JP2022170014A - キャップ付き容器 - Google Patents

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学 山本
Manabu Yamamoto
優太 小賀坂
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Abstract

【課題】軟質の容器体に対してネジ転写技術を用いてキャップを着脱可能に設けたキャップ付き容器を提供する。【解決手段】口頸部である小径筒部4を起立する軟質の容器体2と、小径筒部4の上面を、注出孔20付き頂板13で覆うとともに、頂板13から、前記小径筒部4の周囲を囲む大径筒部16を垂設したキャップ部材10とを具備する。前記小径筒部4と大径筒部16との間に硬質の中径筒部41を介在させる。中径筒部41は、前記小径筒部4に対して回転不能に固定されている。大径筒部16の内面17に複数の縦リブRを縦設するとともに、これら縦リブRに食い込ませるためのオネジ部Smを前記中径筒部41の外周面42oに形成している。前記中径筒部41を大径筒部16へ内嵌させることによりオネジ部Smが食い込んだ縦リブRに当該オネジ部Smの形状を転写させることができるように中径筒部41を硬質材料で形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、キャップ付き容器、より具体的にはネジキャップ付き容器に関する。
この種の容器として、口頸部を起立する容器体と、注出口を有する頂板の周端から、口頸部の外面へ嵌合させるためのキャップ周壁を垂設させたキャップとを具備し、前記キャップ周壁の内面に複数の縦リブを縦設するとともに、口頸部の外面にオネジ部を形成しており、口頸部の外面にキャップ周壁を打栓することにより、前記オネジ部が前記複数の縦リブに食い込むように構成されたものが知られている(特許文献1)。
縦リブに対するオネジ部の食い込みにより、当該食い込み箇所にネジ溝である凹みが形成され、これにより、キャップ周壁の内面側に前記オネジ部の形状が転写される。
従って、キャップ周壁を口頸部から螺脱させることによりキャップを外すことができる。
特開2019-151404
特許文献1に開示されたネジ転写技術は、容器体とキャップ部材との間に硬度差をつけないとねじ形状を転写しにくいため、比較的柔らかい容器、例えば合成樹脂製のパリソンを押し出す手法、すなわちEBM(Extrusion Blow Molding)により形成された容器には適用しにくいという問題があった。
本発明の目的は、軟質の容器体に対してネジ転写技術を用いてキャップを着脱可能に設けたキャップ付き容器を提供することである。
第1の手段は、口頸部である小径筒部4を起立する軟質の容器体2と、
前記小径筒部4の上面を、注出孔20付き頂板13で覆うとともに、この頂板13から、前記小径筒部4の周囲を囲む大径筒部16を垂設したキャップ部材10と
を具備し、
前記小径筒部4と大径筒部16との間に硬質の中径筒部41を介在させており、
この中径筒部41は、前記小径筒部4に対して回転不能に固定されており、
大径筒部16の内面17に複数の縦リブRを縦設するとともに、
これら縦リブRに食い込ませるためのオネジ部Smを前記中径筒部41の外周面42oに形成しており、
前記中径筒部41を前記大径筒部16へ内嵌させることにより、前記オネジ部Smが食い込んだ縦リブRに当該オネジ部Smの形状を転写させることができるように中径筒部41を硬質材料で形成している。
本手段では、図1及び図2に示すように、容器体2の口頸部である小径筒部4とキャップ本体12の大径筒部16との間に、前記小径筒部4に対して回転不能な硬質の中径筒部41を介在させたキャップ付き容器において、大径筒部16の内面17に複数の縦リブRを縦設するとともに、中径筒部41の外周面42oにオネジ部Smを形成している。
そして、前記中径筒部41を前記大径筒部16へ内嵌させることにより、大径筒部16の内面17の複数の縦リブRに硬質の中径筒部41の外周面42oのオネジ部Smが食い込み、かつ当該食い込みによりオネジ部Smの形状が縦リブRに転写させるように設けている。
この構造によれば、容器体2とは別体として、オネジ部Smを有する硬質の中径筒部41を備えるから、中径筒部41と大径筒部16との間に適用されるネジ転写技術を用いて、軟質の容器体2に対してキャップ部材10を着脱させることができる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記中径筒部41を有し、かつ前記小径筒部4に対して打栓により組付けられるリング状部材40Aを具備しており、
