JP3210761B2 - 薄いスラブの鋳造装置用のモールド幅広側壁を製作する方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents
薄いスラブの鋳造装置用のモールド幅広側壁を製作する方法およびこの方法を実施するための装置Info
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- B22C17/00—Moulding machines characterised by the mechanism for separating the pattern from the mould or for turning over the flask or the pattern plate
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- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
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Description
と下部で終わっている拡大範囲を有する、薄いスラブの
鋳造装置用のモールド幅広側壁を製作する方法およびこ
の方法を実施するための装置に関する。
広側壁と二つの幅狭側壁からなる通過式モールドが使用
される。特に、薄いスラブや鋼帯を鋳造するために、幅
広側壁がその幅と高さの少なくとも一部にわたって拡大
幅を有する通過式モールドが使用される。
工によって作ることが知られている。このような方法は
時間がかかり、要求される形状精度や表面の質のために
コストがかかる。
528号明細書によって、凸形または凹形のモールド壁
を製作する方法が知られている。この場合、モールド壁
は爆薬の爆発力によって雌型で形成される。このような
方法は装置のコストが大であり、大きなプレート寸法に
は適用しにくい。
のコストが安く、そして信頼性が高い、任意の形状の薄
いスラブ用鋳造モールドまたは鋼帯用鋳造モールドの幅
広側壁を、正確な形および正確な表面を有するよう製作
するための方法を提供することである。
い、実質的に銅からなる5〜50mmの厚さの幅広側壁
を用いること、幅広側壁に冷却通路を備えること、及
び、幅広側壁に冷却通路を備えた後に、引張り状態での
成形あるいは引張りと圧縮の状態での成形によって、幅
広側壁の拡大範囲を形成し、この形成工程には、幅広側
壁が拡大範囲の外側において真っ直ぐな面で保持され、
拡大範囲の面の一部が側方から少なくとも変曲点の線ま
でプレスされ、この側方とは反対側で拡大範囲の面の一
部が支持されていることが含まれることによって解決さ
れる。
の拡大範囲は、いかなる形状および寸法でも、少ない装
置コストで形成可能であり、その際材料やエネルギーが
節約される。
を備えていてもよい。この冷却通路は鋳込み側から出口
側へ延び、幅広側壁の作業面に対してほぼ同じ間隔をお
いて設けられている。
ールドの場合には、幅広側壁の湾曲した作業面に対して
均一な距離をおいて延びる冷却通路を製作することは困
難であり、かつコストがかかる。これは特に、例えばヨ
ーロッパ特許第0268910号の図2に示されている
ような複雑な形状のものついて当てはまる。この場合、
幅広側壁の作業面に対する冷却通路の均一な距離は達成
されない。
壁の作業面に対して均一な距離をおいて延びる冷却通路
を簡単にかつ低コストで製作することができる、請求項
1の方法の特別な発展形を提供することである。
銅からなる5〜50mmの厚さの幅広側壁に、引張り状
態での成形あるいは引張りと圧縮の状態での成形によっ
て、拡大範囲が形成されることによって解決される。
作業面に対する冷却通路の均一な距離が得られる。幅広
側壁の引張り状態での成形または引張りと圧縮状態での
成形は、冷却作用を悪化させる冷却通路の横断面積縮小
を生じない。それによって、成形された幅広側壁に冷却
通路を作る − これにはコストがかかる − 必要が
なくなる。冷却通路は成形されていない幅広側壁のフラ
イス加工または穴あけによって簡単にかつ低コストで作
られる。
ぐな面で保持され、拡大範囲の面の一部が側方からプレ
スされ、他の側で拡大範囲の面の一部が目標曲率に適合
するよう支持されていることが重要である。
きの二つの湾曲部によって形成された幅広側壁の拡大範
囲を、引張り状態で成形あるいは引張りと圧縮状態で成
形するために、少なくとも湾曲部の変曲点の線までプレ
スされ、他の側の目標曲率に合った支持部がプレスの範
囲内まで達している。
作するための装置は好ましくは、側方の載置面と少なく
とも一つのプロフィル面を有する雌型プレートの載置面
の範囲に押え部材が付設され、プロフィル面の範囲に動
力で動かされるラムが付設され、このラムが拡大範囲の
目標曲率に対応して形成された端面を有するように構成
される。
く、ラムの長さが拡大範囲の深さよりも長くなっている
と有利である。
よび効果が示してある。
さの銅板1′によって形成され、この銅板は作業側の面
2と冷却水側の面3を有する。幅広側壁1は上縁から延
びる湾曲した拡大範囲4を備えている。この拡大範囲は
側方と下方の寸法決め面(フォーマット面)5,6に接
続している(図1,2)。
1の形は、本発明に従い、引張り状態での成形または引
張りと圧縮の状態での成形によって形成されている。
に冷却通路13を備えている。この冷却通路の通路横断
面積と作業側の面2に対する距離は、引張り状態での成
形または引張りと圧縮の状態での成形の際に保たれる。
厚さの銅板1′は、側方と下方の寸法決め面5,6に押
しつけられる一つまたは複数の押え部材8によって、雌
型プレート7上で平面内に保持される。雌型プレート7
は拡大範囲4を形成するために、プロフィル面(成形面
または輪郭面)7′を備えている。本実施例では、中央
の部分範囲が凹部9によって窪んでいる。
可動に案内されている。このラム10は矢印11によっ
て象徴的に示した動力装置に連結されている。ラム10
の端面12は拡大範囲4の面積よりも小さく、拡大範囲
の目標曲率に適合している。ラム10の幅は拡大範囲4
の幅よりも狭く、他の方向では拡大範囲4の深さtより
も長くなっている。
と圧縮の状態で成形するために、ラム10は図3に示し
た位置から図4に示す端位置へ動かされる。
も実施可能である。
およびこの方法を実施するための装置の有利な構成を挙
げると、次の通りである。
らなる5〜50mmの厚さの幅広側壁1に、引張り状態
で成形または引張りと圧縮の状態で成形することによっ
て、拡大範囲4が形成されることを特徴とするモールド
幅広側壁の製作方法。
て真っ直ぐな面で保持され、拡大範囲4の面の一部が側
方からプレスされ、他の側で拡大範囲4の面の一部が目
標曲率に適合するよう支持されていることを特徴とする
上記第1項の製作方法。
の二つの湾曲部によって形成された幅広側壁1の拡大範
囲4を、引張り状態で成形あるいは引張りと圧縮状態で
成形するために、少なくとも湾曲部の変曲点の線までプ
レスされ、他の側の目標曲率に合った支持部がプレスの
範囲内まで達していることを特徴とする上記第1項また
は第2項の製作方法。
一つの製作方法によって製作されたモールド幅広側壁。
狭いことを特徴とする装置。
長いことを特徴とする上記第5項の装置。
幅広側壁の製作方法および装置は、任意の形状の幅広側
壁を、省材料および省エネルギー的に、かつ正確な形に
および正確な表面を有するように製作することができ、
しかも製作時間が短く、装置のコストが安く、そして信
頼性が高いという利点がある。更に、幅広側壁の作業面
に対して均一な距離をおいて延びる冷却通路を簡単にか
つ低コストで製作することができるという利点がある。
あるいは引張りと圧縮の状態で成形するための装置を概
略的に示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上縁から出発して側部と下部で終わって
いて、中央の一つの湾曲部と、この中央の湾曲部とそれ
ぞれの変曲点で接続されている側方の対向する二つの湾
曲部とによって形成された湾曲した拡大範囲を有する、
薄いスラブの鋳造装置用のモールド幅広側壁を製造する
方法において、 実質的に銅からなる5〜50mmの厚さの幅広側壁
(1’)を用いること、 幅広側壁(1’)に冷却通路(13)を備えること、及
び、 幅広側壁(1’)に冷却通路(13)を備えた後に、 引
張り状態での成形あるいは引張りと圧縮の状態での成形
によって、幅広側壁(1)の拡大範囲(4)を形成し、
この形成工程には、幅広側壁(1)が拡大範囲(4)の
外側において真っ直ぐな面で保持され、拡大範囲(4)
の面の一部が側方から少なくとも変曲点の線までプレス
され、この側方とは反対側で拡大範囲(4)の面の一部
が支持されていることが含まれることを特徴とする方
法。 - 【請求項2】 上縁から出発して側部と下部で終わって
いて、中央の一つの湾曲部と、この中央の湾曲部とそれ
ぞれの変曲点で接続されている側方の対向する二つの湾
曲部とによって形成された湾曲した拡大範囲を有し、こ
の湾曲した拡大範囲の対向する端部にて対向する平面部
を有する、薄いスラブの鋳造装置用の5〜50mmの厚
さのモールド幅広側壁を製造するための装置において、 この装置が、凹部(9)を有する雌型プレート(7)、
押え部材(8)、及び動力操作式のラム(10)を含
み、 凹部(9)が、幅広側壁(1)の湾曲した拡大範囲
(4)の幅にほぼ対応する幅を有し、雌型プレート
(7)が、凹部(9)に接続する側方の載置面と、凹部
(9)を決定するプロフィル面(7’)とを有し、更
に、湾曲した拡大範囲(4)の中央の湾曲部がプロフィ
ル面(7’)により実質的に支持されずに幅広側壁
(1)の最終的な状態へと形成されるようにプロフィル
面(7’)が輪郭形成されていて、 押え部材(8)が、雌型プレート(7)の前記載置面に
対して幅広側壁(1)が接触する範囲にて幅広側壁
(1)を保持するために設けられていて、 ラム(10)が、拡大範囲(4)の所望の湾曲部に対応
する形状の端面を有し 、引張り状態での成形あるいは引
張りと圧縮の状態での成形によって幅広側壁(1)を形
成するために、少なくとも雌型プレート(7)のプロフ
ィル面(7’)の一部と共働する ことを特徴とする装
置。 - 【請求項3】 ラム(10)が、幅広側壁(1)の拡大
範囲(4)の幅よりも狭いことを特徴とする、請求項2
に記載の装置。 - 【請求項4】 ラム(10)が、幅広側壁(1)の拡大
範囲(4)の深さ(t)よりも長いことを特徴とする、
請求項2に記載の装置。
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