JP3187782U - 身体冷却用の衣服形状体 - Google Patents

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Abstract

【課題】上半身に装着するだけで、真夏の炎天下での作業などのように急激に上昇する体温を効果的に低下させることができる身体冷却機能を有する衣服形状体を提供する。
【解決手段】水密性のシート状基材1により冷却剤3を封入した複数区画の冷却剤収容室2を形成すると共にこのシート状基材の外形を衣服形状に形成し、この衣服形状体を0℃乃至それ以下の温度に冷却して身体に装着する。
【選択図】図1

Description

本考案は、夏季などにおける屋外作業のように体温が著しく上昇する場合に、その身体を冷却するために装着して有用な身体冷却機能を有する衣服形状体に関する。
従来、冷たさを感じる衣服として、胸部や背中に対応する部位に、放熱性に優れた生地を使用した衣類や、肌が接すれば冷たさを感じる繊維が特許文献1,2により提案されており、このような繊維による生地で形成された衣服は、冷気を感じる衣服として機能すると考えられる。また、衣服に冷却ファン等の冷却設備を設けたものも特許文献3などにより提案されているが、いずれも実用化されて用いられていない。
特開平11−247011号公報 特許第5009798号公報 特開2008−240214号公報
しかし乍ら、特許文献1に示されるような冷たさを感じさせる衣服であっても、上下つなぎ服スタイルの例えば防護服に形成したものを実際に真夏の炎天下で着用して作業をしてみると、上昇する体温の大きな熱エネルギーを吸収してしまうことはできなかった。また、特許文献2のような冷たさを感じる繊維製の作業服であっても、上記のような作業時に大幅に上昇する体温を吸収することはできない。しかし乍ら、作業時に上昇する体温を低下させないと、例えば炎天下での作業効率が著しく低下するのみならず、体温上昇によって熱中症を惹起し危険でもある。
そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、例えば上半身に装着するだけで、真夏の炎天下での作業などのように急激に上昇する体温を効果的に低下させることができる身体冷却機能を有する衣服形状体(以下、単に「冷却用の衣服形状体」という)を提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案による身体冷却用の衣服形状体の構成は、水密性のシート状基材により冷却剤を封入した複数区画の冷却剤収容室を形成すると共に当該シート状素材によって外形を衣服形状に形成し、この衣服形状体を0℃乃至それ以下の温度に冷却して身体に装着し体温の上昇を抑制するか体温を下げるようにしたことを特徴とするものである。
本考案の冷却用衣服形状体では、シート状素材の表側に断熱層を形成したものを用いることができる。断熱層としては、不織布や網地等の基材に合成樹脂による独立気泡の発泡層を積層したもの、或は、表地に直に独立気泡の発泡層を形成したものでよく、発泡層は連続気泡でも可である。
また、本考案の衣服形状体では、複数区画の収容室を、互に連通した集合区画の収容室を有する基材で衣服形状体を形成するか、或は、連通しない独立した区画の冷却剤収容室を有する基材で衣服形状体を形成するかは任意である。本考案では、前記の冷却剤収容室を有する基材を、その基材の少なくとも2個を外周縁において接続する形態にし、接続した基材全体の外形が身体冷却用の衣服形状体となるように形成することができる。なお、冷却剤の収容室に封入する冷却剤としては、ゾル状又はゲル状冷却剤のいずれであってもよい。
本考案は、冷却剤を封入した収容室を備えた衣服形状体を冷却して装着するだけで、体温の上昇を抑制し、或は、上昇した体温を冷却することができる。収容室の冷却剤が常温に戻れば再び冷却することにより身体冷却用に何度でも装着することができるから、繰返し使用することができる。
本考案身体冷却用の衣服形状体の一例を示す正面図。 図1の左側面図。 本考案身体冷却用の衣服形状体の別例を示す正面図。 図3のA−A線断面図。
次に、本考案の実施形態例について図面を参照して説明する。
図1は、本考案の身体冷却用の衣服形状体の実施の形態の一例を示す正面図、図2は図1の左側面図、図3は、本考案身体冷却用の衣服形状体の別例の正断面図、図4は図3のA−A線断面図である。
