JP5376423B2 - 投射型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶表示装置等の電気光学装置を備える、例えばヘッドアップディスプレイ等の投射型表示装置の技術分野に関する。
この種の電気光学装置を備える投射型表示装置として、例えば、互いに補色の関係である二種類の発光ダイオード光源を備えるヘッドアップディスプレイが提案されている(特許文献1参照)。或いは、透明な面及び不透明な面を有する防塵カバーを備えるヘッドアップディスプレイが提案されている。ここでは特に、防塵カバーの断面を透明な面と不透明な面とを斜面とした山型形状とすることにより、防塵カバーで反射した外光が運転者の目に入ることを防止する技術が提案されている(特許文献2参照)。
また、例えば車両のフロントガラスに画像を表示するヘッドアップディスプレイでは、外光(典型的には、太陽光)により画像が表示されることを防止するために、投射光の進行方向に対して、電気光学装置が傾けて配置されることが多い。
特開2003−295105号公報 特開2006−69473号公報
しかしながら、電気光学装置が投射光の進行方向に対して傾けて配置されていると、電気光学装置のコントラスト及び透過率が低下する可能性があるという技術的問題点がある。上述の特許文献1及び2に開示された技術では、この問題を解決することは極めて困難であるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、コントラスト及び透過率の低下を抑制することができる投射型表示装置を提供することを課題とする。
本発明の投射型表示装置は、上記課題を解決するために、電気光学物質を挟持する一対の基板と、前記一対の基板の一方の基板上における画素領域にマトリクス状に配列された複数の画素電極と、前記一対の基板の他方の基板上に配置されると共に、前記複数の画素電極に対応してマトリクス状に配列された複数の開口部を有する遮光層とを備えた液晶パネルと一の面の少なくとも一部が発光することで光源光を前記液晶パネルに対して投射する光源手段と、を有する投射型表示装置において、前記液晶パネルは、前記遮光層の前記開口部の外縁である第1外縁、前記基板上で平面的に見て、前記画素電極により規定される領域の、又は前記画素電極の外縁の少なくとも一部が所定幅だけ前記画素電極の内側にずれることによって規定される領域である一の領域の、外縁である第2外縁に対して一の方向に、少なくとも部分的にずれていて、さらに、前記液晶パネルの前記一方の基板面に沿う面と前記光源手段の前記一の面とが相互になす角がθとなるように配置されており、前記基板上で平面的に見て、前記第1外縁のうち前記第2外縁に対してずれている部分と、前記第2外縁のうち前記部分に対応する部分との間の距離は、前記一対の基板間の距離をdとすると、
d×tanθである。
本発明の投射型表示装置の液晶パネルは、一対の基板間には、例えば液晶等である電気光学物質が挟持されている。一対の基板の少なくとも一方の基板上における電気光学物質と対向する側には、所定方位にラビングが施された有機配向膜、又はSiOやSiO2等の無機材料からなる無機配向膜を有している。他方の基板上における電気光学物質と対向する側にも、同様に、有機配向膜又は無機配向膜が設けられていてよい。
例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電性酸化物により形成されている複数の画素電極は、一対の基板の一方の基板上における画素領域にマトリクス状に配列されている。ここに本発明に係る、「画素領域」とは、個々の画素の領域を意味するのではなく、複数の画素が平面配列された領域全体を意味し、典型的には、「画像表示領域」或いは「表示領域」に相当する。
遮光層は、一対の基板の他方の基板上における画素領域に配置されると共に、複数の画素電極に対応してマトリクス状に配列された複数の開口部を有する。
開口部の外縁である第1外縁は、一の領域の外縁である第2外縁に対して、少なくとも部分的にずれている。ここに、本発明に係る「一の領域」は、基板上で平面的に見て、画素電極により規定される領域である。或いは、「一の領域」は、基板上で平面的に見て、画素電極の外縁の少なくとも一部が所定幅だけ画素電極の内側にずれることによって規定される領域である。即ち、「一の領域」とは、一の基板上(即ち、画素電極が配列されている基板面上)において開口領域となるべき領域を意味する。
この開口領域となるべき領域が、画素電極が配置されている領域と同一である場合、本発明に係る「第2外縁」は、画素電極の外縁となる。他方、開口領域となるべき領域が、画素電極が配置されている領域より小さい場合、本発明に係る「第2外縁」は、画素電極の外縁の少なくとも一部が所定幅だけ画素電極の内側にずれることによって規定される領域の外縁となる。
