JP4227487B2 - 分別用容器 - Google Patents

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Description

この発明は、複数に区画された小室に、お菓子、薬、釣りの仕掛けなど、小物を分別して収容する容器に係り、より詳しくは容器成型時に上下、側面全て同時に印刷を施すことができる分別用容器を提供するものである。
従来、この種の分別容器としては、内部を放射状の仕切壁によって等分に分割し、複数の小室に区画した箱状本体に、開口可能な回転蓋を備え、前記開口が目的の小室と合致するように回転蓋を回転させるものが公知である(特許文献1参照)。
また、上下・側面の全てを一体成形し、内部を放射状の仕切壁によって等分に分割すると共に、各小室ごとに別個独立に開閉可能とした蓋を備えてなる分別容器も公知である。この一体成形型の分別容器には、蓋を内に向かって開くものと、外に向かって開くものの二種類があるが、内に向かって開くものにあっては、蓋が末広がりの形状となる関係上、隣接する小室の蓋を同時に開けると互いの蓋が干渉してしまい、このような同時開閉が行いにくい。よって、蓋を外向きに開くようにした構造とすることが便宜である。
特開平9−40038号公報
しかしながら、特許文献1に開示の分別容器は、蓋体が箱状本体と別に成形されるため、成形に手間がかかる。
これに対して、上下・側面の全てを一体成形してなる後者の分別容器は、一度の成形で済むという利点があり、本発明容器もその利点を踏襲するものであるが、前者容器と共通する従来技術の課題として次のような問題がある。即ち、この種容器では、蓋に小室ごとの内容物を特定するためのインデックス(内容物の名称、番号等)をシルクスクリーンなどの印刷によって表示することがある。しかしながら、当該印刷を施すには、蓋を閉めた状態で行わなければならず、蓋が開いた状態で成形される容器の当該成形工程と連続して印刷を施すことはできない。また、印刷は、装飾性や宣伝効果などを高めるために、蓋のみならず、側面や底面に至るまで広範囲に行いたいと要望がある。しかし、これもまた容器の成形工程で連続して行うことができないばかりか、各面を同時に印刷することもできない。
本発明はこうした課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、蓋、側壁、底の全面を一体成形して容器成形の手間を省くと共に、その成形工程で印刷も同時に行うことができる分別容器を提供することである。
上述した目的を達成するために本発明では、底体が正N角形の容器であって、底体と、該底体を複数に区画するように前記底体に立ち上げてなる仕切壁と、前記底体の各辺にヒンジを介して拡開可能に設けた側壁体と、さらに前記側壁体にヒンジを介して一体的に設けた蓋体と、前記蓋体と底体のヒンジより内側に位置して底体の各辺と平行する内壁体とからなり、前記蓋体は中心から外向きに開閉可能であり、且つ、前記側壁体および蓋体は展開した状態で前記底体と面一になるように一体成形するという手段を用いた。
また請求項5では、側壁体と内壁体に互いに合致する係止手段を設けるという手段を用いた。
上記手段を採用した本発明によれば、側壁体および蓋体は展開した状態で底体と面一となるように一体成形されるため、容器の成形工程と連続して蓋体に所望の印刷を施すことができる。また印刷は蓋体だけではなく、側壁体や底体にも同時に印刷することができ、多彩な印刷を容器成形工程と連続して行うことができるようになった。また、側壁体も蓋体と同時に開くことができるため、蓋体のみをあける場合に比べて開口が大きくなり、内容物の出し入れもしやすい。さらに、内壁体を設けた容器にあっては、側壁体を開いた場合であっても内壁体によって内容物の不用意な脱落を防止できる。また、内壁体は側壁体との係止手段としても機能するから、例えば側壁体の展開を防止したい場合、容器を接着剤の効果が低い素材で成形する場合であっても、該係止手段を選択的にはめ殺し等とすることによって側壁体の展開を構造的に規制することが可能となる。さらに、ドーム状に組み立てられる容器にあっては、上述した効果に加え、角張った部分のない柔らかくモダンな意匠としても審美性を醸すことになる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は容器の一部展開斜視図、図2はその組み立て図、図3は全展開平面図である。本容器は、正六角形の多面体からなり、底体1に中央から角に向かって放射状に設けられた仕切壁2によって、内部を6つの小室3に区画してなる。また、底体1の各辺からはヒンジ4を介して別個独立の四角形状の側壁体5を一体的に設けると共に、側壁体5にヒンジ6を介して台形状の蓋体7を底体1から連続して一体的に設けている。この蓋体7もまた、小室3ごとに別個独立して設けられる。
各蓋体7の先端には爪8が設けられており、底体1の中央に設けた六角筒状の中空柱体9の爪10と係合することによって、蓋体7の開閉を行うようにしている。これら爪8・10による係止手段によって、蓋体7の開閉は別個独立して行うことができるのはもちろん、蓋体7は内から外向きに開くため、隣接する蓋体7を同時に開いた場合でも、互いに干渉することなく、蓋体7の開閉を行うことができる。
このように蓋体7および側壁体5は、底体1と一体成形され、しかも当該工程では全面が底体1と面一の展開状態となるため、その展開状態のまま容器の成形工程と連続して所望の面に所望の印刷を施すことができる。印刷は蓋体7のみに行うことも、側壁体5や底体1も含めて行うこともできる。また、印刷方法はシルクスクリーンによるのが一般的であろうが、特に限定するものではない。
さらに、本発明によれば、蓋体7のみでなく、側壁体5も開くことができるため、その分、開口が大きく確保され、内容物の出し入れが行いやすいという効果もある。
さらに、この実施形態の場合、底体1には、側壁体5とのヒンジ6よりも内側に位置して、内壁体11が立設されている。この内壁体11は底体1の各辺と平行して設けられるものであり、この実施形態の場合、容器の高さのほぼ半分、即ち仕切壁2のほぼ半分の高さに設定されている。そして、この内壁体11は側壁体5を展開した場合に内容物の不用意な脱落を防止する作用を行う他、側壁体5と合致する凹凸の係止手段12・13を設けており、ヒンジ6から折曲して側壁体5を立体状に組み立てたときの形状保持作用も行う。なお、内壁体11は省略することも、その高さをさらに低くしたり、容器(仕切壁2)と同じ高さすることも自由である。また、内壁体11および/または仕切壁2は、必ずしも底体1と一体成形するものではなく、例えば底体1と一体の立ち上がり溝を形成しておき、該溝に内壁体11および/または仕切壁2を差し込むなどして、取り外し可能に構成することも可能である。さらに、側壁体5との係止手段12・13も省略して、側壁体5を接着等、その他の適宜な手段によって形状保持することも可能である。ただし、この種容器の成形材料がポリプロピレンであって、これを対象とする接着剤が少ないことや、接着工程の煩雑さ、仕上がり具合を考慮すれば、構造的に係止する手段を採用することが好ましい。その場合の係止手段は、上記内壁体5を採用する場合はこれに設けるのが利便であるが、仕切壁2に設けたり、側壁体5の両サイドに設けることも排除するものではない。さらに、係止手段は適宜着脱自在に開閉できる他、はめ殺し等によって永久的に閉じた状態に形状保持するものも選択することができる。
図4は、第二実施形態に係る本発明容器であって、第一実施形態からの変更点は、仕切壁20を中央に向かって高くなるように傾斜させ、もって蓋体21を組み立てたとき、全体として山形となるようにしたところにある。このような構成にあっては、蓋体21が大きく確保され、もって開口を大きく確保できると共に、外観に新鮮さを与える。
図5は、第三実施形態に係る本発明容器を示したものであり、第一・第二実施形態とは異なり、蓋体と側壁体とのヒンジ構造を省略し、両者を完全に一つのものとして一体化した新たな蓋体30を構成したところにある。また、仕切壁31は円弧状に形成される。よって、この構造によれば、蓋体30のみの展開で小室32全体が開口されるため、簡易に開口を大きく確保できる。また、蓋体30を閉じた状態では、容器外観がドーム状となるため、角張った部分がない柔らかくモダンな意匠を醸すことができる。
図6は、第四実施形態に係る本発明容器を示したものであり、底体40を正方形とし、その中央から各辺の中央に向かって十文字状の仕切壁41を立ち上げると共に、各辺の半分に拡開不能な側壁体42を設ける一方、各辺の残り半分にヒンジ43を介して拡開可能な側壁体44とこれと連続して蓋体45を設けてなる。なお、蓋体45の先端と蓋体45と対向する仕切壁41の先端には互いに係合する凹凸状の係合部46・47を設けている。この実施形態では、拡開不能な側壁体42を除いては、底体40、拡開可能な側壁体44、蓋体45が面一に展開されるから、これらに成形工程と連続して印刷を施すことができる。
なお、ここまで説明した実施形態は何れも、底体を正六角形としたが、これに限らず、正三角形であってもよいし、それ以上の正N角形でもよい。これはその容器の用途や目的に応じて幾つの小室に区画するかの選択的要因でしかない。また、本容器の用途、即ち内容物を何とするかも自由である。本発明で必要なことは、その成型時に側壁体および蓋体が展開した状態で底体と面一となるように一体成形することであって、これを逸脱しない範囲は全て本発明に含まれるのである。
図7は、第五実施形態に係る本発明容器を示したものであり、該実施形態にあっては、底体50を正N角形とせず、花びら状としてる。つまり、本発明においては底体を正N角形とする必要はない。なお、その他、周壁の一部を拡開可能な側壁体51とし、これと連続して蓋体52を設け、該蓋体52の先端爪53と、底体50中央に設けた底体50と相似形の周壁を持つ柱体54の先端爪54とを係合させることは、上記実施形態と同じであり、当該構成による作用効果も同様のものが得られる。
第一実施形態に係る本発明容器の一部を展開した斜視図 同、組み立て図 同、全展開平面図 第二実施形態に係る本発明容器の斜視図 第三実施形態に係る本発明容器の斜視図 第四実施形態に係る本発明容器の斜視図 第五実施形態に係る本発明容器の斜視図
符号の説明
1 底体
2 仕切壁
3 小室
4、6 ヒンジ
5 側壁体
7 蓋体
8、10 爪
9 中空柱体
11 内壁体
12・13 係止手段

Claims (2)

  1. 底体が正N角形の容器であって、底体と、該底体を複数に区画するように前記底体に立ち上げてなる仕切壁と、前記底体の各辺にヒンジを介して拡開可能に設けた側壁体と、さらに前記側壁体にヒンジを介して一体的に設けた蓋体と、前記蓋体と底体のヒンジより内側に位置して底体の各辺と平行する内壁体とからなり、前記蓋体は中心から外向きに開閉可能であり、且つ、前記側壁体および蓋体は展開した状態で前記底体と面一になるように一体成形されることを特徴とした分別用容器。
  2. 側壁体と内壁体に互いに合致する係止手段を設けた請求項2記載の分別用容器。
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