JP3211153B2 - 傾斜角度検出センサ - Google Patents

傾斜角度検出センサ

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JP3211153B2
JP3211153B2 JP20974197A JP20974197A JP3211153B2 JP 3211153 B2 JP3211153 B2 JP 3211153B2 JP 20974197 A JP20974197 A JP 20974197A JP 20974197 A JP20974197 A JP 20974197A JP 3211153 B2 JP3211153 B2 JP 3211153B2
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shaft
case
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rotation support
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弘誠 西脇
俊司 内藤
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帝国通信工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器が所定角度傾
斜したことを検出する傾斜角度検出センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、各種機器が正規の姿勢より所定角
度以上傾斜したことを検知すること等のために傾斜角度
検出センサが使用されている。
【0003】そして従来の傾斜角度検出センサとして
は、例えば以下のような構造のものがあった。
【0004】ケース内に発光素子と受光素子を対向し
て設置し、両者間を遮る遮光体をケースの天井から吊り
下げ、ケースが所定角度以上傾斜した際に遮光体がケー
ス内を相対的に移動することで発光素子からの光を受光
素子が受光してケースが傾いたことを検出する構造のも
の。
【0005】ケース内に反射鏡を吊り下げてケースが
水平なときはケース内に設置した発光素子から発射した
光が前記反射鏡で反射後に受光素子に入射するようにし
ておき、ケースが傾いた際はケース内における反射鏡の
位置が相対的に移動することで反射鏡による反射光が受
光素子に入射しなくなってケースが傾いたことを検出す
る構造のもの。
【0006】底面がすり鉢状のケース内に球体を収納
し、ケースが正規の姿勢にあるときは球体がすり鉢の最
も深い部分に移動し、ケースが傾いた場合は球体が前記
位置を離れることを利用してケースの傾きを検出するも
の。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の傾斜角度検出センサには、以下のような問題点があっ
た。
【0008】何れの従来例もケース内に吊り下げた遮
光体や反射鏡や球体がケース内を重力の方向に自由に動
くので、例えば検出したい傾斜角度が90°を越えるよ
うな角度である場合は、遮光体や反射鏡や球体がケース
に当ったり、遮光体や反射鏡を吊っている糸がたるんだ
りしてしまうためその検出が不可能であった。
【0009】何れの従来例もケース内に吊り下げた遮
光体や反射鏡や球体がケース内を重力の方向に自由に動
くので、ケースを180°に近い角度(即ち天地逆に)
傾斜させたような場合に、遮光体や反射鏡や球体がケー
スの天井面に当ってしまい、音や振動が発生してしま
う。
【0010】ケースを前方向に傾斜したときに検出し
たい傾斜角度と、後方向に傾斜したときに検出したい傾
斜角度とが相違する場合、上記何れの従来例においても
これに対応できなかった。
【0011】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、検出したい傾斜角度がどのような角度
であってもこれを正確に検出でき、音や振動が発生する
こともなく、さらに検出したい傾斜角度が前方向と後方
向で異なる場合であってもこれに容易に対応できる傾斜
角度検出センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、回転支持軸を突出してなる取付部材と、
記回転支持軸を回転自在に挿入する貫通孔を設けた軸部
と軸部の外周に所定形状の反射部を設けてなる回転部材
と、回転部材の反射部に反射させることで光の送受信を
行なう位置に設置されるか或いは反射部の回転面を挾ん
だ両側間で光の送受信を行なう位置に設置される光セン
サとを具備し、回転部材の反射部にて光センサの送受信
を可又は不可にすることで傾斜角度を検出し、更に前記
回転部材の軸部と前記取付部材の回転支持軸を、回転支
持軸を軸部の貫通孔に挿入した際に回転支持軸と軸部間
が回転支持軸の上端近傍と下端近傍において係合するこ
とでその間に空間を設ける形状に構成して傾斜角度検出
センサを構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる傾斜角度検出センサの分解斜視図である。同図に
示すようにこの傾斜角度検出センサは、ケース(取付部
材)10内に錘30を取り付けた回転部材20を回転自
在に収納すると共に、ケース10の開口11を塞ぐよう
にフレキシブル基板40と取付板60を取り付けて構成
