JP2002156627A - 電気光学装置及び液晶装置 - Google Patents
電気光学装置及び液晶装置Info
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Abstract
る電気光学装置及び液晶装置を提供する。 【解決手段】 液晶層4をその間に保持する一対の基板
1,2と、一対の基板1,2のいずれかの外側に配置さ
れる遮光層5と、を備え、液晶の状態変化に応じて所定
の表示を行う液晶層4の表示領域61と、遮光層5の透
過領域51と、が基板1,2の平面内において互いにず
れて配置されている。
Description
光層と、遮光層とを備える電気光学装置、又は液晶層を
備える液晶装置に関し、とくにカメラファインダー等へ
の実装に適した電気光学装置及び液晶装置に関する。
行うため、ファインダー内に液晶装置が組み込まれる場
合がある。この場合、カメラのコンパクト化の要請等か
らカメラのファインダーは極力小型に構成されており、
カメラの撮影者はファインダー内に組み込まれた液晶装
置の表示像をレンズを介して拡大して見るように設計さ
れている。したがって、ファインダー内部に組み込まれ
る液晶装置は、コンピュータや携帯機器等のディスプレ
イ装置として用いられるような、直接肉眼で視認する使
用形態で用いられる液晶装置と比較して、小型かつ高精
細に構成される。
た場合、液晶装置を構成する基板の厚みは相対的に大き
くならざるを得ない。すなわち、液晶装置の表示領域の
面積が小さくなっても、基板を薄くするには限界があ
り、結果的に表示が高精細であるのに対して基板の厚み
が相対的に大きくなる。
るため、ファインダーにおける各部品の実装には様々な
制約が課される。このため、撮影者が液晶装置の表示像
を正面から視認するのではなく、液晶装置の基板に対し
て斜めから見るような実装形態が採られる場合がある。
ダー用の液晶装置では、基板に対して斜めから表示像を
見る場合、基板の屈折率の影響が無視できず、基板の外
側に設けられる遮光層と基板の内部に設けられる液晶層
とがずれを生じるおそれがある。
装置を使用する場合であっても、基板を挟んで発光層と
遮光層とが設けられる場合には、同様の問題が生じる。
形態に適合する電気光学装置及び液晶装置を提供するこ
とを目的とする。
は、液晶層をその間に保持する一対の基板と、前記一対
の基板のいずれかの外側に配置される遮光層と、を備
え、液晶の状態変化に応じて表示を行う前記液晶層の表
示領域と、前記遮光層の透過領域と、が前記基板の平面
内において互いにずれて配置されていることを特徴とす
る。
領域と、遮光層の透過領域と、が基板の平面内において
互いにずれて配置されているので、基板に対して斜めか
ら見たときに、液晶層の表示領域と遮光層の透過領域と
を正対させることができる。液晶層の表示領域および遮
光層の透過領域のずらし量は、基板を見る角度、基板の
厚みおよび屈折率に応じて選択すればよい。
透過領域の間のずれが表示部の全体にわたりほぼ一定の
関係とされていてもよい。
ときに表示部の全体にわたり液晶層の表示領域と遮光層
の透過領域とを正対させることができる。
領域との間のずらし量は、前記一対の基板のうち前記遮
光層が配置された基板の厚み、この基板の屈折率、及び
前記電気光学装置の表示面の法線と表示面側の前記基板
からの出射光の進行方向とがなす角度によって規定され
ていることが好ましい。
とき(即ち、この電気光学装置の表示面の法線と表示面
側の基板からの出射光の進行方向とが所定の角度をなす
場合)に、液晶層の表示領域および遮光層の透過領域の
ずらし量を最適なものとすることができる。
領域との間のずらし量は、前記一対の基板のうち前記遮
光層が配置された基板の厚み、この基板の屈折率、及び
前記電気光学装置の表示面の法線とこの表示面が観視さ
れる方向とがなす角度によって規定されていることが好
ましい。
とき(即ち、この電気光学装置の表示面の法線とこの表
示面が観視される方向とが所定の角度をなす場合)に、
液晶層の表示領域および遮光層の透過領域のずらし量を
最適なものとすることができる。
パターンで発光する発光層と、前記発光層を支持する基
板と、前記基板を挟んで前記発光層の反対側に設けられ
た遮光層と、を備え、前記発光層の発光により表示を行
う前記発光層の表示領域と、前記遮光層の透過領域と、
が前記基板の平面内において互いにずれて配置されてい
ることを特徴とする。
領域と、遮光層の透過領域と、が基板の平面内において
互いにずれて配置されているので、基板に対して斜めか
ら見たときに、発光層の表示領域と遮光層の透過領域と
を正対させることができる。発光層の表示領域および遮
光層の透過領域のずらし量は、基板を見る角度、基板の
厚みおよび屈折率に応じて選択すればよい。
透過領域の間のずれが表示部の全体にわたりほぼ一定の
関係とされていてもよい。
ときに表示部の全体にわたり発光層の表示領域と遮光層
の透過領域とを正対させることができる。
領域との間のずらし量は、前記基板の厚み、この基板の
屈折率、及び前記電気光学装置の表示面の法線と前記基
板からの出射光の進行方向とがなす角度によって規定さ
れていることが好ましい。
とき(即ち、この電気光学装置の表示面の法線と基板か
らの出射光の進行方向とが所定の角度をなす場合)に、
発光層の表示領域および遮光層の透過領域のずらし量を
最適なものとすることができる。
組み込まれてもよい。カメラファインダーは銀塩フィル
ムを露光するカメラ、デジタルスチルカメラ、およびビ
デオカメラのファインダーを含む。
持する一対の基板、及び前記一対の基板のいずれかの外
側に配置される遮光層を具備する液晶装置であって、前
記一対の基板には、液晶の状態変化に応じて表示を行う
ための電極がそれぞれ設けられ、前記電極が前記液晶層
を介して重なる領域と、前記遮光層の透過領域と、が前
記基板の平面内において互いにずれて配置されているこ
とを特徴とする。
ぞれ設けられた電極が液晶層を介して重なる領域と、遮
光層の透過領域と、が基板の平面内において互いにずれ
て配置されているので、基板に対して斜めから見たとき
に、電極が液晶層を介して重なる領域と遮光層の透過領
域とを正対させることができる。電極が液晶層を介して
重なる領域および遮光層の透過領域のずらし量は、基板
を見る角度、基板の厚みおよび屈折率に応じて選択すれ
ばよい。
および前記遮光層の透過領域の間のずれが表示部の全体
にわたりほぼ一定の関係とされていることが好ましい。
ときに表示部の全体にわたり電極が液晶層を介して重な
る領域と遮光層の透過領域とを正対させることができ
る。
と前記遮光層の透過領域との間のずらし量は、前記一対
の基板のうち前記遮光層が配置された基板の厚み、この
基板の屈折率、及び前記液晶装置の視角によって規定さ
れていることが好ましい。
とき(即ち、液晶装置が所定の視角で視認者に視認され
る場合)に、電極が液晶層を介して重なる領域および遮
光層の透過領域のずらし量を最適なものとすることがで
きる。
込まれてもよい。カメラファインダーは銀塩フィルムを
露光するカメラ、デジタルスチルカメラ、およびビデオ
カメラのファインダーを含む。
〜図8を参照して、本発明による電気光学装置の一実施
形態についてカメラのファインダーに実装される液晶装
置を例にとり説明する。
装置の断面図、図3は表示部における光の進行方向の説
明図、図4は表示部における構成要素の配置関係を示す
図1の一部拡大図、図5は表示部における構成要素の配
置関係を示す図1の一部拡大図、図6はアライメントマ
ーク部における構成要素の配置関係を示す図1の一部拡
大図、図7はアライメントマーク部における構成要素の
配置関係を示す図1の一部拡大図、図8は液晶装置10
0が実装されるファインダーの構成を概念的に示す図で
ある。
は互いに貼り合わされたガラス基板1およびガラス基板
2と、ガラス基板1およびガラス基板2の外側(図2に
おいてガラス基板1の上側およびガラス基板2の下側)
にそれぞれ設けられた偏光板6aおよび偏光板6bと、
偏光板6bの外側(図2において下側)に配置されたバ
ックライト3と、を備える。ガラス基板1およびガラス
基板2はシール材91(図1および図2)により互いに
貼り合される。ガラス基板2にはガラス基板1から張り
出した張り出し領域2Aが設けられる(図1および図
2)。図1に示すように、ガラス基板1およびガラス基
板2が重なり合う領域には、表示部60と、アライメン
ト部70とが設けられている。表示部60にはファイン
ダーに写し込まれる画像が表示される。アライメントマ
ーク部70は電極11、電極21および後述する遮光層
5aの間のアライメントを確保するためのものである。
ラス基板2の間には液晶層4が設けられる。また、表示
部60には、ガラス基板1の内側(図2において下側)
表面に所定のパターンに形成されたITO等の電極11
(11a、11b、11c)が、ガラス基板2の内側
(図2において上側)表面に所定のパターンに形成され
たITO等の電極21(21a、21b、21c)が、
それぞれ設けられている。これらの電極11および電極
21はガラス基板の張り出し領域2Aに形成された端子
22(図1)に接続される。ガラス基板1の外側(図2
において上側)表面には、遮光層5aが設けられる。図
1に示すように、遮光層5aは表示部60およびアライ
メント部70を取り囲むようにガラス基板1の外周近傍
まで形成される。一方、ガラス基板2の外側(図2にお
いて下側)表面にも、遮光層5bが設けられる。
極21との間に選択的に電圧を印加することにより、電
極11と、電極21とが互いに対向した位置に形成され
る表示領域61(61a、61b、61c)の液晶層の
透過/非透過状態を切換えている。一方、遮光層5aに
は表示領域61に対応する透過領域51(51a、51
b、51c)が形成される。所定の表示領域61の液晶
層を透過状態にしたときに、バックライト3からの射出
光がこの表示領域61の液晶層およびこれと対応する透
過領域51を介して図3における上方に向けて射出され
る。このとき射出光が透過領域51により絞られること
により、ファインダーを覗くカメラの撮影者が透過領域
51に即した形状の表示を視認することができるように
構成されている。
ント方式で数字を表示する部位を示しており、図4では
表示部60における電極11を、図5では表示部60に
おける電極21を、それぞれ斜線で示している。遮光層
5aの透過領域51が「8」字型に配列している。図4
および図5の斜線の重なり合った領域が液晶層の透過/
非透過状態が切換えられる表示領域61となる。
域51aが表示領域61aに、透過領域51bが表示領
域61bに、透過領域51cが表示領域61cに、それ
ぞれ対応して設けられている。しかし、図2、図4およ
び図5に示すように、互いに対応する表示領域61と透
過領域51とが、図2において左右方向に互いにずれて
形成されている。なお、このことは図4および図5にお
いて透過領域51の一部が電極11あるいは電極21か
らはみ出た領域まで形成されていることからも分かる。
したがって、基板1の正面から表示部60を見た場合に
は、表示パターンの一部が欠けて見える。
装置における屈折による光の進行方向の変化を説明す
る。ここでは、説明の簡略化のため、ガラス基板1、2
に比べて厚みが少なくて屈折の影響が少ない偏光板6
a、6bおよび液晶層4を無視して説明している。ま
た、説明の簡略化のため、バックライトから液晶装置に
照射される光は光線を考えている。本実施形態ではバッ
クライトとして、LED、EL(エレクトロルミネッセ
ント)素子等のバックライトを用いているので、バック
ライト3からの光はすべてこの光線の方向に進む訳では
ないが、この光線を考えることでバックライト3からの
光の進行方向を概ね説明することができる。
射された光は、ある角度θ1をもってガラス基板2に入
射して、ガラス基板1からある角度θ4をもって出射す
る。光は、空気とガラス基板2との境界面、およびガラ
ス基板1と空気との境界面において、それぞれスネルの
法則に従った屈折を起こす。図3に示すように、空気と
ガラス基板2との境界面の法線に対しての入射角と屈折
角を、θ1、θ2とし、ガラス基板1と空気との境界面の
法線に対しての入射角と屈折角を、θ3、θ4とし、空気
の屈折率をn1=1、ガラスの屈折率をn2=1.45〜
1.96とすると、n1sinθ1=n2sinθ2、n2
sinθ3=n1sinθ4の関係を満たしている。ま
た、θ2=θ3であるから、バックライト3の光がガラス
基板2へ入射する角度θ1及びガラス基板1から光が出
射する角度θ4は等しくなる。
の間のずらし量は、一対のガラス基板1、2のうち透過
領域51を規定している遮光層5aが配置されたガラス
基板1の厚み、このガラス基板1の屈折率、及び液晶装
置100の表示面の法線と表示面側のガラス基板1から
の出射光の進行方向とがなす角度(図3のθ4)によっ
て決定される。
わりにバックライト3の光がガラス基板2へ入射する角
度θ1を用いてずらし量を決定してもよい。しかしなが
ら、視認者が斜めから液晶装置の表示面(ガラス基板1
の外側面)を観視する場合において、表示領域61と透
過領域51とが正対して見えるように、ずらし量を決定
するためにはθ4を用いることが好ましい。θ4は、視認
者が液晶装置の表示面を観視する角度(液晶装置の表示
面の法線とこの表示面が観視される方向とがなす角度)
であるから、まずθ4の値を決めれば既知のガラス基板
1の厚み及び屈折率からずらし量を決定することができ
る。
4及び平面角度φで表される視角のうち平面角度φを一
定値として、表示領域61と透過領域51との間のずら
し量が、ガラス基板1の厚み、ガラス基板1の屈折率、
及び液晶装置100の視角によって規定されるものであ
る。よって、表示面の法線からの傾きθ4だけでなく平
面角度φも含めた液晶装置100の視角を考慮してずら
し量を決定してもよい。
基板1に透過領域51を規定している遮光層5aが配置
された液晶装置100を示したが、本実施形態とは逆
に、表示面の反対側のガラス基板2に透過領域を規定す
る遮光層を設ける構成にしてもよい。この場合にも、表
示領域と透過領域との間のずらし量は、透過領域を規定
している遮光層が配置されたガラス基板2の厚み、この
ガラス基板2の屈折率、及び液晶装置の表示面の法線と
表示面側のガラス基板1からの出射光の進行方向とがな
す角度(図3のθ4)によって決定される。
の間のずれの方向およびそのずれ量は、表示部60の全
体にわたりほぼ一定とされている。そして、図2の矢印
Pで示すようにガラス基板1に対して斜めから見たとき
に、互いに対応する表示領域61と透過領域51とが正
対し、すべての表示パターンが正しく視認される。
メントマーク部70では、電極11と同一層として形成
されるアライメント層11A、電極21と同一層として
形成されるアライメント層21A、および遮光層5aが
それぞれ表示部60の電極11、電極21、および遮光
層5aと一部同一パターンを有するパターンに形成され
ている。また、図2に示すように、表示領域61に相当
する領域61Aが、それぞれ透過領域51に相当する透
過領域51Aと正対するように位置付けられている。こ
のことは、図6および図7において、電極11Aあるい
は電極21Aの外周が透過領域51Aの外周より外側に
位置し、しかも電極11Aあるいは電極21Aの外周
と、透過領域51Aの外周との間に一定の距離が確保さ
れていることからも分かる。
とをシール材91を介して貼り合わせる工程では、アラ
イメントマーク部70の領域51Aが領域61Aに正対
するようにガラス基板1とガラス基板2とをアライメン
トすればよい。このため、ガラス基板1およびガラス基
板2のアライメント作業を容易なものとすることができ
る。また、透過領域51Aの全体に領域61Aがかかる
ようにガラス基板1およびガラス基板2をアライメント
しさえすれば表示部60におけるアライメント不良が発
生しないため、アライメントが適切に行われたか否かを
容易に判定できる。
ンダーの構成を概念的に示す図である。図8に示すよう
に、バックライト3から射出され、偏光板6b、ガラス
基板1、液晶層4(図示せず)、ガラス基板2、透過領
域51(図示せず)および偏光板6aを透過した光はプ
リズム、反射板などの反射手段8(ここでは、例として
反射板を示す)で反射されてその進行方向が折り曲げら
れ、さらに接眼レンズ9を介してLED像として視認さ
れる。また、被写体からの光は接眼レンズ9を介して入
射し、被写体像として視認される。このように被写体像
とLED像とが合成され、撮影者にファインダー像とし
て視認される。このとき、図8に示すように、液晶装置
100の表示をガラス基板1に対して斜めから見ること
により、表示領域61と、透過領域51とが正対し、す
べての表示パターンが正しく視認される。
したが、本発明は、EL(エレクトロルミネッセンス)
装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いた
装置等の自発光型の表示装置についても適用できる。
電気光学装置の一実施形態について、カメラのファイン
ダーに実装される自発光型の表示装置としてEL(エレ
クトロルミネッセンス)装置を例にとり説明する。図9
はEL装置を示す断面図である。
ス基板101と、ガラス基板101の背面側(図9にお
いて下側)に電極111、絶縁層106、発光層10
4、絶縁層107、電極121をこの順に備える。図1
に示すように、ガラス基板101および発光層104が
重なり合う領域には、表示部160が設けられている。
表示部160にはファインダーに写し込まれる画像が表
示される。
背面側(図9において下側)表面に所定のパターンに形
成されたITO等の電極111(111a、111b、
111c)、絶縁層107の背面側(図9において下
側)表面に所定のパターンに形成されたAl等の電極1
21(121a、121b 、121c)が、それぞれ
設けられている。これらの電極111および電極121
はガラス基板101の端部に形成された端子に接続され
る。ガラス基板1の前面(表示面)側(図2において上
側)表面には、遮光層105が設けられる。図9に示す
ように、遮光層105は表示部60を取り囲むようにガ
ラス基板101の外周近傍まで形成される。
電極121との間に選択的に電圧を印加することによ
り、電極111と、電極121とが互いに対向した位置
に形成される表示領域81(81a、81b、81c)
の発光層104の発光状態を制御している。一方、遮光
部105には表示領域81に対応する透過領域71(7
1a、71b、71c)が形成される。所定の表示領域
81の発光層を発光状態にしたときに、この発光層から
の射出光がこれと対応する透過領域71を介して図9に
おける上方に向けて射出される。このとき射出光が透過
領域71により絞られることにより、ファインダーを覗
くカメラの撮影者が透過領域71に即した形状の表示を
視認することができるように構成されている。
する表示領域81と透過領域71とが、図9において左
右方向に互いにずれて形成されている。また、図示しな
いが、図4および図5に示される液晶装置と同様に、本
実施形態においても、互いに対応する表示領域81と透
過領域71とは平面的にずれている。よって、上述の液
晶装置の実施形態と同様に、発光層104の発光により
表示を行う発光層104の表示領域81と、遮光層10
5の透過領域71と、がガラス基板101の平面内にお
いて互いにずれて配置されている。従って、ガラス基板
101に対して斜めから見たときに、発光層104の表
示領域81と遮光層105の透過領域71とを正対させ
ることができる。発光層104の表示領域81および遮
光層105の透過領域71のずらし量は、ガラス基板1
01を見る角度、ガラス基板101の厚みおよび屈折率
に応じて選択すればよい。
00の場合と同様に、発光層104の表示領域81およ
び遮光層105の透過領域71の間のずれが表示部16
0の全体にわたりほぼ一定の関係とされていることが好
ましい。この場合には、一定の角度から基板を見たとき
に表示部160の全体にわたり発光層104の表示領域
81と遮光層105の透過領域71とを正対させること
ができる。
れる液晶装置100のガラス基板1の界面における屈折
に着目すれば、図3と同様に、EL装置200において
もガラス基板101の界面における屈折による光の進行
方向の変化を説明することができる。よって、液晶装置
100の場合と同様に、発光層104の表示領域81と
遮光層105の透過領域71との間のずらし量は、ガラ
ス基板101の厚み、このガラス基板101の屈折率、
及びEL装置200の表示面の法線とガラス基板101
からの出射光の進行方向とがなす角度によって規定され
ていることが好ましい。この場合には、ガラス基板10
1に対して斜めから見たとき(即ち、EL装置200の
表示面の法線とガラス基板101からの出射光の進行方
向とが所定の角度をなす場合)に、発光層104の表示
領域81および遮光層105の透過領域71のずらし量
を最適なものとすることができる。
の変化の説明図。
置関係を示す図1の一部拡大図。
置関係を示す図1の一部拡大図。
配置関係を示す図1の一部拡大図。
配置関係を示す図1の一部拡大図。
念的に示す図。
Claims (12)
- 【請求項1】 液晶層をその間に保持する一対の基板
と、 前記一対の基板のいずれかの外側に配置される遮光層
と、を備え、 液晶の状態変化に応じて表示を行う前記液晶層の表示領
域と、前記遮光層の透過領域と、が前記基板の平面内に
おいて互いにずれて配置されていることを特徴とする電
気光学装置。 - 【請求項2】 前記液晶層の表示領域および前記遮光層
の透過領域の間のずれが表示部の全体にわたりほぼ一定
の関係とされていることを特徴とする請求項1に記載の
電気光学装置。 - 【請求項3】 前記液晶層の表示領域と前記遮光層の透
過領域との間のずらし量は、前記一対の基板のうち前記
遮光層が配置された基板の厚み、この基板の屈折率、及
び前記電気光学装置の表示面の法線と表示面側の前記基
板からの出射光の進行方向とがなす角度によって規定さ
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気
光学装置。 - 【請求項4】 前記液晶層の表示領域と前記遮光層の透
過領域との間のずらし量は、前記一対の基板のうち前記
遮光層が配置された基板の厚み、この基板の屈折率、及
び前記電気光学装置の表示面の法線とこの表示面が観視
される方向とがなす角度によって規定されていることを
特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。 - 【請求項5】 表示に対応したパターンで発光する発光
層と、 前記発光層を支持する基板と、 前記基板を挟んで前記発光層の反対側に設けられた遮光
層と、を備え、 前記発光層の発光により表示を行う前記発光層の表示領
域と、前記遮光層の透過領域と、が前記基板の平面内に
おいて互いにずれて配置されていることを特徴とする電
気光学装置。 - 【請求項6】 前記発光層の表示領域および前記遮光層
の透過領域の間のずれが表示部の全体にわたりほぼ一定
の関係とされていることを特徴とする請求項6に記載の
電気光学装置。 - 【請求項7】 前記発光層の表示領域と前記遮光層の透
過領域との間のずらし量は、前記基板の厚み、この基板
の屈折率、及び前記電気光学装置の表示面の法線と前記
基板からの出射光の進行方向とがなす角度によって規定
されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電
気光学装置。 - 【請求項8】 前記電気光学装置はカメラファインダー
に組み込まれるものであることを特徴とする請求項1〜
7のいずれか1項に記載の電気光学装置。 - 【請求項9】 液晶層をその間に保持する一対の基板、
及び前記一対の基板のいずれかの外側に配置される遮光
層を具備する液晶装置であって、 前記一対の基板には、液晶の状態変化に応じて表示を行
うための電極がそれぞれ設けられ、 前記電極が前記液晶層を介して重なる領域と、前記遮光
層の透過領域と、が前記基板の平面内において互いにず
れて配置されていることを特徴とする液晶装置。 - 【請求項10】 前記電極が前記液晶層を介して重なる
領域および前記遮光層の透過領域の間のずれが表示部の
全体にわたりほぼ一定の関係とされていることを特徴と
する請求項9に記載の液晶装置。 - 【請求項11】 前記電極が前記液晶層を介して重なる
領域と前記遮光層の透過領域との間のずらし量は、前記
一対の基板のうち前記遮光層が配置された基板の厚み、
この基板の屈折率、及び前記液晶装置の視角によって規
定されていることを特徴とする請求項9又は10に記載
の液晶装置。 - 【請求項12】 前記液晶装置はカメラファインダーに
組み込まれるものであることを特徴とする請求項9〜1
1に記載の液晶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009258346A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び投射型表示装置 |
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- 2000-11-17 JP JP2000351392A patent/JP2002156627A/ja active Pending
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