JP3209768B2 - 電子写真現像用樹脂 - Google Patents

電子写真現像用樹脂

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JP3209768B2
JP3209768B2 JP33363791A JP33363791A JP3209768B2 JP 3209768 B2 JP3209768 B2 JP 3209768B2 JP 33363791 A JP33363791 A JP 33363791A JP 33363791 A JP33363791 A JP 33363791A JP 3209768 B2 JP3209768 B2 JP 3209768B2
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弘一 伊藤
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電印刷
法等に用いられる非オフセット性、定着性、耐ブロッキ
ング性ならびに画像特性に優れた電子写真現像用樹脂に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法、静電印刷法による代表的な
画像形成工程は、光電導性絶縁層を一様に帯電させ、そ
の絶縁層を露光させた後、露光された部分上の電荷を消
散させることによって電気的な潜像を形成し、該潜像に
電荷を持った微粉末の電子写真現像剤を付着させること
により可視化させる現像工程、得られた可視像を転写紙
等の転写材に転写させる転写工程、加熱あるいは加圧に
より永久定着させる定着工程からなる。
【0003】このような電子写真法あるいは静電印刷法
に使用される電子写真現像剤(トナー)および電子写真
現像用樹脂(トナー用樹脂)としては、上記各工程にお
いて様々な性能が要求される。例えば、現像工程におい
ては、電気的な潜像にトナーを付着させるために、トナ
ーおよびトナー用樹脂は温度、湿度等の周囲の環境に影
響されることなくコピー機に適した帯電量を保持しなく
てはならない。また、熱ローラー定着方式による定着工
程においては、熱ローラーに付着しない非オフセット
性、紙への定着性が良好でなくてはならない。さらに、
コピー機内での保存中にトナーがブロッキングしない耐
ブロッキング性も要求される。近年、プリンターやコピ
ー機は印刷の高速化が進み、それに使用されるトナーお
よびトナー用樹脂に対しても、高速化への対応が必要と
なってきている。特に、定着性、非オフセット性、画像
特性、耐ブロッキング性等の改善が求められている。
【0004】トナー用樹脂に関しては、定着性と非オフ
セット性を考慮して、樹脂のゲル分率、分子量、軟化温
度、粘弾性挙動等に関する研究が行われ、分子量をコン
トロールしたり、分子量とゲル分率とのバランスをとら
せたり、粘性成分と弾性成分との比率を特定する等の方
法により、定着性と非オフセット性の改良が試みられて
いる。また、定着性を改善する目的で、樹脂のガラス転
移温度を低下させる試み等も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法においても定着性が良好である領域では非オフセ
ット性が十分ではなく、非オフセット性が良好である領
域では定着性が十分でない場合がほとんどである。ま
た、非オフセット性、定着性は改善されたものの画像特
性が不良となる場合が多く、この画像特性を改善するた
めに樹脂の粉砕性をコントロールしたり、樹脂に官能基
を導入する等の方法が行われているが、この場合には定
着性と非オフセット性のバランスが損なわれるという問
題点を有している。さらに、樹脂のガラス転移温度を低
下させた場合には、定着性は良好となるものの耐ブロッ
キング性が不良となる問題点を有している。
【0006】そこで、本発明の目的は、定着性と非オフ
セット性とのバランスに優れるとともに、耐ブロッキン
グ性ならびに画像特性にも優れたトナー用樹脂を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、トナー用樹脂について鋭意検討した結
果、樹脂の分子量、動的損失と動的弾性率の比、軟化温
度およびガラス転移温度のバランスをとることにより定
着性、非オフセット性、耐ブロッキング性および画像特
性に優れたトナー用樹脂を得られることを見出し、本発
明に到達したものである。
【0008】なわち、本発明のトナー用樹脂は、スチレ
ン系モノマーおよびビニル系モノマーから合成されたス
チレン系共重合体もしくは該共重合体の混合物よりな
り、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測
定されたクロマトグラムにおいて、分子量が4×10
〜2.2×10 の領域に少なくとも1つの極大値を、
分子量5.8×10 〜2.5×10 の領域に少なく
とも1つの肩を、分子量8×10 〜1.4×10
領域に少なくとも1つの極大値及び/又は肩を有すると
