JP3204550B2 - 導電性有機重合体の製造方法 - Google Patents

導電性有機重合体の製造方法

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JP3204550B2 JP26157792A JP26157792A JP3204550B2 JP 3204550 B2 JP3204550 B2 JP 3204550B2 JP 26157792 A JP26157792 A JP 26157792A JP 26157792 A JP26157792 A JP 26157792A JP 3204550 B2 JP3204550 B2 JP 3204550B2
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    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
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    • C08G73/026Wholly aromatic polyamines
    • C08G73/0266Polyanilines or derivatives thereof
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    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性有機重合体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリアニリンといわれる導電性
有機重合体は、一般式
【0003】
【化2】
【0004】で表わされるキノンジイミン構造単位及び
フェニレンジアミン構造単位を主たる繰返し単位として
有するキノンジイミン・フェニレンジアミン型ポリアニ
リンがプロトン酸にてドーピングされているものであ
る。一般には、このようなポリアニリンにおけるキノン
ジイミン構造単位中の窒素のプロトン化が電導性の発現
に必須であるといわれている。ここに、m及びnはそれ
ぞれ繰返し単位中のキノンジイミン構造単位及びフェニ
レンジアミン構造単位のモル分率を示し、0<m<1、
0<n<1、m+n=1である。
【0005】このような導電性ポリアニリンからなるフ
イルムは、例えば、特開平3−28229号公報に記載
されているように、溶剤可溶性のキノンジイミン・フェ
ニレンジアミン型ポリアニリンを適当な溶剤に溶解さ
せ、キャステイングし、乾燥させて、フイルムとした
後、プロトン酸水溶液に浸漬して、ドーピング処理(プ
ロトン酸ドーピング)することによつて得ることができ
る。
【0006】更に、特開平3−52929号公報には、
一般式
【0007】
【化3】
【0008】で表わされるイミノ−p−フェニレン構造
単位を主たる繰返し単位として有するイミノ−p−フェ
ニレン型ポリアニリンを溶剤に溶解させ、これに適当な
酸化剤を加えた後、キャステイングし、製膜し、導電性
ポリアニリンフイルムを得ることが記載されている。こ
の方法によれば、上記イミノ−p−フェニレン型ポリア
ニリンは、酸化されて、キノンジイミン・フェニレンジ
アミン型ポリアニリンに変換される。この場合も、酸化
剤のアニオンがポリアニリン中にドープされている。こ
のときのドーピングは、酸化反応を伴うので、通常、酸
化ドーピングと呼ばれている。
【0009】以上のように、ポリアニリンが導電性を発
現するためには、前述したように、分子内にキノンジイ
ミン構造とフェニレンジアミン構造の両方が必要であ
り、且つ、キノンジイミン構造における窒素がプロトン
化(ドーピング)されることが必要である。しかし、従
来、このようにプロトン酸にてドープするには、通常、
長時間を要する。ドープ時間は、用いるプロトン酸の種
類、ポリアニリンフイルムの膜厚や多孔性等の物性によ
つて異なるが、20μm程度のポリアニリンフイルムの
場合、1S/cm以上の電導度を有せしめるためには、塩
酸水溶液中に数時間浸漬することを必要とする。酸とし
てp−トルエンスルホン酸を用いる場合は、数日間を必
要とすることもある。このようにドーピングに長時間を
必要とすることは、導電性ポリアニリンフイルムの工業
的な製造上、不利である。
【0010】他方、特開昭60−133027号公報
や、Faraday Discuss. Chem. Soc.,88, 317 (1989)に
は、イミノ−p−フェニレン型のポリアニリンの粉末を
塩化第二鉄のアセトニトリル溶液や、或いは過酸化水素
と、塩酸、硫酸、リン酸等のような無機酸溶液とによつ
て、酸化ドーピング処理することによつて、キノンジイ
ミン・フェニレンジアミン型のポリアニリンを得ること
ができることが示されている。
【0011】従つて、酸化ドーピングは、前述したよう
に、ポリアニリン溶液に酸化剤を加えた後に製膜する方
法のほか、イミノ−p−フエニレン型のポリアニリン溶
液から、先ず、キャステイングによつてイミノ−p−フ
エニレン型のポリアニリンフイルムを作製した後、この
フイルムを塩化第二鉄のような酸化剤の水溶液に浸漬す
ることによつても行なうことができる。この酸化ドーピ
ングは、酸化反応を伴う点において、プロトン酸ドーピ
ングと異なる。
【0012】一般に、酸化ドーピングは、プロトン酸ド
ーピングに比べて、所要時間が短くてよい利点がある
が、反面、例えば、塩化第二鉄のような酸化剤を用いた
場合は、塩化水素がドーパントであるし、また、過酸化
水素とメタンスルホン酸とを組み合わせた場合は、メタ
ンスルホン酸がドーパントであるから、ポリアニリンを
ドーピング後の導電性の安定性に問題がある。更に、過
酸化水素を酸化剤として用いた場合は、ドーピング処理
によつてポリアニリンのフイルムの機械的強度を低下さ
せるという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
ポリアニリンのドーピングにおける上記した問題を解決
するために鋭意研究した結果、特定の酸化剤とプロトン
酸とを組み合わせて用いることによつて、上記イミノ−
p−フェニレン型のポリアニリンを迅速にドーピングす
ることができ、しかも、このようにすることによつて、
導電性の安定性やフイルムの機械的強度にすぐれるポリ
アニリンを得ることができることを見出して、本発明に
至つたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による導電性有機
重合体の製造方法は、一般式(I)
【0015】
【化4】
【0016】で表わされるイミノ−p−フェニレン構造
単位を主たる繰返し単位として有する有機重合体を、プ
ロトン酸と共に、キノン系酸化剤を溶解させた溶液にて
処理することを特徴とする。本発明において用いるポリ
アニリンは、前記一般式(I)で表わされるイミノ−p
−フェニレン構造単位を主たる繰返し単位として有し、
脱ドープ状態において有機溶剤に可溶性の有機重合体で
ある。本発明によれば、得られる導電性ポリアニリンフ
イルムの強度等を考慮して、上記イミノ−p−フェニレ
ン型ポリアニリンは、N−メチル−2−ピロリドン中、
30℃で測定した極限粘度〔η〕が0.40dl/g以上で
あることが好ましい。
【0017】このようなポリアニリンは、特開平3−5
2929号公報に詳細に記載されているように、一般式
(II)
【0018】
【化5】
【0019】(式中、m及びnはそれぞれ繰返し単位中
のキノンジイミン構造単位及びフェニレンジアミン構造
単位のモル分率を示し、0<m<1、0<n<1、m+
n=1である。)で表わされるキノンジイミン構造単位
及びフェニレンジアミン構造単位を主たる繰返し単位と
して有する有機重合体であつて、脱ドープ状態において
有機溶剤に可溶性である有機重合体を還元剤にて還元す
ることによつて得ることができる。
【0020】上記還元剤としては、フェニルヒドラジ
ン、ヒドラジン、ヒドラジン水和物、硫酸ヒドラジン、
塩酸ヒドラジン等のヒドラジン化合物、水素化リチウム
アルミニウム、水素化ホウ素リチウム等の還元性水素化
金属化合物等が好適に用いられる。還元反応後に残渣を
生じないので、ヒドラジン水和物又はフェニルヒドラジ
ンが還元剤として特に好ましく用いられる。
【0021】本発明による方法においては、プロトン酸
と共に、キノン系酸化剤が用いられる。このようなキノ
ン系酸化剤の具体例として、例えば、p−ベンゾキノ
ン、o−ベンゾキノン、p−トルキノン、オキシ−p−
ベンゾキノン、1,2−ナフトキノン、1,4−ナフトキノ
ン、ジフエノキノン、スチルベンキノン、クロラニル、
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン、
1,2−ナフトキノン−4−スルホン酸ナトリウム、、1,
4−ナフトキノン−2−スルホン酸ナトリウム、テトラ
フルオロ−p−ベンゾキノン等ををげることができる。
【0022】本発明に従つて、酸化剤として、キノン系
酸化剤を用いることによつて、酸化ドーピングによるポ
リアニリンフイルムの機械的強度の低下が少なく、実用
的な導電性ポリアニリンフイルムを得ることができる。
本発明による方法において用いるプロトン酸としては、
塩酸、硫酸、過塩素酸、リン酸、ホウフツ化水素酸等の
無機酸のほか、種々の有機酸を挙げることができる。こ
のような有機酸は、脂肪族、芳香族、芳香脂肪族、脂環
式等の一又は多塩基酸であつてよく、また、このような
有機酸は、水酸基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ア
ミノ基等を有していてもよい。従つて、かかる有機酸の
具体例として、例えば、酢酸、n−酪酸、ペンタデカフ
ルオロオクタン酸、ペンタフルオロ酢酸、トリフルオロ
酢酸、トリクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、モノフルオロ酢
酸、モノブロモ酢酸、モノクロロ酢酸、シアノ酢酸、ア
セチル酢酸、ニトロ酢酸、トリフエニル酢酸、ギ酸、シ
ユウ酸、安息香酸、m−ブロモ安息香酸、p−クロロ安
息香酸、m−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸、o
−ニトロ安息香酸、2,4−ジニトロ安息香酸、3,5−ジ
ニトロ安息香酸、ピクリン酸、o−クロロ安息香酸、p
−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香酸、トリメチル安
息香酸、p−シアノ安息香酸、m−シアノ安息香酸、チ
モールブルー、サリチル酸、5−アミノサリチル酸、o
−メトキシ安息香酸、1,6−ジニトロ−4−クロロフエ
ノール、2,6−ジニトロフエノール、2,4−ジニトロフ
エノール、p−オキシ安息香酸、ブロモフエノールブル
ー、マンデル酸、フタル酸、イソフタル酸、マレイン
酸、フマル酸、マロン酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、コ
ハク酸、α−アラニン、β−アラニン、グリシン、グリ
コール酸、チオグリコール酸、エチレンジアミン−N,N'
−二酢酸、エチレンジアミン−N,N,N',N'-四酢酸等を挙
げることができる。
【0023】また、有機酸は、スルホン酸又は硫酸基を
有するものであつてもよい。このような有機酸として
は、例えば、アミノナフトールスルホン酸、メタニル
酸、スルフアニル酸、アリルスルホン酸、ラウリル硫
酸、キシレンスルホン酸、クロロベンゼンスルホン酸、
1−プロパンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸、1−
ヘキサンスルホン酸、1−ヘプタンスルホン酸、1−オ
クタンスルホン酸、1−ノナンスルホン酸、1−デカン
スルホン酸、1−ドデカンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、スチレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸
等を挙げることができる。
【0024】特に、本発明において好ましく用いること
ができるプロトン酸は、分子内に2つ以上のスルホン酸
基を有する有機多価スルホン酸である。このような有機
多価スルホン酸としては、例えば、エタンジスルホン
酸、プロパンジスルホン酸、ブタンジスルホン酸、ペン
タンジスルホン酸、ヘキサンジスルホン酸、ヘプタンジ
スルホン酸、オクタンジスルホン酸、ノナンジスルホン
酸、デカンジスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、ナフ
タレンジスルホン酸、ナフタレントリスルホン酸、ナフ
タレンテトラスルホン酸、アントラセンジスルホン酸、
アントラキノンジスルホン酸、フェナントレンジスルホ
ン酸、フルオレノンジスルホン酸、カルバゾールジスル
ホン酸、ジフエニルメタンジスルホン酸、ビフエニルジ
スルホン酸、ターフェニルジスルホン酸、ターフェニル
トリスルホン酸、ナフタレンスルホン酸−ホルマリン縮
合物、フェナントレンスルホン酸−ホルマリン縮合物、
アントラセンスルホン酸−ホルマリン縮合物、フルオレ
ンスルホン酸−ホルマリン縮合物、カルバゾールスルホ
ン酸−ホルマリン縮合物等を挙げることができる。芳香
環におけるスルホン酸基の位置は任意である。本発明に
おいては、これらのなかでも、特に、有機ジスルホン酸
が好ましく用いられる。
【0025】更に、本発明において用いる有機酸は、ポ
リマー酸であつてもよい。このようなポリマー酸として
は、例えば、ポリビニルスルホン酸、ポリビニル硫酸、
ポリスチレンスルホン酸、スルホン化スチレン−ブタジ
エン共重合体、ポリイソプレンスルホン酸、ポリアリル
スルホン酸、ポリメタリルスルホン酸、ポリスルホプロ
ピルアクリレート、ポリ−2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、ポリハロゲン化アクリル酸等
を挙げることができる。また、スルホン化ポリアニリン
やナフイオン(米国デユポン社登録商標)として知られ
ている含フツ素重合体も、ポリマー酸として好適に用い
られる。
【0026】本発明に従つて、プロトン酸として、有機
ジスルホン酸やポリマー酸のような有機多価スルホン酸
を用いることによつて、耐熱性や耐水性にすぐれる導電
性ポリアニリンフイルムを与える。本発明によれば、上
述したようなキノン系酸化剤とプロトン酸とを適当な溶
剤に溶解させて、ドープ液を調製し、このドープ液に前
記イミノ−p−フェニレン型のポリアニリンを接触させ
ることによつて、ポリアニリンをドーピングする。ここ
に用いる溶剤は、プロトン酸と酸化剤との双方を溶解さ
せれば、特に制限されないが、例えば、エタノール、N
−メチル−2−ピロリドン、 N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、ホルムアミド、 N,N−ジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等のような
有機極性溶剤や水、或いはこれらの混合溶剤が好ましく
用いられる。
【0027】特に、水と有機溶剤との混合溶剤は、プロ
トン酸及び酸化剤の溶解性とドーピング速度の向上の面
から好ましい。このような混合溶剤の具体例としては、
例えば、水/エタノール、水/N−メチルホルムアミ
ド、水/N−メチル−2−ピロリドン等を挙げることが
できる。このような水と有機溶剤との混合溶剤におい
て、水と有機溶剤との混合比は、用いるプロトン酸と酸
化剤の種類によつて適宜に選ばれるが、例えば、1,2−
エタンジスルホン酸とp−ベンゾキノンの水/エタノー
ル溶液を調製する場合であれば、混合溶剤としては、水
の重量分率が20〜90%程度であるものが好ましく用
いられる。
【0028】このようなドープ液の濃度は、ドーピング
処理の温度、ポリアニリンの膜厚、目的とする導電性ポ
リアニリンの電導度等によつて適宜に選ばれるが、通
常、プロトン酸濃度は1〜30重量%の範囲が好まし
く、酸化剤は、0.5〜20重量%の範囲が好ましい。プ
ロトン酸と酸化剤の濃度比は、特にドーピングが進行す
る限りは限定されるものではないが、通常、プロトン酸
/酸化剤のモル比にて1/100〜100/1の範囲が
好ましい。一般的には、ドープ液の濃度が高いほど、ド
ーピング処理に要する時間は短くてすむ。
【0029】また、ドーピング処理の温度は、通常、1
0〜40℃の範囲であるが、必要に応じて、より高温で
ドーピング処理して、所要時間を短縮することができ
る。本発明の方法によれば、上述したようなドープ液に
ポリアニリンフイルムを接触させることによつてドーピ
ング処理する。より具体的には、ポリアニリンを必要に
応じて攪拌下にドープ液に浸漬し、又はポリアニリンフ
イルムにドープ液を塗布し、又はドープ液を噴霧する等
の方法によつて行なわれる。このようなドーピング処理
後、フイルムをエタノール等、適宜の溶剤にて洗浄し、
乾燥させて、ドープ液をポリアニリンから除去するのが
好ましい。ドープ液がポリアニリンフイルム中に残存す
るときは、導電性等に有害な影響を及ぼすことがあるか
らである。水を含む塩基性溶剤は、ポリアニリンにドー
ピングしたプロトン酸を脱ドープさせるおそれがあるの
で、かかる溶剤による洗浄は避けるべきである。超音波
洗浄は、一つの有効な洗浄方法である。
【0030】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポリアニリンを
短時間にてドーピング処理することができ、しかも、得
られる導電性ポリアニリンが導電性の安定性及びフイル
ムの機械的強度にすぐれる。
【0031】
【実施例】以下に参考例と共に、実施例を挙げて本発明
を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定さ
れるものではない。 参考例1 (アニリンの酸化重合によるドープ状態のキノンジイミ
ン・フェニレンジアミン型導電性ポリアニリンの製造)
攪拌装置、温度計及び直管アダプターを備えた10リッ
トル容量セパラブル・フラスコに蒸留水6000g、3
6%塩酸360ml及びアニリン400g(4.295モ
ル)をこの順序にて仕込み、アニリンを溶解させた。別
に、氷水にて冷却しながら、ビーカー中の蒸留水149
3gに97%濃硫酸434g(4.295モル)を加え、
混合して、硫酸水溶液を調製した。この硫酸水溶液を上
記セパラブル・フラスコに加え、フラスコ全体を低温恒
温槽にて−4℃まで冷却した。
【0032】次に、ビーカー中にて蒸留水2293gに
ペルオキソ二硫酸アンモニウム980g(4.295モ
ル)を加え、溶解させて、酸化剤水溶液を調製した。フ
ラスコ全体を低温恒温槽で冷却して、反応混合物の温度
を−3℃以下に保持しつつ、攪拌下にアニリン塩の酸性
水溶液に、チュービングポンプを用いて、直管アダプタ
ーから上記ペルオキソ二硫酸アンモニウム水溶液を1ml
/分以下の割合にて徐々に滴下した。最初、無色透明の
溶液は、重合の進行に伴つて緑青色から黒緑色となり、
次いで、黒緑色の粉末が析出した。
【0033】この粉末析出時に反応混合物において温度
の上昇がみられるが、高分子量重合体を得るためには、
反応系内の温度を0℃以下、好ましくは−3℃以下に抑
えることが肝要である。粉末析出後は、ペルオキソ二硫
酸アンモニウム水溶液の滴下速度を例えば8ml/分程度
とやや速くしてもよい。しかし、この場合にも、反応混
合物の温度をモニターしつつ、温度を−3℃以下に保持
するように、滴下速度を調整することが必要である。か
くして、7時間を要して、ペルオキソ二硫酸アンモニウ
ム水溶液の滴下を終了した後、更に1時間、−3℃以下
の温度にて攪拌を続けた。
【0034】得られた重合体粉末を濾別し、水洗、アセ
トン洗浄し、室温で真空乾燥して、黒緑色のキノンジイ
ミン・フェニレンジアミン型導電性ポリアニリン粉末4
30gを得た。これを直径13mm、厚さ700μmのデ
ィスクに加圧成形し、ファン・デル・ポー法によつて、
その電導度を測定したところ、14S/cmであつた。 (導電性有機重合体の脱ドーピングによるキノンジイミ
ン・フェニレンジアミン型溶剤可溶性ポリアニリンの製
造)上記ドープされている導電性ポリアニリン粉末35
0gを2Nアンモニア水4リツトル中に加え、オートホ
モミキサーにて回転数5000rpm にて5時間攪拌し
た。混合物は、黒緑色から青紫色に変化した。
【0035】ブフナーろうとにて粉末を濾別し、ビーカ
ー中にて攪拌しながら、蒸留水にて濾液が中性になるま
で繰り返して洗浄し、続いて、濾液が無色になるまでア
セトンにて洗浄した。この後、粉末を室温にて10時間
真空乾燥して、黒褐色の脱ドーピングした溶剤可溶性キ
ノンジイミン・フェニレンジアミン型ポリアニリン粉末
280gを得た。
【0036】このポリアニリンはN−メチル−2−ピロ
リドンに可溶性であつて、溶解度は同溶剤100gに対
して8g(7.4%)であつた。また、これを溶剤として
30℃で測定した極限粘度〔η〕は1.23であつた。 実施例1 N−メチル−2−ピロリドン90gにフェニルヒドラジ
ン1.49gを溶解させ、次いで、参考例1にて得られた
溶剤可溶性キノンジイミン・フェニレンジアミン型のポ
リアニリン10gを攪拌下に溶解させた。このとき、溶
液は濃青色から淡黒褐色に変色し、同時に窒素ガスの発
生が確認された。この溶液をG2フイルターにて減圧濾
過した。
【0037】このようにして得られた溶剤可溶性イミノ
−p−フェニレン型ポリアニリン溶液をガラス板上にキ
ャステイングし、ガラス棒にてしごいた後、熱風循環乾
燥器中でN−メチル−2−ピロリドンを蒸発させ、得ら
れたポリアニリンフイルムをガラス板から剥離した。フ
イルム厚は20〜30μmであつた。このフイルムを1
0重量%の1,5−ナフタレンジスルホン酸と2重量%の
p−ベンゾキノンを溶解させたエタノール溶液に60分
間浸漬した後、フイルムを取出し、エタノールで洗浄
し、60℃で30分間乾燥させた。このフイルムの電導
度は、ファン・デル・ポーの四端子測定法による測定の
結果(以下、同じ。)、0.058S/cmであつた。ま
た、このフイルムを蒸留水中に10日間浸漬した後の電
導度は、0.017S/cmであつた。この電導度は浸漬前
の29%に相当する。
【0038】実施例2 実施例1にて得られたポリアニリンのフイルムを10重
量%のポリビニルスルホン酸と2.5重量%のp−ベンゾ
キノンを溶解させたエタノール/水(重量比1/1)の
混合溶剤系溶液に10分間浸漬した後、フイルムを取出
し、エタノールで洗浄し、60℃で30分間乾燥させ
た。このフイルムの電導度は1.4S/cmであつた。同様
にして、60分間浸漬した場合の電導度は9.9S/cmで
あつた。また、この電導度9.9S/cmのフイルムを蒸留
水中に10日間浸漬した後の電導度は3.5S/cmであつ
た。この電導度は浸漬前の35%に相当する。
【0039】比較例1 実施例1にて得られたポリアニリンフイルムを30重量
%の1,5−ナフタレンジスルホン酸の水溶液に60分間
浸漬した後、フイルムを取出し、エタノールで洗浄し、
60℃で30分間乾燥させた。このフイルムの電導度は
1.5×10-5S/cmであつた。
【0040】比較例2 実施例1にて得られたポリアニリンフイルムを10重量
%のポリビニルスルホン酸の水溶液に30分間浸漬した
後、フイルムを取出し、エタノールで洗浄し、60℃で
30分間乾燥させた。このフイルムの電導度は0.29S
/cmであつた。同様にして、150分間浸漬した場合の
電導度は1.3S/cmであつた。
【0041】比較例3 実施例1にて得たポリアニリンフイルムを20重量%の
硝酸第二鉄水溶液に10分間浸漬した後、フイルムを取
出し、エタノールで洗浄し、60℃で30分間乾燥させ
た。このフイルムの電導度は11.6S/cmであつた。ま
た、このフイルムを蒸留水中に10日間浸漬した後の電
導度は2.3×10-4S/cmであつた。この電導度は浸漬
前の0.002%に相当する。
【0042】比較例4 実施例1にて得たポリアニリンフイルムを10重量%の
メタンスルホン酸と7.5重量%の過酸化水素を含む水溶
液に10分間浸漬した後、フイルムを取出し、エタノー
ルで洗浄し、60℃で30分間乾燥させた。このフイル
ムの電導度は7.4S/cmであつた。また、このフイルム
を蒸留水中に10日間浸漬した後の電導度は1.5×10
-3S/cmであつた。この電導度は浸漬前の0.02%に相
当する。
【0043】実施例3 実施例1にて得られた未ドープのポリアニリンフイルム
の引張強さを測定したところ、795Kgf/cm2 であつ
た。尚、引張強さは、島津製作所製オートグラフAG2
000Aを用い、温度24℃、引張速度50mm/分の条
件にて測定した。同じポリアニリンフイルムを15重量
%の1,2−エタンジスルホン酸と2重量%のp−ベンゾ
キノンを含むエタノール/水(重量比1/1)の混合溶
剤系溶液に30分間浸漬した後、フイルムを取出し、エ
タノールで洗浄し、60℃で30分間乾燥させた。この
フイルムの電導度は7.11S/cmであつた。このフイル
ムの引張強さを測定したところ、570Kgf/cm2 まで低
下していたが、しかし、尚も自立性を保持している強靱
なフイルムのままであつた。
【0044】比較例5 実施例1にて得たポリアニリンフイルムを15重量%の
硫酸と7.5重量%の過酸化水素を含む水溶液に10分間
浸漬した。このフイルムを取出し、エタノールで洗浄す
ることを試みたが、フイルムは強度を失つており、細か
く割れてしまつた。
【0045】比較例6 実施例1にて得たポリアニリンフイルムを10重量%の
メタンスルホン酸と7.5重量%の過酸化水素を含む水溶
液に30分間浸漬した後、フイルムを取出し、エタノー
ルで洗浄し、60℃で30分間乾燥させた。このフイル
ムの電導度は21S/cmであつた。このフイルムの引張
強さを測定したところ、56Kgf/cm2 であつて、非常に
脆いものであつた。
【0046】実施例4〜7 実施例1にて得られたポリアニリンのフイルムを表1に
示すドープ溶液にそれぞれ浸漬した後、フイルムを取出
し、エタノールで洗浄し、60℃で30分間乾燥させ
た。それぞれフイルムの電導度を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例8〜10 実施例1にて得られたポリアニリンのフイルムを表2に
示すドープ溶液にそれぞれ10分間浸漬した後、フイル
ムを取出し、エタノールで洗浄し、60℃で30分間乾
燥させた。それぞれフイルムの電導度を表2に示す。
【0049】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜井 敬介 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 73/00 H01B 1/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 で表わされるイミノ−p−フェニレン構造単位を主たる
    繰返し単位として有する有機重合体を、プロトン酸と共
    に、キノン系酸化剤を溶解させた溶液にてドーピング処
    理することを特徴とする導電性有機重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】プロトン酸が多価有機酸であることを特徴
    とする請求項1記載の導電性有機重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】プロトン酸が有機多価スルホン酸であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の導電性有機重合体の製造
    方法。
  4. 【請求項4】有機多価スルホン酸が有機ジスルホン酸
    あることを特徴とする請求項3記載の導電性有機重合体
    の製造方法。
  5. 【請求項5】有機多価スルホン酸がポリビニルスルホン
    酸、ポリビニル硫酸、ポリスチレンスルホン酸、スルホ
    ン化スチレン−ブタジエン共重合体、ポリイソプレンス
    ルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリメタリルスルホ
    ン酸、ポリスルホプロピルアクリレート、ポリ−2−ア
    クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はポリ
    ハロゲン化アクリル酸から選ばれるポリマー酸である請
    求項3に記載の導電性有機重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】有機重合体が脱ドープ状態において有機溶
    剤に可溶性であり、且つ、N−メチル−2−ピロリドン
    中、30℃で測定した極限粘度〔η〕が0.40dl/g以上
    であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    載の導電性有機重合体の製造方法。
  7. 【請求項7】プロトン酸と共にキノン系酸化剤を溶解さ
    せた溶液のための溶剤として、水と有機溶剤とからなる
    混合溶剤を用いることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の導電性有機重合体の製造方法。
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