JP3210935U - 蛇行防止用棚車 - Google Patents

蛇行防止用棚車 Download PDF

Info

Publication number
JP3210935U
JP3210935U JP2017001334U JP2017001334U JP3210935U JP 3210935 U JP3210935 U JP 3210935U JP 2017001334 U JP2017001334 U JP 2017001334U JP 2017001334 U JP2017001334 U JP 2017001334U JP 3210935 U JP3210935 U JP 3210935U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fork
shelves
fork part
caster
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017001334U
Other languages
English (en)
Inventor
原 秀雄
秀雄 原
Original Assignee
株式会社すばる
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社すばる filed Critical 株式会社すばる
Priority to JP2017001334U priority Critical patent/JP3210935U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3210935U publication Critical patent/JP3210935U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】各種製品の整理収納の用に供する棚車において、複数個を列車状に連結して牽引機材によって移動させる時の蛇行運動を効果的に抑制できる棚車を提供する。【解決手段】キャスター10の台座11を固定すると共に、台座とほぼ同形の板状をなし、キャスター本体の上端部13が通り抜けられる大きさの上端部通過用透孔17及びこれに連通したフォーク部14の平行な平面18間の間隔よりわずかに大きい幅を有し、フォーク部が一定方向を向いたときだけ通過出来るフォーク部旋回規制透孔19が連続して形成されているフォーク部旋回規制板20の外縁を台座に起伏自在に枢支し、開放端側にこのフォーク部旋回規制板を起伏させる操作用ロッド22を取り付け、棚車の前方側一箇所のキャスターを、全周旋回可能状態と走行方向固定状態のどちらかに選択的に設定出来る様にし、連結走行時には走行方向固定状態にする。【選択図】図2

