JP3209728U - スタンディングカートン - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した状態で自立し、密封性を確実に確保できるスタンディングカートンを提供する。【解決手段】周壁の各面を形成する側板1,2の下端に底板4,5が折目線9を介して連設され、側板1,2から折目線9に沿って折り曲げられた底板4,5により底面が閉止され、底面を下にして起立させるスタンディングカートンにおいて、底面の底板4,5のうち、少なくとも最外面となる底板4の付根の折目線9に、折曲抵抗を軽減する切目が入れられ、底板4に、付根の折目線9寄りから先端寄りまで閉領域をなすように幅をもって押圧による凹部12が形成されているものとする。凹部12により底面が平坦となり、底側に隙間ができることもない。【選択図】図2
Description
この考案は、底板を閉じた状態で自立するスタンディングカートンに関する。
医薬品や化粧品、菓子等の包装に使用される板紙製のスタンディングカートンとして、本出願人は、下記特許文献1において、図11に示すようなものを提案している。
このカートンは、周壁の前面及び後面が一対の側板51から形成され、両側面が一対の側板52から形成されている。一方の側板51の下端には大きな底板53及びその先端から延びる差込片53aが順次連設され、両側の側板52の下端には小さな底板54が連設されている。また、一方の側板51の上端には大きな蓋板55及びその先端から延びる差込片55aが順次連設され、側板52の上端には小さな蓋板56が連設されている。
また、他方の側板51の下端が下方へ延長されて、幅が広い脚片57aが形成され、一方の側板51寄りの底側の稜部において、一対の側板52から底板54への切込により、下方へ突出する2個の小さな脚片57bが形成されている。
そして、組み立てに際し、両側の底板54は内側へ折り曲げられ、これに底板53が折り重ねられると共に、差込片53aが他方の側板51と底板54の間に差し込まれて、底面が閉止状態に維持される。
また、商品収納後、両側の蓋板56が内側へ折り曲げられ、これに蓋板55が折り重ねられると共に、差込片55aが他方の側板51と蓋板56の間に差し込まれて、天面が閉止状態に維持される。
このようなスタンディングカートンでは、組立状態において、底板53が側板51からの折曲抵抗により反り出すように湾曲する傾向があるものの、店頭での陳列等に際し、底板53を下にして棚や台等の載置面に置いたとき、底板53が載置面に接触せず、脚片57a,57bだけが載置面に接地するので、カートンは安定した状態で自立する。
しかしながら、上記のようなスタンディングカートンでは、底側の稜部で底板54が切り込まれて脚片57bが形成されているため、商品包装時の組み立ての精度によっては、密封性が若干低下する懸念がある。
そこで、この考案は、安定した状態で自立し、密封性を確実に確保できるスタンディングカートンを提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この考案は、周壁の各面を形成する側板の下端に底板が折目線を介して連設され、側板から折目線に沿って折り曲げられた底板により底面が閉止され、底面を下にして起立させるスタンディングカートンにおいて、前記底面の底板のうち、少なくとも最外面となる底板の付根の折目線に、折曲抵抗を軽減する切目が入れられ、前記底板に、付根の折目線寄りから先端寄りまで閉領域をなすように幅をもって押圧による凹部が形成されているものとしたのである。
前記凹部は、閉領域の輪郭をなすように入れられた押罫線又は閉領域の輪郭の内部が全体的に窪んだ凹面とすればよく、これらの組み合わせとしてもよい。
また、前記凹部は、載置面に接触する底板だけでなく、周壁の縦方向の稜部を挟んで隣り合う各一対の側板に連設された底板のそれぞれに形成してもよい。
この考案に係るスタンディングカートンでは、底面の底板に、付根の折目線寄りから先端寄りまで閉領域をなすように幅をもって押圧による凹部が形成されているので、組立状態において、底板が湾曲せず、平坦な底面が形成され、店頭での陳列等に際し、底板を下にして棚等の載置面に置いたとき、カートンは安定した状態で自立する。
