JP3207136B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3207136B2
JP3207136B2 JP19253597A JP19253597A JP3207136B2 JP 3207136 B2 JP3207136 B2 JP 3207136B2 JP 19253597 A JP19253597 A JP 19253597A JP 19253597 A JP19253597 A JP 19253597A JP 3207136 B2 JP3207136 B2 JP 3207136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器等の画像
や文字情報の表示装置として用いられる液晶表示装置に
係わり、更に詳しくはアレイ基板の画素内において発生
する光漏れに起因する画質低下を抑制すると共に、開口
率を高めた高品位なアクティブマトリクス方式の液晶表
示装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の表示画面サイズが小さい
場合のアクティブマトリクス方式の液晶表示装置の観察
図、図9は、その画素部の断面図である。図8におい
て、100は液晶表示装置、101は観察者の視点、1
02は視野角θである。また、図9において、10はア
レイ基板のベース部材である第1のガラス基板、11は
第1のガラス基板10の表面に形成されたソースバスラ
イン、14は第1のガラス基板10の表面に形成された
ITO(インジウム錫酸化物)などの透明導電膜である
画素電極、16はポリイミド薄膜である配向膜である。
尚、第1のガラス基板10、ソースバスライン11、ゲ
ートソースライン12(図示なし)および画素電極14
によってアレイ基板70が構成されている。また、20
はアレイ基板70と対向して配置されたカラーフィルタ
基板のベース部材である第2のガラス基板、21はこの
第2のガラス基板20の表面にCr等の金属膜をフォト
リソグラフィで格子状にパターニングして形成した遮光
部であるブラックマトリックス、22は共通電極、23
は第2のガラス基板20の表面に形成された赤、青ある
いは緑の着色層、24はポリイミド薄膜である配向膜、
30は液晶層、25は液晶層30の液晶分子を示してい
る。
【0003】第2のガラス基板20、ブラックマトリッ
クス21、着色層23によってカラーフィルタ基板80
が構成されている。尚、90はアレイ基板70およびカ
ラーフィルタ基板80のそれぞれの表面に配置された偏
光板である。また、40は画素電極14とソースバスラ
イン11との間の隙間、60は光漏れであって、視点1
01から観察したときの視野角において隙間40からの
照明光の光漏れが認識される領域を示している。また、
図示はしていないがゲートバスライン12と画素電極1
4の隙間41からの照明光の光漏れ60も存在する。
【0004】図9に示すように、この種のアクティブマ
トリクス方式の液晶表示装置は、アレイ基板70および
観察者の視点101側に位置するカラーフィルタ基板8
0の間に配向膜16、24を介して液晶層30が挟持さ
れ、アレイ基板70にはマトリクス状に配置された複数
のソースバスライン11と図示していない複数のゲート
バスライン12によって画素電極14が囲まれ、各々が
TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチング素子を有
する複数の画素部(単に、画素とも称す)が形成されて
おり、カラーフィルタ基板80には着色層23がマトリ
クス状に配置された遮光部であるブラックマトリクス
(以下BMと称す)21によって仕切られた画素部が形
成されている。また、アレイ基板70の下方にはバック
ライトとしての照明光が存在しており、カラーフィルタ
基板80の遮光部であるBM21は、観察者の視点10
1から液晶表示装置100の画素を見たときに、すべて
の画素においてアレイ基板70のソースバスライン11
あるいはゲートソースライン12と画素電極14との間
の隙間40、41からの光漏れ60を防ぐ(即ち、遮蔽
する)必要がある。
【0005】図10は、図8および図9に示したものよ
りも表示画面サイズが大きくなった場合のアクティブマ
トリクス方式の液晶表示装置の観察図、図11は、その
画素部の断面図である。図10および図11に示すよう
に、表示画面サイズが拡大するに伴って、液晶表示装置
100の表示画面の左右端あるいは上下端を眺めた場合
の視野角θが大きくなり、図11の画素部の断面図に示
すように、視野角θが大きくなる表示画面の左右(ある
いは上下)の端部の領域になるほど光漏れ60を遮蔽す
るためにはカラーフィルタ基板80の遮光部であるBM
21の幅を増加させねばならず、BM21の幅の増加に
より画素部の開口率が低下するという問題点があった。
【0006】また、その他にアレイ基板70の画素パタ
ーン形成時の位置ずれによっても光漏れが発生する。ア
レイ基板70に形成される画素パターン(第1の画素パ
タン)は、レンズプロジェクション方式でパターニング
工程が行われる。これはアレイ基板70の製作の際に、
レチクル(小型マスク)を複数枚、逐一換えながらレンズ
を利用して露光をおこなう方式である。その方法は基板
を固定しているステージを移動させて、ステップごとに
露光を行う。この方式ではステップごとに露光ができる
ため、1つのアレイ基板70に同じデザインのレチクル
を用いて露光を繰り返し行うという用途には有効であ
る。
【0007】しかし、大型の表示画面を持つ液晶表示装
置の場合には、このようなステッパー方式で露光を行う
と、一画面をいくつかの領域に分割して露光しなければ
ならず、マスクパターンの位置ずれに起因してアレイ基
板70に形成されるショット領域ごとの画素パターンも
設計上の所定の位置に対してずれが発生する。一方、カ
ラーフィルタ基板80は全面一括露光でBM21を形
成、つまり画素パターン(第2の画素パタン)を一度に
形成するため、画面の全領域で画素部間隔は一定とな
る。従って、その両者を対向して重ねた場合、アレイ基
板70の画素とカラーフィルタ基板80の画素との位置
関係がショット領域ごとに異なり、ショット領域ごとで
輝度差が発生する。また、この輝度差は斜めから液晶表
示装置を観察した場合に、顕著に観察される。
【0008】図12は、アレイ基板70側の画素パター
ンが設計通りに形成されたショット領域の画素部の断面
図を示す。この場合、図に示すように斜め方向からの観
察においてアレイ基板70側のソースバスライン11と
画素電極14間の隙間40からの光漏れ60はカラーフ
ィルタ基板20側に形成されているBM21で遮光され
る。また図13は、アレイ基板70側の画素パターンが
左方向にずれて形成されたショット領域の画素部の断面
図を示す。この場合、図に示すように左斜め方向からの
観察においてアレイ基板70側のソースバスライン11
と画素電極14間の隙間40からの光漏れ60をカラー
フィルタ基板80側のBM21で遮光することはでき
ず、画素パターンが設計通りカラーフィルタ基板80の
画素パターンに対してずれなく形成されたショット領域
との間で輝度差が生じてしまう。
【0009】以上は、ソースバスライン11と画素電極
14間の隙間40からの光漏れ60に起因する弊害につ
いて説明したが、アレイ基板70側のゲートバスライン
12(図示せず)と画素電極14間の隙間41(図示せ
ず)からの光漏れ60についても同様の問題点が発生す
る。このようにして生じるショット領域ごとのカラーフ
ィルタ基板80の画素パターンとアレイ基板70の画素
パターンの位置関係の変化(ずれ)による輝度差の発生
を抑えるためは、カラーフィルタ基板80に形成される
BM21の幅を十分大きくしておく必要がある。そのた
め、BM21の幅の大きさは最も視野角が大きくなる表
示画面の左右および上下端における必要なBM21の幅
を決め、そのときのBM21の幅を表示画面の全ての領
域において採用していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の液晶表示装置においては、所定の視点位置(通常
は表示画面の中央部前面)から視野角の小さい表示画面
の中央部および視野角の大きくなる表示画面の左右ある
いは上下の端部を見た場合においても、アレイ基板のソ
ースバスラインあるいはゲートバスラインと画素電極と
の間の隙間からの光漏れを遮蔽し、さらにショット領域
ごとの輝度差の発生を防ごうとすると、カラーフィルタ
基板側で十分大きな幅を有したBMで覆い隠す必要があ
った。そのため、表示画面の全領域においてカラーフィ
ルタ基板の画素を同一の画素構造のくり返しで形成する
と、画面中央部のショット領域の画素においては必要以
上に遮光部であるBMの幅を大きくする必要があり、画
素の開口率を低下させるという欠点があった。本発明
は、このような従来の液晶表示装置の問題点を解決する
ためになされたものであり、視野角が大きくなる大型の
液晶表示装置においても、高い開口率が得られ、かつ光
漏れによる弊害を抑制した高品位な画質を得ることがで
きる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
装置は、マトリクス状に配置されたゲートバスラインお
よびソースバスラインによって画素電極が囲まれて複数
の画素を形成した第1の画素パターンを有したアレイ基
板と、略均一な幅でマトリクス状に配置された遮光部に
よって着色層が仕切られてアレイ基板の各画素に対応す
る位置に複数の画素を形成した第2の画素パターンを有
したカラーフィルタ基板と、アレイ基板とカラーフィル
タ基板の間に配置された液晶層とからなる液晶表示装置
において、第1の画素パターンの中心部の画素重心と第
2の画素パターンの中心部の画素重心を一致させ、か
つ、表示画面の全領域の各画素に対する視野角におい
て、アレイ基板からの光漏れをカラーフィルタ基板の遮
光部が遮蔽するように、第1の画素パターンの画素の重
心間距離に対して第2の画素パターンの画素の重心間距
離を所定量縮小した構成としたものである。
【0012】また、この発明に係る液晶表示装置は、第
2の画素パターンの任意の画素に対する視野角をθ、ア
レイ基板のベース部材である第1のガラス基板上部から
カラーフィルタ基板のベース部材である第2のガラス基
板下部までの光漏れが透過する層のそれぞれの厚みをT
1、T2、T3、・・・TLb 、効屈折率をn1、n2
3、・・・nLb、第2のガラス基板上部から観測点ま
での空気の屈折率をnA、第2の画素パターンの任意の
画素の重心が当該画素と対応する第1の画素パターンの
画素の重心に対して表示画面の中央部側へずれる量をZ
としたとき、
【0013】
【数2】
【0014】の関係を満足するように、第1の画素パタ
ーンの画素の重心間距離に対して第2の画素パターンの
画素の重心間距離を縮小したものである。
【0015】また、この発明に係る液晶表示装置は、ア
レイ基板上の第1の画素パターン形成のために分割され
た複数のショット領域に対応してカラーフィルタ基板上
の第2の画素パターンを複数に分割し、分割された領域
の各画素に対する視野角においてアレイ基板からの光漏
れをカラーフィルタ基板の遮光部が遮蔽するように、分
割された領域毎に第1の画素パターンの画素の重心間距
離に対して第2の画素パターンの画素の重心間距離を縮
小した構成としたものである。
【0016】また、この発明に係る液晶表示装置は、ア
レイ基板とカラーフィルタ基板とを所定の位置に重ね合
せるために、カラーフィルタ基板上の表示領域の外側に
形成した認識マークの重心とアレイ基板側の認識マーク
の重心と一致させたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の一実施の形態を図面に基づ
いて説明する。尚、図において従来と同一符号は従来の
もと同一あるいは相当のものを表す。図1は、実施の形
態1による液晶表示装置の表示画面の左端部の断面を示
す図であり、図2は表示画面の右端部の断面を示す図、
図3は表示画面の中央部の断面を示す図である。図にお
いて、10はアレイ基板のベース部材である第1のガラ
ス基板、11は第1のガラス基板10の表面に形成され
たソースバスライン、14は第1のガラス基板10の表
面に形成されたITO(インジウム錫酸化物)などの透
明導電膜である画素電極、16はポリイミド薄膜である
配向膜である。尚、第1のガラス基板10、ソースバス
ライン11、ゲートソースライン12(図示なし)およ
び画素電極14によってアレイ基板70が構成されてい
る。
【0018】また、20はアレイ基板70と対向して配
置されたカラーフィルタ基板のベース部材である第2の
ガラス基板、21は第2のガラス基板20の表面にCr
等の金属膜をフォトリソグラフィで格子状にパターニン
グして形成した遮光部であるブラックマトリックス、2
2は共通電極、23はカラーフィルタ基板20の表面に
形成された赤、青あるいは緑の着色層、24はポリイミ
ド薄膜である配向膜、30は液晶層、25は液晶層30
の液晶分子を示している。尚、第2のガラス基板20、
ブラックマトリックス21、着色層23によってカラー
フィルタ基板80が構成されている。また、90はアレ
イ基板70およびカラーフィルタ基板80のそれぞれの
表面に配置された偏光板である。
【0019】前述した従来例の場合と同様に、本実施の
形態によるアクティブマトリクス方式の液晶表示装置に
おいても、アレイ基板70および観察者の視点101側
に位置するカラーフィルタ基板80の間に配向膜16、
24を介して液晶層30が挟持されており、アレイ基板
70にはマトリクス状に配置された複数のソースバスラ
イン11と図示していない複数のゲートバスライン12
によって画素電極14が囲まれ、各々がTFT(薄膜ト
ランジスタ)等のスイッチング素子を有する複数の画素
部(画素とも称す)からなる画素パターン(第1の画素
パタン)が形成されている。また、カラーフィルタ基板
80にはマトリクス状に配置された遮光部であるBM2
1によって着色層23が仕切られ、アレイ基板10の各
画素部に対応する複数の画素部からなる画素パターン
(第2の画素パタン)が形成されている。
【0020】また、アレイ基板70の下方にはバックラ
イトとしての照明光が存在しており、カラーフィルタ基
板80上に形成された遮光部であるBM21は、観察者
の視点101から液晶表示装置100の表示画面の全て
の領域における画素を見たときの視野角において、アレ
イ基板70のソースバスライン11あるいはゲートバス
ライン12と画素電極14の間の隙間からの光漏れ60
を遮蔽するように形成されている。
【0021】そして、アレイ基板70に形成したソース
バスライン11によって供給される所定の信号電圧を1
画素ごとに図示していないゲートバスライン12で制御
し、ITO(インジウム錫酸化物)などの透明導電膜で
ある画素電極14に与え、カラーフィルタ基板80の上
に形成した共通電極22にも所定の信号電圧を印加して
アレイ基板70側とカラーフィルタ基板80側の間で電
気的な外場を加えることによって液晶分子25を駆動さ
せ表示コントラストを与える。尚、カラーフィルタ基板
80のベース部材である第2のガラス基板20の表面に
はCr等の金属膜をフォトリソグラフィで格子状にパタ
ーニングしたBM21、および赤、青あるいは緑の着色
層23を形成し、その表面をラビング処理を行ったポリ
イミド薄膜の配向膜24で覆っている。また、アレイ基
板70の液晶層30側の表面も同様に、ラビング処理を
行ったポリイミド薄膜すなわち配向膜16で覆ってい
る。
【0022】本実施の形態においては、図1、図2、図
3に示すように、視野角が大きくなる表示画面の端部の
画素になるほど、その視野角において画素電極14とソ
ースバスライン11あるいはゲートバスライン12の間
の隙間40、41からの光漏れ60を遮光するために、
