JP3210023B2 - ブロモ置換三環式化合物を調製する際に有用な中間体の合成 - Google Patents
ブロモ置換三環式化合物を調製する際に有用な中間体の合成Info
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Description
タンパク質トランスフェラーゼ(FPT)のインヒビター
として公知のブロモ置換三環式化合物の調製で有用な中
間体を調製するための改良されたプロセスを提供する。
特に、本発明の化合物は、抗ヒスタミン剤(例えば、米
国特許第5,151,423号で開示されたもの)および国際出
願第PCT/US96/19603号(これは、1996年12月19日に出願
された)で開示されたFPTインヒビターの調製で有用で
ある。
る: ここで: R1、R2、R3およびR4は、独立して、水素およびハロか
らなる群から選択されるが、但し、R1、R2、R3およびR4
の少なくとも1個は水素でありかつR1、R2、R3およびR4
の少なくとも1個はハロであり;そして この点線は、任意の二重結合を表わし; この方法は、以下を包含する: (a)式1の化合物を: (i)式2のアミドを得るために、パラジウム触媒およ
び一酸化炭素の存在下にて、式NHR5R6のアミンと反応さ
せる工程; ここで、R5は、水素であり、そしてR6は、C1〜C6アルキ
ル、アリールまたはヘテロアリールである; R5は、C1〜C6アルキル、アリールまたはヘテロアリール
であり、そしてR6は、水素である; R5およびR6は、独立して、C1〜C6アルキルおよびアリー
ルからなる群から選択される;または R5およびR6は、それらが結合している窒素と一緒になっ
て、環を形成し、この環は、4個〜6個の炭素原子を含
有するか、または3個〜5個の炭素原子ならびに、−O
−および−NR9−からなる群から選択される1個のヘテ
ロ部分を含有する(ここで、R9は、H、C1〜C6アルキル
またはフェニルである); ;または (ii)式2Aのエステルを得るために、パラジウム触媒お
よび一酸化炭素の存在下にて、式R10OHのアルコールと
反応させる工程; ここで、R10は、C1〜C6低級アルキルまたはC3〜C6シク
ロアルキルである: それに続いて、式2のアミドを得るために、2Aの化合物
を、式NHR5R6のアミンと反応させる工程; (b)式4の化合物を得るために、式2のアミドを、強
塩基の存在下にて、式3の化合物と反応させる工程: ここで、R1、R2、R3およびR4は、上で定義したとおりで
あり、そしてR7は、ClまたはBrである: (c)(i)式4の化合物を、式5aのシアノ化合物に転
化する工程: ;または (c)(ii)式4の化合物または式5aのシアノ化合物
を、式5bのアルデヒドに転化する工程: (d)それぞれ、式7aのケトンまたは式7bのアルコール
を得るために、化合物5aまたは5bを、式6のピペリジン
誘導体と反応させる工程: ここで、Lは、ClおよびBrからなる群から選択される脱
離基である: (e)式Iの化合物を得るために、(i)式7aの化合物
を環化する工程であって、ここで、この点線は、二重結
合を表わす;または (e)式Iの化合物を得るために、(ii)式7bの化合物
を環化する工程であって、ここで、この点線は、単結合
を表わす。
る。R1およびR3が、それぞれ、水素である化合物もま
た、好ましい。別の群の好ましい化合物には、R1、R3お
よびR4が水素であり、そしてR2がハロであるものがあ
る。さらに別の群の好ましい化合物には、R1およびR
3が、それぞれ、水素であり、そしてR2がハロであるも
のがある。さらに別の群の好ましい化合物には、R1およ
びR3が、それぞれ、水素であり、そしてR2およびR4が、
独立して、ハロからなる群から選択されるものがある。
ハロは、好ましくは、ClまたはBrである。
1個〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキ
ル鎖を意味する。
(radical)を意味する。
で、この置換基は、C1〜C6アルキルおよびC1〜C6アルコ
キシからなる群から独立して選択される1個〜3個の置
換基である)、ベンジルオキシまたはナフチルである。
を含有する5員または6員の芳香環(例えば、ピリジ
ル、ピリミジル、イミダゾリルまたはピロリル)を意味
する。
て、4個〜6個の炭素原子を含有する環を形成すると
き、そのように生成した環は、ピロリジニル、ピペリジ
ニルおよびパーヒドロアゼピンにより、例示される。R5
およびR6が、それらが結合した窒素と一緒になって、4
個〜5個の炭素原子およびヘテロ原子を含有する環を形
成するとき、そのように生成した環は、ピペラジニル、
N−メチル−ピペラジニル、N−フェニル−ピペラジニ
ルおよびモルホリニルにより、例示される。
望化合物を得るためにPCT/US96/19603および米国特許第
5,151,423号で記述されている手順での中間体として有
用であり、ここで、このピペリジニル環は、N−置換さ
れている。本発明のプロセスにより調製された3−ブロ
モ置換中間体を使用することにより、上記の所望の三環
式抗ヒスタミン剤およびFPTインヒビターは、従来技術
で開示されている15工程のプロセスではなく、11工程の
プロセスにより、製造され得る。
式Iの他の化合物に転化され得、すなわち、R1、R2、R3
またはR4が水素である化合物は、R1、R2、R3またはR4が
ハロゲンである対応する化合物に転化され得る。このよ
うな手順は、PCT/US96/19603で示されており、ここで、
例えば、R2がClであり、R1、R3およびR4が水素であり、
そしてピペリジニル窒素が−COOCH2CH3基で保護されて
いる化合物は、KNO3と反応され、得られるニトロ置換化
合物は、そのアミンに還元され、得られる化合物は、Br
2と反応され、そしてそのアミノ基は除去されて、R2がC
lであり、R4がBrであり、そしてR1およびR3が水素であ
る化合物が得られる。
は、パラジウム触媒、一酸化炭素(CO)および塩基の存
在下にて、アミンNHR5R6と反応される。上で定義したよ
うに、式NHR5R6のアミンは、t−ブチルアミン、アニリ
ン、N−メチル−アニリン、ピロリジン、ピペリジン、
パーヒドロアゼピン、ピペラジン、N−メチル−ピペラ
ジン、N−フェニル−ピペラジンおよびモルホリンによ
り例示される。好ましいアミンには、ピロリジンおよび
t−ブチルアミンがあり、t−ブチルアミンは、最も好
ましい。
/P(R11)3、0.5〜40mol%の範囲、好ましくは、1〜1
0mol%の範囲、最も好ましくは、1〜5mol%の範囲での
(PPh3)2PdCl2;Pd(PPh3)4;(R11)3P/Pd2(dba)3;
1:1〜1:2の比で、好ましくは、1〜10mol%でのPd(OA
c)2/2,2′−ビピリジン;およびPd/Cにより例示され、
ここで、Acは、アセチルであり、R11は、C1〜C6アルキ
ルまたはアリールであり、Phは、フェニルであり、そし
てdbaは、ジベンジリデンアセトンである。好ましい触
媒には、Pd(OAc)2/P(R11)3および(PPh3)2PdCl2
がある。
ましくは、1〜1.5当量の範囲である。適当な塩基に
は、C1〜C6アルキルアミン(例えば、トリエチルアミン
(Et3N))、t−ブチルアミンおよび1,8−ジアゾビシ
クロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)、および無機
塩基(例えば、K2CO3、Na2CO3、Na2HPO4およびNaOH)が
挙げられるが、これらに限定されない。好ましい塩基に
は、K2CO3およびEt3Nがあり、Et3Nは、最も好ましい。
チルホルムアミド(DMF)、アセトニトリル(CH3CN)お
よびトルエンまたはそれらの組み合わせがある。CH3CN
は、アミンとの反応に好ましく、そしてCH3CNおよびト
ルエンの組み合わせは、アルコールとの反応に好まし
い。この反応の温度範囲は、このアミンとの反応におい
て、35℃〜100℃、好ましくは、約55℃であり、そして
アルコールとの反応において、好ましくは、約80℃であ
る。この反応は、5psi〜500psiの圧力、好ましくは、40
〜200psiの圧力、最も好ましくは、50〜150psiの圧力
で、行われる。反応時間は、2時間〜4日間、好ましく
は、4時間〜2日間、最も好ましくは、16〜48時間の範
囲である。
分野で周知の方法(例えば、このエステルを、直接、こ
のアミンと反応させること、またはTetrahedron Letter
s,(1977),p.4171にて、Bashaにより記述された条件
を用いること)により、達成される。
強塩基(例えば、リチウムジイソプロピルアミド(LD
A)、リチウムヘキサメチルジシリルアミドまたはナト
リウムアミド、好ましくは、LDA)の存在下にて、溶媒
(例えば、THF、t−ブチルメチルエーテル(t−BuOM
e)、ジエチルエーテル(Et2O)、ジグリム(diglyme)
またはそれらの混合物、好ましくは、THFおよびt−ブ
チルメチルエーテルの混合物)中で、式3のハロメチル
置換化合物と反応される。この塩基の濃度は、2.0〜4.0
当量、好ましくは、2.0〜2.2当量の範囲である。式3の
化合物は、1.0〜1.5当量の濃度範囲で、好ましくは、1.
1当量で反応される。この反応は、−78℃〜−20℃、好
ましくは、−50℃〜−30℃の温度範囲で行われる。
(例えば、CH2Cl2)中にてまたは溶媒なしで(好ましく
は、溶媒なしで)、POCl3またはSOCl2と反応させること
により、式5aの対応するシアノ化合物に転化される。こ
の反応は、50℃〜還流状態の温度範囲、好ましくは、還
流状態で、行われる。
工程(c)(i)の生成物は、溶媒(例えば、トルエ
ン、THFまたはt−BuOMe、好ましくは、トルエン)中に
て、DIBALHまたはLiALH4およびその誘導体(好ましく
は、DIBALH)と反応させることにより、式5bの対応する
アルデヒドに転化される。この反応は、−78℃〜−30
℃、好ましくは、−78℃〜−50℃の温度範囲で、行われ
る。
義したような式6のピペリジン誘導体と反応されて、そ
れぞれ、ケトンまたはアルコールが得られる。この反応
は、溶媒(例えば、THF、トルエンまたはt−BuOMe、好
ましくは、THF)中にて、行われる。このピリジン誘導
体の濃度は、1.0〜2.0当量、好ましくは、1.1〜1.2当量
の範囲である。この反応は、工程5aの生成物に対して、
−20℃〜50℃、好ましくは、35℃〜45℃の温度範囲、お
よび工程5bの生成物に対して、−78℃〜0℃、好ましく
は、−78℃〜−60℃の範囲で、行われる。
℃(好ましくは、90℃〜95℃)の温度範囲で、強酸(例
えば、CF3SO3H、CH3SO3HまたはBF3・HF、好ましくは、C
F3SO3H)で処理することにより、式Iの化合物に環化さ
れ、ここで、この点線は、二重結合を表わす。
00℃(好ましくは、160℃〜180℃)の温度範囲で、酸
(例えば、H2SO4、ポリリン酸またはCF3SO3H、好ましく
は、ポリリン酸)で処理することにより、式Iの化合物
に環化され、ここで、この点線は、単結合を表わす。
野で公知であるか、または当業者により容易に調製され
得る。
種々の工程における手順の具体的な例であるが、当業者
は、式Iは他の化合物を調製するために、本発明のプロ
セスの範囲内における類似の手順が使用され得ることを
理解する。
ジン16g(60.6mmole)、(PPh3)2PdCl2(4.5g、6.4mmo
le)、トルエン150ml、CH3CN(150ml)、およびt−ブ
チルアミン17ml(160mmole)を添加した。このオートク
レーブを密封し、脱気し、窒素でパージし、そして120p
siまで一酸化炭素を充填した。この反応混合物を、必要
に応じて定期的に再充填しつつ、2日間にわたって、60
℃まで加熱し、次いで、室温まで冷却した。このオート
クレーブの内容物を真空下にて排出し、窒素でフラッシ
ュし、そして水およびEtOAcの助けを借りて、フラスコ
に移した。この混合物を濃縮し、そしてセライト(celi
te)のパッドで濾過した。その濾液をEtOAcで抽出し、
合わせた抽出物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、
濾過し、そして濃縮した。その残留物をカラムクロマト
グラフィーにより分離して、オイルとして、この生成物
11gを得た(収率67%)。
H),7.73(d,J=2.1,1H),2.73(s,3H),1.48(s,9H).
13C NMR(CDCl3):164.53,146.58,146.08,142.92,136.9
3,122.28,50.86,28.71,20.57. i−Pr2NH(10.56ml、80.7mmole)のTHF(90ml)溶液
に、0℃で、ヘキサン中の2.5M n−BuLi(31.20ml、77.
9mmole)を添加し、この溶液を30分間攪拌した。このLD
A溶液に、−78℃で、工程(a)の生成物9.6g(35.4mmo
le)のTHF(45ml)溶液を滴下した。得られた紫色の溶
液を、−78℃で30分間、−42℃で15分間攪拌し、次い
で、−78℃まで再冷却した。この溶液に、3−クロロベ
ンジルクロリド8.0g(50mmole)のTHF(50ml)溶液を滴
下した。この反応系を、1時間にわたって、室温まで暖
めた。この反応液に、飽和NH4Cl溶液(50ml)および氷
水(50ml)を添加し、この混合物を、真空下にて、その
容量の半分までエバポレートした。EtOAc(100ml×2)
を用いた抽出および溶媒のエバポレーションにより、所
望生成物16gを得、これを、次の工程で直接使用した。
H),7.55(d,J=2.1,1H),7.16(m,3H),7.06(m,1H),
3.38(m,2H)、2.90(m,2H),1.45(s,9H). 工程(b)のアミド(16g)をPOCl3(100ml)に溶解
し、そしてこの溶液を2.5時間還流し、次いで、真空下
にて、その容量の3分の1まで濃縮し、200gの氷中に注
ぎ、そして25℃で、50%NaOH用いてpH8まで調節した。
得られた混合物を、25℃で、2時間攪拌し、そのpHを、
NaOHを用いて8に維持した。EtOAc(100ml×2)を用い
た抽出およびエバポレーションにより、固体残留物を
得、これを、ヘキサンで洗浄した。乾燥後、生成物10g
を得た:その収率は、2工程において、88%であった。
0,1H),7.23(m,2H),7.16(s,1H),7.04(m,1H),3.11
(m,2H),2.95(m,2H).13C NMR(CDCl3):150.21,142.
66,141.10,139.97,134.42,131.86,129.96,128.54,126.9
5,126.63,124.60,115.63,35.94,34.26. 工程(c)の生成物(2g、6.25mmole)のTHF(20ml)
溶液に、40〜45℃で、N−メチル−ピペリジルマグネシ
ウムクロリド(8ml、0.94M、1.2当量)を滴下し、この
反応混合物を、30分間攪拌した。この反応混合物を、2N
HClでpH2に調節し、そして1時間攪拌した。このpH
を、28%NH4OHで10に調節し、この混合物を、EtOAc(10
0ml×2)で抽出した。その有機層を分離し、そして濃
縮して、残留物を得、これを、CH2Cl2溶液として、シリ
カゲルに通した。この溶媒を除去して、オイル(2.3g)
を得た。
2.1,1H),7.08(m,3H),7.30(dt,J=7.0,1.5,1H),3.6
2(m,1H),3.08(m,2H),2.86(m,4H),2.28(s,3H),
2.06(m,2H),1.82(m,2H),1.75(m,2H).13C NMR(CD
Cl3):205.12,150.09,147.62,142.81,141.65,139.37,13
4.14,129.69,128.59,126.75,126.41,123.17,55.19,46.3
5,43.73,36.97,34.63,27.93. 工程(d)の生成物約2g(4.6mmole)のCF3SO3H(4.6
ml、50mmole)溶液を、窒素下にて、90℃で、18時間攪
拌した。冷却した反応系を氷水に注ぎ、そして29%NH4O
Hで、pH10に調節した。この生成物をCH2Cl2(2×)で
抽出して、残留物2gを得た。シリカゲルカラム(CH2C
l2:CH3OH:NH4OH(28%)(100:3:0.1)で溶出する)上
のクロマトグラフィーにより精製する。その収率は、出
発ケトンの消費に基づいて、68%である。
2.2,1H),7.12(m,3H),3.36(m,2H),2.70(m,4H),2.
50(m,1H),2.35(m.3H),2.25(s,3H),2.05(m,2H).
13C(CDCl3):155.79,147.36,139.57,139.12,137.45,13
5.18,132.78,131.62,130.64,128.77,126.12,118.53,56.
74,45.93,31.33,31.30,30.99,30.73. 出発アミド(8g、20.3mmole)のトルエン80ml溶液
に、−70℃で、10分間にわたって、DIBALH22ml(トルエ
ン中で22mmol)を滴下した。この反応系を、TLCにより
モニターした;完了後、この反応混合物を、−60℃で、
クエンチ溶液(これは、水150mlおよびリンゴ酸11gで調
製した)に移し、そのpHを、50%NaOHで、14に調節し
た。得られた混合物を15分間攪拌し、そのトルエン層を
分離した。その水層をトルエン(100mL)で抽出し、そ
のトルエン層を合わせ、MgSO4で乾燥し、そして濾過し
た。濃縮により、生成物5.7g(収率87%)を得た。
H),7.67(d,J=2.0,1H),7.10−7.20(m,4H),3.25
(m,2H),2.85(m,2H). THF(20ml)中の工程1のアルデヒド(0.32g、0.60mm
ole)の混合物に、−78℃で、グリニャール試験(0.9
M、0.7ml、0.63mmol)を滴下した。30分後、NH4Cl水
(約2ml)を添加し、この混合物を室温まで暖めた。水
(50ml)を添加し、この混合物をEtOAc(50ml×2)で
抽出した。合わせた有機相を濃縮した後、その残留物
を、分取TLCにより分離して、生成物75mgを得た。
2.1,1H),7.51(d,J=2.3,1H),7.05(d,J=2.3,1H),
4.69(d,J=4.50,1H),2.70−3.10(m,6H),2.19(s,3
H),1.80(m,3H),1.55(m,4H),1.35(m,1H). 工程2から得たアルコール0.5gとポリリン酸5gとの混
合物を、2時間、170℃まで加熱した。室温まで冷却し
た後、この反応系を、NaOH水でpH12に調節し、そしてEt
OAcで抽出した。その有機層を合わせ、そしてMgSO4で乾
燥し、そして濃縮して、この生成物を得た。
H),7.06(m,3H),3.85(d,J=6.3,1H),3.35(m,2H),
2.80(m,4H),2.20(s,3H),2.05(m,1H),1.75(m,2
H),1.20−1.50(m,4H).
Claims (1)
- 【請求項1】式Iの化合物を調製する方法であって: ここで: R1、R2、R3およびR4は、独立して、水素およびハロから
なる群から選択されるが、但し、R1、R2、R3およびR4の
少なくとも1個は水素でありかつR1、R2、R3およびR4の
少なくとも1個はハロであり;そして 該点線は、任意の二重結合を表わし; 該プロセスは、以下を包含する: (a)式1の化合物を: (i)式2のアミドを得るために、パラジウム触媒およ
び一酸化炭素の存在下にて、式NHR5R6のアミンと反応さ
せる工程; ここで、R5は、水素であり、そしてR6は、C1〜C6アルキ
ル、アリールまたはヘテロアリールであり; R5は、C1〜C6アルキル、アリールまたはヘテロアリール
であり、そしてR6は、水素であり; R5およびR6は、独立して、C1〜C6アルキルおよびアリー
ルからなる群から選択され;または R5およびR6は、それらが結合している窒素と一緒になっ
て、4個〜6個の炭素原子を含有するかまたは3個〜5
個の炭素原子ならびに−O−および−NR9−からなる群
から選択される1個のヘテロ部分を含有する、環を形成
し、ここで、R9は、H、C1〜C6アルキルまたはフェニル
である; ;または (ii)式2Aのエステルを得るために、パラジウム触媒お
よび一酸化炭素の存在下にて、式R10OHのアルコールと
反応させる工程; ここで、R10は、C1〜C6低級アルキルまたはC3〜C6シク
ロアルキルであり: それに続いて、式2のアミドを得るために、2Aの化合物
を、式NHR5R6のアミンと反応させる工程; (b)式4の化合物を得るために、式2のアミドを、強
塩基の存在下にて、式3の化合物と反応させる工程: ここで、R1、R2、R3およびR4は、上で定義したとおりで
あり、そしてR7は、ClまたはBrである: (c)(i)式4の化合物を、式5aのシアノ化合物に転
化する工程であって、ここでR5およびR6の一つは、水素
である、工程: ;または (c)(ii)式4の化合物または式5aのシアノ化合物
を、式5bのアルデヒドに転化する工程: (d)それぞれ、式7aのケトンまたは式7bのアルコール
を得るために、化合物5aまたは5bを、式6のピペリジン
誘導体の反応させる工程: ここで、Lは、ClおよびBrからなる群から選択される脱
離基である: (e)(i)式Iの化合物を得るために、式7aの化合物
を環化する工程であって、ここで、該点線は、二重結合
を表わす;または (e)(ii)式Iの化合物を得るために、式7bの化合物
を環化する工程であって、ここで、該点線は、単結合を
表わす、 方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/882,753 US5760232A (en) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | Synthesis of intermediates useful in preparing bromo-substituted tricyclic compounds |
US08/882,753 | 1997-06-16 | ||
US882,753 | 1997-06-16 | ||
PCT/US1998/011403 WO1998057958A1 (en) | 1997-06-16 | 1998-06-15 | Synthesis of intermediates useful in preparing bromo-substituted tricyclic compounds |
Publications (2)
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