JP3203278B2 - ビデオ・カメラおよびその制御方法 - Google Patents

ビデオ・カメラおよびその制御方法

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JP3203278B2
JP3203278B2 JP35640692A JP35640692A JP3203278B2 JP 3203278 B2 JP3203278 B2 JP 3203278B2 JP 35640692 A JP35640692 A JP 35640692A JP 35640692 A JP35640692 A JP 35640692A JP 3203278 B2 JP3203278 B2 JP 3203278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,被写体を連続的に撮影するこ
とにより得られる映像信号からスチル再生とムービ再生
を行なうビデオ・カメラおよびその制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】一般に,ビデオ・カメラでは1/60秒のシ
ャッタ・スピードで撮影が行われる。このため,このム
ービ映像信号から被写体の動きのなかの1駒をスチル再
生しようとする場合,画像の流れた惚けた再生しか行う
ことができない。
【0003】動きのある被写体についてスチル再生時に
鮮明な画像を得るためには,高速のシャッタ・スピード
で撮影を行わなければならない。高速のシャッタ・スピ
ードでの撮影を連続的に行うムービ・ビデオ・カメラが
提案されているが,そうするとムービ再生時に画像の各
駒の連続感が失われ,再生された画像における被写体の
動きが非常に不自然なものとなる。ムービ再生とスチル
再生は両立し難い。
【0004】撮影は複数回に1回だけ行なわれるから画
像の連続感が失われることもない。
【0005】高速シャッタ・スピードで撮影した場合
は,通常のシャッタ・スピードで撮影した場合に比べて
映像信号のレベルが低下し,プリントしたときにプリン
ト画像が暗くなるおそれがある。また被写体が螢光灯照
明下などにある場合は螢光灯のフリッカの影響を受ける
ことがある。
【0006】
【発明の開示】この発明は,高速シャッタ・スピードで
撮影した映像信号のレベルと通常のシャッタ・スピード
で撮影した映像信号のレベルとを常にほぼ等しくするこ
とができるようにすることを目的とする。
【0007】またこの発明は再生映像からフリッカの影
響を取除くようにすることを目的とする。
【0008】この発明のビデオ・カメラは,連続する所
定複数駒の撮影のうちの1回を高速シャッタ・スピード
で露光し,そのほかは通常のシャッタ・スピードで露光
することを周期的に繰返すシャッタ実現手段,上記通常
のシャッタ・スピードで露光されたときに第1の映像信
号を出力し,上記高速シャッタ・スピードで露光された
ときに第2の映像信号を出力する撮影手段,上記第1の
映像信号のレベルが,上記第2の映像信号のレベルとほ
ぼ等しくなるように異なる2種類の増幅率で上記撮影手
段から出力される第1および第2の映像信号を増幅する
増幅回路,上記第1の映像信号によって表わされる1駒
分の第1の映像信号を積分して第1の積分値を出力する
第1の積分手段,上記第2の映像信号によって表わされ
る1駒分の第2の映像信号を積分して第2の積分値を出
力する第2の積分手段,隣接する上記第1の画像と上記
第2の画像を表わす映像信号から得られる上記第1の積
分値と上記第2の積分値との差を算定する算定手段,な
らびに上記算出手段によって算定される差にもとづい
て,この差が無くなるように上記増幅回路の異なる2種
類の増幅率を調整する調整手段を備えていることを特徴
とする。
【0009】この発明のビデオ・カメラの制御方法は,
連続する所定複数駒の撮影のうちの1回を高速シャッタ
・スピードで露光し,そのほかは通常のシャッタ・スピ
ードで露光することを周期的に繰返し,上記通常のシャ
ッタ・スピードで露光されたときに第1の映像信号を上
記高速シャッタ・スピードで露光されたときに第2の映
像信号をそれぞれ得,上記第1の映像信号のレベルが,