カラーフィルタ基板80に形成するBM21の位置をず
らす共に、その幅の増加を最小限に抑えている。即ち、
通常観察者の視点は表示画面のほぼ中央部前面にあり、
この場合、表示画面の中央部の画素に対する視野角はほ
ぼ零であるので、図3に示したように表示画面中央部に
おけるカラーフィルタ基板80上のBM21は、その中
心をソースバスライン11(あるいはゲートバスライン
12)の中心と一致させ、その幅の大きさ T0はソース
バスライン11(あるいはゲートバスライン12)の幅
と両側の画素電極14との間の隙間40の幅を加えたも
のであればよい。
【0023】また、視野角が大きくなる表示画面の端部
の領域の画素については、図1あるいは図2に示したよ
うにカラーフィルタ基板80に形成するBM21の幅は
図3に示した中央部でのBM21の幅と同等のままで、
その視野角において画素電極14とソースバスライン1
1(あるいはゲートバスライン12)の間の隙間40
(あるいは隙間41)からの光漏れ60を遮光するよう
に、その中心位置をソースバスライン11(あるいはゲ
ートバスライン12)の中心に対して画面中央側に適宜
ずらしてやればよい。即ち、BM21の幅は、視野角が
零(通常は、表示画面中心部)のときに光漏れを遮蔽す
るのに最小限必要な大きさで表示画面の全領域で同一と
し、視野角が大きくなるにつれてBM21の視野角が零
側への位置ずれの量を順次増加させ、視野角の最も大き
くなる領域(即ち、表示画面の端部)においても、BM
21によって光漏れ60を遮蔽できるようにカラーフィ
ルタ基板80を設計してやればよい。
【0024】このようなカラーフィルタ基板80を容易
に製作するための方法の一例を説明する。まず、カラー
フィルタ基板80の画素パターンを表示画面の全領域に
おいてアレイ基板70の画素電極14に対応する部分の
みが開口部となるようなBM21を形成するための原パ
ターンを製作する。即ち、アレイ基板70のソースバス
ライン11、ゲートバスライン12および各バスライン
と画素電極14の間の隙間40、41を覆い隠すことの
できるBM21用の原パターンを製作する。次に、この
原パターンを写真製版等の技術を用いて所定の縮小率で
縮小された第2のパターンを製作する。
【0025】そしてこの時の縮小率は、この第2のパタ
ーンを用いてBM21が形成されたカラーフィルタ基板
80とアレイ基板70を、それぞれの表示画面の中心の
画素を一致させて液晶層30を介して対向して配置した
とき、画面端部の画素に対する視野角においてBM21
がソースバスライン11あるいはゲートバスライン12
とび各バスラインと画素電極14の間の隙間40、41
からの光漏れ60を遮蔽できる位置にBM21が配置さ
れるように設定してやればよい。このようにして製作さ
れたカラーフィルタ基板80上の画素パターン(第2の
画素パターン)における画素の重心間距離は、対応する
アレイ基板70の画素パターン(第1の画素パターン)
における画素の重心間距離に対して小さくなるように設
計されていることになる。
【0026】従って、表示画面の中心においては、図3
に示すようにアレイ基板70のソースバスライン11
(あるいはゲートバスライン12)の中心とカラーフィ
ルタ基板80のBM21の中心を一致させ、表示画面の
端部においては図1あるいは図2に示すようにアレイ基
板70のソースバスライン11(あるいはゲートバスラ
イン12)の中心に対してカラーフィルタ基板80のB
M21の中心が必要な量(即ち、端部に対する視野角に
おいて光漏れ60を遮蔽するのに必要な量)だけずらし
た構造としている。
【0027】次に、上述したようなカラーフィルタ基板
80の具体的な設計例を以下に説明する。いま、カラー
フイルタ基板80上の画素パターン(第2の画素パター
ン)の任意の画素に対する視野角をθ、着色層23の厚
みをT1 、共通電極(ITO電極)22の厚みをT2
カラーフィルタ基板80側に塗布される配光膜24の厚
みをT3 、液晶層30の厚みをT4 、アレイ基板70側
に塗布される配光膜16の厚みをT5、カラーフィルタ
基板80の観察者側の空気の屈折率をnA 、着色層23
の屈折率をn1 、共通電極(ITO電極)22の屈折率
をn2 、カラーフィルタ基板80側に塗布された配光膜
24の屈折率をn3 、液晶層30の平均的な屈折率をn
4 、アレイ基板70側に塗布された配光膜16の屈折率
をn5、とすると、当該画素部においてアレイ基板70
上のソースバスライン11(あるいはゲートバスライン
12)と画素電極14との間の隙間40からの光漏れ6
0が完全に遮蔽されるためには、カラーフィルタ基板8
0上のBM21が画素電極14の端から画素の内側へ張
り出す量(即ち、BM21のずれ量)Zは、次の式
(1)の関係を満足する値が必要となる。
【0028】
【数3】
【0029】この式(1)で示されたずれ量Zは、視野
角θにおいてアレイ基板70上の画素の重心がカラーフ
ィルタ基板80上の画素重心に対してずれる量にほかな
らない。本実施の形態では、例えば、液晶層30の液晶
分子25として、ZLI−1565(メルク社製)にS
811(メルク社製)を0.1wt%添加したものを用
いた。また、本実施の形態では、例えば各層あるいは膜
の厚みを、 T1 =1.5μm、 T2 =0.2μm、 T3 =0.
