOPOS層)53を形
成する。このドープトポリシリコン層53の形成条件は、
例えばSiH4 :H2 :N2 =100:400:200
sccm,70Paの条件とされ、膜厚は1500Å程
度とされる。
【0085】ドープトポリシリコン層53の形成後、レジ
ストパターニング及びエッチングにより、ドープトポリ
シリコン層53を開口部51の内部のみに残存させ、他の層
間絶縁膜49上のドープトポリシリコン層53を除去する。
この除去の条件は、例えばマイクロ波エッチャーが使用
され、SF6 :フロン113=6:44sccm、1.
33Pa、マグネトロンフィラメント電流が220m
A,RFパワーが100Wの各条件とされる。
【0086】次に、図7(k)に示すように、層間絶縁
膜49の表面からコンタクトホール54,55を形成する。コ
ンタクトホール54はベース電極取り出しのためのコンタ
クトホールであり、コンタクトホール55はコレクタ電極
取り出しのためのコンタクトホールである。これらコン
タクトホール54,55の形成は、マスクとなるレジストパ
ターンを形成した後、そのレジストパターンを用いたド
ライエッチングにより、層間絶縁膜49を加工する。この
ドライエッチングの条件の一例としては、C48 ガス
を50sccmとし、RFパワー1200W,2Paが
挙げられる。このコンタクトホール54,55の形成によ
り、コンタクトホール54,55の底部には、低抵抗なチタ
ンシリサイド膜47が臨む。
【0087】次に、図7(l)に示すように、全面にア
ルミニウム系配線層56が形成される。このアルミニウム
系配線層56はアルミニウムにシリコンや銅等が含有され
た層であり、Arガス40sccm,0.4Pa,スパ
ッタパワーDC6kW,8000Å/分の条件で形成す
ることができ、例えば0.8μmの膜厚とされる。
【0088】アルミニウム系配線層56の全面形成後、図
7(m)に示すように、そのアルミニウム系配線層56を
各電極毎にパターニングする。このパターニングは、レ
ジストマスクとドライエッチングにより行われ、アルミ
ニウム系配線層からなるベース電極56B,エミッタ電極
56E,コレクタ電極56Cがそれぞれ形成される。ドライ
エッチングの条件としては、RF印加型ECRエッチャ
ーを用いて、BCl3:Cl2 =60:90sccm,
マイクロ波パワー1000W,RFパワー50W,2.
13Paの各条件とされる。このように各電極56E,56
B,56Cが形成された後、通常の工程に従ってバイポー
ラトランジスタが完成する。
【0089】以上のような製造工程によって製造される
バイポーラトランジスタでは、通常のシリサイドではな
く、薄いシリコン酸化膜45を介して2段階アニールによ
り耐熱性の十分なチタンシリサイド膜47が形成されるた
め、1100℃程度の高温のアニールを経ても凝集現象
が発生することがなく、チタンシリサイド膜47を低抵抗
に保つことができる。このチタンシリサイド膜47によっ
て、素子の応答速度をシリサイドを形成しないものに比
べて20%程度高速にできる。
【0090】また、ベース領域50は、チタンシリサイド
膜47からの不純物の固相拡散によって形成され、直接シ
リコン基板に対して不純物が打ち込まれることがないた
め、ダメージが発生することがなくなり、結晶欠陥によ
る悪影響を受けないバイポーラトランジスタを形成する
ことができる。更に、従来の製造方法のように、既に高
濃度にp型のボロンをドープした領域にTiを形成して
アニールでシリサイド化する方法では、ボロンとTiが
反応してTiB3 の如きボロンとチタンの化合物が形成
され、TiSi2 の形成が困難となるが、本実施例では
TiSi2 を形成することが比較的に容易であり、シー
ト抵抗値は最終的に5Ω/□程度の格段に優れた値とな
る。
【0091】なお、上述の実施例では、npn型のバイ
ポーラトランジスタについて説明したが、本発明の半導
体装置の製造方法は、pnp型のバイポーラトランジス
タや、CMOSバイポーラトランジスタ、横型バイポー
ラトランジスタ等の各種プロセスについても適用でき
る。
