JPH04332222A - モデム通信におけるイコライザ制御方式 - Google Patents

モデム通信におけるイコライザ制御方式

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JPH04332222A
JPH04332222A JP3131667A JP13166791A JPH04332222A JP H04332222 A JPH04332222 A JP H04332222A JP 3131667 A JP3131667 A JP 3131667A JP 13166791 A JP13166791 A JP 13166791A JP H04332222 A JPH04332222 A JP H04332222A
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JP
Japan
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correction
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Pending
Application number
JP3131667A
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English (en)
Inventor
Shunji Kurokawa
黒川 俊二
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH04332222A publication Critical patent/JPH04332222A/ja
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線を介してモデ
ム相互間でデータ伝送するモデム通信におけるイコライ
ザ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置のように、モ
デムを使用して電話回線でデータ伝送する各種装置がよ
く知られている。
【0003】いま、このような装置においてモデムMa
からMbに対してデータ伝送する場合を想定する。この
場合、図10に示すように、モデムMaは、公衆電話網
の1つの端局に接続され、その端局は、集中局などの他
の階層の交換局を介して別の端局に接続され、その端局
が、他方のモデムMbに接続されることになる。
【0004】この場合、モデムMaからMbでまでの通
信回線上で、伝送信号に群遅延歪や減衰歪などの信号歪
が発生する。特に、各モデムMa,Mbと各端局と間の
回線区間La,Lbは、無装荷ケーブルが使用されてい
るため、減衰歪が大きい。また、これらの区間の減衰量
は、それぞれのケーブル長などで異なる。
【0005】このため、一般に、このようなモデムには
、通信回線上の信号歪を補正するイコライザ回路が配設
されている。同図におけるイコライザ回路の配設方法と
しては、モデムMa,MbにそれぞれイコライザEa,
Ebを配設する方法と、いずれか一方のみ配設する方法
とがある。
【0006】最も望ましいのは、イコライザEa,Eb
を共に備え、イコライザEaで区間Laの減衰歪を補正
し、イコライザEbで区間Lbの減衰歪を補正する方法
である。この方法によれば、不特定の2つのモデムMa
,Mbが通信し、区間La,Lbの減衰歪の量がそれぞ
れ異なる場合でも、常に必要な量の信号補正を行なうこ
とができる。
【0007】しかしながら、実際のファクシミリ装置な
どでは、メーカーの設計方針により、送信側のイコライ
ザ回路Eaのみ、あるいは受信側のイコライザ回路Eb
のみというように、一方のみにイコライザ回路を配設す
る場合が多い。なお、この場合には、その1つのイコラ
イザ回路EaまたはEbで、回線区間LaとLb両者に
おける減衰歪の量を見込んで補正するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、イ
コライザ回路における減衰歪の補正量は、装置の設置時
に使用する電話回線に応じて固定的に設定していた。
【0009】ところが、ファクシミリ装置のように、不
特定の相手先にデータ送信する場合には、相手側つまり
図10における回線区間Lbの減衰歪の量が、各相手先
ごとに異なる。また、相手先が他社メーカーの装置であ
る場合には、送信側と受信側の両者で信号補正して過補
正になったり、その反対にどちらでも信号補正されなく
なったりする場合が発生する。
【0010】このように、従来は、不特定の装置間で通
信する場合に、使用回線に応じた適切な信号補正を行な
