JP3211177B2 - 法面の保護方法 - Google Patents

法面の保護方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切り土斜面や河川の岸
などの法面を緑化して保護する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から法面を緑化して保護する保護方
法は多種類開発されている。
【0003】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の法面の
保護方法の一種類であるが、特に作業が簡単でしかも良
好な緑化を行うことのできる、法面の保護方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記のような目的を達
成するために、本発明の法面の保護方法は、内部に客土
と種子を収納した有孔性の容器を使用し、この容器を多
数個、隣接させて、相互に緩い連結状態を与えて法面上
に配置して行う、法面の保護方法を特徴としたものであ
る。
【0005】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明の法面
の保護方法の実施例について説明する。
【0006】<イ>容器 本発明の保護方法においては、法面に特殊な容器1を敷
設して行う。この容器1は、多孔質のコンクリート、あ
るいはセラミックなどの有孔性材料によって形成する。
この容器1の内部には客土2と種子を収納する。そのた
めに容器1の一面は開放状態とし、そこから肥料や客土
2を収納する。客土2などを収納した後に、その開放面
には内部に種子を収納した不織布などのフィルター3を
配置する。
【0007】種子はフィルター3に収納されているか
ら、雨水や流水などによって流失してしまうことはな
い。このフィルター3自体が流出するのを避けるために
その上面には蓋体4を配置して容器1を閉塞する。ただ
し蓋体4もまた有孔性の材料で構成し、発芽した植物の
芽が外部に露出できるように構成する。
【0008】この容器1、および蓋体4、あるいは蓋体
4のみの表面を自然な色彩によって着色することもでき
る。すると容器1を法面に配置した際に、発芽する以
前、あるいは発芽後に枯れてしまった場合にも法面を自
然な色彩に保護することができる。
【0009】<ロ>施工方法 次に施工方法について説明する。切り土した斜面、ある
いは河川の護岸部分に、前記の容器1を多数個、隣接さ
せて配置する。容器1相互の間は、鉄筋のリングによっ
て、あるいは側面に形成した凹凸によって相互に緩い連
結状態を与えておく。この緩い連結状態を維持する構成
は、リングや凹凸形状以外にも従来公知の連結方法を広
く採用することができる。
【0010】容器1の内部には客土2、肥料、種子が収
納してあり、周囲には多数の孔が開口しているから雨水
などが適度に浸入して発芽する。フィルター3内から発
芽した芽は、容器1の蓋体4の孔から外部に露出して法
面を緑化することができる。根は容器1の側面や底面の
孔から外部に露出して法面内に浸入して強固に付着す
る。こうして法面の保護工事を完成することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の法面の保護方法は以上説明した
ようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ>多数の孔を開口した容器1内に種子を収納したか
ら、容器1周囲から芽と根を周囲に露出させて確実な緑
化を行うことができる。 <ロ>周囲の広場や工場などで準備した容器1を法面に
敷設するだけで工事は終了するから、ほとんどの作業を
クレーンなどの機械力で行うことができる。したがって
足場の悪い急角度の法面においても、安全で迅速に施工
を完了することができる。 <ハ>容器1の間隔は緩い状態で連結している。そのた
めに法面の地盤が沈下したり雨水、流水によって流され
たとしてもその変形の追従して変形することができる。
したがって法面の形状が変化しても破損することがな
く、柔軟に法面を保護することができる。 <ニ>容器1や蓋体4を着色しておけば、発芽する以前
から法面の自然を損なわずに景観を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の法面の保護方法の実施例の説明図
【図2】使用する容器1の説明図
【図3】使用する容器1の断面図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に客土と種子を収納しており、 有孔性材料で形成し、 一面にはフィルター材を配置してその外側に蓋をした容
    器を使用し、 この容器を多数個、隣接させて、相互に緩い連結状態を
    与えて法面上に配置して行う、 法面の保護方法。
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