JP2006221022A - 電気光学装置、および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置、および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができ、さらに、フォトリソグラフィ技術を利用せずに、凹凸を備えた樹脂層を形成することにより、生産性を向上し、かつ、凹凸の形状についての精度や自由度を高めることのできる電気光学装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 電気光学装置において、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R、G、B)が透過表示領域51(R、G、B)、および反射表示領域52(R、G、B)の双方に形成され、反射表示領域52(R、GB)では、透過表示用カラーフィルタ231(R、G、B)の上層側に反射層22、反射表示用カラーフィルタ232(R、G、B)、および層厚調整層25が形成されている。凹凸230は、型部材300の凹凸320を転写したものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、透過モードおよび反射モードの双方で使用可能な電気光学装置、およびこの電気光学装置の製造方法に関するものである。
各種の電気光学装置のうち、半透過反射型の電気光学装置では、観察面側に位置する第1の基板と観察面側とは反対側に位置する第2の基板との間に液晶層が保持され、複数の画素の各々には、観察面とは反対側から入射した光を観察面側に出射する透過表示領域と、観察面側から入射した光を反射層で観察面側に反射する反射表示領域とが形成されている。
ここで、反射層が平滑面であると、正反射が大きすぎて背景の写りこみなどの問題が発生するため、フォトリソグラフィ技術を利用して、表面に凹凸を備えた透光性樹脂層からなる凹凸形成層を形成した後、この凹凸形成層の上層側に反射層を積層することにより、反射層の表面に光散乱用の凹凸を付与している。また、反射表示領域から観察面側に出射される光は、液晶層を2回透過するのに対して、透過表示領域から観察面側に出射される光は液晶層を1回だけ透過するため、透過表示光と反射表示光との間ではリタデーション(Δn・d)が相違する。そこで、反射表示領域には、反射層の上層側に透光性樹脂によって層厚調整層を形成して、透過表示領域における液晶層の厚さを反射表示領域における液晶層の厚さよりも厚くし、透過表示光と反射表示光との間におけるリタデーション(Δn・d)の差を解消している。さらに、カラー表示用の電気光学装置では、各画素に所定色のカラーフィルタが形成されるが、反射表示領域から観察面側に出射される光は、カラーフィルタを2回透過するのに対して、透過表示領域から観察面側に出射される光は、カラーフィルタを1回だけ透過するため、透過モードで画像を表示する際に充分な色再現性と明るさが得られるようにカラーフィルタの厚さや着色性を高めると、反射モードで画像を表示したときの表示が暗くなってしまう。そこで、透過表示領域および反射表示領域の各々に着色性(色純度)が相違する透過表示用カラーフィルタおよび反射表示用カラーフィルタを各々、形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−215561号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、それを製造する際、第2の基板に対して、樹脂層だけで凹凸形成層、カラーフィルタ、および層厚調整層といった多数の層を形成する必要があるので、生産性が低いという問題点がある。
また、特許文献1に開示の構成では、フォトリソグラフィ技術を利用して、表面に凹凸を備えた凹凸形成層を形成するため、生産性が低いとともに、凹凸の形状についての精度や自由度が低いため、良好な散乱特性が得られないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことにより、生産性を向上することのできる電気光学装置およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の課題は、フォトリソグラフィ技術を利用しなくても表面に凹凸を備えた凹凸形成層を形成することにより、生産性を向上し、かつ、凹凸の形状についての精度や自由度を高めることのできる電気光学装置およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、観察面側に位置する第1の基板と観察面側とは反対側に位置する第2の基板との間に保持された液晶層を有するとともに、観察面とは反対側から入射した光を観察面側に出射する透過表示領域、および観察面側から入射した光を観察面側に反射する反射表示領域を各色に対応する複数の画素の各々に備えた電気光学装置において、前記複数の画素の各々は、前記第2の基板の内面側における前記透過表示領域および前記反射表示領域に凹凸が表面に形成された所定色の透過表示用カラーフィルタを備えているとともに、前記反射表示領域の前記透過表示用カラーフィルタの上層に反射層を備え、前記第1の基板の内面および前記第2の基板の内面のうちの一方側には、前記反射表示領域における前記液晶層の厚さを前記透過表示領域における前記液晶層の厚さよりも薄くする層厚調整層を備えていることを特徴とする。
本発明では、複数の画素の各々において、透過表示領域に透過表示用カラーフィルタを備えているとともに、反射表示領域にも、反射層の下層側に凹凸が表面に形成された透過表示用カラーフィルタを備えており、この透過表示用カラーフィルタが凹凸形成層としての機能を担っている。このため、凹凸形成層を省略できるため、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができ、生産性を向上することができる。また、層厚調整層によって、反射表示領域における液晶層の厚さが透過表示領域における液晶層の厚さよりも薄くなっているので、透過表示光と反射表示光との間におけるリタデーション(Δn・d)の差を解消でき、透過表示光および反射表示光の双方を好適に光変調することができる。さらに、本発明では、層厚調整層によって液晶層の層厚を調整する際、透過表示領域に形成された透過表示用カラーフィルタが反射表示領域にも形成されているので、透過表示用カラーフィルタが反射表示領域に形成されていない場合と比較して、透過表示用カラーフィルタの厚さ分だけ、層厚調整層を薄くできる。従って、フォトリソグラフィ技術などを利用して層厚調整層を形成する際、層厚調整層の膜厚や形成領域に対する精度が高いという利点がある。
本発明においては、例えば、前記層厚調整層が前記反射層の上層側に形成されている構成を採用することができる。
本発明は、透過モードおよび反射モードのいずれにおいてもカラー表示を行う電気光学装置、および透過モードでカラー表示を行い、反射モードでモノクロ表示を行う電気光学装置の双方に適用することができる。このような電気光学装置のうち、前者の場合には、前記複数の画素の各々に対して、前記反射層の上層側、および前記第1の基板の内面のうち少なくとも一方に、前記反射表示領域に形成された所定色の反射表示用カラーフィルタを設ければよい。これに対して、後者の場合には、反射表示用カラーフィルタを設ける必要がない。
本発明においては、例えば、前記反射表示用カラーフィルタが前記反射層の上層側に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記反射表示用カラーフィルタは、前記反射表示領域のみに形成されている構成、および前記透過表示領域にも形成されている構成を採用することができる。前者の場合、透過表示用カラーフィルタとして、反射表示用カラーフィルタより着色性の高いものを用いれば、透過モードと反射モードとにおいて略同様の品位をもった画像を表示することができる。また、後者の場合には、反射表示光は反射表示用カラーフィルタのみを2回透過する一方、透過表示光は、透過表示用カラーフィルタおよび反射表示用カラーフィルタの双方を透過するので、透過モードと反射モードとにおいて略同様の品位をもった画像を表示することができる。
本発明において、前記層厚調整層については、所定色の反射表示用カラーフィルタとして、前記反射層の上層側、および前記第1の基板の内面のうち少なくとも一方に形成されている構成を採用してもよい。このように構成すると、層厚調整層と反射表示用カラーフィルタとを別々に形成する必要がないので、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができ、生産性を向上することができる。このような層厚調整層は、例えば、前記第2の基板側において前記反射層の上層側に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記凹凸は、前記透過表示用カラーフィルタの表面に対して型部材の凹凸を転写してなることが好ましい。すなわち、本発明では、観察面側に位置する第1の基板と観察面側とは反対側に位置する第2の基板との間に保持された液晶層を有するとともに、観察面とは反対側から入射した光を観察面側に出射する透過表示領域、および観察面側から入射した光を観察面側に反射する反射表示領域を各色に対応する複数の画素の各々に備えた電気光学装置の製造方法において、前記第2の基板に対し、前記複数の画素の前記透過表示領域および前記反射表示領域の双方に所定色のカラー樹脂層を形成するカラー樹脂層形成工程と、前記カラー樹脂層の表面に型部材の凹凸を転写して、凹凸を表面に備えた所定色の透過表示用カラーフィルタを前記複数の画素の各々に形成する凹凸転写工程と、前記透過表示用カラーフィルタの上層のうち、前記反射表示領域に反射層を選択的に形成する反射層形成工程とを有することを特徴とする。
本発明では、転写法によって、透過表示用カラーフィルタ用樹脂の表面に凹凸を付与するため、フォトリソグラフィ技術を利用して、表面に凹凸を備えた凹凸形成層を形成する方法と違って、生産性が高い。また、転写法によれば、フォトリソグラフィ技術と比較して、凹凸の形状についての精度や自由度が高いため、良好な散乱特性を得ることができる。
本発明において、前記凹凸転写工程では、前記カラー樹脂層の表面に選択的に前記型部材の凹凸を転写してもよい。
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機やモバイルコンピュータなどといった電子機器に用いることができる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、観察面側に位置する側を第1の基板と、観察面とは反対側に位置する基板を第2の基板と定義する。また、以下の説明に用いた各図では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を相違させてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図2(a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置を斜め下方(対向基板)の側からみた概略斜視図、および電気光学装置をY方向に切断したときの断面を模式的に示す説明図である。なお、以下の説明においては、便宜上、互いに直交する方向をX方向およびY方向とし、液晶層に対して素子基板側を表示画像を視認する観察者が位置する側という意味で「観察面側」と表記する。また、本形態では、素子基板が観察面側に位置する第1の基板に相当し、対向基板が観察面とは反対側に位置する第2の基板に相当する。
図1に示す電気光学装置1aは、画素スイッチング素子としてTFD(Thin Film Diode)を用いた半透過反射型のアクティブマトリクス型液晶装置であり、交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、複数の走査線3がX方向(行方向)に延びており、複数のデータ線6がY方向(列方向)に延びている。走査線3とデータ線6との各交差点に対応する位置には画素50R、50G、50Bが各々形成され、これらの画素50R、50G、50Bのいずれにおいても、液晶層8と、画素スイッチング用のTFD素子7とが直列に接続されている。各走査線3は走査線駆動回路3aによって駆動され、各データ線6はデータ線駆動回路6aによって駆動される。
画素50R、50G、50Bは、後述するカラーフィルタの色によって、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に各々対応しており、これら3つの画素50R、50G、50Bは各々がサブドットとして機能し、かつ、3つの画素50R、50G、50B(サブドット)によって1つのドット5が構成されている。従って、本形態では、これら3つの画素50R、50G、50Bを備えたドット5が多数、マトリクス状に配置されている。
図2(a)、(b)に示すように、電気光学装置1aを構成するにあたって、本形態では、観察面側に位置する第1の基板としての素子基板10と、観察面側とは反対側に位置する第2の基板としての対向基板20とをシール材30によって貼り合わせるとともに、両基板とシール材30とによって囲まれた領域内に電気光学物質としての液晶を封入し、液晶層8を構成してある。素子基板10および対向基板20は、ガラスや石英などの光透過性を有する板状部材である。シール材30は、対向基板20の縁辺に沿って略長方形の枠状に形成されるが、液晶を封入するために一部が開口している。このため、液晶の封入後にその開口部分が封止材31によって封止される。
素子基板10は、対向基板20とシール材30によって貼り合わされた状態で対向基板20の端縁から一方の側に張り出した張り出し領域10aを有しており、この張り出し領域10aに向けて、走査線3およびデータ線6に接続する配線パターンが延びている。シール材30には導電性を有する多数の導通粒子が分散されている。この導通粒子は、例えば金属のメッキが施されたプラスチックの粒子や、導電性を有する樹脂の粒子であり、素子基板10および対向基板20の各々に形成された所定の配線パターン同士を基板間導通させる機能を備えている。このため、本形態では、走査線3およびデータ線6に信号を出力するIC41が素子基板10の張り出し領域10aにCOG実装され、かつ、この素子基板10の張り出し領域10aの端縁に対して可撓性基板42が接続されている。
本形態の電気光学装置1aでは、対向基板20の側(背面側)にバックライト装置9が配置され、このバックライト装置9は、光源としての複数のLED91(発光素子)と、これらのLED91から出射された光が側端面から入射して出射面から対向基板20に向けて出射される透明樹脂製の導光板92とを備えている。導光板92と対向基板20との間には、位相差板や偏光板などの他、光散乱シートやプリズムシートが対向配置され、素子基板10の側にも、位相差板や偏光板が対向配置されるが、本発明とは直接の関係がないため、それらの図示および説明を省略する。
(画素の構成)
図3は、本発明を適用した電気光学装置の画素構成を模式的に示す平面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。なお、図3には、素子基板に形成される要素を実線で示し、対向基板に形成される要素を一点鎖線で示してあり、図4は、概ね図3のA−A′線での断面図に相当する。
図3および図4に示すように、素子基板10の内面側(液晶層8の側)には、下地膜11、上述した複数のデータ線6、このデータ線6に電気的に接続するTFD素子7、このTFD素子7を介してデータ線6に電気的に接続するITO(Indium Tin Oxide)などからなる画素電極12、および配向膜13などが形成されており、画素電極12と、対向基板20の内面に帯状に形成されたITOなどからなる走査線3との対向領域によって各画素50R、50G、50Bが構成されている。TFD素子7は、2つのTFD素子からなり、データ線6の側からみても、あるいはその反対側からみても順番に、第1金属膜/酸化膜/第2金属膜となっている。このため、1つのダイオードを用いる場合と比べると、電流−電圧の非線形特性が正負の双方向にわたって対称化されることになる。
このような構成の電気光学装置1aにおいて、各画素50R、50G、50Bには、後述する対向基板20側の反射層22によって反射モードで画像を表示するための反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)が構成され、反射層22の除去部分からなる光透過部221によって透過モードで画像を表示する透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)が構成されている。
本形態において、複数の画素50R、50G、50Bの各々には、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光透過性カラー樹脂からなる透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成されている。すなわち、画素に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれの色のカラーカラーフィルタを形成するかによって、各画素が赤色(R)、緑色(G)、あるいは青色(B)のいずれに対応するかが決定される結果、3つの色に対応する画素50R、50G、50Bが構成されている。ここで、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、厚さ、色材の種類や配合量などが透過モードでカラー画像を表示するのに最適な条件に設定されている。なお、対向基板20の側には、画素電極12と対向する領域を避けるようにブラックマトリクスあるいはブラックストライプと称せられる遮光層が形成される場合があるが、その図示を省略してある。
本形態において、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、いずれの画素50R、50G、50Bにおいても、その全体にわたって形成され、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の表面には、微小な凹凸230多数、形成されている。このような凹凸230は、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の表面において各種形状の小突起や小孔として形成されるが、図4には模式的に表してある。
また、複数の画素50R、50G、50Bの各々において、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側にアルミニウム合金や銀合金などからなる反射層22が積層され、この反射層22の表面には、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の凹凸230が光散乱用の凹凸220として反映されている。
反射層22には、画素電極12と対向する領域の一部が部分的に除去されて光透過部221が形成されており、光透過部221が形成されている領域が透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)であり、反射層22が残っている領域が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)である。
反射層22の上層側には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の透光性カラー樹脂からなる反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成されている。反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに形成され、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)には形成されていない。ここで、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、厚さ、色材の種類や配合量などが反射モードでカラー画像を表示するのに最適な条件に設定されている。
さらに、本形態では、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の上層側には、透明な感光性樹脂からなる層厚調整層25が形成されている。本形態において、層厚調整層25は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに形成され、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)には形成されていない。ここで、層厚調整層25は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTよりも薄くしており、層厚調整層25の厚さと反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の厚さとの和は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
なお、層厚調整層25の上層側には、ITOからなる帯状の走査線3が形成され、さらに、それらの表面に配向膜26が形成されている。
(製造方法)
図5を参照して、本形態の電気光学装置の製造方法を説明する。図5(a)〜(e)は、本形態の電気光学装置1に用いた対向基板20に透過表示用カラーフィルタ、反射層、反射表示用カラーフィルタおよび層厚調整層を形成する工程を示す工程断面図である。
まず、図5(a)に示すカラー樹脂層形成工程では、対向基板20の表面に対して、フォトリソグラフィ技術あるいは印刷技術を用いて、複数の画素50(R)、50(G)、50(B)の各々に所定色の透光性のカラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)を塗布した後、加熱して半硬化させる。その際、カラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)については、各画素50(R)、50(G)、50(B)の透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成する。
次に、図5(b)に示す凹凸転写工程では、押圧面310に凹凸320を備えた型部材300を準備しておき、この型部材300の押圧面310をカラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)に押し付け、型部材300の凹凸320をカラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)の表面に直接、転写する。次に、カラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)を加熱して硬化させる。その結果、表面に微小な凹凸230を多数、備えた透過表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が複数の画素50(R)、50(G)、50(B)の各々に形成される。ここで、型部材300としては、押圧面310(ローラ面)に凹凸320を備えたローラや、スタンプなどを用いることができる。また、型部材300の凹凸320をカラー樹脂層241(R)、241(G)、241(B)における反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の表面に選択的に転写してもよい。
次に、図5(c)に示す反射層形成工程では、対向基板20の全面にアルミニウム合金などの金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、透過表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の上層のうち、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の上層に反射層22を選択的に形成する。その際、反射層22には光透過部221を形成する。このようにして形成した反射層22の表面には、透過表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の凹凸230が光散乱用の凹凸220として反映される。
次に、図5(d)に示す反射表示用カラーフィルタ形成工程では、フォトリソグラフィ技術あるいは印刷技術を用いて、複数の画素50(R)、50(G)、50(B)の各々に所定色の反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を形成する。その際、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)については、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに選択的に形成する。
次に、図5(e)に示す層厚調整層形成工程では、フォトリソグラフィ技術あるいは印刷技術を用いて、複数の画素50(R)、50(G)、50(B)の各々に層厚調整層25を形成する。その際、層厚調整層25については、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに選択的に形成する。
次に、図4に示すように、対向電極としての走査線3や、配向膜26を形成した後、配向膜26にラビング処理を行う。このようにして対向基板20が完成する。
一方、素子基板10については、下地膜11、データ線6、TFD素子7、画素電極12、および配向膜13をこの順に形成した後、ラビング処理を行う。
そして、素子基板10と対向基板20とをシール材30によって貼り合わせるとともに、両基板とシール材30とによって囲まれた領域内に電気光学物質としての液晶を封入し、液晶層8を構成する。しかる後には、シール材30の液晶注入口を封止材31によって封止する。
(表示動作、および本形態の主な効果)
本形態の電気光学装置1aでは、いずれの画素50R、50G、50Bにおいても、光反射層22の光透過部221が形成されている領域は、矢印L1で示すように、観察面とは反対側から入射した光(図2(b)に示すバックライト装置90から出射された光)を観察面側に出射して透過モードでカラー表示を行う透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)として機能する。また、光反射層22が形成されている領域は、矢印L2で示すように、観察面側から入射した外光を観察面側に反射して反射モードでカラー表示を行う反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)として機能する。なお、反射層22の表面には、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の凹凸230が光散乱用の凹凸220として反映されているため、画像をみる角度で明るさが異なるなどの視野角依存性や背景の写り込みなどが発生しない。
このような表示を行う際、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)から観察面側に出射される光は、液晶層8を2回透過するのに対して、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)から観察面側に出射される光は液晶層8を1回だけしか透過しないが、本形態では、層厚調整層25が、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTよりも薄くしているため、透過表示光と反射表示光との間でのリタデーション(Δn・d)の差が解消されている。従って、透過表示光および反射表示光の双方が液晶層8によって好適に光変調されるので、透過モードおよび反射モードの双方において、コントラストなどの面で品位の高い画像を表示することができる。
また、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)から観察面側に出射される光は、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を2回透過するのに対して、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)から観察面側に出射される光は、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)を1回だけしか透過しないが、本形態では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)については、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)よりも着色性を高くしてあるので、透過モードおよび反射モードの双方において、色再現性に優れ、かつ、明るい画像を表示することができる。
さらに本形態では、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)だけでなく、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)において反射層22の下層側にも、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、かつ、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の表面には凹凸230が形成されている。このため、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っている。このため、本形態では、凹凸形成層を省略できるため、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができ、生産性を向上することができる。
さらにまた、層厚調整層25によって液晶層8の層厚を調整する際、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)に形成された透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)にも形成されているので、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)に形成されていない場合と比較して、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の厚さ分だけ、層厚調整層25を薄くできる。従って、フォトリソグラフィ技術などを利用して層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25の膜厚や形成領域に対する精度が高いという利点がある。
しかも、凹凸230は、型部材300の凹凸320を直接転写したものであるため、フォトリソグラフィ技術を利用しなくてもよいので、生産性が高く、かつ、凹凸230の形状についての精度や自由度を高めることができる。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。なお、本形態、および以下に説明する形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。また、本形態、および以下に説明する形態の電気光学装置の製造方法についても、図5を参照して説明した方法を採用できるので、説明を省略する。
図6に示すように、本形態の電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。凹凸230は、図5(b)を参照して説明したように、型部材300の凹凸320を転写したものである。
また、本形態でも、実施の形態1と同様、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側に反射層22が積層され、この反射層22の上層側には、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成されている。
さらに、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の上層側には層厚調整層25が形成されている。ここで、層厚調整層25は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)に厚く形成され、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)には薄く形成されている。例えば、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における層厚調整層25の厚さは、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の厚さと略等しい。従って、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における層厚調整層25の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
このように構成した電気光学装置1aでも、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略できるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。
図7に示すように、本形態の電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様、対向基板20の内面側(液晶層8の側)には、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側に反射層22が積層され、この反射層22の上層側には、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成されている。
ここで、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、実施の形態1、2における層厚調整層25として機能するほど、厚い。言い換えれば、反射層22の上層側に層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25については、各画素50R、50G、50B毎に所定の透光性カラー樹脂を用い、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担わせている。なお、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
このように構成した電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、層厚調整層25が反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担っているので、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を別途、形成する必要がない。言い換えれば、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が層厚調整層25としての機能を担っているので、層厚調整層25を別途、形成する必要がない。それ故、基板上に形成する樹脂層の数をさらに減らすことができるので、生産性をさらに向上することができる。
[実施の形態4]
図8は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。
図8に示すように、本形態の電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側に反射層22が積層されている。
本形態では、反射層22の上層側に反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成され、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。
反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の上層側には、透明な感光性からなる層厚調整層25が形成されている。ここで、層厚調整層25の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
このように構成した電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、本形態において、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)から観察面側に出射される光は、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)、および反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の双方を透過するので、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)については、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)よりもわずかに着色性を高くすれば、透過モードおよび反射モードの双方において、色再現性に優れ、かつ、明るい画像を表示することができる。
[実施の形態5]
図9は、本発明の実施の形態5に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。
図9に示すように、本形態の電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側に反射層22が積層されている。
本形態では、反射層22の上層側には、透明樹脂からなる平坦化膜27が形成され、この平坦化膜27は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。
また、平坦化膜27の上層には、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成され、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに形成されている。
ここで、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、実施の形態3と同様、実施の形態1、2における層厚調整層25として機能するほど、厚い。言い換えれば、反射層22の上層側に層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25については、各画素50R、50G、50B毎に所定の透光性カラー樹脂を用い、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担わせている。なお、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
このように構成した電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、実施の形態3と同様、層厚調整層25が反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担っているので、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を別途、形成する必要がない。言い換えれば、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が層厚調整層25としての機能を担っているので、層厚調整層25を別途、形成する必要がない。それ故、基板上に形成する樹脂層の数をさらに減らすことができるので、生産性をさらに向上することができる。
[実施の形態6]
図10は、本発明の実施の形態6に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。
図10に示すように、本形態の電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、対向基板20の内面側(液晶層8の側)に、表面に凹凸230を備えた透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が形成され、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)では、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の上層側に反射層22が積層されている。
本形態では、実施の形態1〜5と違って、反射層22の上層側には、反射表示用カラーフィルタが形成されておらず、反射層22の上層側には、透明な感光性からなる層厚調整層25が形成されている。従って、透過モードではカラー画像を表示するが、反射モードではモノクロ画像を表示することになる。
このように構成した電気光学装置1aでも、実施の形態1と同様に、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができる。
また、層厚調整層25によって液晶層8の層厚を調整する際、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)に形成された透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)にも形成されているので、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)に形成されていない場合と比較して、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の厚さ分だけ、層厚調整層25を薄くできる。従って、フォトリソグラフィ技術を利用して層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25の膜厚や形成領域に対する精度が高いという利点があるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
さらに、本形態では、透過モードではカラー画像を表示し、反射モードではモノクロ画像を表示するが、反射モードでモノクロ画像を表示する際、表示光がカラーフォルタを透過しないので、明るいモノクロ画像を表示することができる。
[実施の形態7]
上記実施の形態1〜6では、対向基板20の側に透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)、および反射層22が形成されているとともに、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)、および層厚調整層25も対向基板20の側に形成されていたが、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)、あるいは層厚調整層25については、素子基板10の側に形成してもよい。
[実施の形態8]
図11は、本発明の実施の形態8に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの1つを拡大して示す断面図である。
上記実施の形態1〜6では、対向基板20の側に反射層22が形成されている構成であったが、図11に示すように、素子基板側に反射層が形成されている電気光学装置に本発明を適用してもよい。この場合、対向基板が観察面側に位置する第1の基板に相当し、素子基板が観察面とは反対側に位置する第2の基板に相当する。なお、本形態でも、実施の形態1〜6と同様、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画素(サブドット)の基本的な構造が共通しているので、図11には、1つ分の画素のみを示してある。
図11に示すように、本形態の電気光学装置1bでは、観察面側に位置する第1の基板としての対向基板20と、観察面側とは反対側に位置する第2の基板としての素子基板10との間に液晶層8が保持されている。素子基板10には下地膜11が形成され、この下地膜11の表面には、複数本のデータ線6と、それらのデータ線6に接続された複数のTFD素子7とが形成されている。データ線6およびTFD素子7の表面側には、透光性の層間絶縁膜14が形成されている。また、層間絶縁膜14の上層には反射層22が積層され、この反射層22の除去部分によって光透過部221が構成されている。
本形態でも、反射層22によって、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)が構成され、反射層22の除去部分からなる光透過部221によって、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)が構成されている。
本形態において、層間絶縁膜14は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画素50(R)、50(G)、50(B)に対応する色の透光性のカラー樹脂によって構成され、それにより、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が構成されている。ここで、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、層間絶縁膜14(透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B))の表面には、凹凸230が形成されており、凹凸230は、反射層22の表面に光散乱用の凹凸220として反映されている。ここで、凹凸230は、図5(b)を参照して説明したように、型部材300の凹凸320を転写したものである。
反射層22の上層には、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成され、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)のみに形成されている。
ここで、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、実施の形態1、2における層厚調整層25として機能するほど、厚い。言い換えれば、反射層22の上層側に層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25については、各画素50R、50G、50B毎に所定の透光性カラー樹脂を用い、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担わせている。なお、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)の上層には、ITOからなる画素電極12、および配向膜13がこの順に形成されている。ここで、層間絶縁膜14および反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)には、コンタクトホール141、142が形成されている。図11に示す例では、層間絶縁膜14のコンタクトホール141を介して、反射層が141がTFD素子7に電気的に接続し、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)のコンタクトホール142を介して、画素電極12が反射層に電気的に接続し、その結果、画素電極12がTFD素子7に電気的に接続する構造になっている。但し、層間絶縁膜14および反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)のコンタクトホール141、142を介して、画素電極12が直接、TFD素子7に電気的に接続する構造を採用してもよい。
対向基板20には、ITO膜からなる帯状の走査線3が形成され、その上層側には配向膜26が形成されている。
このように構成した電気光学装置1bでも、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができる。
また、実施の形態3と同様、層厚調整層25が反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担っているので、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を別途、形成する必要がない。言い換えれば、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が層厚調整層25としての機能を担っているので、層厚調整層25を別途、形成する必要がない。それ故、基板上に形成する樹脂層の数をさらに減らすことができるので、生産性をさらに向上することができる。
さらに、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))によって液晶層8の層厚を調整する際、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)に形成された透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)にも形成されているので、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)に形成されていない場合と比較して、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の厚さ分だけ、層厚調整層25を薄くできる。従って、フォトリソグラフィ技術などを利用して層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25の膜厚や形成領域に対する精度が高いという利点がある。
[実施の形態9]
図12は、本発明の実施の形態9に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの1つを拡大して示す断面図である。
実施の形態8では、素子基板10の側に透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)、および反射層22が形成されているとともに、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))も素子基板10の側に形成されていたが、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))については、図12を参照して以下に説明するように、対向基板20の側に形成してもよい。
図12に示すように、本形態の電気光学装置1bでは、実施の形態8と同様、透光性の層間絶縁膜14の上層には反射層22が積層され、この反射層22の除去部分によって光透過部221が構成されている。反射層22の上層には、ITO膜などからなる画素電極12と、配向膜13とが形成されている。ここで、画素電極12は、反射層22の下層側に形成されてもよいが、いずれの場合も、画素電極12は、層間絶縁膜14のコンタクトホール141を介してTFD素子7に電気的に接続されている。
本形態において、層間絶縁膜14は、実施の形態8と同様、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画素に対応する色の透光性のカラー樹脂によって構成され、それにより、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が構成されている。ここで、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)は、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)、および反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)の双方に形成されている。また、層間絶縁膜14(透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B))の表面には、凹凸が形成されており、凹凸は、反射層の表面に光散乱用の凹凸として反映されている。
一方、対向基板20において、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)には反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)が形成され、その上層側に走査線3および配向膜26が形成されている。
ここで、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)は、実施の形態3、8と同様、実施の形態1、2における層厚調整層25として機能するほど、厚い。言い換えれば、反射層22の上層側に層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25については、各画素50R、50G、50B毎に所定の透光性カラー樹脂を用い、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)としての機能を担わせている。なお、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))の厚さは、反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)における液晶層8の厚さdRを透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)における液晶層8の厚さdTの約1/2とする寸法になっている。
このように構成した電気光学装置1bでも、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が、反射層22に凹凸220を付すための凹凸形成層としての機能も担っているため、凹凸形成層を省略でき、基板上に形成する樹脂層の数を減らすことができるので、生産性を向上することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、実施の形態3、8と同様、層厚調整層25(反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B))によって液晶層8の層厚を調整する際、透過表示領域51(R)、51(G)、51(B)に形成された透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)にも形成されているので、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)が反射表示領域52(R)、52(G)、52(B)に形成されていない場合と比較して、透過表示用カラーフィルタ231(R)、231(G)、231(B)の厚さ分だけ、層厚調整層25を薄くできる。従って、フォトリソグラフィ技術などを利用して層厚調整層25を形成する際、層厚調整層25の膜厚や形成領域に対する精度が高いという利点がある。
[その他の実施の形態]
実施の形態8、9は、実施の形態3に対応する構成としたが、実施の形態8、9を実施の形態1、2、4に対応する構成とする場合には、層厚調整層25と、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)とを別々に形成すればよい。また、実施の形態8、9を実施の形態6に対応する構成とする場合には、層厚調整層25を無色透明の感光性樹脂で形成し、反射表示用カラーフィルタ232(R)、232(G)、232(B)を省略すればよい。
また、上記形態はいずれも、画素スイッチング素子としてTFDを用いたアクティブマトリクス型の液晶装置(電気光学装置)に本発明を適用した例であったが、画素スイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor)を用いたアクティブマトリクス型の液晶装置(電気光学装置)に本発明を適用してもよい。かかる電気光学装置は、TFTや画素などが形成された素子基板と、対向電極が形成された対向基板との間に液晶層が保持される。従って、対向基板に反射膜を形成した場合には、実施の形態1〜7に係る構成を採用し、素子基板に反射膜を形成した場合には、実施の形態8、9に係る構成を採用すればよい。さらに、本発明は、パッシブマトリクス型の液晶装置(電気光学装置)に適用することもできる。
なお、上記実施の形態では、カラー表示用の画素を赤(R)、緑(G)、青(B)に対応させたが、赤(R)、緑(G)、青(B)以外、例えば、イエロー、シアン、マゼンタなどに対応させてもよい。
[電子機器]
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機、ノート型のパーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、デジタルカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話などといった電子機器の表示部として用いることができる。
本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置を斜め下方(対向基板)の側からみた概略斜視図、および電気光学装置をY方向に切断したときの断面を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の画素構成を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。 (a)〜(e)は、本形態の電気光学装置1に用いた対向基板20に透過表示用カラーフィルタ、反射層、反射表示用カラーフィルタおよび層厚調整層を形成する工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図でる。 本発明の実施の形態5に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの3つを拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態8に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの1つを拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態9に係る電気光学装置に形成されている多数の画素のうちの1つを拡大して示す断面図である。
符号の説明
1a、1b 電気光学装置、8 液晶層、10 素子基板、20 対向基板、22 反射層、25 層厚調整層、50 画素、51 透過表示領域、52 反射表示領域、221 光透過部、230 透過表示用カラーフィルタの凹凸、231 透過表示用カラーフィルタ、232 反射表示用カラーフィルタ、300 型部材

Claims (10)

  1. 観察面側に位置する第1の基板と観察面側とは反対側に位置する第2の基板との間に保持された液晶層を有するとともに、観察面とは反対側から入射した光を観察面側に出射する透過表示領域、および観察面側から入射した光を観察面側に反射する反射表示領域を各色に対応する複数の画素の各々に備えた電気光学装置において、
    前記複数の画素の各々は、前記第2の基板の内面側における前記透過表示領域および前記反射表示領域に凹凸が表面に形成された所定色の透過表示用カラーフィルタを備えているとともに、前記反射表示領域の前記透過表示用カラーフィルタの上層に反射層を備え、
    前記第1の基板の内面および前記第2の基板の内面のうち少なくとも一方には、前記反射表示領域における前記液晶層の厚さを前記透過表示領域における前記液晶層の厚さよりも薄くする層厚調整層を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記層厚調整層は、前記反射層の上層側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記複数の画素の各々は、前記反射層の上層側、および前記第1の基板の内面のうち少なくとも一方に、前記反射表示領域に形成された所定色の反射表示用カラーフィルタを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記反射表示用カラーフィルタは、前記反射層の上層側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記反射表示用カラーフィルタは、前記透過表示領域にも形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の電気光学装置。
  6. 前記層厚調整層は、所定色の反射表示用カラーフィルタとして、前記反射層の上層側、および前記第1の基板の内面のうち少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  7. 前記層厚調整層は、前記反射層の上層側に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記凹凸は、前記透過表示用カラーフィルタの表面に対して型部材の凹凸を転写してなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電気光学装置。
  9. 観察面側に位置する第1の基板と観察面側とは反対側に位置する第2の基板との間に保持された液晶層を有するとともに、観察面とは反対側から入射した光を観察面側に出射する透過表示領域、および観察面側から入射した光を観察面側に反射する反射表示領域を各色に対応する複数の画素の各々に備えた電気光学装置の製造方法において、
    前記第2の基板に対し、前記複数の画素の前記透過表示領域および前記反射表示領域に所定色のカラー樹脂層を形成するカラー樹脂層形成工程と、
    前記カラー樹脂層の表面に型部材の凹凸を転写して、凹凸を表面に備えた所定色の透過表示用カラーフィルタを前記複数の画素の各々に形成する凹凸転写工程と、
    前記透過表示用カラーフィルタの上層のうち、前記反射表示領域に反射層を選択的に形成する反射層形成工程と
    を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  10. 前記凹凸転写工程においては、前記カラー樹脂層の表面に選択的に前記型部材の凹凸を転写することを特徴とする請求項9に記載の電気光学装置の製造方法。
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