本発明に係る「画素電極により規定される領域」とは、複数の画素電極のうち一の画素電極が配置されている領域を意味する。また、本発明に係る「所定幅」とは、一の基板上において開口領域となるべき領域が、画素電極が配置されている領域より小さい場合に、画素電極の外縁と開口領域となるべき領域の外縁との間の距離として設定される幅である。尚、「第1外縁が第2外縁に対して少なくとも部分的にずれている」とは、典型的には、製造プロセスにおける加工精度や組立精度の範囲を超えてずれていることを意味する。
本願発明者の研究によれば、例えばヘッドアップディスプレイ等の投射型表示装置において、電気光学装置が投射光の進行方向に対して傾けて配置されている場合、電気光学装置に正対した場合には遮光層によって遮光されていた部分が、電気光学装置が傾けて配置されたことに起因して遮光されなくなり、例えば光漏れが生じること等により電気光学装置のコントラストや透過率が低下する可能性があることが判明している。
しかるに本発明では、遮光層の開口部の外縁である第1外縁が、一の基板上における開口領域となるべき一の領域の外縁である第2外縁に対して、少なくとも部分的にずれている。典型的には、第1外縁は、液晶パネルを投射光の進行方向に対して傾けて配置した場合に、第2外縁の周囲に位置する遮光されるべき領域が適切に遮光されるようにずれている。このため、液晶パネルが投射光に対して傾けて配置されたことに起因するコントラストや透過率の低下を抑制することができる。
尚、遮光層が他方の基板上に配置される場合に限らず、一方の基板上における画素電極が配列された層と異なる層に遮光層が配置される場合にも、第1外縁が第2外縁に対してずれるように遮光層を配置することによって、本発明と同様の効果を享受することができる。
第1外縁が、前記基板上で平面的に見て、前記第2外縁に対して一の方向に、少なくとも部分的にずれていれば、当該液晶パネルが投射型表示装置おいて投射光に対して傾けて配置される場合であって、当該液晶パネルが傾けられる方向が予め決定されている場合に、例えば開口率を低下させることなく、傾けて配置されることに起因するコントラストや透過率の低下を抑制することができ、実用上非常に有利である。
本発明の投射型表示装置によれば、上述した液晶パネルを備えてなるので、液晶パネルが投射光に対して傾けて配置されたことに起因するコントラストや透過率の低下を抑制することができる。この結果、高品質な表示画像を表示可能な、例えばヘッドアップディスプレイ等の投射型表示装置を提供することができる。尚、光源手段は、例えば平板な発光パネル等である。
本発明の投射型表示装置では、液晶パネルは、前記一方の基板面に沿う面及び前記一の面が相互になす角がθとなるように配置されており、前記基板上で平面的に見て、前記第1外縁のうち前記第2外縁に対してずれている部分と、前記第2外縁のうち前記部分に対応する部分との間の距離は、前記一対の基板間の距離をdとすると、d×tanθである。
この投射型表示装置によれば、例えば開口率等の第1外縁と第2外縁との相対的な位置関係以外の設計や設定等に影響を与えることなく、適切に、液晶パネルが投射光に対して傾けて配置されたことに起因するコントラストや透過率の低下を抑制することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下、本発明に係る投射型表示装置の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の図では、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の実施形態では、投射型表示装置の一例として、自動車に搭載されるヘッドアップディスプレイを挙げる。
先ず、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイの構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す概略図である。
図1において、ヘッドアップディスプレイ1600は、液晶パネル100、面1601aの少なくとも一部が発光する発光パネル1601、ミラー1602及びフロントガラス1603を備えて構成されている。ここに、本実施形態に係る「液晶パネル100」、「発光パネル1601」及び「面1601a」は、夫々、本発明に係る「液晶パネル」、「光源手段」及び「一の面」の一例である。尚、本実施形態では、自動車のフロントガラス1603の一部を、ヘッドアップディスプレイ1600の一部として用いている。また、液晶パネル100は、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルである。
ここで、液晶パネル100について、図2及び図3を参照して説明を加える。ここに、図2は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図であり、図3は、図2のH−H´線断面図である。
図2及び図3において、液晶パネル100では、本発明に係る「一対の基板」の一例としてのTFTアレイ基板10及び対向基板20が対向配置されている。本発明に係る「一方の基板」の一例としてのTFTアレイ基板10は、例えば、石英基板、ガラス基板、シリコン基板等の基板からなり、本発明に係る「他方の基板」の一例としての対向基板20は、例えば、石英基板、ガラス基板等の基板からなる。TFTアレイ基板10と対向基板20との間には、本発明に係る「電気光学物質」の一例としての液晶を含んでなる液晶層50が封入されている。
TFTアレイ基板10と対向基板20とは、本発明に係る「画素領域」の一例としての画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域52aに配置されたシール材52により相互に接着されている。シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造工程においてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。
画像表示領域10a及び画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(即ち、ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が配置されている。尚、ギャップ材を、画像表示領域10a等に配置されるものに加えて若しくは代えて、シール材52に混入するようにしてもよい。
図2において、シール材52が配置されたシール領域52aの内側に並行して、画像表示領域10aを規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域52aの外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に沿ったシール領域よりも内側にサンプリング回路7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域52aの内側の額縁領域53aに、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。
TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。更に、外部回路接続端子102と、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
図3において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。複数の走査線及び複数のデータ線は、相互に交差して配線され、これら交差に対応して画素に対応する画素部がマトリクス状に設けられている。この積層構造の詳細な構成については図3では図示を省略してあるが、この積層構造の上に、ITO等の透明材料からなる画素電極9aが、画素毎に所定のパターンで島状に形成されている。尚、本実施形態に係る「走査線」及び「データ線」は、夫々、本発明に係る「第1配線」及び「第2配線」の一例である。
画素電極9aは、後述する対向電極21に対向するように、TFTアレイ基板10上の画像表示領域10aに形成されている。TFTアレイ基板10における液晶層50の面する側の表面、即ち画素電極9a上には、配向膜16が画素電極9aを覆うように形成されている。
対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、遮光層23が形成されている。遮光層23は、例えば対向基板20における対向面上に平面的に見て、格子状に形成されている。対向基板20において、遮光層23によって非開口領域が規定され、遮光層23によって区切られた領域が、発光パネル1601から出射された光Lを透過させる開口領域となる。
尚、遮光層23をストライプ状に形成し、該遮光層23と、TFTアレイ基板10側に設けられたデータ線等の各種構成要素とによって、非開口領域を規定するようにしてもよい。また、画像表示領域10aにおいてカラー表示を行うために、開口領域及び非開口領域の一部を含む領域に、カラーフィルタが形成されていてもよい。
遮光層23上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されている。対向基板20の対向面上における、対向電極21上には、配向膜22が形成されている。
尚、図2及び図3に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104、サンプリング回路7等に加えて、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
再び図1に戻り、ヘッドアップディスプレイ1600において、液晶パネル100は、面1601aに対し角度θだけ傾いて配置されている。このため、太陽Sから出射される太陽光SLが液晶パネル100に当たったとしても、その反射光はミラー1602に入射しないので、太陽光SLにより画像が表示されることを防止することができる。
次に、図1に示すように、液晶パネル100が面1601aに対し(又は投射光Lに対し)傾いて配置されている場合に、液晶パネル100における遮光層23と画素電極9aとの相対的な位置関係に起因して生じる問題点について、図6及び図7を参照して説明する。ここに、図6は、本実施形態に係る液晶パネルの比較例における遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図であり、図7は、図6のH−H´線断面図である。
図6に示すように、比較例に係る液晶パネル400を対向基板20の側から平面的に見た場合、遮光層23に設けられた開口部231の外縁と、画素電極9aの外縁とは重なっている。ここで、本実施形態において、TFTアレイ基板10上で開口領域となるべき領域は、画素電極9aにより規定される領域(即ち、画素電極9a内の領域)である。尚、本実施形態に係る「開口部231の外縁」、「画素電極9aの外縁」及び「画素電極9a内の領域」は、夫々、本発明に係る「第1外縁」、「第2外縁」及び「一の領域」の一例である。
液晶パネル400に投射光Lが入射すると、図7に示すように、遮光層23と画素電極9aとが間隔をあけて配置されているが故に、本来遮光されるべき部分からの光が遮光されなくなってしまう(即ち、光漏れを生じる)。更に、本来透過されるべき部分からの光が遮光されてしまう。この結果、液晶パネル400のコントラストや透過率が低下してしまう。
しかるに本実施形態に係る液晶パネル100では、図4に示すように、開口部231の外縁が、画素電極9aの外縁に対して部分的にずれるように遮光層23が配置されている。ここで、開口部231の外縁が、画素電極9aの外縁に対してずれている距離yは、TFTアレイ基板10及び対向基板20間の距離dを用いて、y=d×tanθと表される。
このため、図5に示すように、液晶パネル100に投射光Lが入射しても、透過されるべき部分(本実施形態では、画素電極9a内の領域)からの光のみを透過することができる。この結果、液晶パネル100のコントラストや透過率が低下することを抑制することができる。尚、図4は、本実施形態に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図であり、図5は、図4のH−H´線断面図である。
(第1変形例)
次に、本実施形態に係る液晶パネルの第1変形例について、図8及び図9を参照して説明する。ここに、図8は、本変形例において、TFTアレイ基板上で開口領域となるべき領域を示す概念図であり、図9は、図4と同趣旨の、本変形例に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図である。
図8に示すように、本変形例では、TFTアレイ基板10で開口領域となるべき領域は、画素電極9aの外縁が所定幅(ここでは、w1及びw2)だけ画素電極9aの内側にずれた破線300により規定される領域(即ち、破線300内の領域)である。ここに、本変形例に係る「破線300」及び「破線300内の領域」は、夫々、本発明に係る「第2外縁」及び「一の領域」の他の例である。
図9に示すように、開口部231の外縁が、破線300に対して距離yだけずれるように遮光層23が配置されている。この結果、液晶パネル100のコントラストや透過率が低下することを抑制することができる。
(第2変形例)
次に、本実施形態に係る液晶パネルの第2変形例について、図10及び図11を参照して説明する。ここに、図10は、図4と同趣旨の、本変形例に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図であり、図11は、図5と同趣旨の、図10のH−H´線断面図である。尚、本変形例では、TFTアレイ基板10上で開口領域となるべき領域は、画素電極9aにより規定される領域(即ち、画素電極9a内の領域)である。
図10に示すように、開口部231の外縁の下辺231dが、画素電極9aの外縁の下辺9adに対して距離yだけずれると共に、開口部231の外縁の上辺231uが、画素電極9aの外縁の上辺9auに対して距離y2だけずれるように、遮光層23が配置されている。
このように構成すれば、仮に液晶パネル100が、発光パネル1601(図1参照)の面1601aに対し、角度θ2だけ傾いて配置された場合(即ち、図1における投射光Lが、図11における投射光L2と並行になる場合)であっても、液晶パネル100のコントラストや透過率が低下することを抑制することができる。即ち、本変形例に係る液晶パネル100は、該液晶パネル100が、面1601に対し角度θだけ傾いて配置された場合だけでなく、角度θ2だけ傾いて配置された場合でも、コントラストや透過率が低下することを抑制することができる。
尚、距離y2は、距離yと同様に、距離dを用いて、y2=d×tanθ2と表される。また、距離yと距離y2は同一であってもよい(即ち、角度θと角度θ2とは同一であってもよい)。
自動車用のヘッドアップディスプレイでは、右ハンドルか左ハンドルかによって、発光パネル1601の面1601aに対して液晶パネル100を傾ける方向が異なる(例えば、右ハンドルの場合に角度θだけ傾け、左ハンドルの場合に角度θ2だけ傾ける)ことが、本願発明者の研究により判明している。このため、本変形例の如く液晶パネル100を構成することによって、右ハンドル用の液晶パネル及び左ハンドル用の液晶パネルを別々に製造する必要がなく、実用上非常に有利である。
尚、図4、図9及び図10は、H−H´線の延びる方向にデータ線が延びているとしているが、H−H´線の延びる方向に走査線が延びている場合には、本実施形態に係る「走査線」及び「データ線」は、夫々、本発明に係る「第2配線」及び「第1配線」に相当する。
また、図4及び図9において、本発明に係る「第1画素電極辺」の一例としての画素電極9aの外縁の下辺と本発明に係る「第1開口部辺」の一例としての開口部231の外縁の下辺との間の距離と、本発明に係る「第2画素電極辺」の一例としての画素電極9aの外縁の上辺と本発明に係る「第2開口部辺」の一例としての開口部231の外縁の上辺との間の距離とは同一であるが、相互に異なっていてもよい。
具体的には例えば、画素電極9aの外縁の下辺と面1601aとの間の距離が、画素電極9aの外縁の上辺と面1601aとの間の距離よりも小さい場合、画素電極9aの外縁の下辺と開口部231の外縁の下辺との間の距離は、画素電極9aの外縁の上辺と開口部231の外縁の上辺との間の距離よりも大きくてよい。
本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るTFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図である。 図2のH−H´線断面図である。 本発明の実施形態に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図である。 図4のH−H´線断面図である。 本発明の実施形態に係る液晶パネルの比較例における遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図である。 図6のH−H´線断面図である。 本発明の実施形態に係る第1変形例において、TFTアレイ基板上で開口領域となるべき領域を示す概念図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る液晶パネルにおける遮光層と画素電極との位置関係を平面的に示す平面図である。 図10のH−H´線断面図である。
符号の説明
9a…画素電極、10…TFTアレイ基板、10a…画像表示領域、20…対向基板、23…遮光層、100、400…液晶パネル、231…開口部

Claims (1)

  1. 電気光学物質を挟持する一対の基板と、
    前記一対の基板の一方の基板上における画素領域にマトリクス状に配列された複数の画素電極と、
    前記一対の基板の他方の基板上に配置されると共に、前記複数の画素電極に対応してマトリクス状に配列された複数の開口部を有する遮光層と
    を備えた液晶パネルと
    一の面の少なくとも一部が発光することで光源光を前記液晶パネルに対して投射する光源手段と、
    を有する投射型表示装置において、
    前記液晶パネルは、前記遮光層の前記開口部の外縁である第1外縁、前記基板上で平面的に見て、前記画素電極により規定される領域の、又は前記画素電極の外縁の少なくとも一部が所定幅だけ前記画素電極の内側にずれることによって規定される領域である一の領域の、外縁である第2外縁に対して一の方向に、少なくとも部分的にずれていて、
    さらに、前記液晶パネルの前記一方の基板面に沿う面と前記光源手段の前記一の面とが相互になす角がθとなるように配置されており、
    前記基板上で平面的に見て、前記第1外縁のうち前記第2外縁に対してずれている部分と、前記第2外縁のうち前記部分に対応する部分との間の距離は、前記一対の基板間の距離をdとすると、d×tanθであ
    投射型表示装置
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