JP3238942B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3238942B2 JP10528492A JP10528492A JP3238942B2 JP 3238942 B2 JP3238942 B2 JP 3238942B2 JP 10528492 A JP10528492 A JP 10528492A JP 10528492 A JP10528492 A JP 10528492A JP 3238942 B2 JP3238942 B2 JP 3238942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信信号をイコライザ
回路により補正してモデムによりデータ信号を再生する
一方、画信号受信前のモデムトレーニング手順で実行結
果を送信側に通知しない場合、モデムトレーニング手順
を繰り返すことになるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PSTN(Public Switch
es Telephone Network)で使用す
る通常のファクシミリ装置は、画信号をモデムにより伝
送している。このような装置では、受信信号の減衰歪や
遅延歪をイコラザ回路により補正した後、モデムで受信
するようにしている。
【0003】上記ファクシミリ装置のように不特定の相
手先と通信する場合、通信相手先によって、受信信号の
減衰歪や遅延歪の量が大きく異なる。このため、従来か
ら、補正特性の異なる複数のイコライザ回路を備え、通
信条件に応じて適切なイコライザ回路を選択する方法が
知られている。
【0004】例えば、特開平1−295565号公報に
見られるように、イコライザ回路に一定の補正特性を設
定して画信号の伝送を開始し、その後、伝送エラーの発
生量が多い場合には、補正特性を変更するという提案が
ある。
【0005】しかしながら、この提案では、画信号を最
初から最適条件で伝送することができなかった。
【0006】一方、例えば、特開平1−191524号
公報に見られるように、送信側が、画信号の送信開始前
に試験用の信号を送出し、受信側がその信号の検出状態
により、イコライザ回路の補正特性を決定するという提
案がある。
【0007】この提案によれば、画信号を最初から最適
条件で伝送することがてきる。ところが、この場合、試
験用の信号を送出したり、その信号を検出したりする特
別な伝送制御手順が必要になる。
【0008】一般に使用されているファクシミリ装置
は、CCITTの標準勧告に準拠しているが、上記のよ
うな試験用の信号の送出や検出を実行すると、標準勧告
に準拠できなくなる。このため、上記提案のファクシミ
リ装置は、標準勧告に準拠した一般のファクシミリ装置
と交信することができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
イコライザー回路の補正特性を通信相手先に応じて設定
する場合、画信号を最初から最適条件で伝送することが
できなかったり、一般のファクシミリ装置と交信するこ
とができなかったりするという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決し、画信号を
最初から最適条件で伝送すると共に、一般のファクシミ
リ装置と交信することができるファクシミリ装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、補
正特性の異なる複数のイコライザ回路と、通信相手先に
適合するイコライザ回路を記憶するメモリと、ファクシ
ミリ受信時、前記複数のイコライザ回路の内の1つを選
択使用するに当たって、前記メモリにイコライザ回路が
記憶されている場合は、当該イコライザ回路に選択切換
する一方、イコライザ回路が記憶されていない場合は前
記複数のイコライザ回路の1つに選択切換する切換手段
とを備え、当該切換手段により選択切換された1つのイ
コライザ回路を使用して受信時のモデムトレーニングを
実行するファクシミリ装置において、前記メモリに前記
イコライザ回路が記憶されていない状態で選択切換した
1つのイコライザ回路を使用してのモデムトレーニング
失敗時、そのときのエラー発生量を記憶する手段と、前
記モデムトレーニング失敗時に、前記複数のイコライザ
回路の全てについての選択切換が終了していない場合
は、成功するまでNSF,DISを返送すると共にイコ
ライザ回路を切り換えてモデムトレーニングを実行する
動作を繰り返す手段と、成功せずに前記複数のイコライ
ザ回路の全てについての選択切換が終了したときは、前
記エラー発生量が最小のイコライザ回路を選択して、F
TTを返送することにより順次伝送速度を下げる動作を
