JPH1013647A - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JPH1013647A
JPH1013647A JP8178743A JP17874396A JPH1013647A JP H1013647 A JPH1013647 A JP H1013647A JP 8178743 A JP8178743 A JP 8178743A JP 17874396 A JP17874396 A JP 17874396A JP H1013647 A JPH1013647 A JP H1013647A
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JP
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modem
transmission
speed
signal
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JP8178743A
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Masahito Otani
雅人 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の状態にあわせた最適な画情報伝送を
行えるようにするファクシミリ装置の制御方法を提供す
ることを目的としている。 【解決手段】 受信した画情報のエラーフレーム率に基
づいて、プライマリチャネルの伝送速度を再設定するよ
うにしているので、エラーフレーム率が小さい場合に
は、画情報の伝送速度を大きくでき、画情報伝送状態に
応じて最適なモデム速度を決定でき、画情報伝送に要す
る時間を短縮することができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速モデム機能と
してV.34モデム機能を備えたファクシミリ装置の制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ通信のようなデー
タ伝送には、より伝送時間を短縮したいという要求があ
り、そのために、画情報の伝送に適用される高速モデム
機能として、より伝送速度の大きいものが適用されるよ
うになってきている。例えば、最新のモデム勧告である
ITU−T勧告V.34に準拠したモデム(以下、V.
34モデムという)では、最大33.4Kbpsという
非常に高速なデータ伝送速度を適用することができる。
【0003】ところで、グループ3ファクシミリ装置の
伝送手順においては、画情報伝送に先立って実施する伝
送前手順において、その画情報伝送時に使用するモデム
速度の最大値を設定し、それ以降は、画情報受信状態が
悪くなると、モデム速度を段階的に低下させるいわゆる
フォールダウン制御を行うようにして、画情報伝送を確
実に行えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
伝送手順に従うと、いったんモデム速度を落とした後
は、モデム速度を上昇させることができないという事態
を生じる。
【0005】画情報伝送時に、相手端末との間で確立し
た伝送路の状態が経時的に変化する場合、伝送路の状態
が悪くなる方向のみならず、改善する方向に変化するこ
とも考えられる。
【0006】したがって、伝送路の状態が改善している
にもかかわらず、モデム速度を上昇させることができな
いのでは、伝送路の状態にあわせた最適な画情報伝送を
行えないという事態を生じる。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、伝送路の状態にあわせた最適な画情報伝送を
行えるようにするファクシミリ装置の制御方法を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速モデム機
能としてV.34モデム機能を備えたファクシミリ装置
の制御方法において、V.34モデム機能を使用したデ
ータ伝送時、受信したECMデータフレームのエラー率
に応じて、最初に設定したモデム速度を、所定のデータ
伝送単位毎に再設定するようにしたものである。
【0009】また、高速モデム機能としてV.34モデ
ム機能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、
V.34モデム機能におけるデータ受信状態を検出する
データ受信状態検出手段を備え、V.34モデム機能を
使用したデータ伝送時、データ受信中での上記データ受
信状態検出手段の検出信号に基づき、最初に設定したモ
デム速度を、所定のデータ伝送単位毎に再設定するよう
にしたものである。
【0010】また、高速モデム機能としてV.34モデ
ム機能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、
受信信号の周波数特性を改善する受信信号イコライザ回
路を備え、V.34モデム機能を使用したデータ伝送
時、受信したECMデータフレームのエラー率に応じ
て、最初に設定したモデム速度を、所定のデータ伝送単