前記小径筒部4の外面5及び中径筒部41の内周面42iに、小径筒部4へのリング状部材40Aの打栓により相互にかみ合う凹凸状の抜止め手段43、6を設けている。
本手段では、図1、図2に示すように、中径筒部41を有し、かつ前記小径筒部4に対して打栓により組付けられるリング状部材40Aを具備する。そして、前記小径筒部4の外面5及び中径筒部41の内周面42iに、小径筒部4へのリング状部材40Aの打栓により相互にかみ合う凹凸状の抜止め手段43、6を設けた。
この構造では、前記小径筒部4に中径筒部41を打栓することにより、小径筒部4に硬質の中径筒部41を容易に固定することができ、その固定力を十分なものとすることができる。故に中径筒部41から大径筒部16へのネジの転写を確実に行うことができる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記リング状部材40Aは、中径筒部41の上端e側から内方へ突設させた環状突片44を有し、前記リング状部材40Aの外側にキャップ状部材10を嵌合させることにより、前記頂板13と小径筒部4の上端面との間に前記環状突片44が挟持されるように形成した。
本手段では、前記リング状部材40Aは、図1及び図2に示すように、前記中径筒部41の上端e側から内方へ突設させた環状突片44を有する。
そして、前記リング状部材40Aの外側にキャップ状部材10を嵌合させることにより、前記頂板13と小径筒部4の上端面との間に前記環状突片44が挟持されるように形成している。
この構造によれば、前記キャップ状部材10を嵌合する作業の際に、前述の凹凸状の抜止め手段43、6のかみ合いに加えて、前記頂板13と小径筒部4の上端面との間に前記環状突片44が挟持される。
従って小径筒部4に対する中径筒部41の固定力が向上し、小径筒部4に強固に固定された中径筒部41から縦リブへネジの転写を確実に行うことができる。
第4の手段は、口頸部である小径筒部4を起立する軟質の容器体2と、
前記小径筒部4の上面を、注出孔20付き頂板13で覆うとともに、この頂板13から、前記小径筒部4の周囲を囲む大径筒部16を垂設したキャップ部材10と
を具備し、
前記小径筒部4と大径筒部16との間に硬質の中径筒部41を介在させており、
この中径筒部41は、前記大径筒部16に対して回転不能に固定されており、
小径筒部4の外面5に複数の縦リブRを縦設するとともに、
これら縦リブRに食い込ませるためのメネジ部Sfを前記中径筒部41の内周面42iに形成しており、
前記中径筒部41を前記小径筒部4へ外嵌させることにより、前記メネジ部Sfが食い込んだ縦リブRに当該メネジ部Sfの形状を転写させることができるように中径筒部41を硬質材料で形成している。
本手段では、図3に示すように、容器体2の口頸部である小径筒部4とキャップ本体12の大径筒部16との間に、前記大径筒部16に対して回転不能な硬質の中径筒部41を介在させたキャップ付き容器において、小径筒部4の外面5に複数の縦リブRを縦設するとともに、前記中径筒部41の内周面42iにメネジ部Sfを形成している。
そして、前記中径筒部41を前記小径筒部4へ外嵌させることにより、前記小径筒部4の外面5の縦リブRに硬質の中径筒部41の内周面42iのメネジ部Sfが食い込み、かつ当該食い込みによりメネジ部Sfの形状が縦リブRに転写させるように設けている。
この構造によれば、容器体2とは別個に、メオネジ部Smを有する硬質の中径筒部41を備えるから、中径筒部41と小径筒部4との間に適用されるネジ転写技術を用いて、軟質の容器体2に対してキャップ部材10を着脱させることができる。
第5の手段は、第4の手段を有し、かつ前記中径筒部41の上端e側から複数の回り止め突起48を内方へ突設させたリング体40Bを具備しており、
前記中径筒部41を大径筒部16の内側へ、かつ前記回り止め突起48を前記頂板13の下面側へそれぞれ埋設させている。
本手段では、図3に示す如く、前記中径筒部41の上端e側から複数の回り止め突起48を内方へ突設させたリング体40Bを具備しており、前記中径筒部41を大径筒部16の内側へ、かつ前記回り止め突起48を前記頂板13の下面側へそれぞれ埋設させている。
この構造では、回り止め突起48が頂板13の対応箇所とかみ合うことによりリング体40Bの回り止め効果が十分に発揮され、中径筒部41から小径筒部4へのネジの転写を確実に行うことができる。
本発明によれば、軟質の容器体に対してネジ転写技術を用いてキャップを着脱可能に設けることができる。
