JP3207063B2 - 同時掘進対応型セグメント組立装置 - Google Patents

同時掘進対応型セグメント組立装置

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JP3207063B2
JP3207063B2 JP30370294A JP30370294A JP3207063B2 JP 3207063 B2 JP3207063 B2 JP 3207063B2 JP 30370294 A JP30370294 A JP 30370294A JP 30370294 A JP30370294 A JP 30370294A JP 3207063 B2 JP3207063 B2 JP 3207063B2
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茂男 藤井
進 皿田
典夫 三谷
信之 前原
昭二 西田
明 波多腰
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Komatsu Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Motors Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Komatsu Ltd
Hitachi Zosen Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切羽の掘削とセグメン
トの組立とを同時に行う同時掘進対応型セグメント組立
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機は、切羽掘削用のカッタ
を有する掘進機本体と、堀孔の内面にセグメントを組立
てるエレクタと、既設セグメントを反力にとって掘進機
本体を掘進させる推進ジャッキとを備えている。上記エ
レクタは掘進機本体に固定されているタイプが一般的で
あるが、このタイプのシールド掘進機では、掘進機本体
の掘進中にエレクタも前進してしまうため、掘進とセグ
メントの組立とを同時にできなかった。
【0003】すなわち、推進ジャッキがセグメントの1
リング分進展するまで掘進機本体を掘進させたならば掘
進を中止し、エレクタが停止した状態でセグメントを組
み立てるようにしていた。しかし、このように掘進とセ
グメントの組立とを交互に行っていたのでは工期の短縮
化が図れない。そこで、エレクタを掘進機本体の移動か
ら切り離し、掘進とセグメントの組立とを同時に行える
ようにしたシールド掘進機(所謂同時掘進シールド)が
開発されるに至った。
【0004】この種のシールド掘進機では、例えば図1
6に示すようにエレクタaを掘進機本体bに対して保持
ビームcに沿って軸方向にスライド自在とし、掘進機本
体bの掘進に伴って移動用シリンダdを伸長させてエレ
クタaを取り残すようにすることが考えられる。また、
図17に示すように掘進機本体とは全く切り離されたエ
レクタ台車eを設け、その台車eのテレスコピックシリ
ンダfの先端にエレクタgを設けたもの(特開昭58-120
999 号公報参照)等が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16の技術
にあっては、推進ジャッキhによる掘進機本体bの掘進
と移動用シリンダdによるエレクタaのスライドとの同
調は実際上極めて困難であり、現実には掘進中にエレク
タaを既設セグメントiに対して正確に位置決め保持で
きない。また、保持ビームcが片持レバーとなっている
ので、保持ビームcの先端に撓みが生じてこれも位置ズ
レの原因になる。また、左右のカーブ掘進を行う場合に
は掘進機本体bと一体の保持ビームcが左右に振れてし
まい、エレクタaの既設セグメントiに対する位置関係
がズレてしまう。これらの理由により、把持セグメント
jの正確な嵌め込みができない。
【0006】図17の技術にあっては、エレクタ台車e
は、セグメントkの組立中には停止し、1リング分が組
立が終ったならば次の組立位置まで前進しなければなら
ないが、台車eに自走手段を設けてこれをオン・オフ制
御等すると装置が大型化してしまう。つまり、エレクタ
gを掘進機本体の掘進に追従させることが困難である。
また、エレクタ台車eが坑内の中央に配置されているた
め、セグメントkを後方からエレクタg側へ供給するこ
とが困難になる。また、テレスコピックシリンダfが片
持レバーとなっているので、その先端に撓みが生じてこ
れが位置ズレの原因になる。さらに、セグメントkの重
量によってはエレクタ台車eの転倒をも引き起こしかね
ない。
【0007】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、所謂同時掘進シールドにおいて、掘進中であっ
てもエレクタを既設セグメントに対して正確に位置合わ
せできると共に、エレクタを掘進機本体の掘進に容易に
追従させることができる同時掘進対応型セグメント組立
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、掘進機本体による掘進とエレクタによるセ
グメントの組立とを同時に行う同時掘進対応型セグメン
ト組立装置において、掘進機本体に牽引ブラケットを介
して内筒を連結し、内筒の前部にその荷重を支持する押
上ジャッキを設け、内筒の後部に下方に進展する盛替ジ
ャッキを設け、内筒の外周に外筒を追従ジャッキを介し
てスライド自在に覆設し、外筒の前部にエレクタを設
け、外筒の後部に径方向外方に進展する真円保持ジャッ
キを設けると共に、その更に後方に径方向外方に進展す
る転倒保持ジャッキを設けて構成されている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、掘進機本体が前進すると、
掘進機本体に牽引ブラケットを介して連結された内筒お
よびこれに覆設された外筒が、一体的に前進しようとす
る。
【0010】ここで、外筒の後部に設けられた真円保持
ジャッキおよび転倒保持ジャッキを伸長させて各ジャッ
キの先端を既設セグメントに押し付けて固定すれば、外
筒は置き去りにされて内筒のみが掘進機本体の掘進に追
従する。この際、外筒と内筒とのスライドは、追従ジャ
ッキの伸縮により許容される。この結果、内筒は掘進機
本体の掘進に伴って牽引されるものの、外筒の前部に設
けられたエレクタは既設セグメントに対して固定される
こととなり、掘進機本体による掘進とエレクタによるセ
グメントの組立とを同時に行うことができる。
【0011】このとき、外筒の前部に設けられたエレク
タは、外筒の後部に設けられた真円保持ジャッキとその
後方の転倒保持ジャッキとにより2点保持されるので、
既設セグメントに対して正確に位置固定される。また、
セグメント組立中、セグメント押込力により発生する反
力は、真円保持ジャッキおよび転倒保持ジャッキの2点
保持により強力にサポートされる。また、内筒は、上述
の如く固定された外筒の内部をスライドして掘進機本体
の前進により牽引されるが、それによる荷重変動は真円
保持ジャッキと転倒保持ジャッキとによりサポートされ
る。また、エレクタに把持されたセグメントは、内筒前
部の押上ジャッキと、外筒後部の真円保持ジャッキおよ
び転倒保持ジャッキとにより、両端支持(3点支持)さ
れる。よって、支持剛性が高まって従来の片持支持式に
比べて撓みが激減する。
【0012】その後、掘進機本体の掘進に伴い内筒がセ
グメントの1リング分前進したならば、掘進を中止し、
内筒の後部に設けられた盛替ジャッキを伸長させ、その
先端を既設セグメントに押し付ける。そして、真円保持
ジャッキと転倒保持ジャッキとを引き込める。すると、
盛替ジャッキおよび押上ジャッキが、内筒外筒およびエ
レクタの荷重を支持することになり、外筒は荷重フリー
となる。そして、フリーとなった外筒を、追従ジャッキ
を伸縮させて当初の位置まで前進させる。このように当
初の状態に戻ったならば、再び真円保持ジャッキと転倒
保持ジャッキとを伸長させて各ジャッキの先端を既設セ
グメントに押し付けて固定し、外筒を置き去りにして内
筒のみを掘進機本体の掘進に牽引させる。
【0013】このように、掘進機本体に牽引される内筒
に外筒を尺取虫の如く追従させることにより、外筒に設
けられたエレクタを掘進機本体に対し容易に且つ正確に
追従させることができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
【0015】図1にシールド掘進機1の側面図を示す。
図示するように、掘進機本体2の外郭を成す円筒状のシ
ールドフレーム3の前部に、切羽を掘削するカッタ4が
モータ5及び伝達ギヤ6を介して回転自在に設けられて
いる。カッタ4で掘削された土砂は、隔壁7により坑内
と仕切られた土砂取込室8内に取り込まれる。土砂取込
室8内に取り込まれた掘削土砂は、送泥管9から供給さ
れた泥水と混ざり合って、排泥管10を通って流体移送
される。
【0016】すなわち、土砂取込室8には、切羽水圧・
切羽土圧に対抗する泥水を供給する送泥管9と、掘削土
砂を泥水状態で移送排出する排泥管10とが接続されて
いる。これら送泥管9と排泥管10とは、それぞれ開閉
弁11,12を有すると共に、バイパス管13で短絡さ
れている。バイパス管13には開閉弁14が設けられて
いる。これら開閉弁11,12,14を制御することに
より、送排泥管9,10による泥水の循環量を調節でき
る。
【0017】シールドフレーム3の内周には、先端が既
設セグメント15に当接し、それを反力にとって掘進機
本体2を推進させる推進ジャッキ16が複数本周設され
ている(図3参照)。推進ジャッキ16の先端部には、
実質的に既設セグメント15に当接するシュー17が設
けられている。各推進ジャッキ16は、セグメント15
の2リング分以上の伸縮ストロークを有している。セグ
メント15の組立と掘進との同時施工を容易にするため
である。
【0018】かかる掘進機本体2の内部には、牽引ブラ
ケット18を介して内筒19が連結されている。内筒1
9は、図2に示すようにトンネルの中心にその長手方向
に沿って配置されており、図3〜図5に示すように八角
形状に形成されている。内筒19の内部には、上述の送
排泥管9,10およびホイストレール20が収容されて
いる。ホイストレール20には、エレクタ21に組立用
セグメント22を供給するためのホイスト(図示せず)
が走行自在に係合される。また、内筒19の内部には、
補強用の仕切板23が設けられている。
【0019】内筒19の前部には、内筒19の荷重の一
部を支持する2本の押上ジャッキ24が設けられてい
る。各押上ジャッキ24は、一端が内筒19の側部に接
続され、他端がシールドフレーム3の推進ジャッキ16
のカバー25に接続されており、図3に示すようにハ字
状に配置されている。押上ジャッキ24の両端の各接続
部26は、接続ピンのガタを多少設ける等して軸方向お
よび径方向にある程度の範囲で可動自在になっている。
または自在継手等を用いてもよい。これにより、掘進機
本体2と内筒19との相対的な姿勢の変化を多少許容す
るようにしている。
【0020】内筒19の後部には、下方に進展する2本
の盛替ジャッキ27が設けられている。各盛替ジャッキ
27は、図5に示すように内筒19の背面部に間隔を隔
てて垂直に配置されており、根元部がブラケット28で
その背面部に固定され先端部が下方に進展して既設セグ
メント15に当接するようになっている。盛替ジャッキ
27の先端部には、セグメント15の曲率に合せて成形
されたシュー28が設けられている。シュー28は、組
立用セグメント22をホイストによりエレクタ21側へ
搬送する際に邪魔にならないよう、少なくとも搬送中の
組立用セグメント22よりは上方へ持ち上げられるよう
になっている。
【0021】内筒19の外周には、外筒29がスライド
自在に被嵌されている。外筒29は、図3〜図5に示す
ように内筒19の形状に合せて八角形状に形成されてい
る。外筒29の前部と後部とには、内筒19の表面を転
動してスライド移動の抵抗を少なくするガイドローラ3
0がそれぞれ設けられている。各ガイドローラ30は、
図4に示すように外筒29の上面に2個、両側面にそれ
ぞれ2個、下面に2個設けられている。これらガイドロ
ーラ30は、外筒29に内筒19を支持すると共に、外
筒29に対する内筒19の位置決め(センタ出し)も行
っている。
【0022】外筒29は、図6に示すように、追従ジャ
ッキ31を介して内筒19と接続されている。追従ジャ
ッキ31は、外筒29を内筒19に対して相対的に移動
させるものであり、セグメント22,15の1リング分
以上の伸縮ストロークを有している。つまり、外筒29
の内筒19に対する相対的なスライド量は、少なくとも
セグメント22,15の1リング分以上となる。
【0023】外筒29の前部には、図2に示すように、
セグメント22を組立てるエレクタ21が設けられてい
る。エレクタ21は、外筒29に挿通されて自在に旋回
する旋回リング32と(図3参照)、旋回リング32の
後面に取付けられたエレクタビーム33と、エレクタビ
ーム33にガイドロッド34および昇降ジャッキ35を
介して昇降自在に吊下げられた吊ビーム36と、吊ビー
ム36に水平方向の摺動ジャッキ37を介して設けられ
たセグメント把持部38とから構成されている。この構
成によれば、把持部38に把持されたセグメント22
は、摺動ジャッキ37により軸方向に移動され、昇降ジ
ャッキ35により径方向に移動され、旋回リング32に
より周方向に移動される。
【0024】旋回リング32の前面(トンネル前方面)
には、図6に示すように外歯ギヤ39が設けられてい
る。外歯ギヤ39は、外筒29に固定されたリングフレ
ーム40に、軸受41を介して支持されている。すなわ
ち、旋回リング32を含めたエレクタ21は、この軸受
41を介して外筒29に支持されることになる。また、
上記外歯ギヤ39は、モータ42のピニオン43と噛合
している。モータ42は、ブラケット44を介してリン
グフレーム40に取付けられており、外筒29に固定さ
れている。よって、モータ42が回転すると旋回リング
32が回転することになる。
【0025】外筒29の後部には、図2に示すように、
径方向外方に進展する4本の真円保持ジャッキ45が設
けられている。各真円保持ジャッキ45は、図4に示す
ように、外筒29の左右両側部に取付けられており、上
下にハ字状に設けられている。これら真円保持ジャッキ
45は、それぞれ径方向外方に伸縮し、その先端が既設
セグメント15に当接離間するようになっている。各真
円保持ジャッキ45の先端部には、セグメント15の曲
率に合せて成形されたシュー46が設けられている。シ
ュー46は、トンネルの軸方向に二股に分岐された分岐
部47を有している。既設セグメント15への押圧力を
分散するためである。
【0026】また、各分岐部47は、図1に示すように
シールドフレーム3の外部に位置されている。仮にシー
ルドフレーム3内で真円保持ジャッキ45を進展させる
と、セグメント15外側からの荷重が期待できないの
で、セグメント15同志の継手ボルトに真円保持ジャッ
キ45の荷重および内筒19外筒29の荷重が全て加わ
ってしまい、継手ボルトが損傷する虞があるからであ
る。本実施例のようにシールドフレーム3の外側で真円
保持ジャッキ45を進展させれば、真円保持ジャッキ4
5の荷重および内筒19外筒29の荷重はセグメント1
5外側からの土圧水圧で相殺されるため、継手ボルトの
負担が軽減する。
【0027】外筒29の後部には、後方に延出された延
長部材48が取付けられている。延長部材48は、図4
および図5に示すように、外筒29の左右側面に取付け
られたコ字断面のビーム材からなっている。かかる延長
部材48の後部には、図2に示すように、径方向外方に
進展する4本の転倒保持ジャッキ49が設けられてい
る。各転倒保持ジャッキ49は、真円保持ジャッキ45
と同様に上下にハ字状に4本設けられている。これら転
倒保持ジャッキ49は、それぞれ径方向外方に伸縮し、
その先端が既設セグメント15に当接離間するようにな
っている。各転倒保持ジャッキ49の先端部には、セグ
メント15の曲率に合せて成形されたシュー50が設け
られている。
【0028】このように外筒29が被嵌された内筒19
は、図2に示すように、牽引ブラケット18を介して掘
進機本体2に連結されており、掘進機本体2の掘進に伴
って牽引されるようになっている。牽引ブラケット18
は、図6に示すように、シールドフレーム3側に取付け
られた本体側ブラケット51と、内筒19側に取付けら
れた内筒側ブラケット52とからなっている。本体側ブ
ラケット51は、図7に示すようにトンネルの軸方向に
直角に配置された平板からなり、その下端部がシールド
フレーム3の推進ジャッキカバー25に固定され、上端
部が内筒19の底面53から所定距離54だけ離されて
いる。つまり、内筒19の荷重は支持しない。
【0029】内筒側ブラケット52は、本体側ブラケッ
ト51をトンネル軸方向の前後から挟む一対のローラ部
材55からなっている。各ローラ部材55は、図7およ
び図8に示すように、内筒の底面53に取付けられたセ
ンタロッド56と、センタロッド56に回転自在に被嵌
されたスリーブ57と、スリーブ57の左右両側に保持
ブラケット58を介して回転自在に支持されたローラ5
9とからなっている。各ローラ59と本体側ブラケット
51との間には、極僅かな隙間60が形成されている。
【0030】この構成によれば、掘進機本体2と内筒1
9との相対的な左右方向の姿勢変化は、本体側ブラケッ
ト51の平板が内筒側ブラケット52のローラ部材55
をセンタロッド56廻りに回動させることにより吸収さ
れる。また、掘進機本体2と内筒19との相対的な上下
方向の姿勢変化は、本体側ブラケット51の平板と内筒
側ブラケット52のローラ部材55との隙間60、およ
び本体側ブラケット51の平板の上端部と内筒19の底
面53との間の距離54により吸収される。
【0031】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
【0032】掘進機本体2を掘進させるときには、まず
図1に示すカッタ4をモータ5で回転させると共に、推
進ジャッキ16を進展させる。すると、推進ジャッキ1
6の先端のシュー17が既設セグメント15の端部に押
し当られ、それを反力としてカッタ4が切羽に押しつけ
られる。これにより掘進機本体2が切羽を掘削しながら
前進する。すると、掘進機本体2に牽引ブラケット18
を介して連結された内筒19およびこれに覆設された外
筒29が、掘進機本体2の前進に伴って一体的に前進し
ようとする。
【0033】ここで、図9に示すように、外筒29の後
部に設けられた真円保持ジャッキ45および転倒保持ジ
ャッキ49を伸長させて各ジャッキ45,49の先端の
分岐部47およびシュー50を既設セグメント15に押
し付けて固定する。これにより、外筒29は置き去りに
されて(既設セグメント15に固定されて)、図10に
示すように内筒19のみが掘進機本体2の掘進に追従す
る。この際、外筒29と内筒19とのスライドは、追従
ジャッキ31が進展することにより許容される。追従ジ
ャッキ31はこのとき圧力フリー(循環制御)となって
いる。
【0034】このように、内筒19は掘進機本体2の掘
進に伴って牽引されるものの、外筒29は真円保持ジャ
ッキ45および転倒保持ジャッキ49により既設セグメ
ント15に対して固定されるので、外筒29の前部に設
けられたエレクタ21は、掘進機本体2の掘進に拘ら
ず、既設セグメント15との相対的な位置関係が一定に
保持される。よって、掘進機本体2による掘進とエレク
タ21によるセグメント22の組立とを同時に行うこと
ができる。
【0035】この際、外筒29の前部に設けられたエレ
クタ21は、外筒29の後部に設けられた真円保持ジャ
ッキ45とその後方に延長部材48を介して設けられた
転倒保持ジャッキ49とにより2点保持されて正確に位
置決めされる。このとき、内筒19の前部に設けられた
押上ジャッキ24は、エレクタ21の位置決めに何等寄
与しない。何故なら、押上ジャッキ24は、このとき、
内筒19の位置を固定するストローク制御がされている
わけではなく、内筒19を所定の圧力で持ち上げる圧力
制御がされており、内筒19の前部を所定の圧力でフロ
ーティング支持するからである。
【0036】このように、エレクタ21の位置は、真円
保持ジャッキ45と転倒保持ジャッキ49とにより2点
保持されて既設セグメント15に対して正確に位置決め
されるので、吊下したセグメント22を正確に所定の組
立スペースに嵌め込むことができる。また、セグメント
組立中、セグメント押込力により発生する反力は、これ
ら真円保持ジャッキ45および転倒保持ジャッキ49の
2点保持により強力にサポートされる。また、内筒19
は上述の如く固定された外筒29の内部をスライドして
掘進機本体2の前進により牽引されるが、それによる荷
重変動は真円保持ジャッキ45と転倒保持ジャッキ49
とによりサポートされる。
【0037】他方、エレクタ21及びこれに吊下げられ
たセグメント22の荷重は、図9に矢印で示すように真
円保持ジャッキ45の下側Aと、転倒保持ジャッキ49
の上側Bと、内筒19前部の押上ジャッキ24の下側C
とに加わることになる。押上ジャッキ24は、圧力制御
がされており、内筒19の位置決めはしないものの、内
筒19を所定の圧力で押し上げているからである。仮
に、押上ジャッキ24がないものとすると、エレクタ2
1及び吊下セグメント22の荷重は、真円保持ジャッキ
45の下側Aと転倒保持ジャッキ49の上側Bとに集中
することとなり、既設セグメント15への負荷が過大と
なるため好ましくない。
【0038】これに対し本実施例によれば、エレクタ2
1及び吊下セグメント22の荷重は、押上ジャッキ24
と真円保持ジャッキ45と転倒保持ジャッキ49とによ
り両端支持(3点支持)されるので、既設セグメント1
5への荷重負担が分散されて少なくなる。また、支持剛
性が高まって従来の片持支持式(図16,図17参照)
に比べて撓みが激減する。
【0039】その後、掘進機本体2の掘進に伴い内筒1
9がセグメント15の1リング分前進したならば推進ジ
ャッキ16を停止して掘進を中止し、図11に示すよう
に、内筒19の後部に設けられた盛替ジャッキ27を伸
長させ、その先端のシュー28を既設セグメント15に
押し付ける。そして、押上ジャッキ24を圧力制御から
ストローク制御に切り替える。ストローク制御とは、押
上ジャッキ24を一定の伸長ストロークに保持すること
をいう。そして、真円保持ジャッキ45と転倒保持ジャ
ッキ49とを引き込める。すると、盛替ジャッキ27お
よび押上ジャッキ24が、内筒19外筒29およびエレ
クタ21の荷重を支持することになり、外筒29は荷重
フリーとなる。
【0040】そして、フリーとなった外筒29を、図1
2に示すように追従ジャッキ31を伸縮させて当初の位
置まで前進させる。その後、図13に示すように、再び
真円保持ジャッキ45と転倒保持ジャッキ49とを伸長
させて各ジャッキ先端の分岐部47およびシュー50を
既設セグメント15に押し付けて固定し、最初の状態
(図9、図10)と同様に外筒29を置き去りにして内
筒19のみを掘進機本体2の掘進に牽引させる。
【0041】このように、掘進機本体2に牽引される内
筒19に外筒29を尺取虫の如く追従させることによ
り、外筒29に設けられたエレクタ21を掘進機本体2
に対し容易に且つ正確に追従させることができる。
【0042】ところで、図14、図15に示すように、
掘進機本体2が既設トンネル(既設セグメント15)に
対してカーブ掘進することがある。この場合、真円保持
ジャッキ45および転倒保持ジャッキ49により既設ト
ンネル側(既設セグメント15側)に位置固定された外
筒29および内筒19と、カーブ方向に偏向した掘進機
本体2とに、コジリが生ずることになる。カーブ方向と
既設トンネル方向とが異なっているからである。このコ
ジリは以下のようにして解消される。
【0043】まず、このとき(図9から図10にかけ
て)押上ジャッキ24は押上圧力が一定になるように圧
力制御されて内筒19の前部を一定圧力でフローティン
グ支持している。このため、上記コジリは図15に示す
ように押上ジャッキ24がコジリ力に負けて伸縮するこ
とにより吸収される。つまり、押上ジャッキ24の圧力
制御の圧力は、上記コジリ力よりも小さく設定されてお
り、押上ジャッキ24はコジリに応じて適宜伸縮するよ
うになっているのである。
【0044】また、内筒19と掘進機本体2とを連結す
る牽引ブラケット18にもコジリが生じる。つまり、カ
ーブ方向に偏向する本体側ブラケット51と、既設トン
ネルに位置決めされた内筒側ブラケット52との間に、
コジリが生じる。このコジリは、カーブ方向に偏向する
本体側ブラケット51(平板)に対して図6〜図8に示
す内筒側ブラケット52がそのセンタロッド56廻りに
回動することにより吸収される。
【0045】また、図14に示すように押上ジャッキ2
4の掘進機本体2側の接続部26および内筒19側の接
続部26が、それぞれ所定範囲で自由に傾動して上記コ
ジリが吸収される。また、図7に示す本体側ブラケット
51と内筒側ブラケット52との間に設けた隙間60、
および図6に示す本体側ブラケット51の上端部と内筒
19の底面53との間に設けられた距離54によっても
上記コジリが吸収される。
【0046】なお、図15のようにトンネル軸心に対し
てズレてしまった内筒19および外筒29は、図12に
示すように外筒29を前方に引き寄せた後、押上ジャッ
キ24のストロークを零点調整することにより補正(ト
ンネル軸心に一致)させる。つまり、かかるズレは外筒
の1スライド毎に補正されるのである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、掘
進中であってもエレクタを既設セグメントに対して正確
に位置合わせできると共に、エレクタを掘進機本体の掘
進に容易にかつ正確に追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシールド掘進機の側断
面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の III-III線矢視断面図である。
【図4】図2の IV-IV線矢視断面図である。
【図5】図2の V-V線矢視断面図である。
【図6】図2の部分拡大図である。
【図7】図6の VII-VII線矢視断面図である。
【図8】図7の VIII-VIII線矢視断面図である。
【図9】本実施例に係るシールド掘進機の作動の様子を
示す図である。
【図10】上記シールド掘進機の作動の様子を示す図で
ある。
【図11】上記シールド掘進機の作動の様子を示す図で
ある。
【図12】上記シールド掘進機の作動の様子を示す図で
ある。
【図13】上記シールド掘進機の作動の様子を示す図で
ある。
【図14】上記シールド掘進機がカーブ掘進した様子を
示す図である。
【図15】図14の XV-XV線矢視断面図である。
【図16】従来例を示すシールド掘進機(エレクタ部
分)の側面図である。
【図17】別の従来例を示すエレクタ部分の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 2 掘進機本体 18 牽引ブラケット 19 内筒 21 エレクタ 22 セグメント 24 押上ジャッキ 27 盛替ジャッキ 29 外筒 31 追従ジャッキ 45 真円保持ジャッキ 49 転倒保持ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000000974 川崎重工業株式会社 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 (73)特許権者 000001236 株式会社小松製作所 東京都港区赤坂二丁目3番6号 (73)特許権者 000005522 日立建機株式会社 東京都文京区後楽二丁目5番1号 (73)特許権者 000005119 日立造船株式会社 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番 89号 (73)特許権者 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 (72)発明者 山名 至孝 茨城県土浦市下高津二丁目1番3号 建 設省霞ケ浦導水工事事務所内 (72)発明者 加藤 勝彦 東京都文京区音羽2丁目10番2号 財団 法人 先端建設技術センター内 (72)発明者 藤井 茂男 愛知県知多市北浜町11番の1 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (72)発明者 皿田 進 東京都港区浜松町二丁目4番1号 川崎 重工業株式会社東京本社内 (72)発明者 三谷 典夫 東京都港区赤坂二丁目3番6号 株式会 社小松製作所内 (72)発明者 前原 信之 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (72)発明者 西田 昭二 大阪府大阪市此花区西九条五丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 波多腰 明 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (56)参考文献 特開 平2−47496(JP,A) 特開 平5−149098(JP,A) 実公 平6−43280(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘進機本体による掘進とエレクタによる
    セグメントの組立とを同時に行う同時掘進対応型セグメ
    ント組立装置において、掘進機本体に牽引ブラケットを
    介して内筒を連結し、該内筒の前部にその荷重を支持す
    る押上ジャッキを設け、内筒の後部に下方に進展する盛
    替ジャッキを設け、内筒の外周に外筒を追従ジャッキを
    介してスライド自在に覆設し、該外筒の前部にエレクタ
    を設け、外筒の後部に径方向外方に進展する真円保持ジ
    ャッキを設けると共に、その更に後方に径方向外方に進
    展する転倒保持ジャッキを設けたことを特徴とする同時
    掘進対応型セグメント組立装置。
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