JP3206467U - 開閉式パーティションの筋交い - Google Patents

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Abstract

【課題】 パーティションを傷付けずに取り付けられ、且つ容易に長さを調整可能な開閉式パーティションの筋交いを提供する。【解決手段】 開口部103を開閉できるように開口部103の一側部に蝶番2によって回動可能なパーティション3に取り付けられる筋交い1であって、この筋交い1が長さ調整可能に連結された上部筋交い11および下部筋交い12を含み、上部筋交い11の上端には、パーティション3の枠体30の上部コーナー部30aを挟む上部掴み金具5が接続され、下部筋交い12の下端には、パーティション3の下部コーナー部30bを挟む下部掴み金具6が接続されている。【選択図】図1

Description

本考案は、マンション等の集合住宅のベランダにおいて隣家との間仕切りや目隠し等として用いられる開閉式パーティションの筋交いに関する。
マンション等の集合住宅のベランダに設置されるパーティションは、主に枠体と、この枠体に囲まれたパネル部とから構成され、隣家との間仕切りや目隠し等として使用される。また、ベランダの改修工事中は、このパーティションを開けて各戸間を工事作業員が行き来できるのが作業効率のうえから望ましい。そのため、特許文献1に記載されるように、ベランダの壁面あるいは手摺と、パーティションの一側部とに蝶番を取り付けて、開閉可能にした開閉式パーティションが用いられている。近年このような開閉式パーティションは年々大型化傾向にあり、例えば幅1500mm以上×縦2000mm以上などの大きさも一般的となってきている。
しかしながら、従来大型のパーティションは、開閉することを想定していないので大きさの割にはパーティションの枠体が細く、この細い枠体に複数箇所金具固定用の穴を空け、ベランダの壁面と手摺にそれぞれ金具で固定する事で形を維持している。大型のパーティションを開閉式にした場合、蝶番取り付け側枠の対枠は、パーティションの自重で下方に歪みが生じ、この状態で数ヶ月間も開閉に使用すればパーティション枠体の形状が変化してしまい、後から元の形状(現状)に戻すことは難しい。現状に回復するためには、枠体に設けた金具固定用の元穴が下がり過ぎて再利用できず、現状に合わせた位置に新たに金具固定用の穴を開けなければならず、パーティションに傷をつけてしまうという問題がある。
このような問題を解決するため、従来、開閉するパーティションの枠体に、アルミニウムや鉄などから構成された板状や棒状の部材を用いた筋交いを現場で調達して設置し、強度を補強している。しかしながら、パーティションの大きさや枠体の形状は現場毎に異なるので、このような筋交いは使い捨てにされる。さらに、別の現場では別の長さの筋交いを設置する必要があり、作業が煩雑になるという問題がある。
特開2002−364064号公報
本考案の課題は、パーティションを傷付けずに取り付けられ、且つ容易に長さを調整可能な開閉式パーティションの筋交いを提供することである。
本考案は、上記課題を解決するべく完成されたものであって、以下の構成からなる。
(1)開口部を開閉できるように開口部の一側部に蝶番によって回動可能なパーティションに取り付けられる筋交いであって、この筋交いが長さ調整可能に連結された上部筋交いおよび下部筋交いを含み、前記上部筋交いの上端には、前記パーティションの枠体の上部コーナー部を挟む上部掴み金具が接続され、前記下部筋交いの下端には、前記パーティションの下部コーナー部を挟む下部掴み金具が接続されていることを特徴とするパーティションの筋交い。
(2)前記上部筋交いおよび下部筋交いは、それぞれ高さ方向に複数の貫通孔が配列されており、上部筋交いおよび下部筋交いの一方または両方をスライドさせ、所望の位置で貫通孔同士を一致させてピンまたはボルトにより上部筋交いおよび下部筋交いを固定する(1)に記載のパーティションの筋交い。