【0092】実施例5次に実施例5を説明する。この実施例は、参考例であっ
て、MOSトランジスタについて述べるものである。こ
こでは、図9(a)〜(f)の工程を経る。
【0093】(a)半導体基板1上にLOCOS11及び
ゲート領域12を形成し、図9(a)の構造とする(13は
ゲート絶縁膜である)。
【0094】(b)シリコン化合物膜3として、全面に
3nmの熱酸化膜を全面に形成する。条件は例えば、下
記を採用できる。 ガス H2 O/O2 =1.5/6リットル/min,温
度:850℃,膜厚:3nm 更に、高融点金属膜4として、Tiを全面に30nm形
成する。これにより図9(b)の構造を得る。条件は、
例えば下記を採用できる。 Ar=40sccm,圧力:0.04Pa,スパッタパ
ワー:1kW,膜厚:30nm
【0095】(c)次いで、2ステップアニール法によ
り、拡散領域21,22のみに金属シリサイド膜5(SIT
OX−TiSi2 )を形成する。ここで、2ステップア
ニール法とは、第1,第2のアニール(低温熱処理、及
び高温熱処理)による熱処理でSITOX構造を得るも
のである。 第1のアニール 600℃ 30秒 (Ar中) 選択エッチング アンモニア過水による未反応Tiの選
択エッチング H2 O:H2 2 :NH4 OH=2:2:1 第2のアニール 900℃ 30秒 (N2 中) これにより、ソース/ドレイン領域である拡散領域21,
22上を金属シリサイド(SITOX−TiSi2 )でカ
バーした。この構造を図9(c)に示す。
【0096】(d)その後膜層間膜61を、例えば、TE
OSを用いたCVD酸化膜で形成し、更にBPSG膜62
等を成長させる。TEOS酸化膜の形成条件は、例えば
下記を採用できる。 ガス TEOS=50sccm,圧力:40Pa,温
度:720℃,膜厚:400nm BPSG等の膜の成膜条件は、下記を採用できる。 ガス SiH4 /PH3 /B2 6 /O2 /N2 =80
/7/7/1000/32000sccm,温度:40
0℃,圧力:101325Pa,膜厚:500nm 上記により膜61,62から成る層間膜61の形成を行う。こ
れにより図9(d)の構造を得る。
【0097】(e)レジストパターニング後ドライエッ
チングでコンタクトホール8を形成し、図9(e)の構
造とする。レジストパターンを符号8で示す。条件は例
えば、次を採用できる。 ガス C4 8 =50sccm,RFパワー:1200
W,圧力:2Pa
【0098】(f)全面にCVD−Wを堆積させる。例
えば下記条件による。 ガス WF6 /H2 =95/550sccmP,温度:
450℃,圧力:10640Pa,膜厚:400nm 次に、エッチバックで接続孔8内のみにWを形成する。
エッチバック条件は、例えば、次のようにする。 ガス SF6 =50sccm,マイクロ波パワー:85
0W,RFパワー:150W,圧力:1.33Pa
【0099】次に、Ti層91を形成し、この上にAl系
材料の配線材料9として、Al−1%Siをスパッタで
形成し、図9(f)の構造とする。Al−Si/Ti構
造を得るには、下記条件を採用できる。 AlSi成膜条件例 パワー:22.5kW,成膜温度:150℃,Ar=4
0sccm,膜厚:500nm Ti成膜条件例 パワー:4kW,成膜温度:150℃,Ar=100s
ccm,膜厚:70nm その後、レジストパターニング及びドライエッチングを
用いて、Al−1%Si/Ti配線層を形成させる。条
件は例えば、次のようにする。 ガス BCI3 /CI2 =60/90sccm,マイク
ロ波パワー:1000W,RFパワー:50W,圧力:
0.016Pa
【0100】実施例6次に実施例6を説明する。この実施例は、参考例であっ
て、これは、ソース/ドレイン上全面にTiSALIC
IDEを形成させた場合で、SITOX−TiSi
微細接続孔内のみに形成させた場合の例である。図10を
参照して説明する。
【0101】(a)実施例5と同様にして半導体基板1
上にLOCOS11及びゲート領域12を形成し、図10
(a)の構造を得る。
【0102】(b)その後膜層間膜を例えば、TEOS