ともに、溶剤可溶分の軟化温度が114〜170℃で、
ガラス転移温度が54〜61℃で、動的損失と動的弾性
率の比であるTanδが200℃で0.71〜1.51
であることを特徴とするものである。
【0009】本発明のスチレン系共重合体としては、ス
チレン−アクリル系共重合体等が挙げられ、線状タイ
プ、架橋タイプあるいはそれらの混合物のいずれも使用
できるが、架橋タイプ、線状タイプと架橋タイプの混合
物が好ましい。
【0010】本発明のスチレン系共重合に用いられるス
チレン系モノマーとしては、スチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−
ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−
オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−
デンシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メ
トキシスチレン、p−フェニルスチレン、3,4−ジク
ロシルスチレン等が挙げられる。
【0011】また、本発明のビニル系モノマーとして
は、上記スチレン系モノマーを含み、ラジカル重合が可
能なモノマーであればよい。例えば、アクリル酸、アク
リル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、メ
タアクリル酸、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸
メチル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリル酸イ
ソブチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸2
−エチルヘキシル、メタアクリル酸ステアリル、メタア
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタアクリル酸ジエチ
ルアミノエチル、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレ
イン酸メチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸、フマル
酸ブチル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジイソブチル、
フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル等が挙げられる。
【0012】さらに、本発明においては、カプロラクト
ン変性ヒドロキシアルキルアクリル酸エステル成分ある
いはそのメタアクリル酸成分をモノマーとして使用する
こともできる。具体的には、ヒドロシアルキルアクリル
酸エステル成分あるいはヒドロキシアルキルメタアクリ
ル酸エステル成分と、ε−カプロラクトンを開環重合さ
せたものである。
【0013】架橋タイプの樹脂の場合には、架橋剤とし
てジビニルベンゼン、ジメタクリル酸エチレングリコー
ル、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジメ
タアクリル酸ネオペンチルグリコール、ビスフェノール
A誘導体系ジアクリル酸、ビスフェノールA誘導体系ジ
メタクリル酸、トリメタクリル酸トリメチロールプロパ
ン、トリアクリル酸トリメチロールプロパン、テトラア
クリル酸テトラメチロールメタン等の多官能の重合性ビ
ニルモノマーを単独あるいは複数で使用することができ
る。また、重合性ビニル基を有するポリエステル系樹脂
を使用することもできる。
【0014】本発明においては、分子量を調整するため
に連鎖移動剤を使用することもできる。連鎖移動剤とし
ては、α−メチルスチレンダイマー、n−ドデシルメル
カプタン、チオグリコール酸2−エチルヘキシル、n−
オクチルメルカプタン等が挙げられる。
【0015】また、本発明の樹脂として、スチレン−ア
クリル系樹脂の他に、比較的低分子量のポリエステル樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリアミド樹脂、変性ロジン、テルペン樹
脂、芳香族石油樹脂等を30重量%以下の範囲で使用し
てもよい。さらに、非オフセット性の観点から、分子量
1000〜25000程度のポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブチレン等のポリオレフィンワクッスを0.
5〜5重量部の範囲で重合中に添加してもよい。
【0016】上記のような成分から得られた本発明のス
チレン系共重合体あるいはその混合物は、ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィーによって測定されたクロマ
トグラムにおいて、分子量が4×10 〜2.2×10
の領域に少なくとも1つの極大値を有し、分子量5.
