JP2002017434A - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP2002017434A
JP2002017434A JP2000203789A JP2000203789A JP2002017434A JP 2002017434 A JP2002017434 A JP 2002017434A JP 2000203789 A JP2000203789 A JP 2000203789A JP 2000203789 A JP2000203789 A JP 2000203789A JP 2002017434 A JP2002017434 A JP 2002017434A
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rotating
fixed
spout
container
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Pending
Application number
JP2000203789A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
健二 小川
Yukio Wada
幸夫 和田
Kazuyo Torii
和代 鳥居
Yasuo Kiuchi
康雄 木内
Megumi Kuwazaki
めぐ美 鍬崎
Masayuki Sekine
正行 関根
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Yoshida Industry Co Ltd
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Yoshida Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の収容物を分けた状態で収納でき、
かつ全て同時にあるいは1種類ずつ選択的に取り出すこ
とができる収納容器を提供する。 【解決手段】 容器本体10と、これに固定的に嵌着さ
れる固定中皿11と、これに相対回転自在に嵌着される
回転中皿12とを備える。容器本体の収納部16内を、
放射状に配置した仕切り壁21,21a,21bによっ
て3つの分割室22,22a,22bに画成する。固定
中皿の底面22に、各分割室にそれぞれ個々に連通する
3つの連通窓29,29a,29bを形成する。回転中
皿の底面31に、各連通窓にそれぞれ対応した位置に3
つの第1注出口33,33a,33bを形成するととも
に、第1注出口33から所定の中心角θをずらせた位置
に1つの第2注出口34を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の収容物
を分けて収納して、それら複数の収容物を同時に、また
は単一の収容物のみを選択的に取り出すことができる収
納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧料容器は化粧料を収納して
携帯容易となっており、外出先で簡単に化粧をすること
ができるようになっている。このような化粧料容器は、
通常1つの容器に対して1種類の化粧料が収納されてお
り、従って、複数種類の化粧料を混ぜて用いる場合には
複数の化粧料容器を携帯する必要がある。殊に、固形状
化粧料では1つの化粧料容器内に複数種類を収納したも
のがあるが、パウダーなどの粉状化粧料では複数種類を
1つの化粧料容器に収納した場合に、容器を傾けること
により粉状化粧料が移動して簡単に混ざり合い、単一種
類での使用ができなくなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複数種類の粉
状化粧料を用いる場合に、これら複数の粉状化粧料が混
ざり合わないように1つの容器に収納し、その使用時に
は複数を混ぜ合わせて使用したり、単一で使用したりす
ることができる化粧料容器が望まれるが、このような化
粧料容器は従来存在しなかった。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、複数種類の収容物を分けた状態で収
納でき、かつ全て同時にあるいは1種類ずつ選択的に取
り出すことができる収納容器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の収納容器は、円形開口部を有する収納部を
該円形開口部の中心部から放射状に配置される複数の仕
切り壁で仕切ることで、複数の分割室が画成された容器
本体と、上記分割室それぞれに個別に連通する複数の連
通窓が形成され、上記収納部を覆って上記円形開口部に
固定される固定中皿と、上記連通窓それぞれに対応させ
て形成された複数の第1注出口およびこれら第1注出口
から上記円形開口部の周方向に間隔を隔てて形成された
1つの第2注出口を有し、上記円形開口部の中心部を回
転中心として上記固定中皿に対して相対回転自在に設け
られた回転中皿とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、上記固定中皿の各連通窓を個別に取
