JP3184824U - 断熱用上衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が装備する保冷材の持続性を向上させることができる断熱用上衣を提供する。
【解決手段】断熱用上衣1は、前身頃部21及び後身頃部22からなる身頃部
2と、ゴムバンド3から構成されている。前身頃部21及び後身頃部22は、作業者の胸部及び背部を覆う略矩形状の部材であり、発泡体からなるシート状基材と、シート状基材を包む織物によって断面が3層となるように構成されている。シート状基材を構成する発泡体は種々の素材を用いることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は断熱用上衣に関し、具体的には、作業者が装備する保冷材、保温材の持続性を向上させることができる断熱用上衣に関する。
従来から、高温条件下で作業を行う際に、作業者の身体が高温状態になることによる熱中症等の危険を回避するために着用する服として、例えば特許文献1の保冷服が知られている。この保冷服は、メッシュ生地からなる上衣状衣服の所定の箇所にポケットを設け、当該ポケットに保冷材を収納するものである。
また、低温条件下の作業においても、例えば特許文献2のように所定の箇所にポケットを設け、当該ポケットに保温材を収納可能な保温服が用いられている。
特開2011−1669号公報 実開昭63−131712号公報
従来の保冷服・保温服は、原子力施設等における高温又は低温環境下での作業においても用いられている。ここで、原子力施設等で作業を行う際には、各作業者の身体に放射性物質等が付着することを防ぐための防護服の下に前述の保冷服又は保温服を着用することが一般的である。
しかし、原子力施設では一の作業者が高温又は低温環境下で3時間程度の作業を行うことがあるが、従来の保冷服・保温服では、当該衣服に装着した保冷材・保温材の効果が作業終了まで持続しないという問題があった。
また、原子力施設等では、事故等が発生した場合の緊急作業等では大量の人員を必要とするため、作業者は原子力施設から離れたグラウンド等のスポーツ施設を臨時の待機場所とし、当該待機場所で前述の衣服や装備品等を着用した後、原子力施設内での作業を行う場合がある。この場合に、従来の保冷服・保温服では作業者が待機場所から原子力施設に到着する前に保冷材・保温材の効果が終了してしまい、原子力施設内での作業において有効に作業者の体温を保つことができないという問題があった。
本考案は前述の状況に着目し、保冷材・保温材の持続性を向上することが可能な断熱用上衣を提供することを、その課題とするものである。
前述の課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、作業者が装着する保冷材又は保温材の上に着用する断熱用上衣であって、前記断熱用上衣は、発泡体からなるシート状基材を形成した身頃部を備えたことを特徴としている。
本考案に係る断熱用上衣における発泡体は独立気泡構造を有していてもよく、また、連続気泡構造を有していてもよい。
また、本考案に係る断熱用上衣は、前記シート状基材が、前記発泡体の表面及び/又は裏面に織物、編物、不織布、又は合成樹脂フィルムのいずれか一つからなる層を備えていると好適であり、前記身頃はビブス状に形成されていてもよい。
本考案に係る断熱用上衣は、身頃部に、保冷材を収納するための内ポケットを備えていてもよく、内ポケットは遮水性素材を形成してなることが望ましい。
本考案に係る断熱用上衣は、身頃部を構成するシート状基材に発泡体を用いることにより、当該発泡体により断熱性を得ることができるので、作業者が装着した保冷材・保温材の上に着用することで、当該保冷材・保温材の持続性を向上させることができる。
本考案に係る断熱用上衣の一例を示した斜視図。 同実施例に用いるシート状基材を示した断面図。 本考案に係る断熱用上衣の他の一例を示した斜視図。 同実施例における内ポケットの構成を示した断面図。
以下、本考案の実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の第一の実施形態に係る断熱用上衣を示す図であり、図1で示すように、第一の実施形態に係る断熱用上衣1は、前身頃部21及び後身頃部22からなる身頃部2と、ゴムバンド3から構成されている。
前身頃部21及び後身頃部22は、作業者の胸部及び背部を覆う略矩形状の部材であり、図2で示すように、発泡体からなるシート状基材4と、シート状基材4を包む織物5によって断面が3層となるように構成されている。
シート状基材4を構成する発泡体は種々の素材を用いることができる。本実施形態においては、プロピレン系樹脂の単体、或いは、当該樹脂にエチレン系樹脂、ブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、スチレン系樹脂のいずれかを混合した樹脂材料を、発泡倍率を10倍〜100倍、厚さ0.5mm〜20mm程度の連続気泡に発泡させたものを用いている。その他、発泡体の素材として、EVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)樹脂、ゴム、ウレタン等を使用してもよい。
また、本実施形態における織物5は、略矩形状に形成した表面側織物51と裏面側織物52によってシート状基材4を挟みこみ、表面及び裏面側織物51、52の縁同士を縫合したものを用いており、シート状基材4の型崩れや破断を防止する補強材としての機能を発揮するとともに、任意の色彩、模様等を施すことにより断熱用上衣1の外観を装飾する機能を発揮するものである。
ゴムバンド3は、前身頃部21と後身頃部22を連結するための部材であり、本実施形態では、前身頃部21と後身頃部22の両肩及び両脇をそれぞれ連結している。ゴムバンド3に用いる素材として周知の伸縮性素材を用いてよく、また、ゴムバンド3に代えてボタン、面ファスナー、ラインファスナー等のファスナー、又は紐によって連結するようにしてもよい。
作業者が作業を行う際には、まず保冷服等、保冷材を収容可能な衣服を着用した後、当該保冷服等の上から本実施形態の断熱用上衣1を着用する。このように着用することで、断熱用上衣1と作業者の間の空間は前身頃21及び後身頃22が備えた連続気泡発泡体からなるシート状基材4により断熱される。これにより、高温環境下においても保冷材の持続性を向上させ、長時間の作業が可能となる。
また、本実施形態の断熱用上衣1に用いられているシート状基材4は、連続気泡を有する発泡体を形成したものであり、当該シート状基材4は断熱性を有すると共に通気性を有している。高温環境下における熱中症対策としては、作業者が着用する衣服や装備品によって通気性が悪化しないことが重要であり、本実施形態の構成は連続気泡発泡体からなるシート状基材4を用いることにより、断熱性と通気性を両立することができる。
また、本考案の第二の実施形態として、図3に示すように、本考案に係る断熱用上衣に保冷材を収納する機能を追加してもよい。図3は、図1に示す断熱用上衣1に、保冷材を収納する内ポケット6を追加したものである。内ポケット6は前身頃部21、後身頃22のそれぞれ作業者側に設けられており、内ポケット7以外の構成は図1に示すものと同様である。
内ポケット6は、図4に示すように、内ポケット本体部61と、内ポケット本体部61の上端付近に設けられた内ポケット返し部62から構成されている。
内ポケット6を構成する内ポケット本体部61及び内ポケット返し部62は、いずれも遮水性の素材を用いることが望ましく、例えばビニール素材等が好適である。
第二の実施形態に係る断熱用上衣は、前身頃部21及び後身頃部22が内ポケット6を有していることにより、別途保冷材を収納するための保冷服等を用いる必要がなく、断熱用上衣それ自体を保冷服として使用することができる。
また、原子力施設等、高温環境下に大量の人員を動因して作業を行う必要のある場合には、保冷材や保冷服を一の作業者のみではなく、例えば一の作業者と交代要員との間等で共有する場合が少なくない。この場合に、長時間の作業によって作業者の汗が冷却材に付着すると、当該冷却材を共有する他の作業者は不快な環境での作業を強いられることになる。従来の保冷服は通気性確保のためにメッシュ素材等、汗を吸い込み易い素材から形成されていることが通常であった。
第二の実施形態に係る断熱用上衣は、内ポケット6を遮水性素材からなる内ポケット本体部61及び内ポケット返し部62によって構成しているため、当該内ポケット6に保冷材を収納すれば作業者の汗が保冷材に付着することを効果的に防止することができ、保冷材を共有する環境において快適な作業を行うことができる。
本考案の実施形態の構成は前述の通りであるが、本考案の形態はこれに限られない。
例えば、前述の実施形態における前身頃21及び後身頃22は、連続気泡発泡体からなるシート状基材4と織物5から構成されているが、シート状基材の型崩れや破断を防ぐことができるものであれば、一般的な織物に代えてメッシュ生地を用いたり、又はニット生地等の編物、不織布、合成樹脂フィルム等を用いてもよい。また、織物5とシート状基材4は、縁部分の縫合以外にも、ラミネート加工や接着剤を用いた接着、融着や溶着、ウェルダー加工等の接合手段を用いても良い。
また、前述の実施形態におけるシート状基材4は通気性を確保するために連続気泡発泡体を用いていたが、断熱用上衣1を保温目的で使用する際には連続気泡に代えて独立気泡に発泡させた発泡体を用いてもよく、この場合には厚みを0.5mm〜20mm程度としてもよい。
さらに、前述の実施形態では、前身頃21及び後身頃22を、両肩及び両脇付近をゴムバンド3で連結しているが、これに代えて、前身頃部21と後身頃部22を縫合等により直接連結して、上衣全体をビブス形状としてもよく、また、両肩のみを縫合して作業者の頭から被るように着用する上衣としてもよい。
その他の具体的構成についても、本実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 断熱用上衣
2 身頃部
21 前身頃部
22 後身頃部
3 ゴムバンド
4 シート状基材
5 織物
6 内ポケット

Claims (7)

  1. 作業者が装着する保冷材又は保温材の上に着用する断熱用上衣であって、
    前記断熱用上衣は、発泡体からなるシート状基材を形成した身頃部を備えた
    ことを特徴とする、断熱用上衣。
  2. 前記発泡体は独立気泡構造を有することを特徴とする、請求項1記載の断熱用上衣。
  3. 前記発泡体は連続気泡構造を有することを特徴とする、請求項1記載の断熱用上衣。
  4. 前記シート状基材は、前記発泡体の表面及び/又は裏面に織物、編物、不織布、又は合成樹脂フィルムのいずれか一つからなる層を備えたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の断熱用上衣。
  5. 前記身頃は、ビブス状に形成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の断熱用上衣。
  6. 前記身頃部は、保冷材を収納するための内ポケットを備えたことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の断熱用上衣。
  7. 前記内ポケットは、遮水性素材を形成してなることを特徴とする、請求項6記載の断熱用上衣。

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