されている。以下各構成部品について説明する。
【0014】ケース10は、一方に開口11を設けた箱
型に形成されており、その中央から回転支持軸13を突
出し、またその周囲4か所(図では3か所示す)には係
止用小突起15を設けて構成されている。このケース1
0はモールド樹脂の一体成型品であり、その色彩は光が
反射しにくい色彩、例えば黒色となっている。
【0015】回転部材20は、軸状であってその中央に
前記回転支持軸13を回転自在に挿入する貫通孔23を
設けた軸部21と、軸部21の外周に平板状且つ扇状に
広がる反射部25とを設けて構成されている。反射部2
5の一方の面(図では裏面側)は平面状の反射面27と
なっており、また反射面27でない側の面には2つの錘
ガイド用のガイド板28,28と1本の錘固定用の小突
起29とが設けられている。この回転部材20はモール
ド樹脂の一体成型品であり、その色彩は光が反射し易い
色彩、例えば白色となっている。
【0016】錘30は金属製の平板であって、前記小突
起29を挿入する貫通孔31を設けて構成されている。
【0017】フレキシブル基板40は略矩形状であっ
て、その中央に円形孔41を設け、またその周囲4か所
に小孔43を設け、さらに円形孔41の近傍に発光部4
51と受光部453とを具備するフォトインタラプタ4
5を取り付けて構成されている。フォトインタラプタ4
5の各端子はフレキシブル基板40上に印刷された回路
パターン51に接続されている。フレキシブル基板40
には各回路パターン51を外部に引き出す引出部47が
設けられている。
【0018】取付板60は矩形状の合成樹脂板であり、
その中央に支持孔61を設けると共にその周囲4か所に
小孔63を設けて構成されている。
【0019】次にこの傾斜角度検出センサを組み立てる
には、まず回転部材20の小突起29を錘30の貫通孔
31に挿入してその先端を熱カシメすることで固定す
る。その際、錘30は両ガイド板28,28間に挿入さ
れるので回転することはない。
【0020】次にケース10の内部に前記回転部材20
を収納するが、その際ケース10の回転支持軸13を回
転部材20の貫通孔23に回転自在に挿入する。
【0021】次にケース10の開口11を塞ぐようにフ
レキシブル基板40と取付板60を取り付ける。その
際、ケース10の回転支持軸13をフレキシブル基板4
0の円形孔41を介して取付板60の支持孔61内に挿
入し、またケース10の4つの係止用小突起15をフレ
キシブル基板40の小孔43を介して取付板60の小孔
63に貫通し、係止用小突起15の先端を熱カシメすれ
ば、この傾斜角度検出センサの組立が完了する。
【0022】図2は組み立てた傾斜角度検出センサを示
す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は左側
面概略図である。なお図2(b)においては取付板60
とフレキシブル基板40を除いた状態を示している(但
しフォトインタラプタ45は記載)。
【0023】同図(a)に示すように、回転部材20の
軸部21はケース10の回転支持軸13に回転自在に取
り付けられているが、該軸部21と回転支持軸13間は
その上端a近傍と下端b近傍のみにおいて係合してお
り、その間は空間cが設けられている。
【0024】これは軸部21と回転支持軸13の摺接面
積を小さくして、軸部21の回転時の摩擦抵抗を小さく
するためである。
【0025】図3は傾斜角度検出センサの動作説明図で
ある。即ち同図(a)は傾斜角度検出センサが正規の姿
勢である場合を示し、同図(b),(c),(d),
(e),(f)はそれぞれ前方に65°,90°,18
0°,190°,270°回転・傾斜した場合を示して
いる。
【0026】同図(a)に示すように傾斜角度検出セン
サが正規の姿勢にある場合(これは図2に示す姿勢と同
じ)は、フォトインタラプタ45の面前に反射部25が
位置していないので、発光部451から発射された光は
反射されず、受光部453に入射されない。従ってフォ
トインタラプタ45はオフである。
【0027】次に同図(b)に示すように傾斜角度検出
センサを前方(左方向)に回転・傾斜していけば、回転
部材20に取り付けた錘30は重力によって鉛直下方に
向かうので、ケース10に対して相対的に回転し、その
結果65°まで傾けたときに、フォトインタラプタ45
の面前に反射部25が回転してきて、発光部451から
発射された光が反射面27で反射されて受光部453に
入射され、フォトインタラプタ45はオンとなる。
【0028】さらに同図(c),(d),(e)に示す
ように、傾斜角度検出センサを前方に90°→180°
→190°と回転していっても、その間常にフォトイン
タラプタ45の面前に反射部25が位置しているので、
フォトインタラプタ45はオン状態を持続する。
【0029】そして傾斜角度検出センサの回転角度が1
90°を越えると、フォトインタラプタ45の面前から
反射部25がなくなって、発光部451から発射された
光を受光部453が受光できなくなるので、フォトイン
タラプタ45はオフとなる。
【0030】つまりこの実施形態に用いた傾斜角度検出
センサの場合、正規の位置から360°回転する内の0
°〜65°及び190°〜360°の範囲ではフォトイ
ンタラプタ45はオフとなり、65°〜190°の範囲
ではオンとなる。この傾斜角度検出センサによれば、3
60°全ての範囲の傾斜角度が検出できる。
【0031】以上本発明の一実施形態を詳細に説明した