うことができないという問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題を解決し、常に使用
回線に応じた適切な信号補正を行なうことができるモデ
ム通信におけるイコライザ制御方式を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために、本願の1つ
の発明は、送信側のモデムにイコライザ回路を備えてい
る場合において、送信側は、そのイコライザ回路におけ
る送信信号の補正レベルを変化させる手段を備えると共
に、各受信側ごとに適応する補正レベルを記憶しておき
、各受信側に任意に発呼した際に、上記イコライザ回路
をその受信側に適応する補正レベルに設定して、所定の
データ送信を行なうようにしている。
【0013】また、もう1つの発明は、受信側のモデム
にイコライザ回路を備えている場合において、送信側は
、各受信側がその送信側と通信する際に適応する上記デ
ータ信号の補正レベルを記憶しておき、各受信側に発呼
した際に、その受信側に適応する上記補正レベルを通知
して、データ送信する一方、受信側は、イコライザ回路
におけるデータ信号の補正レベルを変化させる手段を備
え、イコライザ回路を送信側から通知される補正レベル
に設定して、所定のデータ受信を行なうようにしている
【0014】さらに、もう1つの発明は、上記と同様に
、受信側のモデムにイコライザ回路を備えている場合に
おいて、受信側は、イコライザ回路におけるデータ信号
の補正レベルを変化させる手段を備えると共に、各送信
側ごとに適応する補正レベルを記憶しておき、各送信側
から着呼した際にイコライザ回路をその送信側に適応す
る補正レベルに設定して、データ受信するようにしてい
る。
【0015】
【作用】上記各発明によれば、各相手先と通信する際に
、イコライザ回路をその相手先に適応する補正レベルに
設定するので、不特定の装置間で通信する際に、常に使
用回線に応じて適切な信号補正を行なうことができるよ
うになる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例に係るファ
クシミリ装置のブロック構成図を示したものである。図
において、ファクシミリ画像処理部1は、原稿画像を読
み取って得られた画情報をデータ圧縮する一方、データ
圧縮された画情報を元の画情報に復元して記録紙に記録
出力するものである。モデム2は、上記画情報を送受信
するもので、網制御部3は、発着信時に電話回線に対し
て所定の回線制御を行なうものである。メモリ4は、こ
のファクシミリ装置が通信動作に必要な各種情報を記憶
するものである。
【0018】操作表示部5は、オペレータが各種操作を
行なう一方、装置が動作状態などを表示するものである
。この操作表示部5には、1つ1つのキーを押下するこ
とにより発信相手先を設定するワンタッチダイヤル手段
5aと、短縮番号を入力することにより発信相手先を設
定する短縮ダイヤル手段5bとが備えられている。制御
部6は、以上の各部を監視・制御するマイクロコンピュ
ータである。
【0019】モデム2内において、ハイブリッド回路2
aは、電話回線側の2線式の送受信信号を4線式の送信
信号と受信信号とに分離するものである。受信信号は、
イコライザ回路2bを介して復調回路2cに入力され、
その復調回路2cで受信されたデータ信号がファクシミ
リ画像処理部1に入力されている。
【0020】ファクシミリ画像処理部1から出力される
データ信号は、変調回路2dに入力されている。変調回
路2dの出力は、イコライザ回路2eの入力と切換スイ
ッチS1の一方の接点とに接続されている。イコライザ
回路2eの出力は、切換スイッチS1の他方の接点に接
続されている。切換スイッチS1のコモン端子は、イコ
ライザ回路2fの入力と切換スイッチS2の一方の接点
とに接続されている。イコライザ回路2fの出力は、切
換スイッチS2の他方に接点に接続され、切換スイッチ
S2のコモン端子は、ハイブリッド回路2aに送信信号
側ラインに接続されている。
【0021】上記イコライザ回路2bは、公衆電話網の
群遅延歪などを補正するものである。イコライザ回路2
e,2fは、それぞれ一定の補正レベルで、公衆電話網
における端局からファクシミリ装置までの回線区間の減
衰歪を補正するものである。切換スイッチS1,S2は
、送信側の信号回路にイコライザ回路2eと2fとをそ
れぞれ挿入するかしないかにより、次に4種の補正モー
ドに切り換えるものである。すなわち、補正モード「0
」は、イコライザ回路2e,2fとも使用しない状態で
ある。補正モード「1」はイコライザ回路2eのみ使用
し、補正モード「2」はイコライザ回路2fのみ使用す
る状態である。また、補正モード「3」は、イコライザ
回路2eと2fとを両方使用する状態である。このモー
