JP3206304B2 - オイルフィルタ取付構造 - Google Patents
オイルフィルタ取付構造Info
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- JP3206304B2 JP3206304B2 JP13822894A JP13822894A JP3206304B2 JP 3206304 B2 JP3206304 B2 JP 3206304B2 JP 13822894 A JP13822894 A JP 13822894A JP 13822894 A JP13822894 A JP 13822894A JP 3206304 B2 JP3206304 B2 JP 3206304B2
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- Japan
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- oil filter
- oil
- cylinder block
- mounting surface
- filter
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの潤滑油に混
入する異物、摩耗粉を除去するためのオイルフィルタを
シリンダブロックの下側に取付けるようにしたオイルフ
ィルタ取付構造に関するものである。
入する異物、摩耗粉を除去するためのオイルフィルタを
シリンダブロックの下側に取付けるようにしたオイルフ
ィルタ取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車エンジンには、図５に示すよう
な、オイルフィルタ１が装着されている。オイルフィル
タ１はエンジンの潤滑油に混入する異物やカーボン等を
除去してエンジン２の各部の摩耗や焼付きを防止するも
ので、通常、図に示すように、シリンダブロック３のエ
キゾーストマニホルド側Ａの壁部に設けたオイルフィル
タ取付部４に略水平に取付けられている。
な、オイルフィルタ１が装着されている。オイルフィル
タ１はエンジンの潤滑油に混入する異物やカーボン等を
除去してエンジン２の各部の摩耗や焼付きを防止するも
ので、通常、図に示すように、シリンダブロック３のエ
キゾーストマニホルド側Ａの壁部に設けたオイルフィル
タ取付部４に略水平に取付けられている。
【０００３】オイルフィルタ１はオイルフィルタ取付部
４の中央に突設しているオイルフィルタ取付用のねじ付
きボルト５にねじ込みより固定している。このボルト５
の軸芯部およびオイルフィルタ１のシリンダブロック３
との当接面には挿通孔（図示なし）が設けられており、
この挿通孔を介してオイルフィルタ１と、シリンダブロ
ック３の油路６とが連通し、オイルポンプ（図示なし）
を作動させることによってオイルが循環するようになっ
ている。なお、符号７で示すものはシリンダブロック３
の下部に取付けたオイルパンである。
４の中央に突設しているオイルフィルタ取付用のねじ付
きボルト５にねじ込みより固定している。このボルト５
の軸芯部およびオイルフィルタ１のシリンダブロック３
との当接面には挿通孔（図示なし）が設けられており、
この挿通孔を介してオイルフィルタ１と、シリンダブロ
ック３の油路６とが連通し、オイルポンプ（図示なし）
を作動させることによってオイルが循環するようになっ
ている。なお、符号７で示すものはシリンダブロック３
の下部に取付けたオイルパンである。
【０００４】なお、エンジンのシリンダブロック構造と
して、特開平３−５４３１１号公報に開示されているも
のがある。この公報に開示されているものは、シリンダ
ブロックの下部にブラケットを一体に突設させ、このブ
ラケットの下面をオイルパンの取付面と面一にし、この
下面にオイルフィルタを取付けるようにしたものであ
る。
して、特開平３−５４３１１号公報に開示されているも
のがある。この公報に開示されているものは、シリンダ
ブロックの下部にブラケットを一体に突設させ、このブ
ラケットの下面をオイルパンの取付面と面一にし、この
下面にオイルフィルタを取付けるようにしたものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
にあっては、オイルフィルタがシリンダブロックの横に
大きく突出しているので、この突出した分、エンジンル
ーム内のスペースが取られてしまい、他の部品の取付け
が制約を受け、エンジンルーム内を有効に使用すること
ができない問題があった。さらに、オイルフィルタの取
付位置を決めるに当り、エンジンマウントブラケットの
制約を受ける問題もあった。
にあっては、オイルフィルタがシリンダブロックの横に
大きく突出しているので、この突出した分、エンジンル
ーム内のスペースが取られてしまい、他の部品の取付け
が制約を受け、エンジンルーム内を有効に使用すること
ができない問題があった。さらに、オイルフィルタの取
付位置を決めるに当り、エンジンマウントブラケットの
制約を受ける問題もあった。
【０００６】また、取付けたオイルフィルタがフロント
バンパ、ナンバプレート、エアコン用コンデンサそして
ラジエタ等の陰になってしまい、オイルフィルタの交換
時やメンテナンスの際に視認性が悪く作業性が悪くなる
問題があった。また、シリンダブロックの壁部のオイル
フィルタ取付部が突出しているので、加工ライン、エン
ジン組立ライン上において、オイルフィルタ取付部が損
傷し易くなる問題があった。
バンパ、ナンバプレート、エアコン用コンデンサそして
ラジエタ等の陰になってしまい、オイルフィルタの交換
時やメンテナンスの際に視認性が悪く作業性が悪くなる
問題があった。また、シリンダブロックの壁部のオイル
フィルタ取付部が突出しているので、加工ライン、エン
ジン組立ライン上において、オイルフィルタ取付部が損
傷し易くなる問題があった。
【０００７】なお、特開平３−５４３１１号公報に開示
された、エンジンのシリンダブロック構造は、シリンダ
ブロックの下部に突設させたブラケットの、オイルパン
の取付面と面一にされた下面にオイルフィルタを取付け
るようにしているが、オイルフィルタがオイルパンと離
れた位置にあるので、走行時の飛石等でオイルフィルタ
が破損し易くなる問題がある。
された、エンジンのシリンダブロック構造は、シリンダ
ブロックの下部に突設させたブラケットの、オイルパン
の取付面と面一にされた下面にオイルフィルタを取付け
るようにしているが、オイルフィルタがオイルパンと離
れた位置にあるので、走行時の飛石等でオイルフィルタ
が破損し易くなる問題がある。
【０００８】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、オイルフィルタをシリンダブロック
の下部に取付け、かつ、オイルフィルタの周壁がオイル
パンに設けた湾曲凹部内に入り込むように装着して、他
の部品への制約を少なくし、また、オイルフィルタの取
付にも制約を受けることなく、さらに、メンテナンス時
の作業性を向上させると共に、オイルフィルタの取付面
の損傷や、飛石によるオイルフィルタの損傷をも回避さ
せたオイルフィルタ取付構造を提供することを目的とす
る。
になされたもので、オイルフィルタをシリンダブロック
の下部に取付け、かつ、オイルフィルタの周壁がオイル
パンに設けた湾曲凹部内に入り込むように装着して、他
の部品への制約を少なくし、また、オイルフィルタの取
付にも制約を受けることなく、さらに、メンテナンス時
の作業性を向上させると共に、オイルフィルタの取付面
の損傷や、飛石によるオイルフィルタの損傷をも回避さ
せたオイルフィルタ取付構造を提供することを目的とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項１に記載の発明は、シリンダブロ
ックの下面に取付けられるオイルパンの側壁部を内側方
向に凹ませ、該側壁部にオイルフィルタの周壁の半分以
上が入り込む上面視略半円形の湾曲凹部を形成し、該湾
曲凹部に沿わせて前記オイルフィルタを配設し、該オイ
ルフィルタを前記シリンダブロックの下面に取付け、シ
リンダブロックの下部にオイルフィルタを取付けるため
のオイルフィルタ取付面と、オイルパンを取付けるため
のオイルパン取付面を設け、オイルパン取付面よりオイ
ルフィルタ取付面を凹ませた位置に形成し、正面視でオ
イルフィルタ取付面をオイルパン取付面より一段高くな
るように形成したことを特徴とするものである。
の手段として、請求項１に記載の発明は、シリンダブロ
ックの下面に取付けられるオイルパンの側壁部を内側方
向に凹ませ、該側壁部にオイルフィルタの周壁の半分以
上が入り込む上面視略半円形の湾曲凹部を形成し、該湾
曲凹部に沿わせて前記オイルフィルタを配設し、該オイ
ルフィルタを前記シリンダブロックの下面に取付け、シ
リンダブロックの下部にオイルフィルタを取付けるため
のオイルフィルタ取付面と、オイルパンを取付けるため
のオイルパン取付面を設け、オイルパン取付面よりオイ
ルフィルタ取付面を凹ませた位置に形成し、正面視でオ
イルフィルタ取付面をオイルパン取付面より一段高くな
るように形成したことを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】請求項１の発明は、シリンダブロックの下面に
取付けられるオイルパンの側壁部を内側方向に凹ませ、
該側壁部にオイルフィルタの周壁の半分以上が入り込む
上面視略半円形の湾曲凹部を形成したので、シリンダブ
ロックの下部にオイルフィルタの取付場所を確保するこ
