JP3204613B2 - ガラス製トレイの成型金型 - Google Patents

ガラス製トレイの成型金型

Info

Publication number
JP3204613B2
JP3204613B2 JP09355296A JP9355296A JP3204613B2 JP 3204613 B2 JP3204613 B2 JP 3204613B2 JP 09355296 A JP09355296 A JP 09355296A JP 9355296 A JP9355296 A JP 9355296A JP 3204613 B2 JP3204613 B2 JP 3204613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
tray
mold
plunger
glass tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09355296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09255344A (ja
Inventor
明男 坪川
Original Assignee
旭テクノグラス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭テクノグラス株式会社 filed Critical 旭テクノグラス株式会社
Priority to JP09355296A priority Critical patent/JP3204613B2/ja
Publication of JPH09255344A publication Critical patent/JPH09255344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204613B2 publication Critical patent/JP3204613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/44Flat, parallel-faced disc or plate products

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス製トレイの
ような比較的広い平坦部を有するガラス製品のプレス成
型に用いられる成型金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジのターンテーブルに使
用されるようなガラス製トレイは、図2に示すように食
器類などの物品を載置するための平坦部20を有する。
【0003】このようなガラス製トレイは、ボトムとリ
ングからなる金型内中央部に溶融ガラス塊(以下ゴブと
称する)を供給し、プランジャーによって押圧すること
によってガラスを展延し所定形状に形成される。図3
は、これらの金型によるガラス製トレイの成型状態を示
す断面図である。ボトム13の開口周縁にリング14が
当接され、プランジャー15がリング14の開口部から
挿入される形でガラス30を押圧している。ボトム13
は、ガラス製トレイの底面を形成するボトム上面平坦部
と、ガラス製トレイのフランジ部外面を形成する立上が
り部を有し、リング14はこの立上がり部に連接してフ
ランジ部側面から上端面を形作り、プランジャー15に
よってガラス製トレイの内面平坦部20が形成される。
【0004】通常、ガラス製トレイの平坦部を形成する
ボトム13の上面平坦部とプランジャー15下面平坦部
とは、電子レンジの駆動部との係合突起や載置用脚部を
除いて平行な面となるよう構成され、特に食器等を載置
するトレイ上面を形成するプランジャー15下面は平滑
かつ平坦な面に加工されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにボトム中
央部に供給された高温のゴブは、プランジャー15によ
って押圧・展延されるうちに急速に金型に熱を奪われ
る。したがって、金型内にガラスが行き渡った状態でも
最も温度が高いのは、はじめにゴブが供給された中央部
分である。ガラスは、高温から常温に冷却される間に僅
かながら収縮するが、前述のように成型が終わった時点
で、部分的な温度勾配ができているため、成型を終えて
から徐冷される過程において、部分的に収縮量の差が生
じる。このため、収縮量の大きい中央部分では、僅かに
窪んだようになってトレイの平坦度が損なわれる問題が
あった。上記の電子レンジ用トレイ等では、食器等を載
置した際に不安定となり不都合である。
【0006】本発明の目的は、ガラス製トレイのような
製品において冷却後も平坦度が損なわれないようにした
成型金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、溶融ガラス塊をプレスして成型される平
坦部を有するガラス製トレイの成型金型であって、前記
平坦部に対応する成型面をガラスの冷却による深さ方向
収縮量に相当する、その中央を最大凹入部とする凹曲
面としたものである。
【0008】このように、あらかじめ収縮量の大きい部
分が凹曲面に沿ってその収縮差に相当するだけ厚目に成
型されるので、収縮差が相殺され、収縮後の製品におい
ては高い平坦度が保たれる。
【0009】また本発明は、前記凹曲面をプランジャー
のほぼ全面に形成したものである。通常、ガラス製トレ
イの成型は上述のようにトレイ上面をプランジャーによ
って形成され、上下の方向性をそのままに保って徐冷炉
に搬送される。ガラスの収縮は型内にあるときから始ま
っているが、ボトム金型による支持と重力方向を考え合
わせると、上面側に収縮差分を設けておいたほうが好ま
しいため、プランジャーに凹曲面を設ける。
【0010】また、前記凹曲面を、その中央を最大凹入
部とする球面とした。上述のように成型品の中央部から
周辺に向かって温度勾配ができ、ほぼこの温度勾配に沿
った収縮差が生じるため、金型の中央を最大凹入部とす
る球面とすることによって、収縮差が吸収でき、冷却後
平坦な製品面が得られる。
【0011】さらに金型中央を最大凹入部とする球面と
した場合、上下の金型によって画成される空隙は、ゴブ
落下位置である金型中央部から周辺に向かって狭くなる
ため、押圧によるガラスの展延は抑制される傾向を伴
う。しかし、ガラスが金型凹入部方向に流れやすく周辺
方向に流れにくくなるため、ゴブ形状やゴブの落下位置
がばらついても、ゴブの変位側からガラスが押圧成型さ
れて偏った温度勾配ができることがない。つまり、ゴブ
形状やゴブの落下位置が多少偏っていても、押圧によっ
てガラスは、まず流動抵抗の少ない金型中央部方向に流
れ、次いでさらなる加圧によって金型周辺方向に展延さ
れる。したがって、中央から周辺に向かう温度勾配が同
心円的に生じ、金型の凹入量に沿ってガラスが収縮する
結果、部分的な偏りのない平坦な製品面が得られること
になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の成型金型を
用いてガラス製トレイ1をプレスした状態を模式的に表
わした断面図である。
【0013】従来の技術に示したものと同様、ボトム3
の開口周縁にリング4が当接され、プランジャー5がリ
ング4の開口部から挿入される形でガラスを押圧してい
る。ボトム3は、ガラス製トレイ1の底面を形成するボ
トム上面平坦部と、ガラス製トレイ1のフランジ部外面
を形成する立上がり部を有し、リング4はこの立上がり
部に連接してフランジ部側面から上端面を形作り、プラ
ンジャー5によってガラス製トレイ1の内面平坦部が形
成される。
【0014】ここで、プランジャー5の下面51は、そ
の中央を最大凹入部とする球面状に形成されている。最
大収縮量に相当する最大凹入部の深さhは、熱膨脹係数
が30〜50×10-7/℃の硼珪酸系ガラスを用い肉厚
5〜6mm程度のトレイを成型する場合、経験的に次式
から求められる。ここで、Dはプランジャー5の直径を
表す。
【0015】
【数1】
【0016】これは、図のようなトレイの場合、プラン
ジャーの直径が50mm変化するごとに厚さ方向の収縮
量がほぼ0.1mm変化するという知見による。
【0017】また、最大凹入部の深さhが決まれば、プ
ランジャーの直径両端と最大凹入点Hとを通る円弧の半
径Rを次式により求め、その数値に基づいてプランジャ
ーを加工する。なお、ボトム3の上面平坦部は従来同様
平坦に加工されている。
【0018】
【数2】
【0019】このように構成された金型を用いてガラス
製トレイを成型した場合、図示の成型状態ではトレイ中
央部がわずかに盛り上がった形状となるが、プランジャ
ー5及びリング4を上昇させ、成型されたトレイをボト
ム3から取り出して徐冷炉で徐冷していく間にトレイ内
部の温度勾配に沿ったガラスの収縮が起こり、初期の盛
り上がりが吸収されて、冷却後はトレイの全面に亘って
平坦な載置面が得られる。
【0020】また、特願平 8-19482号に提案したよう
に、トレイの上面(載置面)をボトムで、トレイの外底
面をプランジャーで、外側面形状をリングで成型する場
合には、プランジャー下面を平坦とし、ボトム上面を上
記実施の形態のプランジャーと同様に凹曲面に加工す
る。成型後の工程では通常の成型と同様トレイの外底面
を下にして載置・搬送されるため、トレイの上面側に対
応する金型に凹入部を形成したほうが平坦度が得やすい
ためである。
【0021】以上、ガラス製トレイの成型を例として実
施の形態を説明したが、ある程度の平坦部を有する製品
であれば、本発明を適用して成型後の収縮による変形を
補正することは可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の成型金型によれ
ば、成型時のガラス温度差によって生ずる収縮を補正し
て平坦度に優れたガラス製トレイを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成型金型を用いたガラス製トレイ
の成型状態を模式的に示す断面図である。
【図2】ガラス製トレイの一例を示す断面図である。
【図3】従来の金型によるガラス製トレイの成型状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス製トレイ 3 ボトム 4 リング 5 プランジャー 51 プランジャー下面(凹曲面)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融ガラス塊をプレスして成型される平
    坦部を有するガラス製トレイの成型金型であって、前記
    平坦部に対応する成型面がガラスの冷却による深さ方向
    収縮量に相当する、その中央を最大凹入部とする凹曲
    面からなることを特徴とするガラス製トレイの成型金
    型。
  2. 【請求項2】 前記凹曲面がプランジャー下面のほぼ全
    面に形成されたものである請求項1記載のガラス製トレ
    イの成型金型。
  3. 【請求項3】 前記凹曲面がその中央を最大凹入部とす
    る球面であることを特徴とする請求項1または2記載の
    ガラス製トレイの成型金型。
JP09355296A 1996-03-21 1996-03-21 ガラス製トレイの成型金型 Expired - Fee Related JP3204613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09355296A JP3204613B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ガラス製トレイの成型金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09355296A JP3204613B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ガラス製トレイの成型金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09255344A JPH09255344A (ja) 1997-09-30
JP3204613B2 true JP3204613B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=14085430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09355296A Expired - Fee Related JP3204613B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ガラス製トレイの成型金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204613B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6390101A (en) * 2000-05-11 2001-11-20 Bonitz, Ralf Method and device for producing thin discoid glass blanks by pressing
JP5657586B2 (ja) * 2011-03-30 2015-01-21 Hoya株式会社 電子機器用カバーガラスブランクの製造方法および電子機器用カバーガラスの製造方法
CN106430918B (zh) * 2011-04-21 2019-05-14 Hoya株式会社 磁盘用玻璃坯料的制造方法及磁盘用玻璃基板的制造方法、玻璃坯料、磁盘用玻璃基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09255344A (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204613B2 (ja) ガラス製トレイの成型金型
JP2001180946A (ja) 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置
JPS62128932A (ja) ガラスレンズの成形方法
JP2501588B2 (ja) 光学ガラス素子のプレス成形用型及びその成形方法
JPS6227336A (ja) 光学部品の成形装置
JP3734278B2 (ja) ガラス板の曲げ成形装置
JPH0769651A (ja) 光学素子成形方法および光学素子成形用金型
JP3957776B2 (ja) 光学素子の成形型
JP4088465B2 (ja) ガラス光学素子の製造方法
JPH05319839A (ja) 光学素子成形用型
JP2003063832A (ja) 光学素子成形用型
JPH06279039A (ja) 光学素子成形用型
JPS6359974B2 (ja)
JP4256146B2 (ja) ガラスブランク、情報記録媒体用基板、情報記録媒体それぞれの製造方法
JP3131584B2 (ja) 光学素子の成形方法及び光学素子
JP2001130917A (ja) ガラス光学素子のプレス成形方法
JP2002145630A5 (ja)
JP2746425B2 (ja) 光学素子の成形方法及び装置
JP3199825B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP2650975B2 (ja) ガラス光学素子の成形方法
JP2001335330A (ja) 光学素子の成形方法
JPS6385020A (ja) 平滑面を有するガラス製品の成形方法
JPS6140828A (ja) 外面に滑らかな凸状の曲面を有するガラス製品の製造方法
JPH101320A (ja) 成形型および成形方法
JPH08208246A (ja) ガラスプレス成形型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees