JP3210394B2 - 熱転写シートおよび熱転写方法 - Google Patents
熱転写シートおよび熱転写方法Info
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- JP3210394B2 JP3210394B2 JP08706792A JP8706792A JP3210394B2 JP 3210394 B2 JP3210394 B2 JP 3210394B2 JP 08706792 A JP08706792 A JP 08706792A JP 8706792 A JP8706792 A JP 8706792A JP 3210394 B2 JP3210394 B2 JP 3210394B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートおよび熱転
写方法に係り、特に高品質で高濃度の画像形成が可能な
熱転写シートおよび熱転写方法に関する。
写方法に係り、特に高品質で高濃度の画像形成が可能な
熱転写シートおよび熱転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピューターやワードプロセッ
サーの出力プリントを熱転写方式により行う場合、基材
フィルムの一方の面に染料層を設けた熱転写シートが使
用されている。この熱転写シートは、耐熱性を有する基
材フィルムと、バインダーに昇華性染料を混合したイン
キを基材フィルム上に塗布・乾燥して形成した染料層と
を備えたものである。そして、サーマルヘッドにより熱
転写シートの背面側から熱を印加して3色または4色の
多数の色ドットを被転写材に転移させてフルカラー画像
を形成するものである。形成された画像は使用する色材
が染料であることから鮮明で透明性に優れ、中間色の再
現性や階調性が高く、従来のフルカラー写真画像と同等
の高品質画像の形成が可能である。
サーの出力プリントを熱転写方式により行う場合、基材
フィルムの一方の面に染料層を設けた熱転写シートが使
用されている。この熱転写シートは、耐熱性を有する基
材フィルムと、バインダーに昇華性染料を混合したイン
キを基材フィルム上に塗布・乾燥して形成した染料層と
を備えたものである。そして、サーマルヘッドにより熱
転写シートの背面側から熱を印加して3色または4色の
多数の色ドットを被転写材に転移させてフルカラー画像
を形成するものである。形成された画像は使用する色材
が染料であることから鮮明で透明性に優れ、中間色の再
現性や階調性が高く、従来のフルカラー写真画像と同等
の高品質画像の形成が可能である。
【0003】しかし、一般の普通紙等のように染料染着
性のない被転写材に対しては上記のような高品質画像の
形成は不可能であり、これを解決するために、染料染着
性のない被転写材に対して予め染料受容層を形成するこ
とが行われている。
性のない被転写材に対しては上記のような高品質画像の
形成は不可能であり、これを解決するために、染料染着
性のない被転写材に対して予め染料受容層を形成するこ
とが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被転写材に対して予め
染料受容層を形成するには、受容層用の塗工液を塗布す
る方法と、基材フィルム上に予め受容層用の塗工液を塗
布して形成した受容層を被転写材に転写する方法とがあ
る。後者の方法では、受容層を被転写材に転写する際に
受容層を基材フィルムから良好に剥離させる必要があ
り、このため、基材フィルムと受容層との間に離型層を
介在させることが行われている。
染料受容層を形成するには、受容層用の塗工液を塗布す
る方法と、基材フィルム上に予め受容層用の塗工液を塗
布して形成した受容層を被転写材に転写する方法とがあ
る。後者の方法では、受容層を被転写材に転写する際に
受容層を基材フィルムから良好に剥離させる必要があ
り、このため、基材フィルムと受容層との間に離型層を
介在させることが行われている。
【0005】この離型層は、受容層との間の剥離性が良
好であるとともに、受容層の膜切れを良好なものとする
ために、受容層に対してある程度の接着性を有すること
が要求される。そして、離型層と受容層との間に接着性
を持たせるための方法として、基材フィルム上に塗布さ
れた離型層が完全に固化する前に受容層用の塗工液を塗
布することにより、離型層と受容層とが界面で若干混ざ
り合うようにする方法がある。
好であるとともに、受容層の膜切れを良好なものとする
ために、受容層に対してある程度の接着性を有すること
が要求される。そして、離型層と受容層との間に接着性
を持たせるための方法として、基材フィルム上に塗布さ
れた離型層が完全に固化する前に受容層用の塗工液を塗
布することにより、離型層と受容層とが界面で若干混ざ
り合うようにする方法がある。
【0006】しかし、このように離型層と受容層とが界
面で若干混ざり合った状態にある場合、受容層を被転写
材に転写する際に離型層と受容層とが界面で完全には分
離せず、微量の離型層が受容層とともに被転写材に転移
されてしまう。そして、このように離型層が残存する受
容層上に転写を行った場合、熱転写シートの染料層と受
容層との融着、あるいは感度低下(染料の転移量低下)
という問題が発生する。
面で若干混ざり合った状態にある場合、受容層を被転写
材に転写する際に離型層と受容層とが界面で完全には分
離せず、微量の離型層が受容層とともに被転写材に転移
されてしまう。そして、このように離型層が残存する受
容層上に転写を行った場合、熱転写シートの染料層と受
容層との融着、あるいは感度低下(染料の転移量低下)
という問題が発生する。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、染料染着性のない被転写材に対しても、
染料転写効率が高く高品質で高濃度の画像形成が可能な
熱転写シートおよび熱転写方法を提供することを目的と
する。
たものであり、染料染着性のない被転写材に対しても、
染料転写効率が高く高品質で高濃度の画像形成が可能な
熱転写シートおよび熱転写方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の熱転写シートは基材フィルムと、該
基材フィルムの一方の面に面順次に設けられた1色以上
の染料層と1つ以上の受容層とを備え、前記受容層と前
記基材フィルムとの間に離型層を有し、前記染料層のバ
インダーと前記離型層とは前記受容層に対して剥離性を
有するアセタール樹脂またはセルロース樹脂から構成さ
れるとともに該構成樹脂は少なくともいずれかが共通し
たものであるような構成とした。
るために、本発明の熱転写シートは基材フィルムと、該
基材フィルムの一方の面に面順次に設けられた1色以上
の染料層と1つ以上の受容層とを備え、前記受容層と前
記基材フィルムとの間に離型層を有し、前記染料層のバ
インダーと前記離型層とは前記受容層に対して剥離性を
有するアセタール樹脂またはセルロース樹脂から構成さ
れるとともに該構成樹脂は少なくともいずれかが共通し
たものであるような構成とした。
【0009】また、本発明の熱転写方法は基材フィルム
上に離型層を介して設けられた受容層を被転写材上に転
写した後、熱転写シートの背面から熱を印加して前記熱
転写シートの表面に設けられた染料層から被転写材上の
前記受容層に染料を転写させる熱転写方法において、前
記染料層のバインダーと前記離型層とは前記受容層に対
して剥離性を有するアセタール樹脂またはセルロース樹
脂から構成され、該構成樹脂の少なくともいずれかが共
通するように構成した。
上に離型層を介して設けられた受容層を被転写材上に転
写した後、熱転写シートの背面から熱を印加して前記熱
転写シートの表面に設けられた染料層から被転写材上の
前記受容層に染料を転写させる熱転写方法において、前
記染料層のバインダーと前記離型層とは前記受容層に対
して剥離性を有するアセタール樹脂またはセルロース樹
脂から構成され、該構成樹脂の少なくともいずれかが共
通するように構成した。
【0010】
【作用】被転写材上に転写された受容層表面に離型層が
微量残存していても、熱転写シートの染料層のバインダ
ーと離型層とは受容層に対して剥離性を有する樹脂から
構成されるとともに、少なくとも1種以上の共通した樹
脂により構成されているため、染料層中の染料は残存離
型層を通って受容層に達し、一方、残存離型層は染料層
のバインダーと一体となって受容層表面から除去され
る。これにより、熱転写シートの染料層と受容層との融
着が防止され、染料転写効率が高くなり高品質で高濃度
の画像形成が可能となる。
微量残存していても、熱転写シートの染料層のバインダ
ーと離型層とは受容層に対して剥離性を有する樹脂から
構成されるとともに、少なくとも1種以上の共通した樹
脂により構成されているため、染料層中の染料は残存離
型層を通って受容層に達し、一方、残存離型層は染料層
のバインダーと一体となって受容層表面から除去され
る。これにより、熱転写シートの染料層と受容層との融
着が防止され、染料転写効率が高くなり高品質で高濃度
の画像形成が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の熱転写シートの概略断
面図である。図1において、熱転写シート10は基材フ
ィルム11と、基材フィルム11の一方の面に染料層1
2(イエロー12Y、マゼンタ12M、シアン12C)
と、受容層14とを面順次に設けた複合タイプの熱転写
シートであり、受容層14は離型層15を介して基材フ
ィルム11上に剥離可能に形成されているとともに、こ
の受容層14の上には接着剤層16が設けられている。
ながら説明する。図1は本発明の熱転写シートの概略断
面図である。図1において、熱転写シート10は基材フ
ィルム11と、基材フィルム11の一方の面に染料層1
2(イエロー12Y、マゼンタ12M、シアン12C)
と、受容層14とを面順次に設けた複合タイプの熱転写
シートであり、受容層14は離型層15を介して基材フ
ィルム11上に剥離可能に形成されているとともに、こ
の受容層14の上には接着剤層16が設けられている。
【0012】基材フィルム11としては、従来の熱転写
シートに使用されている基材フィルムをそのまま使用す
ることができ、特に限定されることはない。例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチックフィルム、グラシン
紙、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等
が好ましく使用される。また、これらの複合体を基材フ
ィルムとして使用することもできる。
シートに使用されている基材フィルムをそのまま使用す
ることができ、特に限定されることはない。例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチックフィルム、グラシン
紙、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等
が好ましく使用される。また、これらの複合体を基材フ
ィルムとして使用することもできる。
【0013】このような基材フィルムの厚さは、要求さ
れる強度、熱伝導性が得られるように適宜決定すること
ができ、例えば、3〜100μm程度である。染料層1
2は、染料をバインダーで担持させた層である。染料と
しては、従来の熱転写シートに使用されている染料をそ
のまま使用することができ、特に限定されることはな
い。例えば、好ましい染料としては、赤色染料としてMS
Red G,Macrolex Red Violet R, Ceres Red HBSL, Reso
lin Red F3BS 等が挙げられ、また、黄色染料としては
ホロンブリリアントイエロー6GL, PTY-52,マクロレック
スイエロー6G等が挙げられ、さらに青色染料としてはカ
ヤセットブルー714,ワクソリンブルーAP-FW,ホロンブリ
リアントブルーS-R,MSブルー100 等が挙げられる。
れる強度、熱伝導性が得られるように適宜決定すること
ができ、例えば、3〜100μm程度である。染料層1
2は、染料をバインダーで担持させた層である。染料と
しては、従来の熱転写シートに使用されている染料をそ
のまま使用することができ、特に限定されることはな
い。例えば、好ましい染料としては、赤色染料としてMS
Red G,Macrolex Red Violet R, Ceres Red HBSL, Reso
lin Red F3BS 等が挙げられ、また、黄色染料としては
ホロンブリリアントイエロー6GL, PTY-52,マクロレック
スイエロー6G等が挙げられ、さらに青色染料としてはカ
ヤセットブルー714,ワクソリンブルーAP-FW,ホロンブリ
リアントブルーS-R,MSブルー100 等が挙げられる。
【0014】上記のような染料を担持するためのバイン
ダーは、受容層14に対して剥離性を有する樹脂から構
成され、また後述する離型層15の構成樹脂と少なくと
も1種以上が共通するものである。このようなバインダ
ーとしては、例えばアセトアセタール樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等のアセタ
ール樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース
系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等が挙げられる。これらの中では、セ
ルロース系、アセタール系、ブチラール系およびポリエ
ステル系等が特に好ましい。このような樹脂のうち、離
型層15の構成樹脂と共通する樹脂は、バインダー中に
10〜100重量%程度、好ましくは30〜80重量%
程度含有される。
ダーは、受容層14に対して剥離性を有する樹脂から構
成され、また後述する離型層15の構成樹脂と少なくと
も1種以上が共通するものである。このようなバインダ
ーとしては、例えばアセトアセタール樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等のアセタ
ール樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース
系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等が挙げられる。これらの中では、セ
ルロース系、アセタール系、ブチラール系およびポリエ
ステル系等が特に好ましい。このような樹脂のうち、離
型層15の構成樹脂と共通する樹脂は、バインダー中に
10〜100重量%程度、好ましくは30〜80重量%
程度含有される。
【0015】また、染料層12には上記の染料、バイン
ダーの他に必要に応じて従来公知の種々の添加剤を含め
ることができる。そして、適当な溶剤中に上記の染料、
バインダー、添加剤を加えて各成分を溶解または分散さ
せてインキを調製し、これを上記の基材フィルム上に公
知の手段により塗布・乾燥させて染料層12を形成す
る。
ダーの他に必要に応じて従来公知の種々の添加剤を含め
ることができる。そして、適当な溶剤中に上記の染料、
バインダー、添加剤を加えて各成分を溶解または分散さ
せてインキを調製し、これを上記の基材フィルム上に公
知の手段により塗布・乾燥させて染料層12を形成す
る。
【0016】このようにして形成する染料層は、0.1
〜5.0μm、好ましくは0.4〜2.0程度の厚さで
あり、また染料層中に染料は5〜90重量%、好ましく
は10〜70重量%含有される。
〜5.0μm、好ましくは0.4〜2.0程度の厚さで
あり、また染料層中に染料は5〜90重量%、好ましく
は10〜70重量%含有される。
【0017】離型層15は、アセトアセタール樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等
のアセタール樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
セルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセ
ルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリ
エステル、ウレタン樹脂等の樹脂により形成することが
できる。また、これらの樹脂をバインダーとしてシリコ
ーンオイル、リン酸エステル系界面活性剤、弗素系界面
活性剤等の剥離剤、界面活性剤を含有させてもよい。そ
して、この離型層15を構成する樹脂は、上記の染料層
のバインダーを構成する樹脂と少なくとも1種は共通す
るものである。これにより、被転写材上に転写された受
容層14の表面に離型層15の一部が微量残存している
場合であっても、染料層12中の染料は受容層14の表
面に残存する離型層を容易に通って受容層に達すること
ができる。また、転写時に、受容層14の表面に残存す
る離型層は染料層12のバインダーと容易に融着一体化
して受容層14の表面から除去される。これにより、熱
転写シートの染料層と受容層との融着が防止され、染料
転写効率が高くなる。
リビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等
のアセタール樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
セルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセ
ルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリ
エステル、ウレタン樹脂等の樹脂により形成することが
できる。また、これらの樹脂をバインダーとしてシリコ
ーンオイル、リン酸エステル系界面活性剤、弗素系界面
活性剤等の剥離剤、界面活性剤を含有させてもよい。そ
して、この離型層15を構成する樹脂は、上記の染料層
のバインダーを構成する樹脂と少なくとも1種は共通す
るものである。これにより、被転写材上に転写された受
容層14の表面に離型層15の一部が微量残存している
場合であっても、染料層12中の染料は受容層14の表
面に残存する離型層を容易に通って受容層に達すること
ができる。また、転写時に、受容層14の表面に残存す
る離型層は染料層12のバインダーと容易に融着一体化
して受容層14の表面から除去される。これにより、熱
転写シートの染料層と受容層との融着が防止され、染料
転写効率が高くなる。
【0018】このような離型層15において、上記の染
料層のバインダーを構成する樹脂と共通する樹脂として
特に好ましいのはアセタール樹脂およびセルロース樹脂
等である。また、染料層のバインダーを構成する樹脂と
共通する樹脂は、離型層15中に10〜100重量%程
度、好ましくは30〜80重量%程度含有される。
料層のバインダーを構成する樹脂と共通する樹脂として
特に好ましいのはアセタール樹脂およびセルロース樹脂
等である。また、染料層のバインダーを構成する樹脂と
共通する樹脂は、離型層15中に10〜100重量%程
度、好ましくは30〜80重量%程度含有される。
【0019】このような離型層15は、上記のような樹
脂に必要な添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解また
は分散して調製したインキを、基材フィルム上に公知の
手段により塗布・乾燥させて形成され、厚さは0.5〜
5μm程度が好ましい。
脂に必要な添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解また