8×10 〜2.5×10 の領域に少なくとも1つの
肩を有し、分子量8×10 〜1.4×10 の領域に
少なくとも1つの極大値及び/又は肩を有することが必
要である。ここで、分子量4×10 〜2.2×10
領域に極大値を有する分子量分布の成分は、トナーの定
着性を改良するものであり、分子量5.8×10
2.5×10 の領域に肩を有する分子量分布の成分
は、樹脂の粉砕性、画像特性を改良するものであり、分
子量8×10 〜1.4×10 の領域に極大値及び/
又は肩を有する分子量分布の成分は、トナーの非オフセ
ット性を改良するものである。さらに、これら特定の分
子量領域にそれぞれ極大値あるいは肩が存在することに
より、分子量分布が広がり定着性と非オフセット性のバ
ランスが得られやすいものとなる。
【0017】なお、本発明における分子量分布において
存在する肩とは、極大値および極小値を除く変曲点の箇
所を意味するものであり、その分子量の目安は肩の生じ
る開始点をいう。本発明におけるTanδとは、動的損
失と動的弾性率との比であり、一般に次の式(1)で示
される。
【0018】
【数1】
【0019】式(1)中のE' (ω)およびE''
(ω)、η' (ω)およびη''(ω)は、それぞれ次の
式(2)および(3)の関係にある。
【0020】
【数2】
【0021】
【数3】
【0022】なお、式(1)〜(3)の記号は、それぞ
れ以下の通りである。
【0023】 ω :角周波数 γ :ひずみ E* (ω):複素弾性率 E' (ω):動的弾性率 E''(ω):動的損失 η* (ω):複素粘性率 η' (ω):動的粘性率 η''(ω):E' (ω)とωとの比 本発明の樹脂は、200℃におけるTanδが0.71
〜1.51の範囲にあるものである。これは、Tanδ
を0.71以上とすることによって、定着性が良好とな
り、1.51以下とすることによって、非オフセット性
が良好となるためである。
【0024】また、本発明の樹脂は、溶剤可溶分の軟化
温度が114〜170℃の範囲となるものである。樹脂
中の溶剤可溶分は、比較的分子量の低い成分であり、定
着性に影響を及ぼす成分である。このため、この溶剤可
溶分の軟化温度が114〜170℃の範囲にある樹脂
が、定着性が良好となるため好ましい。本発明におい
て、樹脂の溶解に使用される溶剤としては、例えば、ト
ルエン、キシレン、アセトン、テトラヒドロフラン、ク
ロロホルム等が挙げられるが、トルエン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルムが特に好ましい。本発明の樹脂で
は、溶剤可溶分は樹脂中に50重量%以上含まれている
ことが好ましく、さらに好ましくは60重量%以上であ
る。
【0025】さらに、本発明の樹脂ガラス転移温度
は、54〜61℃の範囲である。これは、樹脂のガラス
転移温度を上記範囲とすることによって、優れた定着性
耐ブロッキング性とを両立させることができるためで
ある。
【0026】本発明においては、トナー用樹脂の製造方
法は特に限定されるものではなく、それぞれの分子量分
布を有する重合体を混合して、押出機やミキサー等で溶
融混練してもよいし、懸濁重合法、溶液重合法、乳化重
合法、塊状重合法等の重合法あるいはこれらを組合せた
方法等で製造してもよい。
【0027】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。実施例において、動的損失と動的弾性率の比であ
るTanδは、レオメトリック社製レオメーターRDA
−700を用い、サンプル径が8mmφ、ギャップが1
〜2mm、フレクエンシーが288rad/sec、ス
トレインが3%以下の条件で、温度領域を100℃より
2℃/分で200℃まで昇温し、200℃での測定値を
示した。
【0028】溶剤可溶分の軟化温度は、試料約0.5g
をトルエン、テトラヒドロフラン、クロロホルムの単独
あるいは混合溶剤を用いて、ソックスレーの抽出器で約
8時間抽出し、溶剤可溶分を95℃で約9時間エバポレ
ートし溶剤を除去し、100℃の真空乾燥器で約15時
間乾燥した後、樹脂固形分1.0gを島津製作所社製フ
ローテスターCFT−500を使用して、荷重30Kg
f、昇温速度3℃/分、ノズル1.0mmφ×10mm
の条件で測定し、サンプルが1/2流出した時の温度を
測定し、これを軟化温度とした。
【0029】ガラス転移温度(Tg)は、サンプルを1
00℃でメルトクエンチした後、示差型熱量計によって
昇温速度10℃/minで測定した。分子量は、ゲルパ
ーミエーショングロマトグラフィーによる測定値であ
り、テトラヒドロフランを溶剤とし、東ソー社製HCL
−8020により測定し、ポリスチレン換算により求め
た。
【0030】実施例1 脱イオン水200重量部に、ポリアクリル酸ソーダ系分
散剤0.01重量部、スルホプロピルメタアクリル酸系
分散剤0.05重量部、硫酸ナトリウム0.5重量部を
溶解させ、蒸留塔、コンデンサー、撹拌機、温度計を備
