JP3204387B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

Info

Publication number
JP3204387B2
JP3204387B2 JP07939598A JP7939598A JP3204387B2 JP 3204387 B2 JP3204387 B2 JP 3204387B2 JP 07939598 A JP07939598 A JP 07939598A JP 7939598 A JP7939598 A JP 7939598A JP 3204387 B2 JP3204387 B2 JP 3204387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
emitter
base
circuit
collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07939598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11274852A (ja
Inventor
広己 齋藤
Original Assignee
エヌイーシーマイクロシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシーマイクロシステム株式会社 filed Critical エヌイーシーマイクロシステム株式会社
Priority to JP07939598A priority Critical patent/JP3204387B2/ja
Publication of JPH11274852A publication Critical patent/JPH11274852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204387B2 publication Critical patent/JP3204387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発振回路に関し、特
に温度変化に対し安定化を図った自励発振方式の発振回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温度安定化を図った特開平4−
23505号(文献1)記載の従来の発振回路を回路図
で示す図5を参照すると、この従来の発振回路は、正帰
還信号の供給に応答して所定の発振周波数の発振信号を
発生する差動増幅回路1と、LCG回路からなり上記発
振周波数の正帰還信号経路を構成する帰還回路2と、温
度補償用の基準電圧信号を発生増幅し差動増幅回路1の
動作電流を制御するする温度補償回路3とを備える。
【0003】差動増幅回路1は、それぞれ一端を電源V
CCに接続した負荷抵抗R1,R2の他端を各々のコレ
クタに接続し差動対を構成するNPN型のトランジスタ
Q1,Q2と、コレクタをトランジスタQ1,Q2の共
通接続されたエミッタにエミッタを一端が接地された抵
抗R5の他端にそれぞれ接続し前記差動対の電流源を構
成するNPN型のトランジスタQ3と、各々の1端をト
ランジスタQ1,Q2の各々のベースに各々の他端をバ
イアス電源VB1に接続した抵抗R3,R4と、一端を
トランジスタQ2のベースに他端を接地にそれぞれ接続
したコンデンサC3とを備える。
【0004】帰還回路2は、一端をトランジスタQ2の
コレクタに接続したコンデンサC1と、他端をコンデン
サC1の他端に一端をトランジスタQ1のベースにそれ
ぞれ接続したコンデンサC2と、一端を結合用のコンデ
ンサC1,C2の共通接続点である各々の他端に他端を
接地したコンデンサCo1と、コンデンサCo1と並列
接続したインダクタンスLo1とインダクタンスLo1
の抵抗分の逆数であるコンダクタンスGo1とを含む。
【0005】温度補償回路3は、基準電圧信号を増幅し
差動増幅回路1の動作電流を制御する演算増幅器31
と、ベースとコレクタとを共通接続しエミッタを電源V
CCに接続したPNP型のトランジスタQ31と、エミ
ッタを電源VCCにベースをトランジスタQ31のベー
スに共通接続しこのトランジスタQ31とカレントミラ
ー回路を構成するPNP型のトランジスタQ32と、コ
レクタを電源VCCにベースをトランジスタQ32のコ
レクタにエミッタを演算増幅器31の非反転入力端にそ
れぞれ接続したNPN型のトランジスタQ33と、コレ
クタをトランジスタQ31のコレクタにベースをトラン
ジスタQ33のエミッタにそれぞれ接続したNPN型の
トランジスタQ34と、コレクタをトランジスタQ32
のコレクタにベースをトランジスタQ33のエミッタに
それぞれ接続したNPN型のトランジスタQ35と、ト
ランジスタQ34,Q35の各々のコレクタ間に接続し
たコンデンサC12と、演算増幅器31の反転入力端と
接地間に接続した抵抗R33と、出力端と反転入力端間
に接続した抵抗R32と、一端をトランジスタQ34の
エミッタに接続した抵抗R34と、一端を抵抗R34の
他端とトランジスタQ35のエミッタに他端を接地にそ
れぞれ接続した抵抗R35と、一端をトランジスタQ3
3のエミッタに他端を接地にそれぞれ接続した抵抗R3
6とを備える。
【0006】次に、図5を参照して、従来の発振回路の
動作について説明すると、この従来の発振回路は、差動
増幅回路1のトランジスタQ2のコレクタに発生する発
振信号Voを帰還回路2のコンデンサC1、C2を介し
てトランジスタQ1のベースに入力信号Vinとして正
帰還し、この信号VinをこれらトランジスタQ1,Q
2から成る差動対で増幅する。
【0007】帰還回路2の等価回路を示す図6を参照す
ると、この帰還回路2のコンデンサCo1,インダクタ
ンスLo1は、共振回路を形成し、インダクタンスLo
1のコンダクタンスGo1,コンデンサC1,C2を含
めて発振周波数を決定する。信号Voは、トランジスタ
Q2のコレクタ電圧であり、信号Vinはトランジスタ
Q1のベース電圧である。Zinは、トランジスタQ1
のベースから見た差動増幅回路1の入力インピーダンス
である。
【0008】トランジスタQ1,Q2の各々のベースに
接続した抵抗R3,R4は、ベースバイアス抵抗でVB
1はバイアス電源、コンデンサC3はバイパスコンデン
サである。
【0009】温度補償回路3は、トランジスタQ33の
エミッタからバンドギャップ電圧を基準電圧信号として
出力し、演算増幅器31に供給する。ここで、トランジ
スタQ34,Q35のエミッタ面積比をN:1(N>
2)と設定する。演算増幅器31は、バンドギャップ電
圧対応の基準電圧信号を直流増幅し、差動増幅回路1の
トランジスタQ3のベースに供給する。
【0010】差動増幅回路1のトランジスタQ3と抵抗
R5は差動増幅器の定電流源を構成し、トランジスタQ
3のベース電位により、差動増幅回路1の定電流Iを決
定する。
【0011】従来の発振回路の発振周波数fpは、トラ
ンジスタの電流増幅率をhFEとすると、次式(1)で表
される。 fp=1/2π{Lo1(Co1+C1+C2+Go1
FE C1・4/K1)}1/2 ここで、K1は次式で表される。 K1=2(1+R32/R33)VTln(N・R35/R34)/R31 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 式(1)より、温度の項を含まないため、温度変化に対
して発振周波数fpは一定となる。ただし、式(1)の
成立のための前提条件として次式(2)を満足する必要
がある。
【0012】 (1+R32/R33)VBE(Q35) =VBE(Q33)・・・・・・・・・(2) ここで、VBE(Q33) ,VBE(Q35) はそれぞれトランジス
タQ35,Q33のベース、エミッタ間電圧を示す。し
かし、この従来の発振回路では、式(1)で示すよう
に、基準電圧回路の抵抗R32、R33と抵抗R35,
R34の相対抵抗値のばらつきと差動増幅回路1の抵抗
R5の絶対抵抗値のばらつきにより発振周波数fpが変
化する。
【0013】一般に、集積回路(IC)の基板上に形成
される抵抗すなわちIC化抵抗の相対抵抗値のばらつき
は数%程度であるため、温度補償回路3の基準電圧生成
用の抵抗R32,R33と抵抗R35,R34の相対抵
抗値ばらつきによる発振周波数の変化は無視出来る。し
かし、絶対抵抗値ばらつきは数+%程度であるため、差
動増幅回路1の電流源抵抗R5の絶対抵抗値ばらつきに
より発振周波数fpの変動が大きくなる。
【0014】また、差動増幅回路1の動作電流Iは、次
式(3)で表される。 I=2(1+R32/R33)Vt・ln(NR35/R34)/R31・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) ここで、Vtはトランジスタのサーマル電圧を示す。
【0015】すなわち、差動増幅回路1の動作電流Iは
電流源抵抗R5の絶対抵抗値ばらつきにより大きく変動
する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の発振回
路は、集積回路上で形成されるIC化抵抗の絶対抵抗値
のばらつきが大きいため、IC化抵抗である差動増幅回
路の電流源抵抗の絶対抵抗値ばらつきにより発振周波数
の変動が大きくなるという欠点があった。
【0017】また、上記電流源抵抗の絶対抵抗値ばらつ
きにより差動増幅回路の動作電流も大きく変動し動作の
不安定化要因となるという欠点があった。
【0018】本発明の目的は、絶対抵抗値のばらつきが
あっても安定な発振周波数で発振し、電流の変動が少な
い発振回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の発振回路は、集
積回路基板上に形成されトランジスタと第1の抵抗素子
とを有する増幅回路とこの増幅回路の出力信号の所定の
周波数成分を正帰還し前記増幅回路の入力に供給する帰
還回路と温度変動に対して発振周波数を安定化する安定
化手段とを有する発振回路において、前記安定化手段
が、前記集積回路基板上に形成された前記増幅器の電流
源抵抗素子を含む複数の第2の抵抗素子の絶対抵抗値の
ばらつきに対応する補償電圧を発生し前記温度変動に加
えて製造工程に起因する前記電流源抵抗素子の絶対抵抗
値のばらつきに対して前記増幅回路の動作電流の変動を
抑圧する温度抵抗補償手段を備え、前記増幅回路が、コ
レクタを一端が第1の電源に接続された第1の抵抗にベ
ースを前記帰還回路の出力端と一端がバイアス用電源に
接続された第3の抵抗の他端にそれぞれ接続した第1の
トランジスタと、コレクタを一端が第1の電源に接続さ
れた第2の抵抗と前記帰還回路の入力端にベースを前記
帰還回路の入力端と一端が前記バイアス用電源に接続さ
れた第4の抵抗の他端にエミッタを前記第1のトランジ
スタのエミッタにそれぞれ接続した第2のトランジスタ
と、コレクタを前記第1,第2のトランジスタの共通接
続したエミッタに接続しエミッタを一端が第2の電源に
接続され前記第1の抵抗素子対応の第5の抵抗の他端に
それぞれ接続しベースに前記補償電圧の供給を受ける第
3のトランジスタとを有する差動増幅回路を備え、前記
温度抵抗補償手段が、エミッタを前記第3のトランジス
タのベースに接続した第4のトランジスタと、ベースと
コレクタとを第1の電源にエミッタを前記第4のトラン
ジスタのコレクタにそれぞれ接続した第5のトランジス
タと、コレクタとベースとを短絡して前記第4のトラン
ジスタのベースに接続した第6のトランジスタと、ベー
スとコレクタとを短絡しエミッタを第2の電源に接続し
た第7のトランジ スタと、ベースを前記第7のトランジ
スタのべースに接続した第8のトランジスタと、コレク
タを前記第6のトランジスタのエミッタにベースを前記
第8のトランジスタのコレクタにエミッタを前記第2の
電源にそれぞれ接続した第9のトランジスタと、一端を
前記第4のトランジスタのエミッタに他端を前記第2の
電源にそれぞれ接続した第6の抵抗と、一端を前記第5
のトランジスタのエミッタに他端を前記第4のトランジ
スタのベースにそれぞれ接続し前記第2の抵抗素子に対
応する第7の抵抗と、一端を前記第6のトランジスタの
エミッタに他端を前記第7のトランジスタのコレクタに
それぞれ接続し前記第2の抵抗素子に対応する第8の抵
抗と、一端を前記第6のトランジスタのエミッタに他端
を前記第8のトランジスタのコレクタにそれぞれ接続し
前記第2の抵抗素子に対応する第9の抵抗と、一端を前
記第8のトランジスタのエミッタに他端を前記第2の電
源にそれぞれ接続し前記第2の抵抗素子に対応する第1
0の抵抗とを備えて構成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図5と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付
して同様に回路図で示す図1を参照すると、この図に示
す本実施の形態の発振回路は、従来と共通の差動増幅回
路1と、帰還回路2とに加えて、温度補償回路3の代わ
りに温度変動に加えて差動増幅回路1の電流源抵抗R5
の抵抗値の変動を補償する温度抵抗補償回路4を備え
る。
【0021】温度抵抗補償回路4は、エミッタを差動増
幅回路1のトランジスタQ3のベースに接続したNPN
型のトランジスタQ4と、ベースとコレクタとを電源V
CCにエミッタをトランジスタQ4のコレクタにそれぞ
れ接続したNPN型のトランジスタQ5と、コレクタと
ベースとを短絡してトランジスタQ4のベースに接続し
たNPN型のトランジスタQ6と、ベースとコレクタと
を短絡しエミッタを接地に接続したNPN型のトランジ
スタQ7と、ベースをトランジスタQ7のべーに接続し
トランジスタQ7とカレントミラー回路を構成するNP
N型のトランジスタQ8と、コレクタをトランジスタQ
6のエミッタにベースをトランジスタQ8のコレクタに
エミッタを接地にそれぞれ接続したNPN型のトランジ
スタQ9と、一端をトランジスタQ4のエミッタに他端
を接地にそれぞれ接続した抵抗R6と、一端をトランジ
スタQ5のエミッタに他端をトランジスタQ4のベース
にそれぞれ接続した抵抗R7と、一端をトランジスタQ
6のエミッタに他端をトランジスタQ7のコレクタにそ
れぞれ接続した抵抗R8と、一端をトランジスタQ6の
エミッタに他端をトランジスタQ8のコレクタにそれぞ
れ接続した抵抗R9と、一端をトランジスタQ8のエミ
ッタに他端を接地にそれぞれ接続した抵抗R10とを備
える。
【0022】次に、図1を参照して本実施の形態の動作
について説明すると、差動増幅回路1と帰還回路2との
動作は従来と共通であるが、ここでは、本発明に関連す
る部分についてさらに詳細に説明する。
【0023】まず、帰還回路2の入力信号Vinと出力
信号Voの比Vin/Voつまり帰還率βは、S=jω
とすると次式(4)で表される。ここで、jは虚数、ω
は角周波数である。 β=〔Zin/{Zin+(1/(SC1))}〕×[1/〔Co1・S+(1 /(Lo1S))+Go1+1/{Zin+(1/(SC1))}〕]/(1/ (Co1S))+[1/〔Co1S+(1/(Lo1S))+Go1+1/{Z in+(1/(SC1))}〕]・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 式(4)を簡略化すると次式(5)となる。 β=S2 ・C1・C2 ・Zin/{(Co1+Go1・Zin・C1+C1+C 2)S+(1/(Lo1S))+Go1+(ZinC1/Lo1)+(Zin・ Co1・C1+Zin・C1・C2)S2 }・・・・・・・・・・・・・(5) 差動増幅回路1のオープンゲインをAとすると発振条件
は、次式(6)で表される。 A・β=1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 式(5),(6)より、次式(7)の関係を得る。 A・S2 ・C1・C2 ・Zin/{(Co1+Go1・Zin・C1+C1+C 2)S+(1/(Lo1・S))+Go1+(Zin・C1/Lo1)+(Zi n・Co1・C1+Zin・C1・C2)S2 }=1・・・・・・・・(7) 高周波になると差動増幅回路1の入力インピーダンスZ
inは、純抵抗だけでなくベースエミッタ間容量が影響
するため、次式(8)の値となる。 Zin hFE/gm+1/(SCπ)=hFE/gm+1/S(τF・gm・ Cje)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) gm=4KT/qI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9) ここで、hFEはトランジスタの電流増幅率、gmは差
動増幅回路1の相互コンダクタンス、Kはボルツマン定
数、Tは絶対温度、qは電子の電荷量、Iは差動増幅回
路1の動作電流、τFは遷移時間、Cjeはベースエミ
ッタ間接合容量をそれぞれ示す。式(8),(9)より
差動増幅回路1の入力インピーダンスZinは、差動増
幅回路1の動作電流Iの影響を受けることが分かる。
【0024】式の単純化のためZinを純抵抗と仮定
し、式(7)の虚数部が零になれば発振条件が成立する
ため、この式(7)より発振条件を求める。
【0025】 (Co1+Go1・Zin・C1+C1+C2)S+(1/(Lo1S))= 0・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10) 式(10)にS=jωを代入すると、ωは次式(11)
で表される。 ω=1/{Lo1(Co1+Go1・Zin・C1+C1+C2)}1/2 ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(11) ω=2πfであるから、式(11)より、周波数fは、
次式(12)で表される。 f=1/2π{Lo1(Co1+Go1・Zin・C1+C1+C2)}1/2 ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(12) 差動増幅回路1の入力インピーダンスZinを純抵抗と
仮定すると次式(13)が得られる。 Zin hFE/gm=4K・T・hFE/(q・I)・・・・・・・(13) 式(12),(13)から、電流Iの変化により発振周
波数fが変化することが分かる。そこで、本実施の形態
では、差動増幅回路1のトランジスタQ3に流れる動作
電流IQ3の変動を減少させる。
【0026】まず、トランジスタQ5のエミッタ抵抗R
5の抵抗値変動による電流IQ3の変動とトランジスタ
Q3,Q4のベース電圧との関係を求める。
【0027】電流IQ3は、トランジスタQ3のベース
電圧Vb3とトランジスタQ3のベース・ミッタ間電圧
VBE3と抵抗R5とより、次式で表される。 Vb3=VBE3+R5・IQ3・・・・・・・・・・・・・・・・(14) ここで、抵抗R5の抵抗値がa倍の変動をすると仮定
し、この抵抗値変動によるベース電圧Vb3の変化結果
のベース電圧VB3dは次式で表される。 Vb3d=VBE3+a・R5・IQ3d・・・・・・・・・・・・(15) IQ3=IQ3dにするためには式(14),(15)
より次式(16)が成立すればよい。 (IQ3=IQ3dよりVBE3は一定) Vb3d=a・Vb3+(1−a)VBE3・・・・・・・・・・・(16) ベース電圧Vb3,Vb3dは、次式(17),(1
8)で表される。 Vb3=IQ4・R6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(17) Vb3d=IQ4d・aR6・・・・・・・・・・・・・・・・・(18) ここで、IQ4,IQ4dは、温度抵抗補償回路4のト
ランジスタQ4に流れる電流とする。
【0028】ここで、式(17),(18)を式(1
6)に代入すると、次式が得られる。 IQ4d−IQ4=(1−a)VBE3/(aR6)・・・・・・・(19) ここで、電流IQ4,IQ4dはトランジスタQ4のベ
ース電圧Vb4で設定されるため、それぞれ次式(2
0),(21)で表される。 Vb4=VBE4+IQ4・R6・・・・・・・・・・・・・・・・(20) Vb4d=VBE4d+IQ4d・aR6・・・・・・・・・・・(21) ここで、Vb4,Vb4dはトランジスタQ4のベース
電圧、VBE4,VBE4dはトランジスタQ4のベー
スエミッタ間電圧である。式(20),(21)より式
(19)のIQ4dを削除すると、次式(22)の関係
を得る。 Vb4d−Vb4=VT・ln(IQ4d/IQ4)+(aIQ4d−IQ4) R6 Vb4d−Vb4=VT・ln〔{(1−a)VBE3/(aIQ4R6)}+ 1〕+(1−a)VBE3+(a−1)IQ4・R6・・・・・・(22) 式(22)は、抵抗R5の抵抗値変動aに対する差動増
幅回路1の動作電流IQ3を一定に保つためのトランジ
スタQ4のベース電圧変化を表したものである。
【0029】ここで、式(22)の第1項のVTは常温
で26mVと小さい値であるため、この第1項を省略す
ると、トランジスタQ4のベース電圧変化は次式で表さ
れる。 Vb4d−Vb4 (a−1)(IQ4・R6−VBE3)・・・・(23) すなわち、抵抗R5の抵抗値が高い方向に変動するとト
ランジスタQ4のベース電圧は高い方向に変動する必要
がある。
【0030】式(23)より、トランジスタQ4のベー
ス電圧変化Vb4d−Vb4の値が決まれば、他の変数
は中心値で式(23)の条件を満たすように各変数値を
設定する。
【0031】次に、温度抵抗補償回路4のトランジスタ
Q4のベース電圧変化Vb4d−Vb4を求める。
【0032】VBE6,VBE9を温度抵抗補償回路4
のトランジスタQ6,Q9の各々のベースエミッタ間電
圧、IQ6,IQ7,IQ8をトランジスタQ6,Q
7,Q8の各々の電流とすると、トランジスタQ4の変
化前後の各々のベース電圧Vb4,Vb4dは、次式
(24),(25)で表される。 Vb4=VBE6+VBE9+(R9/R10)VTln(R9/R8)・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(24) Vb4d=VBE6d+VBE9d+{aR9/(aR10)}VTln(aR 9/aR8) =VBE6d+VBE9d+(R9/R10)VTln(R9/R8)・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(25) ここで、(R9/R10)VTln(R9/R8)=X
とおくと、トランジスタQ8,Q7の各々の電流IQ
8,IQ7は次式(26),(27)で表される。 IQ8=(1/R10)VTln(R9/R8)・・・・・・・・・(26) IQ7={R8/(R9R10)}VTln(R9/R8)・・・・(27) IQ6=IQ7+IQ8+IQ9・・・・・・・・・・・・・・・・(28) 式(28)を式(26),(27)に代入すると、電流
I3は次式で表される。 IQ9=IQ6−IQ7+IQ8 =IQ6−{(R9+R8)/(R9R10)}VTln(R9/R8)・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(29) 次に、トランジスタQ5のベースエミッタ間電圧VBE
5を用い、式(29)を代入して、トランジスタQ6に
流れる電流IQ6d,IQ6を求める。
【0033】 VCC1=VBE5+R7・IQ6+Vb4 =VBE5+R7・IQ6+VTln(IQ6・IQ9/IS2 )+X =VBE5+R7・IQ6+VTln[(IQ6/IS2 )〔IQ6−{(R8 +R9)/(R9R10)}{VTln(R9/R8)}〕]・・・(30) 式(30)の両項に指数をかけると、次式が得られる。
【0034】 EXP(VCC1−VBE5−R7・IQ6−X) =(IQ62 /IS2 )−(IQ6/IS2 ){(R8+R9)/(R9R10 )}{VTln(R9/R8)}・・・・・・・・・・・・・・(31) 指数を級数展開をして近似値を求めると、次式が得られ
る。 IQ62 −〔{(R8+R9)/(R9R10)}{VTln(R9/R8)} −(IS2 R7/VT)〕IQ6−IS2 {1+(VCC1−VBE5−X)/ VT}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(32) 式(32)から、IQ6は次式で表される。 IQ6=[〔{(R8+R9)/(R9R10)}{VTln(R9/R8)} −(IS2 R7/VT)〕/2] ±[〔{(R8+R9)/(R9R10)}{VTln(R9/R8)}−(I S2 R7/VT)〕2 +4IS2{1+(VCC1−VBE5−X)/VT}]1 /2 /2・・・・・・・・・・・・・(33) 同様にIQ6dを求めると、次式で表される。 IQ6d=[〔{a(R8+R9)/a2 (R9R10)}{VTln(aR9 /aR8)}−(IS2 aR7/VT)〕/2] ±[〔{a(R8+R9)/a2 (R9R10)}{VTln(aR9/aR8 )}−(IS2 aR7/VT)〕2 +4IS2{1+(VCC1−VBE5−X )/VT}]1/2 /2 =[〔{(R8+R9)/a(R9R10)}{VTln(R9/R8)}−( IS2 aR7/VT)〕/2] ±[〔{(R8+R9)/a(R9R10)}{VTln(aR9/aR8)} −(IS2 aR7/VT)〕2 +4IS2{1+(VCC1−VBE5−X)/ VT}]1/2 /2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(34) ISが十分小さい値とすると式(33)と式(34)は
IQ6 a・IQ6dとなり、電流IQ6は抵抗R7,
R8,R9,R10の抵抗値が増加すると減少する。
【0035】 VCC1=VBE5+R7・IQ6+Vb4・・・・・・・・・(35) VCC1=VBE5d+aR7・IQ6d+Vb4d・・・・・(36) Vb4d−Vb4=VBE5−VBE5d+R7・IQ6−aR7・IQ6d =VBE5−VBE5d =VTln{(IQ4+IQ6)/(IQ4d+IQ6d)}・・・・(37) 電流IQ4及びIQ6は、抵抗値が増加すると電流は減
少する。したがって、抵抗値が高い方向に変動するとト
ランジスタQ4のベース電圧は高い方向に変動する。
【0036】以上により、式(22)で論じたとおり抵
抗R6〜R10の抵抗値変動に対して、差動増幅回路1
の動作電流IQ3の変動を低減することができる。
【0037】また、Δは温度変動の値とすると、温度特
性は次式で表される。 ΔIQ3=〔ΔVBE6+ΔVBE9+(R9/R10){VTln(R9/R 8)}−ΔVBE4−ΔVBE3〕/ΔR5・・・・・・・・(38) 各トランジスタのVBEの温度変動を同一と考えると、
式(39)が得られ、式(39)が最小となるように抵
抗R8,R9,R10の値を設定する。 ΔIQ3=〔(R9/R10){VTln(R9/R8)}〕/ΔR5・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(39) 次に、本実施の形態の発振回路の特性を従来と対比して
それぞれグラフで示す図2を参照して、特性改善効果に
ついて説明すると、まず、図2(A)は、各抵抗の抵抗
値の%で表した変動率に対する差動増幅回路1の動作電
流の変動率を%で示す。この図において、実線Aで示す
本実施の形態の発振回路の抵抗値変動に対する動作電流
の変動は、点線Bで示す従来の発振回路の動作電流の変
動よりも小さい。
【0038】次に、図2(B)は、各抵抗の抵抗値の変
動に対する発振周波数の各々の変化を示す。この図にお
いて、実線Cで示す本実施の形態の発振回路の抵抗値変
動に対する発振周波数の変動は、点線Dで示す従来の発
振回路の発振周波数の変動よりも小さい。
【0039】したがって、本実施の形態の発振回路は従
来より抵抗値変動に対する動作電流変化が小さく、発振
周波数変動も小さい安定な発振回路ということができ
る。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
に回路図で示す図3を参照すると、この図に示す本実施
の形態の発振回路の第1の実施の形態との相違点は、差
動増幅回路1の代わりにコレクタ接地型の増幅器を有す
る増幅回路5と、温度抵抗補償回路4の代わりにコレク
タとベースを短絡してトランジスタQ5のエミッタにエ
ミッタをトランジスタQ4のコレクタにそれぞれ接続し
たトランジスタQ15をさらに備えた温度抵抗補償回路
4Aとを備えることである。
【0041】増幅回路5は、コレクタを電源VCCにベ
ースを帰還回路2のコンデンサC1の一端にエミッタを
コンデンサC2の一端にそれぞれ接続したNPN型のト
ランジスタQ10と、コレクタをトランジスタQ10の
エミッタにベースを温度抵抗補償回路4Aのトランジス
タQ4のエミッタにそれぞれ接続したNPN型のトラン
ジスタQ11と、一端をトランジスタQ10のベースに
他端をバイアス電源VB1にそれぞれ接続した抵抗R1
1と、一端をトランジスタQ11のエミッタに他端を接
地にそれぞれ接続した抵抗R12とを備える。
【0042】次に、図3を参照して本実施の形態の動作
について説明すると、増幅回路5はトランジスタQ10
単体で発振し、トランジスタQ10のベースには、コン
デンサC1,C2を介してトランジスタQ10のエミッ
タから正帰還をかけている。トランジスタQ10に流れ
る電流IQ10は、トランジスタQ11のベース電圧と
抵抗R12により設定される。
【0043】第1の実施の形態と同様に式を解くと電流
IQ10の抵抗変動による電流安定性は次式(40)で
表される。ここで、VBE11はトランジスタQ11の
ベースエミッタ間電圧を示す。 Vb4d−Vb4=VTln〔{(1−a)VBE11/(aIQ4R6)}+ 1〕+(1−a)VBE11+(1−a)IQ4R6・・・・・・・(40) 温度抵抗補償回路4Aは、温度抵抗補償回路4のトラン
ジスタQ5の代わりにトランジスタQ5,Q15を2段
直列に接続した回路となっており、VBE5,VBE1
5を、トランジスタQ5,Q14のベースエミッタ間電
圧、IQ6,IQ4をトランジスタQ5,Q4の各々の
電流とすると、式(40)は次式のようになる。 Vb4d−Vb4=VBE5+VBE15−(VBE5d+VBE15)+R7 ・IQ5−aR7・IQ6d・・・・・・・・・・・・・・・・・(41) トランジスタQ5,Q15が同一特性のトランジスタで
あるとすると第1の実施の形態の倍の変動幅を得る事が
できる。 Vb4d−Vb4=2VBE−2VBE5d =2VTln{(IQ4+IQ6)/(IQ4d+IQ6d)}・・(42) 次に、本発明の第3の実施の形態を図1と共通の構成要
素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で示
す図4を参照すると、この図に示す本実施の形態の発振
回路の第1の実施の形態との相違点は、差動増幅回路1
の代わりに電流源用トランジスタQ3、抵抗R1及びベ
ースバイアス電源VB1を省略しトランジスタQ1,Q
2の各々のベース抵抗R3,R4の他端を温度抵抗補償
回路4BのトランジスタQ4のエミッタに接続した差動
増幅回路1Aと、温度抵抗補償回路4の代わりにコレク
タとベースを短絡してトランジスタQ6のエミッタにエ
ミッタを抵抗R8,R9の一端にそれぞれ接続したトラ
ンジスタQ16をさらに備えた温度抵抗補償回路4Bと
を備えることである。
【0044】次に、図4を参照して本実施の形態の動作
について説明すると、差動増幅器1Aは、トランジスタ
Q2のコレクタに発生する信号をコンデンサC1,C2
を介してトランジスタQ1のベースに正帰還をかけてい
る。差動増幅器1Aの動作電流はトランジスタQ1,Q
2のベース電位とこれらトランジスタQ1,Q2のエミ
ッタに接続された抵抗R5とで設定される。
【0045】本実施の形態の差動回路1Aの動作電流I
R5の抵抗値変動による電流安定性は、第1の実施の形
態と同様に式を解くと式(43)で表される。
【0046】ここで、Vb4はトランジスタQ4のベー
ス電圧、VBE2,VBE5はトランジスタQ2、Q5
のベースエミッタ電圧、IQ4,IQ6はトランジスタ
Q4,Q6の電流である。 Vb4d−Vb4=VTln〔{(1−a)VBE2/(aIQ4R6)}+1 〕+(1−a)VBE4+(1−a)IQ4R6・・・・・・・(43) Vb4d−Vb4=VTln{(IQ4+IQ6)/(IQ4d+IQ6d)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(44) また、Δは温度変動の値とすると、差動増幅回路1Aの
動作電流IR5の温度特性は、次式で表される。 ΔIR5=〔ΔVBE6+ΔVBE16+ΔVBE9+(R9/R10){VT ln(R9/R8)}−ΔVBE4〕/ΔR5・・・・・・・・(45) 各トランジスタのベースエミッタ電圧VBEの温度変動
を同一と考えると、式(46)が得られ、式(46)の
分子が最小となるように抵抗R8,R9,R10の値を
設定する。 ΔIR5=〔ΔVBE+(R9/R10){VTln(R9/R8)}〕/ΔR 5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(46)
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発振回路
は、温度変動及び製造工程に起因するIC化抵抗素子の
絶対抵抗値のばらつきに対して補償電圧を発生し増幅回
路の動作電流の変動を抑圧する温度抵抗補償手段を備え
ることにより、増幅回路の電流源抵抗素子の絶対抵抗値
のばらつきがあっても、従来より動作電流変化及び発振
周波数変動を大幅に抑圧でき安定な動作を行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振回路の第1の実施の形態を示す回
路図である。
【図2】本実施の形態の発振回路における動作の一例を
従来と比較して示す特性図である。
【図3】本発明の発振回路の第2の実施の形態を示す回
路図である。
【図4】本発明の発振回路の第3の実施の形態を示す回
路図である。
【図5】従来の発振回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の帰還回路の等価回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 差動増幅回路 2 帰還回路 3 温度補償回路 4,4A,4B 温度抵抗補償回路 5 増幅回路 31 演算増幅器 C1〜C3,C12,Co1 コンデンサ Lo1 インダクタンス Q1〜Q10,Q15,Q16,Q31〜Q35 ト
ランジスタ R1〜R10,R31〜R36 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/04 H03B 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路基板上に形成されトランジスタ
    と第1の抵抗素子とを有する増幅回路とこの増幅回路の
    出力信号の所定の周波数成分を正帰還し前記増幅回路の
    入力に供給する帰還回路と温度変動に対して発振周波数
    を安定化する安定化手段とを有する発振回路において、 前記安定化手段が、前記集積回路基板上に形成された前
    記増幅器の電流源抵抗素子を含む複数の第2の抵抗素子
    の絶対抵抗値のばらつきに対応する補償電圧を発生し前
    記温度変動に加えて製造工程に起因する前記電流源抵抗
    素子の絶対抵抗値のばらつきに対して前記増幅回路の動
    作電流の変動を抑圧する温度抵抗補償手段を備え、前記増幅回路が、コレクタを一端が第1の電源に接続さ
    れた第1の抵抗にベースを前記帰還回路の出力端と一端
    がバイアス用電源に接続された第3の抵抗の他端にそれ
    ぞれ接続した第1のトランジスタと、 コレクタを一端が第1の電源に接続された第2の抵抗と
    前記帰還回路の入力端にベースを前記帰還回路の入力端
    と一端が前記バイアス用電源に接続された第4の抵抗の
    他端にエミッタを前記第1のトランジスタのエミッタに
    それぞれ接続した第2のトランジスタと、 コレクタを前記第1,第2のトランジスタの共通接続し
    たエミッタに接続しエミッタを一端が第2の電源に接続
    され前記第1の抵抗素子対応の第5の抵抗の他端にそれ
    ぞれ接続しベースに前記補償電圧の供給を受ける第3の
    トランジスタとを有する差動増幅回路を備え、 前記温度抵抗補償手段が、エミッタを前記第3のトラン
    ジスタのベースに接続した第4のトランジスタと、 ベースとコレクタとを第1の電源にエミッタを前記第4
    のトランジスタのコレクタにそれぞれ接続した第5のト
    ランジスタと、 コレクタとベースとを短絡して前記第4のトランジスタ
    のベースに接続した第6のトランジスタと、 ベースとコレクタとを短絡しエミッタを第2の電源に接
    続した第7のトランジスタと、 ベースを前記第7のトランジスタのべースに接続した第
    8のトランジスタと、 コレクタを前記第6のトランジスタのエミッタにベース
    を前記第8のトランジスタのコレクタにエミッタを前記
    第2の電源にそれぞれ接続した第9のトランジスタと、 一端を前記第4のトランジスタのエミッタに他端を前記
    第2の電源にそれぞれ接続した第6の抵抗と、 一端を前記第5のトランジスタのエミッタに他端を前記
    第4のトランジスタのベースにそれぞれ接続し前記第2
    の抵抗素子に対応する第7の抵抗と、 一端を前記第6のトランジスタのエミッタに他端を前記
    第7のトランジスタのコレクタにそれぞれ接続し前記第
    2の抵抗素子に対応する第8の抵抗と、 一端を前記第6のトランジスタのエミッタに他端を前記
    第8のトランジスタのコレクタにそれぞれ接続し前記第
    2の抵抗素子に対応する第9の抵抗と、 一端を前記第8のトランジスタのエミッタに他端を前記
    第2の電源にそれぞれ接続し前記第2の抵抗素子に対応
    する第10の抵抗とを備えることを特徴とする発振回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第5のトランジスタが、直列接続し
    た同一特性の2個のトランジスタから構成されることを
    特徴とする請求項1記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 前記第6のトランジスタが、直列接続し
    た同一特性の2個のトランジスタから構成されることを
    特徴とする請求項1記載の発振回路。
JP07939598A 1998-03-26 1998-03-26 発振回路 Expired - Fee Related JP3204387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07939598A JP3204387B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07939598A JP3204387B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 発振回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11274852A JPH11274852A (ja) 1999-10-08
JP3204387B2 true JP3204387B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=13688679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07939598A Expired - Fee Related JP3204387B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204387B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11274852A (ja) 1999-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5119015A (en) Stabilized constant-voltage circuit having impedance reduction circuit
JPH0618015B2 (ja) 電 流 安 定 化 回 路
US4600893A (en) Differential amplifier with improved dynamic range
JPH0846454A (ja) 差動入力および出力を有する増幅器
KR940007974B1 (ko) 전자회로
JPH0681013U (ja) 電流源回路
US4857864A (en) Current mirror circuit
JPS6155288B2 (ja)
JPH1124769A (ja) 定電流回路
JP3204387B2 (ja) 発振回路
JP3643389B2 (ja) 定電圧回路
JP2644191B2 (ja) バッファアンプ
JPH05218755A (ja) 広帯域出力回路
JP3134343B2 (ja) バンドギャップ基準電圧発生回路
JP3406468B2 (ja) 定電圧発生回路
JPS646583Y2 (ja)
US20240168507A1 (en) Bandgap voltage reference circuit with current mirror loop
JPH0379123A (ja) 定電流源回路
JPH0471364B2 (ja)
JP3400354B2 (ja) 電流源回路
JP3024026B2 (ja) バンドギャップ型定電圧発生回路
JP2001509992A (ja) 低電力高線形性対数線形制御の方法および装置
JP2001195141A (ja) バンドギャップリファレンス回路
JPH05127766A (ja) バンドギヤツプ定電圧回路
JPH03284004A (ja) エミッタフォロア回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010123

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010522

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140629

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees