JP3209489U - 頸動脈部冷却具 - Google Patents

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Abstract

【課題】頸動脈部を冷却する冷却具を提供する。【解決手段】後頭部を覆うカバー部1に連結して左右の頸動脈部を覆う、面状の吸水材を組み込んだベルト部2を設ける。ベルト部2には氷や保冷剤を入れられるポケットを設けて、氷を入れた場合、溶けた氷の冷水が吸水材に浸され、その気化熱で頸動脈周辺を冷却する。また、面状の吸水材を上下方向の中間位置で設けた氷止め仕切りとその下方に吸水材の水たれ吸収部分を残し、氷が時間とともに溶けた冷水を吸収し、ベルト部から不快な水たれが起きることを防ぐこと、及び、氷を入れるポケット空間の外側を透湿防水シートを設けることにより氷の溶けた冷水が外側に漏れ落ちることなく吸水材に吸収されやすいように構成する。【選択図】図1

Description

この考案は夏季における暑さ対策、熱中症の予防対策として首筋の左右上部、耳下部の頸動脈部を冷却する冷却具に関する。
従来、夏季の主に屋外での活動時の暑さ対策、熱中症の予防対策として、後頭部の部分に吸水材を設け、水を含ませ気化熱で後頭部を冷却したり、同じく、吸水材を用いた単に首に巻いて後ろ首に涼冷感を得る冷却具がそれぞれ単独で存在し、別々に用いられていた。
特開平10−298815号公報 特開2010−133041号公報
暑さ対策や熱中症の予防対策として頭部の脳細胞への血液が集中して流れる頸動脈部に、水を含んだ面上の吸水材を当てて、気化熱で冷やす、また、氷を入れるポケットを設け、溶けた冷水がポタポタたれない様にして、かつ、活動動作に影響を及ぼすことなく、効果的に冷やすことが出来る冷却具が出来れば、夏季の猛暑時の屋外作業や激しいスポーツ等での暑さ対策、及び、熱中症予防対策に前述の従来のものよりさらに効果的な冷却具を得ることができる。
この出願の第1の考案である冷却具は後頭部を覆うカバーに連結して左右それぞれに、耳の下の頸動脈部を面状に覆い、あごの下で左右のベルトの着脱を可能とする幅広のベルトを設けている。このベルトの頸動脈部に位置する面には、面状の吸水材を組み込み、この部分を水に浸し、気化熱で頸動脈部に涼冷感を得ることを特徴とする。
また、後頭部を覆うカバー1にも、同様面上に吸水材を組み込み、同様にして使用し、後頭部の周辺をも同時に冷却できる様にも構成できる。
この出願の第2の考案である冷却具は前記ペルトに氷、又は、保冷剤等が入れられるポケット部を設けたことを特徴とする。
この出願の第3の考案である冷却具は、前記ポケット部において前述面状の吸水材を上下方向の中間位置に氷止め仕切りを作り、その下方に吸水材の水たれ吸収部分を設け、氷が時間とともに溶けた冷水を吸収し、ベルト部から不快な水たれが起きることを防ぐことを特徴とする。
この出願の第4の考案は氷を入れるポケット部において、ポケットに入れられた氷を中心に、外側は透湿防水シートで、反対の内側(人の首筋肌側)は吸水材でポケットの空間に入れられた氷を包み込むようにし構成し、氷の溶けた冷水が外側からたれ落ちずに、内側の吸水材に大半が吸収されることを特徴とする。
この出願の第1の考案によれば、運動神経を司る小脳がある後頭部や、脳に大量に供給される血液の通り道である頸動脈部周辺を冷却し夏場の暑さ対策、熱中症予防対策に役立てることが出来きる。
後頭部のカバーの耳の下後方で左右の頸動脈冷却ベルトを連結し、あごの下の首前元でベルト部の端を着脱する構造なので、前記ベルトの冷却面が人の左右頸動脈部の位置に密着し、激しい動作でも頸動脈部からずれることなく冷却できる。
さらに、この出願の第2の考案では、頸動脈部冷却ベルトに氷や保冷剤を入れるポケットを設けたので、吸水材に含まれた水だけの気化熱で冷却するよりもいっそうヒンヤリ感を得て冷やすことが出来る効果がある。
