JP3184825U - 保冷材カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】保冷材の持続性を向上させるとともに、作業者の汗が保冷材に付着することを防ぐことができる保冷材カバーを提供する。
【解決手段】保冷材カバー1は、断熱シート部2と遮水シート部3が、短辺となる端部21、31付近において接合されている。これにより、保冷材カバー1は、断熱シート部2又は遮水シート部3のいずれか、或いは双方をめくることにより、当該断熱シート部2と遮水シート部3の間の空間にの保冷材を収納することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は保冷材カバーに関し、具体的には、保冷材の持続性を向上させるとともに、使用者の汗が保冷材に付着することを防ぐことができる保冷材カバーに関する。
従来から、高温条件下で作業を行う際の熱中症対策として、例えば特許文献1の冷却服が知られている。
これらの従来の冷却服は、胸部等に所定の大きさの保冷材を収納するポケットを設けたメッシュ生地のベスト形状の衣服であることが通常である。
これらの従来の冷却服は、また、原子力施設等の作業においても、作業者の熱中症対策のために用いられている。原子力施設等における作業を行う際には、各作業者の身体に放射性物質等が付着することを防ぐための防護服を着用することが一般的であり、当該作業が高温条件下で行われる際には、防護服の下に前述の冷却服が着用されることが通常である。
特開2011−1669号公報
しかし、原子力施設等の作業は、特に事故発生時の緊急作業等、大量の人員を必要とすることがあり、このような場合には原子力施設内ではなく、原子力施設付近のグラウンド等スポーツ施設を臨時の待機所とすることがある。このような場合には、各作業者は原子力施設から離れた場所にある待機所で前述の冷却服や防護服等、必要な装備品を装備してから、原子力施設に移動して作業を行うこととなる。
しかし、原子力施設と待機所の距離が離れている場合には、作業者が原子力施設に到着する頃には保冷材が溶けてしまうという問題があった。また、原子力施設等では一の作業者が高温条件下で3時間程度の作業を行うことがあるが、従来の冷却服では作業が終了する前に保冷材が溶けてしまうという問題があった。
さらに、原子力施設等における作業では、前述の通り大量の人員を動員する必要から、複数の作業者間で保冷材を共有する運用が行われる場合がある。この場合に、長時間の作業によって作業者の汗が冷却材に付着すると、当該冷却材を共有する他の作業者は不快な環境での作業を強いられるという問題があった。
本考案は前述の状況に着目し、保冷材の持続性を向上させるとともに、作業者の汗が保冷材に付着することを防ぐことができる保冷材カバーを提供することを、その課題とするものである。
前述の課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、作業者が装着する保冷材を覆う保冷材カバーであって、前記保冷材カバーは、発泡体を略矩形のシート状に形成した断熱シート部と、該断熱シート部と略同一形状に形成された遮水性素材からなる遮水シート部と、を備え、前記作業者が保冷材を装着した際に、前記保冷材の作業者側に前記遮水シート部が位置し、作業者と反対側に前記断熱シート部が位置するようにしたことを特徴としている。
本考案に係る保冷材カバーは、前記断熱シート部と前記遮水シート部の上端側の端部同士を接合してもよい。また、前記断熱シート太前記遮水シート部は、左右両端側の端部同士を接合してもよく、さらに上端側の端部同士を接合してもよい。
本考案に係る保冷材カバーは、保冷材を収容した状態で、保冷材の作業者側は遮水シート部により覆われ、作業者と反対側は発泡体からなる断熱シート部によって覆われる。この構成により、高温状況下にさらされる保冷材の持続性を断熱シート部によって向上することができ、また、作業者の汗が保冷材に付着することを遮水シート部によって防ぐことができる。
本考案に係る保冷材カバーの実施形態の一例を示す斜視図。 本考案に係る保冷材カバーを使用する冷却服の一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 同実施形態の仕様状態を示す断面図。 本考案に係る保冷材カバーの他の実施形態を示す斜視図。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。図1は、本考案の第一の実施形態に係る保冷材カバー1の構成を示す斜視図である。保冷材カバー1は、断熱シート部2と、遮水シート部3と、から構成されている。
断熱シート部2は、合成樹脂材料を発泡させて形成したシート状の発泡体からなる部材である。発泡体の材料としてはポリプロピレン系、ポリエチレン系、ポリエステル系、ナイロン系等の合成樹脂を使用してよく、例えばプロピレン系樹脂の単体、或いは、当該樹脂にエチレン系樹脂、ブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、スチレン系樹脂のいずれかを混合した樹脂材料を用いることができる。本実施形態における発泡体は、これらの樹脂材料を発泡剤倍率10〜100倍に発泡させたものを使用している。また、発泡体に含まれる気泡は独立気泡でも連続気泡でも良いが、独立気泡とする場合にはシート厚みを0.1mm〜3mm前後とすると望ましく、連続気泡とする場合はシート厚みを4mm〜6mm、厚くても10mm以下とすると望ましい。