本発明の第1実施形態に係るキャップ付き容器の断面図である。 図1に示すキャップ付き容器の変形例の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るキャップ付き容器の断面図である。 図3に示す容器の主要部材(リング体)の構造を表しており、同図(A)はリング体の平面図、同図(B)は、リング体のVI(B)-VI(B)方向の断面図である。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器を示している。この容器は、容器体2と、キャップ部材10と、リング状部材40Aとで形成されている。
これら各部材は、例えば合成樹脂材で形成することができる。
なお、説明の都合上、本発明の基本的な構造に関してまず解説する。
容器体2は、胴部から口頸部である小径筒部4を起立している。図示例では、小径筒部4の外面5の下端部に環状リブ7が付設されている。前記容器体2は軟材質で形成するものとし、例えば前述のEBM容器とすることができる。
本実施形態では、小径筒部4の外面5の上部に、後述のリング状部材40Aの抜出しを防止するための凸状抜止め手段6が付設されている。図示例の凸状抜止め手段6は、上下一対の環状凸条として形成されているが、その構造は適宜変更することができる。
キャップ部材10は、前記小径筒部4を閉塞するように設けられている。
本実施形態のキャップ部材10は、キャップ本体12と上蓋30とからなるが、その構造は適宜変更することができる。
前記キャップ本体12は、小径筒部4の上面を覆う頂板13を有する。本実施形態では、この頂板13の下面から、小径筒部4の内面に着脱可能に嵌着させた嵌合筒部14が垂設されており、かつ前記頂板13の周端から、前記小径筒部4の周囲を囲む大径筒部16が垂設されている。この大径筒部16の内面17には縦リブRが付設されているが、これに関しては後述する。
前記嵌合筒部14と大径筒部16との間に位置させて、前記頂板13からは、後述の中径筒部41の上端eの外面に当接させるための短い補助筒部15が垂設されている。
前記頂板13の上面の外周部からは、後述の蓋周壁32と係合させるための筒状の係合突条19が起立されている。
また前記頂板13には、前記嵌合筒部14より内側に位置させて、注出孔20が穿設されており、この注出孔20の周囲から注出筒22が起立されている。
前記上蓋30は、本実施形態では、天板34の周端から垂設した蓋周壁32を有し、この蓋周壁32の下端部がヒンジ24を介して前記大径筒部16の上端部に連結されている。
前記天板34の下端からは、前記注出筒22内に液密に嵌挿された栓筒36が垂設されている。
前記蓋周壁32の内面下端部には、前記係合突条19が着脱可能に嵌着させている。また蓋周壁32には、ヒンジ24と反対側に位置させて、指掛け部38が付設されている。
リング状部材40Aは、前記小径筒部4と大径筒部16との間に介在させた中径筒部41を有し、本実施形態では、この中径筒部41の上端e側から内方へ環状突片44を突設させている。もっとも環状突片44は省略することができる。
リング状部材40Aは、容器体2及びキャップ部材10よりも硬質の材料で形成されている。これについては後述する。
前記中径筒部41は、前記小径筒部4の外面5に対して上方抜出し不能に嵌着されており、また中径筒部41の外周面42oは、前記大径筒部16に嵌合されている。
図示例では、前記中径筒部41は、図1に示す如く、下位筒壁部分41a及び上位筒壁部分41cに比べて中位筒壁部分41bが肉厚に形成されている。
そして前記下位筒壁部分41aの外面に、前記大径筒部16の内面17へ当接させるための環状の当接リブcが周設されている。
また本実施形態では、前記中径筒部41の内周面42iの適所(図示例では前記中位筒壁部分41bの内面)に、前記凸状抜止め手段6を嵌入させるための凹状抜止め手段43が形成されている。
図示の凹状抜止め手段43は、環状の凹溝として形成されている。もっとも、その構造は適宜変更することができる。
なお、図示例と異なり、中径筒部41の内周面42iの上部に前記凸状抜止め手段を、小径筒部4の外面5に凹状抜止め手段をそれぞれ形成しても構わない。
前記環状突片44は、図示例では、中径筒部41の上端eから突設する内向きフランジ45と、この内向きフランジ45の内周端から垂下する短い縦筒部46とからなる。
この縦筒部46の下端は前記小径筒部4の上端面に当接されている。
そして、前記凹状抜止め手段43内に前記凸状抜止め手段6が嵌入されている状態で、前記縦筒部46が小径筒部4の上端面と頂板13の下面との間に挟み付けられている。