とが可能になり、オイルフィルタをシリンダブロックの
下面に取付けることが可能になる。これにより、オイル
フィルタが他の部品を制約することもなく、また、オイ
ルフィルタがマウントブラケットの制約を受けることも
なくなる。さらに、オイルフィルタがフロントバンバ、
ナンバプレート、エアコンのコンデンサそしてラジエタ
の陰になることもない。
取付けられるオイルパンの側壁部を内側方向に凹ませ、
該側壁部にオイルフィルタの周壁の半分以上が入り込む
上面視略半円形の湾曲凹部を形成したので、シリンダブ
ロックの下部にオイルフィルタの取付場所を確保するこ
とが可能になり、オイルフィルタをシリンダブロックの
下面に取付けることが可能になる。これにより、オイル
フィルタが他の部品を制約することもなく、また、オイ
ルフィルタがマウントブラケットの制約を受けることも
なくなる。さらに、オイルフィルタがフロントバンバ、
ナンバプレート、エアコンのコンデンサそしてラジエタ
の陰になることもない。
【００１１】また、湾曲凹部に沿わせてオイルフィルタ
を配設し、オイルフィルタをシリンダブロックの下面に
取付け、オイルフィルタの周壁の半分以上をオイルパン
の側壁部に入り込ませたので、オイルフィルタの大部分
はオイルパンの側壁部の内側に入り込むことになる。こ
れによって、車両の走行時の飛石等に対するオイルフィ
ルタの破損を防止することができる。
を配設し、オイルフィルタをシリンダブロックの下面に
取付け、オイルフィルタの周壁の半分以上をオイルパン
の側壁部に入り込ませたので、オイルフィルタの大部分
はオイルパンの側壁部の内側に入り込むことになる。こ
れによって、車両の走行時の飛石等に対するオイルフィ
ルタの破損を防止することができる。
【００１２】さらに、前記シリンダブロックのオイルパ
ン取付面よりシリンダブロックのオイルフィルタ取付面
を凹ませ、正面視でオイルフィルタ取付面をオイルパン
取付面より一段高くなるように形成したので、加工ライ
ン、エンジン組立ライン上でのオイルフィルタ取付面の
損傷を防止することが可能となる。
ン取付面よりシリンダブロックのオイルフィルタ取付面
を凹ませ、正面視でオイルフィルタ取付面をオイルパン
取付面より一段高くなるように形成したので、加工ライ
ン、エンジン組立ライン上でのオイルフィルタ取付面の
損傷を防止することが可能となる。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図１にもとづき、
図５と同一の部材には同一の符号を付して説明する。図
１は本実施例の要部を示したもので、シリンダブロック
３の下部、すなわち、クランクケースの下部に、オイル
パン７とオイルフィルタ１を取付けたものである。
図５と同一の部材には同一の符号を付して説明する。図
１は本実施例の要部を示したもので、シリンダブロック
３の下部、すなわち、クランクケースの下部に、オイル
パン７とオイルフィルタ１を取付けたものである。
【００１４】図１及び図３において、オイルパン７の側
壁部８にはオイルフィルタ１のケーシング９の半径より
も長く奥行きのある湾曲凹部10、すなわち上面視、略半
円状の凹部がオイルパン７の上縁から下部に掛けて設け
られている。
壁部８にはオイルフィルタ１のケーシング９の半径より
も長く奥行きのある湾曲凹部10、すなわち上面視、略半
円状の凹部がオイルパン７の上縁から下部に掛けて設け
られている。
【００１５】この湾曲凹部10はオイルパン７に充填され
るオイルの容量に影響が及ばない限りオイルパン７の側
壁部８を内側方向に凹まして形成する。また、オイルパ
ン７の上部周縁には、図３に示すように、オイルパン７
の側壁部８に沿わせた、外方向のフランジ7aが水平に設
けられている。このフランジ7aには湾曲凹部10に対応す
るように凹部11が設けられている。
るオイルの容量に影響が及ばない限りオイルパン７の側
壁部８を内側方向に凹まして形成する。また、オイルパ
ン７の上部周縁には、図３に示すように、オイルパン７
の側壁部８に沿わせた、外方向のフランジ7aが水平に設
けられている。このフランジ7aには湾曲凹部10に対応す
るように凹部11が設けられている。
【００１６】一方、シリンダブロック３の下部に、図４
に示すように、オイルフィルタ１を取付けるためのオイ
ルフィルタ取付面12と、オイルパン７を取付けるための
オイルパン取付面13とが設けられている。
に示すように、オイルフィルタ１を取付けるためのオイ
ルフィルタ取付面12と、オイルパン７を取付けるための
オイルパン取付面13とが設けられている。
【００１７】オイルフィルタ取付面12は、オイルフィル
タ１がオイルパン７の湾曲凹部10に入り込むようにして
取付けられるため、それに対応するようにシリンダブロ
ック３のクランクセンターＢ寄りに設定されている。
タ１がオイルパン７の湾曲凹部10に入り込むようにして
取付けられるため、それに対応するようにシリンダブロ
ック３のクランクセンターＢ寄りに設定されている。
【００１８】また、オイルパン７のフランジ7aが当接す
るオイルパン取付面13の一部はオイルフィルタ取付面12
を避けるように凹ませた形状としてある。そして、オイ
ルパン７のフランジ7aおよびシリンダブロック３の下面
にはオイルパン固定用のボルトが挿通するボルト孔14が
設けられている。
るオイルパン取付面13の一部はオイルフィルタ取付面12
を避けるように凹ませた形状としてある。そして、オイ
ルパン７のフランジ7aおよびシリンダブロック３の下面
にはオイルパン固定用のボルトが挿通するボルト孔14が
設けられている。
【００１９】以上によって、オイルフィルタ１をオイル
パン７の湾曲凹部10に沿わせてシリンダブロック３に取
付けた場合、オイルフィルタ１の周壁の半分以上がオイ
ルパン７の湾曲凹部10内に入り込むことになる。
パン７の湾曲凹部10に沿わせてシリンダブロック３に取
付けた場合、オイルフィルタ１の周壁の半分以上がオイ
ルパン７の湾曲凹部10内に入り込むことになる。
【００２０】オイルフィルタ１はシリンダブロック３の
下面に突出させたオイルフィルタ取付用のねじ付きボル
ト15に螺合させて固定させている。このボルト15の軸芯
部には挿通孔16が設けられている（図４参照）。
下面に突出させたオイルフィルタ取付用のねじ付きボル
ト15に螺合させて固定させている。このボルト15の軸芯
部には挿通孔16が設けられている（図４参照）。
【００２１】また、図３に示すように、オイルフィルタ
１のシリンダブロック３との対向面にも、前記ねじ付き
ボルト15に外側から螺合するねじ孔17および開口部18が
設けられている。
１のシリンダブロック３との対向面にも、前記ねじ付き
ボルト15に外側から螺合するねじ孔17および開口部18が
設けられている。
【００２２】これにより、オイルフィルタ１をシリンダ
ブロック３に取付けた際、ねじ孔17および開口部18を介
してシリンダブロック３に設けた油路６と、オイルフィ
ルタ１の内部とが連通するようになっている。したがっ
て、油圧ポンプ（図示省略）が作動すれば、オイルが油
路６とオイルフィルタ１とを循環する。
ブロック３に取付けた際、ねじ孔17および開口部18を介
してシリンダブロック３に設けた油路６と、オイルフィ
ルタ１の内部とが連通するようになっている。したがっ
て、油圧ポンプ（図示省略）が作動すれば、オイルが油
路６とオイルフィルタ１とを循環する。
【００２３】また、図４に示す，シリンダブロック３の
オイルフィルタ取付面12をオイルパン取付面13より若干
凹ませた位置に形成するようにしている。すなわち、図
２に示すように、オイルフィルタ取付面12をオイルパン
取付面13より一段高くなるように形成している。
オイルフィルタ取付面12をオイルパン取付面13より若干
凹ませた位置に形成するようにしている。すなわち、図
２に示すように、オイルフィルタ取付面12をオイルパン
取付面13より一段高くなるように形成している。
【００２４】このようにオイルフィルタ取付面12を凹ま
せておくことにより、加工ライン、エンジン組立ライン
上におけるオイルフィルタ取付面12の傷等の発生を防止
することができる。
せておくことにより、加工ライン、エンジン組立ライン
上におけるオイルフィルタ取付面12の傷等の発生を防止
することができる。
【００２５】次に、本実施例の作用を説明する。オイル
パン７の側壁部８にオイルフィルタ１のケーシング９の
周壁の半分以上が入り込むように湾曲凹部10を形成した
ので、シリンダブロック３の下部にオイルフィルタ１の
取付場所を確保することが可能になり、オイルフィルタ
１をシリンダブロック３の下面に取付けることができる
ようになる。
パン７の側壁部８にオイルフィルタ１のケーシング９の
周壁の半分以上が入り込むように湾曲凹部10を形成した
ので、シリンダブロック３の下部にオイルフィルタ１の
取付場所を確保することが可能になり、オイルフィルタ
１をシリンダブロック３の下面に取付けることができる
ようになる。
【００２６】このオイルフィルタ１を取付ける場合、シ
リンダブロック３の下部に設けたオイルフィルタ取付面
12に直接、地上側からオイルフィルタ１を取付けるよう
にする。これによって、オイルフィルタ１が他の部品を
制約することも、また、オイルフィルタ１がマウントブ
ラケット（図示なし）の制約を受けることもなくなる。
さらに、オイルフィルタ１がフロントバンバ、ナンバプ
レート、エアコンのコンデンサそしてラジエタの陰に位
置することもない。
リンダブロック３の下部に設けたオイルフィルタ取付面
12に直接、地上側からオイルフィルタ１を取付けるよう
にする。これによって、オイルフィルタ１が他の部品を
制約することも、また、オイルフィルタ１がマウントブ
ラケット（図示なし）の制約を受けることもなくなる。
さらに、オイルフィルタ１がフロントバンバ、ナンバプ
レート、エアコンのコンデンサそしてラジエタの陰に位
置することもない。
【００２７】また、湾曲凹部10に沿わせてオイルフィル
タ１をクランクケースの下面に取付け、オイルフィルタ
１の周壁の半分以上をオイルパン７の湾曲凹部10の内側
に入り込ませたので、オイルフィルタ１の大部分はオイ
ルパン７の側壁部８の内側に入り込むことになり、オイ
ルフィルタ１の走行時の飛石による損傷等の発生を回避
することが可能になる。
タ１をクランクケースの下面に取付け、オイルフィルタ
１の周壁の半分以上をオイルパン７の湾曲凹部10の内側
に入り込ませたので、オイルフィルタ１の大部分はオイ
ルパン７の側壁部８の内側に入り込むことになり、オイ
ルフィルタ１の走行時の飛石による損傷等の発生を回避
することが可能になる。
【００２８】また、シリンダブロック３へのオイルフィ
ルタ取付面12をオイルパン取付面13より若干凹ませた位
置に形成したので、加工ライン、エンジン組立ライン上
におけるオイルフィルタ取付面12の損傷を回避すること
が可能になる。
ルタ取付面12をオイルパン取付面13より若干凹ませた位
置に形成したので、加工ライン、エンジン組立ライン上
におけるオイルフィルタ取付面12の損傷を回避すること
が可能になる。
【００２９】
【発明の効果】請求項１に記載の発明は、以上説明した
ように構成したので、シリンダブロックの下面にオイル
フィルタの取付場所を確保することができ、オイルフィ
ルタをシリンダブロックの下面に取付けることができ
る。これにより、オイルフィルタが他の部品を制約する
こともなく、また、オイルフィルタがマウントブラケッ
トの制約を受けることもない。したがって、エンジンル
ームのスペースを有効に使用することができ、かつ、オ
イルフィルタの取付位置を容易に決定することができ
る。また、オイルフィルタがフロントバンバ、ナンバプ
レート、エアコンのコンデンサそしてラジエタの陰にな
ることがないので、オイルフィルタの交換時やメンテナ
ンス時には、作業性を向上させることができる。
ように構成したので、シリンダブロックの下面にオイル
フィルタの取付場所を確保することができ、オイルフィ
ルタをシリンダブロックの下面に取付けることができ
る。これにより、オイルフィルタが他の部品を制約する
こともなく、また、オイルフィルタがマウントブラケッ
トの制約を受けることもない。したがって、エンジンル
ームのスペースを有効に使用することができ、かつ、オ
イルフィルタの取付位置を容易に決定することができ
る。また、オイルフィルタがフロントバンバ、ナンバプ
レート、エアコンのコンデンサそしてラジエタの陰にな
ることがないので、オイルフィルタの交換時やメンテナ
ンス時には、作業性を向上させることができる。
【００３０】また、湾曲凹部に沿わせてオイルフィルタ
を配設し、オイルフィルタをシリンダブロックの下面に
取付け、オイルフィルタの周壁の半分以上をオイルパン
の側壁部に入り込ませたので、オイルフィルタの大部分
がオイルパンの側壁部の内側になり、車両の走行時にお
ける飛石等に対するオイルフィルタの破損を防止するこ
とができる。
を配設し、オイルフィルタをシリンダブロックの下面に
取付け、オイルフィルタの周壁の半分以上をオイルパン
の側壁部に入り込ませたので、オイルフィルタの大部分
がオイルパンの側壁部の内側になり、車両の走行時にお
ける飛石等に対するオイルフィルタの破損を防止するこ
とができる。
【００３１】さらに、シリンダブロックのオイルパン取
付面よりシリンダブロックのオイルフィルタ取付面を凹
ませ、正面視でオイルフィルタ取付面をオイルパン取付
面より一段高くなるように形成したので、加工ライン、
エンジン組立ライン上でのオイルフィルタ取付面の損傷
を防止することができる。
付面よりシリンダブロックのオイルフィルタ取付面を凹
ませ、正面視でオイルフィルタ取付面をオイルパン取付
面より一段高くなるように形成したので、加工ライン、
エンジン組立ライン上でのオイルフィルタ取付面の損傷
を防止することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部の断面正面図であ
る。
る。
【図２】図１のＣ部の拡大正面図である。
【図３】オイルパンの一部とオイルフィルタの上面図で
ある。
ある。
【図４】シリンダブロックの底面図である。
【図５】従来のオイルフィルタの取付けを示す一部断面
正面図である。
正面図である。
１ オイルフィルタ ３ シリンダブロック ７ オイルパン ８ 側壁部 10 湾曲凹部 12 オイルフィルタ取付面 13 オイルパン取付面
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダブロックの下面に取付けられる
オイルパンの側壁部を内側方向に凹ませ、該側壁部にオ
イルフィルタの周壁の半分以上が入り込む上面視略半円
形の湾曲凹部を形成し、該湾曲凹部に沿わせて前記オイ
ルフィルタを配設し、該オイルフィルタを前記シリンダ
ブロックの下面に取付け、前記シリンダブロックの下部
にオイルフィルタを取付けるためのオイルフィルタ取付
面と、オイルパンを取付けるためのオイルパン取付面を
設け、オイルパン取付面よりオイルフィルタ取付面を凹
ませた位置に形成し、正面視でオイルフィルタ取付面を
オイルパン取付面より一段高くなるように形成したこと
を特徴とするオイルフィルタ取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13822894A JP3206304B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルフィルタ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13822894A JP3206304B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルフィルタ取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317521A JPH07317521A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3206304B2 true JP3206304B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=15217089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13822894A Expired - Fee Related JP3206304B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルフィルタ取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206304B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014041685A1 (ja) * | 2012-09-14 | 2014-03-20 | ヤンマー株式会社 | エンジン装置 |
| DE102013210791B4 (de) | 2012-07-27 | 2023-07-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Ölfilter-Gestaltungsanordnung ftir einen Verbrennungsmotor für ein Motorrad |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4707633B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2011-06-22 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のオイルフィルタ取付構造 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP13822894A patent/JP3206304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013210791B4 (de) | 2012-07-27 | 2023-07-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Ölfilter-Gestaltungsanordnung ftir einen Verbrennungsmotor für ein Motorrad |
| WO2014041685A1 (ja) * | 2012-09-14 | 2014-03-20 | ヤンマー株式会社 | エンジン装置 |
| US9726062B2 (en) | 2012-09-14 | 2017-08-08 | Yanmar Co., Ltd. | Engine device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07317521A (ja) | 1995-12-05 |
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