JP3205455B2 - 原子間力検出機構および原子間力検出型走査型近視野顕微鏡 - Google Patents

原子間力検出機構および原子間力検出型走査型近視野顕微鏡

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物質間に働く原子間
力を利用して計測物質の形状を観察するとともに、光伝
搬体からなるプローブによって、同時に計測物質の微細
領域での光学特性を観察する走査型近視野顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子間力顕微鏡(AFM)は、走査型ト
ンネル顕微鏡(STM)に対して、試料の電導性の有無
にかかわらず試料表面の微細な形状を観察することがで
きることから広く普及している。このAFMは、試料と
測定プローブの間に働く原子間力によって、測定プロー
ブを支持しているバネ要素がたわむことを利用した測定
法である。一般には、AFMの制御手段としては、片持
ち梁プローブの背面にレーザー光を照射して、反射光の
光軸が、片持ち梁プローブのたわみによって、変化する
ことを利用した「光てこ」という検出手段が利用されて
いる。
【0003】一方、先端が尖鋭化された光媒体からなる
プローブを光の波長以下まで測定試料に近づけることに
よって、試料の光学特性や形状を測定しようという試み
があり、いくつかの近接場光顕微鏡が提案されている。
この一つの装置として、試料の裏面からレーザー光を試
料裏面で全反射するように照射して、試料表面にもれだ
すエバネッセント光を微動機構を有する光ファイバープ
ローブの先端を近接させることによって検出して、一定
のエバネッセント光を検出するようにプローブを走査す
るかあるいはプローブを水平に走査してエバネッセント
光の強度変化を測定することによって、表面形状を観察
する装置が提案されている。
【0004】また、試料に対して垂直に保持した光ファ
イバープローブの先端を試料表面に対して水平に振動さ
せ、試料表面とプローブ先端のずり力によって生じる振
動の振幅の変化を光ファイバー先端から照射され試料を
透過したレーザー光の光軸のズレとして検出し、試料を
微動機構で動かすことによって、プローブ先端と試料表
面の間隔を一定に保ち、微動機構に入力した信号強度か
ら表面形状を検出するとともに試料の光透過性の測定を
行う装置が提案されている。一方、ファイバープローブ
に、レーザー光の一部がかかるように照射して、プロー
ブの振動によって、遮光されて増減する光強度を光検出
器で検出し、プローブの振動の励起信号と検出信号の位
相変化を一定に保つことによって、表面形状を検出する
とともに試料の光透過性の測定を行う装置が提案されて
いる。
【0005】さらに、先端部を鈎状にしたガラスキャピ
ラリの最先端部に蛍光物質を詰めるとともに、鈎状部の
先端からみて裏面にプローブのたわみを光学的に検出す
るために用いる反射板を設置し、試料裏面から照射され
試料を透過した光によって、試料に近接したプローブ先
端の蛍光物質から発生し、さらに、試料を透過した光を
試料裏面で検出することによって、試料のAFM測定と
光透過性を同時に測定する装置が提案されている。
【0006】この他、導電性を持つ光媒体からなるプロ
ーブをSTMのプローブとして用い、同時に試料の光学
的特性を測定する装置も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のAFMおよびS
TMは、表面形状の観察には適しているが、試料の物理
的および化学的性質を測定することはできない。この試
料の性質を観察する手段として光を用いる方法が考えら
れる。
【0008】この光を用いる近視野顕微鏡のうちエバネ
ッセント光を用いる装置の場合、光強度を試料の高さ方
向の情報として用いるため、試料の高さ方向の光強度変
化と試料の光吸収による光強度変化を分離することがで
きないという欠点があり、試料の物理的および化学的な
性質を測定する手段として利用することは難しい。ま
た、試料表面の凹凸が激しい場合には、光は、試料裏面
で全反射せずに透過する場合があり、これらの透過光
が、試料表面上で干渉を起こし、測定に支障をきたす場
合がある。
【0009】また、プローブを水平に振動させ、光軸の
ずれを測定する装置の場合、試料が光を透過する物質で
あることが必要であるのに加えて、プローブ先端が横方
向に振動するため、特に、試料表面の凹凸が激しい場合
などでは、横方向の分解能の向上には限界があるという
問題がある。
【0010】さらに、キャピラリを用いる装置の場合に
ついても、試料は光を透過するものである必要があると
ともに、使用する蛍光物質によって、測定可能な光の波
長が限定されてしまうという問題がある。この他、ST
Mと組み合わせた装置の場合、測定が可能な試料は導電
性のあるものに限られてしまうという問題がある。
【0011】特に、プローブを水平に振動させる構成や
光てこによる制御を行う構成の場合には、試料上面に検
出機構や制御機構が配置されるため、光を透過しない試
料の反射光測定に対しては、受光系を近接して配置でき
ないため、十分な集光効率が得られないという問題があ
る。
【0012】そこで、本発明の目的は、試料の光透過性
や導電性の有無にかかわらず、試料の表面形状および光
特性の測定を高解像度で行い、反射光の集光も高効率で
行うことができる装置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、原子間力検出機構として、すくなく
とも、先端を尖鋭化したプローブ、レーザー光源、集光
レンズ、2分割光検出器から構成され、プローブの先端
付近に焦点をプローブからずらしたレーザー光線を照射
し、プローブによって分割されたレーザー光線が2分割
光検出器に照射されるように配置し、プローブの変位を
光検出器の差動信号として検出する機構を考案した。
【0014】さらに、原子間力検出機構として、すくな
くとも、先端を尖鋭化したプローブ、プローブを振動さ
せる手段、レーザー光源、集光レンズ、2分割光検出器
から構成され、プローブの先端付近に焦点をプローブか
らずらしたレーザー光線を照射し、プローブによって分
割されたレーザー光線が2分割光検出器に照射されるよ
うに配置し、プローブの振動の変位を光検出器の差動信
号の振幅の変化として検出する原子間力検出機構を考案
した。
【0015】また、走査型近視野顕微鏡として、上記い
ずれか記載の原子間力検出機構と試料とプローブを相対
移動させる粗動機構及び微動素子と、試料とプローブ間
の距離を制御する制御手段を有し、プローブが、端部に
光を透過する透過孔を有する光伝搬媒体からなり、透過
孔部が尖鋭な先端部となるよう構成されるとともに、試
料測定に使用する光源および光学系と、試料を透過ある
いは試料に反射した光を受ける光電変換素子および光学
系と、装置全体を制御するコンピューターを有し、試料
表面の形状及び光学的特性を観察する走査型近視野顕微
鏡を考案した。
【0016】さらに、上記の走査型近視野顕微鏡におい
て、原子間力検出機構内に4分割光検出器を有する走査
型近視野顕微鏡を考案した。
【0017】
【作用】この発明の原子間力検出機構では、プローブの
先端付近に、レーザー光を集光するとともに、この集光
の焦点をプローブからずらすことによって、レーザー光
が、プローブによって、2つに分割されるようになって
いる。2つに分割されたレーザー光の強度は、プローブ
の位置が変化することによって、変化するが、光強度の
変化量は、焦点と光検出器の距離が一定の場合、焦点か
らプローブの間の距離が短くなるほど増倍される。それ
ぞれの分割されたレーザー光は、2分割光検出器によっ
て、光強度の変化量を差動信号として検出するが、2分
割検出器による差動測定は、ノイズを除去する作用を有
している。
【0018】また、原子間力検出機構におけるプローブ
の振動手段は、プローブを水平方向に走査した場合、試
料の凹凸にともなって、試料およびプローブ先端の接触
によって生じる試料およびプローブ先端間の横応力によ
って、試料表面およびプローブ先端が損傷を受けるのを
避ける作用があるとともに、片持ち梁型のプローブだけ
でなく、プローブを水平に振動させる「ずり力顕微鏡」
用のプローブにも利用できる機能がある。
【0019】上記の原子間力検出機構に位置制御系およ
び光学系を組み合わせた走査型近視野顕微鏡によって、
原子間力による試料表面像の観察と同時に、試料の透過
光像、蛍光像の観察が可能であるとともに、高効率で反
射光を集光した反射光像の測定が可能である。また、片
持ち梁型プローブとずり力検出用プローブへの切り替え
は、2分割光検出器の位置の切り替えを行うことで可能
であるが、4分割光検出器を有することによって、特別
の切り替え機構を不要にできる。
【0020】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明による原
子間力検出機構および走査型近視野顕微鏡の実施例につ
いて説明する。 (原子間力検出機構の構成)図1は、本発明の原子間力
検出機構の模式図を示したものである。図1において、
レーザー光源1から出た光は、集光レンズ2によって、
焦点3に集光された後、ビーム径が拡大しながらプロー
ブ4に照射される。プローブ4に照射されたレーザー光
は、2つに分割されたビームとなって、2分割光検出器
5に照射される。この際、分割されたビームは、プロー
ブ4が、レーザー光の光軸に垂直な図中の矢印方向の変
位をしたときに、焦点3とプローブ4の間隔および焦点
3と光検出器5の間隔の比によって、ビーム光量が、拡
大して変化する。したがって、この2分割光検出器の差
動出力を検出することによって、プローブの微小な変位
を検出することができる。
【0021】図2は、プローブに片持ち梁プローブ6を
使用した場合の概念図を示したものである。片持ち梁プ
ローブ6の先端が、試料7の表面に近接することによっ
て生じる片持ち梁プローブ6の原子間力によるたわみを
光検出器5によって検出することができる。
【0022】図3は、片持ち梁プローブ6を振動させる
手段として、バイモルフ8と交流信号源9を設置した原
子間力検出機構の概念図である。振動手段により、片持
ち梁プローブ6をその共振周波数で共振させ、片持ち梁
プローブ6の先端が、試料7の先端に近接すると原子間
力によって、片持ち梁プローブ6の振動の振幅が変化す
る。したがって、光検出器の差動出力の振幅変化から、
プローブに対する原子間力の影響を検出することができ
る。
【0023】図4は、プローブに、ずり力検出用プロー
ブ10を使用した原子間力検出機構の概念図である。ず
り力検出用プローブ10は、プローブを振動させるた
め、バイモルフ8と交流信号源9に接続されている。振
動手段により、ずり力検出用プローブ10をその共振周
波数で共振させ、プローブの先端が、試料7の先端に近
接すると原子間力によって、プローブの振動の振幅が変
化する。したがって、光検出器の差動出力の振幅変化か
ら、プローブに対する原子間力の影響を検出することが
できる。図2および図3で示した光検出器5の検出面が
上下に分割されるのに対して、この場合は、光検出面
は、左右に分割される。
【0024】(走査型近視野顕微鏡の構成)図5は、本
発明の走査型近視野顕微鏡の模式図を示したものであ
る。図5において、端部に光を透過する透過孔を有する
光伝搬媒体からなり透過孔部が尖鋭な先端部と成るよう
構成された片持ち梁プローブ6はバイモルフ8に固定さ
れており、レーザー光源1からのレーザー光は、集光レ
ンズ2およびスリット11を介して、片持ち梁プローブ
6に照射された後、4分割光検出器12に照射される。
光特性測定用光源13から光は、集光レンズ14によっ
て、片持ち梁プローブ先端とは反対側の端面に入射され
る。この光は、プローブの先端から試料7の表面に照射
され、試料7から散乱した光や試料7から発生した蛍光
などは、レンズ15で平行光にされ、ミラー16および
フィルター19を介して、光電変換素子20に導入され
るか、あるいは、試料上面に、設置した光電変換素子2
1にレンズ23、フィルター22を介して導入される。
4分割光検出器からの信号は、装置全体を制御するコン
ピューター24に接続され、コンピューター24によっ
て、試料7、レンズ15、ミラー16を保持している微
動機構17と粗動機構18を制御することで、プローブ
の先端と試料表面の間の距離が制御される。試料とプロ
ーブを2次元的に走査し、この時の制御信号から、表面
形状像を観測し、同時に、光電変換素子20あるいは2
1からの信号によって、光像を得ることができる。
【0025】本発明の装置においては、試料下面の集光
効率は、開口数0.7に相当する。また、試料上面での
集光効率も、開口数0.7を達成でき、従来の方法に対
して大幅に改善することができた。さらに、片持ち梁型
プローブの代わりに、光伝搬媒体からなり中心部に透過
孔を有する「ずり力」検出用プローブを設置することに
よって、ずり力顕微鏡による形状像と光像の観察を行う
こともできる。本装置は、4分割光検出器を使用してい
るため、そのまま検出機構を利用することができる。
尚、2分割光検出器を用いる場合には、光検出器を90
゜回転させる機構を設置することによって、プローブの
変更に対応することができる。この光検出器としては、
本実施例では、フォトダイオードを用いた。
【0026】以上述べてきた装置において、光電変換素
子20あるいは21としては、フォトマルチプライヤ
ー、フォトダイオード、フォトダイオードアレイあるい
はCCDイメージセンサーが使用可能である。必要に応
じて、光電変換素子の前面に、光学フィルターやグレー
ティングなどの分散素子を設置することによって、波長
情報の観察が可能である。また、光源13としては、半
導体レーザー、HeNeレーザー、Arレーザー、窒素
レーザー、YAGレーザーなどのレーザー光源の他、通
常の白色光源およびモノクロメーターを使用することも
できる。検出される光が微弱になる場合には、光源から
出力する光に変調をかけ、検出信号から同期した成分を
取り出しノイズを除去することによって、感度を向上さ
せることもできる。半導体レーザーの場合は、レーザー
素子に流れる電流をパルス制御することによって変調を
かけることができる。その他の光源の場合は、メカニカ
ルライトチョッパー、EOモジュレーター(電気光学変
調器)またはAOモジュレーター(音響光学変調器)を
使用することによって、変調をかけることができる。微
動機構17としては、長さ100mm,外径10mm、
肉圧1mmの円筒状の圧電セラミクスを使用した。この
微動素子の動作範囲は、XY方向に、それぞれ、150
μm、Z方向に、5μmであった。プローブと試料の間
を振動させる手段としては、図3に示した手段に限ら
ず、微動機構17のZ方向の動作によって、振動させる
こともできる。また、微動機構17に、さらに、試料に
Z方向の振動を与えるためのバイモルフを別途付加する
ことも可能である。
【0027】このようにして構成した装置において、試
料下方の検出器で測定する場合は、AFM像の観察と同
時に、光透過性および蛍光の2次元情報の測定が可能で
あった。情報の検出器で測定する場合は、試料表面の光
反射率および蛍光の測定が可能であった。測定の分解能
は、AFM像では1nm、2次元光学情報では20nm
が達成可能である。
【0028】本実施例では、プローブ側を固定し、試料
側に動作手段を有する装置について述べたが、プローブ
側に動作手段を有し、試料側を固定するタイプの装置を
構成することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の装置によって、試料の光透過性
