JP3204237U - 連結金具 - Google Patents

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卓久 松本
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Abstract

【課題】場所の制約なく簡便に組み立てられ、2つの角材を1つの角材のように連結できる連結金具を提供する。【解決手段】連結金具1は、2つの角材を直列に連結するためのものである。連結金具は、突き合わされた2つの角材の端近傍において角材の4つの側面それぞれの略全部を覆うことができる、金属板で形成された内金具2と、金属板で形成され内金具の外面の略全部を覆うことができる外金具3と、を有する。連結金具は、内金具が突き合わされた2つの角材の端近傍を覆い、外金具が内金具を覆った状態でこれらが2つの角材に固着されることにより2つの角材を連結する。【選択図】図1

Description

本考案は、2つの角材の端部同士を直列に連結する連結金具に関する。
例えば、天然の原料である木から定尺物の角材を得るとき、長さが不足する角材が発生することは避けられない。このような短い木材は、他の用途に安価に使用され、または異なる用途を見出すことができない場合廃棄される。
しかし、定尺物に比べて単に長さが短いのみであれば、短い2つの角材を連結して規格長さとすることができれば、用途によっては定尺物の代替物となり得る。また、既設の木造構造物において角材の一部が破損等した場合、適当な連結手段が有れば、破損箇所を新たな角材に置き換えて既存の角材に連結し修復するという方策が採り得る。
また、住居等の木造建築に使用されるような太さの角材において、例えば短尺物を連結して代用することができれば、材料コストの減少、環境負荷の低減等のメリットが大きい。
角材同士の連結については、木造建築分野において、一対の角筒状の柱受座を梁受角筒で連結した接続金具を用いて、それぞれの柱受座に別々の角材を嵌め入れ固定することにより角材を連結する技術が開示されている(特許文献1、図6,8)。
特開平10−212761公報
特許文献1に開示された接続金具は、柱受座の組立に溶接を要するので角材の連結前に完成させておく必要があり、接続金具を施工現場で簡便に組み立てることはできない。また、特許文献1に開示された接続金具は、一対の角筒状の柱受座のあいだに梁受角筒を有するため、見かけ上2つの角材が連結されていると断じにくいという問題がある。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたもので、場所に制約されずに簡便に組み立てることができ、2つの角材を見かけ上1つの角材のように連結できる連結金具を提供することを目的とする。
本考案に係る連結金具は、2つの角材を直列に連結するための連結金具である。
連結金具は、突き合わされた2つの角材の端近傍において角材の4つの側面それぞれの略全部を覆うことができる、金属板で形成された内金具、および金属板で形成され内金具の外面の略全部を覆うことができる外金具を有する。連結金具は、内金具が突き合わされた2つの角材の端近傍を覆い、外金具が内金具を覆った状態で、これらが2つの角材に固着されることにより2つの角材を連結する。
好ましくは、連結金具は、いずれも四角形の金属板が「コ」字状に曲がった一対の内金具および一対の外金具を有する。内金具は、四角形の内方中央部と、四角形の内方中央部における平行な2辺にそれぞれ連続し内方中央部に直交して拡がる四角形の一対の内方外縁部と、を備える。
外金具は、四角形の外方中央部と、四角形の外方中央部における平行な2辺にそれぞれ連続し外方中央部に直交して拡がる四角形の一対の外方外縁部と、を備える。
一対の内金具は、それぞれの内方中央部が平行な状態でそれぞれの内方外縁部間に角材を収容して角材の周囲を略被覆可能に形成される。一対の外金具は、それぞれの外方中央部が平行な状態でそれぞれの外方外縁部間に一対の内金具のそれぞれの一部を収容し全体として一対の内金具の周囲を略被覆可能に形成される。
そして、連結金具は、一対の外金具が一対の内金具を略被覆した状態において、一方の内金具における内方外縁部と他方の内金具における内方外縁部とが一対の外金具のそれぞれの外方中央部に重なるように構成される。
本考案に係る他の連結金具は、内方中央部の外面に、内方中央部の他の部分よりも肉厚な内方肉厚帯を有し、外金具は、外方中央部の内面に、外方中央部の他の部分よりも肉厚な外方肉厚帯を有する。
内方肉厚帯は、四角形の内方中央部における一対の内方外縁部に連続する平行な2辺に平行にかつ帯状に延びている。外方肉厚帯は、四角形の外方中央部における一対の外方外縁部に連続する平行な2辺に平行にかつ帯状に延びている。
連結金具は、一対の外金具が一対の内金具を略被覆した状態において、内方肉厚帯の幅方向両側に前記一対の外金具の互いに異なる一方における外方外縁部が位置し、外方肉厚帯の幅方向両側に一対の内金具の互いに異なる一方における内方外縁部が位置するように構成されている。
本考案に係る他の連結金具は、内金具が、2つの板状四角形の内方連結部からなり、2つの内方連結部が90度の角度を有して連続し、突き合わされた角材の端近傍における直交する2つの側面を覆うことが可能である。この連結金具における外金具は、2つの板状四角形の外方連結部からなり、2つの外方連結部が90度の角度を有して連続し、端近傍を覆う一方の内金具の片方の内方連結部、および当該内方連結部に対し90度をなす他方の内金具の内方連結部、の両方の外面を覆うことが可能に形成される。
本考案に係る他の連結金具は、内金具が、一対の第一矩形板および一対の第二矩形板からなる。外金具は、いずれも板状四角形の2つの外方連結部が90度の角度を有して連続する4つの連結部で構成される。一対の第一矩形板は、それぞれが突き合わされた角材の端近傍における平行な2つの側面の互いに異なる一方を被覆可能であり、一対の第二矩形板は、それぞれが端近傍における他の平行な2つの側面の互いに異なる一方を被覆可能である。連結部は、一方の外方連結部が第一矩形板の一部を覆い、他方の外方連結部が第二矩形板の一部を覆うように形成される。
本考案の連結金具は、場所に制約されずに簡便に組み立てることができ、2つの角材を見かけ上1つの角材のように連結することができる。
図1は角材の連結金具の斜視図である。 図2は連結金具により連結された角材の斜視図である。 図3は他の連結金具の斜視図である。 図4は連結金具により連結された角材の斜視図である。 図5は他の連結金具の斜視図である。 図6は他の角材の連結金具の斜視図である。 図7は他の連結金具により連結された角材の斜視図である。 図8は他の連結金具の斜視図である。 図9は他の連結金具により連結された角材の斜視図である。 図10は他の連結金具の斜視図である。 図11は他の連結金具により連結された角材の斜視図である。
図1は角材Rの連結金具1の斜視図、図2は連結金具1により連結された角材R,Rの斜視図である。
連結金具1は、一対の内金具2,2および一対の外金具3,3で構成される。
内金具2および外金具3は、いずれも金属板が「コ」字状に曲げられて形成される。
内金具2は、四角形の内方中央部21、四角形の内方中央部21における平行な2辺にそれぞれ連続して内方中央部21に対して直交方向に延びた、四角形の内方外縁部22を有する。
内方中央部21は、内方外縁部22と連続する折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23を2列備える。
内方外縁部22は、例えば連結金具1が断面正方形の角材の連結用の場合、内方中央部21に直交する方向の内面における寸法sw1が、2つの内方外縁部22,22の距離sw2の半分に等しいかこれよりも僅かに小さい。
内方外縁部22は、内方中央部21と連続する折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔24,24,24を備える。2つの内方外縁部22,22は、面対称である。
外金具3は、四角形の外方中央部31、外方中央部31の四角形における平行な2辺にそれぞれ連続して外方中央部31に対して直交方向に延びた、四角形の外方外縁部32を有する。
外方中央部31は、外方外縁部32と連続する折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔33,33,33,33を2列備える。
外方外縁部32は、例えば連結金具1が断面正方形の角材の連結用の場合、外方中央部31に直交する方向の内面における寸法sw3が、2つの外方外縁部32,32の距離W2の半分に等しいかこれよりも僅かに小さい。断面正方形の角材を連結するための連結金具1では、2つの外方外縁部32,32の距離W2は、内金具2における2つの内方外縁部22,22の外面間の距離W1に等しいか僅かに大きい。
外方外縁部32は、外方中央部31と連続する折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔34,34,34,34を備える。2つの外方外縁部32,32は、面対称である。
連結金具1は、鉄またはステンレスで製造される。
図2を参照して、連結金具1による2つの角材R,Rの連結は以下のように行われる。
先ず、一対の内金具2,2が、それぞれの内方中央部21,21を対面させかつ平行にして、連結対象の角材R,Rを挟んで角材R,Rの端外面に当てられる。内金具2における一対の内方外縁部22,22間の距離sw2は、角材Rにおける取付面(側面、表面)の幅に略等しい。
次に、一対の外金具3,3が、異なる内金具2,2の互いに隣り合う内方外縁部22,22をその外方中央部31が覆うように、それぞれ内金具2,2に当てられる。つまり、角材R,Rの連結部分の四方の面は、一対の内金具2,2および一対の外金具3,3によって金属板が二重に巻かれた(覆われた)状態となる。
このとき、外金具3の外方中央部31における列をなす4つのネジ孔33,33,33,33は、それぞれが、内金具2の一方の内方外縁部22における列をなす4つのネジ孔24,24,24の異なる一つに連通する。また、外金具3の外方外縁部32における4つのネジ孔34,34,34,34は、それぞれが、内金具2の内方中央部21における一方の列をなす4つのネジ孔23,23,23,23の異なる一つに連通する。
ネジ孔33,34のすべてに木ネジ41が通され、木ネジ41により角材R,Rに内金具2,2および外金具3,3が固定されて、連結金具1による2つの角材R,Rの連結が完結される。
連結金具1は、角材R,Rの連結端の外面の周囲を一対の内金具2,2が取り囲み、この外面(外周)を一対の外金具3,3が取り囲む二重構造である。内金具2,2および外金具3,3は、角材R,Rのそれぞれの端面が突き合わされた状態で、または接着された状態(仮連結)で角材R,Rの連結部分に取り付けることができる。そのため、例えば柱における破損した部分を切除し新たな角材で破損部分を置き換えた後、新たな角材の両端を従来からの柱に連結できる。
連結金具1は、角材を仮連結等した後にこの連結部分に簡便に施工できるので、施工現場において適用範囲が広い。
連結金具1は、2つの角材の端面同士が突き合わされることにより、見かけ上1つの角材のように連結することができる。
また、連結金具1は、角材R,Rを取り囲む一対の内金具2,2間の不連続部分(一方の内金具2における内方外縁部22の端縁と他方の内金具2における内方外縁部22の端縁との隙間)を、一対の外金具3,3における外方中央部31が覆う。このことから、角材Rの角は、必ず内金具2および外金具3の(不連続でなく連続する)曲げ部分で二重に覆われるので、角材Rに加わる外力に対して角材Rを補強する。
図3は他の連結金具1Bの斜視図、図4は連結金具1Bにより連結された角材R,Rの斜視図である。
連結金具1Bは、一対の内金具2B,2Bおよび一対の外金具3B,3Bで構成される。
内金具2Bおよび外金具3Bは、いずれも全体としての形状が「コ」字状である。
内金具2Bは、四角形の内方中央部21B、および一対の四角形の内方外縁部22,22を有する。内方中央部21Bと一対の四角形の内方外縁部22,22との位置関係、および内方外縁部22等の構成は、連結金具1における内金具2と同じである。
内方中央部21Bは、内方外縁部22,22それぞれから等距離の外面に、内方外縁部22と連続する折り曲げ線に平行に帯状に延びた、内方中央部21Bの他の部分よりも肉厚の内方肉厚帯25Bを有する。内方中央部21Bにおける「外面」とは、内方外縁部22が拡がる(突出する)方向とは反対側の表面をいう。
内方肉厚帯25Bの厚さは、内方中央部21Bの他の部分の厚さと外金具3Bの外方外縁部32の厚さとを加えた値に略等しい、またはこの値より僅かに小さいのが好ましい。内方肉厚帯25Bの幅は、その厚さ以上が好ましい。
内方中央部21Bは、内方肉厚帯25Bの両側に、それぞれ内方肉厚帯25Bに平行に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23を備える。
外金具3Bは、四角形の外方中央部31B、および一対の四角形の外方外縁部32,32を有する。外方中央部31Bと一対の四角形の外方外縁部32,32との位置関係、および外方外縁部32等の構成は、連結金具1における外金具3と同じである。
外方中央部31Bは、外方外縁部32,32それぞれから等距離の内面に、外方外縁部32と連続する折り曲げ線に平行に帯状に延びた、外方中央部31Bの他の部分よりも肉厚の外方肉厚帯35Bを有する。外方中央部31Bにおける「内面」とは、外方外縁部32が拡がる(突出する)側の表面をいう。
外方肉厚帯35Bの厚さは、外方中央部31Bの他の部分の厚さと内金具2Bの内方外縁部22の厚さとを加えた値に略等しい。外方肉厚帯35Bの幅は、その厚さ以上が好ましい。
外方中央部31Bは、外方肉厚帯35Bの両側に、それぞれ外方肉厚帯35Bに平行に並ぶ4つのネジ孔33,33,33,33を備える。
内金具2Bおよび外金具3Bは、それぞれの内方肉厚帯25Bおよび外方肉厚帯35Bの幅方向中央を含む平面に対していずれも面対称である。
連結金具1Bにおいて、内方中央部21Bの外面における内方肉厚帯25Bを除く両側の幅sw5は、外金具3Bの内面における外方外縁部32の幅sw6に等しいか僅かに大きい。外方中央部31Bの内面における外方肉厚帯35Bを除く両側の幅sw8は、内金具2Bの外面における内方外縁部22の幅sw9に等しいか僅かに大きい。
連結金具1Bは、上記した連結金具1との相違点を除きその構成は連結金具1と同じであり、同じ構成の部分については説明を省略し図3において連結金具1と同じ符号を付す。
図4を参照して、角材R,Rを連結する連結金具1Bは、一対の内金具2Bの不連続部分(間隙)を外方肉厚帯35Bが埋め、一対の外金具3Bの不連続部分(間隙)を内方肉厚帯25Bが埋める。連結金具1Bは、角材R,Rの4面に必ず生ずる金属板の不連続部分の近傍に肉厚な内方肉厚帯25Bおよび外方肉厚帯35Bを配することにより、不連続部分の強度低下を軽減または防止することができる。
図5は他の連結金具1Cの斜視図である。
連結金具1Cは、連結金具1Bにおける内方肉厚帯25Bおよび外方肉厚帯35Bの換わりに、軽量化を図った内方肉厚帯25Cおよび外方肉厚帯35Cを有する。
内方肉厚帯25Cおよび外方肉厚帯35Cは、表面に直交して突出する複数のリブ26C,36C(図5においては各4つのリブ)で形成される。
連結金具1Cは、内方肉厚帯25Cおよび外方肉厚帯35Cの形態が連結金具1Bにおける内方肉厚帯25Bおよび外方肉厚帯35Bと異なる点を除き、連結金具1Bと同一の構成を有する。連結金具1Cは、角材R,R連結後の一対の内金具2C,2Cにおける不連続部分、および一対の即金具3C,3Cにおける不連続部分の強度低下を軽減または防止することができる。
連結金具1B,1Cは、連結金具1と同様に、連結された角材R,Rが、いずれの方向からの外力に対しても偏りなく同等の強度を有する。
連結金具1,1B,1Cは、広く角材の連結に用いることができる。連結金具1,1B,1Cにおける一対の内方外縁部22,22の距離sw2、一対の外方外縁部32,32の距離W2、これらの幅等の寸法は、連結対象の角材Rの断面各辺の長さに応じて適宜決定される。角材R,Rの連結時、角材R,Rの端面同士を接着剤により固着するのが好ましい。
図6は他の角材の連結金具1Dの斜視図、図7は他の連結金具1Dにより連結された角材R,Rの斜視図である。
連結金具1Dは、一対の内金具2D,2Dおよび一対の外金具3D,3Dで構成される。
内金具2Dは、四角形の2つの内方連結部27D,27Dが直交して連続する、例えば四角形の金属板が90度に曲げられた形状である。内方連結部27Dは、他方の内方連結部27Dとの折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23を2列備える。
外金具3Dも内金具2Dと略同じ形状であり、四角形の2つの外方連結部37D,37Dが直交して連続する。外方連結部37Dは、他方の外方連結部37Dとの折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔33,33,33,33を2列備える。
図7を参照して、連結金具1Dによる角材R,Rの連結は、先ず角材R,Rのそれぞれの端面が突き合わされた部分に、内金具2D,2Dがあてがわれる。内金具2Dの直交する2つの内方連結部27D,27Dは、それぞれが角材Rの直交する側面の異なる一方の幅全体を覆う幅(折り曲げ線に直交する方向の寸法)である。したがって2つの内方連結部27D,27Dにより、角材R,Rの連結部分の周囲は略全体が覆われる。
次に、外金具3D,3Dにより、内金具2D,2Dの外面が覆われる。外金具3Dは、その外方連結部37D,37Dの連続部分、すなわち折り曲げ線の部分を内金具2Dの折り曲げ線に対して90度ずらして配される。これにより、角材Rの4つの角は、内金具2D,2Dおよび外金具3D,3Dのいずれか1つの折り曲げ線の部分に覆われる。
連結金具1Dは、木ネジ41により角材R,Rに固定され、2つの角材R,Rは連結金具1Dによって連結される。連結金具1Dによる角材R,Rの連結は、場所に制約されず、例えばドライバのみで簡便に行うことができ、連結の結果、2つの角材を見かけ上1つの角材のようにすることができる。
図8は他の角材の連結金具1Eの斜視図、図9は他の連結金具1Eにより連結された角材R,Rの斜視図である。
連結金具1Eは、4つの内金具2E,2E,2E,2Eおよび4つの外金具3E,3E,3E,3Eで構成される。
内金具2Eは、幅が明確に異なる四角形の2つの内方連結部28Ea,28Ebが直交して連続する、四角形の金属板が90度に曲げられた形状である。内方連結部28Ea,28Ebの「幅」とは、折り曲げ線に直交する方向の寸法である。
幅の大きな内方連結部28Eaには、内方連結部28Ea,28Ebを連続させる折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23が2列設けられている。
外金具2Eも内金具2Eと同様に、幅が明確に異なる四角形の2つの外方連結部38Ea,38Ebが直交して連続する、四角形の金属板が90度に曲げられた形状である。外方連結部38Ea,38Ebの「幅」は、内方連結部28Ea,28Ebにおける「幅」と同義である。
2つの外方連結部38Ea,38Ebのいずれにも、これらを連続させる折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔33,33,33,33が設けられている。
連結金具1Eは、角材R,Rの連結において、4つの内金具2E,2E,2E,2Eが、その折り曲げ線を角材Rの互いに異なる角(かど)に位置させ、かつ角材Rの一つの側面を、異なる内金具2E,2Eの内方連結部28Ea,28Ebが覆うように配される。
4つの外金具3E,3E,3E,3Eは、それぞれが、幅の大きな外方連結部38Eaを、内金具2E,2Eの不連続な部分、つまり異なる内金具2E,2Eの内方連結部28Ea,28Ebが対向する部分を覆うようにして、内金具2E,2E,2E,2Eの外周に配置される。
連結金具1Eは、内金具2Eおよび外金具3Eそれぞれが、幅の異なる内方連結部28Ea,28Ebまたは外方連結部38Ea,38Ebを有することにより、例えば断面正方形の角材R,Rの連結では、内金具2E,2Eの不連続部分と外金具3E,3Eの不連続部分とが重なることを確実に防止できる。
断面が正方形ではない角材R,Rを連結する連結金具1Eは、角材R,Rに取り付けたとき、内金具2E,2E,2E,2Eの互いの不連続部分と外金具3E,3E,3E,3Eの不連続部分とが重ならないように、内方連結部28Ea,28Ebおよび外方連結部38Ea,38Ebのそれぞれの幅が決定される。
連結金具1Eは、木ネジ41により角材R,Rに固定され、2つの角材R,Rは連結金具1Eによって連結される。連結金具1Eは、場所に制約されずに角材R,Rの連結を簡便に行うことができ、2つの角材は見かけ上1つの角材のように連結される。
図10は他の角材の連結金具1Fの斜視図、図11は他の連結金具1Fにより連結された角材R,Rの斜視図である。
連結金具1Fは、4つの内金具2F,2F,2F,2Fおよび4つの外金具3F,3F,3F,3Fで構成される。
内金具2Fは、四角形の金属板である。連結対象の角材Rの断面が正方形の場合は、四角形である内金具2Fの一つの辺の長さが角材Rの断面の一辺と略同じである。角材Rの断面が矩形の場合は、2つの内金具2F,2Fの短辺が断面矩形の短辺と略同じであり、他の2つの内金具2F,2Fの短辺が断面矩形の長辺と略同じである。
内金具2Fは、直線的に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23を2列有する。
外金具3Fは、金属板による四角形の2つの外方連結部37F,37Fからなる。2つの外方連結部27F,27Fは、同一形状であり、直交して互いの長辺が連続する。外方連結部37Fは、他方の外方連結部37Fとの折り曲げ線に平行に並ぶ4つのネジ孔23,23,23,23を備える。
図11を参照して、連結金具1Fでは、角材R,Rの連結時に、それぞれの外金具3Fが、内金具2Fを覆って角材R,Rの異なる角(かど)に当てられる。内金具2F,2F,2F,2Fおよび外金具3F,3F,3F,3Fは、例えばこれらを貫通させて角材R,Rにねじ込まれる木ネジ41,…,41により角材R,Rに固定され、連結金具1Fは2本の角材R,Rを直列に連結する。
連結金具1,1B〜1Fは、内金具2,2B〜2Fが、角材R,Rの連結部分における4つの側面すべてにおいて側面の略全体を覆い、外金具3B〜3Fが、内金具2,2B〜2Eの外面の略全体を覆う。
上述の実施形態において、各ネジ孔23,24,33,34の数は、角材R断面の大きさ等に応じて変更される。
角材R,Rへの連結金具1,1B〜1Fの取り付けは、木ネジ41に換えて釘等を使用することができる。
その他、連結金具1,1B〜1F、および内金具2,2B〜2F、外金具3,3B〜3Fの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本考案の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本考案は、2つの角材の端部同士を直列に連結する連結金具に利用することができる。
1,1B〜1F 連結金具
2,2B〜2E 内金具
2F 内金具(第一矩形板、第二矩形板)
3,3B〜3E 外金具
3F 外金具(連結部)
21,21B 内方中央部
22 内方外縁部
25B,25C 内方肉厚帯
27D 内方連結部
31,31B 外方中央部
32 外方外縁部
35B,35C 外方肉厚帯
37D,37F 外方連結部
R 角材

Claims (5)

  1. 2つの角材を直列に連結する連結金具であって、
    突き合わされた前記2つの角材の端近傍において前記角材の4つの側面それぞれの略全部を覆うことができる、金属板で形成された内金具と、
    金属板で形成され前記内金具の外面の略全部を覆うことができる外金具と、を有し、
    前記内金具が突き合わされた前記2つの角材の端近傍を覆い、前記外金具が前記内金具を覆った状態でこれらが前記2つの角材に固着されることにより前記2つの角材を連結する
    ことを特徴とする連結金具。
  2. 前記内金具および前記外金具はいずれも、一対をなして四角形の板が「コ」字状に曲げられた形状であり、
    前記内金具は、
    四角形の内方中央部と、
    四角形の前記内方中央部における平行な2辺にそれぞれ連続し前記内方中央部に直交して拡がる四角形の一対の内方外縁部と、を備え、
    前記外金具は、
    四角形の外方中央部と、
    四角形の前記外方中央部における平行な2辺にそれぞれ連続し前記外方中央部に直交して拡がる四角形の一対の外方外縁部と、を備え、
    前記一対の内金具は、それぞれの前記内方中央部が平行な状態でそれぞれの内方外縁部間に前記角材を収容して前記角材の周囲を略被覆可能に形成され、
    前記一対の外金具は、それぞれの前記外方中央部が平行な状態でそれぞれの外方外縁部間に前記一対の内金具のそれぞれの一部を収容し全体として前記一対の内金具の周囲を略被覆可能に形成され、
    かつ、前記一対の外金具が前記一対の内金具を略被覆した状態において、一方の前記内金具における前記内方外縁部と他方の前記内金具における前記内方外縁部とが前記一対の外金具のそれぞれの外方中央部に重なるように構成された
    請求項1に記載の連結金具。
  3. 前記内金具は、前記内方中央部の外面に前記内方中央部の他の部分よりも肉厚な内方肉厚帯を有し、
    前記外金具は、前記外方中央部の内面に前記外方中央部の他の部分よりも肉厚な外方肉厚帯を有し、
    前記内方肉厚帯は、四角形の前記内方中央部における前記一対の内方外縁部に連続する平行な2辺に平行にかつ帯状に延びており、
    前記外方肉厚帯は、四角形の前記外方中央部における前記一対の外方外縁部に連続する平行な2辺に平行にかつ帯状に延びており、
    前記一対の外金具が前記一対の内金具を略被覆した状態において、前記内方肉厚帯の幅方向両側に前記一対の外金具の互いに異なる一方における前記外方外縁部が位置し、前記外方肉厚帯の幅方向両側に前記一対の内金具の互いに異なる一方における前記内方外縁部が位置するように構成された
    請求項2に記載の連結金具。
  4. 前記内金具は、2つの板状四角形の内方連結部からなり、前記2つの内方連結部が90度の角度を有して連続し、突き合わされた前記角材の前記端近傍における直交する2つの側面を覆うことが可能であり、
    前記外金具は、2つの板状四角形の外方連結部からなり、前記2つの外方連結部が90度の角度を有して連続し、前記端近傍を覆う一方の前記内金具の片方の前記内方連結部と、当該内方連結部に対し90度をなす他方の前記内金具の前記内方連結部と、の両方の外面を覆うことが可能に形成された
    請求項1に記載の連結金具。
  5. 前記内金具は、一対の第一矩形板および一対の第二矩形板からなり、
    前記外金具は、いずれも板状四角形の2つの外方連結部が90度の角度を有して連続する4つの連結部で構成され、
    前記一対の第一矩形板は、それぞれが突き合わされた前記角材の前記端近傍における平行な2つの側面の互いに異なる一方を被覆可能であり、
    前記一対の第二矩形板は、それぞれが前記端近傍における他の平行な2つの側面の互いに異なる一方を被覆可能であり、
    前記連結部は、一方の前記外方連結部が前記第一矩形板の一部を覆い、他方の前記外方連結部が前記第二矩形板の一部を覆うように形成された
    請求項1に記載の連結金具。
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