JP3207449B2 - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents
データ伝送装置及びデータ伝送方法Info
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- JP3207449B2 JP3207449B2 JP11080491A JP11080491A JP3207449B2 JP 3207449 B2 JP3207449 B2 JP 3207449B2 JP 11080491 A JP11080491 A JP 11080491A JP 11080491 A JP11080491 A JP 11080491A JP 3207449 B2 JP3207449 B2 JP 3207449B2
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- Japan
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- equalizer
- data
- data transmission
- transmitting
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- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信するデータ信号を
補正する複数の等化器回路を備えているデータ伝送装置
に関する。
補正する複数の等化器回路を備えているデータ伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】モデムを使用して電話回線を介してデー
タ伝送するデータ伝送装置がよく知られている。一般
に、データ信号が通信回線を経由すると、回線特性に応
じて減衰歪や群遅延歪が発生するため、モデムには、受
信信号の歪を補正する等化器が備えられている。
タ伝送するデータ伝送装置がよく知られている。一般
に、データ信号が通信回線を経由すると、回線特性に応
じて減衰歪や群遅延歪が発生するため、モデムには、受
信信号の歪を補正する等化器が備えられている。
【0003】また、不特定の相手先と通信するファクシ
ミリ装置等のモデムには、受信信号の歪に応じて補正の
程度を変える自動等化器が使用されている。この場合、
1つの等化器回路により、様々な大きさや性質の受信信
号の歪を補正するのは困難である。このため、上記のよ
うなモデムには、回路定数や回路方式が異なり補正特性
が相違する複数の自動等化器がよく配設されている。
ミリ装置等のモデムには、受信信号の歪に応じて補正の
程度を変える自動等化器が使用されている。この場合、
1つの等化器回路により、様々な大きさや性質の受信信
号の歪を補正するのは困難である。このため、上記のよ
うなモデムには、回路定数や回路方式が異なり補正特性
が相違する複数の自動等化器がよく配設されている。
【0004】このような装置では、複数の等化器の内、
標準的な1つを使用するように初期設定している。そし
て、ユーザが実際に各相手先と通信を行なってみて、通
信エラーなど不都合が発生する場合に、例えばサービス
マンが、別の等化器を使用するように切換設定してい
る。
標準的な1つを使用するように初期設定している。そし
て、ユーザが実際に各相手先と通信を行なってみて、通
信エラーなど不都合が発生する場合に、例えばサービス
マンが、別の等化器を使用するように切換設定してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、フ
ァクシミリ装置の場合、市内通信のように通信相手先が
距離的に近い場合と、海外通信のように非常に遠い場合
とがある。この2つの場合、回線特性が大きく異なるた
め、上記のように1つの等化器を固定的に設定すると、
一方で良好な通信が行なえても、他方で通信エラーが発
生したりデータ伝送速度が低く設定されて通信時間がか
かるというような不都合が発生していた。
ァクシミリ装置の場合、市内通信のように通信相手先が
距離的に近い場合と、海外通信のように非常に遠い場合
とがある。この2つの場合、回線特性が大きく異なるた
め、上記のように1つの等化器を固定的に設定すると、
一方で良好な通信が行なえても、他方で通信エラーが発
生したりデータ伝送速度が低く設定されて通信時間がか
かるというような不都合が発生していた。
【0006】本発明は、上記の不都合を解消し、各相手
先と常に良好な通信を行なうことができるデータ伝送装
置を提供することを目的とする。
先と常に良好な通信を行なうことができるデータ伝送装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、特性
