JP2018175360A - 可動中子を有する広口容器 - Google Patents

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【課題】キャップの着脱が容易で、気密性の高い広口容器を提供する。【解決手段】有底筒状の外容器1と、外容器1の収納部1a内に回動可能に組み付けられる中子2と、外容器1の縁部外周のねじに固定されるキャップ3とを有し、キャップ3を締め込む時に、中子2の縁部がキャップ3と、底部2aが外容器1の収納部1aの底と接して、上下に弾性変形しながらキャップ3と共に回動するようにして、回動に伴う部材の摩擦力が増大したり、キャップ3やパッキン4のねじれ変形により気密性が損なわれるのを防ぐ。【選択図】図2

Description

本発明は、化粧料等を収容保持することのできる、ねじ込み式のキャップを備えた広口容器に関するものである。
ねじ込み式のキャップを有する化粧品料等の容器では、内容物の変質防止等のため、キャップと容器本体の縁部との間の気密を保つことが重要である。
実登第3152177号記載の発明は、化粧品容器の容器本体に着脱可能な小容器を収納した広口容器において、小容器の縁部の外側に下向きの嵌合溝を形成し、裏面にねじを形成して容器本体の縁部のねじに着脱可能としたもので、蓋を締めた時には小容器の縁部の上端が蓋の裏側に当接して容器を密封するというものである。また、気密性の向上のため、蓋の裏側に弾性部材を備えることが記載されている。
特開第2005−144035号記載の発明は、ねじ込み式のキャップと化粧品を収容する中皿を有するレフィル容器において、キャップを締めた時にキャップ裏面に組付け保持された環状のパッキンと中皿縁部の上面が当接して中皿内部を気密にし、さらにキャップの締め過ぎを防ぐ突き当たり片をキャップに設けて、パッキンが弾性範囲を超えて変形しないようにしている。
実登第3152177号 特開2005−144035号
実登第3152177号記載の発明では蓋の裏面に弾性部材を設けることにより気密性を高めるが、蓋の締め込みの圧力により、小容器の縁部が弾性部材を押圧するようにする必要がある。この場合、弾性部材と容器縁部の間に十分な押圧力が生じるまで、両部材の摩擦に抗してキャップを回転させる必要があり、摩擦によるパッキンのねじれ変形や摩耗も問題になる。中子と弾性部材の接触部分で発生する摩擦は気密のためには本来不要なものであり、トルクが摩擦で失われることなく回転軸方向に高い効率で伝わることが望ましい。
特開2005−144035の発明は、容器の気密性向上のため環状のパッキンを用いているが、依然としてキャップと本体を摩擦に抗して摺動させる必要があり、またパッキン及び組み付け構造が複雑となる問題がある。
本発明は、これらの先行技術の課題を解決し、キャップの着脱が容易で、気密性の高い広口容器を提供することを目的とする。
本発明は、有底筒状の外容器と、外容器の収納部内に回動可能に組み付けられる中子と、外容器の縁部外周のねじに固定されるキャップとを有し、キャップを締め込む時に、中子の縁部がキャップの裏面と、底部が外容器の収納部の底と接して、弾性変形しながらキャップと共に回動することを特徴とする広口容器により上記の課題を達成する。キャップを締めこんだ時に中子がキャップと共に回動することにより、キャップ側と本体側の接触面の摺動を防止し、摩擦の発生を防ぐ。
前記キャップは、キャップ本体の天板裏面に回動しないように保持されたパッキンを備えることができる。弾力のあるパッキンを使用することでキャップ側と本体側の密着度が増し、気密性を向上させることができる。パッキンは例えば円板状または環状で、パッキン表面と中子上面との間に十分な摩擦を生じるような性質のものが好ましい。本発明ではキャップの締め込みによるパッキンのねじれが防止されるので、簡易な円板状のパッキンを使用することができる。
本発明はまた、外容器の縁部と中子の縁部との間に環状のアンダーカット結合部が設けられ、アンダーカット結合部の突起よりもアンダーカットの上下幅を大きくしたことにより、外容器内部に組み付けられた中子が、キャップの締め込みに伴って、縁部が小さく沈み込んだ通常の状態から縁部が大きく沈み込んだ状態との間で弾性変形できる構成とすることができる。
この環状のアンダーカット結合部は、突起とアンダーカットの嵌合により脱落を防ぐ仕組みであって、中子と外容器が相互に回動できるように突起とアンダーカットが環状に配置されている。また外容器と中子の嵌合部分は上下方向に遊びが設けられているから、中子の縁部が上下に移動することができる。
中子を外容器に装着した状態では、中子の反発力で縁部が押し上げられアンダーカット結合の突起がアンダーカットの一方の端部に押し付けられた状態にあり、中子が使用中に外容器の中で回転するのを防いでいる。キャップの締め込み時に、パッキンと中子の縁部の間の摩擦力が中子と外容器の間の摩擦力を越えると、中子はキャップ及びパッキンと共に回転し、ねじ部の作用で縁部が下方向に移動する。このとき突起がアンダーカットの前記端部から離れるのでいっそう容易に回転できるようになる。
本発明はまた、中子の縁部上端が外容器の縁部上端を越えて外側に延出した上面部、さらにその外周から下方に延びた筒状部を有し、この筒状部の裏面と外容器の縁部外面との間に前記アンダーカット結合部を設けたものとすることができる。このようにすることで、使用者が外容器に中子を押し込んで中子の縁部をかしめることで容易に着脱することができ、また装着された中子の折返し部が外容器の外側に現れるので、この部分に指をかけて外容器から取り外すことができる。従って中子をリフィルとして交換可能とする場合に適する。
中子の形状は、例えば底部が下側へ向かって張り出した曲面とし、外容器に組み付けた状態においては、中子の底部の中央のみが外容器の収納部の底と接する構成とすることができる。これにより中子と外容器の接触面積が小さくなり、キャップを締めこんだ時に中子が回転しやすくなる。また圧縮力で張り出した曲面部分が変形することにより、縁部が弾力的に上下して、最適な反発力を得ることができる。
さらに中子の底部下側の中央部に小突起を設ければ、中子と外容器底部との間の接触が突起の先端部に限定されるので、いっそう回転が滑らかとなる。
実施例に係る外容器に中子が装着された状態を示す縦断面図 図1の縁部の拡大図 図1の広口容器にさらにキャップが装着された状態を示す縦断面図 図3の縁部の拡大図
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1はキャップを外した状態の容器本体の縦断面図、図2はキャップを装着した状態の容器及びキャップの縦断面図である。
本実施例の広口容器は、外容器1及び中子2からなる容器本体と、キャップ本体3及びパッキン4からなるねじ込み式キャップで構成される化粧料容器である。中子2は化粧料を充填して密閉したリフィルの状態で販売され、使用者が自ら着脱することができる。
外容器1は中子2のための収納部1aを有する有底円筒状の容器で、円筒状部分の上部はキャップが外嵌される小径の縁部1bとなり、外ねじが設けられている。外ねじの上側には中子取り付けのための環状のアンダーカット1cが設けられている。
中子2は下向きに張り出した曲面からなる底部2aを有し、底部2aの縁部までの高さは外容器内の収納部1aの高さよりもやや高く、先端は外容器1の縁部上端を越えて外側へ延出して環状の上面部2bを形成し、さらに外周が外容器1の縁部外面に対応する筒状部を形成している。筒状部の内側には外容器の外縁下部のアンダーカット1cと嵌合する環状の連続した突起(突条部2c)が設けられている。外容器1のアンダーカット1cの上下幅は中子2の突条部2cの上下幅より大きいため、中子の縁部は外容器の縁部に対して上下に遊びをもった状態で係合している。中子2の底部の中央には、外容器の収納部1aの底に突き当たる小突起2dが設けられている。
キャップ本体3は円板状の頂部3aの外周から円筒形の筒状部3bが垂下した有頂円筒状であり、筒状部3bの内面に外容器1の縁部1bのねじと係合する内ねじが設けられている。頂部3aの下面には弾力のある素材からなる円板状のパッキン4が接着により固定されている。
中子を外容器に装着するには、キャップを外した状態で外容器の口から中子を押し込めば、中子の筒状部が変形して裏面の突条部2cが外容器の外縁下部のアンダーカットに嵌合し、脱落しない状態になる。中子を外すには筒状部に指をかけて引き上げればよい。
中子のみが装着された状態では、中子底部の小突起2dが外容器の底部に押されることにより、中子の縁がやや上方へ付勢され、図3のように突条部2cがアンダーカット1cの上端で規制されて停止した状態にある。このとき突条部2cとアンダーカット1cの上端面との間に摩擦が生じるので、使用中に中子2が外容器1の中で回転することが防止される。
キャップを締め込むには、通常の容器と同様にキャップを外容器に外嵌させてねじれば、ねじ部の作用によりキャップが回転しながら下降する。このとき中子2の小突起2dが収納部の底に当接しているので、その中子の弾力によりパッキン4と中子2の上面部2bが密着するが、パッキン4と中子2の間の摩擦力が中子2と外容器底との間の摩擦力よりも大きいために中子2はキャップ本体3及びパッキン4と共に回転し、縁部が可動範囲の上端から沈み込むように移動する。
キャップの締め込みに伴って、図4のように、中子2の縁は前記の上側の位置から、中子の変形による弾力が気密に充分な大きさになる下側の位置まで移動する。本実施例では、この下側の位置においては中子の上面部2bの下面に外容器の縁部1bの上端が突き当り、中子2の傾きを是正するようになっているが、当接しない構成とすることもできる。
1 外容器
1a 収納部
1b 縁部
1c アンダーカット
2 中子
2a 底部
2b 上面部
2c 突条部
2d 小突起
3 キャップ
3a 頂部
3b 筒状部
4 パッキン