(3)前記上部掴み金具および下部掴み金具が、それぞれ上部筋交いおよび下部筋交いに回転可能に接続されている(1)または(2)に記載のパーティションの筋交い。
(4)前記上部掴み金具が、パーティションの枠体の上部コーナー部の上面と正面とに当接するよう取り付けられ、且つそれぞれの面からピンまたはボルトが突出する第1のL字型部材と、前記第1のL字型部材の前記上部コーナー部の正面から突出したピンまたはボルトに挿通され、パーティションの枠体の側面と正面とに当接する第2のL字型部材と、前記第2のL字型部材の正面から突出した前記第1のL字型部材のピンまたはボルトに挿通され、端部にピンまたはボルトを有する上部接続部材と、前記第1のL字型部材の上面から突出したピンまたはボルトに挿通され、一端が前記パーティションの枠体の裏面と当接し、他端の貫通孔から挿入されたピンまたはボルトが、前記上部接続部材の正面を押圧して固定するコ字型部材と、を含み、前記上部接続部材に設けたピンまたはボルトが、前記上部筋交いの上端の貫通孔を挿通し、ナットにより前記上部筋交いが回動可能に締められる(1)〜(3)のいずれかに記載のパーティションの筋交い。
(5)前記下部掴み金具が、パーティションの枠体の下部コーナー部の下面と正面とに当接するよう取り付けられ、且つそれぞれの面からピンまたはボルトが突出する第3のL字型部材と、前記第3のL字型部材の前記下部コーナー部の正面から突出したピンまたはボルトに挿通され、パーティションの枠体の側面と正面とに当接する第4のL字型部材と、一面が前記第4のL字型部材の表面から突出した前記第3のL字型部材のピンまたはボルトに挿通されて固定され、他面がナットで一端が固定された長さ調整ボルトを有する第5のL字型部材と、前記第3のL字型部材の前記の下部コーナー部の下面から突出したピンまたはボルトに挿通され、一端が前記パーティションの枠体の裏面と当接し、他端の貫通孔から挿入されたピンまたはボルトが、前記第5のL字型部材の表面を押圧して固定するコ字型部材と、を含み、前記第5のL字型部材の長さ調整ボルトが、下部筋交いの下端の貫通孔を挿通し、ナットにより締められることで、前記下部筋交いと前記第5のL字形部材との間隙を調整する(1)〜(4)のいずれかに記載のパーティションの筋交い。
本考案によれば、筋交いがパーティションの枠体の上部コーナー部および下部コーナー部を、それぞれ挟んで取り付けられる上部掴み金具および下部掴み金具を備えているので、パーティションを傷つけることなく設置でき、開閉によるパーティションの枠体の歪みの発生を抑止することができる。
また、本考案の筋交いは、長さを調整できるので、異なる形状や大きさのパーティションに対応することができる。さらに、筋交いの上部掴み金具および下部掴み金具を回転させることにより、パーティションの表裏・左右どちらにも使用できる。
また、筋交いは使用後に取り外して、別の現場で再利用することができる。このとき、筋交いは簡単に分解および組み立てができるので、運搬や設置作業が煩雑にならない。
本考案の一実施形態に係る開閉式パーティションの筋交いの使用形態を示す側面図であり、(a)はパーティションを閉じた状態の正面図であり、(b)は開けた状態の正面図である。 パーティションの施錠金具を示す平面図である。 (a)は本考案の一実施形態における上部筋交いの正面図であり、(b)は下部筋交いの正面図である。 (a)は本考案の一実施形態における上部掴み金具の正面図であり、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は背面図である。 (a)は本考案の一実施形態における下部掴み金具の正面図であり、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。 (a)〜(f)は本考案の一実施形態における上部掴み金具の取り付け手順を示す側面図であり、(a´)〜(f´)は正面図である。 (a)〜(f)は本考案の一実施形態における下部掴み金具の取り付け手順を示す側面図であり、(a´)〜(f´)は正面図である。