Description

この考案は棚車、即ち、各種物品や部品を整理収納しておく為の移動式整理棚に関するものである。
各種製品の製造の際や在庫管理の為には、完成品や半完成品、部品などを仕分して整然と収納しておく整理用の棚が必要であり、棚に移動機能を持たせた所謂棚車が各種製造現場や倉庫などの物流関連施設等において多く用いられている。
実用新案登録第3197770号公報
なし
棚車は何台も相互に連結して列車の様な状態にして先頭に連結した牽引機材によって移動させられる様になっているものが多いが、移動中に連結された棚車が左右に蛇行運動を行う場合があった。
蛇行運動を行うと、棚車内に収納されている部品などに衝撃や振動が加わり、損傷の原因となったり、移動経路に隣接している設置物と衝突したりするなどの事故が発生しやすいので、蛇行運動の発生は極力抑制しなければならなかった。
しかしながら、棚車は移動の便を考え、どの方向にでも施回可能な自在タイプのキャスターを装着しているのが普通であり、一般の自在タイプのキャスター装着の場合、蛇行運動を完全に阻止することはむずかしかった。
本考案者は棚車を連結して移動させる際のこの蛇行運動をなくす有効な方策を鋭意研究した結果、蛇行運動の発生を効果的に抑制できる便利な棚車を開発することに成功し、本考案としてここに提案するものである。
柱状をなした金属製の支柱を一定の間隔を保って平行に位置させ、それぞれの上端と下端同士を金属製の梁材で連結せしめた矩形をなした一対の枠状体を一定の間隔を保って平行に位置させ、その上端と下端同士を金属製の梁材で連結せしめた4本の支柱からなる直方体やぐら状をなし、内部の空間に複数の棚が上下に間隔をあけて水平に固定されている棚車本体の下端四隅の前方側一箇所に、方形を呈した台座と、該台座に上端部が旋回自在に軸支され、上端部から振り分け状に一対のフォーク部が平行に垂設され、該フォーク部の下部に車輪が軸支されていると共に、前記フォーク部の外側面には、前記車輪の枢支軸と直交する方向に平行な平面が形成されているキャスター本体とからなるキャスターの台座を固定すると共に、この台座とほぼ同形の板状をなし、前記キャスター本体の上端部が通り抜けられる大きさの上端部通過用透孔及びこれに連通した前記フォーク部の平行な平面間の間隔よりわずかに大きい幅を有し、フォーク部が一定方向を向いたときだけ通過出来るフォーク部旋回規制透孔とが連続して形成されているフォーク部旋回規制板の外縁を台座の対応した一辺に起伏自在に枢支し、このフォーク部旋回規制板の開放端側にこのフォーク部旋回規制板を起伏させる操作用ロッドを取り付け、この操作用ロッドを上下させることにより、フォーク部旋回規制板をフォーク部外側面を挟み込む位置で下降させられる様にして、フォーク部の旋回動作を必要に応じて規制出来る様にすると共に、棚車本体の下面四隅の他の三箇所に普通の自在タイプキャスターを取り付けて棚車を構成することにより、上記課題を解決した。
この棚車本体を複数個連結させて移動させる際には、フォーク部旋回規制板が取り付けられている自在キャスターが前方側に位置する様に棚車本体を連結し、操作ロッドを操作してフォーク部旋回規制板を降下させると、フォーク部旋回規制用透孔はフォーク部の外側面の平行な平面を外側から挟み込む状態になり、これに伴い、フォーク部は自由な旋回が束縛され、前後方向にしか移動出来なくなる。従って、この状態で棚車本体の列を移動させれば、移動中に棚車本体が左右に振れることはなく、蛇行状態に陥ることはない。又、移動目的箇所に到着したときは、ロッドを引き上げれば、旋回規制用透孔も引き上げられ、フォーク部の平行な平面から離脱し、フォーク部は全方向に旋回可能となるので、棚車本体を任意方向に自由に移動させられる様になる。
この様に、この考案に係る棚車においては、下面に取り付けられている4つのキャスターのうち、前方側一箇所の動きをコントロールするだけで、連結移動中の蛇行運動を効果的に制御することが出来、棚車の利用価値を一層高めることが出来る効果を有する。
この考案に係る 蛇行防止用棚車の一実施例の斜視図。 同じく、その要部の拡大斜視図。 同じく、その要部のキャスターを取り去った状態の拡大斜視図。 同じく、その要部の拡大底面図。 同じく、キャスターが全周旋回可能状態の拡大斜視図。 同じく、キャスターが走行方向固定状態の拡大側面図。
連結して牽引機材によって移動させる棚車の前方側一箇所のキャスターを全周旋回可能状態と走行方向固定状態のどちらかに選択的に設定出来る様にし、連結走行時には走行方向固定状態にすることにより、蛇行運動を阻止できる様にした点に最大の特徴が存する。
図中1は棚車本体、2はその構成要素の一つである支柱であり、アルミなど金属材の押出成形などによって製造された四角柱状をなしている、そしてこの支柱2は、その一対が対向して一定の間隔を保って平行に位置せしめられ、それぞれ上端、下端同士がアルミなどの金属製の梁材5の端部とブラケット6によって連結され、矩形をなした枠状体となっている。更に、この枠状体は、その一対が対向して一定の間隔を保って平行に位置せしめられ、それぞれ上端,下端同士が梁材5の端部とブラケット6によって連結され、4本の支柱2からなる直方体やぐら状を呈した棚車本体1を構成している。
なお、図1中、28は棚車本体1を連結する為の連結具である。
そして、この棚車本体1の内部の空間には、複数の棚8が上下に間隔をあけて、支柱2によって隅角部が支持された状態で固定されており、この棚8上に各種部品などを載置出来る様になっている。なお、棚車本体1の構成は従来から存在する一般的な棚車のそれと全く同じである。
そして、本考案においては、この棚車本体1の隅角部のうちの3箇所に通常の一般的な自在タイプキャスター9が、残りの1箇所に本考案の為に特に用意されたキャスター10が取り付けられている。
この本考案の為に特に用意されたキャスター10は図2乃至図6に示す様に、方形をした台座11と、この台座11に旋回自在に軸支されたキャスター本体12とからなり、キャスター本体12は図2及び図4に示す様に、略ドーナツ状の膨出部26を有する略円板状を呈した上端部13と、この上端部13から振り分け状に垂設された一対の平行なフォーク部14、このフォーク部14の下部に軸支された車輪15から構成されており、フォーク部14の外側面には、車輪15の枢支軸16と直交する方向に、平行な平面18が形成されている。
この平行な平面18の存在は、この考案の作用効果を発揮する上で極めて重要であるが、この平行な平面18が存在するのなら、既存の自在タイプのキャスターを用いても良い。
そして、平行な平面18を有するキャスター10の台座11は、上述の通り、棚車本体1の隅角部の一箇所に固定されているが、この台座11の下面にはこれとほぼ同形の板状をなし、前記キャスター本体12の上端部13が通過出来る大きさの上端部通過用透孔17と、この上端通過用透孔17に連通した前記フォーク部14の平行な平面18間の間隔Aよりわずかに大きい幅Bを有し、フォーク部14が図4に示す方向を向いたときだけ通過できるフォーク部旋回規制用透孔19が形成されたフォーク部旋回規制板20が、その外縁を台座11の一辺に設けられた枢支軸21によって起伏自在に取付けられており、それを起伏させることにより、フォーク部旋回規制用透孔19をフォーク部14の外側に落とし込み、フォーク部14の旋回運動を拘束出来る様になっている。
又、22はこのフォーク部旋回規制板20の起伏を行う操作用ロッドであり、その下端23はフォーク部旋回規制板20の開放端側に取り付けられていると共に、上端はL字形に屈曲せしめられて係止片24となっており、支柱2の側面に設けられた係止板25の切り欠き27に係止される様になっており、図6に示すフォーク部旋回規制板20を下降させた状態と図5に示す引き上げた状態を選択出来る様になっている。
この実施例は上記の通りの構成を有するものであり、この棚車本体1を複数個連結させて移動させる際には、フォーク部旋回規定板20が取り付けられている自在キャスター10が前方側に位置する様に棚車本体1を連結し、操作ロッド22を操作してフォーク部旋回規制板20を降下させると、図6に示す様に、フォーク部旋回規制用透孔19はフォーク部14の外側面の平行な平面18を外側から挟み込む状態になり、これに伴い、フォーク部14は自由な旋回が拘束されて前後方向にしか移動出来なくなる。従って、この状態で棚車本体1の列を移動させれば、移動中に棚車本体1が左右に振れることはなく、蛇行状態に陥ることはない。
又、移動目的箇所に到着したときは、ロッド22を引き上げれば、図5に示す様に、旋回規制用透孔19も引き上げられ、フォーク部14の平行な平面18から離脱し、フォーク部14は全方向に旋回可能となるので、棚車本体1を任意方向に自由に移動させられる様になる。
この様に、この考案に係る棚車においては、下面に取り付けられている4つのキャスターのうち、前方側一箇所の動きをコントロールすることにより、連結移動中の蛇行運動を効果的に抑制することが出来、棚車の利用価値を一層高めることが出来る効果を有する。
各種製品の製造現場、部品の在庫管理あるいは供給を担う物流分野などにおいて大いに利用価値がある。
1.棚車本体
2.支柱
5.梁材
6.ブラケット
7.枠状体
8.棚
9.自在タイプキャスター
10.キャスター
11.台座
12.キャスター本体
13.上端部
14.フォーク部
15.車輪
16.枢支軸
17.上端部通過用透孔
18.平行な平面
19.フォーク部旋回規制用透孔
20.フォーク部旋回規制板
21.枢支軸
22.操作用ロッド
23.下端
24.係止片
25.係止板
26.ドーナツ状膨出部
27.切り欠き
28.連結具