り囲んで上記回転中皿に向かって突設され、当該回転中
皿に当接されてこれら連通窓相互を仕切る仕切りリブ
と、上記固定中皿に上記連通窓を囲繞して上記回転中皿
に向かって突設され、当該第1抽出口および第2抽出口
の周縁に当接されてこれら注出口周囲をシールする隆起
部分とを備えたことを特徴とする。
【0007】更に、上記回転中皿の回転中心と上記固定
中皿との間に設けられ、該回転中皿を該固定中皿に係止
する係止部を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図6は本発明に
かかる収納容器の一実施形態を示し、図1は分解斜視
図、図2は組み付け状態にある容器全体の断面正面図、
図3は図2中のA部拡大断面図、図4は第1注出口の連
通状態を示す平面図、図5は第2注出口の連通状態を示
す平面図、図6は第1注出口および第2注出口の閉塞状
態を示す平面図である。
【0009】本実施形態の収納容器1は基本的には、円
形開口部17を有する収納部16を、円形開口部17の
中心部から放射状に配置される複数の仕切り壁21,2
1a,21bで仕切ることで、複数の分割室22,22
a,22bが画成された容器本体10と、分割室22,
22a,22bそれぞれに個別に連通する複数の連通窓
29,29a,29bが形成され、収納部16を覆って
円形開口部17に固定される固定中皿11と、連通窓2
9,29a,29bそれぞれに対応させて形成された複
数の第1注出口33,33a,33bおよびこれら第1
注出口33,33a,33bから円形開口部17の周方
向に間隔を隔てて形成された1つの第2注出口34を有
し、円形開口部17の中心部を回転中心として固定中皿
11に対して相対回転自在に設けられた回転中皿12と
を備えて構成されるとともに、固定中皿11の各連通窓
29,29a,29bを個別に取り囲んで回転中皿12
に向かって突設され、当該回転中皿12に当接されてこ
れら連通窓29,29a,29b相互を仕切る仕切りリ
ブ35と、固定中皿11に連通窓29,29a,29b
を囲繞して回転中皿12に向かって突設され、第1抽出
口33,33a,33bおよび第2抽出口34の周縁に
当接されてこれら注出口33,33a,33b,34周
囲をシールする隆起部分39とを備え、更に、回転中皿
12の回転中心と固定中皿11との間に設けられて、回
転中皿12を固定中皿11に係止する係止部としての連
結軸37および取付穴38を備えて構成される。
【0010】本実施形態の収納容器を以下に説明するに
あたって、この収納容器を化粧料容器1として構成した
場合を例にとって示す。即ち、該化粧料容器1は図1,
図2に示すように容器本体10と、該容器本体10に固
定的に嵌着される固定中皿11と、該固定中皿11に相
対回転自在に嵌着される回転中皿12と、該回転中皿1
2を覆って上記容器本体10に螺合されるキャップ13
との各構成部品を備えて構成される。これら構成部品は
合成樹脂により成形されたもので、それらのうち少なく
とも固定中皿11および回転中皿12は透明または半透
明に形成される。勿論、容器本体10およびキャップ1
3も同様に、透明または半透明で形成することができ
る。
【0011】上記容器本体10は、底面14および環状
の外周壁15からなる深底皿状に形成され、該外周壁1
5はその内周面が底面14に対して垂直に形成されると
ともに、外周面が底面14方向に除々に厚肉となるテー
パ状に形成される。該外周壁15の内側は粉状化粧料で
あるパウダーの収納部16となり、かつその上端部は該
収納部16に連なる円形開口部17となり、その外周に
は上記キャップ13を螺着するための雄ねじ部18が形
成されるとともに、その雄ねじ部18の更に上端部外周
には環状の係合溝19が形成されている。
【0012】上記底面14には上記円形開口部17の中
心部に対応する位置から小径筒状の支柱20が立設され
るとともに、上記収納部16内には、図4中破線に示す
ように該支柱20を中心として放射状に配置される3枚
の仕切り壁21,21a,21bによって、3つの分割
室22,22a,22bが画成される。このとき、3枚
の仕切り壁21,21a,21bは収納部16内を3等
分するように、相互に120°の中心角をもって形成さ
れている。そして、これら各分割室22,22a,22
bにはそれぞれ異なった色の図外のパウダーが収納され
る。また、上記支柱20および上記各仕切り壁21,2
1a,21bの上端は同一高さに形成されるとともに、
それら上端と上記円形開口部17との間には上記固定中
皿11を収納するための高低差hが設定される。
【0013】上記固定中皿11は、底面23および周壁
24を備えて上記円形開口部17に沿った円形皿状を成
し、その周壁24は上記容器本体10の外周壁15の内
周に密接嵌合される。上記周壁24の上端外周部には僅
かに突出する鍔部24aが形成され、この鍔部24aは
上記円形開口部17の内周部に形成された拡径部25に
嵌合される。このとき、該拡径部25に形成された凹所
26に、上記鍔部24a下の周壁24の外側に突設され
た凸部27が係合されて、固定中皿11が回転方向に回
り止めされる。また、上記底面23の下面23aには、
前記仕切り壁21,21a,21bに沿って溝28が形
成され、該溝28がこれら仕切り壁21,21a,21
bの上端部に嵌合されることにより、各分割室22,2
2a,22b相互間の密封性が高められる。
【0014】前記固定中皿11の底面23には、図4に
も示すように上記各分割室22,22a,22bにそれ
ぞれ個々に連通する3つの連通窓29,29a,29b
が形成される。これら連通窓29,29a,29bは、
4個の小円開口30を上記円形開口部17の中心部を中
心として放射状に配置することにより構成され、それぞ
れの連通窓29,29a,29bは120°づつの中心
角をもって配置される。このとき、本実施形態では図4
に示したように各連通窓29,29a,29bが、各分
割室22,22a,22bの片側に寄った位置に配置さ
れる。
【0015】上記回転中皿12は、上記固定中皿11と
同様に底面31および周壁32を備えた円形皿状を成
し、その周壁32は該固定中皿11の周壁24内周に回
転自在に密接嵌合される。該周壁32の上端部には外方
に向かってチャンネル状に延設される鍔部32aが形成
され、その下端縁32bが径方向内方に折曲されて上記
容器本体10の係合溝19に回転自在に係合される。従
って、該鍔部32aは、固定中皿11の周壁24の上端
部を覆って容器本体10の円形開口部17まで達し、こ
の鍔部32aの下端縁32bによって固定中皿11およ
び回転中皿12が容器本体10に対して抜止めされる。
【0016】上記回転中皿12の底面31には、上記各
連通窓29,29a,29bにそれぞれ対応した位置に
形成される3つの第1注出口33,33a,33bと、
それら各第1注出口33,33a,33bの1つ、本実
施形態では第1注出口33から所定の中心角θをずらせ
た位置に形成される1つの第2注出口34とが設けられ
る。これら第1注出口33,33a,33bおよび第2
注出口34は、上記連通窓29,29a,29bをそれ
ぞれ構成する4個の小円開口30を包含するように長円
形に形成されるとともに、底面31の中心部を中心とし
て放射状に配置される。
【0017】上記回転中皿12が上記固定中皿11に嵌
着された際、回転中皿12の底面31の下面31aは固
定中皿11の底面23の上面23bに当接されるが、本
実施形態では図3に示したように固定中皿11の底面2
3の上面23bに仕切りリブ35および隆起部分39を
突設することにより、両底面23,31間の密閉性およ
び各連通窓29,29a,29bと各抽出口33,33
a,33b,34との間のシール性を向上するようにな
っている。
【0018】即ち、上記仕切りリブ35は上記各連通窓
29,29a,29bを相互に分離するように僅かの突
出量をもって線状に形成されたもので、図4中破線で示
すように上記連通窓29,29a,29b形成部分の内
側および外側を囲う小円部分35aおよび大円部分35
bと、各連通窓29,29a,29b間に配置される放
射部分35cとによって構成され、図3に示したように
それぞれ回転中皿12の底面31の下面31aに当接さ
れるようになっている。
【0019】また、固定中皿11の底面23には、第1
注出口33,33a,33bおよび第2注出口34の周
縁を包囲する範囲で回転中皿12に向かって、隆起部分
39が形成される(図4〜図6には図示せず)。この隆
起部分39は、これら注出口33,33a,33b,3
4と連通窓29,29a,29bとが連通している状態
で、これら抽出口33,33a,33b,34周縁に密
接して、注出時における連通窓29,29a,29b周
りのシール性を確保するようになっている。そしてまた
これら隆起部分39は、注出口33,33a,33b,
34と連通窓29,29a,29bとが連通されていな
いときには、回転中皿12と固定中皿11との間の仕切
りリブ35分の隙間に納まるようになっている。
【0020】また、上記回転中皿12の底面31の中心
部には、図2に示したように固定中皿11に向かって連
結軸37が突設され、該連結軸37を介して固定中皿1
1の底面23と回転中皿12の底面31のそれぞれの中
心部間が、互いに近接方向に引き寄せられた状態で相対
回転自在に軸着される。
【0021】即ち、上記連結軸37は図3に示すように
先端部にテーパ状の係合部37aが形成されるととも
に、この係合部37aは中心穴37bによって復元自在
に縮径可能となっている。一方、固定中皿11の底面2
3の中心部には、連結軸37と略同径の取付穴38が形
成されており、この取付穴38に上記連結軸37を差し
込むことにより、係合部37aが縮径されつつ挿入され
て、これが貫通した時点で拡径して取付穴38下面に係
止される。このとき、取付穴38に嵌合される部分の連
結軸37の長さは、固定中皿11の底面23の肉厚と略
等しくなるように形成されて、この底面23と回転中皿
12の底面31とが近接状態を保持できるようになって
いる。また、この係止状態では上記係合部37aは支柱
20の中空部内に遊挿されるようになっている。
【0022】ところで、上記回転中皿12は、第1注出
口33,33a,33bまたは第2注出口34から取り
出したパウダーをその内部で混ぜ合わせるのに十分な深
さd(図1参照)となるように周壁32の高さが決定さ
れる。
【0023】上記キャップ13は、天板40と環状の外
周壁41とによって断面逆U状に形成され、外周壁41
の内周に形成された雌ねじ部42が上記容器本体10の
雄ねじ部18に螺合されて閉止されるようになってい
る。また、外周壁41はこれの外周面が容器本体10の
外周壁15とは逆のテーパ状となるように、天板40側
が除々に厚肉形成される。また、天板40の下面40a
には、上記回転中皿12の鍔部32aに対応する位置に
環状の凸部43が形成され、図2に示したようにキャッ
プ40を閉止した状態で該凸部43が該鍔部32aに圧
接して、携帯時に回転中皿12および固定中皿11が自
由に回転してしまうことを防止するようになっている。
そして、このようにキャップ13を閉止した状態では、
同図に示すように回転中皿12と上記天板40との間に
空間部Sが設けられ、この空間部Sにパフ44が収納さ
れるようになっている。
【0024】以上の構成により本実施形態の化粧料容器
1は、各分割室22,22a,22bにそれぞれ異なる
色のパウダーを収納しておき、その使用時にはキャップ
13を取り外して回転中皿12を回転し、第1注出口3
3,33a,33bまたは第2注出口34を固定中皿1
1の連通窓29,29a,29bに合致させることによ
り、その合致させた部分からパウダーを取り出すことが
できる。即ち、この取り出し態様は大別して次の2通り
があり、まず1つは図4に示すように第1注出口33,
33a,33b全てを連通窓29,29a,29bに合
致させる全色取り出しの態様であり、他の1つは図5に
示すように第2注出口34を連通窓29,29a,29
bの1つに合致させる単一色取り出しの態様である。
【0025】即ち、全色取り出しの態様では、連通窓2
9,29a,29bと第1注出口33,33a,33b
とが、120°の回転角毎に合致して相互に連通するこ
とを利用する。そして、パフ44で回転中皿12を押さ
えて容器本体10を逆さまにすることにより、各連通窓
29,29a,29bに対応した全ての分割室22,2
2a,22b内のパウダーが、第1注出口33,33
a,33bから抽出され、その後容器本体10を元に戻
すとともに回転中皿12を回して第1注出口33,33
a,33bを連通窓29,29a,29bから位置ずれ
させることにより、この回転中皿12内に化粧料をいっ
たん溜めることができる。このときの取り出し量は第1
注出口33,33a,33bと連通窓29,29a,2
9bとの連通面積を変化させることで調節できる。そし
て、回転中皿12に溜められた全色のパウダーをパフ4
4で混ぜ合わせて使用する。この第1注出口33,33
a,33bからの注出時は、第2注出口34は固定中皿
11によって閉止されている。
【0026】また、単一色取り出しの態様では、回転中
皿12を回転して第2注出口34を、使用しようとする
色のパウダーが収納された分割室22,22a,22b
に対応したいずれか1つの連通窓29,29a,29b
に合致させることにより、その合致させた連通窓から目
的のカラーのパウダーを取り出すことができる。この場
合にあっても、取り出した単一のパウダーを回転中皿1
2内に一旦溜めて、これをパフ44ですくい取って使用
してもよい。このとき、第1注出口33,33a,33
bはいずれの連通窓29,29a,29bにも連通され
ることなく、固定中皿11によって閉止されている。
【0027】ところで、このように回転中皿12を回転
して分割室22,22a,22b内に収納されたパウダ
ーの色を選択するのであるが、本実施形態では少なくと
も固定中皿11および回転中皿12が透明または半透明
の合成樹脂で形成されているため、回転中皿12の上方
からパウダーの色を容易に識別することができる。ま
た、容器本体10およびキャップ13も同様に透明また
は半透明として形成することにより、キャップ13を外
すことなく収納されているパウダー色や残量を確認する
ことができる。
【0028】そして、化粧を終えたときは回転中皿12
を回転して、図6に示すように第1注出口33,33
a,33bおよび第2注出口34のいずれもが連通窓2
9,29a,29bから外れた位置となるようにする。
この状態では、第1注出口33,33a,33bおよび
第2注出口34は固定中皿11によって閉止されるた
め、パウダーのこぼれが防止される。
【0029】また、上記固定中皿11の底面23と上記
回転中皿12の底面31とは相対回転されるため、その
両者間の隙間に異なる色のパウダーが侵入して混ざり合
ってしまうおそれがあるが、本実施形態では固定中皿1
1の底面23の上面23bに突設した仕切りリブ35に
よって連通窓29,29a,29b間が確実にシールさ
れるとともに、固定中皿11の底面23に突設した隆起
部分39によって第1注出口33,33a,33bおよ
び上記第2注出口34の周縁部が確実にシールされるた
め、上述したようなパウダーの混ざり合いを防止するこ
とができる。
【0030】更に、上記固定中皿11の底面23と上記
回転中皿12の底面31のそれぞれの中心部が、連結軸
37を介して互いに接近する方向に引き寄せられた状態
で相対回転自在に軸着されるため、合成樹脂によって形
成された上記両底面23,31に歪みが発生した場合に
も、それらの隙間にパウダーが侵入することを防止する