以下、本考案の一実施形態に係るパーティションの筋交いについて、図面を参照して説明する。
図1(a)および(b)に示すように、筋交い1は、ベランダ100の手摺壁101と建物躯体壁102との間の開口部103を開閉するパーティション3に取り付けられる。パーティション3は、左右の縦枠31と上下の横枠32とを含む枠体30で囲まれたドアパネル33(面材)からなり、建物躯体壁102側の蝶番2によって、開口部103を開くように回動する(図1(b))。また、閉じたパーティション3は、縦枠31に装着された施錠金具本体41と、手摺壁101側から突出した戸当たり金具42とを含む施錠金具4に係止されて施錠されている。
(パーティション)
パーティション3の縦枠31、横枠32およびドアパネル33の材質は特に限定されるものではなく、縦枠31と横枠32としては、例えば、スチール、アルミニウム、ステンレス等の不燃材が挙げられる。また、ドアパネル33には、不燃材で且つ火災等不測の事態に備えて破壊し易い材質を用いてもよく、例えば、ケイ酸カルシウム板等が挙げられる。
このパーティション3の枠体30の厚みは25〜50mmであるのがよい。
(施錠金具)
施錠金具4の施錠金具本体41は、図2に示すように、パーティション3の縦枠31に取り付けられる。この施錠金具本体41は、上面視したときに略コ字型となるように曲げ加工で一体成型され、連結板部43とその両側の側板部44、44とからなる部材であり、連結板部43にボルト431を挿通する孔部を少なくとも1つは有する。このとき、施錠金具本体41が戸当り金具42に対して上下に移動できるように、連結板部43の孔部はパーティション3の縦方向に伸びる長穴であるのがよい。また、戸当たり金具42は、略L字型のプレートであり、このうち取り付け板部421が手摺壁101にボルト420で取り付けられ、他面の戸当り部422が開口部103内に突出している。施錠金具本体41を下げることで側板部44と縦枠31とに挟まれて係止され、ボルト431を締めることにより施錠できる。
(蝶番)
蝶番2は、パーティション3の縦枠31と建物躯体壁102とに、それぞれボルト21、22で取り付けられる略L字型のプレートであり、パーティション3を回動可能にする。
この蝶番2は特に限定されないが、例えば、強風対策としてトルク蝶番を使用してもよい。また、蝶番2は複数箇所設けてもよい。
この蝶番2は、例えばベランダ100の壁面のアンカー穴を再利用して設置すると、ベランダ100の外観を損なわない。
施錠方法は、縦枠31に取り付けた施錠金具本体41を連結板部43の孔部に沿ってスライドさせて上に持ち上げた状態で、蝶番2を回動させてパーティション3を閉じ、戸当り金具42の戸当り部422をパーティション3との間に挟んだ状態で、施錠金具本体41を下ろし、ボルト431を締めることで施錠される。この後、さらに施錠金具本体41と戸当り部422とにそれぞれ穴部(図示せず)を設け、これにピンまたはボルト(図示せず)を挿入し施錠してもよい。解錠方法はこの逆を行えばよい。
(筋交い)
筋交い1は、図1(a)に示すように、パーティション3の対角線上に相対向する上部筋交い11と下部筋交い12とを含み、長さ調整可能に連結されたものである。上部筋交い11の上端には、パーティション3の枠体30の上部コーナー部30aを挟んで取り付ける上部掴み金具5が接続され、下部筋交い12の下端には、枠体30の下部コーナー部30bを挟んで取り付ける下部掴み金具6が接続されている。
上部筋交い11は、図3(a)に示すように、上端に上部掴み金具5とピンまたはボルトで固定するための貫通孔11aが設けられる。下部筋交い12は、図3(b)に示すように、L字型に形成されているのがよく、下端の短形部分には、下部掴み金具6とピンまたはボルトで接続するための貫通孔12aが設けられる。