は分散して調製したインキを、基材フィルム上に公知の
手段により塗布・乾燥させて形成され、厚さは0.5〜
5μm程度が好ましい。
【0020】受容層14は、任意の被転写体に転写され
た後、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受容
し、形成された画素を維持するためのものである。この
受容層14を形成するための樹脂としては、例えばポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマ
ー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイ
オノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹
脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ましいもの
は、ビニル系樹脂およびポリエステル系樹脂である。
た後、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受容
し、形成された画素を維持するためのものである。この
受容層14を形成するための樹脂としては、例えばポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマ
ー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイ
オノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹
脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ましいもの
は、ビニル系樹脂およびポリエステル系樹脂である。
【0021】受容層14は、上記のような樹脂に必要な
添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解または分散して
調製したインキを、基材フィルム上に既に形成されてい
る離型層15上に公知の手段により塗布・乾燥させて形
成される。受容層14に含有させる添加剤としては、受
容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度を更に高
め、また、受容層の膜切れを良好にする目的で、酸化チ
タン、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微
粉末シリカ等の顔料や充填剤を使用することができる。
そして、受容層14の厚さは1〜20μm程度が好まし
い。
添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解または分散して
調製したインキを、基材フィルム上に既に形成されてい
る離型層15上に公知の手段により塗布・乾燥させて形
成される。受容層14に含有させる添加剤としては、受
容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度を更に高
め、また、受容層の膜切れを良好にする目的で、酸化チ
タン、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微
粉末シリカ等の顔料や充填剤を使用することができる。
そして、受容層14の厚さは1〜20μm程度が好まし
い。
【0022】接着剤層16は、受容層14を被転写体に
良好に転写するためのものであり、例えば、ポリアミド
樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂等の感熱接着
性樹脂の溶液を塗布・乾燥することにより形成される。
この接着剤層16の厚さは0.5〜10μm程度が好ま
しい。
良好に転写するためのものであり、例えば、ポリアミド
樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂等の感熱接着
性樹脂の溶液を塗布・乾燥することにより形成される。
この接着剤層16の厚さは0.5〜10μm程度が好ま
しい。
【0023】尚、被転写体に受容層を形成するには、上
記の複合タイプの熱転写シートを用いずに、基材フィル
ム上に上述の離型層15、受容層14、接着剤層16を
積層してなる受容層転写シートを用いてもよい。
記の複合タイプの熱転写シートを用いずに、基材フィル
ム上に上述の離型層15、受容層14、接着剤層16を
積層してなる受容層転写シートを用いてもよい。
【0024】また、基材フィルムの裏面には背面層を設
けてもよい。背面層は、バインダー樹脂とその他の必要
な添加剤から形成される。バインダー樹脂としては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロー
ス系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