ことができる。
【0031】勿論、本発明の収納容器は化粧料容器1に
限る必要は無く、また、収容物としてもパウダーに限ら
れない。更に、収納部16内の分割数は3つに限ること
なく2つ以上であればよく、勿論この場合は分割室の数
に応じて連通窓および第1注出口の数が設定されること
になる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の収納容器に
あっては、回転中皿に複数の第1注出口と単一の第2注
出口とを形成し、複数の分割室に収納された収容物を取
り出す際に、回転中皿の回転により複数の第1注出口を
固定中皿に形成した複数の連通窓にそれぞれ合致させる
態様と、単一の第2注出口を複数の連通窓の1つに合致
させる態様とを選択できるので、前者の態様では複数種
類の収容物を同時に取り出すことができるとともに、後
者の態様ではいずれか1つの収容物を選択的に取り出す
ことができる。
【0033】また、上記固定中皿に仕切りリブおよび隆
起部分を設けたので、複数の連通窓相互間および第1,
第2注出口の周縁部がシールされて、収容物が固定中皿
と回転中皿との間の隙間で混ざり合ってしまうことを確
実に防止することができる。
【0034】更に、回転中皿の回転中心で当該回転中皿
と固定中皿とを係止したので、これら両中皿の変形によ
り隙間が拡大することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す容器全体の分解斜視
図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す組み付け状態にある
容器全体の断面正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す図2中のA部拡大断
面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す第1注出口の連通状
態の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す第2注出口の連通状
態の平面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す第1注出口および第
2注出口の閉塞状態の平面図である。
【符号の説明】
1 化粧料容器 10 容器本体 11 固定中皿 12 回転中皿 13 キャップ 16 収納部 17 円形開口部 21,21a,21b 仕切り壁 22,22a,22b 分割室 29,29a,29b 連通窓 33,33a,33b 第1注出口 34 第2注出口 35 仕切りリブ 37 連結軸 38 取付穴 39 隆起部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 幸夫 東京都品川区西五反田2丁目2番3号 ポ ーラ化成工業株式会社内 (72)発明者 鳥居 和代 東京都品川区西五反田2丁目2番3号 ポ ーラ化成工業株式会社内 (72)発明者 木内 康雄 東京都品川区西五反田2丁目2番3号 ポ ーラ化成工業株式会社内 (72)発明者 鍬崎 めぐ美 東京都中央区銀座1丁目7番7号 ポーラ デイリーコスメ株式会社内 (72)発明者 関根 正行 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工 業株式会社内 (72)発明者 柚原 幸知 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形開口部を有する収納部を該円形開口
    部の中心部から放射状に配置される複数の仕切り壁で仕
    切ることで、複数の分割室が画成された容器本体と、 上記分割室それぞれに個別に連通する複数の連通窓が形
    成され、上記収納部を覆って上記円形開口部に固定され
    る固定中皿と、 上記連通窓それぞれに対応させて形成された複数の第1
    注出口およびこれら第1注出口から上記円形開口部の周
    方向に間隔を隔てて形成された1つの第2注出口を有
    し、上記円形開口部の中心部を回転中心として上記固定
    中皿に対して相対回転自在に設けられた回転中皿とを備
    えたことを特徴とする収納容器。
  2. 【請求項2】 上記固定中皿の各連通窓を個別に取り囲
    んで上記回転中皿に向かって突設され、当該回転中皿に
    当接されてこれら連通窓相互を仕切る仕切りリブと、上
    記固定中皿に上記連通窓を囲繞して上記回転中皿に向か
    って突設され、当該第1抽出口および第2抽出口の周縁
    に当接されてこれら注出口周囲をシールする隆起部分と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  3. 【請求項3】 上記回転中皿の回転中心と上記固定中皿
    との間に設けられ、該回転中皿を該固定中皿に係止する
    係止部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の収納容器。
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