そして、凸状抜止め手段6と凹状抜止め手段43との間の摩擦力、並びに、縦筒部46と小径筒部4との摩擦力によって、小径筒部4に対して中径筒部41が回転不可能であるように設けられている。
図示例では、中径筒部41の上端e及び内向きフランジ45が前記補助筒部15と嵌合筒部14との間に嵌入されている。
本実施形態では、前記大径筒部16の内面17に複数の縦リブRを縦設させるとともに、前記中径筒部41の外周面42oの適所(図示例では中位筒壁部分41bの外面)にオネジ部Smが形成されている。
そして、前記中径筒部41の外側に大径筒部16を打栓することにより、前記オネジ部Smが縦リブRに食い込むようにしている。
リング状部材40Aは、前記食い込みを可能とする程度に硬質な材料で形成している。好適な材料の一例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。
前記リング状部材40Aは、少なくともキャップ部材10より硬質である必要があり、かつ、ネジ転写がされにくいことがないように硬度の差をつけることが望ましい。
前記食い込みにより、縦リブRの内面には、オネジ部Smの螺旋に沿った形状の凹みnが刻設される。これにより、オネジ部Smの形状が大径筒部16の縦リブRに転写される。
なお、オネジ部Smの形状を転写するとは、当該オネジ部Smと対応する形状のメネジとして転写されるという意味である。すなわち、ネジのピッチやリードが同じでネジの軌跡が一致すればよい。この説明は、後述の図3に示すメネジ部Sfの形状が転写される場合に援用する。
前記縦リブRは、本実施形態においてオネジ部Smの形状を転写させるための部位であり、転写された形状がネジ溝として機能する程度に縦方向に長く形成する。好適な一実施例として、縦長で帯状の複数の縦リブRを、大径筒部16の内周全体に等角的に配置してもよい。
図示例の縦リブRは、垂直なリブであるが、おおよそ縦方向に延びる斜めのリブであっても構わない。
前記オネジ部Smは、図示例では、中径筒部41の中位筒壁部分41bの外面に形成される。前記オネジ部Smは、単一のネジであってもよく、2条ネジなどの多条ネジであってもよい。
前記構成において、キャップ付き容器を組み立てるときには、まず容器体2の小径筒部4の外面5にリング状部材40Aを打栓する。
次にこのリング状部材40Aの中径筒部41の外周面42oに、キャップ部材10の大径筒部16を打栓すれば、前記中径筒部41のオネジ部Smが大径筒部16の縦リブRに食い込み、食い込み箇所で縦リブRに生じた凹みnがネジ溝として機能する。これにより、オネジ部Smの形状が大径筒部16の縦リブRに転写される。
次にキャップ部材10を開方向に回転させると、縦リブRに形成された凹みnに沿ってオネジ部Smが摺動するため、大径筒部16を中径筒部41から螺脱させることができる。
また螺脱後には、キャップ部材10を閉方向に回転させることで、大径筒部16を中径筒部41に螺着させることができる。
これにより、内容物(食品など)を使い切って、容器体2の詰替え作業を行う場合にキャップ部材10を回転させて容器体2に対して容易に着脱させることができる。
図2は、図1のキャップ付き容器の変形例を示している。本例では、図1の容器の構成のうちで環状突片44の構造を変更したものである。
すなわち、環状突片44の内向きフランジ45を図1の構成より長く設け、内向きフランジ45が小径筒部4の上端面と頂板13との間に挟持され、また、縦筒部46が小径筒部4の内面に液密に嵌着されるように設けられている。当該嵌着により容器体の口頸部(小径筒部)のシール性を確保している。
またキャップ本体12の嵌合筒部14は、前記縦筒部46の内面に嵌合されている。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構造については解説を省略する。
図3及び図4は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態では、前記リング状部材40Aに代えて、中径筒部41を有するリング体40Bを設け、このリング体40Bをキャップ本体12に固定するとともに、中径筒部41と小径筒部4との間にネジ転写技術を適用している。前記リング体40Bは、キャップ部材10及び容器体2よりも硬質の材料で形成する。
前記リング体40Bは、図示例では、インサート成形により、前記キャップ本体12の内側に回転不能に埋め込まれている。
具体的には、図示例のリング体40Bは、図4(B)に示すように、中径筒部41の上端に内向きフランジ45を付設するとともに、この内向きフランジ45の内周から、複数の回り止め突起48を内方へ突設させている。これら回り止め突起48は、図4(A)に示すように、内向きフランジ45の内周に等間隔に配置している。これらの形状は適宜変更することができ、例えば内向きフランジ45を省略して中径筒部41の上端から回り止め突起48を直接に突設しても構わない。
そして、インサート成形により、前記中径筒部41が前記大径筒部16に埋め込まれるとともに、前記内向きフランジ45及び回り止め突起48が頂板13に埋め込まれるように設けられている。
この構成によれば、複数の回り止め突起48が頂板13の隣接領域とかみ合うため、キャップ本体12に対するリング体40Bの回り止めを確実にすることができる。
もっとも、インサート成形に替えて、図示はしないが、キャップ本体12の内側に嵌合用凹部を設け、この嵌合用凹部内にリング体40Bを回転不能に嵌め込むようにしても良い。
図示例において、大径筒部16の下端には環状の抜止め用リブ18を付設するとともに、この抜止め用リブ18を中径筒部41の下端面を覆うように設け、大径筒部16と中径筒部41とで、容器体2側への装着用の装着筒Mcを形成している。
また本実施形態において、前記小径筒部4は、図3に示すように、直筒部4aの上端から縮径部4cを介して短筒状の開口端部4bを突出してなる。
開口端部4bの内面には嵌合筒部14を嵌着させている。
本実施形態では、前記小径筒部4の適所(図示例では直筒部4a)の外面5に複数の縦リブRを縦設させるとともに、前記中径筒部41の内周面42iにメネジ部Sfが形成されている。
そして、中径筒部41を含む装着筒Mcを前記小径筒部4に打栓することにより、前記メネジ部Sfが前記縦リブRに食い込むようにしている。
前記食い込みにより、縦リブRの外面には、メネジ部Sfの螺旋に沿った形状の凹みnが刻設される。これにより、メネジ部Sfの形状が小径筒部4の縦リブRに転写される。
次にキャップ部材10を開方向に回転させると、縦リブRに形成された凹みnに沿ってメネジ部Sfが摺動するため、装着筒Mcを小径筒部4から螺脱させることができる。
次にキャップ部材10を閉方向に回転させることにより装着筒Mcを小径筒部4に螺着させることができる。
次に本発明の実施形態による効果を説明する。
前記容器体2の口頸部である小径筒部4とキャップ本体12の大径筒部16との間に、前記小径筒部4に対して回転不能な硬質の中径筒部41を介在させており、前記中径筒部41を前記大径筒部16へ内嵌させることにより、大径筒部16の内面17に縦設した複数の縦リブRに、前記中径筒部41の外周面42oに形成したオネジ部Smが食い込み、かつ当該食い込みによりオネジ部Smの形状が縦リブRに転写させるように設けた態様では、中径筒部41と大径筒部16との間に適用されるネジ転写技術を用いて、軟質の容器体に対してキャップ部材10を着脱可能とすることができる。
これに加えて、前記中径筒部41を有し、かつ前記小径筒部4に対して打栓により組付けられるリング状部材40Aを具備しており、前記小径筒部4の外面5及び中径筒部41の内周面42iに、小径筒部4へのリング状部材40Aの打栓により相互にかみ合う凹凸状の抜止め手段43、6を設けた態様では、前記小径筒部4に中径筒部41を打栓することにより、小径筒部4に硬質の中径筒部41を容易に固定でき、かつネジの転写を確実に行うことができる。
これに加えて、前記リング状部材40Aは、中径筒部41の上端e側から内方へ突設させた環状突片44を有し、前記リング状部材40Aの外側にキャップ状部材10を嵌合させることにより、前記頂板13と小径筒部4の上端面との間に前記環状突片44が挟持されるように形成した態様では、小径筒部4に対する中径筒部41の固定力が向上し、ネジの転写をさらに確実にすることができる。
また、容器体2の口頸部である小径筒部4とキャップ本体12の大径筒部16との間に、前記大径筒部16に対して回転不能な硬質の中径筒部41を介在させており、前記中径筒部41を前記小径筒部4へ外嵌させることにより、小径筒部4の外面5に縦設した複数の縦リブRに、前記中径筒部41の内周面42iに形成したメネジ部Sfが食い込み、かつ当該食い込みによりメネジ部Sfの形状が縦リブRに転写させるように設けた態様では、中径筒部41と小径筒部4との間に適用されるネジ転写技術を用いて、軟質の容器体に対してキャップ部材10を着脱可能とすることができる。