また、底側の稜部に切込による隙間ができることもなく、優れた密封性を得ることができ、カートン内への塵埃の侵入を防止できる。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
このスタンディングカートンは、図1に示すような板紙製のブランクから組み立てられるものである。このブランクでは、周壁の前後面となる幅が広い一対の側板1と、両側面となる幅が狭い一対の側板2とが交互に連設され、後面となる側板1の外側端に継代片3が連設されている。
一対の側板1の下端には大きな底板4が連設され、一対の側板2の下端には小さな底板5が連設されている。
また、前面となる側板1の上端には大きな蓋板6が連設され、後面となる側板1の上端には大きな蓋板7及びその先端から延びる差込片7aが順次連設されている。一対の側板2の上端には小さな蓋板8が連設されている。
差込片7aの両端基部には、後述のように天面を閉じたとき蓋板8の前側基部に噛み合う切込が入れられている。
上記各部分の境界となる折目線は、板紙を表面から押圧した押罫線とされているが、底板4,5の付根の折目線9は、折曲抵抗を軽減するため、押罫線に切目を断続して入れたものとされている。
同様に、蓋板6,7,8の付根の折目線10もまた、押罫線に切目を断続して入れたものとされている。
折目線9,10において、各々の切目の長さは折目線9の方が折目線10よりも長くなっており、切目間の繋部の数は折目線9の方が折目線10よりも少なくなっている。これにより、底板4,5の折曲抵抗は、蓋板6,7,8の折曲抵抗よりも小さくなっている。
各一対の側板1,2の下端と上端の折目線9,10は、それぞれ後述の組立時における底板4,5及び蓋板6,7,8の折曲順序を考慮して、用紙の厚さ分だけ高さ方向にずらされている。
また、蓋板6が繋がる側板1の上端部には、折目線10の中間部から下方へ弧状に切目が断続して入れられ、その内側が半円状の押込部11とされている。
そして、各一対の側板1,2から延びる底板4,5には、それぞれ付根の折目線9寄りから先端寄りまで両側近傍間にわたる幅をもって四角形状の閉領域の輪郭をなすように、押罫線による凹部12が形成されている(図4(I)参照)。
なお、底板4,5の凹部12は、図4(II)に示すように、閉領域の輪郭の内部が全体的に窪んだ凹面としてもよい。また、図4(III)に示すように、閉領域の輪郭をなすように入れられた押罫線12aと、その内部が全体的に窪んだ凹面12bの組み合わせから成るものとしてもよい。
このブランクの組み立てに際しては、図2に示すように、両側の底板5を内側へ折り曲げ、これに後面の側板1から延びる底板4と前面の側板1から延びる底板4とを順次折り重ねて貼り合わせることにより、底面を閉止する。
次に、商品収納後、両側の蓋板8を内側へ折り曲げ、これに重ねるように後面の側板1から延びる蓋板7を折り曲げると共に、差込片7aを前面の側板1と蓋板8の間に差し込み、前面の側板1から延びる蓋板6を蓋板7に折り重ねて貼り合わせることにより、天面を閉止する。このとき、差込片7aの両端基部の切込が蓋板8の前側基部に噛み合って、封緘状態が維持される。
上記のようなスタンディングカートンでは、底板4,5に付根の折目線9寄りから先端寄りまで閉領域をなすように幅をもって押圧による凹部12が形成されているので、組立状態において底板4,5が湾曲せず、平坦な底面が形成され、店頭での陳列等に際し、底板4,5を下にして棚等の載置面に置いたとき、カートンは安定した状態で自立する。
また、底側の稜部に切込による隙間ができることもなく、優れた密封性を得ることができ、カートン内への塵埃の侵入を防止できる。
このように封緘したスタンディングカートンを開封する際には、図3に示すように、押込部11を押し込んでその切目から蓋板6の付根に沿った折目線10を切断し、蓋板6,7を貼り合わされた状態のまま開いて、差込片7aを蓋板8と前面の側板1の間から引き抜き、両側の蓋板8を開いて、天面を開口させ、その開口部から商品を取り出す。