ド切り換えにより、送信するデータ信号の補正レベルを
4段階に切り換えるようになっている。
【0022】以上の構成で、次の本実施例のファクシミ
リ装置相互間の画像送信動作を説明する。
【0023】送信側オペレータは、送信原稿をセットし
た後、図2に示すように、ワンタッチダイヤル手段5a
や短縮ダイヤル手段5bを利用して送信宛先を設定する
(処理101)。
【0024】ところで、メモリ4には、図3に示すよう
に、ワンタッチダイヤルの各キーや短縮ダイヤルの各番
号に対応して宛先電話番号が予め登録されている。また
、本実施例では、一定の処理の後、各宛先に対応して、
登録フラグ,最適補正モードおよび通信履歴情報が登録
されるようになっている。ここで、通信履歴情報は、過
去の通信状態の良否を示す情報である。また、最適補正
モードは、対応する宛先に画像送信する際に最適な1つ
の補正モードを示すもので、登録フラグは、その最適補
正モードが登録されているかどうかを示すフラグである
【0025】ファクシミリ装置は、宛先が設定されると
その宛先電話番号に発呼し(処理102)、相手先が応
答すると、その宛先の最適補正モードが登録されている
かどうか判別する(処理103)。いま、その最適補正
モードが登録されてなかったとすると(処理103のN
)、試用動作として、切換スイッチS1,S2を1つの
補正モードに切り換える。この試用動作は、1つの宛先
に対して、例えば各補正モードで5回ずつ合計20回と
いうように、一定回数画像送信を行なう動作である。 このために、1つの宛先に発呼するごとに一定の手順で
補正モードを順次1つずつ設定する(処理104)。
【0026】この後、G3モードの既知の伝送制御手順
で原稿画像を送信する(処理105)。なお、この手順
では、モデムトレーニングにより9600bps〜24
00bpsの内の1つのデータ伝送速度を設定して画像
送信する。また、画像送信を開始した後、一定量以上の
データエラーが発生した場合、通信エラーとして通信を
中止する。
【0027】このような画像送信が終了すると、その相
手先との通信状態の良否を評価する。このために、例え
ば、9600bpsで画像送信が成功した場合は4点と
いう評価点数を付ける。同様に、9600bpsで画像
送信を開始した後、通信エラーになった場合あるいは7
200bpsで画像送信が成功した場合は3点、さらに
7200bpsで画像送信開始後通信エラーになった場
合あるいは4800bpsで送信が成功した場合は2点
というように、送信動作の実行結果に応じてそれぞれ評
価点数を付ける。そして、設定した補正モードごとにそ
の評価点数を通信履歴情報としてメモリ4に記憶する(
処理106)。
【0028】次いで、試用動作中かどうか判別し(処理
107)、その場合には(処理107のY)、その相手
先に対して上記規定回数分の通信を完了したかどうか判
別する(処理108)。ここで、まだ規定回数の通信が
完了してない場合には(処理108のN)、そのまま送
信処理を終了する。
【0029】これにより、各宛先に画像送信するごとに
通信履歴情報が記憶される。図4は、宛先1件に対応す
る通信履歴情報の一例を示したもので、画像送信1回ご
とに設定された補正モードに対して評価点数が1つずつ
順次記憶されることになる。
【0030】このようにして、1宛先に対して各補正モ
ードで5回ずつ合計20回という規定回数の通信が終了
した場合(処理108のY)、各補正モード別に評価点
数を合計する。そして、最も高得点の1つの補正モード
を、その相手先に対する最適補正モードとしてメモリ4
に登録する。また、このとき、最適補正モードを登録し
たことを示す登録フラグを「1」にセットしておく(処
理109)。
【0031】そして、次に発呼して、最適補正モードが
登録されていた場合には(処理103のY)、その補正
モードに設定し(処理110)、同様に画像送信する(
処理105へ)。なお、この場合も、そのときの通信状
態の評価点数を通信履歴情報として記憶しておく(処理
106)。
【0032】また、このように試用動作が終了した場合
には(処理107のN)、最適補正モードで画像送信し
た過去の評価点数をチェックする(処理111)。そし
て、最適補正モードの評価点数が、各補正モードの内で
最高点である場合には(処理111ののY)、そのまま
送信処理を終了する。
【0033】一方、回線状態の変化等により、最適補正
モードの評価点数よりも、他の補正モードの評価点数が
高くなっていた場合には(処理111のN)、登録フラ
グを「0」にリセットして登録している最適補正モード
を無効にする(処理112)。
【0034】これにより、次に同一相手先に発呼した際
に、最適補正モードの登録なしと判定されて(処理10
3のN)、前述の試用動作が再実行される。これにより
、再度最適補正モードが決定されるようになる。
【0035】ところで、各宛先に画像送信する場合、図
10で説明したように相手先端局からファクシミリ装置
までの回線区間Lbの減衰量は、相手先ごとに異なるた
め、必要なデータ信号の補正レベルも都度異なることに
なる。
【0036】本実施例では、切換スイッチS1,S2の
切り換えにより、データ信号を補正しない状態を含めて
補正レベルを4段階に可変にしている。そして、各宛先
に適応する補正レベルを最適補正モードとして記憶し、
発信した際には、データ信号の補正レベルをその宛先の
最適補正モードに設定するようにしている。
【0037】これにより、不特定のファクシミリ装置相
互間で、常に使用回線に応じた適切な補正レベルでデー
タ信号を補正して、画像伝送を行なうことができるよう
になる。
【0038】また、上記最適補正モードは、1つの相手
先に対して各補正モードで一定回数ずつ画像送信を実行
した後、最も通信状態が良好であった1つの補正モード
を判定して自動的に登録するので、オペレータが通信状
態を判断したり登録操作を行なったりする負担もない。
【0039】なお、上記実施例では、相手先に適応する
補正モードは、ワンタッチダイヤルと短縮ダイヤルとに
対応して記憶しておくようにしたが、相手先電話番号に
対応して記憶しておき、相手先電話番号が入力された際
に対応する補正モードを取り出すようにしてもよい。
【0040】また、本実施例のファクシミリ装置相互間
での通信つまり受信側に減衰歪を補正するイコライザ回
路を備えていない場合を例にとって説明したが、従来の
各種ファクシミリ装置に画像送信する際には、受信側が
上記イコライザ回路を備えている場合もある。この場合
においても、上記実施例のファクシミリ装置は、送信側
で必要な分だけ信号補正を行なうことができる。
【0041】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0042】本実施例のファクシミリ装置は、前述の実
施例に対してモデム2の構成が異なっている。すなわち
、モデム2は、図5に示すように、送信側に固定的に1
つのイコライザ回路2gを備える一方、受信側にイコラ
イザ回路2h,2iと切換スイッチS3,S4を備えて
いる。これにより、受信するデータ信号の補正レベルが
4段階に可変になっている。
【0043】この構成で、発信側は、図6に示すように
、前記実施例と同様に、ワンタッチダイヤルや短縮ダイ
ヤルで宛先を設定して(処理101)、発呼し(処理1
02)、その相手先の最適補正モードが登録されている
かどうか判別する(処理103)。そして、最適補正モ
ードが登録されていない場合には(処理103のN)、
試用動作として1つの補正モードを選択して、その補正
モードを伝送制御手順のNSS信号により受信側に通知
する(処理113)。そして、既知手順で画像送信する
【0044】一方、受信側は、図7に示すように、着信
すると(処理201)、そのNSS信号の通知情報を読
み取る(処理202)。そして、その通知情報に従って
補正モードを設定して(処理203)、既知手順で画像
受信する(処理204)。
【0045】送信側は、画像送信の後、前述の実施例と
同様に、通信状態の良否を評価し評価点数を記憶する。 そして、1宛先に対して規定回数の送信動作を実行し、
最適補正モードを決定して登録する。
【0046】発呼した際に、最適補正モードが登録され
ている場合には(処理103のY)、その最適補正モー
ドを受信側に通知して(処理114)、画像送信する。
【0047】以上のように、本実施例では、受信側にお
けるデータ信号の補正レベルを可変にして、送信側が受
信側に最適補正モードを通知するようにしている。これ
により、前記実施例と同様に、不特定のファクシミリ装
置間で、常に使用回線に応じた適切な補正レベルでデー
タ信号補正して通信することができるようになる。
【0048】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0049】本実施例のファクシミリ装置は、前記実施
例と同一構成、すなわちモデム2は図5に示す構成であ
るものとする。
【0050】このファクシミリ装置は、不特定の各相手
先から着信して画像受信する。図8は、この受信動作を
示したもので、着信すると(処理301)、既知の伝送
制御手順を実行し、このとき相手先からTSI信号で送
信されるTSI情報を読み取る(処理302)。このT
SI情報は、発呼側の電話番号等がセットされている情
報である。
【0051】ところで、本実施例のファクシミリ装置は
、メモリ4で、図9に示すように、TSI情報に対応し
て、登録フラグ,最適補正モードおよび通信履歴情報を
記憶するようにしている。これらの情報は、図3で説明
した情報と同内容のものである。
【0052】ファクシミリ装置は、上記のようにTSI
情報を受信すると、そのTSI情報を既に記憶している
かどうか判別する(処理303)。いま、過去に通信し
てない始めての相手先であったとすると、受信したTS
I情報は記憶されていないことになる。この場合には(
処理303のN)、そのTSI情報を記憶する(処理3
04)。
【0053】次に、前述の実施例と同様に、試用動作と
して1つの補正モードに設定して(処理305)、既知
手順で画像受信する(処理306)。この後、前述の実
施例において送信側が実行した処理を、この受信側ファ
クシミリ装置が実行する。
【0054】すなわち、画像受信が終了すると、画情報
を通信結果を評価し、選択した補正モードに対する評価
点数を通信履歴情報として記憶する(処理307)。
【0055】そして、試用動作中で(処理308のY)
、規定回数分の通信が完了していない場合には(処理3
09のN)、そのまま受信処理を終了する。
【0056】次に、同一相手先から着信したとすると、
TSI情報が記憶されていることになる。この場合(処
理303のY)、最適補正モードが登録されているかど
うか判別し(処理311)、まだ登録されていない場合
(処理311のN)、上記処理を繰り返す(処理305
へ)。
【0057】このようにして、規定回数の通信が終了し
たとき(処理309のY)、評価点数を集計して、最も
高得点の1つの補正モードを最適補正モードとして登録
する(処理310)。
【0058】そして、次に着呼して、最適補正モードが
登録されていた場合には(処理311のY)、その補正
モードに設定して(処理312)、同様に画像受信する
(処理306)。
【0059】また、試用動作が終了している場合には(
処理308のN)、過去の最適補正モードによる通信結
果の評価点数をチェックする(処理313)。そして、
最適補正モードにおける評価点数が、各補正モードの内
で最高点である場合には(処理313のY)、そのまま
受信処理を終了する。一方、回線状態の変化等により、
上記評価点数が、他の補正モードの評価点数より低下し
ていた場合には(処理313のN)、登録している最適
補正モードを無効にする(処理314)。これにより、
前述の試用動作が再実行されて、新たな1つの最適補正
モードが決定されるようになる。
【0060】以上のように、本実施例では、受信側にお
いて、データ信号の補正レベルを可変にし、各送信側に
応じて補正レベルを切り換えるようにしている。
【0061】これにより、前記実施例と同様に、不特定
のファクシミリ装置相互間で、常にその時の回線状態に
応じた適切な補正レベルでデータ信号補正して通信する
ことができるようになる。
【0062】なお、上記実施例では、同一構成のファク
シミリ装置から画像受信する場合つまり送信側に減衰歪
を補正するイコライザ回路を備えていない場合を説明し
たが、従来の各種ファクシミリ装置から画像受信する際
には、送信側が上記イコライザ回路を備えている場合も
ある。この場合においても、上記本実施例のファクシミ
リ装置は、受信側で必要な分だけ信号補正を行なえるこ
とは当然である。
【0063】また、以上の各実施例では、使用回線の減
衰歪に対する補正レベルを可変にしたが、減衰歪と共に
端局間で生じる群遅延歪も同様に可変にすることも考え
られる。また、補正レベルは、補正なしを含めて4段階
に切り換えるようにしたが、この切換階数は任意に設定
できるだけでなく、連続的に変化させるようにしてもよ
い。
【0064】さらに、ファクシミリ装置間での画像伝送
する場合を説明したが、例えばコンピュータと端末装置
間でのデータ伝送など、本発明は、モデムを使用してデ
ータ伝送する場合に、同様に適用できることは当然であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モデム
のイコライザ回路における送受信信号の補正レベルを可
変にして、各通信相手先に適応する補正レベルを記憶し
ておき、通信の際にはその相手先に適応する補正レベル
で送受信信号を補正するようにしたので、不特定の装置
間で通信する際に、常に使用回線に応じて適切な信号補
正を行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図。
【図2】上記実施例における発信処理の動作フローチャ
ート。
【図3】上記実施例における記憶情報の説明図。
【図4】上記実施例における通信履歴情報の説明図。
【図5】本発明の第2の実施例におけるモデムのブロッ
ク構成図。
【図6】上記実施例における発信処理の動作フローチャ
ート。
【図7】上記実施例における受信処理の動作フローチャ
ート。
【図8】本発明の第3の実施例における受信処理の動作
フローチャート。
【図9】上記実施例における記憶情報の説明図。
【図10】公衆電話網を使用したモデム通信の説明図。
【符号の説明】
1  ファクシミリ画像処理部 2  モデム 2a  ハイブリッド回路 2b,2e,2f〜2i  イコライザ回路2c  復
調回路 2d  変調回路 3  網制御部 4  メモリ 5  操作表示部 6  制御部 S1〜S4  切換スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電話回線を介してモデム相互間でデー
    タ伝送する一方、送信側のモデムには回線特性に応じて
    送信するデータ信号を補正するイコライザ回路を備えて
    いるモデム通信におけるイコライザ制御方式において、
    送信側には、上記イコライザ回路におけるデータ信号の
    補正レベルを変化させる補正レベル可変手段と、任意に
    設定する各受信側に発呼する発呼手段と、各受信側ごと
    に適応する上記補正レベルを記憶する記憶手段と、上記
    イコライザ回路を発呼した受信側に適応する補正レベル
    に設定する補正レベル設定手段と、設定した補正レベル
    で上記データ信号を補正して受信側に送信するデータ送
    信手段とを備えていることを特徴するモデム通信におけ
    るイコライザ制御方式。
  2. 【請求項2】  電話回線を介してモデム相互間でデー
    タ伝送する一方、受信側のモデムには回線特性に応じて
    受信するデータ信号を補正するイコライザ回路を備えて
    いるモデム通信におけるイコライザ制御方式において、
    送信側には、各受信側に発呼する発呼手段と、各受信側
    が上記送信側と通信する際にその受信側において適応す
    る上記データ信号の補正レベルを記憶する記憶手段と、
    受信側に発呼した際にその受信側に適応する上記補正レ
    ベルを通知する補正レベル通知手段と、データ信号を送
    信するデータ送信手段とを備える一方、受信側には、上
    記イコライザ回路におけるデータ信号の補正レベルを変
    化させる補正レベル可変手段と、上記受信信号の補正レ
    ベルを送信側から通知された補正レベルに設定する補正
    レベル設定手段と、受信するデータ信号を設定した補正
    レベルで補正して受信データを取り出すデータ受信手段
    とを備えていることを特徴するモデム通信におけるイコ
    ライザ制御方式。
  3. 【請求項3】  送信側には、各受信側に対して試験的
    に各種補正レベルを設定してデータ信号を送信する試験
    送信手段と、その試験的な送信の結果に基づいて各受信
    側に適応する補正レベルを判定して上記記憶手段に記憶
    させる補正レベル自動設定手段とを備えていることを特
    徴する請求項1記載のモデム通信におけるイコライザ制
    御方式。
  4. 【請求項4】  送信側には、各受信側に対して試験的
    に各種補正レベルを通知してデータ信号を送信する試験
    送信手段と、その試験的な送信の結果に基づいて各受信
    側において適応する補正レベルを判定して上記記憶手段
    に記憶させる補正レベル自動設定手段とを備えているこ
    とを特徴する請求項2記載のモデム通信におけるイコラ
    イザ制御方式。
  5. 【請求項5】  電話回線を介してモデム相互間でデー
    タ伝送する一方、受信側のモデムには回線特性に応じて
    受信するデータ信号を補正するイコライザ回路を備えて
    いるモデム通信におけるイコライザ制御方式において、
    受信側には、上記イコライザ回路におけるデータ信号の
    補正レベルを変化させる補正レベル可変手段と、各送信
    側ごとに適応する上記補正レベルを記憶する記憶手段と
    、各送信側から着呼した際に上記イコライザ回路をその
    送信側に適応する補正レベルに設定する補正レベル設定
    手段と、受信するデータ信号を設定した補正レベルで補
    正して受信データを取り出すデータ受信手段とを備えて
    いることを特徴するモデム通信におけるイコライザ制御
    方式。
  6. 【請求項6】  受信側には、各送信側からデータ信号
    を受信する際に試験的に各種補正レベルでデータ信号を
    受信する試験受信手段と、その試験的な受信の結果に基
    づいて各送信側に適応する上記補正レベルを判定して上
    記記憶手段に記憶させる補正レベル自動設定手段とを備
    えていることを特徴する請求項5記載のモデム通信にお
    けるイコライザ制御方式。
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