これに加えて、前記中径筒部41の上端e側から複数の回り止め突起48を内方へ突設させたリング体40Bを具備しており、前記中径筒部41を大径筒部16の内側へ、かつ前記回り止め突起48を前記頂板13の下面側へそれぞれ埋設させた態様では、回り止め突起48が頂板13の対応箇所とかみ合うことによりリング体40Bの回り止め効果が十分に発揮され、大径筒部16へのネジの転写を確実に行うことができる。

2…容器体 4…小径筒部(口頸部) 4a…直筒部 4b…開口端部
4c…縮径部 5…(小径筒部の)外面 6…凸状抜止め手段 7…環状リブ
10…キャップ部材 12…キャップ本体 13…頂板 14…嵌合筒部
15…補助筒部 16…大径筒部 17…(大径筒部の)内面 18…抜止め用リブ
19…係合突条 20…注出孔 22…注出筒 24…ヒンジ
30…上蓋 32…蓋周壁 34…天板 36…栓筒 38…指掛け部
40A…リング状部材 40B…リング体 41…中径筒部
41a…下位筒壁部分 41b…中位筒壁部分 41c…上位筒壁部分
42i…(中径筒部の)内周面 42o…(中径筒部の)外周面
43…凹状抜止め手段 44…環状突片 45…内向きフランジ
46…縦筒部 48…回り止め用突起
c…当接リブ e…(中径筒部の)上端 Mc…装着筒 n…凹み
R…縦リブ Sm…オネジ部 Sf…メネジ部



Claims (5)

  1. 口頸部である小径筒部(4)を起立する軟質の容器体(2)と、
    前記小径筒部(4)の上面を、注出孔(20)付き頂板(13)で覆うとともに、この頂板(13)から、前記小径筒部(4)の周囲を囲む大径筒部(16)を垂設したキャップ部材(10)と
    を具備し、
    前記小径筒部(4)と大径筒部(16)との間に硬質の中径筒部(41)を介在させており、
    この中径筒部(41)は、前記小径筒部(4)に対して回転不能に固定されており、
    大径筒部(16)の内面(17)に複数の縦リブ(R)を縦設するとともに、
    これら縦リブ(R)に食い込ませるためのオネジ部(Sm)を前記中径筒部(41)の外周面(42o)に形成しており、
    前記中径筒部(41)を前記大径筒部(16)へ内嵌させることにより、前記オネジ部(Sm)が食い込んだ縦リブ(R)に当該オネジ部(Sm)の形状を転写させることができるように中径筒部(41)を硬質材料で形成したことを特徴とする、キャップ付き容器。
  2. 前記中径筒部(41)を有し、かつ前記小径筒部(4)に対して打栓により組付けられるリング状部材(40A)を具備しており、
    前記小径筒部(4)の外面(5)及び中径筒部(41)の内周面(42i)に、小径筒部(4)へのリング状部材(40A)の打栓により相互にかみ合う凹凸状の抜止め手段(43、6)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のキャップ付き容器。
  3. 前記リング状部材(40A)は、中径筒部(41)の上端(e)側から内方へ突設させた環状突片(44)を有し、前記リング状部材(40A)の外側にキャップ状部材(10)を嵌合させることにより、前記頂板(13)と小径筒部(4)の上端面との間に前記環状突片(44)が挟持されるように形成したことを特徴とする、請求項2に記載のキャップ付き容器。
  4. 口頸部である小径筒部(4)を起立する軟質の容器体(2)と、
    前記小径筒部(4)の上面を、注出孔(20)付き頂板(13)で覆うとともに、この頂板(13)から、前記小径筒部(4)の周囲を囲む大径筒部(16)を垂設したキャップ部材(10)と
    を具備し、
    前記小径筒部(4)と大径筒部(16)との間に硬質の中径筒部(41)を介在させており、
    この中径筒部(41)は、前記大径筒部(16)に対して回転不能に固定されており、
    小径筒部(4)の外面(5)に複数の縦リブ(R)を縦設するとともに、
    これら縦リブRに食い込ませるためのメネジ部(Sf)を前記中径筒部41の内周面(42i)に形成しており、
    前記中径筒部41を前記小径筒部(4)へ外嵌させることにより、前記メネジ部(Sf)が食い込んだ縦リブ(R)に当該メネジ部(Sf)の形状を転写させることができるように中径筒部(41)を硬質材料で形成したことを特徴とする、キャップ付き容器。
  5. 前記中径筒部(41)の上端(e)側から複数の回り止め突起(48)を内方へ突設させたリング体(40B)を具備しており、
    前記中径筒部(41)を大径筒部(16)の内側へ、かつ前記回り止め突起(48)を前記頂板(13)の下面側へそれぞれ埋設させたことを特徴とする、請求項4に記載のキャップ付き容器。


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