また、このスタンディングカートンは、開封後、両側の蓋板8を閉じ、貼り合わされた状態の蓋板6,7を蓋板8に折り重ねると共に、差込片7aを前面の側板1と蓋板8の間に差し込むことにより、再封緘することができる。
ところで、上記第1実施形態では、差込片7aの差し込み及び蓋板6,7の貼り合わせにより封緘するものを例示したが、図5及び図6に示す第2実施形態のように、前面の側板1と後面の側板1の上端にそれぞれ差込片のない蓋板6を連設し、これらの蓋板6同士を貼り合わせるだけで、封緘するものとしてもよい。
また、図7及び図8に示す第3実施形態のように、後面の側板1の上端に蓋板7及び差込片7aを順次連設し、前面の側板1の上端には何も連設せず、差込片7aを前面の側板1と蓋板8の間に差し込むことのみによって、封緘するものとしてもよい。なお、この場合、封緘の確実性を高めるため、差込片7aと前面の側板1を部分的に貼り合わせたり、前面の側板1の上部から蓋板7へかけて、テープを貼り付けるようにするのが望ましい。
このように、カートンの天面においては、様々な閉止構造が採用できる。
また、カートンの底面の閉止構造は、図9及び図10に示す第4実施形態のように、一方の側板1の下端に連設された底板4の先端から延びる差込片4aを、他方の側板1と両側の底板5の間に差し込み、差込片4aの両端基部の切込と底板5とを噛み合わせて、閉止状態を維持するものとしてもよい。
なお、上記各実施形態において、自立性を高めるための凹部12は、少なくとも組立状態で最外面となる底板4に形成する必要があるが、第4実施形態に図示したように、両側の底板5への形成を省略してもよく、第1乃至第3実施形態に示したような底面の閉止構造のカートンにおいては、他の底板4への形成を省略してもよい。
さらに、折目線9の切目もまた、少なくとも組立状態で最外面となる底板4の付根の折目線9に入れておけば、他の折目線9に切目を入れなくてもよい。
そのほか、折目線10の切目もまた、封緘に際して蓋板6,7,8が容易に折り曲げられるものであれば、省略してもよい。
1,2 側板
3 継代片
4,5 底板
4a 差込片
6,7,8 蓋板
7a 差込片
9,10 折目線
11 押込部
12 凹部
12a 押罫線
12b 凹面
3 継代片
4,5 底板
4a 差込片
6,7,8 蓋板
7a 差込片
9,10 折目線
11 押込部
12 凹部
12a 押罫線
12b 凹面
Claims (5)
- 周壁の各面を形成する側板(1,2)の下端に底板(4,5)が折目線(9)を介して連設され、側板(1,2)から折目線(9)に沿って折り曲げられた底板(4,5)により底面が閉止され、底面を下にして起立させるスタンディングカートンにおいて、
前記底面の底板(4,5)のうち、少なくとも最外面となる底板(4)の付根の折目線(9)に、折曲抵抗を軽減する切目が入れられ、前記底板(4)に、付根の折目線(9)寄りから先端寄りまで閉領域をなすように幅をもって押圧による凹部(12)が形成されていることを特徴とするスタンディングカートン。 - 前記凹部(12)は、閉領域の輪郭をなすように入れられた押罫線であることを特徴とする請求項1に記載のスタンディングカートン。
- 前記凹部(12)は、閉領域の輪郭の内部が全体的に窪んだ凹面であることを特徴とする請求項1に記載のスタンディングカートン。
- 前記凹部(12)は、閉領域の輪郭をなすように入れられた押罫線(12a)と、その内部が全体的に窪んだ凹面(12b)の組み合わせから成ることを特徴とする請求項1に記載のスタンディングカートン。
- 前記凹部(12)は、周壁の縦方向の稜部を挟んで隣り合う各一対の側板(1,2)に連設された底板(4,5)のそれぞれに形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスタンディングカートン。
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- 2017-01-23 JP JP2017000203U patent/JP3209728U/ja active Active
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