またはフッ素変性ウレタン等が挙げられる。これらの中
では、若干の反応性基、例えば、水酸基を有しているも
のを使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用
して架橋樹脂層とすることが好ましい。
けてもよい。背面層は、バインダー樹脂とその他の必要
な添加剤から形成される。バインダー樹脂としては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロー
ス系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
またはフッ素変性ウレタン等が挙げられる。これらの中
では、若干の反応性基、例えば、水酸基を有しているも
のを使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用
して架橋樹脂層とすることが好ましい。
【0025】次に、実験例を示して本発明を更に詳細に
説明する。 (実験例1)基材フィルムとして厚さ6μmのポリエス
テルフィルム(東レ(株)製ルミラー)の表面に、下記
組成の離型層用塗工液をフィルムの流れ方向に90cm
の間隔をおいて30cm幅でバーコーターにより塗布し
(塗布量=0.2g/m2 (乾燥時))、乾燥して離型
層を形成した。
説明する。 (実験例1)基材フィルムとして厚さ6μmのポリエス
テルフィルム(東レ(株)製ルミラー)の表面に、下記
組成の離型層用塗工液をフィルムの流れ方向に90cm
の間隔をおいて30cm幅でバーコーターにより塗布し
(塗布量=0.2g/m2 (乾燥時))、乾燥して離型
層を形成した。
【0026】 (離型層用塗工液の組成) ・アセトアセタール樹脂 (積水化学(株)製 KS−1) … 100重量部 ・メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) … 400重量部 次に、下記の組成の受容層用塗工液を上記の離型層に整
合するようにしてバーコーターにより塗布し(塗布量=
3g/m2 (乾燥時))、ドライヤーで仮乾燥後、10
0℃のオーブン中で30分間乾燥して受容層を形成し、
更に下記組成の接着剤溶液を上記の受容層に整合するよ
うにして同様に塗布し(塗布量=2g/m2 (乾燥
時))、乾燥して接着剤層を形成した。
合するようにしてバーコーターにより塗布し(塗布量=
3g/m2 (乾燥時))、ドライヤーで仮乾燥後、10
0℃のオーブン中で30分間乾燥して受容層を形成し、
更に下記組成の接着剤溶液を上記の受容層に整合するよ
うにして同様に塗布し(塗布量=2g/m2 (乾燥
時))、乾燥して接着剤層を形成した。
【0027】 (受容層用塗工液の組成) ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 (電気化学(株)製 1000A) … 100重量部 ・エポキシ変性シリコーン (信越化学工業(株)製 KF-393) … 4重量部 ・アミノ変性シリコーン (信越化学工業(株)製 X-22-343) … 2重量部 ・メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) … 400重量部 (接着剤溶液の組成) ・アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製 BR-106) … 100重量部 ・メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) … 400重量部 次に、下記組成のシアン染料層用のインキをグラビアコ
ーターにより受容層が形成されていない領域に90cm
の間隔をおいて30cm幅で塗布し(塗布量=1.5g
/m2 (乾燥時))、乾燥してシアンの染料層を形成し
た。
ーターにより受容層が形成されていない領域に90cm
の間隔をおいて30cm幅で塗布し(塗布量=1.5g
/m2 (乾燥時))、乾燥してシアンの染料層を形成し
た。
【0028】 (シアン染料層用のインキ組成) ・シアン分散染料 (日本化薬(株)製カヤセットブルー714) … 4.0重量部 ・アセトアセタール樹脂 (積水化学(株)製 KS−1) … 5.0重量部 同様に、上記のインキ組成において分散染料をイエロー
分散染料(サンド製ホロンブリリアントイエロー6G
L)としたイエロー染料層用のインキ、分散染料をマゼ
ンタ分散染料(三井東圧化学(株)製MS Red
G)としたマゼンタ染料層用のインキを用いて、イエロ
ーの染料層、マゼンタの染料層を面順次に形成して本発
明の熱転写シート(試料−1)を得た。
分散染料(サンド製ホロンブリリアントイエロー6G
L)としたイエロー染料層用のインキ、分散染料をマゼ
ンタ分散染料(三井東圧化学(株)製MS Red
G)としたマゼンタ染料層用のインキを用いて、イエロ