の異なる複数の等化器を有する相手装置と通信を行う場
合に、送信側は、受信側に設けられた各等化器を少なく
とも1回ずつ順に指定して複数回データを送信した結果
に基づいて最も通信状態が良好であった等化器を当該受
信側電話番号と共に記憶しておき、以後当該受信側とデ
ータ伝送を行うときは上記電話番号に対応して記憶して
いる等化器を受信側に通知する一方、受信側は送信側よ
り通知された等化器を選択してデータを受信するように
したことを特徴とするものである。
の異なる複数の等化器を有する相手装置と通信を行う場
合に、送信側は、受信側に設けられた各等化器を少なく
とも1回ずつ順に指定して複数回データを送信した結果
に基づいて最も通信状態が良好であった等化器を当該受
信側電話番号と共に記憶しておき、以後当該受信側とデ
ータ伝送を行うときは上記電話番号に対応して記憶して
いる等化器を受信側に通知する一方、受信側は送信側よ
り通知された等化器を選択してデータを受信するように
したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】送信側は、相手先受信側の等化器のすべてを少
なくとも1回ずつ指定して複数回データを送信し、以後
データを伝送する場合は、そのうち最も通信状態が良好
であった1つの等化器を受信側に通知してデータ信号を
送信するようにしたので、送信の都度等化器を選択する
処理が不要になるので、送信時間を大幅に短縮すること
が出来ると共に、受信側では常に最適な等化器が選択さ
れて良好なデータ伝送が可能となる。また、本願発明で
は、受信側に用意されている特性の異なる複数の等化器
を送信側から受信側に通知して選択するようにしている
ので、等化器の選定管理が容易になる利点も得られる。
なくとも1回ずつ指定して複数回データを送信し、以後
データを伝送する場合は、そのうち最も通信状態が良好
であった1つの等化器を受信側に通知してデータ信号を
送信するようにしたので、送信の都度等化器を選択する
処理が不要になるので、送信時間を大幅に短縮すること
が出来ると共に、受信側では常に最適な等化器が選択さ
れて良好なデータ伝送が可能となる。また、本願発明で
は、受信側に用意されている特性の異なる複数の等化器
を送信側から受信側に通知して選択するようにしている
ので、等化器の選定管理が容易になる利点も得られる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係るファクシ
ミリ装置のブロック構成図を示したものである。図にお
いて、スキャナ1は原稿画像を読み取って画情報を取り
出すもので、プロッタ2は画像を記録紙に1ラインずつ
記録するものである。
ミリ装置のブロック構成図を示したものである。図にお
いて、スキャナ1は原稿画像を読み取って画情報を取り
出すもので、プロッタ2は画像を記録紙に1ラインずつ
記録するものである。
【0011】符号化復号化部3は、送信する画情報を符
号化によりデータ圧縮する一方、受信した画情報を復号
化して元の画情報を再生するものである。システムメモ
リ4は、装置動作に必要な各種情報を格納するものであ
る。
号化によりデータ圧縮する一方、受信した画情報を復号
化して元の画情報を再生するものである。システムメモ
リ4は、装置動作に必要な各種情報を格納するものであ
る。
【0012】モデム5は、画情報を音声帯域のデータ信
号に変調して出力すると共に受信したデータ信号を画情
報に復調する一方、伝送制御のための各種手順信号を送
受信するものである。
号に変調して出力すると共に受信したデータ信号を画情
報に復調する一方、伝送制御のための各種手順信号を送
受信するものである。
【0013】通信制御部6は、送受信する信号を増幅す
ると共に、受信するデータ信号の減衰歪や群遅延歪を補
正するものである。網制御装置7は、電話回線が接続さ
れ、発着信時に所定の回線制御を行なうものである。
ると共に、受信するデータ信号の減衰歪や群遅延歪を補
正するものである。網制御装置7は、電話回線が接続さ
れ、発着信時に所定の回線制御を行なうものである。
【0014】操作表示部8は、装置が動作状態を表示す
る一方、オペレータが各種操作を行なうものである。シ
ステム制御部9は、上記各部を制御するマイクロコンピ
ュータであり、システムバス10は、上記各部相互間で
各種制御信号やデータをやり取りする信号ラインであ
る。
る一方、オペレータが各種操作を行なうものである。シ
ステム制御部9は、上記各部を制御するマイクロコンピ
ュータであり、システムバス10は、上記各部相互間で
各種制御信号やデータをやり取りする信号ラインであ
る。
【0015】図2は、通信制御部6および網制御装置7
の概略構成を示したもので、電話回線からの受信信号
は、網制御装置7内のハイブリッドトランス7aを介し
て、アンプ6aに入力されている。アンプ6aは、受信
信号を増幅すると共に不要帯域信号を除去するもので、
その出力は等化器6bに入力されている。
の概略構成を示したもので、電話回線からの受信信号
は、網制御装置7内のハイブリッドトランス7aを介し
て、アンプ6aに入力されている。アンプ6aは、受信
信号を増幅すると共に不要帯域信号を除去するもので、
その出力は等化器6bに入力されている。
【0016】等化器6bは、受信信号の各種歪を検出し
てその大きさに応じた信号補正を行なう自動等化器であ
り、回路番号#1〜#4までの4回路より構成されてい
る。各回路は、それぞれ回路定数や回路方式が異なり補
正特性が相違している。
てその大きさに応じた信号補正を行なう自動等化器であ
り、回路番号#1〜#4までの4回路より構成されてい
る。各回路は、それぞれ回路定数や回路方式が異なり補
正特性が相違している。
【0017】上記各回路の出力は、切換回路6cの各切
換端子にそれぞれ入力され、そのコモン端子から受信信
号RDがモデム5に入力されている。
換端子にそれぞれ入力され、そのコモン端子から受信信
号RDがモデム5に入力されている。
【0018】モデム5から出力されるデータ信号SD
は、アンプ6dに入力されている。アンプ6dは、入力
信号を不要帯域信号を除去すると共に所定のレベルに増
幅するものである。その出力は網制御装置7のハイブリ
ッドトランス7aに入力され、網制御装置7を介して回
線に送出されているようになっている。
は、アンプ6dに入力されている。アンプ6dは、入力
信号を不要帯域信号を除去すると共に所定のレベルに増
幅するものである。その出力は網制御装置7のハイブリ
ッドトランス7aに入力され、網制御装置7を介して回
線に送出されているようになっている。
【0019】システムメモリ4内には、図3に示すよう
に、画像送信する各相手先に対応するT1〜Tnまでの
通信情報テーブルTが形成されている。情報テーブルT
のそれぞれには、相手先電話番号を格納するエリアa
と、通信履歴を40通信分格納するエリアbと、その相
手先に対して選定した最適等化器番号を格納するエリア
cとが形成されている。
に、画像送信する各相手先に対応するT1〜Tnまでの
通信情報テーブルTが形成されている。情報テーブルT
のそれぞれには、相手先電話番号を格納するエリアa
と、通信履歴を40通信分格納するエリアbと、その相
手先に対して選定した最適等化器番号を格納するエリア
cとが形成されている。
【0020】以上の構成で、本実施例のファクシミリ装
置で画像送信する場合、オペレータは、通常のファクシ
ミリ装置と同様に、送信原稿をスキャナ1にセットし
て、操作表示部8で相手先電話番号を設定する。
置で画像送信する場合、オペレータは、通常のファクシ
ミリ装置と同様に、送信原稿をスキャナ1にセットし
て、操作表示部8で相手先電話番号を設定する。
【0021】これにより、ファクシミリ装置は、図4に
示すように、設定された相手先電話番号に発呼する(処
理101)。この送信時には、等化器6bの#1〜#4
の内、予め設定されている1つの回路を切換回路6cに
より選択する(処理102)。
示すように、設定された相手先電話番号に発呼する(処
理101)。この送信時には、等化器6bの#1〜#4
の内、予め設定されている1つの回路を切換回路6cに
より選択する(処理102)。
【0022】相手先が応答すると、その相手先電話番号
を、システムメモリ4の通信情報テーブルT内で記憶し
ているかどうか判別し(処理103)、記憶していない
場合には(処理103のN)、通信情報テーブルTの1
つTiに、その相手先電話番号を格納しておく(処理1
04)。
を、システムメモリ4の通信情報テーブルT内で記憶し
ているかどうか判別し(処理103)、記憶していない
場合には(処理103のN)、通信情報テーブルTの1
つTiに、その相手先電話番号を格納しておく(処理1
04)。
【0023】ところで、送信側ファクシミリ装置は、1
つの相手先に一定回数画像送信すると、その相手先にお
いて最適な等化器6bの1つの回路を選定する機能を備
えている。その選定が完了した場合には、その等化器回
路番号が上記通信情報テーブルTのエリアcに格納され
るようになっている。
つの相手先に一定回数画像送信すると、その相手先にお
いて最適な等化器6bの1つの回路を選定する機能を備
えている。その選定が完了した場合には、その等化器回
路番号が上記通信情報テーブルTのエリアcに格納され
るようになっている。
【0024】そこで、ファクシミリ装置は、次に、発呼
した相手先に対応する通信情報テーブルTの格納情報を
チェックする(判断105)。ここで、上記等化器回路
番号が格納されていない場合(判断105のN)、1つ
の等化器回路を選択する。この選択は、通信ごとに行な
うもので、1つの相手先に対して、それぞれの等化器回
路で10回ずつ通信するように一定の順に1回路ずつ選
択する(処理106)。
した相手先に対応する通信情報テーブルTの格納情報を
チェックする(判断105)。ここで、上記等化器回路
番号が格納されていない場合(判断105のN)、1つ
の等化器回路を選択する。この選択は、通信ごとに行な
うもので、1つの相手先に対して、それぞれの等化器回
路で10回ずつ通信するように一定の順に1回路ずつ選
択する(処理106)。
【0025】次いで、相手先と既知の伝送制御手順を実
行する。このとき、NSS信号に選択した等化器6bの
回路番号をセットして受信側に送信する(処理10
7)。一方、受信側は、図5に示すように、着呼すると
(処理201)、所定の伝送制御を実行する。そして、
上記NSS信号の等化器回路番号を読み取って(処理2
02)、切換回路6cをその指定された回路に切り換え
る(処理203)。
行する。このとき、NSS信号に選択した等化器6bの
回路番号をセットして受信側に送信する(処理10
7)。一方、受信側は、図5に示すように、着呼すると
(処理201)、所定の伝送制御を実行する。そして、
上記NSS信号の等化器回路番号を読み取って(処理2
02)、切換回路6cをその指定された回路に切り換え
る(処理203)。
【0026】この後、送信側と受信側との間で所定のモ
デムトレーニング手順を実行して、画情報のデータ伝送
速度を決定し(図4・処理108、図5・処理20
4)、画像の送受信を行う(図4・処理109、図5・
処理205)。
デムトレーニング手順を実行して、画情報のデータ伝送
速度を決定し(図4・処理108、図5・処理20
4)、画像の送受信を行う(図4・処理109、図5・
処理205)。
【0027】次に、送信側は、例えば、図6に示すよう
に、第0〜3ビットで決定したデータ伝送速度を示すと
共に、第4〜7ビットで受信側において使用した等化器
6bの回路番号を示す1バイトの通信履歴データを作成
する。この履歴データを相手先に対応する情報テーブル
Tのエリアbに格納する(処理110)。
に、第0〜3ビットで決定したデータ伝送速度を示すと
共に、第4〜7ビットで受信側において使用した等化器
6bの回路番号を示す1バイトの通信履歴データを作成
する。この履歴データを相手先に対応する情報テーブル
Tのエリアbに格納する(処理110)。
【0028】そして、その相手先に対して、等化器6b
の各回路10回ずつの40回の通信を完了したかどうか
判別する(判断111)。1つの相手先に対して40回
の画像送信が完了した場合(処理111のY)、その相
手先に対応する情報テーブルTの通信履歴情報を読み出
す。
の各回路10回ずつの40回の通信を完了したかどうか
判別する(判断111)。1つの相手先に対して40回
の画像送信が完了した場合(処理111のY)、その相
手先に対応する情報テーブルTの通信履歴情報を読み出
す。
【0029】次に、図7に示すように、等化器6eの各
回路番号#1〜#4を使用した場合に、どのデータ伝送
速度が何回設定されたかを集計する。この集計結果か
ら、例えば最もデータ伝送速度が高く、かつ設定回数の
多い1つの回路を、その相手先の最適等化器回路として
選定する。この選定した等化器6bの回路番号#iを通
信情報テーブルTのエリアcに格納する(処理11
2)。
回路番号#1〜#4を使用した場合に、どのデータ伝送
速度が何回設定されたかを集計する。この集計結果か
ら、例えば最もデータ伝送速度が高く、かつ設定回数の
多い1つの回路を、その相手先の最適等化器回路として
選定する。この選定した等化器6bの回路番号#iを通
信情報テーブルTのエリアcに格納する(処理11
2)。
【0030】この後、各相手先に画像送信する際、通信
情報テーブルTに最適等化器として選定された等化器の
回路番号が格納されていた場合(処理105のY)、そ
の等化器回路番号をNSS信号で受信側に送信する(処
理113)。そして、通常どおり所定のモデムトレーニ
ング手順を実行して(処理114)、画像送信する(処
理115)。
情報テーブルTに最適等化器として選定された等化器の
回路番号が格納されていた場合(処理105のY)、そ
の等化器回路番号をNSS信号で受信側に送信する(処
理113)。そして、通常どおり所定のモデムトレーニ
ング手順を実行して(処理114)、画像送信する(処
理115)。
【0031】以上のように、本実施例では、受信するデ
ータ信号を補正する複数の等化器回路を備え、画像受信
の際には、送信側から指定される1つを使用するように
している。そして、送信側は、各相手先に対して各等化
器回路を10回ずつ指定して合計40回画像送信し、そ
の送信結果から、最も通信状態が良好である最適等化器
回路を選定する。そして、その後、その最適等化器回路
を受信側に指定して画像送信するようにしている。
ータ信号を補正する複数の等化器回路を備え、画像受信
の際には、送信側から指定される1つを使用するように
している。そして、送信側は、各相手先に対して各等化
器回路を10回ずつ指定して合計40回画像送信し、そ
の送信結果から、最も通信状態が良好である最適等化器
回路を選定する。そして、その後、その最適等化器回路
を受信側に指定して画像送信するようにしている。
【0032】特定の送信側と受信側とが通信する場合、
日時は違ってもそのときの回線特性はほぼ同一傾向を示
すことが経験的に知られている。従って、上記最適等化
器回路は、両者間の通信回線に適応したものと考えられ
る。これにより、常に良好な通信を行なうことができる
ようになる。
日時は違ってもそのときの回線特性はほぼ同一傾向を示
すことが経験的に知られている。従って、上記最適等化
器回路は、両者間の通信回線に適応したものと考えられ
る。これにより、常に良好な通信を行なうことができる
ようになる。
【0033】なお、上述の実施例において、送信側で
は、予め設定された1つの等化器回路を固定的に使用し
ているが、送信側の等化器回路は、手順信号を受信する
際に作用するものであり、手順信号は低速で伝送するた
め、信号歪で受信エラーを発生することはなく問題はな
い。
は、予め設定された1つの等化器回路を固定的に使用し
ているが、送信側の等化器回路は、手順信号を受信する
際に作用するものであり、手順信号は低速で伝送するた
め、信号歪で受信エラーを発生することはなく問題はな
い。
【0034】また、以上の実施例では、複数の等化器回
路のうち、データ伝送速度が高く、設定された回数の多
い1つの等化器回路を最適等化器回路として選定するよ
うにしたが、同程度の等化器回路が複数ある場合、さら
にその内の1つずつを選択して通信し、その通信結果か
ら1つの最適等化器回路を選定すればよい。
路のうち、データ伝送速度が高く、設定された回数の多
い1つの等化器回路を最適等化器回路として選定するよ
うにしたが、同程度の等化器回路が複数ある場合、さら
にその内の1つずつを選択して通信し、その通信結果か
ら1つの最適等化器回路を選定すればよい。
【0035】また、最適等化器回路は、各相手先に実際
に原稿送信する最初の40回の通信結果により選定する
ようにしたが、その回数は任意に設定できることはいう
までもない。また、ユーザが任意の時点で試験的に一定
回数画像送信して、その通信結果により判定してもよ
い。さらに、ファクシミリ装置が、自動的に上記試験的
な送信を定期的に実行するようにしてもよい。
に原稿送信する最初の40回の通信結果により選定する
ようにしたが、その回数は任意に設定できることはいう
までもない。また、ユーザが任意の時点で試験的に一定
回数画像送信して、その通信結果により判定してもよ
い。さらに、ファクシミリ装置が、自動的に上記試験的
な送信を定期的に実行するようにしてもよい。
【0036】さらに、ファクシミリ装置には、等化器回
路を4回路備えるようにしたが、各装置ごとに回路数を
変えてもよい。その場合、受信側から送信側に、回路数
を例えばNSF信号により通知し、送信側は通知された
各回路に対して同様に一定回数ずつ送信を実行するよう
にすればよい。
路を4回路備えるようにしたが、各装置ごとに回路数を
変えてもよい。その場合、受信側から送信側に、回路数
を例えばNSF信号により通知し、送信側は通知された
各回路に対して同様に一定回数ずつ送信を実行するよう
にすればよい。
【0037】さらには、以上の実施例では、ファクシミ
リ装置で画像送信する場合について説明したが、本発明
は、ファクシミリ装置に限らず各種データ伝送装置にお
いて同様に適用できることは当然である。
リ装置で画像送信する場合について説明したが、本発明
は、ファクシミリ装置に限らず各種データ伝送装置にお
いて同様に適用できることは当然である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信側
は、相手先受信側の等化器のすべてを少なくとも1回ず
つ指定して複数回データを送信し、以後データを伝送す
る場合は、そのうち最も通信状態が良好であった1つの
等化器を受信側に通知してデータ信号を送信するように
したので、送信の都度等化器を選択する処理が不要にな
るので、送信時間を大幅に短縮することが出来ると共
に、受信側では常に最適な等化器が選択されて良好なデ
ータ伝送が可能となる。さらには、受信側に用意されて
いる特性の異なる複数の等化器を送信側から選択するよ
うにしているので、等化器の選定管理が容易になる利点
も得られる。
は、相手先受信側の等化器のすべてを少なくとも1回ず
つ指定して複数回データを送信し、以後データを伝送す
る場合は、そのうち最も通信状態が良好であった1つの
等化器を受信側に通知してデータ信号を送信するように
したので、送信の都度等化器を選択する処理が不要にな
るので、送信時間を大幅に短縮することが出来ると共
に、受信側では常に最適な等化器が選択されて良好なデ
ータ伝送が可能となる。さらには、受信側に用意されて
いる特性の異なる複数の等化器を送信側から選択するよ
うにしているので、等化器の選定管理が容易になる利点
も得られる。
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図。
ロック構成図。
【図2】通信制御部および網制御装置の概略回路構成
図。
図。
【図3】通信情報テーブルの構成を示す説明図。
【図4】送信側の動作フローチャート。
【図5】受信側の動作フローチャート。
【図6】通信履歴情報の説明図。
【図7】通信履歴の集計結果の一例を示す説明図。
1 スキャナ 2 プロッタ 3 符号化復号化部 4 システムメモリ 5 モデム 6 通信制御部 6b 等化器 6c 切換回路 7 網制御装置 9 システム制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 特性の異なる複数の等化器を有する相手
先と通信を行うデータ伝送装置において、 上記相手先に対して上記複数の等化器のすべてを少なく
とも1回ずつ指定して複数回データ信号の送信を実行す
る試験的通信手段と、 上記複数回のデータ信号の送信結果に基づいて最も通信
状態が良好であった1つの等化器を選択して上記相手先
の電話番号と共に記憶する等化器記憶手段と、 上記相手先にデータ伝送する際には、上記等化器記憶手
段に記憶されている等化器を送信側から受信側に通知し
てデータ信号を送信する通信手段とを備えていることを
特徴とするデータ伝送装置。 - 【請求項2】 送信側から送信されるデータを受信側は
特性の異なる複数の等化器の1つを選択して受信するデ
ータ伝送方法において、 送信側は、受信側に設けられた各等化器を少なくとも1
回ずつ順に指定して複数回データを送信した結果に基づ
いて最も通信状態が良好であった等化器を当該受信側電
話番号と共に記憶しておき、以後当該受信側とデータ伝
送を行うときは上記電話番号に対応して記憶している等
化器を受信側に通知する一方、受信側は送信側より通知
された等化器を選択してデータを受信することを特徴と
するデータ伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080491A JP3207449B2 (ja) | 1990-09-10 | 1991-04-17 | データ伝送装置及びデータ伝送方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-237093 | 1990-09-10 | ||
JP23709390 | 1990-09-10 | ||
JP11080491A JP3207449B2 (ja) | 1990-09-10 | 1991-04-17 | データ伝送装置及びデータ伝送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04229727A JPH04229727A (ja) | 1992-08-19 |
JP3207449B2 true JP3207449B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=26450337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11080491A Expired - Fee Related JP3207449B2 (ja) | 1990-09-10 | 1991-04-17 | データ伝送装置及びデータ伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3207449B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012049763A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法 |
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1991
- 1991-04-17 JP JP11080491A patent/JP3207449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04229727A (ja) | 1992-08-19 |
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