や導電性の有無にかかわらず、高解像度で試料の表面形
状および光特性の測定が可能な装置を実現することがで
き、特に、反射光を高効率で測定することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子間力検出機構の原理図である。
【図2】本発明の原子間力検出機構のうち片持ち梁プロ
ーブを使用する概念図である。
【図3】本発明の原子間力検出機構のうち共振機構を有
する片持ち梁プローブを使用する概念図である。
【図4】本発明の原子間力検出機構のうちずり力検出用
プローブを使用する概念図である。
【図5】本発明の走査型近視野顕微鏡の構成図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 集光レンズ 4 プローブ 5 2分割光検出器 6 片持ち梁型プローブ 7 試料 8 バイモルフ 10 ずり力検出用プローブ 12 4分割光検出器 13 光源 14 集光レンズ 17 微動機構 18 粗動機構 20,21 光電変換素子 24 コンピューター
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−210304(JP,A) 特開 平7−174542(JP,A) Shmuel Shalom,Klo ny Lieberman,Aaron Lewis,and Sidney R.Cohen、“Amicropip ette force probe s uitable for near−f ield scanning opti bal microscopy”、Re view of Scientific Instruments、Ameri can Institute of P hysics、1992年、第63巻、第9 号、p.4061−4065 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 13/10 - 13/24 G01B 11/00 - 11/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すくなくとも、先端を尖鋭化したプロー
    ブ、レーザー光源、集光レンズ、2分割光検出器から構
    成される原子間力検出機構において、前記プローブにレ
    ーザー光を照射する際に、前記レーザー光が前記集光レ
    ンズによって集光した焦点から、レ−ザ−光がプロ−ブ
    によって分割されるだけずれた位置にプローブを配置
    し、プローブによって2つに分割されたレーザー光が、
    2分割光検出器に照射されるように光検出器を配置する
    ことで、プローブが試料表面に近接したときのプローブ
    の変位を光検出器の差動信号としてとらえることを特徴
    とする原子間力検出機構。
  2. 【請求項2】 すくなくとも、先端を尖鋭化したプロー
    ブ、プローブを振動させる手段、レーザー光源、集光レ
    ンズ、2分割光検出器から構成される原子間力検出機構
    において、前記プローブにレーザー光を照射する際に、
    前記レーザー光が前記集光レンズによって集光した焦点
    から、レ−ザ−光がプロ−ブによって分割されるだけ
    れた位置にプローブの先端付近を配置し、プローブによ
    って2つに分割されたレーザー光が、2分割光検出器に
    照射されるように光検出器を配置することで、プローブ
    が試料表面に近接したときのプローブの振動の変位を光
    検出器の差動信号の振幅の変化としてとらえることを特
    徴とする原子間力検出機構。
  3. 【請求項3】 上記請求項1,2いずれか記載の原子間
    力検出機構と試料とプローブを相対移動させる粗動機構
    及び微動素子と、試料とプローブ間の距離を制御する制
    御手段を有し、プローブが、端部に光を透過する透過孔
    を有する光伝搬媒体からなり、透過孔部が尖鋭な先端部
    となるよう構成されているとともに、試料測定に使用す
    る光源および光学系と、試料を透過あるいは試料に反射
    あるいは試料から放射した光を受ける光電変換素子およ
    び光学系と、装置全体を制御するコンピューターを有
    し、試料表面の形状及び光学的特性を観察する構成であ
    ることを特徴とする走査型近視野顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Shmuel Shalom,Klony Lieberman,Aaron Lewis,and Sidney R.Cohen、"Amicropipette force probe suitable for near−field scanning optibal microscopy"、Review of Scientific Instruments、American Institute of Physics、1992年、第63巻、第9号、p.4061−4065

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