JP3208840B2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP3208840B2
JP3208840B2 JP13774292A JP13774292A JP3208840B2 JP 3208840 B2 JP3208840 B2 JP 3208840B2 JP 13774292 A JP13774292 A JP 13774292A JP 13774292 A JP13774292 A JP 13774292A JP 3208840 B2 JP3208840 B2 JP 3208840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の不平衡形アナ
ログ増幅器を用いて構成される電気機器に係り、特に外
部からの電磁誘導ノイズの影響を低減した電気機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の一般的なミキシング・コ
ンソールのアースを含めたブロック構成である。ミキシ
ング回路は、n個のヘッドアンプ1(11 ,12 ,…1
n )、これらのヘッドアンプ1の出力をそれぞれ受ける
バッファアンプ2(21 ,22,…,2n )、これらの
バッファアンプ2の出力を適当な混合比で加算増幅する
m個の加算アンプ3(31 ,…,3m )、これらの加算
アンプ3の出力をそれぞれ増幅して取り出すラインアン
プ4(41 ,…,4m )により構成される。複数入力の
加算混合比は、バッファアンプ2の出力端子と加算アン
プ3の入力端子の間に挿入された抵抗R11,R12,…,
Rn1,Rn2により設定される。アースのループによるハ
ムやクロストーク防止のため、各アンプのアース端子
は、図示のようにリアパネル・アース5と、これと電気
的には共通であるが位置的には離れたアース6に振り分
けて接続されることが多い。
【0003】この様な従来の構成では、各アンプが不平
衡形アナログアンプであってかつ空間的に離間されて配
置されていることから、交流電源等の外部機器からの誘
導ノイズが問題になる。例えば、n番目の入力端子IN
nにつながるヘッドアンプ1n→バッファアンプ2n→加
算アンプ31→ラインアンプ41の増幅経路についてみ
る。この経路には、一点鎖線で示したような大きなルー
プ、すなわち、リアパネル・アース5→ヘッドアンプ1
nのアース→ヘッドアンプ1nとバッファアンプ2nの間
の信号線→バッファアンプ2nのアース→アース6→加
算アンプ31のアース→加算アンプ31とラインアンプ4
1の間の信号線→ラインアンプ41のアース→リアパネル
・アース5というループができる。外部の機器からの磁
束がこのループの中を通ると、ループには誘導電流が流
れる。そして、ヘッドアンプ1nのアースとバッファア
ンプ2nのアース間のインピーダンスは零ではないの
で、ここに誘導電圧が生じる。これにより、バッファア
ンプ2n、加算アンプ31、ラインアンプ41のアースを
基準と考えると、ヘッドアンプ1nの出力に誘導ノイズ
が乗り、これが最終出力端子OUT1まで出力される。
【0004】以上のような誘導ノイズを低減するには、
アンプ配置を工夫してループ面積をできるだけ小さくす
る、外部からの磁束を十分にシールドする、といった方
法がある。しかし、大きいミキシング・コンソール等で
は、ループ面積を小さくすることにも限度がある。外部
シールドについても、コストや重量等により制限され
る。一方、入力側で重畳されたノイズを検出して、出力
側でこれを相殺するという方法も考えられる。しかし、
図3に示すように複数の増幅経路があると、各増幅経路
についてループ面積が異なり、したがって誘導されるノ
イズのレベルも異なるので、出力側で簡単にノイズを相
殺することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ミキシ
ング・コンソールのような、複数個の不平衡形アナログ
アンプを配置としてこれらを縦続接続して構成される装
置では、外部からの電磁誘導ノイズの影響を除去するこ
とが難しいと言う問題があった。この発明は、簡単な構
成で効果的に誘導ノイズ除去を可能とした電気機器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、信号入力端
子と信号出力端子とが設けられたリアパネルと、前記信
号入力端子から供給される信号を入力信号とし、アース
が前記リアパネルに接続された不平衡形の入力段アナロ
グアンプと、この入力段アナログアンプの出力が処理さ
れて入力信号として供給され、出力信号が前記信号出力
端子に出力され、アースが前記リアパネルに接続された
不平衡形の出力段アナログアンプとを有する電気機器に
おいて、前記入力段アナログアンプの直後にその出力と
アースとを入力とする差動アンプが設けられ、前記差動
アンプのアースは前記入力段アンプのアースとは離れた
位置に接続されて、前記差動アンプの不平衡出力が次段
のアンプに入力されるようにしたことを特徴とする。
の発明はまた、信号入力端子と信号出力端子がそれぞれ
複数個ずつ設けられたリアパネルと、前記各信号入力端
子から供給される信号を入力信号とし、アースが前記リ
アパネルに接続された複数の不平衡形の入力段アナログ
アンプと、これらの入力段アナログアンプの出力を適当
な混合比で加算処理する複数の不平衡形の加算アンプ
と、これらの加算アンプの出力が入力信号として供給さ
れ、出力信号が前記信号出力端子に出力され、アースが
前記リアパネルに接続された複数の不平衡形の出力段ア
ナログアンプとを有するミキシング・コンソールにおい
て、前記各入力段アナログアンプの直後にその出力とア
ースとを入力とする差動アンプが設けられ、前記差動ア
ンプのアースは前記入力段アナログアンプのアースとは
離れた位置に接続されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明よると、入力段アンプの直後に設け
られた差動アンプにより、入力段アンプの出力に乗る誘
導ノイズが相殺される。もともとバッファアンプが必要
な回路であれば、このバッファアンプを僅かな抵抗やコ
ンデンサの追加によって差動アンプとして構成すること
により、コスト上昇は問題にならない程度に抑えること
ができる。またバッファアンプが不要な回路であって
も、1入力当たり1個の差動アンプの追加であるので、
やはりコスト上昇はそれほどではない。また、ミキシン
グ・コンソールのように、複数の入力があってそれぞれ
で誘導ノイズが異なる場合であっても、入力段部で誘導
ノイズ打ち消しが完結する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。図1は、この発明の一実施例に係るミキシ
ング・コンソールである。図3と対応する部分には、図
3と同一符号を付して詳細な説明は省略する。この実施
例では、入力段アンプである各ヘッドアンプ1の直後に
差動アンプ2が設けられている。差動アンプ2は、平衡
入力/不平衡出力構成とされている。すなわち、ヘッド
アンプ1の出力とアースとが差動アンプ2の差動入力と
され、その不平衡出力が加算混合比を決める抵抗を介し
て加算アンプ3に接続されている。この実施例では、こ
の差動アンプ2がバッファアンプとして用いられてい
る。入力端子IN1 ,IN2 ,…,INn および出力端
子OUT1 ,…,OUTmが配置されるリアパネル近く
に配置されたヘッドアンプ1とラインアンプ4のアース
端子は、リアパネル・アース5に接続され、差動アンプ
2および加算アンプ3のアース端子はリアパネル・アー
ス5からは位置的に離れたアース6に接続されているこ
とは、従来と同様である。
【0009】以上のような構成で、誘導ノイズが相殺さ
れることを、図2を参照して説明する。図2は、図1中
の1ラインのヘッドアンプ1と差動アンプ2の部分を取
り出して示している。外部ノイズ源によって、前述した
ようなループで出力系アース(図1のアース6)に対し
て、入力系アース(図1のアース5)につながる差動ア
ンプ2の反転入力側の信号線Bに図示のようなノイズが
生じたとする。この時ヘッドアンプ1の出力と差動アン
プ2の非反転入力間の信号線Aにも、同相,同レベルの
ノイズが乗る。信号線AとBはごく隣接して配置され
て、外部誘導ノイズが問題になるループが信号線A,B
についてほぼ同じ面積で同じ位置に形成されるからであ
る。これらの信号線A,B上の同相,同レベルのノイズ
は、差動アンプ2で相殺されるから、その出力信号線C
には、図示のように、出力系アースを基準として見た時
にノイズは生じない。
【0010】以上のようにしてこの実施例によれば、信
号入力段部で簡単に誘導ノイズを除去することができ
る。特にこの実施例のように、バッファアンプが必要で
ある場合に差動アンプがこれを兼ねるようにすること
で、従来の回路構成を大きく変更する事なく、誘導ノイ
ズの除去ができる。勿論バッファアンプが必要でない場
合であっても、各ラインに1個の差動アンプを追加する
だけであるから、コスト上昇はそれほど問題にならな
い。この発明は、上記実施例に限られるものではない。
例えば実施例では、ヘッドアンプ1の出力を差動アンプ
2の非反転入力端子に接続し、入力系アースを反転入力
端子に接続したが、差動アンプ2出力側において信号位
相が反転することが許容できる場合であれば、各ヘッド
アンプ1の出力を差動アンプ2の反転入力端子に接続
し、入力系アースを非反転入力端子に接続してもよく、
これによって同様に誘導ノイズ除去ができる。また実施
例では、ミキシング・コンソールを説明したが、同様の
アンプ配置により電磁誘導ノイズが問題になる他の各種
電気機器に対してこの発明を適用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
入力段アンプの直後に差動アンプを設けることによっ
て、簡便に外部からの誘導ノイズの影響を除去した電気
機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るミキシング・コンソ
ールを示す図。
【図2】同実施例の誘導ノイズ除去の動作を説明するた
めの図。
【図3】従来のミキシング・コンソールを示す図。
【符号の説明】
1(11 ,12 ,…,1n )…ヘッドアンプ、2(21
,22 ,…,2n )…差動アンプ、3(31 ,…,3m
)…加算アンプ、4(41 ,…,4m )…ラインアン
プ、5,6…アース。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力端子と信号出力端子とが設けら
    れたリアパネルと、 前記信号入力端子から供給される信号を入力信号とし、
    アースが前記リアパネルに接続された不平衡形の入力段
    アナログアンプと、 この入力段アナログアンプの出力が処理されて入力信号
    として供給され、出力信号が前記信号出力端子に出力さ
    れ、アースが前記リアパネルに接続された不平衡形の出
    力段アナログアンプとを有する 電気機器において、 前記入力段アナログアンプの直後にその出力とアースと
    を入力とする差動アンプが設けられ、前記差動アンプの
    アースは前記入力段アンプのアースとは離れた位置に接
    続されて、前記差動アンプの不平衡出力が次段のアンプ
    に入力されるようにしたことを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 信号入力端子と信号出力端子がそれぞれ
    複数個ずつ設けられたリアパネルと、 前記各信号入力端子から供給される信号を入力信号と
    し、アースが前記リアパネルに接続された複数の不平衡
    形の入力段アナログアンプと、 これらの入力段アナログアンプの出力を適当な混合比で
    加算処理する複数の不平衡形の加算アンプと、 これらの加算アンプの出力が入力信号として供給され、
    出力信号が前記信号出力端子に出力され、アースが前記
    リアパネルに接続された複数の不平衡形の出力段アナロ
    グアンプとを有するミキシング・コンソールにおいて、 前記各入力段アナログアンプの直後にその出力とアース
    とを入力とする差動アンプが設けられ、前記差動アンプ
    のアースは前記入力段アナログアンプのアースとは離れ
    た位置に接続されていることを特徴とするミキシング・
    コンソール。
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