を用いたCVD酸化膜で、下記条件で形成する。 ガス TEOS=50sccm,圧力:40Pa,温
度:720℃,膜厚:400nm また、BPSG等の膜を下記条件で成膜させ、層間膜6
を形成する。 ガス SiH4 /PH3 /B2 6 /O2 /N2 =80
/7/7/1000/32000sccm,温度:40
0℃,圧力:101325Pa,膜厚:500nm 以上により、図10(b)に示すように、膜61,62から成
る層間膜6を形成する。
【0103】(c)レジストパターニング後ドライエッ
チングで、コンタクトホール8を形成する。条件は、例
えば次のようにできる。 ガス C4 8 =50sccm,RFパワー:1200
W,圧力:2Pa
【0104】次に、例えば下記条件で、全面に3nmの
熱酸化膜を形成する。 ガス H2 O/O2 =1.5/6リットル/min,温
度:850℃,膜厚:3nm 更に、Tiを全面に30nm形成する。 Ar=40sccm,圧力:0.04Pa,スパッタパ
ワー:1kW,膜厚:30nm
【0105】(d)次いで、2ステップアニール法によ
り金属シリサイド膜(SITOX−TiSi2 )を形成
する。ここで、2ステップアニール法とは、第1,第2
のアニールによる熱処理でSITOX構造5を得るもの
である。このアニールにより、拡散領域のみに、従って
この例ではホール8の底部にのみ、選択的に金属シリサ
イド膜5が形成される。ホール8の底部以下の未反応T
iは、次の選択エッチングにより除去される。 第1のアニール 600℃ 30秒(Ar中) 選択エッチング アンモニア過水による未反応Tiの選
択エッチング H2 O:H2 2 :NH4 OH=2:2:1 第2のアニール 900℃ 30秒 (N2 中) これにより、ホール8底部のソース/ドレイン領域であ
る拡散領域上を金属シリサイド(SITOX−TiSi
2 )でカバーした。これにより、図10(c)の構造とし
た。
【0106】(e)Tiをスパッタで形成する。 Ti成膜条件例 パワー:4kW,成膜温度:150℃,Ar=100s
ccm,膜厚:70nm 更に連続でAl−1%Siを高温スパッタで成膜する。 AlSi成膜条件例 パワー:22.5kW,成膜温度:500℃,Ar=4
0sccm,膜厚:500nm その後、レジストパターニング及びドライエッチングで
Ai−1%Si/Ti配線層を形成させる。条件は例え
ば、下記のようにする。 ガス BCl3 /Cl2 =60/90sccm,マイク
ロ波パワー:1000W,RFパワー:50W,圧力:
0.016Pa これにより、微細接続孔に安定したバリヤを有するコン
タクトプラグを形成できるようになる。本実施例のRB
S測定結果を図11に示す。本例のようにW/SITOX
−TiSi2 /Si構造を採用すると、SITOX−T
iSi2 がバリヤとして働くために、Wがピュアな状態
を保っていることがわかる。即ち、WSi2 の発生はみ
られず、Si拡散によるWのシリサイド化が防がれたこ
とがわかる。よって耐熱性が維持される。
【0107】なお、本発明の構成は、上記実施例に限定
されるものでなく、その他の成膜装置、例えば蒸着法、
化学気相法による膜の成膜にも適用できる。また、成膜
する膜もTi等だけに限らず他の金属もしくは金属以外
の半導体、絶縁膜にも適用できる。
【0108】
【発明の効果】本出願の発明によれば、バリアメタル層
を有する半導体装置であって、バリア性が充分であり、
また配線材料による配線層の形成がカバレージ良く達成
でき、もって信頼性の高い、再現性に優れる半導体装置
を、簡便な工程で得ることが可能な半導体装置の製造方
法を提供でき、また、低抵抗を維持したままで浅い接合
を確実に形成できる半導体装置の製造方法を提供でき、
また、W等の高融点金属と半導体基体例えばSiとの反
応を防止しつつ、耐熱性が良好な接続を可能とする半導
体装置及びその製造方法を提供でき、更にまた、Al系
材料を用いて、接合リークを低減でき、良好な接続を得
ることができる半導体装置及びその製造方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の工程を示す図である。