遮水シート部3は、合成樹脂材料をシート状に形成した部材である。材料としては周知の遮水性を有するものを適宜選択してよく、例えば塩化ビニル系等のビニル系樹脂等を用いることができる。
断熱シート部2及び遮水シート部3は、略同一形状に形成されたものである。夫々の大きさは適宜選択してよいが、本実施形態では後述の保冷材5を収納した状態で保冷材カバー1を冷却服6のポケット62に収容できるように、幅90mm〜170mm、高さ165mm〜200mm程度に形成されている。
本実施形態に係る保冷材カバー1は、断熱シート部2と遮水シート部3が、短辺となる端部21、31付近において接合されている。これにより、保冷材カバー1は、断熱シート部2又は遮水シート部3のいずれか、或いは双方をめくることにより、当該断熱シート部2と遮水シート部3の間の空間に後述の保冷材を収納することができる。
図2は、本実施形態に係る保冷材カバー1を装着する冷却服の一例を示す正面図である。図2で示すように、冷却服5は、袖の無いベスト状の衣服であり、前後の身頃部51、52、及び保冷材4を収納するポケット53は、メッシュ素材の生地から形成されている。この冷却服5は、ポケット53に冷却材を収納し、当該保冷材4によって着用者の体温上昇を防ぐものである。
保冷材4は、冷却服5に収納されることで装着される部材であり、含水給水ゲル、水溶性ポリマー水溶液等からなる保冷剤を袋体内に封入したものが一般的である。この保冷材4を冷凍庫等で冷却し、当該冷却した保冷材4を冷却服5のポケット53に収納することで、冷却服5の着用者を保冷するものである。
図3は、本実施形態に係る保冷材カバー1の使用状態を示す断面図である。高温条件下で作業を行う際には、まず冷却した保冷材4を保冷材カバー1に収納し、当該保冷材4を収納した保冷材カバー1を冷却服5のポケット53に収納する。このとき、図3で示すように、保冷材4と作業者6の身体との間に遮水シート部3、作業者6の身体と反対側に断熱シート部2が位置するように保冷材カバー1を装着することにより、作業者6周囲の熱は断熱シート部2によって遮断されるので、保冷材4の持続性を向上させることができる。また、作業者6と保冷材4の間には遮水シート部3が位置しており、作業者6が発汗する汗が保冷材4に付着することを効果的に防ぐことができる。
次に、本考案の第二の実施形態に係る保冷材カバーについて説明する。
図4は、本考案の第二の実施形態に係る保冷材カバー1Bの構成を示す斜視図である。保冷材カバー1Bは、前述の第一の実施形態に係る保冷材カバー1と同様に、断熱シート部2と、遮水シート部3から構成されている。
断熱シート部1、及び遮水シート部3の素材や形状、大きさについては第一の実施形態に係る保冷材カバー1と同一であるが、第一の実施形態では断熱シート部1と遮水カバー部2を上端側の端部21、31で接合しているのに対し、第二の実施形態では左右の長辺側端部22と32、23と33をそれぞれ接合している。
第一の実施形態に係る保冷材カバー1は上端側端部によって断熱シート部2と遮水シート部3が接合されており、また、第二の実施形態に係る保冷材カバーでは左右両端側端部によって断熱シート部2と遮水シート部3が接合されている。この構成により、保冷材カバー1、1Bは下端側に袋状の部位を有さないため、作業者6が発汗した汗が保冷材カバー1、1Bの内部に入った際に、当該保冷材カバー1、1Bの下端側から外部に流れ出ることができる。これにより、保冷材カバー1、1Bは簡易な構造とすることができ、低い製造コストによって保冷材4の持続性向上と汗の保冷材への付着防止を実現することができる。
本考案の実施形態の構成は前述の通りであるが、本考案の形態はこれに限られない。たとえば、第二の実施形態では断熱シート部2と遮水シート部3を左右両端側の端部で接合しているが、さらに上端側端部で接合してもよい。この場合は、作業者が発汗した汗が保冷材4に付着することをさらに効果的に防止することができる。
その他の具体的構成についても、本考案の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 保冷材カバー
2 断熱シート部
3 遮水シート部
4 保冷材
5 冷却服

Claims (4)

  1. 作業者が装着する保冷材を覆う保冷材カバーであって、
    前記保冷材カバーは、発泡体を略矩形のシート状に形成した断熱シート部と、該断熱シート部と略同一形状に形成された遮水性素材からなる遮水シート部と、を備え、
    前記作業者が保冷材を装着した際に、前記保冷材の作業者側に前記遮水シート部が位置し、作業者と反対側に前記断熱シート部が位置するようにした
    ことを特徴とする、保冷材カバー。
  2. 前記断熱シート部と前記遮水シート部は、上端側の端部同士が接合された
    ことを特徴とする、請求項1記載の保冷材カバー。
  3. 前記断熱シート太前記遮水シート部は、左右両端側の端部同士が接合された
    ことを特徴とする、請求項1記載の保冷材カバー。
  4. 前記断熱シート太前記遮水シート部は、さらに、上端側の端部同士が接合された
    ことを特徴とする、請求項2記載の保冷材カバー。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022123467A (ja) * 2021-02-12 2022-08-24 株式会社イノアックコーポレーション 帯状冷却具

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