JP3206720U - 梱包容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に開封せず、しっかり封が可能でありながら、封をしやすくした梱包容器を提供する。【解決手段】梱包容器の一面をなす重なり合う2つの片面段ボールシートとなる、内側シート10と、外側シート12と、を備え、外側シートには、開口部13が設けられ、内側シートには、開口部の通過を妨げるように突出した係止部11aを有する鍔片11が設けられ、鍔片は、係止部を変形させた状態で開口部を通過し、係止部を復元し、鍔片が逆走できないように開口部に係止させて、それによって外側シートを内側シートに係止する。【選択図】図1
Description
本考案は、片面段ボールからなる梱包容器に関する。
従来より、片面段ボールからなる梱包容器が提案されている。例えば、特許文献1の携帯用お香パッケージがある。この従来の携帯用お香パッケージは、ストッパーホールを有する内側スライドケースとストッパーを有する外側スリーブとを、ストッパーがストッパーホールに嵌合するように組み立ててなるものである。
しかしながら、従来の梱包容器である携帯用お香パッケージでは、ストッパーがストッパーホールに嵌合するようになっているだけで、嵌合が弱く、容易に開封してしまうという問題があった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、容易に開封せず、しっかり封が可能でありながら、封をしやすくした梱包容器を提供することにある。
請求項1記載の梱包容器は、梱包容器の一面をなす重なり合う2つの片面段ボールシートとなる、内側シートと、外側シートと、を備え、外側シートは、開口部が設けられ、内側シートは、開口部の通過を妨げるように突出した係止部を有する鍔片が設けられ、鍔片は、係止部を変形させた状態で開口部を通過し、係止部を復元し、鍔片が逆走できないように開口部に係止させて、それによって外側シートを内側シートに係止することを特徴とする。
請求項2記載の梱包容器は、係止部が、鍔片を構成する片面段ボールの中芯の方向とは異なる方向に突出していることを特徴とする。
請求項3記載の梱包容器は、鍔片が、外側シートの表面に起立させることが可能であることを特徴とする。
請求項4記載の梱包容器は、鍔片が、内側シートから切り起こして形成されることを特徴とする。
請求項5記載の梱包容器は、開口部が、開口部を通過するように鍔片を案内するガイド片を有することを特徴とする。
請求項6記載の梱包容器は、開口部が、開口部を通過した鍔片を押さえる押圧片を有することを特徴とする。
請求項7記載の梱包容器は、開口部が、両端が同じ方向に曲がったスリットであることを特徴とする。
請求項8記載の梱包容器は、ガイド片が、略U字状に切り込まれた第1の差し込み穴を有し、鍔片が、略逆U字状に切り込まれた第1の差し込み部を有し、第1の差し込み穴に第1の差し込み部を挿入するロック機構を備えることを特徴とする。
請求項9記載の梱包容器は、押圧片が、略U字状に切り込まれた第2の差し込み部を有し、鍔片が、略逆U字状に切り込まれた第2の差し込み穴を有し、第2の差し込み穴に第2の差し込み部を挿入するロック機構を備えることを特徴とする。
本願考案の梱包容器によれば、容易に開封せず、しっかり封が可能でありながら、封をしやすくすることができる。
以下、本考案に係る梱包容器の一例の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本考案に係る梱包容器の一例に係る梱包容器の封をする前の斜視図である。図2及び3は、本考案に係る梱包容器の一例に係る梱包容器の封をする過程を示す斜視図である。図4は、本考案に係る梱包容器の一例の封をした状態を示す斜視図である。
図1乃至4に示す梱包容器1は、片面段ボールのシートを重ね合わせて上面の封をする略矩形状の容器である。図1に示すように、梱包容器1を構成する片面段ボールの中芯の谷線100は、梱包容器1の表面に露出する。梱包容器1は、内側シート10と、外側シート12と、を備える。
図2乃至4に示すように、内側シート10及び外側シート12は、重なり合って梱包容器1の上面となる。内側シート10及び外側シート12は、谷線100の方向に向かい合う梱包容器1の一対の側壁とそれぞれ連続している。
外側シート12は、略長方形状の開口部13を備える。内側シート10は、内側シート10から切り起こした鍔片11を有する。鍔片11は、内側シート10の連続する辺の側の端部が内側シート10と連続する、内側シート10に設けられた略長方形状の切り込みを引き起こして形成される。
鍔片11は、開口部13に対し、開口部13の周縁の外側に突出する係止部11aを有する。係止部11aは、鍔片11を構成する片面段ボールの中芯の谷線100の方向と直交する方向の両端を半円状に延伸して形成される。
梱包容器1は、以下のようにして使用される。図2に示すように、鍔片11を内側シート10の表面側に引き起こし、外側シート12と内側シート10とを重ね合わせる。係止部11aは、片面段ボールの中芯の谷線100に沿って鍔片11の表面側に曲げられる。係止部11aは、鍔片11の裏面側に曲げてもよく、折り畳んでもよい。
図3に示すように、係止部11aを曲げた状態で、鍔片11を開口部13に内側シート10側から挿入する。この時、鍔片11を構成する片面段ボールの中芯の谷線100の向きは、鍔片11を開口部13に挿入する向きと略同一である。そして、図4に示すように、鍔片11が開口部13を通過した後、係止部11aを含む鍔片11を元の形状に戻し、係止部11aを開口部13に係止させる。このようにして、外側シート12を内側シート10に固定させる。
以上のように、本考案に係る梱包容器の一例に係る梱包容器1によれば、係止部11aが開口部13に係止されることにより外側シート12を内側シート10に固定させる鍔片11が外側シート12をしっかり保持し、容易に開封せず、しっかり封が可能でありながら、封をしやすくしている。
また、係止部11aは、片面段ボールの中芯の谷線100に沿って曲げられるため、片面段ボールの中芯が潰れることはない。更に、片面段ボールは片面にしかライナーがないため、係止部11aを曲げることによって、引張応力によりライナーが破れることはない。更に、係止部11aを曲げることによって、谷線100の部分に多少の折り目がついても、連続する片面段ボールの中芯に埋もれて目立たない。
本考案に係る梱包容器は、図1乃至4に限られるものではない。図5及び6に示すような、梱包容器2であってもよい。図5は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図であり、図6は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする過程を示す斜視図である。図5及び6に示すように、梱包容器2の外側シート22には、押圧片24が設けられている。
図6に示すように、押圧片24は、鍔片21が開口部23に挿入される際に鍔片21の表面側となる、開口部23の周縁を開口部23の内側に向かって延伸して形成される。押圧片24は、開口部23を通過した鍔片21の表面に接して鍔片21を押圧し、鍔片21の裏面を外側シート22の表面に押しつけ、鍔片21を固定する。
また、本考案に係る梱包容器は、図7に示すような、梱包容器3であってもよい。図7は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図である。図7に示すように、梱包容器3の外側シート32には、ガイド片35が設けられている。
ガイド片35は、鍔片31が開口部33に挿入される際に鍔片31の裏面側となる、開口部33の周縁を開口部33の内側に向かって延伸して形成される。ガイド片35は、鍔片31が開口部33に挿入される際に、鍔片31の裏面に接して、鍔片31の先端を開口部33に案内する。
また、本考案に係る梱包容器は、図8及び9に示すような、ロック機構を備える梱包容器4であってもよい。図8は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図であり、図9は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をした状態を示す斜視図である。梱包容器4の鍔片41は、第1の係合突起41bを有する。梱包容器4のガイド片45は、第1の係合孔45aを有する。
鍔片41には、底部が内側シート40の連続する辺の側を向くように、略U字状の切り込みが設けられ、鍔片41の表面側から押圧することで鍔片41の裏面に突出する、第1の係合突起41bを形成する。ガイド片45には、外側シート42と内側シート40とが重なり合った状態で、第1の係合突起41bの切り込みと逆向きになる略逆U字状のスリットが設けられ、第1の係合孔45aを形成する。
図9に示すように、鍔片41が開口部43を通過した状態で、第1の係合突起41bの先端を第1の係合孔45aに挿入する。このようにして、鍔片41とガイド片45とを係合するロック機構を形成する。鍔片41を形成する切り込みには、鍔片41を引き起こし易くするための切り欠き46が含まれていてもよい。
また、本考案に係る梱包容器の備えるロック機構は、図10に示すような、梱包容器5が備えるロック機構であってもよい。図10は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図である。梱包容器5の鍔片51は、第2の係合孔51cを有する。梱包容器5の押圧片54は、第2の係合突起54aを有する。
鍔片51には、両端部が内側シート50の連続する辺の側を向くように、略U字状のスリットが設けられ、第2の係合孔51cを形成する。押圧片54には、外側シート52と内側シート50とが重なり合った状態で、第2の係合孔51cのスリットと逆向きになる略逆U字状の切り込みが設けられ、押圧片54の表面側から押圧することで押圧片54の裏面に突出する、第2の係合突起54aを形成する。
鍔片51が開口部53を通過した状態で、第2の係合突起54aの先端を第2の係合孔51cに挿入する。このようにして、鍔片51と押圧片54とを係合するロック機構を形成する。
また、本考案に係る梱包容器の備える開口部の形状は、図1乃至10に限られるものではない。図11は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図である。
梱包容器6の開口部63は、両端が同じ方向に直角に曲がったスリット状である。開口部63は、スリットの底が、外側シート62の連続する辺の側を向くように形成される。開口部63により、一辺が外側シート62と連続する略長方形状の押圧片64が形成される。開口部63の形状は、係止部61aを曲げた鍔片61が通過することができる傾斜又は幅を有していればよく、両端が直角に曲がった形状に限られるものではない。
また、本考案に係る梱包容器の備える開口部の形状は、図12に示すような、開口部73であってもよい。図12は、本考案に係る梱包容器の他の例の封をする前の状態を示す斜視図である。
梱包容器7の開口部73は、両端が同じ方向に直角に曲がったスリット状である。開口部73は、曲がったスリットの先端が、外側シート72の連続する辺の側を向くように形成される。開口部73により、一辺が外側シート72と連続する略長方形状のガイド片75が形成される。開口部73の形状は、係止部71aを曲げた鍔片71が通過することができる傾斜又は幅を有していればよく、両端が直角に曲がった形状に限られるものではない。
本考案により、容易に開封せず、しっかり封が可能でありながら、封をしやすくした梱包容器を提供することができる。
1、2、3、4、5、6、7・・・梱包容器
10、20、30、40、50、60、70・・・内側シート
11、21、31、41、51、61、71・・・鍔片
11a、21a、31a、41a、51a、61a、71a・・・係止部
12、22、32、42、52、62、72・・・外側シート
13、23、33、43、53、63、73・・・開口部
24、54、64・・・押圧片
35、45、75・・・ガイド片
41b・・・第1の係合突起
45a・・・第1の係合孔
46、56・・・切り欠き
51c・・・第2の係合孔
54a・・・第2の係合突起
10、20、30、40、50、60、70・・・内側シート
11、21、31、41、51、61、71・・・鍔片
11a、21a、31a、41a、51a、61a、71a・・・係止部
12、22、32、42、52、62、72・・・外側シート
13、23、33、43、53、63、73・・・開口部
24、54、64・・・押圧片
35、45、75・・・ガイド片
41b・・・第1の係合突起
45a・・・第1の係合孔
46、56・・・切り欠き
51c・・・第2の係合孔
54a・・・第2の係合突起
Claims (9)
- 片面段ボールからなる梱包容器において、
前記梱包容器の一面をなす重なり合う2つの片面段ボールシートとなる、内側シートと、外側シートと、を備え、
前記外側シートは、開口部が設けられ、
前記内側シートは、前記開口部の通過を妨げるように突出した係止部を有する鍔片が設けられ、
前記鍔片は、前記係止部を変形させた状態で前記開口部を通過し、前記係止部を復元し、前記鍔片が逆走できないように前記開口部に係止させて、それによって前記外側シートを前記内側シートに係止することを特徴とする梱包容器。 - 前記係止部が、前記鍔片を構成する前記片面段ボールの中芯の方向とは異なる方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
- 前記鍔片が、前記外側シートの表面に起立させることが可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の梱包容器。
- 前記鍔片が、前記内側シートから切り起こして形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の梱包容器。
- 前記開口部が、前記開口部を通過するように前記鍔片を案内するガイド片を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の梱包容器。
- 前記開口部が、前記開口部を通過した前記鍔片を押さえる押圧片を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の梱包容器。
- 前記開口部が、両端が同じ方向に曲がったスリットであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の梱包容器。
- 前記ガイド片が、略U字状に切り込まれた第1の差し込み穴を有し、
前記鍔片が、略逆U字状に切り込まれた第1の差し込み部を有し、
前記第1の差し込み穴に前記第1の差し込み部を挿入するロック機構を備えることを特徴とする請求項5の梱包容器。 - 前記押圧片が、略U字状に切り込まれた第2の差し込み部を有し、
前記鍔片が、略逆U字状に切り込まれた第2の差し込み穴を有し、
前記第2の差し込み穴に前記第2の差し込み部を挿入するロック機構を備えることを特徴とする請求項6に記載の梱包容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003520U JP3206720U (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 梱包容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003520U JP3206720U (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 梱包容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3206720U true JP3206720U (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=56997805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016003520U Expired - Fee Related JP3206720U (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 梱包容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3206720U (ja) |
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2016
- 2016-07-21 JP JP2016003520U patent/JP3206720U/ja not_active Expired - Fee Related
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