ーの染料層、マゼンタの染料層を面順次に形成して本発
明の熱転写シート(試料−1)を得た。
【0029】また、離型層の樹脂および染料層用のバイ
ンダーを、アセトアセタール樹脂に代えてセルロース樹
脂(ハーキュレス(株)製 EHEC)とした他は試料
−1と同様にして本発明の熱転写シート(試料−2)を
得た。
ンダーを、アセトアセタール樹脂に代えてセルロース樹
脂(ハーキュレス(株)製 EHEC)とした他は試料
−1と同様にして本発明の熱転写シート(試料−2)を
得た。
【0030】さらに、離型層の樹脂および染料層用のバ
インダーを、アセトアセタール樹脂に代えてポリビニル
アルコール(日本合成化学(株)製NH−26)とした
他は試料−1と同様にして本発明の熱転写シート(試料
−3)を得た。
インダーを、アセトアセタール樹脂に代えてポリビニル
アルコール(日本合成化学(株)製NH−26)とした
他は試料−1と同様にして本発明の熱転写シート(試料
−3)を得た。
【0031】比較として、離型層を試料−1の離型層と
同じものとし、染料層を試料−2の染料層と同じものと
した他は試料−1と同様にして熱転写シート(比較試料
−1)を得た。
同じものとし、染料層を試料−2の染料層と同じものと
した他は試料−1と同様にして熱転写シート(比較試料
−1)を得た。
【0032】また、離型層を試料−1の離型層と同じも
のとし、染料層を試料−3の染料層と同じものとした他
は試料−1と同様にして熱転写シート(比較試料−2)
を得た。
のとし、染料層を試料−3の染料層と同じものとした他
は試料−1と同様にして熱転写シート(比較試料−2)
を得た。
【0033】次に、上述のようにして得た各熱転写シー
ト(試料1〜3、比較試料1〜2)について、受容層面
(接着剤層面)と普通紙とを重ね合わせサーマルヘッド
を用いて下記の条件で受容層全面を普通紙の転写させ
た。
ト(試料1〜3、比較試料1〜2)について、受容層面
(接着剤層面)と普通紙とを重ね合わせサーマルヘッド
を用いて下記の条件で受容層全面を普通紙の転写させ
た。
【0034】(受容層転写条件) ・出 力 : 1 W/ドット ・パルス幅 : 0.3 msec. ・ドット密度 : 3 ドット/mm 続いて、各受容層上にイエロー染料層を重ねイエロー信
号の基づいた印字を行ってイエロー画像を形成した。ま
た、各受容層上にマゼンタ染料層を重ねマゼンタ信号の
基づいた印字を行ってイエロー画像上にマゼンタ画像を
形成した。さらに、各受容層上にシアン染料層を重ねシ
アン信号の基づいた印字を行ってイエロー画像、マゼン
タ画像上にシアン画像を形成して、フルカラー画像を形
成した。このように形成されたフルカラー画像につい
て、感度をマクベス濃度計にて測定し、相対比較を行っ
た。
号の基づいた印字を行ってイエロー画像を形成した。ま
た、各受容層上にマゼンタ染料層を重ねマゼンタ信号の
基づいた印字を行ってイエロー画像上にマゼンタ画像を
形成した。さらに、各受容層上にシアン染料層を重ねシ
アン信号の基づいた印字を行ってイエロー画像、マゼン
タ画像上にシアン画像を形成して、フルカラー画像を形
成した。このように形成されたフルカラー画像につい
て、感度をマクベス濃度計にて測定し、相対比較を行っ
た。
【0035】
【表1】 表1に示されるように、本発明の熱転写シート(試料1
〜3)は、普通紙上に転写された受容層表面に離型層が
微量残存していても感度が良好であり、染料転写効率が
高くなり高品質で高濃度の画像形成が可能であった。し
かし、比較の熱転写シート(比較試料1〜2)では、染
料転写効率が低く画像の濃度不足がみられた。
〜3)は、普通紙上に転写された受容層表面に離型層が
微量残存していても感度が良好であり、染料転写効率が
高くなり高品質で高濃度の画像形成が可能であった。し
かし、比較の熱転写シート(比較試料1〜2)では、染
料転写効率が低く画像の濃度不足がみられた。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば微
量の離型層が受容層とともに被転写材に転移され、離型
層が残存する受容層上に転写を行う場合でも、染料層中
の染料は残存離型層を通って受容層に達するので染料転
写効率が高く、また残存している離型層は染料層のバイ
ンダーと一体となって受容層表面から除去され、熱転写
シートの染料層と受容層との融着が防止され、高品質で
高濃度の画像形成が可能となる。
量の離型層が受容層とともに被転写材に転移され、離型
層が残存する受容層上に転写を行う場合でも、染料層中
の染料は残存離型層を通って受容層に達するので染料転
写効率が高く、また残存している離型層は染料層のバイ
ンダーと一体となって受容層表面から除去され、熱転写
シートの染料層と受容層との融着が防止され、高品質で
高濃度の画像形成が可能となる。
【図1】本発明の熱転写シートの概略断面図である。
10…熱転写シート 11…基材フィルム 12…染料層 14…受容層 15…離型層 16…接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−87390(JP,A) 特開 平3−19894(JP,A) 特開 平1−160682(JP,A) 特開 平5−16541(JP,A) 特開 平4−135793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40
Claims (3)
- 【請求項1】 基材フィルムと、該基材フィルムの一方
の面に面順次に設けられた1色以上の染料層と1つ以上
の受容層とを備え、前記受容層と前記基材フィルムとの
間に離型層を有し、前記染料層のバインダーと前記離型
層とは前記受容層に対して剥離性を有するアセタール樹
脂またはセルロース樹脂から構成されるとともに該構成
樹脂は少なくともいずれかが共通したものであることを
特徴とする熱転写シート。 - 【請求項2】 基材フィルム上に離型層を介して設けら
れた受容層を被転写材上に転写した後、熱転写シートの
背面から熱を印加して前記熱転写シートの表面に設けら
れた染料層から被転写材上の前記受容層に染料を転写さ
せる熱転写方法において、 前記染料層のバインダーと前記離型層とは前記受容層に
対して剥離性を有するアセタール樹脂またはセルロース
樹脂から構成され、該構成樹脂の少なくともいずれかが
共通することを特徴とする熱転写方法。 - 【請求項3】 前記熱転写シートは、基材フィルムの一
方の面に前記染料層と前記受容層とが面順次に設けられ
たものであることを特徴とする請求項2記載の熱転写方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08706792A JP3210394B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 熱転写シートおよび熱転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08706792A JP3210394B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 熱転写シートおよび熱転写方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286273A JPH05286273A (ja) | 1993-11-02 |
JP3210394B2 true JP3210394B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=13904600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08706792A Expired - Fee Related JP3210394B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 熱転写シートおよび熱転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210394B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6432888B1 (en) | 1992-08-05 | 2002-08-13 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Grease for rolling bearing and grease-sealed rolling bearing |
CN101107347B (zh) * | 2005-01-24 | 2011-08-17 | 日本精工株式会社 | 轮毂单元轴承用润滑脂组合物及车辆用轮毂单元轴承 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP08706792A patent/JP3210394B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6432888B1 (en) | 1992-08-05 | 2002-08-13 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Grease for rolling bearing and grease-sealed rolling bearing |
CN101107347B (zh) * | 2005-01-24 | 2011-08-17 | 日本精工株式会社 | 轮毂单元轴承用润滑脂组合物及车辆用轮毂单元轴承 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05286273A (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |