JP3208170U - 調味料入れ - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の調味料を容量を減少させることなく収容できると共に、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れを提供する。【解決手段】開口部2と底部3を有する容器本体4と、容器本体4の内部に開口部2から底部3に向かって形成された仕切壁5と、仕切壁5によって容器本体4の内部に形成された複数の収容室6と、容器本体4の開口部2を覆うキャップ7と、キャップ7に各収容室6と夫々連通して形成された複数の取出口8と、取出口8を夫々開閉する蓋9とを備えた調味料容器10を二個備え、これら調味料容器10の底部3同士を対向させて連結し、各収容室6に液体または粉粒体の調味料を収容するようにした。【選択図】図1
Description
本考案は、複数の異なった種類の液体または粉粒体の調味料を収容でき、コンパクト化を図った調味料入れに関する。
醤油、ラー油、酢等の液体の調味料、塩、胡椒、七味唐辛子等の粉粒体の調味料は、通常、夫々、別々の容器に収容されており、使用者が、好みに応じて各容器の調味料を、料理に振りかける。しかし、飲食店(ラーメン店、中華料理店等)において、複数の調味料容器をテーブルに並べると、テーブル上において顧客が飲食するためのスペースの減少を招くため、好ましくない。
そこで、一つの容器の内部を複数の収容室に仕切り、各収容室に異なった種類の調味料を収容し、各収容室に別々の取出口を設けた調味料容器が提案されている(特許文献1、2参照)。この種の調味料容器は、開口部と底部を有する筒状の容器本体の内部を、開口部から底部に向かって形成された仕切壁で複数の収容室に仕切り、開口部を覆って装着されたキャップに各収容室毎に取出口を形成し、各取出口を夫々開閉する蓋を備えている。
かかる調味料容器によれば、仕切壁の数を増やすことで、一つの容器に収容できる調味料の種類が増えるので、テーブル上に複数の調味料容器を並べる必要が無くなり、テーブル上における顧客の飲食スペースの増大に繋がる。
上述した調味料容器の仕切壁は、筒状の容器の内部に、周方向に間隔を隔てて複数設けられる。よって、調味料の種類を増やすため仕切壁の数を増やすと、各仕切壁で仕切られた夫々の収容室の容積が小さくなってしまい、顧客の使用によってすぐに調味料が無くなってしまう。従って、こまめに補充しなければならず、補充を怠ると、顧客サービスの低下に繋がる。
容器の直径を大きくすれば、各収容室の容積が大きくなるため、上記問題は解決する。しかし、容器をテーブルに載置したとき、テーブル上における容器の専有面積が増大するため、テーブル上における顧客の飲食スペースが小さくなってしまうという問題が生じる。また、直径の大きな容器は、掴み難く、取扱性がよいとは言えない。なお、容器内部の仕切壁の数を減らせば各収容室の容積が大きくなるため、上記問題は解決するが、調味料の種類の減少を招くため、多様化する顧客の好みに対応できない。
以上の事情を考慮して創案された本考案の目的は、複数種類の調味料を容量を減少させることなく収容できると共に、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れを提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本考案によれば、開口部と底部を有する容器本体と、容器本体の内部に開口部から底部に向かって形成された仕切壁と、仕切壁によって容器本体の内部に形成された複数の収容室と、容器本体の開口部を覆うキャップと、キャップに各収容室と夫々連通して形成された複数の取出口と、取出口を夫々開閉する蓋とを備えた調味料容器を二個備え、これら調味料容器の底部同士を対向させて連結し、各収容室に液体または粉粒体の調味料を収容するようにした、ことを特徴とする調味料入れが提供される。
本考案に係る調味料入れにおいては、キャップに、各収容室と夫々連通する空気孔が、取出口よりも容器本体の中心側に位置して形成され、蓋が、ヒンジを介してキャップに取り付けられ、取出口および空気孔を覆う閉姿勢と取出口および空気孔を開放する開姿勢とに回動自在であり、蓋に、閉姿勢となったとき、空気孔を塞ぐ空気孔プラグと取出口を塞ぐ取出口プラグとが突設されていてもよい。
本考案に係る調味料入れにおいては、蓋に係合部を設けると共に、キャップに被係合部を設け、係合部が被係合部に係合することで蓋が閉姿勢に保持されるものであってもよい。
本考案に係る調味料入れによれば、開口部と底部を有する容器本体の内部を、開口部から底部に向かって形成された仕切壁で複数の収容室に仕切り、開口部を覆って装着されたキャップに各収容室毎に取出口を形成し、各取出口を夫々開閉する蓋を備えた調味料容器を二個備え、これら調味料容器の底部同士が対向するように連結された構造であるので、調味料容器が180度向きを異ならせて上下二段に積層された状態となる。この構成により、複数種類の調味料を容量を減少させることなく収容できると共に、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れを実現できる。
以下に添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本考案に直接関係のない要素は図示を省略する。
(調味料入れ1の概要)
図1に示すように、本考案の一実施形態に係る調味料入れ1は、開口部2と底部3を有する容器本体4と、容器本体4の内部に開口部2から底部3に向かって形成された仕切壁5と、仕切壁5によって容器本体4の内部に形成された複数の収容室6と、容器本体4の開口部2を覆うキャップ7と、キャップ7に各収容室6と夫々連通して形成された複数の取出口8と、取出口8を夫々開閉する蓋9とを備えた調味料容器10を二個備え、これら調味料容器10の底部3同士を対向させて連結して構成されている。すなわち、この調味料入れ1は、調味料容器10が180度向きを異ならせて底部3同士が連結され、上下二段に積層された構成となっている。各収容室6には、液体の調味料(醤油、ラー油、酢等)、または粉粒体の調味料(塩、胡椒、七味唐辛子等)が収容される。
図1に示すように、本考案の一実施形態に係る調味料入れ1は、開口部2と底部3を有する容器本体4と、容器本体4の内部に開口部2から底部3に向かって形成された仕切壁5と、仕切壁5によって容器本体4の内部に形成された複数の収容室6と、容器本体4の開口部2を覆うキャップ7と、キャップ7に各収容室6と夫々連通して形成された複数の取出口8と、取出口8を夫々開閉する蓋9とを備えた調味料容器10を二個備え、これら調味料容器10の底部3同士を対向させて連結して構成されている。すなわち、この調味料入れ1は、調味料容器10が180度向きを異ならせて底部3同士が連結され、上下二段に積層された構成となっている。各収容室6には、液体の調味料(醤油、ラー油、酢等)、または粉粒体の調味料(塩、胡椒、七味唐辛子等)が収容される。
(容器本体4)
図1に示すように、容器本体4は、ガラス、プラスチック、陶磁器質等の材質から有底円筒状に形成され、一端に開口部2を有し、他端に底部3を有する。容器本体4は、内部の調味料が見えるように、透明であってもよい。
図1に示すように、容器本体4は、ガラス、プラスチック、陶磁器質等の材質から有底円筒状に形成され、一端に開口部2を有し、他端に底部3を有する。容器本体4は、内部の調味料が見えるように、透明であってもよい。
(仕切壁5、収容室6)
図1に示すように、容器本体4の内部には、開口部2から底部3に向かって仕切壁5が設けられており、仕切壁5によって容器本体4の内部が複数の収容室6に区切られている。仕切壁5は、本実施形態においては、円筒状の容器本体4の内部に周方向に120度間隔で3枚設けられ、容器本体4の内部が3つの収容室6に区切られているが、1枚の仕切壁5で容器本体4の内部を2つの収容室6に区切ってもよく、仕切壁5を4枚以上として収容室6を4つ以上としてもよい。また、仕切壁5の間隔を周方向に不等間隔として、各収容室6の容積を異ならせてもよい。仕切壁5は、容器本体4と同様の材質が用いられ、壁5の反対側の調味料が見えるように、透明であってもよい。
図1に示すように、容器本体4の内部には、開口部2から底部3に向かって仕切壁5が設けられており、仕切壁5によって容器本体4の内部が複数の収容室6に区切られている。仕切壁5は、本実施形態においては、円筒状の容器本体4の内部に周方向に120度間隔で3枚設けられ、容器本体4の内部が3つの収容室6に区切られているが、1枚の仕切壁5で容器本体4の内部を2つの収容室6に区切ってもよく、仕切壁5を4枚以上として収容室6を4つ以上としてもよい。また、仕切壁5の間隔を周方向に不等間隔として、各収容室6の容積を異ならせてもよい。仕切壁5は、容器本体4と同様の材質が用いられ、壁5の反対側の調味料が見えるように、透明であってもよい。
(キャップ7)
図2(b)、図3(b)に示すように、容器本体4の開口部2には、キャップ7が装着されている。キャップ7は、容器本体4の開口部2を覆う円板部7aと、円板部7aの外周縁に沿って形成された円筒部7bとを有し、円筒部7bの内周面に雌ネジが形成されている。一方、容器本体4の開口部2の外周面には、雄ネジが形成されている。雄ネジに雌ネジが螺合されることで、キャップ7が容器本体4の開口部2に取り付けられ、雌ネジが雄ネジから緩められることで、キャップ7が容器本体4から取り外される。なお、容器本体4の開口部2の頂部が突き当たるキャップ7の円板部7aの裏面に、ゴム等の弾性材からなるリング状のシールを設けてもよい。キャップ7は、プラスチック等の樹脂から成る。
図2(b)、図3(b)に示すように、容器本体4の開口部2には、キャップ7が装着されている。キャップ7は、容器本体4の開口部2を覆う円板部7aと、円板部7aの外周縁に沿って形成された円筒部7bとを有し、円筒部7bの内周面に雌ネジが形成されている。一方、容器本体4の開口部2の外周面には、雄ネジが形成されている。雄ネジに雌ネジが螺合されることで、キャップ7が容器本体4の開口部2に取り付けられ、雌ネジが雄ネジから緩められることで、キャップ7が容器本体4から取り外される。なお、容器本体4の開口部2の頂部が突き当たるキャップ7の円板部7aの裏面に、ゴム等の弾性材からなるリング状のシールを設けてもよい。キャップ7は、プラスチック等の樹脂から成る。
(取出口8、空気孔11)
図1、図2に示すように、キャップ7の円板部7aには、各収容室6と夫々連通するようにして、取出口8が夫々形成されている。使用者(飲食店の顧客)が容器本体4を掴んで所望の取出口8を下方に傾けることで、その取出口8から収容室6内の所望の調味料(液体、粉粒体)が重力の作用によって放出される。
図1、図2に示すように、キャップ7の円板部7aには、各収容室6と夫々連通するようにして、取出口8が夫々形成されている。使用者(飲食店の顧客)が容器本体4を掴んで所望の取出口8を下方に傾けることで、その取出口8から収容室6内の所望の調味料(液体、粉粒体)が重力の作用によって放出される。
このとき、取出口8が調味料(特に液体)によって塞がれると、収容室6の内部が謂わば真空状態(大気圧以下)となって調味料が取出口8から放出され難くなるので、キャップ7の円板部7aには、各取出口8よりも容器本体4の中心側に位置して、各収容室6と夫々連通する空気孔11が夫々形成されている。使用者が容器本体4を掴んで傾けたとき、空気孔11によって収容室6の内外が連通するため、収容室6の内部が謂わば真空状態となることを防止でき、調味料を取出口8から適切に放出できる。なお、取出口8の形状は、各収容室6から放出される調味料(液体、粉粒体)の種類に応じて、図1に示す円孔状の他、楕円孔状、スリット状、編み目状など、各収容室6ごとに異ならせてもよい。
(蓋9)
図1、図2に示すように、キャップ7には、各取出口8および空気孔11をセットで開閉するための蓋9が、各収容室6毎に設けられている。蓋7は、ヒンジ12を介してキャップ7の円板部7aに取り付けられており、図2に示すように、取出口8および空気孔11を覆う閉姿勢と、図3に示すように、取出口8および空気孔11を開放する開姿勢とに、回動自在となっている。蓋9は、閉姿勢のときキャップ7の円板部7aに着座し、開姿勢のときヒンジ12によって傾斜した状態に保持される。
図1、図2に示すように、キャップ7には、各取出口8および空気孔11をセットで開閉するための蓋9が、各収容室6毎に設けられている。蓋7は、ヒンジ12を介してキャップ7の円板部7aに取り付けられており、図2に示すように、取出口8および空気孔11を覆う閉姿勢と、図3に示すように、取出口8および空気孔11を開放する開姿勢とに、回動自在となっている。蓋9は、閉姿勢のときキャップ7の円板部7aに着座し、開姿勢のときヒンジ12によって傾斜した状態に保持される。
(取出口プラグ13、空気孔プラグ14)
図1〜図3に示すように、蓋9の裏面には、蓋9が閉姿勢となったとき、取出口8を塞ぐ取出口プラグ13と、空気孔11を塞ぐ空気孔プラグ14とが、突設されている。取出口プラグ13および空気孔プラグ14は、取出口8および空気孔11が形成されたキャップ7(円板部7a)よりも軟らかい材質(ゴム、樹脂等)から成り、蓋9が閉姿勢となったとき、取出口8および空気孔11に圧入されて弾性変形して各孔に嵌り、調味料の漏れを防止するシールとして機能する。
図1〜図3に示すように、蓋9の裏面には、蓋9が閉姿勢となったとき、取出口8を塞ぐ取出口プラグ13と、空気孔11を塞ぐ空気孔プラグ14とが、突設されている。取出口プラグ13および空気孔プラグ14は、取出口8および空気孔11が形成されたキャップ7(円板部7a)よりも軟らかい材質(ゴム、樹脂等)から成り、蓋9が閉姿勢となったとき、取出口8および空気孔11に圧入されて弾性変形して各孔に嵌り、調味料の漏れを防止するシールとして機能する。
なお、取出口プラグ13および空気孔プラグ14は、本実施形態では、図2(b)に示すように、取出口8および空気孔11の深さ(キャップ7の円板部7aの厚さ)よりも低く形成されているが、取出口8および空気孔11を貫通するように高く形成してもよい。これにより、蓋9の開閉に伴って取出口プラグ13および空気孔プラグ14が取出口8および空気孔11に貫通して挿抜され、取出口8および空気孔11に調味料(特に液体調味料)が残留して乾燥することによる詰まりを防止できる。
(係合部15、被係合部16)
図1、図3(a)、図4(b)に示すように、蓋9には係合部15が設けられ、キャップ9には係合部15が係合離脱する被係合部16が設けられており、係合部15が被係合部16に係合することで蓋9が閉姿勢に保持されるようになっている。なお、図1においては、作図の都合上、係合部15および被係合部16は、上部手前の一組のみ表示している。係合部15は、図1、図3(a)に示すように、蓋9の外縁に階段状に形成された凹部からなる。一方、被係合部16は、図4(b)に示すように、キャップ7の円板部7aの外縁に立設された柱部16aと、柱部16aから内方に延出して形成され凹部(係合部15)に係脱する爪部16bと、柱部16aから外方に延出して形成された操作部16cとを有し、キャップ7と同材質で一体的に形成されている。
図1、図3(a)、図4(b)に示すように、蓋9には係合部15が設けられ、キャップ9には係合部15が係合離脱する被係合部16が設けられており、係合部15が被係合部16に係合することで蓋9が閉姿勢に保持されるようになっている。なお、図1においては、作図の都合上、係合部15および被係合部16は、上部手前の一組のみ表示している。係合部15は、図1、図3(a)に示すように、蓋9の外縁に階段状に形成された凹部からなる。一方、被係合部16は、図4(b)に示すように、キャップ7の円板部7aの外縁に立設された柱部16aと、柱部16aから内方に延出して形成され凹部(係合部15)に係脱する爪部16bと、柱部16aから外方に延出して形成された操作部16cとを有し、キャップ7と同材質で一体的に形成されている。
蓋9を開くときには、操作部16cに図4(b)に一点鎖線で示す矢印の方向の力を加える。すると、柱部16aが外方に撓み、爪部16bが凹部(係合部15)から離脱し、蓋9の開きが許容される。その後、開いた蓋9を閉じると、蓋9の凹部(係合部15)にキャップ7の爪部16cが係合し、蓋9が閉じた状態に保持される。このとき、図2(b)に示すように、蓋9に突設した取出口プラグ13および空気孔プラグ14が、キャップ7に形成した取出口8および空気孔11に圧入されるので、これも蓋9の閉保持に寄与する。
(作用・効果)
図1に示すように、本実施形態に係る調味料入れ1は、開口部2と底部3を有する容器本体4の内部を、開口部2から底部3に向かって形成された仕切壁5で複数の収容室6に仕切り、開口部2を覆って装着されたキャップ7に各収容室6毎に取出口8を形成し、各取出口8を夫々開閉する蓋9を備えた調味料容器10を二個備え、これら調味料容器10の底部3同士が対向するように連結された構造であるので、調味料容器10が180度向きを異ならせて上下二段に積層された状態となる。この構成により、複数種類の調味料を容量を減少させることなく収容できると共に、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れを実現できる。
図1に示すように、本実施形態に係る調味料入れ1は、開口部2と底部3を有する容器本体4の内部を、開口部2から底部3に向かって形成された仕切壁5で複数の収容室6に仕切り、開口部2を覆って装着されたキャップ7に各収容室6毎に取出口8を形成し、各取出口8を夫々開閉する蓋9を備えた調味料容器10を二個備え、これら調味料容器10の底部3同士が対向するように連結された構造であるので、調味料容器10が180度向きを異ならせて上下二段に積層された状態となる。この構成により、複数種類の調味料を容量を減少させることなく収容できると共に、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れを実現できる。
すなわち、この調味料入れ1は、上述した二個の調味料容器10が180度向きを異ならせて上下二段に積層された構造なので、仕切壁5の数を増やすことなく収容室6の数を増やすことができ、仕切壁5の数を増やすことによる収容室6の容積の低下を回避しつつ、収容室6の数を増やすことができる。よって、各収容室6に収容される調味料の種類を増やして多様化する顧客の好みに対応しつつ、各収容室6の容積を拡大して調味料を補充する期間を延ばすことができる。
また、二個の調味料容器10が180度向きを異ならせて上下二段に積層された構造なので、容器10の直径を大きくすることなく、収容室6の数の増加と収容室6の容積の拡大を両立して調味料の種類を増やして容量を拡大でき、テーブル上に載置された際の専有面積が小さいコンパクトな調味料入れ1を実現できる。また、容器10の直径を大きくする必要がないので、掴み易く、取扱性に優れる。
図2、図3に示すように、蓋9が閉じられたとき、蓋9に突設された取出口プラグ13と空気孔プラグ14が、夫々、キャップ7に形成された取出口8と空気孔11に押し込まれ、弾性変形して圧入される。これにより、取出口プラグ13と空気孔プラグ14がシールとして機能し、調味料の漏れを防止できる。例えば、図1において、上下二段に積層された調味料容器10のうち、下側の調味料容器10の収容室6に液体の調味料(醤油、ラー油、酢等)を収容した場合、取出口8および空気孔11から液体調味料が漏れる事態が懸念されるが、上述したように、取出口8および空気孔11に圧入される取出口プラグ13と空気孔プラグ14がシールとして機能することで、漏れを防止できる。
図4に示すように、蓋9が閉じられたとき、蓋9に設けられた係合部(凹部)15がキャップ7に設けられた被係合部16(爪部16b)に係合し、蓋9が閉姿勢に保持される。こうして、係合部15が被係合部16に係合することに加えて、取出口プラグ13および空気孔プラグ14が取出口8および空気孔11に圧入されることで、蓋9が閉姿勢に保持される。よって、調味料入れ1の使用者(ラーメン店等の顧客)の意に反して蓋9が開いてしまう事態を防止でき、調味料が誤って放出される事態を防止できる。例えば、図1において、下側の調味料容器10の収容室6に液体の調味料を収容した場合、蓋9が誤って開くと、液体調味料が漏れ出てしまうが、操作部16cに力を加えない限り蓋9が開くことはないため、蓋9が閉姿勢に保持され、漏れを防止できる。
以上、添付図面を参照しつつ本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、実用新案登録請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本考案の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本考案は、複数の異なった種類の液体または粉粒体の調味料を収容でき、コンパクト化を図った調味料入れに利用できる。
1 調味料入れ
2 開口部
3 底部
4 容器本体
5 仕切壁
6 収容室
7 キャップ
8 取出口
9 蓋
10 調味料容器
11 空気孔
12 ヒンジ
13 取出口プラグ
14 空気孔プラグ
15 係合部
16 被係合部
2 開口部
3 底部
4 容器本体
5 仕切壁
6 収容室
7 キャップ
8 取出口
9 蓋
10 調味料容器
11 空気孔
12 ヒンジ
13 取出口プラグ
14 空気孔プラグ
15 係合部
16 被係合部
Claims (3)
- 開口部と底部を有する容器本体と、
該容器本体の内部に前記開口部から前記底部に向かって形成された仕切壁と、
該仕切壁によって前記容器本体の内部に形成された複数の収容室と、
前記容器本体の開口部を覆うキャップと、
該キャップに各収容室と夫々連通して形成された複数の取出口と、
該取出口を夫々開閉する蓋とを備えた調味料容器を二個備え、
これら調味料容器の底部同士を対向させて連結し、
各収容室に液体または粉粒体の調味料を収容するようにした、
ことを特徴とする調味料入れ。 - 前記キャップに、各収容室と夫々連通する空気孔が、前記取出口よりも前記容器本体の中心側に位置して形成され、
前記蓋が、ヒンジを介して前記キャップに取り付けられ、前記取出口および空気孔を覆う閉姿勢と前記取出口および空気孔を開放する開姿勢とに回動自在であり、
前記蓋に、閉姿勢となったとき、前記空気孔を塞ぐ空気孔プラグと前記取出口を塞ぐ取出口プラグとが突設された、
ことを特徴とする請求項1に記載の調味料入れ。 - 前記蓋に係合部を設けると共に、前記キャップに被係合部を設け、
前記係合部が前記被係合部に係合することで前記蓋が閉姿勢に保持される、
ことを特徴とする請求項2に記載の調味料入れ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111928117A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-13 | 森诺科技有限公司 | 一种天然气管道积液去除方法和泡排剂注入设备 |
JP2022057433A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 株式会社吉野工業所 | 振り出し容器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7412314B2 (ja) | 2020-09-30 | 2024-01-12 | 株式会社吉野工業所 | 振り出し容器 |
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