Claims (1)

  1. 柱状をなした金属製の支柱(2)を一定の間隔を保って平行に位置させ、それぞれの上端(3)と下端(4)同士を金属製の梁材(5)で連結せしめた矩形をなした一対の枠状体を一定の間隔を保って平行に位置させ、その上端(3)と下端(4)同士を金属製の梁材(5)で連結せしめた4本の支柱(2)からなる直方体やぐら状をなし、内部の空間に複数の棚(8)が上下に間隔をあけて水平に固定されている棚車本体(1)の下端四隅の前方側一箇所に、方形を呈した台座(11)と、該台座(11)に上端部(13)が旋回自在に軸支され、上端部(13)から振り分け状に一対のフォーク部(14)が平行に垂設され、該フォーク部(14)の下部に車輪(15)が軸支されていると共に、前記フォーク部(14)の外側面には、前記車輪(15)の枢支軸(16)と直交する方向に平行な平面(18)が形成されているキャスター本体(12)とからなるキャスター(10)の台座(11)を固定すると共に、この台座(11)とほぼ同形の板状をなし、前記キャスター本体(12)の上端部(13)が通り抜けられる大きさの上端部通過用透孔(17)及びこれに連通した前記フォーク部の平行な平面(18)間の間隔よりわずかに大きい幅を有し、フォーク部(14)が一定方向を向いたときだけ通過出来るフォーク部旋回規制透孔(19)が連続して形成されているフォーク部旋回規制板(20)の外縁を台座(11)の対応した一辺に起伏自在に枢支し、このフォーク部旋回規制板(20)の開放端側にこのフォーク部旋回規制板(20)を起伏させる操作用ロッド(22)を取り付け、この操作用ロッド(22)を上下させることにより、フォーク部旋回規制板(20)をフォーク部外側面を挟み込む位置で下降させられる様にして、フォーク部(14)の旋回動作を必要に応じて規制出来る様にすると共に、棚車本体(1)の下面四隅の他の三箇所に普通の自在タイプキャスター(9)を取付けたことを特徴とする蛇行防止用棚車。
JP2017001334U 2017-03-28 2017-03-28 蛇行防止用棚車 Expired - Fee Related JP3210935U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001334U JP3210935U (ja) 2017-03-28 2017-03-28 蛇行防止用棚車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001334U JP3210935U (ja) 2017-03-28 2017-03-28 蛇行防止用棚車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3210935U true JP3210935U (ja) 2017-06-15

Family

ID=59061322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001334U Expired - Fee Related JP3210935U (ja) 2017-03-28 2017-03-28 蛇行防止用棚車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3210935U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069827A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 大日本印刷株式会社 台車
KR20200001793U (ko) * 2019-01-31 2020-08-10 김우중 캐스터 및 그를 갖는 손수레

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069827A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 大日本印刷株式会社 台車
JP7133147B2 (ja) 2018-10-29 2022-09-08 大日本印刷株式会社 台車
KR20200001793U (ko) * 2019-01-31 2020-08-10 김우중 캐스터 및 그를 갖는 손수레

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3210935U (ja) 蛇行防止用棚車
US9307834B2 (en) Vertical frame for display stand and multipurpose prefabricated display stand using same
JP5317132B2 (ja) 自動倉庫
US9918550B1 (en) Mobile workstation
JP2013149905A (ja) ラックシステム
JP3209689U (ja) 組立式手押し車
JP4473095B2 (ja) 金属製棚及び金属製ワゴン
CN106516372A (zh) 产品托放装置及周转老化一体物料车
JP4427797B2 (ja) 荷運搬台車
JP3177081U (ja) 什器を移動する際に用いる補助具
JP2013530108A (ja) 棚用の載置枠
JP2015083410A (ja) ブックトラック
JP6976055B2 (ja) 商品陳列ユニット
JP7452873B2 (ja) キャスター付きスタンドの転倒防止構造及びこれを用いたキャスター付きスタンド
JP3229949U (ja) 台車用キャスタ、棚及び台車
JP6329300B2 (ja) 物品収納箱用載置棚
JP5849118B2 (ja) 果実用収納容器
JP6541265B2 (ja) 什器
CN220996455U (zh) 一种掀背门板周转台车
JP6634213B2 (ja) 運搬台車
JP3219175U (ja) コンパクト設計のカゴ台車
JP3165269U (ja) 眼鏡陳列用の回転式ディスプレイ
JP2018122840A (ja) 差し枠パネル固定具
JPS5853260Y2 (ja) 簡易物品運搬車
JP3144907U (ja) 免震商品陳列棚

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3210935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees