JP3204643U - 防塵部材を備えたボールねじ - Google Patents

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宗憲 江
宗憲 江
尚樺 蔡
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名哲 郭
名哲 郭
錦文 謝
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【課題】組立が簡便で組立後の防塵部材による偽予圧の発生を防止する防塵部材を備えたボールねじを提供する。【解決手段】防塵部材3を備えたボールねじであって、ねじ軸1と、ナット2と、二つの防塵部材3と、複数の固定ねじ7と、を含み、ナット2は、ねじ軸1を穿設するための貫通孔21を有し、貫通孔21の両端にはそれぞれ取付溝23が設けられ、ナット2の外表面には取付溝23と連通する複数の固定ねじ孔22が設けられる。二つの防塵部材3は、二つの取付溝23にそれぞれ設置され、防塵部材3は内周面にねじ軸1の転動溝211と対応するリップ部31を有するとともに外周面に環状の凹溝32を有する環状構造であり、凹溝32には弾性部材4が設置され、複数の固定ねじ7は、端部が弾性部材4と当接するように固定ねじ孔22に螺設され、これによって防塵部材3の回転及び軸方向の自由度が制限される。【選択図】図1

Description

本考案は、ボールねじの防塵部材に関し、特に取付けが簡便で偽予圧の発生を防止できる防塵部材の固定に関する。
ボールねじは、ボールの転動によってねじ軸とナットとの相対移動を駆動するもので、低摩擦と高精度という点で優れている。埃や粉等の侵入は、ボールねじの機能及び精度に悪影響を及ぼすことになるので、防塵措置は非常に重要である。そのため、市場ではボールねじの防塵に関する技術が多数開発され、図4に示す以下の技術はその一つである。ナットAは、一端に環状の防塵部材Bが設置され、また、ナットAには対向する二つの固定ねじ孔A1が径方向に設けられる。組立作業員は、電気ドリルを手に持って、ドリル先端を固定ねじ孔A1から挿入して、防塵部材Bに固定ねじ孔A1と対応する二つの凹孔C2を設けるとともに、二つの固定ネジA2を、凹孔C2内に到達するように二つの固定ねじ孔A1からそれぞれねじ込んで防塵部材Bを固定し、これによって防塵部材BをナットA内に固定しなければならない。これによって、防塵部材Bのリップ部B1がボールねじのねじ軸Cの転動溝C1内に収容され、ボールねじが作動する際に、防塵部材Bのリップ部B1がねじ軸Cの回転に伴って転動溝C1内で異物を取り除く機能を発揮するとともに、埃や粉の転動溝C1への侵入を防止してボールねじがきれいな状態で高精度に作動できるようにする。
しかし、実際の使用を経て、この種の防塵部材Bに以下の複数の課題が存在することに気付く。
その一は、組立作業員は、電気ドリルを用いて凹孔C2を加工しなければならず、組立時間が増加し、また、労働災害が発生しやすい。さらに、電気ドリルで加工する際に発生する削り粉がナットの内部に入り込むので、きれいに掃除しないと、ボールねじのスムーズな作動が阻害され、さらには損傷してしまう。
その二は、防塵部材Bは、組立設置時にねじ軸Cと極度に接近しているものの接触はしていない位置に保たれることが最も理想的な状態である。しかし、螺合の力及び深さをコントロールするのは非常に難しく、二つの固定ねじA2を固定ねじ孔A1に深くねじ込みすぎると、両側から防塵部材Bを圧迫し、防塵部材Bのリップ部B1がねじ軸Cの転動溝C1を圧迫して偽予圧(注:偽予圧とは、ボールねじのねじ軸、ナットとボールとの間の予圧力の調整をしていないにもかかわらず、リップ部B1が転動溝C1を圧迫する力で、使用者が、ボールねじが予圧力を備えていると誤解するもので、この予圧力は暫定的なもので、リップ部B1が転動溝C1と摩耗した後は、この予圧力は消えるので設備の作動の精度に悪影響を及ぼしてしまう。)が発生してしまう。そして、ねじ軸Cが回転すると、転動溝C1内でリップ部B1が絶えず摩擦し、防塵部材Bの材質が多くの場合樹脂等金属より硬度が小さい材質であるため、摩擦が絶えず発生すると、リップ部B1が高熱によって熱変形したり、摩耗して粉が発生したりして、防塵部材Bが損傷する、あるいは粉塵が作動精度に悪影響を及ぼすという問題を引き起こす。従って、防塵部材Bには早急に解決しなければならない課題があり、本考案者はこの改善を行ったのである。
上記課題に鑑み、本考案は、組立が簡便で組立後の防塵部材による偽予圧の発生を防止する防塵部材の固定構造を提供することを主な目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る防塵部材を備えたボールねじは、ねじ軸と、ナットと、複数の転動体と、二つの防塵部材と、複数の固定ねじと、を含み、前記ねじ軸は、一方向に延伸する長尺状構造であり、前記延伸方向を軸方向と定義し、前記ねじ軸の外周面に螺旋状の転動溝が設けられ、前記ナットは、前記ねじ軸を穿設するための貫通孔を有し、前記貫通孔の内壁面には前記ねじ軸の前記転動溝に対向する転動溝が設けられ、前記ねじ軸の前記転動溝と前記ナットの前記転動溝とは負荷経路を形成し、前記貫通孔の両端にはそれぞれ取付溝が設けられ、前記ナットの外表面には前記取付溝と連通する複数の固定ねじ孔が設けられ、複数の前記転動体は、前記負荷経路に収容され、二つの前記防塵部材は、二つの前記取付溝にそれぞれ設置され、前記防塵部材は内周面に前記ねじ軸の前記転動溝と対応するリップ部を有するとともに外周面に環状の凹溝を有する環状構造であり、前記凹溝には弾性部材が設置され、複数の前記固定ねじは、端部が前記弾性部材と当接するように前記固定ねじ孔に螺設され、これによって前記防塵部材の回転及び軸方向の自由度が制限される。
本考案は、防塵部材の凹溝を用いて弾性部材を設置し、この凹溝で従来のドリルによる孔加工作業を取って替わるもので、凹溝への固定ねじの挿入によって防塵部材は軸方向の自由度は制限されているものの、凹溝が環状凹溝であるため回転自由度は制限され得ない。従って、本考案は、この弾性部材を設置することによって、固定ねじが弾性部材に当接することで、防塵部材の回転自由度を制限する効果を得ることができる。さらに、固定ねじの締めすぎの際には、弾性部材が締付けトルクを吸収し、締付けトルクが防塵部材のリップ部に伝わらないようにすることで、偽予圧の発生という問題を防止することができる。従って、本考案は、従来技術における課題を完璧に解決している。
本考案に係る防塵部材を備えたボールねじの分解斜視図である。 本考案に係る防塵部材を備えたボールねじの組立図である。 本考案に係る防塵部材を備えたボールねじの軸方向断面図である。 従来技術における防塵部材を備えたボールねじの軸方向断面図である。
図1から図3を参照されたい。本考案に係る防塵部材を備えたボールねじは、ねじ軸1と、ナット2と、複数の転動体5と、二つの防塵部材3と、複数の固定ねじ7と、を含む。ねじ軸1は、一方向に延伸する長尺状構造であり、当該延伸方向を軸方向Xと定義する。ねじ軸1の外周面には螺旋状の転動溝11が設けられる。ナット2は、ねじ軸1を穿設するための貫通孔21を有する。貫通孔21の内壁面にはねじ軸1の転動溝11に対向する転動溝211が設けられる。ねじ軸1の転動溝11とナット2の転動溝211とは負荷経路を形成する。貫通孔21の両端にはそれぞれ取付溝23が設けられる。ナット2の外表面には取付溝23と連通する複数の固定ねじ孔22が設けられる。複数の転動体5は、当該負荷経路に収容される。二つの防塵部材3は、二つの取付溝23にそれぞれ設置される。防塵部材3は、環状構造であり、内周面にはねじ軸1の転動溝11と対応するリップ部31を有し、外周面には環状の凹溝32を有する。凹溝32には弾性部材4が設置される。本実施形態において、弾性部材4は環状構造であり、オーバーモールド(Over-Molding)成形方式で防塵部材3と弾性部材4とを一体成形して製造することができる。弾性部材4は、複数で構成することができ、所定間隔で凹溝32に配置することができる。複数の固定ねじ7は、端部71が弾性部材4と当接するように固定ねじ孔22に螺設される。弾性部材4の厚さHは、凹溝32の深さTの1/2であることが最適である。これによって、防塵部材3の回転及び軸方向の自由度が制限される。
以上のように、本考案が「産業上の利用可能性を有する」ことには疑いの余地がない。また、本実施例において開示した技術的特徴は、出願前に刊行物に掲載されたことも、公開使用されたこともなく、上記の効果増進の事実を有するだけでなく、付加的な効果も見損なうことができない。よって、本考案の「新規性」及び「進歩性」は実用新案法規の規定を満たしており、法に従って実用新案登録出願をするので、審査を通じて早期に登録がされることを期待する。
以上の実施形態による開示は本考案を説明するためのもので、本考案を限定するものではない。従って、数値の変更や等効素子の置換等は、いずれも本考案の範囲に含まれる。
<本考案>
1 ねじ軸
11 転動溝
2 ナット
21 貫通孔
211 転動溝
22 固定ねじ孔
23 取付溝
3 防塵部材
31 リップ部
32 凹溝
4 弾性部材
5 転動体
7 固定ねじ
71 端部
X 軸方向
H 厚さ
T 深さ
<従来技術>
A ナット
A1 固定ねじ孔
A2 固定ねじ
B 防塵部材
B1 リップ部
C ねじ軸
C1 転動溝
C2 凹孔

Claims (2)

  1. 防塵部材を備えたボールねじであって、
    ねじ軸と、ナットと、複数の転動体と、二つの防塵部材と、複数の固定ねじと、を含み、
    前記ねじ軸は、一方向に延伸する長尺状構造であり、前記延伸方向を軸方向と定義し、前記ねじ軸の外周面に螺旋状の転動溝が設けられ、
    前記ナットは、前記ねじ軸を穿設するための貫通孔を有し、前記貫通孔の内壁面には前記ねじ軸の前記転動溝に対向する転動溝が設けられ、前記ねじ軸の前記転動溝と前記ナットの前記転動溝とは負荷経路を形成し、前記貫通孔の両端にはそれぞれ取付溝が設けられ、前記ナットの外表面には前記取付溝と連通する複数の固定ねじ孔が設けられ、
    複数の前記転動体は、前記負荷経路に収容され、
    二つの前記防塵部材は、二つの前記取付溝にそれぞれ設置され、前記防塵部材は内周面に前記ねじ軸の前記転動溝と対応するリップ部を有するとともに外周面に環状の凹溝を有する環状構造であり、前記凹溝には弾性部材が設置され、
    複数の前記固定ねじは、端部が前記弾性部材と当接するように前記固定ねじ孔に螺設され、これによって前記防塵部材の回転及び軸方向の自由度が制限される
    防塵部材を備えたボールねじ。
  2. 請求項1に記載の防塵部材を備えたボールねじであって、
    前記弾性部材は、最適厚さが前記凹溝の深さの1/2である
    防塵部材を備えたボールねじ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09303394A (ja) * 1996-03-12 1997-11-25 Nippon Seiko Kk ボールねじ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09303394A (ja) * 1996-03-12 1997-11-25 Nippon Seiko Kk ボールねじ

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