繰り返す手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】CCITTの標準勧告では、受信側がモデムト
レーニグの実行結果を送信側に通知しない場合、送信側
は、繰り返しトレーニングチェック信号を送信するよう
になっている。しかし本願発明のように、モデムトレー
ニングが失敗した場合に、直ちにNSF,DISを再度
返送することにより、FTTを返送しない場合に比べて
送信側からトレーニングチェック信号をより短時間に受
信することができ、プロトコルの所要時間を短縮するこ
とができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係るファクシ
ミリ装置のブロック構成図を示したものである。図にお
いて、網制御部1は、電話回線に接続され、発着信のた
めの回線監視や回線制御を実行するものである。通信制
御部2は、送受信する信号のレベル調整や受信信号の補
正を行なうものである。その通信制御部2内において、
アンプ2aは、受信信号を増幅するもので、回線イコラ
イザ回路2bは、受信信号を補正するものである。本実
施例では、この回線イコライザ回路2bとして、4種の
回路#1〜#4を備えている。各回路は、それぞれ異な
る補正特性で減衰歪や遅延歪を補正するものである。な
お、使用条件によっては、減衰歪のみ、あるいは遅延歪
のみ補正する回路が配設されることもある。切換回路2
cは、上記回路#1〜#4の内、使用する1つを選択す
るものである。アンプ2dは、送信信号を増幅するもの
である。
【0015】モデム3は、受信信号を復調して画信号を
再生したり、送信する画信号を変調したりするほか、図
示せぬ回路と網制御部1とを介して、伝送制御用の手順
信号を送受信するものである。ファクシミリ画像処理部
4は、原稿画像を読み取って画信号をデータ圧縮してモ
デム3に出力したり、モデム3で受信された画信号を入
力して元の画情報に復元して記録紙に画像記録したりす
るものである。
【0016】システムメモリ5は、装置に予め登録して
おく情報や通信動作により得た各種情報を必要に応じて
記憶するものである。操作表示部6は、オペレータが各
種操作を行なう一方、装置が動作状態などを表示するも
のである。システム制御部7は、上記各部を監視・制御
するマイクロコンピュータである。
【0017】以上の構成で、本実施例のファクシミリ装
置は、CCITT勧告のグループ3ファクシミリであ
り、その勧告T.30に準拠した標準の伝送制御手順で
画情報を伝送する。次に、このファクシミリ装置の画像
受信動作を説明する。
【0018】図2および図3は、その画像受信動作を示
している。すなわち、受信側ファクシミリ装置は、着呼
を検知すると(処理101)、回線接続してCED信
号,DIS信号およびNSF信号を送出して応答する
(処理102)。
【0019】これに対して、送信側は、図4に示すよう
に、NSS信号とTCF信号とを送出する。このTCF
信号は、受信側でモデムトレーニングを実行するための
トレーニングチェック信号である。
【0020】受信側は、送信されるNSS信号を受信し
た後(処理103)、その通信相手先に適合する回線イ
コライザ回路2bの回路を記憶しているかどうか判別す
る(処理104)。本実施例では、画情報の受信動作を
実行した場合、各相手先ごとに適合する回線イコライザ
回路2bの回路を記憶するようにしている。いま、着呼
した相手先と初めて通信しているものとすると、上記回
路は、まだ登録されていない。
【0021】この場合(処理104のN)、回線イコラ
イザ回路2bの4回路の内の特定の1つを選択する(処
理105)。そして、TCF信号を受信してモデームト
レーニングを実行する(処理106)。このモデムトレ
ーニングは、一定のデータを伝送し、伝送エラーの発生
量を受信側で検知する動作である。そして、検知した伝
送エラーの発生量によりトレーニング成功,失敗を判定
する(処理107)。
【0022】ここで、伝送エラーが予め設定されている
一定値を越えていた場合、トレーニング失敗と判定す
る。この場合(処理107のN)、検知した伝送エラー
の発生量を記憶する(処理108)。そして、回線イコ
ライザ回路2bの4つの回路#1〜#4全部を使用した
かどうか判別する(処理109)。本実施例では、上記
のようにモデムトレーニングが失敗した場合、4つの回
路#1〜#4を順次切り換えて使用するようにしてい
る。
【0023】いま、回路#1だけ使用した状態であり、
他の回路#2〜#4は使用していない。このように未使
用の他の回路がある場合(処理109のN)、他の1つ
の回路に切り換える(処理110)。そして、DIS信
号とNSF信号を再度送信する(処理111)。
【0024】送信側は、この場合のように、TCF信号
送出の後、受信側からトレーニングの成功または失敗と
いう応答されない場合、再度NSS信号とTCF信号を
送信する。
【0025】受信側は、そのNSS信号を受信して(処
理112)、再度モデムトレーニングを実行して(処理
113)、実行結果を判定する(処理114)。ここ
で、再度モデムトレーニングが失敗したとする。この場
合(処理114のN)、発生した伝送エラーの発生量を
記憶して(処理108)、さらに別の回路で同様にモデ
ムトレーニングを繰り返す(処理109〜処理11
3)。
【0026】モデムトレーニングで、伝送エラーが前記
一定値以下になった場合、トレーニング成功と判定す
る。図3は、3回目でモデムトレーニングが成功した場
合を示している。この場合(処理114のY)、トレー
ニングの成功を示すCFR信号を送出する(処理11
5)。
【0027】送信側は、CFR信号を受信すると、画信
号を送出する。受信側は、その画信号を受信する(処理
116)。
【0028】いま、送信画像が1ページのみであったと
すると、その1ページ画信号の最後にEOP信号を送出
する。受信側は、送信された画信号を伝送エラーなく受
信すると、MCF信号を応答する。これに対して、送信
側は、DCN信号を送出して通信動作を終了する。受信
側は、そのDCN信号を受信して、通信動作を終了する
(以上、処理117)。
【0029】この後、いま実行した通信がその相手先と
の初めての通信かどうか判別する(処理118)。い
ま、初めての通信であったとすると(処理118の
Y)、通信相手先の識別情報と、受信に使用した回線イ
コライザ回路2bの回路番号と、モデム3のデータ伝送
速度とをそれぞれ記憶する。
【0030】すなわち、システムメモリ5には、図5に
示すように、各通信相手先に対して「相手先識別情
報」,「適合回路」および「データ伝送速度」を記憶す
る各領域が形成されている。「データ伝送速度」は、5
通信分記憶する領域が形成されている。
【0031】ファクシミリ装置は、上記通信において送
信側からNSS信号で受信する送信局の識別情報を「相
手先識別情報」として格納する。この送信局の識別情報
は、例えば、相手先装置に登録さているRTI(Rem
ote TerminalIdentifier)情報
である。また、画信号の受信に使用した回線イコライザ
回路2bの回路番号を「使用回路」として格納する。さ
らに、最終的に設定したモデム3のデータ伝送速度を
「データ伝送速度」として1つ格納する(処理11
9)。このようにして、受信動作を終了する。
【0032】一方、受信側が、回線イコライザ回路2b
の各回路を順次使用してモデムトレーニングを繰り返
し、いずれも失敗したとすると、未使用の回路がなくな
る。この場合(処理109のY)、伝送エラーの発生量
が最も少なかった1つの回路に切り換える(処理12
0)。そして、トレーニングの失敗を示すFTT信号を
送出する(処理121)。
【0033】送信側は、FTT信号が応答されると、モ
デムのデータ伝送速度をシフトダウンして、NSS信号
とTCF信号とを送出する。着呼側は、そのNSS信号
を受信し(処理122)、さらにTCF信号を受信し
て、低下したデータ伝送速度でモデムトレーニングを実
行する(処理123)。そして、実行結果を判定し(処
理124)、トレーニング失敗の場合(処理124の
N)、再度FTT信号を送出して同様の手順を繰り返す
(処理121へ)。この手順は、通常実行されるモデム
トレーニング手順である。
【0034】このようにして、一定のデータ伝送速度で
トレーニングが成功すると(処理124のY)、CFR
信号を送出して前記と同様に画信号を受信する(処理1
15〜処理117)。受信が終ると、同様に「相手先識
別情報」,「適合回路」および「データ伝送速度」を記
憶して動作を終了する(処理118、処理118のYよ
り処理119)。
【0035】一方、次に、上記「適合回路」などの情報
を記憶している相手先から再度着信したとする。この場
合(処理104のY)、その「適合回路」として記憶し
ている回線イコライザ回路2bの1つを選択する(処理
125)。そして、TCF信号を受信し、モデムトレー
ニグを実行し(処理126)、その結果を判定する(処
理127)。ここで、トレーニング失敗の場合(処理1
27のN)、FTT信号を送出して(処理128)、N
SS信号を受信する(処理129)。そして、モデムト
レーニグを繰り返す(処理126へ)。
【0036】このようにして、トレーニングが成功する
と(処理127のY)、CFR信号を送出して前記と同
様に画信号を受信する(処理115〜処理117)。
【0037】そして、いまの例のように、その相手先と
の通信が2回目以降の場合(処理118のN)、図5に
示した対応する「データ伝送速度」の記憶領域に、今回
設定したデータ伝送速度を格納して記憶する。この場
合、すでに記憶されているデータ伝送速度の情報数が5
通信分に満たないときは、新たなデータ伝送速度の情報
を順次追加する。また、すでに5通信分の情報がある場
合には、最も古い情報を消去して新たな情報を記憶する
(処理130)。
【0038】そして、記憶したデータ伝送速度の情報数
を判別する(処理131)。ここで、その情報数が5通
信未満の場合(処理131のN)、そのまま動作を終了
する。一方、データ伝送速度の情報が5通信分ある場合
(処理131のY)、その5つの情報に基ずいて通信条
件の良否を判定する(処理132)。この判定は、例え
ば、5つのデータ伝送速度の平均値が7200bps以
上の場合、あるいは7200bps以上が3つ以上ある
場合に通信条件が良好と判定し、他の場合は通信条件が
不良と判定する。
【0039】通信条件良好と判定した場合(処理132
のY)、そのまま動作を終了する。一方、通信条件不良
と判定した場合(処理132のN)、その相手先に対応
して記憶している「適合回路」と「データ伝送速度」の
情報をそれぞれ消去する(処理133)。
【0040】これにより、次回その相手先から着信して
画信号を受信する際に、回線イコライザ回路2bの新た
な1回路が適合回路として選択されるようになる。
【0041】以上のように、本実施例では、回線イコラ
イザ回路2bとして補正特性の異なる4つの回路を備
え、着信して画信号を受信する場合、まず1つの回路を
使用してモデムトレーングを実行し、トレーニング失敗
の場合には、実行結果を送信側に通知しないで、他の回
路を順次選択してモデムトレーニングを再実行し、実行
したモデムトレーニングが成功した場合、CFR信号を
送信側に通知して、画信号の受信動作を実行するように
している。
【0042】CCITTの標準勧告では、受信側がモデ
ムトレーニグの実行結果を送信側に通知しない場合、送
信側は、繰り返しトレーニングチェック信号を送信する
ようになっている。従って、上記のように、モデムトレ
ーニングが失敗した場合には、実行結果を送信側に通知
しないことにより、回線イコライザ回路2bの回路を切
り換えてモデムトレーニグを再実行することができる。
これにより、最適な1回路を選択して、通常手順で画信
号を受信することができる。
【0043】これにより、画信号を最初から最適条件で
伝送すると共に、CCITTの標準手順に準拠している
ので、一般のファクシミリ装置とも交信することができ
るようになる。
【0044】また、回線イコライザ回路2bの4つの回
路で順次実行する上記モデムトレーニングは、9600
bpsの初期速度で実行するが、全ての回路でトレーニ
ングが失敗した場合には、データエラーの発生量が最も
少ない1つの回路を選択し、通常手順で、伝送速度を順
次シフトダウンしながらモデムトレーニグを再実行する
ようにしている。これにより、初期速度でトレーニング
が失敗した場合でも、4つの回路の内の最良の1回路を
使用して画信号を受信するこができる。
【0045】また、選択した回線イコライザ回路2bの
回路を適合回路として通信相手先毎に記憶しておき、各
相手先から画信号を受信する場合、記憶している適合回
路を使用するようにしている。これにより、2回目以降
の通信は、回線イコライザ回路2bを選択する通信手順
が不要になり、短時間で能率よく通信することができ
る。
【0046】さらに、画信号の受信時に設定した回線イ
コライザ回路2bの伝送速度を通信相手先毎に5通信分
記憶して、伝送速度が全体的に低い場合には、通信条件
不良と判定して、記憶した回線イコライザ回路2bの回
路情報を消去するようにしている。これにより、不適当
な回路が継続して選択使用されることが防止される。
【0047】なお、以上の実施例では、回線イコライザ
回路2bの適合回路を選択する場合、一定の順序で順次
切り換えるようにしたが、予め使用頻度の高い順序を設
定しておくようにしてもよい。また、オペレータが手動
操作で任意に選択するようにしてもよい。
【0048】また、通信相手先毎にデータ伝送速度を5
通信分記憶するようにしたが、この件数は任意に設定で
きることはいうまでもない。また、その5通信分の記憶
情報から通信条件を判定して、通信条件不良と判定した
場合に、記憶している適合回路の情報を消去するように
したが、例えば、一定回数通信したとき、無条件で適合
回路の情報を消去するようにしてもよい。その場合、デ
ータ伝送速度の情報を記憶する必要がないので、メモリ
容量を削減することができる。
【0049】また、図5に示した「相手先識別情報」と
して、NSS信号のRTIを記憶するようにしたが、N
SS信号のフレーム内のFCSフィールドのデータを記
憶することも考えられる。FCSフィールドは、NSS
信号のデータに対するCRCコードであるが、このデー
タで各相手先を区別することができる。この場合、CR
Cコードは2バイトという少ないデータであるので、情
報記憶のためのメモリ容量を削減することができる。
【0050】さらに、上述の伝送制御手順では、NSS
信号やNSF信号というオプション信号を使用するよう
にしたが、TSI信号,DCS信号およびDIS信号と
いう基本的な信号のみ使用しても、同様の通信動作を実
行できることは当然である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モデム
トレーニングが失敗した場合に、直ちにNSF,DIS
を再度返送するようにしたことにより、FTTを返送し
ない場合に比べて送信側からトレーニングチェック信号
をより短時間に受信することができ、プロトコルの所要
時間を短縮することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図である。
【図2】受信処理の一部分を示す動作フローチャートで
ある。
【図3】受信処理の他の部分を示す動作フローチャート
である。
【図4】送信側と受信側との間の伝送制御手順の説明図
である。
【図5】記憶情報の説明図である。
【符号の説明】
1 網制御部 2 通信制御部 2a,2d アンプ 2b 回線イコライザ回路 2c 切換回路 3 モデム 4 ファクシミリ画像処理部 5 システムメモリ 6 操作表示部 7 システム制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 H04B 3/10 H04M 11/00 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補正特性の異なる複数のイコライザ回路
    と、通信相手先に適合するイコライザ回路を記憶するメ
    モリと、ファクシミリ受信時、前記複数のイコライザ回
    路の内の1つを選択使用するに当たって、前記メモリに
    イコライザ回路が記憶されている場合は、当該イコライ
    ザ回路に選択切換する一方、イコライザ回路が記憶され
    ていない場合は前記複数のイコライザ回路の1つに選択
    切換する切換手段とを備え、当該切換手段により選択切
    換された1つのイコライザ回路を使用して受信時のモデ
    ムトレーニングを実行するファクシミリ装置において、 前記メモリに前記イコライザ回路が記憶されていない状
    態で選択切換した1つのイコライザ回路を使用してのモ
    デムトレーニング失敗時、そのときのエラー発生量を記
    憶する手段と、 前記モデムトレーニング失敗時に、前記複数のイコライ
    ザ回路の全てについての選択切換が終了していない場合
    は、成功するまでNSF,DISを返送すると共にイコ
    ライザ回路を切り換えてモデムトレーニングを実行する
    動作を繰り返す手段と、 成功せずに前記複数のイコライザ回路の全てについての
    選択切換が終了したときは、前記エラー発生量が最小の
    イコライザ回路を選択して、FTTを返送することによ
    り順次伝送速度を下げる動作を繰り返す手段とを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 モデムトレーニング成功時、前記メモリ
    にイコライザ回路が記憶されていない場合は、このとき
    使用したイコライザ回路と、伝送速度とを相手先別に記
    憶する手段と、 前記メモリにイコライザ回路が既に記憶されている場合
    は、このときの伝送速度を過去所定回数分について記憶
    する手段と、 前記所定回数の記憶が行われたときの通信条件の良否を
    判定して、不良の場合は前記メモリに相手先別に記憶さ
    れているイコライザ回路と伝送速度を消去する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記通信条件の良否の判定は、過去所定
    回数において選択使用したイコライザの伝送速度の平均
    値が所定値以上あるかどうかを判定して行うことを特徴
    とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 1つの通信相手先に対して、前記メモリ
    にイコライザ回路を記憶した場合、その後前記所定回数
    の通信においては、その記憶しているイコライザ回路を
    使用して受信動作を行うことを特徴とする請求項3記載
    のファクシミリ装置。
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