えた反応容器に投入した。次いで、スチレン80重量
部、アクリル酸n−ブチル20重量部、α−メチルスチ
レンのダイマー0.5重量部、ジメタクリル酸1,3−
ブチレングリコール0.8重量部と過酸化ベンゾイル3
重量部を混合し投入し、撹拌回転数を350rpmに保
持し、ウォーターバスにより内温92℃まで昇温して重
合を約3時間行った。さらに、内温を90℃に維持し苛
性ソーダ0.5重量部を投入してアルカリ処理を約30
分間行った。その後、内温を室温まで冷却し樹脂を取出
し、脱イオン水で洗浄した後、50℃に保持された乾燥
機で約6時間乾燥した。
【0031】得られた樹脂は、軟化温度135℃、ガラ
ス転移温度61℃、酸価0.5mgKOH/gであっ
た。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
よる分子量分布において、分子量が2×104 および
1.4×106 のところに極大値を有し、分子量が6.
5×104 および2.3×105 のところに肩が存在し
た。さらに、200℃でのTanδは1.35、クロロ
ホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は123℃で
あった。
【0032】一方、得られた樹脂91重量部、カーボン
ブラック5重量部、低分子量ポリプロピレンワックス
(三洋化成社製550P)3重量部、苛電制御剤1重量
部を混合し、ミキサーを用いて60rpm、135℃の
条件下で混練し、ジェットミルで微粉砕した後、分級機
にて分級して粒径5〜15μmのトナーを製造した。
【0033】得られたトナーを、温度、スピードが自由
に変化されることができる複写機を用いてトナー特性の
評価を行った。その結果、定着性、非オフセット性に優
れ、1万枚のコピーを行った結果、カブリがなく鮮明な
画像が得られた。また、トナー1.0gを、50℃に保
持された乾燥機に約48時間保存しとところ、ブロッキ
ング現象は見られず耐ブロッキング性にも優れていた。
【0034】実施例2 スチレン65重量部、アクリル酸n−ブチル30重量
部、α−メチルスチレンのダイマー0.5重量部、ジメ
タクリル酸1,3−ブチレングリコール1.3重量部を
使用した以外は、実施例1と同様の方法で樹脂を製造し
た。得られた樹脂は、軟化温度200℃、ガラス転移温
度58℃、酸価1.0mgKOH/gであった。また、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量
分布において、分子量が2.2×104 のところに極大
値を有し、分子量が6.7×104、2.5×105
よび1.2×106 のところに肩が存在した。さらに、
200℃でのTanδは0.71、クロロホルムを溶剤
とした溶剤可溶分の軟化温度は170℃であった。
【0035】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を205℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性にはやや劣るものの実用的には問題はなく、非オフ
セット性に優れ、カブリのない鮮明な画像が得られた。
また、耐ブロッキング性も優れていた。
【0036】実施例3 スチレン80重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル2
0重量部、α−メチルスチレンのダイマー1.0重量
部、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール0.8
重量部を使用した以外は、実施例1と同様の方法で樹脂
を製造した。得られた樹脂は、軟化温度123℃、ガラ
ス転移温度54℃、酸価1.1mgKOH/gであっ
た。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
よる分子量分布において、分子量が1.9×104 およ
び1.3×106 のところに極大値を有し、分子量が
6.0×104 および2.2×105 のところに肩が存
在した。さらに、200℃でのTanδは1.40、ク
ロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は118
℃であった。
【0037】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を125℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性および非オフセット性に優れ、カブリのない鮮明な
画像が得られた。また、耐ブロッキング性は、ややブロ
ッキング現象が見られたが実用的には問題のないレベル
であった。
【0038】実施例4 スチレン80重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル2
0重量部、α−メチルスチレンのダイマー1.0重量