上記第2の映像信号のレベルとほぼ等しくなるように異
なる2種類の増幅率で上記撮影手段から出力される第1
および第2の映像信号を増幅処理を行ない,上記第1の
映像信号によって表わされる1駒分の第1の映像信号を
積分して第1の積分値を得,上記第2の映像信号によっ
て表わされる1駒分の第2の映像信号を積分して第2の
積分値を得,隣接する上記第1の画像と上記第2の画像
を表わす映像信号から得られる上記第1の積分値と上記
第2の積分値との差を算定し,算定した差にもとづい
て,この差が無くなるように上記増幅処理における異な
る2種類の増幅率を調整することを特徴とする。
【0010】上記においてシャッタ実現手段は機械的な
シャッタでもよいし,CCDの読出し時間を制御するよ
うないわゆる電子シャッタであってもよい。
【0011】この発明によると,通常のシャッタ・スピ
ードで露光される第1の画像の映像信号の第1の積分値
と,この第1の画像に隣接する第2の画像であって適正
のシャッタ・スピードで露光される第2の画像の映像信
号の第2の積分値との差が算出される。この差にもとづ
いて,算出される差が無くなるように第1および第2の
映像信号に対する増幅処理の増幅率が調整される。
【0012】第1の積分値と第2の積分値との差が無く
なると,第1の映像信号のレベルと第2の映像信号のレ
ベルとが等しくなる。第1の映像信号のレベルを増幅す
る回路など特性変化にかかわらず,第1の映像信号のレ
ベルと第2の映像信号のレベルとが等しくなり第1の映
像信号にもとづいてプリントされた画像も明るくなる。
【0013】上記高速シャッタ・スピードでの露光は,
連続する6の倍数の複数の駒の撮影のうちに1回行なう
ようにすることが好ましい。
【0014】50Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によ
って螢光灯を点灯させるとピーク周期は1/100 秒ごと
になる。また60Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によ
って螢光灯を点灯させるとピーク周期は1/120 秒ごと
になる。このために1/100秒よりも速いシャッタ・ス
ピードで撮影を繰返すと,それぞれの撮影タイミングに
おける映像信号の積分量が異なりフリッカが生じる。
【0015】一方,撮影周期は1/60秒であるから,50
Hzまたは60Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によっ
て螢光灯を点灯させた場合にも1/100 秒よりも速いシ
ャッタ・スピードで撮影しても,いずれも3回ごとの撮
影であればそれぞれの撮影タイミングにおける映像信号
の積分量が同じくなりフリッカが生じるのが防止される
筈である。ところが,螢光灯は右から左に放電する場合
とその逆に放電する場合とでは光電差が生じる。このた
めに6回ごとの撮影であればそれぞれの撮影タイミング
における映像信号の積分量が同じくなりフリッカの影響
が低下することになる。
【0016】6の倍数の複数回のうちに1回高速シャッ
タ・スピードでの露光が行なわれる。このためにそれぞ
れの撮影タイミングにおける映像信号の積分量が同じく
なり,フリッカの影響を低下させることができる。
【0017】
【実施例の説明】図1はこの発明の実施例を説明するも
ので,ビデオ・カメラの電気的構成を示すブロック図,
図2は図1に示すビデオ・カメラを用いて撮影したとき
のタイム・チャートを示している。
【0018】図3はビデオ・カメラに含まれるPI(Pr
int Inhibit )信号(プリント禁止信号)発生回路の具
体的構成を示すブロック図である。
【0019】図4は図1に示すビデオ・カメラにおいて
記録される信号を示しており,(A)は複数フィールドの
記録信号を,(B) は(A) に示す記録信号のうち垂直ブラ
ンキング期間を拡大して示している。図5はプリントを
禁止するPI信号を示している。
【0020】ビデオ・カメラはシャッタ・スピードを1
/60秒として被写体を連続的に所定複数フィールド(好
ましくは12フィールドまたは18フィールドなど6の倍数
のフィールド)にわたって撮影し,それらの間で1フィ
ールド(または1フレーム)だけ定期的に高速シャッタ
・スピード(例えば1/250 秒)で撮影する。
【0021】6の倍数のフィールドに1回定期的に高速
シャッタ・スピードで撮影するので,再生画像が螢光灯
などのフリッカの影響を受けるのが防止される。この理
由については後述する。
【0022】撮像レンズ2によって被写体像を表わす光
像が絞り3を通して,CCD4上に結像される。
【0023】上述のようにシャッタ制御回路14の制御の
もとに,1/60秒の通常シャッタ・スピードで所定複数
回にわたる連続的な露光と,1/250 秒の高速シャッタ
・スピードで1回の露光とからなる一連のシーケンスが
繰返されるようにCCD4における電子シャッタ動作が
行なわれる。この様子が図2の最上段に示されている。
図2の最上段においてハッチングで示されている部分が
高速シャッタ・スピードで撮影されたフィールドを示
し,それ以外の部分が通常のシャッタ・スピードで撮影
されたフィールドを示している。18フィールドに1回高
速シャッタ・スピードで撮影が行なわれている。CCD
4からの映像信号の読出しは,シャッタ・スピードの値
に関係なく,通常のビデオ・カメラと同じように1/60
秒ごとに行なわれるのはいうまでもない。
【0024】後述するようにCCD4から出力される映
像信号のうち通常のシャッタ・スピードの撮影によって
得られる映像信号にはPI信号が重畳される。
【0025】CCD4から出力される映像信号はCDS
(相関二重サンプリング回路)5を介して自動利得調整
回路6に与えられる。
【0026】自動利得調整回路6はシステム・コントロ
ーラ20から与えられるゲイン制御信号にもとづいて増幅
率を切換え,入力する映像信号を2種類の増幅率のうち
のいずれか選択された一方で増幅することができる回路
である。自動利得調整回路6は,通常のシャッタ・スピ
ードの撮影によって得られた映像信号の増幅率よりも高
速のシャッタ・スピードの撮影によって得られた映像信
号の増幅率の方を高くして,両者の映像信号の平均的レ
ベルがほぼ等しくなるように調整する。
【0027】自動利得調整回路6によってレベルが調整
された映像信号は撮像系信号処理回路7に与えられる。
撮像系信号処理回路7によって,映像信号が色バランス
調整,ガンマ補正,色差信号の生成等の信号処理が施さ
れて合成回路8に与えられる。
【0028】ビデオ・カメラにはPI信号発生回路30が
含まれている。PI信号発生回路30には,水平同期信号
HD,垂直同期信号VDおよびクロック信号CKがSS
G15からそれぞれ与えられている。これらの入力信号に
もとづいてPI信号発生回路30においてPI信号および
高速シャッタ・スピードでの撮影の周期を定めるインタ
ーバル・タイミング・パルスが生成される。インターバ
ル・タイミング・パルスはシステム・コントローラ20
に,PI信号は合成回路8に与えられる。
【0029】合成回路8によって,撮像系信号処理回路
7から出力される映像信号にPI信号発生回路30から出
力されるPI信号が重畳される。
【0030】PI信号の一例が図5に示されている。
【0031】図5に示すPI信号は通常の1/60秒のシ
ャッタ・スピードで撮影されることにより得られた映像
信号に関連する垂直ブランキング期間の初期期間ITに
挿入される。高速のシャッタ・スピードで撮影すること
により得られた映像信号に関連する垂直ブランキング期
間にはPI信号は挿入されない。
【0032】映像信号に関連する垂直ブランキング期間
とは,好ましくはその映像信号の直前に現われる垂直ブ
ランキング期間である。
【0033】PI信号は図4(B) に示すように垂直ブラ
ンキング期間内における第17番めの水平同期信号と第18
番めの水平同期信号の間において映像信号に重畳される
タイミングで,PI信号発生回路20から出力される。
【0034】合成回路8から出力される映像信号は記録
系処理回路9に与えられる。記録系処理回路9によって
映像信号にプリエンファシス(高域強調),FM変調等
の記録処理が施され,処理後の映像信号は記録再生ヘッ
ド10によってビデオ・テープ40に記録される。
【0035】図1に示すビデオ・カメラは再生処理を行
なうこともでき,再生処理のために再生系信号処理回路
50が含まれている。
【0036】再生モードにおいては,ビデオ・テープ40
に記録されている映像信号が記録再生ヘッド10によって
読取られ,再生系信号処理回路17に与えられる。再生系
信号処理回路17において,入力する映像信号の復調,デ
エンファシス処理等が行なわれ再生信号として外部に出
力される。
【0037】撮像系信号処理回路7において生成された
輝度信号は切替スイッチ25を介して第1の積分回路21ま
たは第2の積分回路22にもそれぞれ与えられる。第1の
積分回路21および第2の積分回路22はそれぞれシステム
・コントローラ20から与えられるリセット信号RST1
およびRST2にもとづいてリセットされ,入力する輝
度信号を1画像分積分する回路である。図1に示すビデ
オ・カメラはフィールド撮影であるから1フィールド分
の輝度信号が積分されるが,フレーム撮影のカメラであ
れば1フレーム分の輝度信号が積分される。
【0038】切替スイッチ25は撮像系信号処理回路7か
ら出力される輝度信号が高速シャッタ・スピード撮影に
よって得られたものである場合にはa端子側が導通状態
となり,撮像系信号処理回路7から出力される輝度信号
が通常のシャッタ・スピードの撮影によって得られたも
のである場合にはb端子側が導通状態となる。第1の積
分回路21には高速シャッタ・スピード撮影によって得ら
れた1フィールド分の輝度信号が積分され,第2の積分
回路22には第1の積分回路21に積分された輝度信号によ
って表わされる画像に隣接する画像の輝度信号であっ
て,通常のシャッタ・スピードの撮影によって得られた
1フィールド分の輝度信号が積分される。
【0039】第1の積分回路21において積分された第1
の積分値および第2の積分回路22において積分された第
2の積分値はそれぞれ差分算出回路23に与えられる。差
分算出回路23は入力する第1の積分値と第2の積分値と
の差分データを算出する回路である。差分算出回路23に
おいて算出された差分データはホールド回路24に与えら
れ一時保持される。
【0040】ホールド回路24に保持される差分データは
スイッチ回路26がオンとなることによりホールド回路24
から読出される。スイッチ回路26は高速シャッタ・スピ
ードで撮影された映像信号がAGC6に入力するときに
オンとなる。
【0041】スイッチ回路26がオンとなることにより差
分データがホールド回路24から出力され,この差分デー
タがゲイン補正信号として,システム・コントローラ20
から出力されるゲイン制御信号とともにAGC6に制御
信号として与えられる。
【0042】AGC6は経時変化,温度変化などにより
特性に若干の変化が生じ,高速シャッタ・スピードで撮
影した映像信号のレベルを増幅して通常のシャッタ・ス
ピードで撮影した映像信号のレベルと常に同じにはなら
ない。図1に示すビデオ・カメラでは隣接する画像を表
わす映像信号の積分値であって,高速シャッタ・スピー
ドで撮影した映像信号の積分値と通常のシャッタ・スピ
ードで撮影した映像信号の積分値との差がなくなるよう
に,すなわちそれぞれの映像信号の積分値が等しくなる
ようにAGC6に与えるゲイン制御信号を補正してい
る。したがってAGC6の特性に変化にかかわらず,常
に高速シャッタ・スピード撮影で得た映像信号のレベル
と通常のシャッタ・スピード撮影で得た映像信号のレベ
ルとが等しくなる。
【0043】PI信号発生回路30の一部の構成を示すブ
ロック図が図3に示されている。
【0044】PI信号発生回路30にはカウンタ31および
エンコーダ32が含まれている。SSG13から出力される
クロック信号CKがカウンタ31およびエンコーダ32に与
えられ,水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDはそ
れぞれカウンタ31に与えられる。
【0045】カウンタ31には水平同期信号HDを計数す
る第1のカウンタと垂直同期信号VDを計数する第2の
カウンタとが含まれている。第1のカウンタには値17が
プリセットされている。また,第2のカウンタは高速シ
ャッタ・スピードで撮影を行うべき周期(たとえば16フ
ィールド)を示す値を計数するとともに,この計数動作
を上記周期ごとに繰返すものである。第2のカウンタ
は,上記周期を計数したときに第1の信号をエンコーダ
32に与える。
【0046】カウンタ31の第1のカウンタは垂直同期信
号VDの入力にもとづいて,垂直ブランキング期間の開
始から入力する水平同期信号HDを計数し,垂直ブラン
キング期間の第17番めの水平同期信号HDを検出し,こ
の検出信号をエンコーダ32に与える。エンコーダ32は,
この水平同期信号検出信号が入力したときに,第2のカ
ウンタから第1の信号も第2の信号も入力していなけれ
ば,PI信号(図5)を発生する。このPI信号は合成
回路8に与えられる。
【0047】エンコーダ32はさらに,第2のカウンタか
ら与えられる第1の信号に応答してインターバル・タイ
ミング・パルスを出力する。このインターバル・タイミ
ング・パルスはシステム・コントローラ20に与えられ
る。システム・コントローラ20はインターバル・タイミ
ング・パルスの入力に応答してシャッタ制御回路14に高
速シャッタ・スピード動作を行うよう指令する。
【0048】6の倍数のフィールドに1回定期的に高速
シャッタ・スピードで撮影することにより再生画像が螢
光灯などのフリッカの影響を受けることを防止できる原
理について説明する。
【0049】図6は,垂直同期信号VD1 ,50Hzの繰
返し周波数をもつ交流電流によって螢光灯を点灯させた
場合の発光周期,60Hzの繰返し周波数をもつ交流電流
によって螢光灯を点灯させた場合の発光周期ならびに1
/100 秒および1/500 秒のシャッタ・スピードで撮影
した場合の螢光灯の発光量の積分値を示している。
【0050】50Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によ
って螢光灯を点灯させるとピーク周期は1/100 秒ごと
になる。また60Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によ
って螢光灯を点灯させるとピーク周期は1/120 秒ごと
になる。このために1/100 秒よりも速い1/500 秒の
シャッタ・スピードで撮影を繰返すと,それぞれの撮影
タイミングにおける映像信号の積分量A1 ,A2 ,A3
またはB1 ,B2 ,B3 が異なりフリッカとなる。
【0051】一方,撮影周期は1/60秒であるから,50
Hzまたは60Hzの繰返し周波数をもつ交流電流によっ
て螢光灯を点灯させた場合にも1/100 秒よりも速いシ
ャッタ・スピードで撮影しても,いずれも3回ごとの撮
影であればそれぞれの撮影タイミングにおける映像信号
の積分量が同じくなりフリッカが防止される筈である。
したがって3回おきの撮影により得られる積分値A1
4 またはB1 とB4とはそれぞれ等しい積分値となる
筈である。ところが,螢光灯は右から左に放電する場合
とその逆に放電する場合とでは光電差が生じる。このた
めに6回ごとの撮影であればそれぞれの撮影タイミング
における映像信号の積分量が同じくなりフリッカが防止
されることになる。すなわち積分値A1 とA7 および積
分値B1とB7 とは等しくなる。
【0052】図1に示すビデオ・カメラでは6の倍数で
あって連続するフィールド(6フィールド,12フィール
ド,18フィールドなど)ごとに1回高速シャッタ・スピ
ードでの撮影が行なわれている。このためにそれぞれの
撮影タイミングにおける映像信号の積分量が同じくな
り,フリッカが防止されることなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ・カメラの電気的構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示すビデオ・カメラでの撮影時のタイム
・チャートである。
【図3】PI信号発生回路の構成例を示している。
【図4】図1に示すビデオ・カメラによって記録される
信号を示しており,(A) は複数フィールドの記録信号
を,(B) は(A) に示す記録信号のうち垂直ブランキング
期間を示している。
【図5】映像信号に重畳されるPI信号の一例を示して
いる。
【図6】フリッカの防止を説明するためのタイム・チャ
ートである。
【符号の説明】
4 CCD 7 撮像系信号処理回路 14 シャッタ制御回路 20 システム・コントローラ 21 第1の積分回路 22 第2の積分回路 23 差分算出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−318769(JP,A) 特開 平3−297281(JP,A) 特開 昭63−164680(JP,A) 特開 平2−109473(JP,A) 特開 平5−153472(JP,A) 特開 平5−30401(JP,A) 特開 平6−22202(JP,A) 特開 平5−347729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 54/257

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する所定複数駒の撮影のうちの1回
    を高速シャッタ・スピードで露光し,そのほかは通常の
    シャッタ・スピードで露光することを周期的に繰返すシ
    ャッタ実現手段, 上記通常のシャッタ・スピードで露光されたときに第1
    の映像信号を出力し,上記高速シャッタ・スピードで露
    光されたときに第2の映像信号を出力する撮影手段, 上記第1の映像信号のレベルが,上記第2の映像信号の
    レベルとほぼ等しくなるように異なる2種類の増幅率で
    上記撮影手段から出力される第1および第2の映像信号
    を増幅する増幅回路, 上記第1の映像信号によって表わされる1駒分の第1の
    映像信号を積分して第1の積分値を出力する第1の積分
    手段, 上記第2の映像信号によって表わされる1駒分の第2の
    映像信号を積分して第2の積分値を出力する第2の積分
    手段, 隣接する上記第1の画像と上記第2の画像を表わす映像
    信号から得られる上記第1の積分値と上記第2の積分値
    との差を算定する算定手段,ならびに上記算出手段によ
    って算定される差にもとづいて,この差が無くなるよう
    に上記増幅回路の異なる2種類の増幅率を調整する調整
    手段, を備えたビデオ・カメラ。
  2. 【請求項2】 上記高速シャッタ・スピードでの露光
    が,連続する6の倍数の複数の駒の撮影のうちに1回行
    なわれるものである, 請求項1に記載のビデオ・カメラ。
  3. 【請求項3】 連続する所定複数駒の撮影のうちの1回
    を高速シャッタ・スピードで露光し,そのほかは通常の
    シャッタ・スピードで露光することを周期的に繰返し, 上記通常のシャッタ・スピードで露光されたときに第1
    の映像信号を上記高速シャッタ・スピードで露光された
    ときに第2の映像信号をそれぞれ得, 上記第1の映像信号のレベルが,上記第2の映像信号の
    レベルとほぼ等しくなるように異なる2種類の増幅率で
    上記撮影手段から出力される第1および第2の映像信号
    を増幅処理を行ない, 上記第1の映像信号によって表わされる1駒分の第1の
    映像信号を積分して第1の積分値を得, 上記第2の映像信号によって表わされる1駒分の第2の
    映像信号を積分して第2の積分値を得, 隣接する上記第1の画像と上記第2の画像を表わす映像
    信号から得られる上記第1の積分値と上記第2の積分値
    との差を算定し, 算定した差にもとづいて,この差が無くなるように上記
    増幅処理における異なる2種類の増幅率を調整する, ビデオ・カメラの制御方法。
  4. 【請求項4】 上記高速シャッタ・スピードでの露光
    が,連続する6の倍数の複数の駒の撮影のうちに1回行
    なわれるものである, 請求項3に記載のビデオ・カメラの制御方法。
JP35640692A 1992-12-22 1992-12-22 ビデオ・カメラおよびその制御方法 Expired - Fee Related JP3203278B2 (ja)

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