JP2007332721A - 壁パネルの補強用支持具および補強方法 - Google Patents

壁パネルの補強用支持具および補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不必要なパネル撤去を行わず、作業環境に影響されない比較的簡易に工事をすることができ、かつ強度的に信頼できる補強用支持具および補強方法を提供する。
【解決手段】壁面(2)と反対側で壁パネル(1)の主面に配置される平板(5)に開けられた第1の透孔、および壁パネル(1)に開けられた第1の貫通孔に連通して、壁面(2)にアンカーを固定し、アンカーに丸鋼(6a)を固定し、丸鋼(6a)は、平板(5)に固定し、平板(5)に開けられた第2の透孔、および壁パネル(1)に開けられた第2の貫通孔に連通して、平板(5)および壁パネル(1)を斧型金具(10)により挟んで固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁パネルの補強用支持具および補強方法に関し、特に、RC壁面の仕上げ材などとする目的で、RC壁面の表側に背当てとなる鋼材を設けずに、例えば長辺小口に設けられた溝に鉄筋とモルタルを挿入することで固定されたALCパネルなどにおいて、経年劣化や損傷などにより取付部の強度低下が認められ、継続使用が困難な場合で、さらにパネル表面側からしか工事が行えない状況の場合の補強用支持具および補強方法に関する。
従来、RC壁面の仕上げ材などとする目的で、RC壁面の表側に背当てとなる鋼材を設けずに、例えば長辺小口に設けられた溝に鉄筋とモルタルを挿入することで、ALCパネルなどを固定する。このように固定されたALCパネルは、経年劣化や損傷などにより取付部の強度低下が認められ、継続使用が困難な場合で、さらにパネル表面側からしか工事が行えない状況の場合がある。このような場合には、表面側からボルトなどの締め付けを行うと、ALCパネルが裏面側にずれるため、その対策としては、止むを得ずALCパネルなどの取替えを行い、例えば。特開平8−260706号公報に記載されているRCコンクリート壁へのパネル取付け施工方法とそれに用いる金物などを使用していた。
この様な対策の場合、パネル表面側からしか工事が行えないため、ALCパネルなどの吊上げなどが行いにくく、ALCパネルなどの解体に手間がかかるという問題点がある。また、通常よりも工事の効率が悪いため、工期や費用も大きくなる。
また、該当物件が地下鉄の軌道内側壁などの場合、工事実施可能な期間や時間帯、あるいは、使用可能な機械や設備などが制限され、作業効率が極めて悪くなる。また、解体されたALCパネルなどの運び出しにも困難を要するという問題があった。
特開平8−260706号公報
本発明の目的は、RC壁面の仕上げ材などとする目的で、RC壁面の表側に背当てとなる鋼材を設けずに、例えば長辺小口に設けられた溝に鉄筋とモルタルを挿入することで固定されたALCパネルなどにおいて、経年劣化や損傷などにより取付部の強度低下が認められ、継続使用が困難な場合で、さらにパネル表面側からしか工事が行えない状況の場合に、不必要なパネル撤去を行わず、作業環境に影響されない比較的簡易に工事をすることができ、かつ強度的に信頼できる補強用支持具および補強方法を提供することである。
本発明の壁パネルの補強用支持具は、壁面と間隔を開けて設置された壁パネルの補強用支持具であり、前記壁面と反対側で壁パネルの主面に配置される平板と、前記壁面に固定したアンカーと、前記平板に開けられた第1の透孔、および前記壁パネルに開けられた第1の貫通孔に連通して、該アンカーにねじ込む丸鋼と、該丸鋼を前記平板に固定する手段と、前記平板に開けられた第2の透孔、および前記壁パネルに開けられた第2の貫通孔に連通して、前記平板および前記壁パネルを挟んで固定可能な斧型金具とからなる。
本発明の壁パネルの補強方法は、壁面と間隔を開けて設置された壁パネルを、壁面と反対側で壁パネルの主面に配置され第1の透孔および第2の透孔の開いた平板と、丸鋼と、斧型金具とにより補強する方法であり、前記壁パネルに第1の貫通孔および第2の貫通孔を開ける第1の手順、前記第1の貫通孔に通した工具により前記壁面にアンカーを固定する第2の手順、前記第1の貫通孔に通した前記丸鋼を該アンカーに固定する第3の手順、前記丸鋼を前記第1の透孔に通して、前記平板に固定する第4の手順、および、ねじ構造を一方の端部に備えた基部と、該基部の他方の端部に回動可能に取り付けられ、断面形状が略半円のアーチ状であり、前記基部の外側に沿って被せることが可能であるように寸法付けされ、前記基部と同一方向となるように回動することにより、前記第2の透孔および前記第2の貫通孔に通すことが可能となり、かつ、前記基部と垂直方向に回動することにより、前記第2の貫通孔の開口部より大きく広がる頭部とからなる斧型金具を、前記第2の透孔および前記第2の貫通孔に連通して、前記平板および前記壁パネルを挟んで固定する第5の手順からなる。
本発明の壁パネルの補強方法により、背当てとなる鋼材がない場合のパネル補強を、パネル表面側からだけで行うことにより、強度的に有効な補強が可能であるため、不必要なパネル取替えをしなくても、壁パネルの継続使用を可能とすることができる。
従って、パネル撤去に要する費用や、該当物件の操業に与える影響を大幅に削減することが可能となる。
さらに、作業は室内足場や高所作業車などがあれば、少人数で安全かつ容易に行えるため、施工効率の向上およびコスト低減効果も大きいものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の壁パネルの補強方法を示した一部破断斜視図である。図2は、本発明の壁パネルの補強方法を示すために、図1の一部を拡大した一連の一部破断斜視図である。図3は、斧型金具の2つの状態を示す斜視図である。図4は、平板を示す斜視図である。図5は、丸鋼を示す斜視図である。
図1に示すように、RC壁面(2)の仕上げ材などとする目的で、RC壁面(2)の表側に背当てとなる鋼材を設けることができないが、RC壁面(2)とは間隔が開いていて、例えば長辺小口に設けられた溝(1a)に、鉄筋(3)とモルタル(4)を挿入することで、壁パネル(1)は固定されている。
壁パネル(1)の補強用支持具は、壁面(2)と反対側で壁パネル(1)の主面に配置される平板(5)と、壁面(2)に固定したアンカー(6)と、平板(5)に開けられた第1の透孔(5a)、および壁パネル(1)に開けられた第1の貫通孔(1c)に連通して、アンカー(6)にねじ込む丸鋼(6a)と、丸鋼(6a)を平板(5)に固定するナット(7a)、(8a)および座金(7b)、(8b)と、平板(5)に開けられた第2の透孔(5b)、および壁パネル(1)に開けられた第2の貫通孔(1d)に連通して、平板(5)および壁パネル(1)を挟んで固定可能な斧型金具(10)、ナット(9a)および座金(9b)とからなる。
平板(5)は、例えば、100mm×50mm×6mmの大きさとし、第1の透孔(5a)および第2の透孔(5b)は、φ13mm程度とする。
アンカー(6)は、例えば、サンコーテクノ株式会社製の任意品でよい。丸鋼(6a)は、例えば、φ12mm×長さ180mmの大きさで、両端にねじ構造を備える。
斧型金具(10)は、例えば、サンコーテクノ株式会社製の任意品でよく、基部(10b)と、基部(10b)の一方の端部に回動可能に取り付けられた頭部(10a)とからなり、基部(10b)は、平板(5)に固定するためのねじ構造(10c)を他方の端部に備え、頭部(10a)は、基部(10b)と同一方向となるように回動することにより、第2の透孔(5b)および第2の貫通孔(1d)に通すことが可能となり、かつ、基部(10b)と垂直方向に回動することにより、第2の貫通孔(1d)の開口部より大きく広がる。斧型金具(10)は、、公知の材料により公知技術のいずれかにより製造される。
本発明の壁パネルの補強方法について、図面を参照して説明する。
先ず、図2(a)に示すように、壁パネル(1)の所定位置に、ドリルなどを用いて座繰り(1b)、第1の貫通孔(1c)および第2の貫通孔(1d)を開ける。
次に、図2(b)に示すように、第1の貫通孔(1c)に通した工具により、RC壁面(2)にアンカー(6)を固定する。
次に、図2(c)に示すように、アンカー(6)に、丸鋼(6a)をねじ込み、ナット(7a)を回し入れて、座金(7b)を挿入する。
次に、図2(d)に示すように、基部(10b)と同一方向で、基部(10b)の上側となるように、頭部(10a)を倒した状態の斧型金具(10)を、第2の貫通孔(1d)に挿入する。
次に、図2(e)に示すように、第2の貫通孔(1d)から出た頭部(10a)は、自らの質量で基部(10b)と垂直方向に回動するので、頭部(10a)が、第2の貫通孔(1d)の開口部を跨ぐように、基部(10a)を引く。
次に、図2(f)に示すように、第1の透孔(5a)に丸鋼(6a)が通り、第2の透孔(5b)に斧型金具(10)の基部(10b)が通るように、平板(5)を配置する。
最後に、図2(g)に示すように、ナット(9a)および座金(9b)により、斧型金具(10)の基部(10a)を堅く固定する。さらに、ナット(8a)および座金(8b)により、丸鋼(6a)を堅く固定する。
以上により、壁パネルの補強が完了する。従って、表面側からナットを締め付けても、座金によりパネルが裏面側にずれることを防止することができ、さらに両側にねじ切りした丸鋼でRC壁面と固定することにより、パネル表面方向に対しての動きも防止することができる。
本発明の壁パネルの補強方法を示した一部破断斜視図である。 本発明の壁パネルの補強方法を示すために、図1の一部を拡大した一連の一部破断斜視図である。 斧型金具の2つの状態を示す斜視図である。 平板を示す斜視図である。 丸鋼を示す斜視図である。
符号の説明
1 壁パネル
1a 溝
1b 座繰り
1c 第1の貫通孔
1d 第2の貫通孔
2 RC壁面
3 鉄筋
4 モルタル
5 平板
5a 第1の透孔
5b 第2の透孔
6 アンカー
6a 丸鋼
7a、8a、9a ナット
7b、8b、9b 座金
10 斧型金具
10a 頭部
10b 基部
10c ねじ構造

Claims (2)

  1. 壁面と間隔を開けて設置された壁パネルの補強用支持具であり、前記壁面と反対側で壁パネルの主面に配置される平板と、前記壁面に固定したアンカーと、前記平板に開けられた第1の透孔、および前記壁パネルに開けられた第1の貫通孔に連通して、該アンカーにねじ込む丸鋼と、該丸鋼を前記平板に固定する手段と、前記平板に開けられた第2の透孔、および前記壁パネルに開けられた第2の貫通孔に連通して、前記平板および前記壁パネルを挟んで固定可能な斧型金具とからなることを特徴とする壁パネルの補強用支持具。
  2. 壁面と間隔を開けて設置された壁パネルを、壁面と反対側で壁パネルの主面に配置され第1の透孔および第2の透孔の開いた平板と、丸鋼と、斧型金具とにより補強する方法であり、前記壁パネルに第1の貫通孔および第2の貫通孔を開ける第1の手順、前記第1の貫通孔に通した工具により前記壁面にアンカーを固定する第2の手順、前記第1の貫通孔に通した前記丸鋼を該アンカーに固定する第3の手順、前記丸鋼を前記第1の透孔に通して、前記平板に固定する第4の手順、および、ねじ構造を一方の端部に備えた基部と、該基部の他方の端部に回動可能に取り付けられ、断面形状が略半円のアーチ状であり、前記基部の外側に沿って被せることが可能であるように寸法付けされ、前記基部と同一方向となるように回動することにより、前記第2の透孔および前記第2の貫通孔に通すことが可能となり、かつ、前記基部と垂直方向に回動することにより、前記第2の貫通孔の開口部より大きく広がる頭部とからなる斧型金具を、前記第2の透孔および前記第2の貫通孔に連通して、前記平板および前記壁パネルを挟んで固定する第5の手順からなることを特徴とする壁パネルの補強方法。
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