【図2】実施例2を示す図である。
【図3】従来技術の問題点を示す図である。
【図4】従来技術の問題点を示す図である。
【図5】実施例3の工程を示す図である。
【図6】実施例3における不純物分布の解析結果を示す
図である。
【図7】実施例4の工程を示す図である(1)。
【図8】実施例3と従来例との特性の比較図である。
【図9】実施例5の工程を示す図である。
【図10】実施例6の工程を示す図である。
【図11】実施例6のRBS測定結果である。
【図12】従来例のRBS測定結果である。
【図13】実施例4の工程を示す図である(2)。
【図14】実施例4の工程を示す図である(3)。
【図15】実施例4の工程を示す図である(4)。
【図16】実施例4の工程を示す図である(5)。
【符号の説明】
1 半導体基板 21,22,24 拡散領域 3 シリコン化合物膜 4 金属膜 5 金属のシリサイド膜(Sl) 6 層間膜 71 バリアメタル材料膜 7 バリアメタル層 8 コンタクトホール 9 配線材料 31 シリコン基板 32 フィールド酸化膜 37 シリコン酸化膜 38 Ti膜 39 チタンシリサイド膜 30 層間絶縁膜 42 エピタキシャル層 43 フィールド酸化膜 45 シリコン酸化膜 46 Ti膜 47 チタンシリサイド膜 49 層間絶縁膜 41 開口部 56E エミッタ電極 56B ベース電極 56C コレクタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 29/47 H01L 29/872

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基体に拡散領域を形成し、 拡散領域上にシリコン化合物膜を形成し、 このシリコン化合物膜上に金属膜を形成して、金属のシ
    リサイド膜を形成し、 更に層間膜を形成して、 この層間膜上にバリアメタル材料膜を形成し、 次いでバリアメタル材料膜を等方性エッチングによりパ
    ターニングしてバリアメタル層を得、 その後層間膜を異方性エッチングによりパターニングし
    てコンタクトホールを形成し、これによりコンタクトホ
    ールの開口よりバリアメタル層の開口が大きい構造を
    得、 このコンタクトホールに配線材料を埋め込み配線を形成
    する工程を備える半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体装置がMOSトランジスタである請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体装置がバイポーラトランジスタであ
    る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】低濃度不純物拡散領域が形成された半導体
    基体上に膜厚が7nm未満の薄膜の半導体化合物膜を形
    成し、前記薄膜の半導体化合物膜を介して半導体基体上
    に金属膜を形成し、その後第1の熱処理と前記第1の熱
    処理よりも高温の第2の熱処理により熱処理することで
    耐熱性シリサイドを形成し、前記耐熱性シリサイド中に
    不純物をイオン注入し、次いで固相拡散により接合領域
    を形成する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基体上にシリコン化合物膜を形成
    し、該シリコン化合物膜上に金属膜を形成し、その後第
    1の熱処理と前記第1の熱処理よりも高温の第2の熱処
    理により熱処理することで金属シリサイド膜を形成し、
    該金属シリサイド膜中に不純物をイオン注入し、次いで
    固相拡散により不純物拡散領域を形成し、該不純物拡散
    領域上の層間膜に開口部を形成し、該開口部の底部の金
    属シリサイド膜を除去し、該開口部の側壁にサイドウォ
    ールを形成し、該開口部に電極配線を形成した半導体装
    置。
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