1μm、T4 =5.0μm、 T5 =0.1μm、 また、各層あるいは膜の屈折率を nA =1.0、 n1 =1.5、 n2 =2.0、n3
=1.5、n4 =1.6、 n5 =1.5 とした。この場合、パネルサイズを30cmとすると、
画面中央の真上25cmからの観察において画面の左右
端における視野角θは31°となる。
【0030】前述した式(1)の計算結果より、本実施
の形態による液晶表示装置の表示画面の左右端において
は、光漏れ60を遮蔽するためにカラーフィルタ基板8
0上のBM21を画素電極14の端から画素の内側へず
らすべき量Zは、2.4μm以上が必要である。従っ
て、本実施の形態においては、カラーフィルタ基板80
のBM21の幅はアレイ基板70上の画素電極14間の
幅と同一とし、アレイ基板70の左端の画素と右端の画
素の重心間距離に対して、カラーフィルタ基板の左端の
画素と右端画素の重心間距離を4.8μm小さくなるよ
う縮小して画素パターンを形成したカラーフィルタ基板
80を用いればよいことになる。
【0031】上述のような設計としたカラーフィルタ基
板80は以下のように製造する。カラーフィルタ基板8
0のベース部材であるは第2のガラス基板の上にBM2
1となるCr等の金属膜(300nm厚)をスパッタ法
で形成し、フォトリソグラフィで格子状にパターニング
する。この開口部上に顔料分散型レジストを用いて1.
5μm厚の赤、青あるいは緑の着色層23を設け、その
上に200nm厚の透明導電膜をスパッタ法で形成し、
共通電極22とする。更に、ポリイミド薄膜である配向
膜23を100nmの厚さで形成した後に、この配向膜
23の表面をラビングによる方法で配向処理する。
【0032】本実施の形態によれば、表示画面の中央上
から画面を観察した場合に、表示画面中央部および表示
画面の左右端においてもアレイ基板70上のソースバス
ライン11(あるいはゲートバスライン12)と画素電
極14との間の隙間40(あるいは隙間41)からの光
漏れ60を確実に遮蔽することができる。また、従来例
である画面全体を同一の画素構造のくり返しで構成した
カラーフィルタ基板を用いた液晶表示装置では、表示画
面の全領域においてBM21は対応する両側の画素電極
14側に2.4μm以上張り出しておく必要があったの
で、従来例に比べて、画面中央部の画素においては4.
8μm、画面端部においては2.4μmのBM幅つまり
遮光部の削減となり開口率が大幅に向上する。
【0033】以上は、主としてアレイ基板70上のソー
スバスライン11と画素電極14の隙間40からの光漏
れ60を遮蔽する場合の例について説明したが、ゲート
バスライン12(図示せず)に対してカラーフィルタ基
板80のBM21が画素電極14端から画素内へ張り出
す量を上記(1)式に準じた考え方で設計することによ
り、ゲートバスライン12と画素電極14の隙間40
(図示せず)からの光漏れの弊害が防止でき、かつ開口
率も向上することは明白である。従って、本実施の形態
によれば、表示画面の全領域においてカラーフィルタ基
板80のBM21の幅は視野角の最も小さい中心部の画
素に必要なだけの最小の幅と同一とし、アレイ基板70
のソースバスライン11あるいはゲートバスライン12
の中心に対してカラーフィルタ基板80のBM21の中
心のずれ量を前述の(1)式に準じて設計することによ
り、表示画面端部での視野角が大きくなる大型の液晶表
示装置においても、アレイ基板10の光漏れに起因する
弊害を抑制でき、かつ開口率も向上でき、高品位な画質
を有した大型の液晶表示装置を実現できる。
【0034】実施の形態2.図4は、実施の形態2による
液晶表示装置を説明するための図であり、図4(a)は
実施の形態2によるアレイ基板70の分割されたショッ
ト領域、図4(b)は対象画素の表示画面の中心からの
距離xとBM21の必要ずれ量Zとの関係を示した図で
ある。また、図5は画面中央部における画素部の断面
図、図6は画面の端部における画素部の断面図である。
本実施の形態よれば、高い開口率が得られ、かつ視野角
の大きな液晶表示装置においても斜め視野におけるアレ
イ基板10のソースバスライン11(あるいはゲートバ
スライン12)と、ITO(インジウム錫酸化物)など
の透明導電膜である画素電極14との間の隙間40(あ
るいは隙間31)からの光漏れ60を遮蔽し、さらにア
レイ基板7の画素パターン形成時のずれによって発生す
る光漏れも抑えた良好な画質を得ることができる液晶表
示装置を供給できる。本実施の形態は、下記の点を除け
ば実施の形態1と同一である。
【0035】図4に示す実施の形態2による液晶表示装
置のアレイ基板70は、画素パターンをショット領域5
0a、ショット領域50b、ショット領域50cの3回
の露光により形成する。そして、そのアレイ基板70の
画素パターンの形成は以下のように行った。図5、図6
および図7において、下部のアレイ基板70はガラス等
の絶縁透明材料からなる第1のガラス基板上にスパッタ
リング法で金属膜を250nm成膜後、パターニング、
エッチングし、所定の形状の30μm幅の補助容量線1
5、および8μm幅のゲートバスライン12およびTF
T(薄膜トランジスタ)13のゲート電極(12、13
は図示なし)を形成する。
【0036】次にSiOx層をプラズマCVD法によっ