筋交い1の上部筋交い11と下部筋交い12の連結は、筋交い1が長さ調整可能であれば、特に限定されない。例えば、上部筋交い11と下部筋交い12との間に、それぞれと連結される中間材(図示せず)で、長さ調整を行う方法などがあるが、好ましくは、図3(a)および(b)に示すように、上部筋交い11および下部筋交い12のそれぞれの高さ方向に配列された複数の貫通孔13、13´を用いる方法がよい。すなわち、筋交い1の長さを調整するときは、上部筋交い11および下部筋交い12の一方または両方をスライドさせ、少なくとも1つの貫通孔13、13´同士を所望の位置にて一致させて、ピンまたはボルトにより上部筋交い11および下部筋交い12を固定する。この貫通孔13、13´は、それぞれ上部筋交い11および下部筋交い12に、同じピッチで複数個設けられていればよいが、好ましくはそれぞれ50ピッチで12箇所以上設けるのがよい。この筋交い1は、1500mm〜2700mm程度まで自在に長さを調整して使用することができる。
上部筋交い11および下部筋交い12の材質や形状は特に限定されるものでないが、例えば、金属の板状部材がよく、中でもアルミニウム製のフラットバー(板状部材)を曲げ加工したものが好ましい。
この筋交い1はパーティション3の表裏面に少なくとも1つ設置されていればよい。また、パーティション3の同一面のそれぞれの対角線上に相対向に2つ設置してもよい。
上部掴み金具5および下部掴み金具6は、それぞれ上部筋交い11および下部筋交い12に回転可能に接続されている。そのため、上部掴み金具5および下部掴み金具6が回転することにより、パーティション3の表裏・左右のいずれにも筋交い1を使用することができる。さらに、上部掴み金具5および下部掴み金具6を反対にしてパーティション3に筋交い1を取り付けることもできる。
(上部掴み金具)
筋交い1の上部筋交い11に接続される上部掴み金具5は、図4(a)〜(d)に示すように、枠体30の上部コーナー部30aを挟んで取り付けられる。この上部掴み金具5は、上部コーナー部30aの上面と正面と裏面と側面に当接する。
この上部掴み金具5は、上部コーナー部30aの上面と表面とに当接し、この上面と正面からそれぞれボルト51,52が突出する第1のL字型部材5aと、この第1のL字型部材5aのボルト52に挿通され、上部コーナー部30aの側面と正面とに当接する第2のL字型部材5bと、第2のL字型部材5bの表面から突出した第1のL字型部材5aのボルト52に挿通され、段差を有する端部からボルト53を有する上部接続部材5cと、第1のL字型部材5aのボルト51に挿通されるコ字型部材5dとを含む。
枠体30の上部方向に突出する第1のL字型部材5aのボルト51は、コ字型部材5dの貫通孔50dを挿通し、ナット511で締められて固定される。この貫通孔50dは、枠体30の種々の厚みに対応するため、長孔であってもよい(図4(c))。
枠体30の正面方向に突出する第1のL字型部材5aのボルト52は、第2のL字型部材5bの貫通孔50bと、上部接続部材5cの貫通孔50cとを挿通し、ナット521で締められて固定される(図4(b))。
上部接続部材5cのボルト53は、上部筋交い11の上端の貫通孔11aを挿通し、ナット531により締められる。このナット531を緩めることで、上部筋交い11は回動可能となる。なお、ナット531は、工具を使用せず人の手で簡単に締めたり緩めたりする蝶ナットが好ましい。
コ字型部材5dは、一端が上部コーナー部30aの裏面と当接し、他端が貫通孔50d´を備える。この貫通孔50d´から挿通されたボルト54は、下部の上部接続部材5cを押圧し固定する。
なお、それぞれのボルト51〜54に代えてピン(図示せず)を適宜使用してもよい。
(下部掴み金具)
筋交い1の下部筋交い12に接続される下部掴み金具6は、図5(a)〜(d)に示すように、枠体30の下部コーナー部30bを挟んで取り付けられる。この下部掴み金具6は、下部コーナー部30bの下面と正面と裏面と側面に当接する。
この下部掴み金具6は、パーティション3の枠体30の下部コーナー部30bの下面と正面とに当接し、この下面と正面からそれぞれボルト61,62が突出する第3のL字型部材6aと、この第3のL字型部材6aのボルト62に挿通され、下部コーナー部30bの側面と正面とに当接する第4のL字型部材6bと、この第4のL字型部材6bの表面から突出した第3のL字型部材6aのボルト62に挿通され、ナット601で一端が固定された長さ調整ボルト66を有する第5のL字型部材6cと、第3のL字型部材6aから突出したボルトに挿通され、一端が前記パーティションの枠体の裏面と当接し、他端の貫通孔から挿入されたボルト61が挿通され、第5のL字型部材6cの表面を押圧して固定するコ字型部材6dとを含む。
この下部掴み金具6は、下部筋交い12の一端に設けた貫通孔12aと、第5のL字型部材6cの長さ調整ボルト60にて接続される。
枠体30の下部コーナー部30bの下部方向に突出する第3のL字型部材6aのボルト61は、コ字型部材6dの貫通孔60dに挿通され、ナット611で締められて固定される。この貫通孔60dは長孔でもよい(図5(c))。
枠体30の正面方向に突出する第3のL字型部材6aのボルト62は、第4のL字型部材6bの貫通孔60bと、第5のL字型部材6cの貫通孔60cとを挿通し、ナット621で締められて固定される(図5(b))。なお、ナット621を緩めることで、第5のL字型部材6cの方向を変えることができる。
第5のL字型部材6cは、下部筋交い12の一端の貫通孔12aを挿通する、ナット601で一端が固定された長さ調整ボルト66を有する。この長さ調整ボルト66は、ナット661により締められることで、下部筋交い12の一端との間隙の距離を調整し、筋交い1の長さを変更することができる。なお、ナット661は、工具を使用せず人の手で簡単に締めたり緩めたりする蝶ナットが好ましい。
コ字型部材6dは、一端が下部コーナー部30bの裏面と当接し、他端が貫通孔60d´を備える(図5(b)参照)。この貫通孔60d´から挿入されたボルト63は、下部の第5のL字型部材6cを押圧し固定する。
なお、それぞれのボルト61〜63に代えてピン(図示せず)を適宜使用してもよい。
上記した上部掴み金具5および下部掴み金具6は、一部に共通の部材を使用してコストを下げることもできる。共通の部材としては、例えば、第1のL字型部材5aと第3のL字型部材6a、第2のL字型部材5bと第4のL字型部材6b、コ字型部材5dとコ字型部材6d、およびそれぞれの部材に取り付けられるボルトとナットが挙げられる。
上部掴み金具5および下部掴み金具6は、現場で簡単に組み立ておよび分解ができる。
図6(a)〜(f)および(a´)〜(f´)は、上部掴み金具5のパーティション3の枠体30の上部コーナー部30aへの取り付け手順を示す側面図および正面図である。なお、各部材の説明は上記した通りであるので省略する。
まず、図6(a)および(a´)に示すように、第1のL字型部材5aを上部コーナー部30aの上面と正面に当接させて取り付ける。第1のL字型部材5aには、上部方向にボルト51,正面方向にボルト52が設けられている。
次に、図6(b)および(b´)に示すように、第2のL字型部材5bを、第1のL字型部材5a上から上部コーナー部30aの側面と正面に当接させて取り付ける。このとき、第1のL字型部材5aのボルト52は、第2のL字型部材5bの貫通孔50bを貫通する。
次に、図6(c)および(c´)に示すように、第2のL字型部材5b上に上部接続部材5cを設置する。このとき、上部接続部材5cの貫通孔50cに、第2のL字型部材5b上に突出した第1のL字型部材5aのボルト52を挿通させて、ナット521を締めて、上部接続部材5cを第2のL字型部材5bに固定する。
次に、図6(d)および(d´)に示すように、一端が上部コーナー部30aの裏面と当接し、他端に貫通孔50d´と、上面側に貫通孔50dとを備えるコ字型部材5dを第1のL字型部材5a上に設置する。このとき、第1のL字型部材5aのボルト51は、コ字型部材5dの上面側の貫通孔50dを挿通する。
次に、図6(e)および(e´)に示すように、コ字型部材5dの貫通孔50dを挿通した第1のL字型部材5aのボルト51を、ナット511で締められて固定する。また、貫通孔50d´にボルト54を挿通させ、このボルト54をナット541で締めて上部接続部材5cを押圧し、コ字型部材5dの当接面との間で枠体30を挟んで固定する。
また、上部接続部材5cのボルト53に、上部筋交い11の貫通孔11aを挿通させる。
最後に、図6(f)および(f´)に示すように、上部筋交い11の角度を適宜定めた後、上部筋交い11の貫通孔11aを挿通した上部接続部材5cのボルト53をナット531で締められて固定する。
なお、上部掴み金具5を分解するときは、上記した手順を逆から行えばよい。
図7(a)〜(f)および(a´)〜(f´)は、下部掴み金具6のパーティション3の枠体30の下部コーナー部30bへの取り付け手順を示す側面図および正面図である。
まず、図7(a)および(a´)に示すように、第3のL字型部材6aを下部コーナー部30bの下面(底面)と正面に当接させて取り付ける。第3のL字型部材6aには、下部方向にボルト61,正面方向にボルト62が設けられている。
次に、図7(b)および(b´)に示すように、第4のL字型部材6bを、第3のL字型部材6a上から下部コーナー部30bの側面と正面に当接させて取り付ける。このとき、第3のL字型部材6aのボルト62は、第4のL字型部材6bの貫通孔60bを貫通する。
次に、図7(c)および(c´)に示すように、第4のL字型部材6b上に、第5のL字型部材6cを設置する。この第5のL字型部材6cは、一面に設けた貫通孔60cに、第4のL字型部材6bの貫通孔60bから突出した第3のL字型部材6aのボルト62が挿通されて、ナット621で固定され、他面には、ナット601で一端が固定された長さ調整ボルト66を有する。
次に、図7(d)および(d´)に示すように、一端が下部コーナー部30bの裏面と当接し、他端に貫通孔60d´と、上面側に貫通孔60dとを備えるコ字型部材6dを第3のL字型部材6a上に設置する。このとき、第3のL字型部材6aのボルト61は、コ字型部材6dの下面側の貫通孔60dを挿通する。
次に、図7(e)および(e´)に示すように、コ字型部材6dの貫通孔60dを挿通した第3のL字型部材6aのボルト61を、ナット611で締められて固定する。また、貫通孔60d´にボルト63を挿通させ、このボルト63をナット631で締めて第5のL字型部材6cを押圧し、コ字型部材6dの当接面との間で枠体30を挟んで固定する。
最後に、図7(f)および(f´)に示すように、第5のL字型部材6cの長さ調整ボルト66を、下部筋交い12の下端の貫通孔12aに挿通させた後、筋交い1が所望の長さになるようにナット661を締めて調整して固定する。
以上、説明したように、筋交い1は、パーティション3の枠体30の上部コーナー部30aおよび下部コーナー部30bを、それぞれ上部掴み金具5および下部掴み金具6で挟んで取り付けられる。そのため、パーティション3にねじ穴などを開けたりして傷つけることなく設置できる。また、この筋交い1は、上部筋交い11と下部筋交い12とを含んでいるため長さを調整できるので、異なる形状や大きさのパーティション3に柔軟に対応することができる。さらに、上部掴み金具5および下部掴み金具6を回転させることにより、パーティション3の表裏・左右どちらにも使用できる。
さらに、この筋交い1は、使用後にパーティション3から取り外して、別の現場で再利用することができる。このとき、筋交い1を構成する部材は、それぞれ簡単に分解および組み立てができるので、運搬や設置作業が煩雑にならない。
1 筋交い
11 上部筋交い
12 下部筋交い
13、13´ 貫通孔
2 蝶番
3 パーティション
30 枠体
30a 上部コーナー部
30b 下部コーナー部
31 縦枠
32 横枠
33 ドアパネル
4 施錠金具
41 施錠金具本体
42 戸当り金具
421 取り付け板部