図1,図2において、1は、大略ベスト状をなす本考案身体冷却用の衣服形状体WLの一例である。
本考案衣服形状体WLは、基本的には冷却剤3の収容部2を形成した柔軟なビニルシート材などにより形成した柔軟なシート状の基材1によって形成されている。
すなわち、図1,図2において、ベストの左右の前見頃形状部Fl、Frに形成した基材1は、一例としてそれぞれ4個(上下で2個ずつ)の冷却剤3を封入した冷却剤収容部2を備えて形成されている。
図示した例では収容部2が基材1の表裏両面に跨って形成されているが、本考案では収容部2は表,裏のいずれか一面に設ければ足りる。また、収容部2の図示した形状は一例である。本考案では収容部2を図示した例の左右幅を小さくしたり、上下方向で分割した形状としたり、横長形状とすることができる。これは収容室2の着用者の肌への密着性を高めること、並びに、冷却剤3の温度が上昇してその冷却剤3が収容室2の内部で下方へ流下して溜まり着衣性が損なわれるのを防ぐためである。上記において、各身頃の収容室2は相互に独立したものとして説明したが、連通したものとすることもできる。
上記の前身頃形状部Fl,Frは、実施例のように左右に分けないで、図3,図4によって後に述べる後見頃形状部Bと同様に一つに形成したものでよい。また、左右の前身頃形状部Fr,Flの突合せ部位は、ラインファスナ(図示せず)や紐,ベルトなどの開閉具によって開閉自在に形成する。
本考案では、上記の収容室2を含む基材1の裏側の表面を合成樹脂発泡層などによる断熱層(図示せず)に形成することがある。表側(外面)を断熱層にするのは、冷却剤3の保冷性能(身体冷却作用)を、基材1の裏側(内面)でさせ、断熱層の外面は外気の温度の影響を抑えるためである。
一方、シート状基材1による後見頃形状部Bは、左右の前身頃形状部F,Fを合体した程度の大きさ,形状で、ここでは前身頃形状部F,Fの冷却剤収容部2と同様のパターンで、ここでは一例として上半側に4個、下半側に4この収容部2が設けられている。この収容部2の形態についても、上記段落0012で説明したように、図示したもの以外の形態とすることができる。
上記の2つの見頃形状部F,FとBは、そのシート状基材1が両者の上端において左右の肩ベルト部4L,4Rによって結合されて、前身頃が開閉するベスト状の形態に形成されている。肩ベルト部4L,4Rは、基材1と同じシート材であるが、基材1に別材質のものを使用してもよい。なお、図1,2の例では、前後の見頃形状部F,FとBが、これらの左右側部において側部連結帯5L,5Rにより連結されている。この連結帯5L,5Rもここでは基材1と同一材料であるが、別材料を用いてもよい。連結帯5L,5Rにも冷却剤収容室2を設けることができる。
本考案では、少なくとも1個の冷却剤収容室2を備えた平面視略四角形の基材1の複数個を、例えばベストの前身頃状と後身頃状とに並べて、隣合う基材1同士を連結して前身頃形状体と後見頃形状を形成し、さらに両身頃形状体を連結してベスト状などの衣服形状体に形成したものもある。
上記のように大略ベスト状に形成された身体冷却用の衣服形状体WLは、各身頃形状部の冷却剤収容部2に冷却剤3が封入されているから、この衣服形状体WLを冷凍室(庫)や冷蔵室(庫)に収容して、前記冷却剤3に冷凍を含む冷却を施すと、冷却剤3が凍結を含み冷却されているこの衣服形状体WLは、着用するだけで身体冷却作用をする。
例えば、炎天下などにおいて、上下つなぎ服スタイルの防護服を着用しての各種作業では、短時間で体温が上昇してしまい作業が続けられなくなるが、本考案の上記衣服形状体WLを前記防護服の中、又は、防護服の上から着用すれば、上昇した体温をすみやかに低下させる作用をし、体温が上昇する前であればその上昇を抑制をする。従って、本考案身体冷却用の衣服形状体WLは、上記のような作業時に着用すると体温が上昇するのを抑制できるから長時間に亘り作業を継続することが可能になる。
図3,図4は、図1,図2に示した大略ベスト状の本考案衣服形状体WLにおける前後の見頃形状部F,Bを、それらの高さを略1/2程度に短く形成した本考案身体冷却用の衣服形状体WLの別例を示したものである。