て350nm、aーSi膜、SiNx層をプラズマCV
D法でそれぞれ500nm、200nm形成し、SiN
x層をフッ酸系エッチング液でエッチングし、TFT1
3のチャネル保護層を形成する。オーミックコンタクト
となるようにするためにn+a−Si膜をプラズマCV
D法によって50nm成膜する。エッチングによってn
+a−Si膜、s−Si膜、SiNx層をエッチング
し、所定の形状にする。次に、スパッタリング法でC
r、Alをそれぞれ50nm、500nm積層して成膜
し、レンズプロジェクション方式でパターニングを行な
い、硝酸燐酸酢酸混合溶液、および硝酸セリウムアンモ
ニウム溶液でCr、Alをそれぞれエッチングして8μ
m幅のソースバスライン11、ソース電極13S(図示
なし)、ドレイン電極13D(図示なし)を形成する。
【0037】なお本実施の形態においては、このパター
ニング工程における精度は1μmであった。即ち、アレ
イ基板70の画素パターンを複数のショット領域(例え
ば3つの領域)に分割して形成する場合、1μm程度の
パターンずれが発生することが確認された。ソース電極
13Sとドレイン電極13Dの間に露出したn+a−S
i膜をソース電極13S、ドレイン電極13Dをマスク
にしてエッチング、除去する。さらにITO(インジウ
ム錫酸化物)などの透明導電膜を200nmスパッタ法
で形成し、パターニングして王水系エッチング液でエッ
チングし、矩形状の画素電極14を形成する。パッシベ
ーション膜としてSiNxを200nm成膜する。この
ようにしてアレイ基板70の画素パターンを形成する。
【0038】本実施の形態においては、アレイ基板70
の3つのショット領域50a、50b、50cは同一サ
イズとし、カラーフィルタ基板80の画素パターンは以
下のように設計した。アレイ基板70の中央部のショッ
ト領域50aに対応する画面領域では、領域の端の画素
において画素電極14から画素の内側に張り出すカラー
フィルタ基板80上のBM21のずれ量が0.85μm
となるようにアレイ基板70のショット領域50aの左
端部と右端部の画素間距離に対して、カラーフィルタ基
板80上の対応する画素間距離を1.7μm小さくす
る。また、アレイ基板70のショット領域50bおよび
50cに対応する画面領域では、アレイ基板70の分割
されたショット領域のショットのずれの量を表示画面中
心方向へ上述の1μmと想定し、表示画面の端部の画素
において画素電極14から画素内に張り出すカラーフィ
ルタ基板80上のBM21のずれ量が3.4μmとなる
ように、アレイ基板70の画面の左端部の画素の画素間
距離に対してカラーフィルタ基板の画面端の画素間距離
を6.8μm小さくしたカラーフィルタ基板80とし
た。
【0039】即ち、図4に示すように、表示画面の中心
点Oから当該画素までの距離をx、中心点Oからショッ
ト領域50aの端までの距離をaとしたとき、ショット
領域50aでは、 BM21のずれ量 = 0.85 × x/a (μm) ショット領域50bおよび50cでは、 BM21のずれ量 = 2.55 × x/2a − 0.8
5/2(μm) となるように、アレイ基板70のショット領域に対応さ
せてカラーフィルタ基板80の画素パターンを分割して
縮小してやればよい。つまり、ショット領域50bおよ
び50cにおいて画面中心方向へアレイ基板70のショ
ットがずれることにより光漏れ60が見えやすくなって
いる場合には、カラーフィルタ基板80に形成するBM
21の画素電極内への張り出し量(即ち、BM21の画
面中心側へのずれ量Z)を図4(b)に示した関係を満
足するように、ショット領域毎にカラーフィルタ基板8
0の第2の画素パターンを縮小することにより、表示画
面の端部を含む全ての画素に対してアレイ基板70のシ
ョットずれに起因する光漏れ60を遮蔽できる。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、図5
に示すように画面中心においては、重ね合せ時にカラー
フィルタ基板80の画面中心の画素重心とアレイ基板7
0の画面中心の画素重心を一致させるので、アレイ基板
70のショットがたとえずれたとしても、アレイ基板7
0のソースバスライン11(あるいはゲートバスライン
12)の中心とカラーフィルタ基板80のBM21の中
心は一致し、アレイ基板70のソースバスライン11
(あるいはゲートバスライン12)と画素電極14の隙
間40からの光漏れ60は遮蔽できる。
【0041】一方、図6に示すように表示画面の端部の
画素については、BMのずれ量Zが図4(b)に示した
関係を満足するようにカラーフィルタ基板80が設計さ
れているので、アレイ基板70のショットのずれが1μ
m発生しても、端部の画素に対する視野角においてアレ
イ基板70のソースバスライン11(あるいはゲートバ
スライン12)と画素電極14との間の隙間40(ある
いは41)からの光漏れ60は遮蔽できる。また、従来
例である画面全体を同一の画素構造のくり返しで構成し
たカラーフィルタ基板を用いた液晶表示装置に比べ、画
面中央部の画素においては6.8μm、画面端部におい
ては3.4μmのBM幅つまり遮光部の削減となり開口
率が大幅に向上した。
【0042】実施の形態3.実施の形態1あるいは2の
液晶表示装置において、カラーフィルタ基板80におけ
るアレイ基板70とカラーフィルタ基板80とを重ね合
せるためのカラーフィルタ基板80上の表示領域の外側
に形成した認識マークをアレイ基板70側の該認識マー
クの重心と一致するような構成としたカラーフィルタ基
板を用いて液晶表示装置を作製した。本実施例によれ
ば、プロセス上何ら今までのカラーフィルタ基板と変わ
ることなく液晶表示装置を作製することができる。
【0043】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置によれば、マト
リクス状に配置されたゲートバスラインおよびソースバ
スラインによって画素電極が囲まれて複数の画素を形成
した第1の画素パターンが第1のガラス基板の表面に形
成されたアレイ基板と、略均一な幅でマトリクス状に配
置された遮光部によって着色層が仕切られてアレイ基板
の各画素に対応する位置に複数の画素を形成した第2の
画素パターンが第2のガラス基板の表面に形成されたカ
ラーフィルタ基板と、アレイ基板とカラーフィルタ基板
の間に配置された液晶層とからなる液晶表示装置におい
て、第1の画素パターンの中心部の画素重心と第2の画
素パターンの中心部の画素重心を一致させ、かつ、表示
画面の全領域の各画素に対する視野角において、アレイ
基板からの光漏れをカラーフィルタ基板の遮光部が遮蔽
するように、第1の画素パターンの画素の重心間距離に
対して第2の画素パターンの画素の重心間距離を所定量
縮小した構成としたので、表示画面の全領域においてカ
ラーフィルタ基板の遮光部(即ち、ブラックマトリック
ス)の幅を表示画面中心部の画素に必要な最も小さい幅
とほぼ同一としても、観察者の視点から見たときのアレ
イ基板のからの光漏れを遮蔽することが可能となり、高
い開口率を向上し、かつ光漏れの影響も抑制できる高品
位な画質を有した大型の液晶表示装置を実現できる。
【0044】また、この発明の液晶表示装置によれば、
第2の画素パターンの任意の画素に対する視野角をθ、
アレイ基板のベース部材である第1のガラス基板上部か
らカラーフィルタ基板のベース部材である第2のガラス
基板下部までの光漏れが透過する層のそれぞれの厚みを
1、T2、T3、・・・TLb 、効屈折率をn1、n2、n
3、・・・nLb、第2のガラス基板上部から観測点まで
の空気の屈折率をnA、第2の画素パターンの任意の画
素の重心が当該画素と対応する第1の画素パターンの画
素の重心に対して表示画面の中央部側へずれる量をZと
したとき、前述の実施の形態1で示した式(1)の関係
を満足するように、第1の画素パターンの画素の重心間
距離に対して第2の画素パターンの画素の重心間距離を
縮小したので、表示画面の全領域においてカラーフィル
タ基板の遮光部の幅は表示画面中心部の画素に必要な最
も小さい幅とほぼ同一となり、また、観察者から見たと
きのアレイ基板のからの光漏れを遮蔽することも可能と
なり、高い開口率を向上し、かつ光漏れの影響も抑制で
きる高品位な画質を有した大型の液晶表示装置を実現で
きる。
【0045】また、この発明の液晶表示装置によれば、
アレイ基板の第1の画素パターン形成のために分割され
た複数のショット領域に対応してカラーフィルタ基板の
第2の画素パターンを複数に分割し、分割された領域の
各画素に対する視野角においてアレイ基板からの光漏れ
をカラーフィルタ基板の遮光部が遮蔽するように、分割
された領域毎に第1の画素パターンの画素の重心間距離
に対して第2の画素パターンの画素の重心間距離を縮小
した構成としたので、アレイ基板のショット領域のずれ
に起因するショット領域ごとの輝度差の発生を防止する
と共に、観察者から見たときのアレイ基板からの光漏れ
も遮蔽できる大型の液晶表示装置を実現できる。
【0046】また、この発明の液晶表示装置によれば、
アレイ基板とカラーフィルタ基板とを所定の位置に重ね
合せるために、カラーフィルタ基板上の表示領域の外側
に形成した認識マークの重心とアレイ基板側の認識マー
クの重心と一致させたので、重ね合せプロセスあるいは
切断プロセス等の製造上の条件変更をなんら行うことな
く、カラーフィルタ基板の遮光部の幅を最適化して開口
率を高めることができ、アレイ基板からの光漏れを防
ぎ、あるいはアレイ基板のショット領域ごとの輝度差の
発生を防ぐことのできる大型の液晶表示装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による液晶表示装置の左端部の
画素部の断面図である。
【図2】 実施の形態1による液晶表示装置の右端部の
画素部の断面図である。
【図3】 実施の形態1による液晶表示装置の中央部の
画素部の断面図である。
【図4】 実施の形態2による液晶表示装置を説明する
ための図である。
【図5】 実施の形態2による液晶表示装置の中央部の
画素部の断面図である。
【図6】 実施の形態2による液晶表示装置の左端部の
画素部の断面図である。
【図7】 実施の形態2による液晶表示装置の中央部の
画素部の平面図である。
【図8】 従来の液晶表示装置の観察図である。
【図9】 従来の液晶表示装置の画素部の断面図であ
る。
【図10】 画面サイズの大きい液晶表示装置の観察図
である。
【図11】 従来の画面サイズの大きい液晶表示装置の
画素部の断面図である。
【図12】 アレイ基板側の画素パターンが設計通りに
形成されたショット領域の画素部の断面図である。
【図13】 アレイ基板側の画素パターンが左方向にず
れて形成されたショット領域の画素部の断面図である。
【符号の説明】
10 第1のガラス基板 11 ソースバス
ライン 12 ゲートバスライン 13 薄膜トラン
ジスタ(TFT) 14 画素電極 15 補助容量線 16、24 配向膜 20 第2のガラ
ス基板 21 ブラックマトリクス 22 共通電極
(ITO電極) 23 着色層 25 液晶分子 30 液晶層 40、41 隙間 50a、50b、50c ショット領域
60 光漏れ 70 アレイ基板 80 カラーフィ
ルタ基板 90 偏光板 100 液晶表示装
置 101 視点 102 視野角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 文雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 田畑 伸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 水沼 昌也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 玉谷 晃 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 森井 康裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 藤井 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−115889(JP,A) 特開 平7−5417(JP,A) 特開 平9−304740(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/1335 505 G02F 1/1368

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置されたゲートバスラ
    インおよびソースバスラインによって画素電極が囲まれ
    て複数の画素を形成した第1の画素パターンを有したア
    レイ基板と、略均一な幅でマトリクス状に配置された遮
    光部によって着色層が仕切られて上記アレイ基板の各画
    素に対応する位置に複数の画素を形成した第2の画素パ
    ターンを有したカラーフィルタ基板と、上記アレイ基板
    と上記カラーフィルタ基板の間に配置された液晶層とか
    らなる液晶表示装置において、上記第1の画素パターン
    の中心部の画素重心と上記第2の画素パターンの中心部
    の画素重心を一致させ、かつ、表示画面の全領域の各画
    素に対する視野角において、上記アレイ基板からの光漏
    れを上記カラーフィルタ基板の上記遮光部が遮蔽するよ
    うに、上記第1の画素パターンの画素の重心間距離に対
    して上記第2の画素パターンの画素の重心間距離を所定
    量縮小したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 第2の画素パターンの任意の画素に対す
    る視野角をθ、アレイ基板のベース部材である第1のガ
    ラス基板上部からカラーフィルタ基板のベース部材であ
    る第2のガラス基板下部までの光漏れが透過する層のそ
    れぞれの厚みをT1、T2、T3、・・・TLb 、効屈折率
    をn1、n2、n3、・・・nLb、上記第2のガラス基板
    上部から観測点までの空気の屈折率をnA、上記第2の
    画素パターンの任意の画素の重心が当該画素と対応する
    第1の画素パターンの画素の重心に対して表示画面の中
    央部側へずれる量をZとしたとき、 【数1】 の関係を満足するように、上記第1の画素パターンの画
    素の重心間距離に対して上記第2の画素パターンの画素
    の重心間距離を縮小したことを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 アレイ基板の第1の画素パターン形成の
    ために分割された複数のショット領域に対応してカラー
    フィルタ基板の第2の画素パターンを複数に分割し、
    分割された領域の各画素に対する視野角において上記ア
    レイ基板からの光漏れを上記カラーフィルタ基板の遮光
    部が遮蔽するように、分割された領域毎に上記第1の画
    素パターンの画素の重心間距離に対して上記第2の画素
    パターンの画素の重心間距離を縮小したことを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 アレイ基板とカラーフィルタ基板とを所
    定の位置に重ね合せるために、上記カラーフィルタ基板
    上の表示領域の外側に形成した認識マークの重心と上記
    アレイ基板側の認識マークの重心と一致させたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装
    置。
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