JP3207496B2 - 車両用サンバイザの軸受支持構造 - Google Patents

車両用サンバイザの軸受支持構造

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JP3207496B2
JP3207496B2 JP08471192A JP8471192A JP3207496B2 JP 3207496 B2 JP3207496 B2 JP 3207496B2 JP 08471192 A JP08471192 A JP 08471192A JP 8471192 A JP8471192 A JP 8471192A JP 3207496 B2 JP3207496 B2 JP 3207496B2
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紀道 三輪
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株式会社ネオックスラボ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンバイザ本体を車
室天井面に沿う格納位置に係止保持するように構成した
車両用サンバイザの軸受支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用サンバイザの軸受支持構
造には、例えば、実公昭59−17684号公報に開示
されたものが知られている。これにおいては、図8と図
9に示すように、サンバイザ本体に内蔵される軸受部材
115に形成される軸受筒部の開口部には、支軸の横軸
部103が嵌挿される係止筒部122を有する係止部材
121が組付けられる。係止部材121の係止筒部12
2は、弾性拡開可能に下端が開口された断面C字筒状に
形成されるとともに、横軸部103の外周面に対応して
形成された円弧片123と、平担な係止面を有する係止
片124とを連続して備えている。一方、支軸の横軸部
103には、前記係止部材121の係止片124と係脱
可能に係合する係合面104が面取り形成されている。
そして支軸の横軸部103回りにサンバイザ本体が回動
され、該サンバイザ本体が車室天井面に沿う格納位置に
配置されたときに、図8に示すように、前記係止片12
4と係合面104とが面接触して係合し、その係合力に
基づいてサンバイザ本体が前記格納位置に係止保持され
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のものにおいて、係止片124と係合面104との係
合力に抗してサンバイザ本体をフロントガラスに沿う遮
光位置に向けて回動すると、係止部材121の係止筒部
122は、横軸部103の外周面に押し拡げられながら
横軸部103回りに回動される。このとき、横軸部10
3の係合面104の両側縁エッジ部106が係止筒部1
23の円弧片123の内周面に引っ掛かり、サンバイザ
本体の回動を阻害する不具合が生じる場合があった。こ
の発明の目的は、前記した従来の問題点に鑑み、横軸部
の係合面の両側縁エッジ部が係止筒部の円弧片の内周面
に引っ掛かる不具合を解消して、横軸部回りに対しサン
バイザ本体を円滑に回動することができる車両用サンバ
イザの軸受支持構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る車両用サンバイザの軸受支持構造
は、サンバイザ本体に内設される軸受部材には、支軸の
横軸部が相対回動可能に嵌挿される軸受筒部が形成さ
れ、前記軸受部材の軸受筒部には切欠状の開口部が形成
され、該開口部には前記横軸部が嵌挿される係止筒部を
有する係止部材が嵌込まれ、前記係止筒部は、前記横軸
部の外周面に接して円弧状をなす円弧片と、該円弧片と
対向しかつ前記横軸部回りに前記サンバイザ本体を車室
天井面に沿う格納位置に回動したときに同横軸部の外周
面の片側に形成された係合面と係合可能な係止片とを備
え、前記係止片のほぼ中央部には角孔状の切除部が形成
される一方、前記横軸部の係合面の軸方向ほぼ中央部に
、該横軸部の外周面が面取りされることなく残されか
つ前記切除部に脱抜可能に嵌合する残留円弧部が設けら
れている。
【0005】
【作用】前記したように構成される車両用サンバイザの
軸受支持構造において、サンバイザ本体が車室天井面に
沿う格納位置に配置されたときには、係止部材の係止片
と支軸の係合面とが面接触して係合し、これら係止片と
係合面との係合力によって前記サンバイザ本体が格納位
置に保持される。このとき、横軸部の係合面の軸方向ほ
ぼ中央部に設けられた残留円弧部が係止片の係合面に当
たることなく、その係止片のほぼ中央部に設けられた角
孔状の切除部に嵌合する。前記係止片と係合面との係合
力に抗して前記サンバイザ本体を格納位置からフロント
ガラスに沿う遮光位置に向けて回動すると、係止筒部は
横軸部の外周面に押し拡げながら横軸部回りに回動され
る。このとき、横軸部の係合面の軸方向ほぼ中央部に
けられた残留円弧部が係止筒部の円弧片の内周面に接し
て相対回動されるため、前記係合面の両側縁エッジ部が
前記円弧片の内周面に引っ掛かる不具合が解消される。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図7にし
たがって説明する。車両用サンバイザを一部破断して正
面から表わした図5において、サンバイザ本体11を支
持するL字状の支軸1は、その縦軸部2において取付部
材9によって車室内のフロントガラス上方の車体の一部
に取りつけられる。
【0007】サンバイザ本体11は、周縁部に沿って環
状の骨枠12が内蔵されたクッション材13と、該クッ
ション材13を被覆する外装皮14とを主体として構成
され、サンバイザ本体11の上隅部には前記支軸1の横
軸部3が相対回動可能に嵌挿される軸受部材15が内設
されている。
【0008】車両用サンバイザの軸受支持構造を分解斜
視図で表わした図1及び正面から表わした図2におい
て、軸受部材15は、合成樹脂の射出成形によって形成
されるもので、前記横軸部3が嵌挿される軸受孔を有す
る軸受筒部16と、該軸受筒部16の下端から一体に延
出され骨枠12の両端部12aが嵌込まれる支持部17
とを備えている。そして、軸受筒部16の筒方向中央部
には、横軸部3の一部が露出される切欠状の開口部18
が形成され、該開口部18には係止部材21が組付けら
れる。さらに、開口部18の直下に位置する支持部17
の中央部には係止部材21の支持脚26が差込まれる断
面段差状の係止孔19がスリット状に形成されている。
【0009】係止部材21は、図1と図3に示すよう
に、前記開口部18に嵌込まれかつ横軸部3が嵌挿され
る係止筒部22と、該係止筒部22の下端に連続して形
成されかつ前記軸受部材15の係止孔19に差込まれて
係止される一対の支持脚26とを主体として構成されて
いる。
【0010】この実施例において、係止部材21は、一
枚のばね板材がその両支持脚26の下端において2つ折
りされて形成されるとともに、係止筒部22の上端が開
放端となっている。さらに、係止筒部22は、その開放
端の一側において横軸部3の外周面に接して円弧状をな
す円弧片23と、該円弧片23と対向しかつ前記横軸部
3回りに前記サンバイザ本体11を車室天井面に沿う格
納位置に回動したときに、同横軸部3の外周面の片側に
面取り形成された係合面4と面接触して係合する係止片
24とにより構成されている。
【0011】前記係止片24の中央部には角孔状の切除
部25が形成される一方、前記横軸部3の係合面4の中
央部には、該横軸部3の外周面が面取りされることなく
残されかつ前記切除部25に脱抜可能に嵌合する残留円
弧部5が設けられている。
【0012】また、この実施例において、係止部材21
の両支持脚26下部の両端部、計4箇所には、上向き傾
斜状をなす係止爪27が切起し状に形成されている。そ
して、図3に示すように係止部材21の両支持脚26が
軸受部材15の係止孔19に差込まれることで、その支
持脚26の各係止爪27が、係止孔19の段差面19a
に係合し、これによって軸受部材15に係止部材21が
組付けられるようになっている。
【0013】この実施例は上述したように構成される。
したがって、サンバイザ本体11が車室天井面に沿う格
納位置にあるときには、図3に示すように係止部材21
の係止筒部22の係止片24と、横軸部3の係合面4と
が面接触して係合し、これら係止片24と係合面4との
係合力によってサンバイザ本体11が格納位置に保持さ
れる。
【0014】さらに、図3に示すように、前記係止片2
4と係合面4とが面接触して係合し、サンバイザ本体1
1が格納位置に保持された状態にあるときには、図2と
図4に示すように、係止片24の切除部25に係合面4
の残留円弧部5が嵌合するため、切除部25と残留円弧
部5との嵌合作用によって、横軸部3に対するサンバイ
ザ本体11の軸方向への移動が阻止されサンバイザ本体
11の抜止めがなされる。
【0015】サンバイザ本体11を日除として使用する
場合などにおいて、前記係止片24と係合面4との係合
力に抗してサンバイザ本体11をフロントガラスに沿う
遮光位置に向けて横軸部3の軸回りに回動すると、図6
に示すように係止筒部22の係止片24が横軸部3の外
周面に押圧されながら、同係止筒部22の係止片24が
弾性拡開される。前記サンバイザ本体11の回動にとも
ない、図7に示すように横軸部3の係合面4の中央部に
設けられた残留円弧部5が係止筒部22の円弧片23の
内周面に接して相対回動されるため、前記係合面4の両
側縁エッジ部6が前記円弧片23の内周面に引っ掛かる
ことがない。このため、サンバイザ本体11は遮光位置
まで円滑に回動操作される。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
サンバイザ本体をフロントガラスに沿う遮光位置に向け
て回動したときには、横軸部の係合面に設けられた残留
円弧部が係止筒部の円弧片の内周面に接して相対回動さ
れるため、前記係合面の両側縁エッジ部が前記円弧片の
内周面に引っ掛かる不具合を解消することができる。こ
の結果、サンバイザ本体を遮光位置まで円滑に回動する
ことができる。また、前記サンバイザ本体が格納位置に
配置され、係止筒部の係止片と横軸部の係合面とが面接
触して係合した状態において、前記係止片のほぼ中央部
の角孔状の切除部と前記横軸部の係合面の軸方向ほぼ中
央部の残留円弧部とが嵌合し、この嵌合作用によって横
軸部に対しサンバイザ本体を抜止めすることができると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の車両用サンバイザの軸受
支持構造を分解して示す斜視図である。
【図2】同じく組付け状態を示す正面図である。
【図3】同じく図2のIII−III線断面図である。
【図4】同じく図2のIV−IV線断面図である。
【図5】同じくサンバイザ本体を一部破断して示す正面
図である。
【図6】サンバイザ本体が遮光位置に配置された状態に
あるときの横軸部と係止部材との関係を示す断面図であ
る。
【図7】同じく横軸部の残留円弧部と係止部材の円弧片
との関係を示す断面図である。
【図8】従来の車両用サンバイザの軸受支持構造を示す
断面図である。
【図9】同じくサンバイザ本体が遮光位置に配置された
状態にあるときの横軸部と係止部材との関係を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 支軸 2 縦軸部 3 横軸部 4 係合面 5 残留円弧部 6 両側縁エッジ部 11 サンバイザ本体 15 軸受部材 16 軸受筒部 18 開口部 21 係止部材 22 係止筒部 23 円弧片 24 係止片 25 切除部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体に内設される軸受部材に
    は、支軸の横軸部が相対回動可能に嵌挿される軸受筒部
    が形成され、 前記軸受部材の軸受筒部には切欠状の開口部が形成さ
    れ、該開口部には前記横軸部が嵌挿される係止筒部を有
    する係止部材が嵌込まれ、 前記係止筒部は、前記横軸部の外周面に接して円弧状を
    なす円弧片と、該円弧片と対向しかつ前記横軸部回りに
    前記サンバイザ本体を車室天井面に沿う格納位置に回動
    したときに同横軸部の外周面の片側に形成された係合面
    と係合可能な係止片とを備え、 前記係止片のほぼ中央部には角孔状の切除部が形成され
    る一方、前記横軸部の係合面の軸方向ほぼ中央部には
    該横軸部の外周面が面取りされることなく残されかつ前
    記切除部に脱抜可能に嵌合する残留円弧部が設けられて
    いることを特徴とする車両用サンバイザの軸受支持構
    造。
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