さらに、この出願の第3の考案では、前記ポケットの空間に氷を入れた場合、時間とともに氷が溶けてきた冷水は、面状の吸水材に吸収されつつ、氷は氷止め仕切りより下方には行かず、そこで止まる。そして、そこで溶けた水は、その位置より下方に配置された吸水材の水たれ吸収部分に吸収され頸動脈部冷却ベルトの下端からポタポタと垂れて来て不快な思いをしない様にできる効果がある。
さらに、この出願の第4の考案では、前記ポケット部の外側を透湿防水シートで構成するので、ポケットの空間の中で溶けた氷の水は、反対側の吸水材に吸収されやすくなり、前記冷水が頸動脈部冷却ベルトの下端からさらにポタポタと垂れて来て、衣服を濡らす等の不快な思いをさせない効果がある。
この考案の使用状態を示す側面図 この考案のベルトの冷却部を示す拡大斜視図 この考案の最良のベルト部のA−B断面図 頸動脈部の位置とこの考案の冷却具の使用状態示す側面図 この考案の冷却具の実験による冷却温度効果を示す図
図1はこの考案の実施形態である冷却具の構成と使用状態を示す側面図である。
この考案の実施形態の1例を示す冷却具0は、後頭部を覆う略楕円形面状のカバー1の両側に頸動脈部を冷やす幅広帯状からなるベルト2を設け、左右のベルト1の端はが連結部3を介して連結自在である。
図1では、右側面のみを示しているが、反対側の左側も含め左右に同様構成されており、頸動脈部冷却ベルト2の下端に面フアスナー24設け、左右の前記ベルト2の下端の着脱中心部4で着脱可能としている。
前記ベルト2にはベルトと同形状の面上の吸水材21が積層して組み込まれており、使用前に水に浸し、軽く絞って、気化熱作用で頸動脈部周辺を冷却する。
また、後頭部を覆うカバー1にも、同様面状に吸水材を組み込み、同様にして使用し、後頭部の周辺を冷却できる様にも構成できる。
この場合、運動神経を司る小脳がある後頭部周辺と、大脳、小脳に大量の血液を送る太い血管が通る左右の頸動脈部周辺を両方同時に冷却できるので、暑さ対策、特に、熱中症の予防対策には大きな効果が期待できる冷却具を提供できる。
図2はこの考案の実施形態である冷却具の頸動脈部を冷やすベルト2の詳細図であり、図3はそのベルト2のA−B断面図である。
前記ベルト2はベルトと同形状で且つベルトより細幅の有底のポケット部がベルトの長手方向に沿って設けられ、有底のポケットの他端は氷や保冷剤を入れることが出来るポケットの氷の挿入口5がある。
頸動脈を冷やすペルト2は、氷を入れるポケットの空間31より内側、すなわち、人の首筋肌側に水分を多量に吸水できる面状の吸水材21を積層している。
一般家庭の冷蔵庫等で製氷された約3cm角ほどの氷6を2、3個、挿入口5からポケットの空間31に入れると、氷止め仕切り22まで下方に氷が到達し、氷は時間とともに溶け始め、冷水が発生する。
前記氷止め仕切り22はポケットの底部に設けられ、氷はこの仕切りより下方には行かず、ここで溶け始めるので、溶けた冷水がベルトの下側外端から漏れ落ちることないように、その水分を吸収するに十分な吸水材の水たれ吸収部分23をポケットの底部より下方に残した位置に設けられている。
すなわち、前記氷の時間経過と共に溶けた冷水は仕切り部22で溜まり始めるが、その冷水は吸水材自身の毛細管現象で仕切り22より上部の吸水材が大半を吸収する。しかし、挿入された氷の量が多い場合、前述で吸収しきれずに、溢れた冷水が生じる場合があるが、それの冷水を仕切り22より下方位置の吸水材の水たれ吸収部分23が吸収するので、氷の溶けた冷水が本考案の冷却具のベルト2の下端から、不快にぽたぽたと、下方にある胸元の衣服等に漏れ落ち濡らしてしまうのを防ぐことが出来る。
また、さらに、このベルト2に設けたポケット部の外側を透湿防水シート32で構成すれば氷が溶けた冷水をポケットの表面外側に出さず、吸水材側に跳ね返すので、氷の溶けた水分をより多く、吸水材21に吸収させられ、首筋肌側に位置する内側布33をより長時間ヒンヤリ冷却できる効果が生じる。
図4は頸動脈部の位置とこの考案の実施形態である冷却具の使用状態の関係を示す側面図である。
後頭部を覆うカバー1の左右それぞれの耳のすぐ後ろの位置からベルト2が、人の頸動脈部40に沿ってあごの下首前方に向かって、連結部3で連結された構造であるため、激しいく頭部を動かすような動作をしても常に、ベルト2は頸動脈部40にピッタリ接触し、ずれない構造であることが分かる。
これに対し、一部破線で示す、一般の首に巻く、同じく吸水材の気化熱や保冷剤等を入れるポケット付のネッククーラ等の一般の冷却首巻41では、頸動脈部40より下方に位置し、かつ、上記に記述の激し動作では、位置ずれが激しい欠点があることが分かる。
図5はこの考案の実施形態である冷却具の実験による冷却温度効果を示す図である。
横軸は夏季のある一日の朝の作業仕事の始まり、午前9時30分から終業の午後5時までの時刻を示している。
縦軸は温度を示し、上段のグラフは、夏季炎天下での、前記時刻経過時の後頭部カバーの頭上部位置42の温度グラフ51である。
また、下段のグラフは同じ時刻での冷却具ベルト2の内側布33の表面温度グラフ52である。午前9時30分に1回目の氷を冷却ベルト2のポケット空間31に投入、その後、2回目の氷の追加投入を12時45分の午後の作業仕事のかかり始め時刻に行った場合の実験結果である。
この結果によれば、後頭部カバーの上部位置42の表面温度が摂氏50℃から45℃を記録している日中炎天下でも、冷却具ベルト2の内側布33の表面温度は頸動脈部40の継続的な健康維持に友好な20℃から30℃を示している。
夏季炎天下で活動中の人にとって、頸動脈部を効果的に冷やし、快適な環境の維持と暑さ対策や熱中症予防対策に効果があることが分かる。
地球温暖化により、夏季の気候温度が高温化し、年々真夏日、猛暑日の年間記録日数が増加傾向にある。そのような環境変化において、屋外での作業やスポーツ等活動時の暑さ対策、熱中症予防対策の必要性が叫ばれている。
本考案は、これらの対策に役立ち、悪化する気候高温環境変化に対し、人の産業活動やスポーツ他余暇活動をより快適にして、社会に役立つ可能性がある。
0 本考案の冷却具
1 後頭部を覆うカバー
2 頸動脈部冷却ベルト
3 連結部
4 着脱中心部
5 氷の挿入口
6 氷
21 吸水材
22 氷止め仕切り
23 吸水材の水たれ吸収部分
24 面フアスナー
31 氷を入れるポケットの空間部
32 透湿防水シート
33 首筋肌側に位置する内側布
40 頸動脈部
41 一般の冷却首巻
42 後頭部カバーの上部位置
51 後頭部カバーの頭上部位置42の温度グラフ
52 ベルト部2の内側布33の表面温度グラフ

Claims (4)

  1. 略楕円形面状からなる後頭部カバーの両側に連結した左右の頸動脈部を覆う帯状体からなる面状のベルトに、同形状の吸水材を積層し、気化熱の作用で頸動脈部を冷却することを特徴とする頸動脈部冷却具
  2. 帯体面状のベルトにベルトの長手方向にベルトと同形状で且つベルトよりやや細幅の氷を入れる有底ポケットを設け、該ポケットの上方に開口自在の挿入口を設けたことを特徴とする請求項1の頸動脈部冷却具
  3. 面状の吸水材の上下方向中間位置にポケットの底部となる氷止め仕切り部と吸水材の水たれ吸収部分を設け、氷の溶けた水がベルトの外に水たれすることを防止する様にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2の頸動脈部冷却具
  4. 氷の挿入するポケット空間を片面は吸水材で、もう一方の片面は透湿防水シートで氷を挟むように構成し、氷の溶けた水が片面の吸水材に吸収されやすくし、ペルトの外へ水たれすることを防止する様にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3の頸動脈部冷却具。
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