図3,図4の本考案衣服形状体WLでは、前身頃形状部Fが左右に分かれておらず、また、後見頃形状部Bの上部に着用者の頸部に当る襟状部Nが後見頃形状部Bの基材1と一体の基材1で形成され、そこに冷却剤3の収容部2が設けられている。従って、図3,図の衣服形状体WLは頭から被る貫頭衣形状である。図3,図4において、図1,図2の符号と同一符号は同一部材,同一部位を示すものとする。よって、図1,図2により説明したものは、説明を省略する。図3,図4の衣服形状体WLにおいても、外面側に前述の断熱層を形成したものがある。
本考案の身体冷却用の衣服形状体WLの収容室2に封入する冷却剤3としては、公知の保冷材に用いられている水と高吸水性ポリマー(吸水性樹脂)を混合して形成された保冷剤やゲル化剤を含ませたグリセリンやエチレングリコールなどの不凍液などがある。前記冷却剤3は一例であるから、本考案では上記以外の冷却剤を用いることができ、どの冷却剤を用いるかは任意である。
以上のように形成される本考案身体冷却用の衣服形状体WLは、図1,図2に例示したものは、公知のベストと同様の着用の仕方で着用できる。
すなわち、前,後見頃形状部F,FとBを繋ぐ側部連結帯5L,5Rの上方に両腕を通して通常のベストのように着用すればよい。
他方、図3,図4に示す貫頭衣タイプの本考案衣服形状体WLは、前身頃形状部Fと後見頃形状部Bの間に形成された穴部分に下から頭を通し肩ベルト部4L,4Rを肩で支持するようにして着用すればよい。
上記のいずれの衣服形状体WLも、通常作業衣の下に、又は、その作業衣の上から着用することにより、炎天下等での作業時などに体温が上昇するのを抑制し乍ら作業を行うことができ、また、作業後であれば、作業等で上昇した体温を冷却するために着用することもできる。上記の本考案衣服形状体WLは、火炎等の高温下などにおいて着用される、例えば耐熱防護服の下に着用することを妨げられるものではなく、着用すれば当該防護服の耐熱性を補完することができる。
本考案は以上の通りであって、炎天下や高温度状況下で作業等をする者が、上昇する体温を冷却するために着用する衣服のようなものとしてきわめて有用である。また、収容室に封入されている冷却剤は冷却温度が常温に戻れば、再度冷却して何度でも身体冷却剤として利用することができるから便利である。
WL 衣服形状体
F 前身頃形状部
B 後見頃形状部
N 襟状部
1 柔軟シート状の基材
2 冷却剤の収容部
3 冷却剤
4L,4R 肩ベルト部
5L,5R 側部連結帯
図示した例では収容部2が基材1の表裏両面に跨って形成されているが、本考案では収容部2は表,裏のいずれか一面に設ければ足りる。また、収容部2の図示した形状は一例である。本考案では収容部2を図示した例の左右幅を小さくしたり、上下方向で分割した形状としたり、横長形状とすることができる。これは収容室2の着用者の肌への密着性を高めること、並びに、冷却剤3の温度が上昇してその冷却剤3が収容室2の内部で下方へ流下して溜まり着衣性が損なわれるのを防ぐためである。上記において、各身頃の収容室2は相互に独立したものとして説明したが、連通したものとしたり、収容室2にバルブを 設けて冷却剤3を出入れ自在にすることもできる。

Claims (5)

  1. 水密性のシート状基材により冷却剤を封入した複数区画の冷却剤収容室を形成すると共に当該シート状素材によって外形を衣服形状に形成し、この衣服形状体を0℃乃至それ以下の温度に冷却して身体に装着し体温の上昇を抑制するか体温を下げるようにしたことを特徴とする身体冷却用の衣服形状体。
  2. 少なくとも1個の冷却剤収容室を備えたシート状基材を連結して衣服形状体の身頃形状体に形成すると共に、該身頃形状体を連結して衣服形状体に形成した請求項1に記載の身体冷却用の衣服形状体。
  3. 一つのシート状基材に設けた複数の冷却剤収容室は、相互に連通せずに個々に独立したものであるか、又は、相互に連通したものである請求項1又は2に記載の身体冷却用の衣服形状体。
  4. シート状基材と収容室の外面側には断熱層を形成した請求項1〜3のいずれかに記載の身体冷却用の衣服形状体。
  5. 断熱層は合成樹脂発泡体層により形成した請求項4に記載の身体冷却用の衣服形状体。

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JP2019060065A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 章子 田中 保温保冷具

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