部、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール0.6
重量部を使用した以外は、実施例1と同様の方法で樹脂
を製造した。得られた樹脂は、軟化温度118℃、ガラ
ス転移温度54℃、酸価1.1mgKOH/gであっ
た。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
よる分子量分布において、分子量が1.5×104 およ
び8.8×105 のところに極大値を有し、分子量が
5.8×104 および2.0×105 のところに肩が存
在した。さらに、200℃でのTanδは1.51、ク
ロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は114
℃であった。
【0039】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を120℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性は優れ、非オフセット性はやや劣っていたが実用上
問題のない程度であり、カブリのない鮮明な画像が得ら
れた。また、耐ブロッキング性は、ややブロッキング現
象が見られたが実用的には問題のないレベルであった。
【0040】実施例5 スチレン80重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル2
0重量部、α−メチルスチレンのダイマー1.0重量
部、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール0.6
重量部、低分子量ポリプロピレン(三洋化成社製660
P)5重量部を使用した以外は、実施例1と同様の方法
で樹脂を製造した。得られた樹脂は、軟化温度120
℃、ガラス転移温度54℃、酸価1.1mgKOH/g
であった。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーによる分子量分布において、分子量が1.48×1
4 および8.9×105 のところに極大値を有し、分
子量が5.9×104 および2.1×105 のところに
肩が存在した。さらに、200℃でのTanδは1.5
1、クロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は
116℃であった。
【0041】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を120℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性、非オフセット性に優れ、カブリのない鮮明な画像
が得られた。また、耐ブロッキング性は、ややブロッキ
ング現象が見られたが実用的には問題のないレベルであ
った。
【0042】実施例6 スチレン80重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル1
7重量部、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチルメ
タアクリル酸(ε−カプロラクトン/2−ヒドロキシエ
チルメタアクリル酸=2(モル比))3重量部、α−メ
チルスチレンのダイマー0.5重量部、トリアクリル酸
トリメチロールプロパン0.5重量部を使用した以外
は、実施例1と同様の方法で樹脂を製造した。得られた
樹脂は、軟化温度140℃、ガラス転移温度60℃、酸
価0.8mgKOH/gであった。また、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーによる分子量分布におい
て、分子量が1.98×104 および1.2×106
ところに極大値を有し、分子量が6.6×104 および
2.2×105 のところに肩が存在した。さらに、20
0℃でのTanδは1.30、クロロホルムを溶剤とし
た溶剤可溶分の軟化温度は133℃であった。
【0043】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を135℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性、非オフセット性に優れ、カブリのない鮮明な画像
が得られた。また、耐ブロッキング性も良好であった。
【0044】実施例7 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル20重量部
よりなり分子量4.3×103 、軟化温度85℃の重合
体20重量部、スチレン64重量部、アクリル酸2−エ
チルヘキシル16重量部、α−メチルスチレンのダイマ
ー0.5重量部、トリアクリル酸トリメチロールプロパ
ン0.4重量部を使用した以外は、実施例1と同様の方
法で樹脂を製造した。得られた樹脂は、軟化温度135
℃、ガラス転移温度60℃、酸価1.8mgKOH/g
であった。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーによる分子量分布において、分子量が4.0×10
、2.0×10 および1.3×106 のところに
極大値を有し、分子量が6.55×104 および2.0
8×105 のところに肩が存在した。さらに、200℃
でのTanδは1.36、クロロホルムを溶剤とした溶
剤可溶分の軟化温度は125℃であった。
【0045】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を135℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性、非オフセット性に優れ、カブリのない鮮明な画像
が得られた。また、耐ブロッキング性も良好であった。
【0046】実施例8 α−メチルスチレンのダイマーを除き、過酸化ベンゾイ
ルを5重量部とし、重合温度を80℃とした以外は、実
施例1と同様の方法で樹脂を製造した。得られた樹脂
は、軟化温度138℃、ガラス転移温度54℃、酸価
0.5mgKOH/gであった。また、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィーによる分子量分布において、
分子量が2.2×104 のところに極大値を有し、分子
量が6.7×104 、2.21×105 および8.0×
105 のところに肩が存在した。さらに、200℃での
Tanδは0.98、クロロホルムを溶剤とした溶剤可
溶分の軟化温度は132℃であった。
【0047】得られた樹脂を、実施例1と同様の方法で
トナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、
定着性、非オフセット性に優れ、カブリのない鮮明な画
像が得られた。また、耐ブロッキング性は、ややブロッ
キング現象が見られたが実用上問題のない程度であっ
た。
【0048】比較例1 スチレン90重量部、アクリル酸n−ブチル10重量
部、ジビニルベンゼン0.5重量部を使用し、α−メチ
ルスチレンのダイマーを除いた以外は、実施例1と同様
の方法で樹脂を製造した。得られた樹脂は、軟化温度1
95℃、ガラス転移温度71℃、酸価0.8mgKOH
/gであった。また、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィーによる分子量分布において、分子量が2.4×
104 のところに極大値を有していた。さらに、200
℃でのTanδは0.80、クロロホルムを溶剤とした
溶剤可溶分の軟化温度は185℃であった。
【0049】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を200℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、非
オフセット性には優れていたが、定着性に劣っていた。
また、画像はカブリがあり鮮明な画像は得られなかっ
た。さらに、耐ブロッキング性は、ややブロッキング現
象が見られたが実用上問題のない程度であった。
【0050】比較例2 スチレン65重量部、アクリル酸n−ブチル35重量部
を使用した以外は、実施例1と同様の方法で樹脂を製造
した。得られた樹脂は、軟化温度130℃、ガラス転移
温度45℃、酸価0.8mgKOH/gであった。ま
た、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分
子量分布において、分子量が2.18×104 および
1.25×106 のところに極大値を有し、分子量が
6.5×104および2.1×5 のところに肩が存在し
ていた。さらに、200℃でのTanδは1.33、ク
ロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は128
℃であった。
【0051】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を130℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性、非オフセット性には優れて、カブリのない鮮明な
画像は得られた。しかし、耐ブロッキング性は、ブロッ
キング現象が生じ不良であった。
【0052】比較例3 スチレン90重量部、アクリル酸n−ブチル10重量部
よりなり分子量8.0×104 、軟化温度185℃の重
合体20重量部を使用し、トリアクリル酸トリメチロー
ルプロパン0.5重量部を使用した以外は、実施例1と
同様の方法で樹脂を製造した。得られた樹脂は、軟化温
度175℃、ガラス転移温度65℃、酸価1.8mgK
OH/gであった。また、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによる分子量分布において、分子量が8.
5×104 、2.1×104 および1.4×106 のと
ころに極大値を有し、分子量が6.5×104 および
2.01×5 のところに肩が存在していた。さらに、2
00℃でのTanδは1.20、クロロホルムを溶剤と
した溶剤可溶分の軟化温度は185℃であった。
【0053】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を180℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、非
オフセット性には優れていたが、定着性には劣ってい
た。また、カブリのない鮮明な画像が得られ、耐ブロッ
キング性も良好であった。
【0054】比較例4 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル20重量
部、α−メチルスチレンのダイマー0.5重量部、ジメ
タクリル酸1,3−ブチレングリコール0.2重量部を
使用した以外は、実施例1と同様の方法で樹脂を製造し
た。得られた樹脂は、軟化温度116℃、ガラス転移温
度53℃、酸価0.8mgKOH/gであった。また、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量
分布において、分子量が1.8×104 のところに極大
値を有し、分子量が4.1×104のところに肩が存在
していた。さらに、200℃でのTanδは1.65、
クロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は11
4℃であった。
【0055】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を100℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性には優れていたが、非オフセット性には劣ってい
た。また、画像もカブリがあり鮮明な画像は得られなか
った。耐ブロッキング性は、ややブロッキング現象が見
られたが実用上問題のない程度であった。
【0056】比較例5 スチレン80重量部、アクリル酸n−ブチル20重量部
よりなる分子量4.3×103 、軟化温度85℃の重合
体50重量部、スチレン40重量部、アクリル酸n−ブ
チル10重量部、α−メチルスチレンのダイマー0.2
5重量部、メタクリル酸1,3−ブチレングリコール
0.2重量部、過酸化ベンゾイル1.5重量部を使用し
た以外は、実施例1と同様の方法で樹脂を製造した。得
られた樹脂は、軟化温度120℃、ガラス転移温度54
℃、酸価1.5mgKOH/gであった。また、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーによる分子量分布に
おいて、分子量が4.0×103 、1.8×104 およ
び9.8×106 のところに極大値を有し、分子量が
6.65×104 および2.0×105 のところに肩が
存在していた。さらに、200℃でのTanδは1.6
3、クロロホルムを溶剤とした溶剤可溶分の軟化温度は
115℃であった。
【0057】得られた樹脂を、トナー化する際の混練温
度を115℃とした以外は、実施例1と同様の方法でト
ナー化およびトナー特性の評価を行った。その結果、定
着性には優れていたが、非オフセット性には劣ってい
た。また、カブリがなく鮮明な画像は得られた。耐ブロ
ッキング性は、ややブロッキング現象が見られたが実用
上問題のない程度であった。
【0058】
【発明の効果】本発明の電子写真現像用樹脂は、分子
量、溶剤可溶分の軟化温度、ガラス転移温度ならびに動
的損失と動的弾性率の比Tanδをコントロールするこ
とにより、定着性、非オフセット性、耐ブロッキング性
ならびに画像特性に極めて優れたトナーを提供できるも
のであり、またコピーマシン、プリンター等での印刷の
高速化を可能とできるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−223662(JP,A) 特開 平1−219767(JP,A) 特開 昭56−158340(JP,A) 特開 平3−152554(JP,A) 特開 平3−31857(JP,A) 特公 平3−16022(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/087

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系モノマーおよびビニル系モノ
    マーから合成されたスチレン系共重合体もしくは該共重
    合体の混合物よりなり、ゲルパーミエーションクロマト
    グラフィーにより測定されたクロマトグラムにおいて、
    分子量が4×10 〜2.2×10 の領域に少なくと
    も1つの極大値を、分子量5.8×10 〜2.5×1
    の領域に少なくとも1つの肩を、分子量8×10
    〜1.4×10 の領域に少なくとも1つの極大値及び
    /又は肩を有するとともに、溶剤可溶分の軟化温度が
    14〜170℃で、ガラス転移温度が54〜61℃で、
    動的損失と動的弾性率の比であるTanδが200℃で
    0.71〜1.51であることを特徴とする電子写真現
    像用樹脂。
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