422 戸当り部
43 連結板部
44 側板部
5 上部掴み金具
5a 第1のL字型部材
5b 第2のL字型部材
5c 上部接続部材
5d コ字型部材
51〜54 ボルト
50b,50c,50d 貫通孔
511,521,531,541 ナット
6 下部掴み金具
6a 第3のL字型部材
6b 第4のL字型部材
6c 第5のL字型部材
6d コ字型部材
61〜63 ボルト
66 長さ調整ボルト
60b,60c,60d 貫通孔
611,621,631,661 ナット
100 ベランダ
101 手摺壁
102 建物躯体壁
103 開口部

Claims (5)

  1. 開口部を開閉できるように開口部の一側部に蝶番によって回動可能なパーティションに取り付けられる筋交いであって、この筋交いが長さ調整可能に連結された上部筋交いおよび下部筋交いを含み、
    前記上部筋交いの上端には、前記パーティションの枠体の上部コーナー部を挟む上部掴み金具が接続され、前記下部筋交いの下端には、前記パーティションの下部コーナー部を挟む下部掴み金具が接続されていることを特徴とするパーティションの筋交い。
  2. 前記上部筋交いおよび下部筋交いは、それぞれ高さ方向に複数の貫通孔が配列されており、上部筋交いおよび下部筋交いの一方または両方をスライドさせ、所望の位置で貫通孔同士を一致させてピンまたはボルトにより上部筋交いおよび下部筋交いを固定する請求項1に記載のパーティションの筋交い。
  3. 前記上部掴み金具および下部掴み金具が、それぞれ上部筋交いおよび下部筋交いに回転可能に接続されている請求項1または2に記載のパーティションの筋交い。
  4. 前記上部掴み金具が、
    パーティションの枠体の上部コーナー部の上面と正面とに当接するよう取り付けられ、且つそれぞれの面からピンまたはボルトが突出する第1のL字型部材と、
    前記第1のL字型部材の前記上部コーナー部の正面から突出したピンまたはボルトに挿通され、パーティションの枠体の側面と正面とに当接する第2のL字型部材と、
    前記第2のL字型部材の正面から突出した前記第1のL字型部材のピンまたはボルトに挿通され、端部にピンまたはボルトを有する上部接続部材と、
    前記第1のL字型部材の上面から突出したピンまたはボルトに挿通され、一端が前記パーティションの枠体の裏面と当接し、他端の貫通孔から挿入されたピンまたはボルトが、前記上部接続部材の正面を押圧して固定するコ字型部材と、を含み、
    前記上部接続部材に設けたピンまたはボルトが、前記上部筋交いの上端の貫通孔を挿通し、ナットにより前記上部筋交いが回動可能に締められる請求項1〜3のいずれかに記載のパーティションの筋交い。
  5. 前記下部掴み金具が、
    パーティションの枠体の下部コーナー部の下面と正面とに当接するよう取り付けられ、且つそれぞれの面からピンまたはボルトが突出する第3のL字型部材と、
    前記第3のL字型部材の前記下部コーナー部の正面から突出したピンまたはボルトに挿通され、パーティションの枠体の側面と正面とに当接する第4のL字型部材と、
    一面が前記第4のL字型部材の表面から突出した前記第3のL字型部材のピンまたはボルトに挿通されて固定され、他面がナットで一端が固定された長さ調整ボルトを有する第5のL字型部材と、
    前記第3のL字型部材の前記の下部コーナー部の下面から突出したピンまたはボルトに挿通され、一端が前記パーティションの枠体の裏面と当接し、他端の貫通孔から挿入されたピンまたはボルトが、前記第5のL字型部材の表面を押圧して固定するコ字型部材と、を含み、
    前記第5のL字型部材の長さ調整ボルトが、下部筋交いの下端の貫通孔を挿通し、ナットにより締められることで、前記下部筋交いと前記第5のL字形部材との間隙を調整する請求項1〜4のいずれかに記載のパーティションの筋交い。
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