JPH07212706A - 映像信号記録装置及び映像信号出力装置 - Google Patents

映像信号記録装置及び映像信号出力装置

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JPH07212706A
JPH07212706A JP6006403A JP640394A JPH07212706A JP H07212706 A JPH07212706 A JP H07212706A JP 6006403 A JP6006403 A JP 6006403A JP 640394 A JP640394 A JP 640394A JP H07212706 A JPH07212706 A JP H07212706A
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JP
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signal
video signal
image
recording
image quality
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JP6006403A
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English (en)
Inventor
Go Otsubo
郷 大坪
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影時の撮像条件、撮像方式等が考慮された
映像信号を記録させることができる映像信号記録装置を
提供することを目的とする。 【構成】 撮像部1で撮影した映像信号が固体撮像素子
1bからカメラ部2に出力される。カメラ部2のカメラ
信号処理部2aあるいはVTR部3のVTR信号処理部
3aが撮影時の撮像条件、撮像方式等を画質補正情報と
して映像信号に付加された記録信号となるように信号処
理して記録再生系3cに供給している。記録再生系3c
は、この記録信号を記録媒体に記録している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊効果機能を有し、
撮影した映像信号を記録する映像信号記録装置と供給さ
れる映像信号を出力表示する映像信号出力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】映像信号を記録媒体、例えば磁気記録媒
体に記録する装置としては、例えば磁気テープを用いて
動画を記録するビデオテープレコーダとしてカメラ一体
型8mmビデオテープレコーダ等が知られている。この
ような映像信号の記録装置において、従来から磁気テー
プに記録するビデオテープレコーダは、この磁気テープ
を回転ヘッド・ドラムの周囲に巻回させ、回転ヘッド・
ドラムの回転ヘッドをヘリカル走査することにより、磁
気テープに撮影した映像を記録している。
【0003】一般に、ビデオテープレコーダは、例えば
カメラ一体型8mmビデオテープレコーダのように動画
記録を行うものであるが、最近の装置では、静止画をも
記録可能とする装置が提供されてきている。実際に8m
mビデオテープレコーダは、このような静止画の記録を
行うために、通常撮影した映像の1フィールド分あるい
は1フレーム分の画像を映像メモリに取り込んで行う方
法を採用して商品化されている。
【0004】このカメラ一体型8mmビデオテープレコ
ーダには種々の撮像方式がある。現在、一般コンシュー
マ用の8mmVTRとしては、市松パターンに配設され
たいわゆる補色の色フィルタを透過する透過光を固体撮
像素子で受光している。固体撮像素子は、一般に垂直方
向の2画素を混合して読み出す動画特性に有効なフィー
ルド読出し方式で撮像信号の出力を行っている。静止画
撮影モードにおいてこのフィールド読出し方式を用いて
固体撮像素子から信号を読み出すと、映像信号で構成さ
れる静止画像の垂直解像度は、固体撮像素子が有する画
素数から得られる垂直解像度に比べて劣化してしまい、
高画質の静止画を得ることが難しい。
【0005】このような困難を解決するため、静止画撮
影時には各画素の信号電荷を混合することなく、独立に
1フレーム期間に蓄積された信号電荷を読み出すフレー
ム読み出しによる全画素読み出し方式が適している。こ
のように動画撮影モードと静止画撮影モードとで最適な
撮像方式が異なることが知られている。このようにユー
ザが希望する撮影モードに合わせて撮像方式を切り換え
て撮影すれば、それぞれの撮影モードに応じた最適な画
像を供給し記録することができる。
【0006】さらに、一層ユーザに対して付加価値の高
いカメラ一体型の8mmビデオテープレコーダが様々提
案されてきている。具体的には、いわゆるカメラ一体型
の8mmビデオテープレコーダのような小型のビデオテ
ープレコーダは、小型であることを利点の一つとしてユ
ーザと共に様々なところへ持ち運ぶことができる。しか
しながら、このカメラ一体型の8mmビデオテープレコ
ーダでは自由に持ち運ぶことができても、場所によって
撮影時の入射光量が足りない場所もある。このような例
として室内のような場所での光量不足を補うため、カメ
ラ一体型の8mmビデオテープレコーダには、特に、静
止画撮影モードにおいて普通のカメラのようにストロボ
ライトを閃光発光させるように提案されているものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このカメラ
一体型の8mmビデオテープレコーダは、例えば記録時
の映像信号を外部にスルー出力する場合も再生時に再生
した再生映像信号を出力する場合も単に映像信号だけを
出力し、撮影時の撮像条件に関する情報を一切出力しな
い。
【0008】このため、カメラ一体型の8mmビデオテ
ープレコーダが映像信号だけを出力していると、動画像
が連続して記録されている映像信号の中から例えばフィ
ールド単位で単発的にしか記録されていない静止画画像
を確実に映像メモリに取り込むことができない。さらに
は、静止画撮影モードでフラッシュ発光させて被写体を
静止画撮影しても再生時にこの静止画がフラッシュ発光
により撮影されたものかどうかを何等知ることができな
いことになる。したがって、折角フラッシュ発光させて
撮影しても供給された映像信号を再生側で再生した際に
例えばフラッシュ発光に対応していない白バランスの条
件で再生されてしまうことになる。この再生によって、
フラッシュ発光させて撮影した画像の白バランスの条件
と再生側の表示機器の白バランスの条件とが異なること
から、再生側の表示機器は、白バランス調整にずれが生
じて最適な画像の表示を行うことができない。
【0009】また、前述したように撮像方式を撮影モー
ドに応じて切り換えて最適な撮影を行っても、再生側の
表示機器としてカメラ一体型8mmビデオテープレコー
ダの再生側では、記録時の撮像方式の識別ができないた
め、記録時の撮像方式に応じた最適の再生を行うことが
できない。
【0010】このような再生側の表示機器には、記録再
生系を有するカメラ一体型8mmビデオテープレコーダ
の他に例えば供給される映像信号を表示するモニタディ
スプレイや映像信号による画像を印刷するビデオプリン
タがある。これらの映像信号の表示機器も前述したよう
に撮像状態に関係なく映像信号の表示や印刷が行われ
る。この出力される画像には、撮像時の撮影条件や撮像
方式等を踏まえた適切な画質補正が行われないため、白
バランス調整が良好でなかったり、撮像方式に応じてそ
れぞれ画像の空間分解能や時間分解能の良好な画像を出
力させることができない。
【0011】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、撮影時の撮像条件、撮像方
式等が考慮された映像信号を記録させることができる映
像信号記録装置を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、上記目的を可能にする映
像信号に対して撮影時の撮像条件、撮像方式等を考慮し
た画質補正を行って最適な映像信号を出力することがで
きる映像信号出力装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号記
録装置は、撮影した映像信号を記録媒体に記録する映像
信号記録装置であって、上述した課題を解決するため、
撮影時に再生時の画質補正を行わせるための画質補正情
報を映像信号に付加して記録信号とする情報付加部と、
情報付加部からの出力信号を記録媒体に記録する記録系
とを備える。
【0014】ここで、画質補正情報には、撮像時の撮影
方式を示す撮像方式情報や撮影時の条件に応じた映像信
号の色調整を行う白バランス情報が含まれている。ま
た、情報付加部には、映像信号中の例えば垂直ブランキ
ング期間に画質補正情報を入れる場合、カメラ信号処理
部が対応し、記録媒体に記録する記録信号中の例えばビ
デオサブコードに画質補正情報を入れる場合、VTR信
号処理部が対応する。
【0015】また、本発明に係る映像信号出力装置は、
供給される映像信号を出力表示する映像信号出力装置で
あって、上述した課題を解決するため、この供給される
映像信号と撮影時の画質補正する画質補正情報とを入力
信号から分離する映像・画質補正情報分離部と、映像・
画質補正情報分離部からの画質補正情報に応じて上記映
像信号に画質補正を施す画質補正部とを備える。
【0016】ここで、画質補正部は、映像メモリと信号
処理部とで構成されている。
【0017】
【作用】本発明に係る映像信号記録装置では、情報付加
部で撮影した映像信号と共に撮影時の画質補正情報を付
加させるべく信号処理して記録系に供給している。記録
系は、この信号処理された画質補正情報を記録媒体に記
録している。
【0018】画質補正情報には、撮像時の撮影方式を示
す撮像方式情報や撮影時の条件に応じた映像信号の色調
整を行う白バランス情報が含まれていることから、再生
時に撮影時の撮像方式や白バランスを供給する。
【0019】また、本発明に係る映像信号出力装置で
は、映像・画質補正情報分離部で供給される映像信号と
撮影時の画質補正情報とを分離し、画質補正部で分離し
た画質補正情報に応じて映像信号を補正して例えば最適
な白バランス調整や撮像方式に対応した映像信号の空間
分解能あるいは時間分解能の高い画像を出力する。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る映像信号記録装置及び映
像信号出力装置の実施例について、図面を参照しながら
説明する。本発明の映像信号記録装置は、いわゆるカメ
ラ一体型の8mmビデオテープレコーダ(以下、単にカ
メラ一体型8mmVTRという)に本発明を適用した一
例である。
【0021】この実施例におけるカメラ一体型8mmV
TRは、例えば図1に示すように、光学系として複数の
レンズ群で構成し、これらのレンズ群を透過した透過光
を結像させるレンズ系1aと、このレンズ系1aの透過
光を電気信号に変換する固体撮像素子1bとで構成され
る撮像手段としての撮像部1と、固体撮像素子1bから
の出力信号を例えば現行放送方式の映像信号にするカメ
ラ部2と、カメラ部2からの出力信号を記録するVTR
部3と、撮像部1、カメラ部2及びVTR部3を制御す
る制御系4とで構成される。
【0022】また、このカメラ一体型の8mmVTR
は、図1に示すように例えばオプション機能として被写
体に対して照明用閃光を発光させる閃光発光手段として
のフラッシュ部5を配設できるようになっている。
【0023】撮像部1のレンズ系1aは、複数のレンズ
群で構成して例えばズーム操作スイッチによるキー信号
を制御系4に供給し制御系4からの制御信号に応じてズ
ーム動作を行う。また、レンズ系1aは、固体撮像素子
1b、カメラ部2を介して供給される信号から制御系4
が出力する制御信号でレンズ系1aのアイリス絞りを制
御する。このアイリス制御により、レンズ系1aは入射
光量を絞って調整されて露出制御が行われる。
【0024】固体撮像素子1bは、電子シャッタの開閉
制御等の各種タイミング制御が制御系4からの制御信号
に応じて行われる。また、このタイミング制御によっ
て、固体撮像素子1bは、例えば現行放送方式の一つで
あるNTSC方式に準拠した映像信号をカメラ部2に出
力する。
【0025】カメラ部2は、カメラ信号処理部2aと固
体撮像素子1bに駆動信号を供給する駆動制御部2bと
で構成される。カメラ部2は、撮像部1から出力される
映像信号をカメラ信号処理部2aに入力する。このカメ
ラ信号処理部2aは、映像信号中の例えば垂直ブランキ
ング期間に画質補正情報を入れる場合、画質補正情報を
上記映像信号に付加して記録信号とする情報付加手段に
なる。
【0026】また、カメラ信号処理部2aは、例えば輝
度信号Yと色信号Cに分離してそれぞれに輝度信号処理
と色信号処理を施す。カメラ信号処理部2aは、輝度信
号処理として例えば映像信号の信号レベルをゲイン調整
するAGC(Auto Gain Control) 制御を制御系4から
の制御信号に応じて行っている。また、カメラ信号処理
部2aは、色信号処理として例えば映像信号の白バラン
スの調整を行っている。これらの各種の信号に対して調
整を行うため、カメラ信号処理部2aは、例えばカメラ
信号処理部2aをスルーさせた信号をそのまま制御系4
に出力している。
【0027】また、図示していないが、カメラ一体型の
8mmVTRの音声信号処理部は、周囲環境の音をマイ
クで集音したオーディオ信号を出力する。この音を制御
系4からの制御信号のタイミングで例えばディジタル信
号に変換してもよい。変換されたディジタル信号を基に
PCM処理してPCMオーディオ信号にしてもよい。集
音したオーディオ信号が、PCMオーディオ信号とアナ
ログ信号と2つの形態でそれぞれ記録再生系3cに送ら
れればよい。
【0028】VTR部3は、カメラ信号処理部2からの
供給される映像信号を入力しVTR用信号の処理を施す
VTR信号処理部3aと、映像信号を制御信号に応じて
一時的に書き込み、また、書き込まれた映像信号を制御
信号に応じて読み出す映像メモリ3bと、記録時にVT
R信号処理部3aからの出力信号を磁気テープに記録
し、再生時に磁気テープに記録している情報を再生する
記録再生系3cとで構成される。ここで、VTR信号処
理部3aは、記録媒体に記録する記録信号中の例えばビ
デオサブコードに画質補正情報を入れる場合、画質補正
情報を上記映像信号に付加して記録信号とする情報付加
手段になる。
【0029】VTR処理部3aは、図示しない音声信号
処理部の出力信号と、カメラ信号処理部2aからの映像
信号を信号処理して出力端子6から出力する。この映像
信号をディスプレイに供給することにより、このカメラ
一体型8mmVTRが撮影した状況をモニタすることが
できる。VTR信号処理部3aには、制御系4から後述
するVTRのフォーマットに対応したVTR信号を生成
するように制御信号が供給される。VTR信号処理部3
aは、磁気テープから再生されたPCMオーディオ信号
をデコードしてアナログ信号に変換するアナログオーデ
ィオ信号処理部を有している。
【0030】また、VTR信号処理部3aは、カメラ信
号処理部2aからの映像信号をディジタル信号に変換す
る。このディジタル映像信号が、制御系4のメモリ制御
信号に応じて映像メモリ3bに出力される。VTR信号
処理部3aは、制御系4のメモリ制御信号に応じて映像
メモリ3bから出力されるディジタル映像信号をアナロ
グ信号に変換している。このVTR信号処理部3aに
は、特殊効果処理を施すため、供給された映像信号に対
してディジタル信号処理部を設けている機種もある。
【0031】上記映像メモリ3bは、例えばフィールド
メモリやフレームメモリで構成される。映像メモリ3b
は、上述したように制御系4によるメモリへの信号の書
込み/読出し制御が行われる。
【0032】記録再生系3cは、記録時に記録系を介し
て画質補正情報が書込みされた映像信号あるいは後述す
る提案されているVTRの記録フォーマットにされた映
像信号を磁気テープに記録する。再生時には再生系で磁
気テープの記録トラックに記録されている映像信号が例
えば回転ヘッド・ドラムを介して再生される。また、例
えばオーディオ信号はオーディオ用の固定ヘッドを介し
て再生している。
【0033】制御系4は、撮影時の画質補正するための
画質補正情報を記録媒体に記録する記録信号中への付加
させる制御を行っている。制御系4は、図1の構成では
撮像部1、カメラ部2、VTR部3及びフラッシュ部5
の動作をユーザの操作や供給される映像信号を基に制御
している。
【0034】最後に、フラッシュ部5は、制御系4から
の制御信号を基に点灯タイミングを制御する点灯制御部
5aと、この点灯制御部5aから供給される点灯制御信
号に応じて充電と放電を行うコンデンサ5bと、コンデ
ンサ5bからの瞬間的な放電によって閃光を発するスト
ロボライト5cとで構成される。これらの構成は、カメ
ラ一体型8mmVTRの装置に内蔵している。この構成
にすると、ストロボライト5cを外付けした場合に比べ
てデザイン的にも携帯性の上でもユーザに対して付加価
値の高い商品として提供することができる。
【0035】また、コンデンサ5bに充電させる際のバ
ッテリは、各部を駆動するために設けられている本体内
蔵のバッテリを兼用してもストロボライト専用に設けて
も構わない。ストロボライト5cの発光は、撮影時の露
光が足りないと判断されているときだけ発光する制御を
行うことでバッテリのロスを抑えることができる。
【0036】このフラッシュ部5は、カメラ一体型の8
mmVTRにおいて、例えば内臓させている。しかしな
がら、例えば被写体として人物の撮影時にフラッシュを
使用すると撮影した人物の眼が赤化してしまう。このよ
うな現象は一般に赤眼現象と呼ばれている。この原因は
フラッシュ発光が人物の眼に入射し、この際に網膜の血
管を照射するので、眼からの反射光がレンズ系に対して
正反射すると撮影した人物の眼が赤色を呈してしまうこ
とによっている。カメラ一体型の8mmVTRはフラッ
シュを2回所定の時間間隔で連続発光させる等の発光制
御でこの赤眼現象に対処している。また、後述するよう
にフラッシュを2回所定の時間間隔で連続発光させるこ
とによって、静止画撮影モードの静止画の画質を高める
こともできる。
【0037】ここで、簡単にカメラ一体型の8mmVT
Rでフラッシュ発光させて静止画を撮影する場合につい
て図2を参照しながら説明する。静止画記録用スイッチ
(図示せず)はシャッタボタンとフラッシュスイッチと
を兼用して使われる。なお、フラッシュ専用スイッチと
してはユーザが動画用に使用する通常の記録開始のスイ
ッチを兼用させるようにしてもよい。ユーザはカメラ一
体型の8mmVTRを静止画撮影モードにしてユーザが
撮影したいというシーンで静止画記録用スイッチを押
す。この静止画記録用スイッチが押されると、例えば図
2(a)に示すように、シャッタ信号が図1の入力端子
7を介して制御系4に供給される。制御系4は、カメラ
信号処理部2aから供給される露出光量情報から設定さ
れている露出が十分か否かを判断している。十分な露出
が得られると判断したとき、フラッシュの発光を行わず
そのままに静止画の記録を行う。このとき、記録トラッ
クにそれぞれ連続して記録し複数回静止画記録を行って
もよい。
【0038】また、制御系4で十分な露出が得られな
い、すなわち露出光量不足と判断したとき、制御系4
は、各部に制御信号を送出してストロボライト5cが閃
光発光させてフラッシュ機能を正常に動作させる。
【0039】先ず、ストロボライト5cが閃光発光した
際に被写体がカメラ一体型8mmVTRのレンズ系1a
のガイド数で良質な鮮明画像が得られるようにアイリス
の絞りが制御される。また、制御系4は、同時にカメラ
信号処理部2aに対するAGC制御及び白バランス調整
を設定する。特に、制御系4は、ストロボライト5cが
発光した際の発光色温度が最適な値で白バランス調整で
きるように例えば赤(R)と青(B)の固定値をそれぞ
れカメラ信号処理部2aに出力する。また、制御系4
は、ストロボライト5cが発光した際の発光タイミング
に合わせて固体撮像素子1bの電子シャッタの開閉が行
われるように制御信号を出力する。
【0040】図2(b)に示すように制御系4は静止画
記録用スイッチが押されたと略々同時に出力するアイリ
スの絞り制御を開始する。しかしながら、アイリスの絞
り制御はアイリス応答が安定するまでの過渡応答時間T
TJ1 が数フィールドから十数フィールドの時間を要して
しまう。同様に、カメラ信号処理部2aではAGC応答
が回路が有する時定数や人間の目による遅れで図2
(f)に示すような立ち上がり波形になる。
【0041】また、図2(d)の白バランス調整が、カ
メラ信号処理部2aへの通信遅延によって調整の立ち上
がりが遅れる。同じ理由からこの遅れに合わせて制御系
4は、図2(e)の電子シャッタの開閉制御が白バラン
ス調整での遅延時間と同じに設定している。ここで、1
Vは垂直同期信号の時間を示す。実際に、図2(e)に
示す電子シャッタの開かせるまでの遅延時間TO は例え
ば2〜3Vである。
【0042】このように各部を制御系4により例えば白
バランス調整値のような固定値を設定する調整や過渡応
答による遅延を考慮しかつアイリス応答が安定してから
ストロボライト5cの発光がおこるようタイミングを設
定している。このストロボライト5cは、固体撮像素子
1bが読み出しを開始する1/1000秒前で発光させる。こ
のため、図2(c)に示すフラッシュの発光時間T
FLは、それぞれ1/1000秒のオーダで終了させる。この発
光が終了した後に固体撮像素子1bからの撮像出力信号
が、各閃光発光終了後にメモリ制御信号の一つである図
2(g)の取り込みパルス、すなわちフリーズパルス
(Freeze pulse)FP1の供給により映像メモリ3bに
フィールド信号として出力される。
【0043】なお、図示しないが、より高画質の静止画
を撮影するためフラッシュを所定期間内に連続2回発光
させて映像メモリ3bにフレーム信号を取り込ませるよ
うにすると、カメラ一体型の8mmVTRは、垂直解像
度の高い静止画像を得て記録することができる。
【0044】映像メモリ部3bは、フィールド信号が供
給されることから1フィールドの画像情報を取り込むこ
とになる。また、各発光開始からフリーズパルスの立ち
下がりまでの一連の時間は、それぞれ1フィールド以内
で行う。また、ストロボライト5cの発光後から電子シ
ャッタの閉じるまでの期間TOFは、例えば2〜3Vであ
る。
【0045】ここで、制御系4は、フラッシュの発光と
同時に画質補正情報として取り込むように図2(h)に
示す情報取込みパルスを発生させる。この情報取込みパ
ルスは、例えば白バランス、アイリス絞り、電子シャッ
タの開閉期間、撮像方式やフラッシュ発光の有無に関す
る撮像状況を示す情報をディジタル信号に変換してメモ
リに記憶する。このメモリに記憶されたディジタル情報
が画質補正情報となる。このメモリは、例えばカメラ信
号処理部2a内に配設したメモリやVTR信号処理部3
a内に配設されているメモリを使用する。
【0046】このようにフラッシュ部5の発光が制御制
御されることにより、露光光量不足を補って適正な露光
が行われる。これによって鮮明な静止画像をVTR部3
に供給して記録することができる。
【0047】次に、上述したメモリに供給した画質補正
情報を映像信号内に書き込む場合について図3を参照し
ながら説明する。この場合、カメラ信号処理部2aが情
報付加部に相当する部分になっている。カメラ信号処理
部2aは、制御系4の制御によってメモリからこの画質
補正情報を映像信号の垂直ブランキング期間に付加させ
る。映像信号の垂直ブランキング期間内の画質補正情報
の書き込み領域Wは、例えば奇数フィールドでは図3の
数字1から20が示すように第1Hから第20Hまでの
区間に行う。書き込み領域Wの画質補正情報は例えば2
値のNRZ信号で論理「0」が映像信号のペデスタルレ
ベル「0%」、論理「1」が映像信号の白レベル「10
0%」に対して「70%」で付加するようにしてもよ
い。
【0048】また、図4に示すようにメモリに供給した
画質補正情報を記録トラックに設けているビデオサブコ
ード領域内に書き込む場合、VTR信号処理部3aが情
報付加部に相当する部分になっている。VTR信号処理
部3aは、制御系4の制御によってVTR信号処理部3
a内のメモリにこの画質補正情報をビデオサブコード領
域VSCに記録するように信号処理を行う。
【0049】このビデオサブコード領域VSCは、8mm
VTRの規格として提案されているものである。このビ
デオサブコードについて図4と図5を参照しながら説明
する。このビデオサブコード領域VSCは、図4のPCM
オーディオ信号が記録されるPCM音声信号記録領域A
PCM と、映像信号が記録されるビデオ記録領域Vとの間
に形成される付属情報記録領域である。この1本の記録
トラックのビデオ記録領域Vには、矢印H方向に回転磁
気ヘッドをヘリカル走査させながら、フィールド信号が
記録される。磁気テープには図4の矢印L方向に送って
記録が行われている。
【0050】このビデオサブコード領域VSCに記録する
ビデオサブコードには、共通フォーマットである5ブロ
ックビデオサブコードと1ブロックビデオサブコードと
がある。特に、5ブロックビデオサブコードは、データ
の記録領域が広いため、例えばテレビジョン放送を録画
した際のチャンネル情報やカメラ撮影時の撮影情報等の
様々な付属情報の記録を行うことができる。カメラ撮影
時の撮影情報を記録する際に効果的である。
【0051】ここで、5ブロックビデオサブコードは、
図5に斜線で示すようにビデオサブコード領域VSCに記
録され、PCMオーディオ信号記録領域APCM から0.1H
の間隔を開けた位置から“1”のデータが記録されるイ
レーズコードと、1.0Hにわたって頭出し用として記録さ
れるサーチマークと、0.8Hにわたって記録されるデータ
とからなっている。なお、サーチマークは、インデック
スがある場合“0”が記録され、インデックスがない場
合“1”が記録される。
【0052】データは、1ブロックを51ビットずつで
構成し、図5に示すようにブロック0〜ブロック4の計
5ブロックに分けて記録される。このブロック4の後段
には1.5T+1.5Tを1組とした12組の信号からなるエン
ドマークが記録される。
【0053】さらに、1ブロックについて説明すると、
1ブロックは、3ビットの同期信号と、それぞれ8ビッ
トのワード0〜ワード4の計5ワード、すなわち40ビ
ットと、8ビットの誤り訂正符号とからなっている。
【0054】このように定義されているビデオサブコー
ド領域VSCに画質補正情報を付加して記録を行ってい
る。このように構成することにより、カメラ一体型の8
mmVTRは、従来のカメラ一体型の8mmVTRが記
録できなかった撮影時の撮像情報を記録することができ
るようになる。
【0055】このように画質補正情報が記録されている
磁気テープを再生したり、撮像した映像信号を映像表示
機器に供給した場合、各映像表示機器では撮影状況を反
映させ、その際の最適な画像表示ができるように調整す
ることができる。
【0056】次に、本発明に係る映像信号出力装置につ
いて図6を参照しながら説明する。ここで、この実施例
としては本発明をビデオプリンタに適用した一例を説明
する。また、このビデオプリンタは、カメラ一体型の8
mmVTRからの出力信号を入力端子10を介して入力
している。ビデオプリンタは、例えば図6に示すよう
に、映像信号と上記画質補正情報とを分離する映像・画
質補正情報分離部11と、映像・画質補正情報分離部1
1からの画質補正情報に応じて上記映像信号に画質補正
を施す画質補正部12とを有している。画質補正部12
は、後述するように画質補正情報に応じた信号処理に対
応できるように画質補正回路を有している。画質補正部
12は、使用する印画紙の性能を引き出すように画質補
正された出力信号をビデオプリンタ内の印刷部13に供
給し、外部出力端子14からは表示させるテレビジョン
受像機の性能を引き出すように画質補正された出力信号
を出力している。
【0057】映像・画質補正情報分離部11は、入力信
号として供給される映像信号の垂直ブランキング期間に
付加されている画質補正情報を取り出したり、再生映像
信号に含まれているビデオサブコード領域からのサブコ
ードを映像信号と分離抽出する。前者の場合、垂直ブラ
ンキング期間に付加されている信号レベルを検出するこ
とによって画質補正情報を取り出す。また後者の場合の
分離抽出には、例えばデマルチプレクサのように信号を
抜き出す時間領域を設けてやればよい。映像・画質補正
情報分離部11は、分離抽出した画質補正情報やサブコ
ードに対して例えばデコード処理を施して各種の撮影時
の白バランス、アイリス絞り、電子シャッタの開閉期
間、撮像方式やフラッシュ発光の有無に関する撮像状況
を示す情報を供給された映像信号の情報としてメモリに
取り込む。映像・識別情報分離部11は、分離抽出した
画質補正用識別情報とこのビデオプリンタの性能及び使
用する印画紙の性能を考慮して最適な印刷を行わせる制
御信号を画質補正部12に出力する。
【0058】上記画質補正部12は、映像メモリ12a
と信号処理部12bとで構成される。画質補正部12の
映像メモリ12aには、画質補正用識別情報以外の映像
信号がディジタル画像情報として供給される。映像メモ
リ12aは、このディジタル画像情報を信号処理部12
bに供給する。また、信号処理部12bには、映像・識
別情報分離部11から制御信号が供給される。信号処理
部12bは、供給された映像信号にこのビデオプリンタ
の性能及び使用する印画紙の性能を考慮した最適な画質
補正が行われた映像信号を印刷部13に出力する。ま
た、この信号処理部12bは、映像信号の輝度や色相等
を制御信号に基づいて自動的に画質補正を行い、外部出
力端子14からモニタやテレビジョン受像機等に出力す
る。
【0059】撮像方式や撮影条件に応じた映像信号を出
力させる画質補正部12での撮像方式に関する画質補正
の動作の具体例をいくつか示す。カメラ一体型の8mm
VTRは、図7(a)、(b)に示すように、縦ストラ
イプの色コーディングを採用したカラーカメラシステム
である。縦ストライプの色コーディングを行うための色
フィルタは、原色または補色で水平方向の1ラインに
“R”、“G”、“B”の3画素が繰り返し配されてい
るパターンを用いている。このようなパターンの色フィ
ルタを用いると、固体撮像素子からのフィールド読出し
とフレーム読出しが可能になる。ここで、現行放送は、
図7(a)、(b)に示すように第1フィールドとして
のラインn、n+1、n+2と第2フィールドとしての
ライン(n+263)、(n+264)とに分けて映像
信号を走査させるインターリーブ走査を行わせて1枚の
画像を構成している。
【0060】固体撮像素子からのフィールド読出し方式
は、例えば第1フィールドの第n番目の走査線として縦
方向に隣接する各2画素を混合して読み出している。第
2フィールドの第(n+263)番目の走査線は、第n
番目の走査線を求める際に使用した色フィルタのパター
ンを縦方向に1つずらした画素に隣接した各2画素を混
合して読み出している。したがって、フィールド読出し
方式は、例えば現行放送方式の一つであるNTSC方式
で1/60秒で読み出すことにより動解像度に優れた画
像を構成することができるが、2本の水平ラインから1
本得られる信号を混合しているため垂直解像度が一般に
350TV本程度と劣化してしまう。
【0061】また、固体撮像素子からのフレーム読出し
方式は、例えば図7(b)に示すように、個々の水平ラ
インを各フィールドで使用するラインとして読み出すこ
とから、垂直解像度に優れた画像を提供することができ
るが、例えばNTSC方式では1/30秒毎の読み出し
のため動解像度が低下してしまう。
【0062】このため、フィールド読出し方式は、動画
撮像に適しており、フレーム読出し方式は静止画撮影に
適していることが判る。そこで、カメラ一体型の8mm
VTRは、それぞれの読出し方式による撮像方式に応じ
た信号処理をして出力させれば、それぞれの撮影画像を
最適な画質にすることができる。しかしながら、カメラ
一体型の8mmVTRは、この信号処理を満足させる
と、回路規模の大型化によって小型軽量化、低消費電力
という目的を満足させることができない。
【0063】また、一般のビデオプリンタやテレビジョ
ン受像機等の表示機器は、このような撮像方式で撮影さ
れた映像信号を対応する信号処理して表示させるだけで
ある。したがって、表示機器は、一種類の画一的な信号
処理しかできない。すなわち、例えば表示機器がテレビ
ジョンモニタの場合、一般的に信号のアパーチャ特性は
一種類しか有していないため、フィールド読出し方式か
フレーム読出し方式のいずれか一方にしか対応できな
い。
【0064】ここで、カメラ一体型の8mmVTRは、
画質補正情報としてフィールド読出し方式かフレーム読
出し方式のいずれかであるか情報を映像信号と共に出力
させたり、記録時に磁気テープに記録させる。これによ
り、表示装置側の映像・画像補正情報分離部11で、撮
影した信号や再生した信号を入力した際に、映像信号と
画質補正情報とが分離される。
【0065】映像・画像補正情報分離部11は、撮影時
の撮像方式がフィールド読出し方式かフレーム読出し方
式のいずれであったかを画質補正情報から知る。図6の
示した信号処理部12bは、フィールド読出し方式とフ
レーム読出し方式のどちらにも対応できる信号処理回路
を有している。信号処理部12bは、この映像・画像補
正情報分離部11からの画像補正情報に応じて信号処理
を行う。例えば、テレビジョンモニタには、信号処理部
12bで撮影時フィールド読出し方式で読み出しを行っ
ていたことを示す画像補正情報が供給されると、モニタ
のアパーチャ特性のブースト量をフレーム読出し方式の
画像補正情報が供給されたときよりも多くする。これに
より、表示機器は、テレビジョンモニタに出力される画
像の画質の鮮鋭度を向上させることができる。
【0066】また、表示機器がビデオプリンタの場合、
上述した読出し方式に応じて信号のアパーチャ特性のブ
ースト量を変化させると、ビデオプリンタは、より鮮鋭
度の高い画質のプリントを印刷させることができる。
【0067】さらに、カメラ一体型の8mmVTRに
は、全画素読出し方式という撮像方式がある。この色フ
ィルタの配色パターンは、例えば図7(c)に示すよう
なパターンで配色されている。この全画素読出し方式で
は、固体撮像素子が独立した2本の水平レジスタを持
ち、ライン(n+偶数)とライン(n+奇数)を垂直レ
ジスタで混合することなく、同時に蓄積した信号電荷を
読み出すことができる。したがって、図7(c)に示し
た場合、カメラ一体型の8mmVTRは、全画素読出し
方式を示す画質補正情報と共に、ラインn〜n+5まで
の6ラインの信号を例えば輝度信号Yと色信号Cとに分
解して出力あるいは記録する。表示機器では、供給され
た画質補正情報から全画素読出し方式であることを識別
して輝度信号Yと色信号Cとを合成して画像を構成す
る。
【0068】このようにして全画素読出し方式で読み出
された信号であることを画質補正情報として表示機器側
で知ることができ、かつこの全画素読出し方式に対応で
きる信号処理回路を信号処理部12bが有することによ
り、表示機器は、信号処理によってNTSC方式のフィ
ールド/フレーム読出し方式だけでなく、PAL方式の
フィールド/フレーム読出し方式や倍速スキャン信号に
も対応させることができる。これにより、表示機器のス
キャンを最適化することが容易にできるようになると共
に、例えば撮影時の撮像方式を選択し、撮像方式に合わ
せた最適な画質にする映像信号の信号処理部分を表示機
器側に配することで、カメラ一体型の8mmVTRの回
路規模を低減することができる。
【0069】このように構成することにより、撮像方式
や撮影条件に応じた映像信号にして画像が構成されるの
で、容易に最適な画像の出力を行わせることができるよ
うになる。
【0070】以上のように構成することにより、カメラ
一体型の8mmVTRは、撮影時の撮像条件を磁気テー
プに記録できるので、従来のカメラ一体型の8mmVT
Rでは再生時や撮像した画像を出力時に表示機器側に画
像補正情報として撮影条件や撮像方式を知らせることが
でき、出力時にこの画像補正情報を考慮させることがで
きる。
【0071】また、ビデオプリンタは、カメラ一体型の
8mmVTRからの出力信号を入力した際に被写体を撮
影した撮像条件を画像補正情報と映像信号とを分離して
抽出した画像補正情報を基した制御信号で映像信号に対
する信号処理が行われることにより、画像補正情報が考
慮された最適な画質の画像を出力でき、例えば表示機器
がビデオプリンタの場合、使用する印画紙の性能を引出
し最適な画質に補正して印刷することができる。
【0072】特に、動画と静止画とで最適な画像を得る
ため固体撮像素子に蓄積した電荷読出しを最適に行う撮
像方式を適用したことを画質補正情報から識別して画像
を画質補正することにより、映像信号出力装置から出力
される画像を画像補正情報が考慮された最適な画像にす
ることができる。また、フラッシュを発光させて撮影し
た場合もフラッシュの有無及びこの有無に対応する白バ
ランスのデータを知ることにより、最適な色に表現させ
ることができる。
【0073】映像信号出力装置は、撮像方式に合わせた
最適な画質にする映像信号の信号処理部分を映像信号出
力装置側に配することで、カメラ一体型の8mmVTR
の回路規模を低減することができる。
【0074】なお、本実施例における記録再生系のフォ
ーマットは、8mmVTRの規格で行うと説明したが、
このフォーマットに限定されるものでなく、あらゆるフ
ォーマットのビデオテープレコーダに使用できることは
明かである。また、同時に記録する情報信号を利用する
ことにより、例えばビデオプリンタや編集機器等との連
動を図って様々な使用を行うことができる。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る映像信号記録装置では、撮
影時の撮像条件を磁気テープに記録できるので、従来の
カメラ一体型の8mmVTRでは再生時や撮像した画像
を出力時に表示機器側に画像補正情報として撮影条件や
撮像方式を知らせることができ、出力時にこの画像補正
情報を考慮させることができる。
【0076】また、本発明に係る映像信号出力装置は、
映像信号記録装置からの出力信号を入力した際に被写体
を撮影した撮像条件を画像補正情報と映像信号とを分離
して抽出した画像補正情報を基にした制御信号で映像信
号に対する信号処理が行われることにより、画像補正情
報が考慮された最適な画質の画像を出力でき、例えば表
示機器がビデオプリンタの場合、使用する印画紙の性能
を引出し最適な画質に補正して印刷することができる。
【0077】特に、動画と静止画とで最適な画像を得る
ため固体撮像素子に蓄積した電荷読出しを最適に行う撮
像方式を適用したことを画質補正情報から識別して画像
を画質補正することにより、映像信号出力装置から出力
される画像を画像補正情報が考慮された最適な画像にす
ることができる。また、フラッシュを発光させて撮影し
た場合もフラッシュの有無及びこの有無に対応する白バ
ランスのデータを知ることにより、最適な色に表現させ
ることができる。
【0078】また、映像信号出力装置は、撮像方式に合
わせた最適な画質にする映像信号の信号処理部分を映像
信号出力装置側に配することで、カメラ一体型の8mm
VTRの回路規模を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号記録装置の概略的なブロ
ック図である。
【図2】上記映像信号記録装置でフラッシュ発光させる
際のタイミングチャートである。
【図3】上記映像信号記録装置で画質補正情報を付加す
る映像信号中の領域を示す図である。
【図4】上記映像信号記録装置で使用する記録媒体の記
録領域を模式的に示す図である。
【図5】上記記録領域の5ブロックビデオサブコードの
記録フォーマットを示す図である。
【図6】本発明に係る映像信号記録装置と映像信号出力
装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図7】撮像方式による信号電荷の読出し方式を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 撮像部 2 カメラ部 3 VTR部 4 制御系 5 フラッシュ部 6 出力端子 1a レンズ系 1b 固体撮像素子 2a カメラ信号処理部 2b 駆動制御部 3a VTR信号処理部 3b 記録再生系 5a 点灯制御部 5b コンデンサ 5c ストロボライト 10 入力端子 11 映像・画質補正情報分離部 12 画質補正部 13 印刷部 14 出力端子 12a 映像メモリ 12b 信号処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した映像信号を記録媒体に記録する
    映像信号記録装置であって、 撮影時に再生時の画質補正を行わせるための画質補正情
    報を映像信号に付加して記録信号とする情報付加手段
    と、 該情報付加手段からの記録信号を記録媒体に記録する記
    録手段とを有することを特徴とする映像信号記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画質補正情報には、撮像時の撮影方
    式を示す撮像方式情報が含まれることを特徴とする請求
    項1記載の映像信号記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画質補正情報には、撮影時の条件に
    応じた映像信号の色調整を行う白バランス情報が含まれ
    ることを特徴とする請求項1記載の映像信号記録装置。
  4. 【請求項4】 供給される映像信号を出力表示する映像
    信号出力装置であって、 この供給される映像信号と撮影時の画質補正する画質補
    正情報とを入力信号から分離する情報分離手段と、 該情報分離手段からの画質補正情報に応じて上記映像信
    号に画質補正を施す画質補正手段とを有することを特徴
    とする映像出力装置。
JP6006403A 1994-01-25 1994-01-25 映像信号記録装置及び映像信号出力装置 Pending JPH07212706A (ja)

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Effective date: 20030916