が本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例
えば以下のような種々の変形が可能である。 上記実施形態では光センサとしてフォトインタラプタ
45を用いたが、その代りに例えば発光素子と受光素子
を、回転部材20の反射部25の回転面を挾んでその両
側にそれぞれ設置し、両者の間に反射部25がある場合
は受光素子が光を受光できないように構成するなど、他
の種々の光センサを用いることもできる。
【0032】反射部25の形状を種々変更すること
で、種々の傾斜角度を検出できることは言うまでもな
い。なお反射部25は回転部材20に複数箇所設けても
良く、一方光センサも複数個設けても良く、このように
構成すれば多数の傾斜角度の検出ができる。
【0033】回転部材20は必ずしもケース10で覆
う必要はなく、要は回転部材20を回転自在に取り付け
ることができるものであれば他の取付部材であっても良
い。
【0034】回転部材20自体の重さで回転できるよ
うな場合は、錘30は必ずしも必要ない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 回転自在に取り付けた回転部材の位置を光センサにて
検出するように構成したので、検出したい傾斜角度が0
〜360°の内のどのような角度であってもこれに容易
且つ正確に対応できる。
【0036】また測定したい傾斜角度が前方向と後方
向で異なる場合でもこれに容易に対応できる。さらに測
定したい傾斜角度が多数ある場合でも、光センサの数を
増やしたり、反射部の数や形状を変更するだけでこれに
容易に対応できる。
【0037】従来のように遮光体をケース内に吊り下
げるような構造ではないので、これを天地逆にしたよう
な場合でも音や振動の発生する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる傾斜角度検出セン
サの分解斜視図である。
【図2】傾斜角度検出センサを示す図であり、同図
(a)は側断面図、同図(b)は左側面概略図である。
【図3】傾斜角度検出センサの動作説明図である。
【符号の説明】
10 ケース(取付部材) 13 回転支持軸 20 回転部材 25 反射部 30 錘 40 フレキシブル基板 45 フォトインタラプタ(光センサ) 60 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−47610(JP,A) 実開 平4−75907(JP,U) 実開 昭62−18610(JP,U) 実開 昭59−103210(JP,U) 実開 昭59−85907(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01C 9/00 - 9/36 G01D 5/00 - 5/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転支持軸を突出してなる取付部材と、前記回転支持軸を回転自在に挿入する貫通孔を設けた軸
    部と軸部の外周に所定形状の反射部を設けてなる回転部
    材と、 回転部材の反射部に反射させることで光の送受信を行な
    う位置に設置されるか或いは反射部の回転面を挾んだ両
    側間で光の送受信を行なう位置に設置される光センサと
    を具備し、 回転部材の反射部にて光センサの送受信を可又は不可に
    することで傾斜角度を検出し、 更に前記回転部材の軸部と前記取付部材の回転支持軸
    は、回転支持軸を軸部の貫通孔に挿入した際に回転支持
    軸と軸部間が回転支持軸の上端近傍と下端近傍において
    係合することでその間に空間を設ける形状に構成した
    とを特徴とする傾斜角度検出センサ。
JP20974197A 1997-07-18 1997-07-18 傾斜角度検出センサ Expired - Lifetime JP3211153B2 (ja)

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JP20974197A JP3211153B2 (ja) 1997-07-18 1997-07-18 傾斜角度検出センサ

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JPH1137739A JPH1137739A (ja) 1999-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201043928A (en) * 2009-06-12 2010-12-16 Taiwan Misaki Electronics Co Tilt detection sensor
JP5343254B2 (ja) * 2009-12-14 2013-11-13 艾笛森光電股▲ふん▼有限公司 ロータ式傾斜センサ
JP2013078697A (ja) * 2013-02-07 2013-05-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像診断システム

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JPH1137739A (ja) 1999-02-12

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