Claims (6)

  1. 有底筒状の外容器と、外容器の収納部内に回動可能に組み付けられる中子と、外容器の縁部外周のねじに固定されるキャップとを有し、キャップを締め込む時に、中子の縁部がキャップの裏面と、底部が外容器の収納部の底と接して、弾性変形しながらキャップと共に回動することを特徴とする広口容器。
  2. 前記キャップが、有頂筒状のキャップ本体と、キャップ本体の頂部内側に回転しないように保持されたパッキンからなることを特徴とする請求項1記載の広口容器。
  3. 外容器の縁部と中子の縁部との間に環状のアンダーカット結合部が設けられ、アンダーカット結合部の突起よりもアンダーカットの上下幅を大きくしたことにより、外容器内部に組み付けられた中子が、キャップの締め込みに伴って、縁部が小さく沈み込んだ通常の状態から縁部が大きく沈み込んだ状態との間で弾性変形できることを特徴とする請求項1または2記載の広口容器。
  4. 中子の縁部上端が外容器の縁部上端を越えて外側に延出した上面部、さらにその外周から下方に延びた筒状部を有し、この筒状部の裏面と外容器の縁部外面との間に前記アンダーカット結合部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の広口容器。
  5. 中子の底部が下側へ向かって張り出した曲面であり、外容器に組み付けた状態において、中子の底部下面の中央部のみが外容器の収納部の底に接していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の広口容器。
  6. 中子の底部下面の中央に突起部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の広口容器。
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