位毎に再設定するとともに、その再設定後のモデム速度
に応じ、上記受信信号イコライザ回路の回路特性を設定
するようにしたものである。
【0011】また、高速モデム機能としてV.34モデ
ム機能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、
V.34モデム機能におけるデータ受信状態を検出する
データ受信状態検出手段と、受信信号の周波数特性を改
善する受信信号イコライザ回路を備え、V.34モデム
機能を使用したデータ伝送時、データ受信中での上記デ
ータ受信状態検出手段の検出信号に基づいて、最初に設
定したモデム速度を、所定のデータ伝送単位毎に再設定
するとともに、その再設定後のモデム速度に応じて、上
記受信信号イコライザ回路の回路特性を設定するように
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0014】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0015】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0016】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0017】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)、種々のトーン信号を発生するトーン発生機能、お
よび、種々のトーン信号を検出するトーン検出機能を備
えたものである。ここで、トーン発生機能としては、自
端末のユーザを呼びだしていることを相手端末に通知す
るための疑似リングバックトーン、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順(TTC標準JT−T30参照)で定義さ
れている種々のトーン信号(ファクシミリ伝送手順信
号)、および、プッシュボタン信号などの種々のトーン
信号を発生する機能を備えている。また、トーン検出機
能としては、グループ3ファクシミリ伝送手順で定義さ
れている種々のトーン信号、および、プッシュボタン信
号を検出する機能を備えている。
【0018】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0019】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス11に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス11を介し
て行われている。
【0020】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0021】図2(a),(b)は、V.34モデム機
能を使用して画情報伝送するときの伝送手順の一例を示
している。
【0022】ここで、V.34モデム機能を使用すると
き、画情報伝送モードはECM(誤り訂正モード)モー
ドが適用される。このECMモードについて、概略説明
すると、次のような画情報伝送動作が行われる。
【0023】まず、送信画情報は256(または64)
バイト毎のデータに分割され、分割データ毎に所定形式
のフレームデータ(エラー検出符号付き)に整形され、
256個以下のフレームデータを順次配置してなるブロ
ック単位に送信される。
【0024】受信側では、受信した各フレームについて
データエラーの有無を検査し、1つ以上のフレームにエ
ラーを検出したときには、その旨を通知する伝送制御信
号を送信側に送出するとともに、その伝送制御信号に
は、データエラーを検出したフレーム番号を通知するた
めの情報を付加する。また、受信側では、受信した全て
のフレームにデータエラーを検出しなかった場合には、
その旨をあらわす伝送手順信号を送信側に送出する。
【0025】一方、送信側では、受信側からフレームエ
ラーを検出したことが通知されると、そのときに通知さ
れたフレーム番号のフレームデータを再送する。また、
データエラーを検出しなかったことが通知されると、次
のブロックの画情報の伝送動作を行う。
【0026】この再送動作を繰り返し行うことで、エラ
ーのない1ブロック分の画情報が、受信側で得られるよ
うにしている。
【0027】なお、このECMモードは、データエラー
のないことを保証するグループ3ファクシミリ装置の他
のデータ伝送モード、例えば、バイナリデータ転送モー
ドなどの基本となる伝送モードである。
【0028】さて、この場合には、V.34モデムの半
二重モードによる伝送手順が行われる。
【0029】すなわち、送信端末TXが受信端末RXへ
発呼し、受信端末RXが着信応答すると、送信端末TX
は、所定周波数の単一トーン信号である呼出信号CNG
を送出し、まず、モデム間のセッションを確立するため
のフェーズ1を開始する。
【0030】このフェーズ1では、受信端末RXは、振
幅変調を施した所定のトーン信号である信号ANSam
を送出して、フェーズ1の開始を通知し、送信端末TX
は、信号ANSamを受信すると、主として自端末に備
えられているモデム種別等の変調方式を表示するための
起呼メニュー信号CMを送出する。
【0031】起呼メニュー信号CMを受信すると、受信
端末RXは、その起呼メニュー信号CMにより通知され
たモデム種別等の変調方式から、そのときに使用するモ
デム種別等の変調方式を選択し、その選択したモデム種
別等の変調方式を通知するための共通メニュー信号JM
を送出する。この場合、受信端末RXはV.34モデム
を使用するモデム機能として選択し、送信端末TXに通
知する。
【0032】共通メニュー信号JMを受信すると、送信
端末TXは、CM終端子CJを送出し、共通メニュー信
号JMで通知されたモデム種別等の変調方式を適用する
ようにモデム装置の機能を設定する。
【0033】また、受信端末RXは、CM終端子CJを
受信した後に、共通メニュー信号JMの出力を終了す
る。
【0034】このようにして、使用するモデム種別が設
定されると、送信端末TXは、使用する回線の特性を調
査するラインプロービングを行うためのフェーズ2を開
始する。ここで、図にA*,B*と示した信号は、それ
ぞれ信号A,Bを反転した信号である。同様に、以降の
フェーズにおいて、「*」が付加された信号は、それを
付加しない同一信号名の信号を反転した信号である。な
お、使用するモデム種別がV.34モデム以外の場合に
は、フェーズ1が終了した時点で、使用することが設定
されたモデム種別に応じた伝送手順へと移行する。
【0035】このフェーズ2では、双方のモデム情報を
交換し(信号INFOシーケンス)、送信端末TXが送
出する回線試験用のトーン(B,B*)を受信端末RX
が受信することにより、回線特性が判定され、その判定
結果が送信端末TXへ通知される。
【0036】次に、プライマリチャネルイコライザトレ
ーニングのためのフェーズ3を実行する。ここでは、送
信端末TXは、フェーズ2の結果に基づいた信号(S,
S*,TRN)を送出し、受信端末RXは、その受信し
た信号により、画情報を受信するプライマリチャネルの
イコライザを調整する。
【0037】次に、コントロールチャネルのスタートア
ップのためのフェーズ4を実行する。ここでは、送信端
末TXおよび受信端末RXが、それぞれ信号PPhを送
出するとともに、受信した信号PPhに対して、信号M
Phシーケンスを応答する手順となっている。このう
ち、信号MPhシーケンスにより、コントロールチャネ
ルの伝送速度やプライマリチャネルの伝送速度の交換を
行う。また、各チャネルの伝送速度は、双方の信号MP
hシーケンスで指示された伝送速度以下、あるいは、そ
れに等しい伝送速度のうち、可能な最大速度が設定され
る。すなわち、このフェーズ4において、画情報の伝送
速度が設定される。
【0038】このようにして、フェーズ4まで終了し、
コントロールチャネルとプライマリチャネルの伝送速度
が設定されると、次のフェーズ5において、コントロー
ルチャネルを使って、ファクシミリ伝送前手順信号のや
りとりがなされる。
【0039】すなわち、コントロールチャネルを用い、
受信端末RXは、自端末に装備されている標準的な機能
を通知するためのデジタル識別信号DIS、自端末に設
定されている非標準的な機能を通知するための非標準機
能識別信号NSF、および、自端末を表示するための被
呼端末識別信号CSIを送出する。
【0040】送信端末TXは、非標準機能識別信号NS
F、デジタル識別信号DIS、および、被呼端末識別信
号CSIを受信すると、そのデジタル識別信号DISに
より通知された受信能力パラメータの値に基づいて、画
像サイズなど、そのときに使用する伝送機能を決定す
る。そして、自端末を表示するための送信端末識別信号
TSIおよびそのときに決定した伝送機能を通知するた
めのデジタル命令信号DCSを送出する。
【0041】受信端末RXは、デジタル命令信号DCS
を受信すると、その旨をあらわす受信準備確認信号CF
Rを応答し、画情報の受信準備へと移行する。
【0042】次のフェーズ6で、プライマリチャネルを
用い、送信端末TXは、信号S,S*によるモデムのリ
トレーニングの後に、画情報PIXを送信する。受信端
末RXは、受信した画情報PIXについて、上述したエ
ラー検出を行い、この場合には、エラーフレームを検出
しなかった場合なので、次のフェーズ4において、モデ
ム速度の再設定動作を行わず、ファクシミリ伝送手順信
号を送出するフェーズ5において、送信端末TXより送
信された信号PPS−NULL(1ブロック終了をあら
わす)に対し、メッセージ確認信号MCFを送信する。
【0043】これ以降、画情報を送信するためのフェー
ズ6、および、メッセージ後信号をやりとりするための
フェーズ4,5が必要な数だけ繰り返される。
【0044】そして、最終の画情報PIX(m)の送信
後、フェーズ5において、送信端末TXは手順終了をあ
らわす信号PPS−EOPを送出し、それに対し、受信
端末RXは、メッセージ確認信号MCFを送出する。そ
れにより、送信端末TXは、切断命令信号DCNを送出
して、回線を復旧する。また、受信端末RXは、切断命
令信号DCNを受信すると、回線を復旧する。
【0045】また、途中で伝送速度を変更する場合の手
順の一例を図3(a),(b)に示す。なお、この手順
は、V.34モデムの伝送手順における標準手順であ
る。
【0046】この場合、フェーズ6(1)の後のフェー
ズ4(2)において、送信端末TXから送出される信号
Shに対し、受信端末RXが信号PPhを送出してお
り、これにより、伝送速度の再設定手順が開始され、受
信端末RXが指定する伝送速度に、コントロールチャネ
ルおよびプライマリチャネルが再設定される。
【0047】本実施例では、画情報受信中に検出したエ
ラーフレーム率に応じて、1ブロック分の画情報を受信
した後の次の次のブロックにおける画情報の伝送速度を
再設定するようにしている。
【0048】例えば、エラーフレーム率が0%の場合に
は、画情報の伝送速度を1段階大きくし、エラーフレー
ム率が1〜10%の場合には、画情報の伝送速度を保
ち、エラーフレーム率が10%よりも大きい場合には、
画情報の伝送速度を1段階小さくする。
【0049】また、エラーフレーム率の算出は、1ブロ
ック分の画情報PIXの受信後に送信端末TXより受信
したメッセージ後信号PPS−XXXにセットされるフ
レームカウンタの数で、受信エラーを検出したフレーム
数を割り算することで得られる。
【0050】このように、本実施例では、エラーフレー
ム率が小さい場合には、画情報の伝送速度を1段階大き
くするので、画情報伝送状態に応じて最適なモデム速度
を決定でき、画情報伝送に要する時間を短縮することが
できる。
【0051】この場合の送信端末TXの処理の概略の一
例を図4に示す。
【0052】まず、指定された受信端末RXへ発呼し
(処理101)、受信端末RXが着信応答すると、上述
したように、モデム間のセッションを確立するためのフ
ェーズ1の処理を実行し(処理102)、次いで、上述
したように、使用する回線の特性を調査するラインプロ
ービングを行うためのフェーズ2の処理を実行し(処理
103)、上述したプライマリチャネルイコライザトレ
ーニングのためのフェーズ3の処理を実行し(処理10
4)、コントロールチャネルの伝送速度やプライマリチ
ャネルの伝送速度を設定するためのフェーズ4の処理を
実行し(処理105)、そのときに設定したコントロー
ルチャネルを使用して伝送前手順動作を行う(処理10
6)。
【0053】次いで、そのときに設定したプライマリチ
ャネル上で1ブロック分の画情報伝送を行うフェーズ6
を実行し(処理107)、フェーズ4(伝送速度の再設
定手順を含む)を実行した後に(処理108)、コント
ロールチャネルでメッセージ後信号をやりとりするため
のフェーズ5を実行する(処理109)。
【0054】ここで、次の送信ブロック(再送ブロック
を含む)があるかどうかを調べる(判断110)。判断
110の結果がYESになるときには、処理107に戻
って、残りの送信ブロックの画情報の送信動作を行う。
また、判断110の結果がNOになるときには、回線を
復旧して(処理111)、一連の画情報送信動作を終了
する。
【0055】この場合の受信端末RXの処理の概略の一
例を図5に示す。
【0056】着信検出すると、着信応答し(処理20
1)、上述したように、モデム間のセッションを確立す
るためのフェーズ1の処理を実行し(処理202)、次
いで、上述したように、使用する回線の特性を調査する
ラインプロービングを行うためのフェーズ2の処理を実
行し(処理203)、上述したプライマリチャネルイコ
ライザトレーニングのためのフェーズ3の処理を実行し
(処理204)、コントロールチャネルの伝送速度やプ
ライマリチャネルの伝送速度を設定するためのフェーズ
4の処理を実行し(処理205)、そのときに設定した
コントロールチャネルを使用して伝送前手順動作を行う
(処理206)。
【0057】次いで、そのときに設定したプライマリチ
ャネル上で1ブロック分の画情報を受信するフェーズ6
を実行し(処理207)、フェーズ4(伝送速度の再設
定手順を含まない)を実行した後に(処理208)、コ
ントロールチャネルでメッセージ後信号をやりとりする
ためのフェーズ5を実行する(処理209)。
【0058】ここで、次の送信ブロック(再送ブロック
を含む)があることが送信端末TXから通知されている
かどうかを調べる(判断210)。判断210の結果が
YESになるときには、フェーズ5で送信端末TXより
受信した信号PPS−XXXにより通知されたフレーム
カウンタ数と、そのときの1ブロック受信時に検出した
エラーフレーム数を用いてエラーフレーム率を算出し、
その算出したエラーフレーム率に対応した伝送速度を、
上述した基準により判定する伝送速度判定処理(処理2
11)を実行する。
【0059】この伝送速度判定処理において、伝送速度
を変更することが判定されている場合には(判断212
の結果がYES)、次の1ブロック分の画情報を受信す
るフェーズ6を実行し(処理213)、伝送速度を変更
するためのフェーズ4を実行し(処理214)、そのと
きに再設定したコントロールチャネルの伝送速度を使用
してメッセージ後信号のやりとりを行い(処理21
5)、処理207に戻り、そのときに再設定したプライ
マリチャネルの伝送速度で次のブロックの受信動作を行
う。
【0060】また、伝送速度判定処理(処理211)に
おいて、伝送速度を変更しないことが判定されている場
合には(判断212の結果がNO)、処理207に移行
し、同一伝送速度で、次の1ブロック分の画情報を受信
する。
【0061】また、全てのブロックの受信動作を終了し
た場合で、判断210の結果がNOになるときには、回
線を復旧して(処理216)、一連の画情報受信動作を
終了する。
【0062】ところで、上述した実施例では、受信した
画情報のエラーフレーム率に基づいて、プライマリチャ
ネルの伝送速度を再設定するようにしているため、画情
報受信後のフェーズ5において受信する伝送手順信号に
含まれるエラーフレームカウンタを知るまで、エラーフ
レーム率の算出処理を行うことができず、したがって、
1つのブロックの画情報を受信した直後のフェーズ4に
おいて、プライマリチャネルの伝送速度を再設定するこ
とができない。
【0063】1つのブロックの画情報を受信した直後の
フェーズ4において、プライマリチャネルの伝送速度を
再設定するには、その画情報の受信中に、伝送状態を判
定できればよい。
【0064】かかる点に鑑みてなされた、本発明の他の
実施例にかかるグループ3ファクシミリ装置の一例を図
6に示す。なお、同図において、図1と同一部分および
相当する部分には、同一符号を付している。
【0065】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0066】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0067】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0068】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)、種々のトーン信号を発生するトーン発生機能、お
よび、種々のトーン信号を検出するトーン検出機能を備
えたものである。ここで、トーン発生機能としては、自
端末のユーザを呼びだしていることを相手端末に通知す
るための疑似リングバックトーン、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順(TTC標準JT−T30参照)で定義さ
れている種々のトーン信号(ファクシミリ伝送手順信
号)、および、プッシュボタン信号などの種々のトーン
信号を発生する機能を備えている。また、トーン検出機
能としては、グループ3ファクシミリ伝送手順で定義さ
れている種々のトーン信号、および、プッシュボタン信
号を検出する機能を備えている。
【0069】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0070】また、EQM(アイ・クォリティ・モニタ
ー)値検出部12は、グループ3ファクシミリモデム9
において、復調部の受信状態をあらわすEQM値を検出
するものであり、その検出信号は、制御部1に加えられ
ている。
【0071】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス11に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス11を介し
て行われている。
【0072】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0073】さて、この実施例では、1ブロック分の画
情報を受信している間、EQM値を1回またはn回読み
込み、そのEQM値に基づいて、グループ3ファクシミ
リモデム9の受信状態を判定し、その受信状態から、次
のブロックの画情報受信時のプライマリチャネルの伝送
速度を決定している。
【0074】例えば、EQM値をn回検出し、その平均
値を、良好、普通、不良の3段階に判定し、良好と判定
した場合には、プライマリチャネルの伝送速度を1段階
大きくし、普通と判定した場合には、プライマリチャネ
ルの伝送速度を保持し、不良と判定した場合には、プラ
イマリチャネルの伝送速度を1段階小さくするようにす
ることができる。
【0075】この場合の着信時の処理の概略の一例を図
7に示す。
【0076】着信検出すると、着信応答し(処理30
1)、上述したように、モデム間のセッションを確立す
るためのフェーズ1の処理を実行し(処理302)、次
いで、上述したように、使用する回線の特性を調査する
ラインプロービングを行うためのフェーズ2の処理を実
行し(処理303)、上述したプライマリチャネルイコ
ライザトレーニングのためのフェーズ3の処理を実行し
(処理304)、コントロールチャネルの伝送速度やプ
ライマリチャネルの伝送速度を設定するためのフェーズ
4の処理を実行し(処理305)、そのときに設定した
コントロールチャネルを使用して伝送前手順動作を行う
(処理306)。
【0077】次いで、そのときに設定したプライマリチ
ャネル上で1ブロック分の画情報を受信するフェーズ6
を実行し(処理307)、このときの画情報の受信中の
EQMの値を入力して(処理308)、上述した判定基
準により、次のブロックの画情報受信時に使用するプラ
イマリチャネルの伝送速度を判定する伝送速度判定処理
(処理309)を実行する。
【0078】この伝送速度判定処理(処理309)にお
いて、伝送速度を変更することが判定されている場合に
は(判断310の結果がYES)、伝送速度を変更する
ためのフェーズ4を実行し(処理311)、また、伝送
速度判定処理(処理309)において、伝送速度を変更
しないことが判定されている場合には(判断310の結
果がNO)、伝送速度を変更しないフェーズ4を実行す
る(処理312)。
【0079】次いで、コントロールチャネルでメッセー
ジ後信号をやりとりするためのフェーズ5を実行する
(処理313)。ここで、次の送信ブロック(再送ブロ
ックを含む)があることが送信端末TXから通知されて
いるかどうかを調べ(判断314)、判断314の結果
がYESになるときには、処理307に移行し、変更後
の伝送速度または同一伝送速度で、次の1ブロック分の
画情報を受信する。
【0080】また、全てのブロックの受信動作を終了し
た場合で、判断314の結果がNOになるときには、回
線を復旧して(処理315)、一連の画情報受信動作を
終了する。
【0081】このようにして、本実施例では、1つのブ
ロックの画情報を受信した直後に、プライマリチャネル
の伝送速度を変更するか否かの処理を行うことができる
ので、回線状態に即応した画情報伝送動作を行うことが
でき、効率のよい画情報伝送を行うことができる。
【0082】なお、EQM値に応じた受信状態の判定の
態様は、上述した3段階に限ることはない。例えば、受
信状態を、「非常に良好」、「良好」、「普通」、「不
良」、「非常に不良」の5段階に分類することもでき
る。そして、それぞれの場合に、伝送速度を「2段階上
昇」、「1段階上昇」、「変更せず」、「1段階低
下」、「2段階低下」の3態様に変更することもでき
る。
【0083】ところで、上述した実施例では、エラーフ
レーム率またはEQM値に応じて、プライマリチャネル
の伝送速度を判定しているが、例えば、この判定の結
果、伝送速度を保持するという判定結果が得られた場合
でも、受信信号の補正手段を挿入することで、伝送速度
を大きくできる。
【0084】かかる場合の、本発明のさらに他の実施例
にかかるグループ3ファクシミリ装置の要部を図8に示
す。なお、同図においては、図1または図6と同一部分
には同一符号を付して、その図示を省略している。
【0085】同図において、グループ3ファクシミリモ
デム9より出力される送信信号STは、アンプ15を介
して増幅された後に、網制御装置10に加えられてい
る。また、網制御装置10から出力される受信信号は、
ハイパスフィルタ16を介して帯域制限された後に、切
換器17の一方の切換入力端に加えられるとともに、ア
ナログイコライザ回路18に加えられている。
【0086】アナログイコライザ回路18は、受信信号
の信号波形を、回線上での各周波数の信号減衰量を補正
する周波数特性を備えたものであり、その出力信号は、
切換器17の他方の切換入力端に加えられている。
【0087】切換器17は、制御部1より加えられる制
御信号SSに基づいて、一方の切換入力端または他方の
切換入力端を選択するものであり、そのコモン出力端か
らの出力信号は、受信信号SRとして、グループ3ファ
クシミリモデム9に加えられている。
【0088】したがって、制御信号SSにより切換器1
7の一方の切換入力端が選択されている場合には、網制
御装置10より出力される受信信号は、ハイパスフィル
タ16を通過した後に直接グループ3ファクシミリモデ
ム9に加えられ、それにより、グループ3ファクシミリ
モデム9には、信号補正がなされない状態の受信信号S
Rが加えられる。
【0089】また、制御信号SSにより切換器17の他
方の切換入力端が選択されている場合には、網制御装置
10より出力される受信信号は、ハイパスフィルタ16
を通過した後に、さらに、アナログイコライザ回路18
で補正された後にグループ3ファクシミリモデム9に加
えられ、それにより、グループ3ファクシミリモデム9
には、信号補正がなされた状態の受信信号SRが加えら
れる。
【0090】このようにして、アナログイコライザ回路
18で信号補正がなされる場合には、上述した伝送速度
判定処理により、伝送速度を保持するという判定結果が
得られたときでも、伝送速度を大きくすることができ、
より、高速な画情報伝送が可能となる。
【0091】この場合の着信検出時の処理の概略の一例
を図9に示す。なお、この処理は、装置構成が図1また
は図6のいずれの場合にも適用できる。
【0092】着信検出すると、着信応答し(処理40
1)、上述したように、モデム間のセッションを確立す
るためのフェーズ1の処理を実行し(処理402)、次
いで、上述したように、使用する回線の特性を調査する
ラインプロービングを行うためのフェーズ2の処理を実
行し(処理403)、上述したプライマリチャネルイコ
ライザトレーニングのためのフェーズ3の処理を実行し
(処理404)、コントロールチャネルの伝送速度やプ
ライマリチャネルの伝送速度を設定するためのフェーズ
4の処理を実行し(処理405)、そのときに設定した
コントロールチャネルを使用して伝送前手順動作を行う
(処理406)。
【0093】次いで、そのときに設定したプライマリチ
ャネル上で1ブロック分の画情報を受信するフェーズ6
を実行し(処理407)、フェーズ4(伝送速度の再設
定手順を含まない)を実行した後に(処理408)、コ
ントロールチャネルでメッセージ後信号をやりとりする
ためのフェーズ5を実行する(処理409)。
【0094】ここで、次の送信ブロック(再送ブロック
を含む)があることが送信端末TXから通知されている
かどうかを調べる(判断410)。判断410の結果が
YESになるときには、フェーズ5で送信端末TXより
受信した信号PPS−XXXにより通知されたフレーム
カウンタ数と、そのときの1ブロック受信時に検出した
エラーフレーム数を用いてエラーフレーム率を算出し、
その算出したエラーフレーム率に対応した伝送速度を、
エラーフレーム率が0〜10%の場合には、画情報の伝
送速度を1段階大きくし、エラーフレーム率が10%よ
りも大きい場合には、画情報の伝送速度を1段階小さく
するように判定する伝送速度判定処理(処理411)を
実行する。
【0095】この伝送速度判定処理において、伝送速度
を変更することが判定されている場合には(判断412
の結果がYES)、次の1ブロック分の画情報を受信す
るフェーズ6を実行し(処理413)、伝送速度を変更
するためのフェーズ4を実行し(処理414)、そのと
きに再設定したコントロールチャネルの伝送速度を使用
してメッセージ後信号のやりとりを行い(処理41
5)、画情報の伝送速度を大きくするように変更した場
合には、切換器17によりアナログイコライザ回路18
の出力信号を選択する態様に切り換え(処理416)、
処理407に戻り、そのときに再設定したプライマリチ
ャネルの伝送速度で次のブロックの受信動作を行う。
【0096】また、伝送速度判定処理(処理411)に
おいて、伝送速度を変更しないことが判定されている場
合には(判断412の結果がNO)、処理407に移行
し、同一伝送速度で、次の1ブロック分の画情報を受信
する。
【0097】また、全てのブロックの受信動作を終了し
た場合で、判断410の結果がNOになるときには、回
線を復旧して(処理417)、一連の画情報受信動作を
終了する。
【0098】この場合の着信検出時の処理の概略の他の
例を図10に示す。なお、この処理は、装置構成が図6
の場合に適用できる。
【0099】着信検出すると、着信応答し(処理50
1)、上述したように、モデム間のセッションを確立す
るためのフェーズ1の処理を実行し(処理502)、次
いで、上述したように、使用する回線の特性を調査する
ラインプロービングを行うためのフェーズ2の処理を実
行し(処理503)、上述したプライマリチャネルイコ
ライザトレーニングのためのフェーズ3の処理を実行し
(処理504)、コントロールチャネルの伝送速度やプ
ライマリチャネルの伝送速度を設定するためのフェーズ
4の処理を実行し(処理505)、そのときに設定した
コントロールチャネルを使用して伝送前手順動作を行う
(処理506)。
【0100】次いで、そのときに設定したプライマリチ
ャネル上で1ブロック分の画情報を受信するフェーズ6
を実行し(処理507)、このときの画情報の受信中の
EQMの値を入力して(処理508)、上述した判定基
準により、次のブロックの画情報受信時に使用するプラ
イマリチャネルの伝送速度を判定する伝送速度判定処理
(処理509)を実行する。
【0101】この伝送速度判定処理(処理509)にお
いて、伝送速度を変更することが判定されている場合に
は(判断510の結果がYES)、伝送速度を変更する
ためのフェーズ4を実行し(処理511)、画情報の伝
送速度を大きくするように変更した場合には、切換器1
7によりアナログイコライザ回路18の出力信号を選択
する態様に切り換え(処理512)、また、伝送速度判
定処理(処理509)において、伝送速度を変更しない
ことが判定されている場合には(判断510の結果がN
O)、伝送速度を変更しないフェーズ4を実行する(処
理513)。
【0102】次いで、コントロールチャネルでメッセー
ジ後信号をやりとりするためのフェーズ5を実行する
(処理514)。ここで、次の送信ブロック(再送ブロ
ックを含む)があることが送信端末TXから通知されて
いるかどうかを調べ(判断515)、判断515の結果
がYESになるときには、処理507に移行し、変更後
の伝送速度または同一伝送速度で、次の1ブロック分の
画情報を受信する。
【0103】また、全てのブロックの受信動作を終了し
た場合で、判断515の結果がNOになるときには、回
線を復旧して(処理516)、一連の画情報受信動作を
終了する。
【0104】なお、上述した実施例では、アナログイコ
ライザ回路をオンするかあるいはオフするかのいずれか
により、受信信号を補正する態様を切換えるようにして
いるが、伝送速度の判定結果に応じて、挿入するアナロ
グイコライザ回路の特性を変更するようにすることもで
きる。
【0105】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用する場合について説明し
たが、それ以外のデータ伝送装置についても、本発明を
同様にして適用することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信した画情報のエラーフレーム率に基づいて、プライ
マリチャネルの伝送速度を再設定するようにしているの
で、エラーフレーム率が小さい場合には、画情報の伝送
速度を大きくでき、画情報伝送状態に応じて最適なモデ
ム速度を決定でき、画情報伝送に要する時間を短縮する
ことができるという効果を得る。
【0107】また、画情報受信中に受信状態を判定し、
1つのブロックの画情報を受信した直後に、プライマリ
チャネルの伝送速度を変更するか否かの処理を行ってい
るので、回線状態に即応した画情報伝送動作を行うこと
ができ、効率のよい画情報伝送を行うことができるとい
う効果を得る。
【0108】また、受信した画情報のエラーフレーム率
に基づいて、プライマリチャネルの伝送速度を再設定す
るとともに、受信信号を補正する信号イコライザ手段の
回路定数を設定しているので、エラーフレーム率が小さ
い場合には、画情報の伝送速度を大きくでき、画情報伝
送状態に応じて最適なモデム速度を決定でき、画情報伝
送に要する時間を短縮することができるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】V.34モデム機能を使用して画情報伝送する
ときの伝送手順の一例を示したタイムチャート。
【図3】V.34モデム機能を使用して画情報伝送する
ときの伝送手順の他の例を示したタイムチャート。
【図4】送信端末の処理の概略を示したフローチャー
ト。
【図5】受信端末の処理例を示したフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例にかかるグループ3ファク
シミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図7】着信検出時の処理の他の例を示したフローチャ
ート。
【図8】本発明のさらに他の実施例にかかる構成の要部
を示したブロック図。
【図9】着信検出時の処理のさらに他の例を示したフロ
ーチャート。
【図10】着信検出時の処理のまたさらに他の例を示し
たフローチャート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速モデム機能としてV.34モデム機
    能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、 V.34モデム機能を使用したデータ伝送時、受信した
    ECMデータフレームのエラー率に応じて、最初に設定
    したモデム速度を、所定のデータ伝送単位毎に再設定す
    ることを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 高速モデム機能としてV.34モデム機
    能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、 V.34モデム機能におけるデータ受信状態を検出する
    データ受信状態検出手段を備え、 V.34モデム機能を使用したデータ伝送時、データ受
    信中での上記データ受信状態検出手段の検出信号に基づ
    いて、最初に設定したモデム速度を、所定のデータ伝送
    単位毎に再設定することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 高速モデム機能としてV.34モデム機
    能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、 受信信号の周波数特性を改善する受信信号イコライザ回
    路を備え、 V.34モデム機能を使用したデータ伝送時、受信した
    ECMデータフレームのエラー率に応じて、最初に設定
    したモデム速度を、所定のデータ伝送単位毎に再設定す
    るとともに、その再設定後のモデム速度に応じ、上記受
    信信号イコライザ回路の回路特性を設定することを特徴
    とするファクシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 高速モデム機能としてV.34モデム機
    能を備えたファクシミリ装置の制御方法において、 V.34モデム機能におけるデータ受信状態を検出する
    データ受信状態検出手段と、 受信信号の周波数特性を改善する受信信号イコライザ回
    路を備え、 V.34モデム機能を使用したデータ伝送時、データ受
    信中での上記データ受信状態検出手段の検出信号に基づ
    いて、最初に設定したモデム速度を、所定のデータ伝送
    単位毎に再設定するとともに、その再設定後のモデム速
    度に応じて、上記受信信号イコライザ回路の回路特性を
    設定することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
JP8178743A 1996-06-20 1996-06-20 ファクシミリ装置の制御方法 Pending JPH1013647A (ja)

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